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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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『どうする家康』第29回「伊賀を越えろ!」あらすじと感想-1

第29回前半部分です。


大山犬に連れられて、半蔵と大鼠は本能寺の異変を目にする。そして茶屋四郎次郎もまた、このことを知らせに堺へ走る。信長を討ったのは明智光秀であった。備中高松城攻めの最中にこれを知った羽柴秀吉は、徳川でなく明智がやったこと、しかも家康は僅かな供を連れて堺見物であると聞かされてこう言う。
「こりゃ、死んだわ」

そして堺では、その場に居合わせた穴山梅雪が、大勢で動いては目につくから別行動を取ると言い、家康は家臣たちに誰も死ぬなと命じて堺を後にする。しかし光秀は瞬く間に京を制圧し、天下人への準備を進めていた。その光秀は家康の首に懸賞をかける。光秀は鍋の煮物をつつきながら、家康の首を取ることにかなりの執念を燃やしていた。

しかもこの時、織田家臣の中で家康は、光秀に最も近い場所にいた。しかも山中では賊が襲い掛かり、家康たちは劣勢にならざるをえなかった。そこへ服部半蔵と大鼠をはじめとした、服部党が現れる。これから三河まで、250キロの逃避行が始まった。

浜松城。於愛は大久保忠世から、信長が討たれたことを聞かされる。当初於愛は家康が討ったのかと思っていたが、手を下したのは明智光秀と知り、なぜ明智殿がと不審に思う。忠世は答える。
「やれたから、やった…までのことかと」
あれはそんな顔よねと於愛。

その於愛はうちの殿はと尋ねるが、忠世や鳥居元忠にもその行方はわからなかった。ただ明智が家康を狙うのは間違いなかった。その家康たちは和泉国の堺から河内へ入り、家康に味方する民の協力を得て木津川を渡り、伊賀に近い朝宮の辺りで野伏せりの襲撃を受けた6月3日には、満身創痍で食料もろくにない状態だった。そんな家康一行へ、半蔵たちは畑の野菜を奪って持ってくる。

家康は数少ない野菜のすべてを受け取らず、服部党の者たちにも食べるように勧める。そして半蔵は家康に伊賀咾を促す。しかし伊賀は信長との戦で荒れていた。半蔵は伊賀は自分たちの故郷であり、また途中には、甲賀衆の親玉である多羅尾光俊の小川城もあった。彼らには何度か、戦の時に力を貸して貰ってもいると酒井忠次。

半蔵によれば、甲賀者と伊賀者は忍び同士であり、困った時は助け合うと言いつつ、どこか言葉を濁していた。家康も光俊を頼るしかないと言い、近江の小川城へ向かおうとするが、その時忠次の提案で、追っ手を欺くために三手に分かれることになる。忠次は信楽の近江路、石川数正は桜峠を行くつもりでおり、要は囮だった。

しかしいずれの道も危険であった。囮は自分たちがと本多忠勝、そして榊原康政が申し出るが、実際のところ忠次も数正も、他の家臣たちのように山中を速く移動できなかった。忠次は半蔵にすべてをゆだね、数正は、やり遂げれば末代までの誉と言う。別れを告げる2人の重臣のうち、数正はこれまで長い間と言いかけるが、家康はその言葉を遮り、死んだら許さんぞと念を押す。

彼らは伊勢の白子の浜で落ち合うことになる。そして大鼠は、これが自分の最後の仕事と意味ありげに言う。そして小川城では、城主光俊らが鳴り物入りで出迎え、忠勝は罠だと言い、康政は引き揚げることを勧める。しかもそこにはかつて上ノ郷城攻めに加わった、伴与七郎がいた。あの城攻めの手柄を、すべて持って行った男である。

その与七郎自ら、赤飯や干しイチジクがあると声を張り上げており、わずかな野菜しか食べていなかった一行は誘惑にかられる思いだった。半蔵は自分が毒見をする、不穏な動きがあれば逃げるようにと家康に告げて、大鼠と共に出て行く。しかし2人とも、毒見にしては次から次へと赤飯や干しイチジクを食べており、毒見とはこんなに食べるものかと直政は不審げに洩らす。

農民に変装した家康一行も結局出て行き、光俊のもてなしを受けることになる。しかしその席で光俊は、伊賀を越えるのはお勧めしないと言う。半蔵は服部家は伊賀の名家と言うものの、実は半蔵も大鼠も、そしえ大山犬も伊賀に行ったことはなかった。あそこは元々めちゃくちゃなのに、信長との戦でさらにめちゃくちゃになったと与七郎。

皆信長を憎んでおり、腕利きの軍師を雇って戦に備えていると光俊は話す。そのような中に家康が行くのは危険ではあったが、その家康は伊賀から逃れた者たちを匿っており、そのご恩があるはずと半蔵は言う。光俊は伊賀にご恩などという言葉はない、伊賀を避けて信楽を目指すようにと勧める。

