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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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超高速!参勤交代 リターンズ

前作が参勤=往路、そして今回は交代=復路を描いていますが、この復路が前回以上にハプニング続きで、はらはらどきどきの連続でした。キャストは前回のメンバーに加え、柳生家や湯長谷藩関係で何名かプラスされています。湯長谷藩については、前作の感想記事で触れています。しかし松平信祝、懲りませんねこの人は。

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江戸を発って帰路についた内藤政醇一行、今度は牛久の宿で身請けをしたお咲も一緒だった。しかし、江戸で家臣たちが小金を稼いでいたとはいえ、予算が足りないことに気付いた一行は、またしても走ることになる。その後牛久に到着し、政醇とお咲の祝言が挙げられたが、そこへ国許で一揆が起こったという知らせが入る。実はこれは、蟄居を解かれた信祝の陰謀だった。

しかも幕府の目付が二日後に着くことになっており、家老の相馬兼嗣の案で、政醇と側近は飲まず食わずで走り抜ける方法を選ぶ。一方お咲は早駕籠を使うことにした。政醇一行は、底に穴の開いた舟で苦心惨憺しながら那珂川を渡るが、その時相馬が溺れてしまう。泳げない相馬を助けようと鈴木吉之亟が飛びこむが、今度は鈴木が丸太に当たって流されてしまう。しかし、それでもなお一行は湯長谷を目指して走り出す。

大沼宿で何とか大名行列の体裁を整えようとするものの、中間の数も少なく、人間に見せかけた案山子に頼らなければならない有様だった。何とか役人の目をごまかして切り抜けるが、次の高萩宿の先の関所では、一行の人相書まで出回っていた。八方塞がりの政醇たちだったが、目の前を棺桶を積んだ車が通りかかり、政醇らは死体に化けて棺桶の中に潜り込み、苦心の末、その場を切り抜けるのに成功した。

さらに一行の行く手に困難が立ちはだかる。山中で尾張柳生家の刺客に出くわしたのだった。しかもそこには、かつて政醇が担当を与えた段蔵もいた。段蔵は家族を人質に取られ、彼らに加担していたのだった。しかも、この一行を邪魔し続けていたのも松平信祝だった。政醇のおかげで蟄居をさせられた信祝は、柳生家を抱き込み、さらに湯長谷で一揆まで起こさせるという、用意周到な策を練っていたのだった。

その頃江戸では、その信祝を怪しいとにらむ秋山平吾が、思いを寄せる政醇の妹琴姫に脱藩届を出し、大岡忠相と組んで信祝を追い詰めることを決意する。2人が追い詰めたのは、柳生家の当主幻道の手下の森極蔵だった。さらに秋山は、柳生の忍びが持っていた書状から、信祝は日光社参をしていた将軍吉宗をも、暗殺しようとしていたことがわかる。大岡は秋山同席のもと、森の裁きを始め、誘導尋問で森、ひいては信祝の悪だくみを暴き出す。

柳生の刺客をかわし、湯長谷にたどり着いた一行が目にしたものは、跡形もなく荒らされた田畑と、既に柳生家の幟が翻っている湯長谷城だった。そこへ留守居役の次席家老、福田弥之助が現れ、共に信祝と戦うために立ち上がる。しかし家臣の妻子たちも人質に取られており、果てはお咲も村人たちの身代わりになって拉致される。しかも柳生家のみならず、江戸から信祝も軍勢を率いて湯長谷を目指していた。

政醇たちは総勢7名、片や大軍を従えた信祝の軍は1,000名で、その差は歴然としていた。当初政醇は一人で出向こうとするが、家臣たちが次々につき従い、信祝たちを出迎えることになる。しかしいざ対決というその時、政醇たちの味方に戻った段蔵が煙幕を張り、その隙に政醇をはじめ、剣に自信のある荒木源八郎や増田弘忠、槍の名手の今村清右衛門や、何とか湯長谷に戻った鈴木吉之丞らが攻め込む。

しかもそこに信祝の叔父の輝貞、そして日光社参をしていた徳川吉宗がやって来る。また信祝の兵たちも見切りをつけて去って行き、今度は信祝が窮地に陥る。さらにその後、柳生家の諸坂三太夫はこの様を見て、あっさり湯長谷藩を政醇に戻してしまう。こうしてやっと元に戻った湯長谷藩に、再び村人たちの笑顔が戻って来た。お咲の村の女性たちと共に働き、政醇は満足そうに田畑の様子に目をやるのだった。

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この作品、実は様々な過去の作品へのオマージュで彩られています。まず、松平信祝の軍勢に7人で立ち向かうところは、もちろん『七人の侍』がベースになっているといえるでしょう。猿の「菊千代」もそれにちなんだものかと。また『水戸黄門』や『大岡越前』など、かつてのテレビ時代劇を感じさせる部分もあります。そのうちDVDが出たら、どれだけの仕掛けが隠されているのか、チェックできたらと思います。

今回は柳生に占領された城に、藩士の家族が人質となっているわけですが、家老の相馬の娘が、眼鏡っ娘という設定なのが面白い。奥さんは簪で喉を突こうとし、荒木源八郎の妻の富江に止められます。また段蔵も妻子と会うなど、家族の描写も結構丁寧になされています。しかし相馬さん、どうも室賀さんのイメージがつきまとって仕方ありません。流石にこちらでは「黙れ小童」はありませんでしたが…しかしエンタメ性や家族を描くことなどなど、今の大河とも共通するものもあるようで。
(画像はアマゾンより)

超高速参勤交代リターンズ
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[ 2016/10/15 02:00 ] 映画 | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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