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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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直虎と女性大河-17

今回はまず過去の女性、あるいは夫婦を主人公にした大河の中で、大河で面白かったもの、あるいは大河でなくてもよかったものについて、書いてみようと思います。ただしDVD発売、あるいは総集編のみであっても、再放送が行われた作品に限っています、1967年放送の『三姉妹』はDVDが発売されていないので除外、また現代物も今回は除外しています。また総集編のみ、あるいは一部のテレビ再放送のみで観た大河には(*)をつけています。

大河で楽しめた作品
草燃える(*)
おんな太閤記
春日局(*)
毛利元就
功名が辻
篤姫
八重の桜

大河で楽しめなかった作品
花の乱
元禄繚乱(*)
利家とまつ
天地人
江-姫たちの戦国-
花燃ゆ
おんな城主 直虎

まず大河で楽しめた作品の方です。女性メインでありながら、男性の活躍も描かれているというのが主な理由です。『毛利元就』に関しては、結構男性パートと女性パートが分かれているところもあり、男性パートは結構楽しめました。それと、宮本信子さんの妙は結構よかったです。『功名が辻』は、主人公がやけに反戦的で、その意味で戦国らしからぬところはありましたが、秀次事件などはそこそこ描かれていたので、何とか合格。雰囲気的にはホームドラマ風で、翌年の『風林火山』とは、OP、本編共々かなり違った印象でした。

そして大河で楽しめなかった作品。『花の乱』は応仁の乱前の様子を描いていて、その意味では貴重なのですが、反面馴染みの薄い時代、公家風な雰囲気のある室町将軍ということで、いささか迫力に欠けたと見られた嫌いがあります。『元禄繚乱』は一番新しい忠臣蔵作品ですが、大石内蔵助夫妻の雰囲気がちょっと今一つ。今までなかった物を盛り込もうとして、いくらか失敗したようにも見えます。『利家とまつ』も、色々脚本やキャストを変えてみた結果、それまでの大河ファンが離反したようにも感じられます。『天地人』以降はいわずもがなです。

元々男性大河と女性大河を分けるべきなのかという疑問に加え、その女性大河のジャンルの半分以上が、少女漫画的なネタになっていることを思えば、最早存在そのものが否定されても致し方ないところです。無理して大河にしなくても、土曜時代ドラマやBS時代劇などで十分作れるし、そちらの方が大幅にアレンジしても、批判は少ないわけです。以前も触れたと思いますが、まずこういう番組でドラマ化し、反響が大きければ、その後手を加えて大河化することもできるのです。

そして大河の主人公というのは、やはり限られます。今年のように、統括のプロデューサーが、いくらこの人がいいと思っても、50話を作るのは無理がある人物もいるのです。なぜそこで、BS時代劇の企画が持ち上がらなかったのか、その点が如何にも不明です。自治体レベルで地元の英雄を大河化という声もあるでしょう。ならば群像劇にするしかありません。実際次に戦国大河をやるのであれば、最上、上杉、伊達と周辺の大名たちの群像劇にしてほしいです。

それとこれは『直虎』第43回のあらすじ&あれこれで、どうせなら万千代が、小姓たちの間でもっと揉まれてもいいのではと書きました。結構海外ドラマなどでも、似たようなことがあります。『ホーンブロワー海の勇者』の第一話で、海尉心得(候補生)の間でもめ事が起こり、決闘することになりますが、こういう男性の精神的成長のようなものが、特に最近の女性主人公物では描かれないなと思います。脚本家の人選もあるのかも知れませんが。

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[ 2017/10/31 01:15 ] 大河ドラマ おんな城主 直虎 | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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