光俊によればその方が安全であり、自分たちもお守りすると言い、与七郎は変装用の山伏の装束を渡す。しかしこの親切には何か裏があるように見えた。半蔵によれば、これは罠であり、信楽に明智の軍勢が待ち受けていて、山伏の装束は徳川であることの目印ではと言う。康政は異を唱えるが、忍びのことは自分が一番よく知っていると半蔵。

翌朝。家康たちは山伏に変装もせず、手紙を置いて早々に小川城を立ち去っていた。手紙には、三河にたどり着いたら褒美をやるといった旨のことが書かれていたが、たどり着けましょうやと言う与七郎。伊賀に行ったんなら無理じゃろうと光俊も口にする。その伊賀を目ざす家康一行は、御斎(おとぎ)峠に来ていた。その先が伊賀であったが、この当時は統治できる領主もなく、辺りは600以上の砦がひしめく修羅の地だった。

半蔵は山間を行く案を出す。家康は言う。
「要は、このわしに徳があるかどうかじゃ。わしに徳あらば、天が我らを生かすであろう」
そしていざ行かんと踏み込んだ伊賀だが、何者かが彼らを見張っており、しかも足元で爆発音がとどろく。殿を守れと半蔵は奮戦するが、相手はかなり手ごわかった。


京を制した光秀から一刻も早く逃れるべく、家康は梅雪と袂を分かって歩き出します。しかし途中で賊に襲われ、その時服部党がやって来て、何とか木津川を渡り、野伏せりに遭いながらも伊賀の手前までやって来ます。しかし最早食料とてなく、畑の野菜を盗んでは食べる有様でした。このシーン、『おんな城主 直虎』で、修行の厳しさに耐えかねた次郎法師が、野菜を盗むさまをちょっと連想します。

しかも2人の重臣は足手まといになってはいけないと別行動に移り、結局家康たちは多羅尾光俊を頼ることになります。彼らは甲賀者で、城には上ノ郷城攻めに加わり、かつ手柄を持って行った伴与七郎もいました。そこで赤飯や干しイチジクを振舞われますが、干しイチジクは確か家康の好物で、それがもとで於愛と出会う設定になっていましたね。

しかもやけに親切にするこの多羅尾光俊、何か裏があるのではと家康は怪しみます。信楽が安全と言われたものの、そこに明智が待ち伏せているのではないか、あるいは変装用の山伏装束は、徳川とわからせるための物ではないかと半蔵は言い、結局彼らは小川城を早々に出て、伊賀へ入ります。しかしこの伊賀は、やはりかなりの難所であるようです。

この伊賀越えについては、様々な史料があり、御斎峠越えは『徳川実紀』のものです。ただこれだと、みすみす危険な伊賀にとどまる時間が長くなり、近年では否定的となっているようですが、ここではその伊賀での出来事を描くため、敢えてこの説を採用したのでしょうか。

そして家康の首をほしがる光秀。どうも本能寺に攻め入ったのは、信長を討つことにより、孤立する家康の首を取るための手段であったようにも見えてしまいます。一方で明智がやったのなら、手勢が少ない家康はもう駄目だと言いたげな秀吉。前に秀長に命じたように、引き返すための準備は整っていたと思われますし、これから中国大返しとなりそうです。


飲み物-ジョッキのビール
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[ 2023/07/31 01:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』第28回の武将ジャパンコラムに関するnote記事

ではまずtaketak39460607さんのnote記事からいくつか。

大河コラムについて思ふ事~『どうする家康』第28回~
https://note.com/taketak39460607/n/nc16f22e4669c

まず朝ドラ『らんまん』を引き合いに出しての筆の持ち方に関する記述。例によってダークブルーの箇所が武者さんの記述です。

可哀想なのは、子役の筆の持ち方が酷いこと。
朝ドラ『らんまん』では、子役がきちんと筆を立てて持っています。

これは私も筆を立てていると書いていますし、またこちらのnoteでは筆の持ち方そのもの(中指をかける方法と、人差し指をかける方法)の違いについてもきちんと説明されています。本来であれば、武者さんがこういう資料を貼って、この場合はどちらの持ち方であると説明してしかるべきでしょう。

で資料と言えば、こういうのもあります。こちらは例の『魔界転生』を引き合いに出している箇所ですが。

火事の現場に近づいた経験があるとわかりますが、時に炎が目の前にやってきそうなほどの勢いに感じたりします。
ゴォオオオと音が迫ってきたりする。
弛緩しきった画面からは、そんな怖さがまるで伝わってきません。
映画版『魔界転生』のラストシーンのようにしてくれとまでは言いませんけどね。
どうにかならないものでしょうか。

もちろんこちらのnoteでも、まず実際に火を燃やして撮影したこと、俳優さんもスタッフの方も命ギリギリの状況であったことが書かれています。さらにロケ撮影のための資料もちゃんと紹介されていて、現行の消防法では、演劇関連での火の使用に制約があることも説明されています。

