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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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花燃ゆ番外編5-『花神』総集編第二巻を観て

昨日の続きになります。もちろんこの『花神』では、奇兵隊の創設についても描かれていますし、西洋兵学を採り入れるための、長州藩の村田蔵六の起用、村田の師緒方洪庵の急逝、そして高杉晋作の結婚と脱藩、側室になるおうのとの出会い、野山獄への投獄なども登場します。また、池田屋の変から蛤御門の変に至る長州の暴走と、それによる幕府の長州征伐、藩執行部への幕府恭順派の台頭も出て来ます。かなりめまぐるしい状況を短時間で描けているのは、やはり複数の主人公を登場させ、それぞれの視点で描いていることもまた大きいかと思われます。しかしまだ河井継之助が出て来ていませんね、次の巻辺りでの登場となるのでしょうか。この人物を演じているのが、『花燃ゆ』の井伊大老、高橋英樹さんです。

そして、伊藤、井上をはじめとする英国留学生の下宿先が、グラナダ版ホームズをちょっと連想させることについても触れました。画像がないのが何とももどかしいのですが、ちょうど屋根裏の小部屋といった感じです。調度やカーテンなどもやはりそれらしい雰囲気があります。で、この下宿の女主人が、グラナダ版のハドソン夫人を20歳ほど若くしたような金髪の女性で、この当時はホームズが書かれた頃の、腰を強調するバッスルスタイルはまだ出て来ておらず、スカートを全体的に丸く膨らませるスタイルが主流でした。その辺に20年余りのギャップを読み取ることが出来ます。

また、当時の風俗を描いた版画なども登場しますが、パペットホームズの「シャーロッQ!」の風俗画、あるいはシドニー・パジェットの作品などを彷彿とさせます。ちなみにこの部屋で、女主人は最初5人の日本人の写真を見て、すっかりジェントルマンねと言い、その後メイドにタイムズを持ってこさせて彼らに見せるわけです。それには長州と四か国艦隊(米、英、仏、蘭)の撃ち合い、いわゆる馬関攘夷戦争のことが書かれていて、これは大変なことになったということで、伊藤と井上は帰国を決意します。この攘夷戦争後の会談も出て来ますが、これが結構興味深いものもあります。

この当時の攘夷熱は、高杉が上海を見て、アヘン禍が蔓延し、もはや清国人の主権など無きに等しいと感じたことにも後押しされています。清はアヘン戦争により、不平等条約を結ばされたうえに、通貨の主体であった銀が流出したことによる弱体化は、日米通商修好条約締結時の日本とダブるものがあります。ある意味、侵略とは単に武力のみならず、こういう形で国家を骨抜きにしてしまうというやり方もまた含まれるわけです。

高杉は表向きは脱藩による罪、その実暴走を止めるためで野山獄に入れられます。この時に師の松陰を偲び、「先生を慕うてようやく野山獄」という句を遺しています。またこの時期、ちょうど池田屋の変の頃ですが、藩の重鎮で、松下村塾にも理解を示していた周布政之助が、昼間から泥酔して野山獄に現れ、さらに抜刀したうえで、高杉に向かって「3年間獄にいて人物を作って出直してこい」と一喝して去って行きます。高杉は真意を測りかねますが、どうやら周布が急進派の台頭により、藩としても抑えきれない状況となったため、敢えて不祥事を働いて、一線を退くつもりではないのかと感知します。この周布を演じる田村高廣さんがかなりの好演です。またこの場面は、パペットホームズでモリアーティ教頭が、ホームズに「己の小ささを思い知れ」と言う場面ともダブります。

今回は、ホームズに絡めての記述が多くなりました。しかし村田蔵六先生は、原作でもそうですが、いつも豆腐ばかり食べていますね。

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[ 2015/04/19 14:47 ] パペットホームズ | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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