fc2ブログ

ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  大河ドラマ  >  花燃ゆ >  花燃ゆ番外編3-『花神』総集編第一巻を観て 続き

花燃ゆ番外編3-『花神』総集編第一巻を観て 続き

まず昨日の分で、松陰が松蔭になっていたこと、留魂録を託した流刑囚の名前を書いていなかったこと、そして、「19年後日の目を見た」は17年後であったことから、当該箇所を訂正させていただきました。

では昨日の続きです。この『花神』はその後、村田蔵六と高杉晋作を軸に展開して行くわけで、機会があれば第二編以降も観たいと考えています。ところで、『世に棲む日日」には、「革命の初動期には詩人的な予言者があらわれ、非業に死ぬ。次に卓抜な行動家があらわれ、彼らの多くも死ぬ。それらの果実を採って先駆者の理想を容赦なくすて、処理可能なかたちで革命の世をつくるのが処理家のしごとである」といった記述がありますが、ドラマの中ではこの三者がそれぞれ、松陰、高杉、そして村田蔵六となっています。また、同じ『世に棲む日日』の中で、門下生に自分を模倣するなと言い残しているところを見ると、自らの行動がある種の狂気であることも悟っていたといえます。

『花燃ゆ』で大村益次郎の登場回数がどの位なのか、現時点では何ともいえませんが、全く登場しないことはまずないだろうと思われます。この人物は適塾に学び、故郷で開業医となるわけですが、その後宇和島藩に採り立てられて黒船を作ることになり、また江戸でもオランダ語を教えたり、山口の藩庁に出仕したりと、本業である医学を離れ、動乱の時期に関わって行くことになります。またドラマでは、ふとした縁で知り合ったイネ・シーボルトにオランダ語を教えたりもします。無論多少脚色されてはいるでしょうが。特に自らの思想を掲げたわけでもなく、その思想を具現化するというわけでもなく、ただ時代の要請に応じて、自分が出来ることをやった人物として、松陰にも高杉にもない魅力があるといえるのかもしれません。

ちなみに、パペットホームズの脚本の三谷幸喜氏もこの作品がお好きなようです。あと、『花燃ゆ』で医学考証をされている酒井シヅ氏が、この『花神』で既に医学考証に携わっておられますね。
また、ドラマの出だしのナレーションはこのようになっています、なかなか印象的です。

一人の男がいる。
歴史が彼を必要としたとき忽然と現れ、その使命が終わると大急ぎで去った。
もし維新というものが正義であるとすれば、彼の役目は津々浦々の枯木に、
その花を咲かせて回ることであった。
中国では花咲爺のことを花神という。
彼は花神の仕事を背負ったのかもしれない。
彼、村田蔵六。後の大村益次郎である。

花咲爺というか、花の守護神といった存在のようです。
飲み物-緑茶
スポンサーサイト



[ 2015/04/03 20:55 ] 大河ドラマ 花燃ゆ | TB(-) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

TopNTagCloud