武者さん、『魔界転生』がどうこう言うのはまだいいのですが、この場合にしても、本来は貴方がこういう資料に基づいて、今はそれが難しくなっていると書いてしかるべきでしょう。それと合戦シーンでCGを使うこと、あれもNHK静岡のサイトにちゃんとありましたけど、ああいうのを一切紹介せず、ただ、あれはおかしいとか、リアリティがないとか書くのみなのですね。

あと南蛮人の帽子がパタゴニアのそれと似ているという箇所。

南蛮渡来の帽子も妙です。
パタゴニアで買ってきたような帽子(参考価格6,580円)。
日本史の考証すら怪しいスタッフに、西洋史考証を求める方が間違っているんでしょうけれども、それにしたって他になかったのか。 

私もこれは違うのではないかと書いていますし、もちろんtaketak39460607さんも
「天鵞絨のつばがついた山高帽子とキャンプ用のハット、似ているでしょうか?」
と書いています。
武者さん、こういうところが滑っているように見えて仕方ありません。

それと帽子の考証すなわち西洋史の考証となるのでしょうか。衣装担当の仕事かと思いますが。第一西洋史考証と言っても、この大河では特に「西洋史」に関連する描写など殆ど出て来ないでしょう。

そして武者さんが何かにつけて持ちだすカルト。

マザーセナの自害とそれに慌てる神の君を流す意味はありますか?
いや、ありますよ! 聖女の死により、信仰を高めねばなりません!
信康?
あれはまだカルマ値が高くない!
徳川家臣団がそういう教えを奉じるカルト集団に見えてしまいます。

本当にカルトが好きなのだなと呆れたものですが、これに関しては
「他人の言葉や行動をよく見聞きもせず、カルト宗教のようだと勝手に決めつけて妄想に酔って『役者の目力の強さがアダとなってしまい、非常に残念』などと失礼な物言いをする貴方の方が恐ろしいですが」
と書かれています。
ちなみに「目力が強い」のは、本多忠勝を演じる山田裕貴さんですね。

そしてちょっと順番が前後しますが、書庫のシーンについて。武者さんはこの時も、

書庫で寝ている織田信長。
今週もまた、家康の城にあった部屋と全く同じような部屋ですね。

と書いており、私もあれは家康の城ではなく安土城と書いていますが、もちろんこちらでも
「そして6月2日未明、夢うつつでいつもの書庫(安土城)で襲われる悪夢を見た信長公。」
「今回はどこにも浜松城は出てきません」
と指摘されています。

同じような書庫が安土城だったり、本能寺だったりでちょっとわかりづらいかも知れませんが、これもちゃんと観ていればわかることです。信長が夢で襲われているのは安土城の書庫ですが、いざ目を覚ました時は、その時々によって安土城ということもあり、本能寺の場合もあるわけです。

今回はこの5点のみをご紹介していますが、無論それ以外にもかなりの箇所がなぜそうなるのか、根拠に欠けるなどといった理由で指摘されています。

あと武者さん関連の史料で思い出したことがあります。以前朝ドラのnoteだったと思いますが、「直江状」関連の記事があり、参考にしたのがウィキペディアと書かれていたことがあります。

最初それを見た時、ウィキペディアの記事中にある参考文献かと思ったのですが、そうではなく記事そのものらしい。「歴史系ライター」ならせめて文献とか、ネットで観られる史料とか、そういうのを参考にしてほしいのですけど。ちなみに私もかつてあの記事に加筆したことがありますが、西笑承兌もかかわった『鹿苑日録』がネットで見られるのを知って、ちょっと感激したものです。


飲み物-テーブル上のアイスカフェラテ
[ 2023/07/31 00:30 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

過去の戦国大河を観直してみる

先日『おんな城主 直虎』をもう一度観ていると書いています。最初の4か月ほどは面白かったのですが、その後疑問に感じる点も出て来て、小野政次が退場するまではリアタイ視聴したものの、その後録画視聴となってしまいました。主人公の知名度があまり高くなかったせいもあり、創作部分が多いことで不満を感じたように思うので、今現在の視点でもう一度観てみようと考えた次第です。

そしてこれには、『どうする家康』も大きく関わっています。直虎で描かれる時代は、家康の時代の前半期とほぼ同じで、舞台となる地域も似通っており、比較しやすいという点がまず挙げられます。ここ10年ほどの戦国大河の場合、『真田丸』は甲州征伐辺りから始まるので、時代的にはかなり後で、寧ろ家康の後半部分と言うべきでしょう。また『麒麟がくる』も時代的には直虎とほぼ同じです。『軍師官兵衛』がやや近いと言えるでしょうか。

