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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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『JIN -仁-』第1シリーズ第8回

西洋医学所の頭取であった緒方洪庵が亡くなり、一方仁は橘家の敷地内に、仁友堂という小さな診療所を開設します。そこでより純度の高いペニシリンを抽出すべく研究を始め、咲もそれを手伝います。一応抽出方法は確立できたものの、それを大量生産するには400両の資金が必要でした。濱口梧陵に相談を持ちかけたところ、緒方洪庵が信頼できる人だったから自分は場所を提供したと言う。さらに、種痘所の再建には300両かかっている、400両とは大変な金額なのだから、私が信じるに足るだけの器を見せてほしいと仁は言われてしまいます。

そんな折野風が、とある武士に詰め寄っているのを仁と龍馬は目にします。その野風から、診てほしい病人がいるといわれた仁は、玉屋に駆けつけます。その病人は、恭太郎が懇意にしていた初音でした。彼女は客との間の子供を中絶し、それが元で敗血症を起こしていたのです。ペニシリンを注射するもなかなか効かず、純度の高いペニシリンなら、もっと効果が現れるのにと悩む仁。

一方恭太郎は、初音のうわ言に出て来た女形の歌舞伎役者、三代目澤村田之助に頼んでみることを思い立ちます。初音は田之助にぞっこんで、中絶した子を彼の子だと思い込んでいました。本来役者は吉原には入れないのですが、田之助は武士に変装して通っていたのです。野風が詰め寄っていたのは、実はこの田之助でした。

しかし田之助は、自分の金は自分が身を切って稼いだものだといい、そんなに金がほしけりゃ、自分の身を切ってみろと啖呵を切ります。その後竜馬は、初音を中絶させた医者の元を訪ね、新しいペニシリンを担保に、7年間無利息で400両を借りることに成功しました。これで資金も確保でき、ペニシリンの製造が始まりますが、この借金はとんでもない事態を引き起こしてしまいます。

実は例の医者は、7年間貸すといいながら、実は7日間とした証文を作り、その7日後に仁たちの目の前に現れます。突然のことに仁と龍馬、そして恭太郎は驚きます。ついに、その場にいた咲が、自分がここで遊女として奉公すればいいとまで言い出す始末です。しかし恭太郎は、ある決意をしていました。それは、武士である自分が田之助に頭を下げることで、金を借りようとしていたのです。これは武士である恭太郎には屈辱的なことであり、正に「身を切る」ものでした。

いよいよ期限が迫って、やむをえずペニシリンの権利を譲ろうと臍を固める仁。そこへ田之助が千両箱を担いでやって来ます。しかも、その金は貸すのでなくあげるという田之助。田之助は、ペニシリンに蘭方医たちがどれだけの熱意をかけているかを聞かされ、ならばということで、あっさり自分が身を切って貯めた金を手放したのでした。帰り際田之助は一芸を披露して吉原を後にします。そして仁は梧陵に会い、己の器の小ささを悟ったと告げると、梧陵はこう言います。
「あなたの器はさほど大きくない、しかしみんなが助けようとする、さぞかし美しい器なのでしょうな」

さて恭太郎も、己の器について悩んでいました。龍馬に対し、自分は勝海舟の秘書的なことしか出来ないが、大名に掛け合って金を借りるという、大きなことを出来るあなたが憎かったとも告げます。そして仁のような医術もないと言うその恭太郎に、仁と龍馬はこう言います。
「あなたは田之助に掛け合うことで、ペニシリンを守り、吉原の遊女たちを守り、果ては医術を守った。いうなればこの国を守ったのだ」

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[ 2015/05/20 00:28 ] ドラマ JIN ー仁ー | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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