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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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直虎と女性大河-23

あらすじ&あれこれでも触れましたが、『直虎』と『江』、『花燃ゆ』の共通点です。

主人公が歴史に関わろうとする
目的地に瞬間移動と言うべき速さで到着する
目的達成のためになりふり構わない


3番目の目的達成云々というのは、たとえば『花燃ゆ』の文(美和)が、椋梨藤太邸に押し掛けて泣きわめく、あるいは今回のおとわが、瀬戸方久から無理やり金を奪い取るというような感じでしょうか。相手の立場を考えずに、強引に従わせるパターンです。その一方で、自分をありがたがってくれる人には、かなり献身する。この3作の主人公は、とりわけこの両面性が強いように見えます。キャラ設定といえばそれまでですが、感情で動きたがる主人公を、殊更に持ち上げるが如き傾向があります。

この『おんな城主 直虎』は『江』、『花燃ゆ』よりいいという意見もあるでしょう。しかしどの部分がどのようにいいのか、どうもよくわからない。何よりも制作陣がこの2作から何も学んでいないし、更に悪くしてしまった感もあるわけです。生首などを入れたがる点で、ストーリーとどこかそぐわなくなっているというのは既に書いていますが、何よりも史実に縛られない大河を目指したために、登場人物がなぜそう行動するのか、その辺りの描写がまるであやふやになっています。

今回や『花燃ゆ』などは、史料があまりない女性(直虎=女性は井伊家伝記のみですが)が主人公でしたが、それでは史料がある女性なら50話作れるかというと、そうでもなさそうです。ここでちょっと女性大河全般の話になりますが、女性が主人公の一人である群像劇ならまだしも、その人だけを主人公にして50話はやはり無理がありそうです。どうしも歴史に関わる時期が限られるため、いくら創作部分を面白くしても限度があるでしょう。

次にもし女性大河を作る場合、最右翼候補と思われる寿桂尼でさえ、今川氏親の代から始めたとしても、20回もあれば十分ではないでしょうか。しかもその多くは義元、雪斎、氏真が絡むわけです。もちろん武田、北条も絡んでくるので、過去の作品とダブらない描き方が必要です。無論半年×2で1年を消化し、本格的な物は1年という手もあるでしょう。この2つを交互にしてもいいかと思います。半年なら、少々マイナーな主人公でも何とかなり、各地の大河化要請にも応えられるのです。

もちろん女性の中には、その20回程度でさえ物語を作りにくいこともあります。そういう人は、やはりBS時代劇で、6回から8回ほどで描くのがベストです。というより、多くの歴史上の女性はこれに該当するでしょう。実在と思われていてかつ有名でも、実は殆ど史料がない人もいます。そういう人は、創作をまじえてBS時代劇にすれば、さほど批判も来ないでしょうし、戦闘シーンがあまりないことも多いので、予算もそうかけなくてすむのです。

女性大河ではなく、一般的な大河関連でまた書こうと思いますが、主人公をある程度決めてしまい、各地から大河化要請がある人たちに関しては、準主役程度で絡ませるという方法もできるでしょう。何よりも過去の大河で、一度または二度ほどしか出ていない人物を、違った角度から描くこともできますし、変な創作だらけの女性大河を作るのであれば、もう一度太平記や忠臣蔵、さらに奥州藤原氏を取り上げた作品を作ってほしいものです。忠臣蔵や奥州藤原氏は半年でもいいでしょう。

飲み物-コーヒーとキャンドル
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[ 2017/12/12 00:30 ] 大河ドラマ おんな城主 直虎 | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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