というわけで、実は官兵衛も観ています。ただこちらは家康や直虎の東国、現在の東海地方であるのに対し、西国である播磨や中国地方が中心となっています。無論織田信長が登場するため、尾張や美濃なども描かれないわけではないのですが、どちらかと言えば今の山陽地方が中心となっており、毛利家の存在がかなり大きくなっています。

戦国大河が多く作られたのには、こういうバリエーションの豊富さもあるでしょう。そして今なお、主人公となっていない人たちは沢山います。無論この中には知名度があまり高くないとか、活躍した期間が短いなどで、主人公は難しいという人物もいるわけなので、群像劇にするなどの工夫が必要にはなるでしょう。

取りあえず直虎は井伊直親(亀之丞)が戻って来て元服したところなので、この先の遠江情勢も駿河や三河との関係も、まだこれからと言ったところです。官兵衛は、実は先日書いた万見仙千代の登場シーンを観たいので、中国攻めや荒木村重謀反辺りからと言う、かなりいい加減な観方をしています。これが終わったら最初から観直そうと考えています。

あと、ほぼ毎週ご紹介しているtaketak39460607さんのnote記事は、次回の予定です。


飲み物-テーブルの上のスタウト
[ 2023/07/30 01:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』第28回に関しての武将ジャパンの記事について-4

では『武将ジャパン』大河コラム関連その4です。このページは武者さんの持論展開と化している部分が多いので、その中でいくつかピックアップしておきます。


磯Pの妄想じみたBLは、それこそ二次創作で繰り広げていただきたい。
よりにもよってこのご時世にやることそのものがふざけていて、各種ニュースを見ていても何も感じないのでしょうか?

とあり、ジャニーズ関連のニュースリンクがいくつも貼られていて、しかも

何を忖度しているのか計りかねますし、NHKとジャニーズの関係なんて心底どうでもよい。
今年の前半に出ていたこうした記事が真実だとすれば、度し難いとしか言いようがありませんが。

などとあり、さらに

私が認識できているのは、この状態になってもなお庇うことがどれほど恥ずかしいことであるか。
視聴者の気持ちすらわからない、公共放送と化しています。
(中略)
本当に、今年の大河は「日本の恥」になるのではないか。そう問われている気がします。
「民放ならまだしも、公共放送でこんなものを流す気がしれない」という海外の投稿も目にしました。
まさしく国の恥、大河どころか汚泥が流れているのが、2023年日曜の夜です。

まず
「磯Pの妄想じみたBLは二次創作で」
はっきり言って、「妄想じみた」と武者さんに言ってほしくないと思います。そして
「こうした記事が真実だとすれば」
と言いつつ、タブロイドとかゴシップ系記事が多いように見えます。無論そういうメディアの記事が、すべて嘘であるとは言えないかも知れませんが。
そして「庇う」、何だか如何にも悪いことをしたように取れますが、このドラマの主演の松本さんも、準主演の岡田さんもその事務所に所属しているだけであり、所属しているだけで連座しろと言わんばかりの書き方は、それこそ武者さんが嫌いな昭和、あるいはそれ以前の時代の発想です。

そしてその海外の投稿というのは、いつ、誰が投稿したのか明記してください。

日本史ファンと名乗る方が、この性犯罪の擁護をしている様も見かけました。
若衆だの、男色を持ち出し、伝統だのなんだの、トリビア混じりで語っているのです。
私は日本史上の男色にしても、歪で当時苦痛を訴えることができなかっただけだと思います。調べれば調べるほど、暗い気持ちになります。
(中略)
そういう苦痛を緩和するための積み重ねの果てに、私たちは生きているのだと思いたい。
ゆえに、ここで性犯罪を見逃すということは、未来に苦痛を丸投げすることでしょう。未来の人々から軽蔑されるということでしょう。

なぜ男色が性犯罪になるのでしょうか。
これはその当時としては一種の恋愛形態でした。
そして
「歪で当時苦痛を訴えることができなかっただけだと思います」
の根拠は?調べれば調べるほどとありますが、どのような史料をどう調べたのでしょうか。
それによる考察もないまま、性犯罪と同一視するのも無謀に思えますが。

一方で以下の記事ですが、

◆なぜNHK大河ドラマは史実とかけ離れているのか…ドラマ好きライターが「どうする家康」を見て感じること 令和の感覚で作られた大河だからこそ描けることがある(→link)
令和になってこのドラマを庇うって、どういう倫理観なのやら。
私はドラマ以上に正義を好むので、こんな気持ちにはなれません。

だそうですが、私は割とこの記事にはうなずけるものがありました。
そしてこの期に及んで「ドラマ以上に正義を好む」などと言われても、ここはドラマのコラムです。ならば他の寄稿先を探して貰えないでしょうか。そして大河ドラマはその時々の価値観や社会のあり方も反映しており、その意味で今年のは令和の感覚が反映されていると言っていいでしょう。

