第41回「入城」とパペットホームズの共通点、やはりこの2点でしょう。
老人に変装する この回では、幸村と名を変えた信繫が、老人に変装して大坂城に入ります。本人の書状にある「髪も白くなり、歯も抜け落ち…」を踏まえたシーンでしょう。で、このようになってしまうわけです。
(真田丸公式サイトより)
そしてパペホの方でも、深夜に221Bを出て行ったホームズが、「最後の冒険」でペンキ屋の老人に変装し、戻って来ます。最初ワトソンはキツネにつままれたようでしたが、「君は相変わらず何も見ていないな」で変装であることがわかります。
(メモリアルブックより)
ちなみに「正典」ホームズは、「最後の事件」で、老司祭に変装してモリアーティの追跡を逃れます。(『シャーロック・ホームズ大全』より)
はったり信繫は、秀頼に目通りした後、第一次と第二次上田合戦について訊かれ、このように答えます。
「世間では父安房守が采配を振るったことになっておりますが、実を申せば、徳川を討ち破ったのは私」 これはきりがはっぱをかけたせいでもあるでしょう。秀頼の覚えはめでたくなるようですが、これが嘘だとばれることはないのでしょうか。
一方パペホでは、「バスカーヴィル君と犬の冒険」の冒頭で、ワトソンが、ホームズが暗号解読に夢中で気が乗らないこと、しかもこのバスカーヴィルが恋敵というのを知ったことで、自分が捜査をと切り出します。その時のセリフが
「でも大丈夫、僕がいる」 「頼りになるんですか」 「事件の半分は、僕が解決しているようなものだから」 さらにその後、バスカーヴィルとデート中に、一緒にモンスター・ドッグを見たメアリー・モースタンに事情聴取をする際に、バスカーヴィルへの対抗意識もあり、大げさにこう言ってしまいます。
「最近は僕一人で事件を解決することも多いんです」 「すごい成長ですね、ワトソンさん」 メアリーにこう言われたのはよかったのですが、いざ捜査にかかると、あれこれうまく行かなくなり、結局ホームズが乗り出すことになります。
ちなみに、ワトソンの向かって右にいるのが、ウィリアム王子をモデルにしたバスカーヴィルですが、彼の声の担当は、『真田丸』で大野修理役の今井朋彦さんです。
このバスカーヴィルは金持ちの息子で、そのためちょっと相手を見下したような、プライドの高さが感じられる物言いをすることがあるのですが、それがいくらか修理とダブるような気がします。しかしそのバスカーヴィルも、モンスタードッグに出くわした時は、悲鳴を上げてその場から立ち去っています。また元々足が臭いのですが、洗濯していないために異臭を放つ自分の靴下が、メアリーのバッグから出て来た時の表情がまた何とも…。
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