どうもこのところ、大河ドラマ『花燃ゆ』に対してかなり点数が辛いかとは思います。しかし、史実に沿った部分よりも、女性たちの台所仕事関係、あるいは何か無理に史実に絡ませた部分がやけに多く、その分本来の志士たちの活動の描写が制限されるのであれば、大河ドラマとしてはどこか本末転倒ではないかと、首をかしげたくもなるわけです。私は観ていませんが、ウィキペディアによれば、『江』でもかなり
奇妙な描写 がなされていたらしい。ちなみに、『花燃ゆ』のチーフプロデューサーによれば、これもウィキですが、このような記述があります。
「また土屋勝裕チーフプロデューサーは学園ドラマ、ホームドラマであると言っている」
ちなみに出典はこちらの記事です。
「吉田松陰の妹なんて知らないよ」「幕末を描けるのか」…新大河『花燃ゆ』主人公めぐる“困惑”と“自信” この記事を見る限り、どうもこの時のプロデューサーのコメントが、今現在裏目に出ているような印象を受けてしまいます。そもそも学園ドラマとかホームドラマは、大河の枠でやることなのでしょうか。
以前「どぶろっく」の出演に絡んだ記事で、こう書きました。
余談ですが、かつてラグビー日本代表が、国際試合、特にワールドカップで好成績を出せないのに、コーチが自分の責任を認めず、すべて選手や強化環境にのみ責任を押し付けたのを思い出します。
誰も、何かを指導する、あるいは指揮する場合に、間違ったことを教えようとは思いません。自分がやることにある程度の自信があるはずですが、ただ、思うような結果が出なかった場合、どのような修正が出来るかもまた求められて来ます。特にスポーツは、勝敗、あるいは試合内容によってコーチの評価は決まります。しかしこの時の代表チームは、チームとして統一されておらず、選手選びもどこか中途半端で、さほどの修正は見られないままワールドカップに赴き、最終的にはニュージーランド代表のオールブラックスに、100点以上の点差をつけられました。ラグビーは得点方法が複数あるため、スコアが大きくなるのですが、100点ゲームというのはそう頻繁にはありません。その後も紆余曲折を得て、今はこの時期に比べたら、大分まともになっています。
ドラマの制作というのも、結果が出ない=数字が取れないのであれば、プロデューサーが何らかの修正を加えるか、あるいは、スタッフを入れ替えるかになるのではと思います。あるいはそれがなされているのかもしれません。しかし、どうも数か月前とあまり変わらないようにも見えてしまいます。放送はあと半年ちょっと残されているのですが。やはり後半、つまり7月から男性中心に切り替えた方が、保守派(俗論派)を一掃した大田・絵堂の戦いをはじめ、幕末に向けての戦いの場面なども、描きやすくなるのではないでしょうか。
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