ドラマの総大将であるプロデューサー・磯氏の敗因を探ってみたいと思います。
彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず。『孫子』謀攻篇
『どうする家康』が嫌い、貶め、嘲笑していた『麒麟がくる』序盤に出てきた引用箇所ですね。意味は有名なので省略。

ここで勝ったも負けたもないものだと思います。武者さんが1人でそう決めつけているに過ぎません。あと
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」
「有名なので省略」とはまた適当な、ちゃんと意味を書いてください。敵についても味方についても、その情勢をしっかり把握しているのであれば、何度戦っても敗れないという意味ですね。
そして今度は『なつぞら』関連で、このドラマの成功は制作の磯氏ではなく、大森寿美男氏の脚本にあったとの由。そして大森氏の『風林火山』執筆経験にも言及しています。

しかしこの『風林火山』、ガイドブックで大森氏は、
「何しろ殺戮も略奪も認められていた時代なわけで、彼らのしたことを今の価値観で判断すると、限界が出てくるのは当然です(中略)たとえば残虐な行為に対してでも、『実は内面では葛藤もあったし優しかったのだ』といったドラマ上のフォローをあえてしない」
このように語っています。武者さん、先ほど男色は性犯罪であるように書いていましたが、その時代の価値観を今の価値観だけで見るのは少し無理がありませんか。尚男色自体についての考えは先ほど書いています。その当時は恋愛の一つではあったと思われます。

そして今度は古沢氏です。特に以下のように欠点を並べ立て、

・騙そうとして、後からネタを無理に繋ぐ。ネタのためにネタを仕込む、雑な伏線回収
・強引なプロット。それが通じるなら何とでもできる
・しかも騙したトリックにおいて、説得力が欠如している
・話の語り口が退屈で、冗長、しつこく、面白くない
いやいやどうして『どうする家康』の欠点と同じではありませんか。

この出典が何であるのかがわかりませんが、さらにこう書いています。

磯氏からは、大河ファンや歴史ファンへの憎しみすら感じます。過去の大河ドラマや歴史そのものを小馬鹿にするようなことをして、その一要素に挙げられるのが衣装です。

何を持って磯氏が「大河ファンや歴史ファンに憎しみ」と断定するのか、それが不明です。
そしてあの衣装、過去の大河や歴史を小馬鹿にしていますか?元々ある染色法をお手本に染め上げているはずですが。それとこう言っては何ですが、私としては『麒麟がくる』の衣装より、よほど今年の方が受け入れられると書いておきます。

この組み合わせは『平清盛』でもそうでした。あのドラマの衣装には大変ガッカリしたことを思い出します。
私は平安時代の襲の色が好きで、実物でいつか見てみたいと楽しみにしていました。
しかし『平清盛』ではそうした襲や様式を一切無視していると、語っていました。皇室や朝服はそうでもなかったようですが。

これもどの部分が「無視して」いるのか説明なし。
あと「皇室や朝服」とありますが、このように表記するなら「皇族の装束や朝服」とでも書いて貰えませんか。結局は清盛も今年のも磯氏だから変なのだと言いたいのでしょうが、そこまで変なら観なければいいだけの話ですし、自分の大河への向き合い方は棚に上げて、あれがおかしいこれが間違っているが多すぎだと思いますね。

こういう歴史好きの心を逆撫ですることは、本人にとっては憂さ晴らしであり、知的な騙し合い程度のつもりかもしれません。
しかし、大河ドラマという枠は一人のものではありません。そのリスクを考慮して欲しいのです。

「大河ドラマという枠は一人のものではありません」
何だかブーメランに見えてしまいます。
武者さんが嫌いだおかしいと言う一方で、このドラマを面白いと思っている人たちもいるわけで、こういうことを書くのは、「その人たちの心を逆撫で」しているのではないでしょうか。
前にも書きましたが、この大河は武者さんだけのものではもちろんないし、また、武者さんが描いてほしいことが、必ずしも描かれているわけではありません。

主は怒りを以て師を興(おこ)す可(べ)からず。『孫子』「火攻篇」
怒りの感情に任せて戦争を始めてはいけない。
「怒りに任せてはいけない……」
そう自分を戒めなければならないほど、今回は色々考えさせられました。

「怒りの感情にまかせて」と言うか、「一時の怒りにまかせて」が正しいでしょうか。
そして「そう自分を戒めなければならないほど、今回は色々考えさせられた」とありますが、武者さんいつも一時の感情に任せて文章を書いていないでしょうか。
そしてお決まりの提灯記事とSNS批判。提灯と言っても、好きな大河なら嬉々として紹介しそうなものばかりです。

