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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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直虎と女性大河-24

このタイトルも今回が最後となります。結局今回も、『花燃ゆ』と変わらない印象がありました。もっといえば、『花燃ゆ』はここまで下品な雰囲気はありませんでした。あの大河もおかしな部分、無理やりな部分はありましたが、『おんな城主 直虎』は、何でもあり状態になり、しかも史実から解放するという名目のもと、現代的価値観をこれでもかと入れた結果、前代未聞の珍妙な「大河」になってしまったわけです。

まあ『直虎』も、これまでも書いたように、城主になりたてまでは、これはどうかと思いつつも、何とか観ていられました。龍雲丸が出て来てからありきたりの女性大河となり、それもやけに体を接触させたり、尾籠な表現をしてみせたりで、森下さんはこういうオリジナル脚本を書く人なのだなと思いました-それまで原作付きの『JIN-仁-』と『天皇の料理番』しか観ていなかったので。これなら、『花燃ゆ』群馬編の、小松江里子さんの脚本の方がまだまともに思えました。

大河向けの人物ではなかったということもあげられますが、何よりかにより、女性を主人公にする必要がそこまであるのか、その点にやはり引っかかります。そもそも武家の世というのは、基本的に男性社会であるわけだし、その中で活躍する女性が現れても、大河50話(来年から47話ですが)を作るだけの逸話があるとも、あるいは実際に政治経験があるとも思えないわけです。先週書きましたが、BS時代劇で十分収まるはずです。

結局『花燃ゆ』も『直虎』も、ヒロインと彼女を取り巻く男性たち、史実が少ないのでフィクション中心という構図は、そう変わりませんでした。しかもその男性たちが、どちらも4名という点まで同じでした。そしてどちらも、ありえない場面が多すぎました。女性大河に反対したくなる理由として、このパターンが今後延々と受け継がれそうな点が挙げられます。流石にNHKも、しばらく女性主人公をやらないとか、違ったパターンにするくらいは考えるだろうとは思いますが。

今年に限って言えば、井伊家でなく今川家の話でよかったのです。それまで今川家は登場していても、なかなか主役にならなかったので、今川三代を主軸にして、それに井伊家を絡ませればよかったし、直虎が女性であってもそう不自然にならなかったでしょう。無論寿桂尼も登場させられ、今川氏真のその後も描ける。大河の題材としては、まことに申し分なかったわけです。その意味では直虎を選んだ岡本Pにも、相当に責任があるといえます。

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[ 2017/12/19 00:45 ] 大河ドラマ おんな城主 直虎 | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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