私なりにこうした論調に反論しておきますと、ドラマとして純粋につまらない、歴史抜きにしてくだらない、歴史への敬愛にも欠ける――それに尽きます。

何度も書くようですが、男色を性犯罪と同一視することも、歴史への敬愛というか理解がないと考えられます。

誰かを小馬鹿にしたくて歴史を扱う作品を見るなんて、そんなことをしてどうなるのか?
別に『麒麟がくる』を持ち出さなくとも、私には明智光秀への思い入れがあります。
司馬遼太郎『国盗り物語』を読み終えた後、数日間は呆然として、思い出しては涙ぐんでしまったこともあります。
そういう感動した気持ちごと、今年はバカにされている気分です。
寿司店主が客に向かって「酢飯の上に生魚載せて食う奴なんて気がしれないよねw」とは言いませんよね。そういう非常識さを感じます。
だからこそ不愉快。歴史的に正確であるか、そういうことではない。歴史が好きだという気持ちそのものまで、今年は踏みにじられる思いがあるのです。

今年のがいつ「誰かを小馬鹿にし」ましたか?
今年の明智光秀がなぜああいう描かれ方をしているのか、それを理解するのが歴史好きではないかと思いますが、そういう考えには至らないのでしょうか。
つまるところ
「私が描いてほしい明智光秀を描かない。だから、この作品は駄目なんだ」
そう言っているに等しいのではありませんか。しかしそれは独りよがりであり、我儘でしょう。ならば、武者さんが自分で大河を作りますか?

繰り返しますが、これが民放のバカ時代劇なら、ここまでショックは受けません。

「バカ時代劇」と言うのもどうかと思いますね。

そしてまたファンダムがどうのこうの、漢籍関連で語り合えるのなら参加したい、さらに日本の戦国時代への忌避感が高まってしまった。いや忌避感が高まったなら高まったでいいから、もうこれ以上この大河について書かないでください。
そして昨年のはよかったのに今年は違う云々。叩き棒にされる側も何とも気の毒です。

しかし今年はそれが全くない……。
むしろ苦々しい気分になる。これではまずい。歴史の素晴らしさを思い出したくなり、武者絵や博物館の図録を見返してしまいました。
やっぱりこういう模様はいい。

武者絵というのは江戸時代に描かれたものも多く、心の慰めにはなっても、その時代を知る手掛かりにはならないと言っておきます。

そう往年時代劇の舞台衣装を見ていて、同時に気分が猛烈に悪くなってくる。
脳内にマザーセナのどピンク衣装だの、アイスクリームの精霊となった三河武士団の衣装(スイカバーや抹茶カラーの連中がいるでしょ?)が浮かんできて、怒りと失望がどっと吹き出し、悪化してしまったのです。
本作を好きだという方にとやかく申し上げることはありません。
好きな作品を全力で愛せばいい。
しかし私は、肝心の脚本家から歴史への愛は感じられません。プロデューサーからは嫌悪や嘲笑すら感じます。

また「どピンク」だの「アイスクリーム」だの言っていますね。
「嫌悪や嘲笑すら感じる」ならこんなところであれこれ愚痴るのではなく、このコラムもおしまいにして、自分の好きな道を模索してほしいものです。私としても、武者さんが『どうする家康』をレビューするのは無理があるような気がします。

同様の意見をお持ちの皆さまはNHKへ直接ご意見をお届けください。
批判記事が一本世に出るより、はるかに有用であることでしょう。
◆NHK みなさまの声(→link)

せっかく武者さんがリンクを貼ってくれているので、まずラグビー中継枠をもう少し広げることと、それから伊賀越えが楽しみであることを送っておきます。

飲み物-海とビール
[ 2023/07/30 00:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』第28回に関しての武将ジャパンの記事について-3

では『武将ジャパン』大河コラム関連その3です。
それから先日、先々日と日本史関係(万見仙千代、白黒騒動)で投稿していますが、ごくざっとしか書いていないので、近々もう少し掘り下げようと考えています。


無音にして、家康が突如「信長ー!」と叫ぶ。
血まみれの信長が出てきて、わざとらしく音楽が盛り上げ「家康ー!」と叫び返す。
なんじゃ、そりゃ。
顔は完全にチベットスナギツネです。
臭いというか、そんな評価の対象にもならないというか……センスの酷さだけはわかります。
「やれんのかァキンカン頭!」
と本能寺から出てきて、距離感数メートルで叫ぶ信長も酷かった。もう何もかもが酷い。
だいたい信長もバカ過ぎませんか? あんなに水色桔梗に囲まれておきながら、そこに居たのが光秀でなく家康だと思っているとは……。

家康は討たれたであろう信長のことを思い、信長はなぜおまえが来なかったのだと言っている。
こういう2人の心理は、今までの関係を追っていればわかるはずなのですが、それで「チベットスナギツネ」なら、もうこのコラムは書かない方がいいのですけどね(でも書くのでしょうが)。
ドラマはきちんと観ておらず、もちろんこの両者の心理を知ろうともしていない、それでこのシーンを理解しようとしても恐らくできないであろうかと。

そして
「だいたい信長もバカ過ぎませんか?」
この言い方はないでしょう。まずこの信長は
手負いになりながら外へ出て行き、兵を槍で倒す。この時はまだ明智の桔梗紋は見えない
燃え盛る寺の中をさまよい、家康を探しまわる
しかるのちに障子を開けて、家康よやっと来たかと見たその先には明智の桔梗紋の旗、そして奥にいた人物が光秀であることに気づき、この時初めて水色の桔梗紋の旗が登場する。おまえかと残念そうな信長。
従って
「あんなに水色桔梗に囲まれておきながら、そこに居たのが光秀でなく家康だと思っているとは……。」
とはなりません。水色桔梗紋を見た時点で誰であるか察していますから。

光秀軍もあれだけ至近距離にいた信長を確保できないなんてどうかしている。
鉄砲が大好きな本作ですから、射殺して首を取っておけば、その後、秀吉に敗れることもなかったでしょうよ。本当に命を賭けて、信長を討ちにやってきているのか、疑問に感じるばかり。

この場合光秀は命を懸けて信長を討つというより、信長と対峙して言いたいことがあったと考えるべきでしょう。
そもそもこの時光秀の周辺にいた兵は槍しか持っていないわけですし、信長との会話が物別れに終わり、その後に首を取れと言っていることからして、まず引退を迫るつもりでいたのではないでしょうか。

「射殺して首を取っておけば、その後、秀吉に敗れることもなかったでしょうよ」
それは武者さんが考えることではないと思いますが。貴方の仕事はこのシーンから、それぞれが何を考えそのうえでどう行動したかを読み取ることでしょう。

そして、極めつけが回想です。
若き日の相撲――こんな展開になるなら、前回もアドリブなどせず、相撲を入れるべきだったのかもしれません。
ペンキをぶちまけたような真っ赤な衣装も、何が言いたいのかわかりました。ああいう色の衣装で家康と相撲をとった日が幸せ♡と言いたいのでしょう。
結局、現場の判断で脚本を変えたことが仇となり、伏線すらへし折られました。

信長の赤く染まった夜着と、あの赤い衣をリンクさせるのはその通りですが、それが「幸せ」と言うよりは、あのおかげで自分は強くなれた、地獄を生き抜くようになれたと家康は言いたいわけですね。そしてこの2人のこれまでのいきさつを知るのであれば、回想は当然必要でしょう。

「若き日の相撲――こんな展開になるなら、前回もアドリブなどせず、相撲を入れるべきだったのかもしれません」
寧ろあそこで相撲でなく、あの2人の会話を入れた方が、この本能寺の変にはつながりやすかったのではないでしょうか。まして前回も相撲を取り、今回も相撲の回想が出て来るのは似たような描写になるし、あそこで変えたのも1つの方法だったと思いますが。

◆「どうする家康」松本潤&岡田准一のアドリブ光る本能寺前夜の12分(→link)
本能寺の変という戦国最大のイベントということもあってか。
視聴率は前回の10.0%から12.7%へ急回復したそうですが、こんな調子では視聴者を引き留めておくのは厳しいのでは?
無茶苦茶な展開で、もはやドラマなんて言えません。
現場で作り上げていくリアリティーショーか、ライブコスプレ余興劇か。
本作の関連記事では、さんざん「伏線回収!」だの、意味を深く読み解く内容を目にしてきましたが、結局、ただの誤読だったのでは?とすら思えます。

「こんな調子では視聴者を引き留めておくのは厳しいのでは」
「無茶苦茶な展開で、もはやドラマなんて言えません」
どこが「厳しくて」どこが「無茶苦茶」なのでしょうか。それすら具体的に書けないのですか。単に否定したいからのようにしか見えませんね。

それとやはりこれは「伏線回収」でしょうし、今までの経過を追って行くことで、あの信長と弱弱しい家康の関係が、どのように変わったかを読み解くことにもなります。

◆NHK大河「どうする家康」SNSで「神回」の声続出!壮大な伏線回収とだめだめ家康の火遊び…第19回みどころ(→link)
まぁ「伏線回収」という文字が、ネット上では数字を取れるキーワードなのでしょう。
それにしても、さんざん信長を殺す殺す言っておいて、今さら感動的にまとめようってのは、どういう魂胆なのでしょうか。
何もかもが空中分解しています。
そして再度問い掛けたい。
伊賀者はどこに消えましたか? 溶けて消えましたか? そう思っていたら来週出てくるとか?
そんなRPGの召喚獣みたいな伊賀者でいいんですか?
なぜ入念な準備をしていたのに危険な伊賀越えになりますか?

家康がなぜ信長を討ちたいと思ったか、そしてなぜそれを諦めたのかの描写は、この回にちゃんと登場していますが。そしてこれが信長との別れなのかという家康の思いが、視聴者にはやはり感動的に見えたと思います。それがなぜ「空中分解」になるのでしょうか。

あと
「伊賀者はどこに消えましたか」
前にも書きましたが、指図があるまで動かすなと家康は言っているわけで、だから出て来ていないのではありませんか。無論この先、状況によっては登場する可能性はあるでしょう。

今年の大河ドラマは“盛り上がり”とは程遠い状態になってしまいました。
書店の家康本コーナーは縮小し、そのぶん朝ドラ『らんまん』が占めるようになっている。
昨年の大河で大いに売れたせいか、大量に準備されていたであろう大河土産も、いつの間にが減っています。
無茶苦茶な展開で、もはやドラマなんて言えません。
毎週日曜日の20時45分になると「ネット震撼」といったタイトルの記事が流れています。
さすがに「これやヤバい……」と、NHK側も気合いを入れたのか。
くどいほどの番宣も大量投入してきました。

私がよく行く書店ではコーナーがありますが。
そして「無茶苦茶な展開」、武者さん無茶苦茶も好きですね。でもどういう点が「無茶苦茶」なのかについては、相変わらず書かれずじまいですね。
「毎週日曜日の20時45分になると「ネット震撼」といったタイトルの記事が流れています」
これは例年のことではないかと思うのですが。結局好きな大河ならやはり評価されてると言い、嫌いな大河なら提灯だと言いたいわけでしょう。

そしてそのくどいほどの番宣なるものですが、

朝ドラの再放送枠までジャックしていたほどで、さらには公式メディアのステラも頑張っています。

とありますが、生憎それを観ていないので何とも言いようがありません。
そしてステラの記事に関して。

◆#28 織田信長襲撃される?「徳川様がやりおったんや」(→link)
タイトルの時点で何かおかしくありませんか。
「やりおったんや」とは京都言葉として不自然では?
むろん当時の言葉は再現できないことも踏まえ、現代語としても違和感が残る。
自然な言葉遣いであれば「徳川様がやってもうた」ぐらいでは?
「やりおったんや」とは厳密に過ちとも言い切れないけど、もっと他に言い回しはあるはず。それが記事タイトルに持ってこられたせいで、脚本のチェックが緩いのでは?ということを再認識しました。

「やりおったんや」と「やってもうた」の件、こういうのは番組に直接訊いてはどうですか?
尚この京ことば指導は加藤まゆ美さんで、元は女優、今は劇団を主宰している方です。京都生まれで、2010年から京ことばの指導を手掛けています。

加藤まゆ美さんプロフィール
https://www.pro-tanc.com/female/katoumayumi/
(プロダクション・タンク)

次の記事もタイトルからして脱力です。
◆ついに、本能寺の変――岡田准一「信長が死んだ後にこそ家康(松本潤)は変化を遂げる。“信長は家康に何を残せるのか”を表現したい!」(→link)
いったいこの家康は「誰かが死んでから変わる」ということを何度繰り返してきたのでしょう。
瀬名の時にも散々語られていましたよね。
そして、鳥居忠吉は? 夏目吉信は? 鳥居強右衛門は?
ここまで来ると「変わる変わる詐欺じゃないか!」とツッコミたくもなります。

この記事では、
「変化のきっかけを与える存在が、瀬名であり、信長であると感じていた
とあります。現に瀬名と信康の死後、家康は腹の内を見せなくなりました。無論鳥居忠吉や夏目広信、鳥居強右衛門よりもこの2人の影響は強いでしょう。
そしてこの次はどのようになるのか、お楽しみと言ったところでしょうか。

そしてこのステラの鈴木裕司氏のコラムに、「松本大河」とあるのはおかしいと書いて、今度はまたジャニーズの問題に絡めて来ています。この鈴木氏のコラム、以前にもご紹介した『どうする家康』の視聴のされ方、若年層の支持が高いことに関する記事ですが、世帯視聴率より占有視聴率とあるのが、何か気に入らなかったのでしょうか。
続いてまたジャニーズ関連。

性加害とその隠蔽で大問題になっている芸能事務所の俳優を、なぜ今、前面に出すのか。
しかもこの事務所の主演と準主演が、台本を無視してまで暴力的なBLシーンにしていて、それを見どころとして喧伝するのだから危機意識が欠如しています
暴力的な現場のやり取りを、出演者が笑い混じりでネタとして語っていますが、シャレになってないでしょう。

だそうです。
これはもう何度も同じことが繰り返されているため、私も何度も書きますが、
「性加害とその隠蔽で大問題になっている芸能事務所」
ではなく
「前社長の性加害が問題となり、現在検証中の芸能事務所」
でしょう。
しかも容疑者でもない所属俳優、しかも主演と準主演という、誰であるかが特定できる人物が、あたかも悪人であるかの如き物言いも問題かと思いますが、それに加えておかしなのがここです。
「台本を無視してまで暴力的なBLシーンにしていて」
まずこのドラマの中で「暴力的なBLシーン」というのはどのシーンでしょうか。
そして「台本を無視してまで」とありますが、台本通りでなくアドリブでやったのは、安土城での2人の会話のシーンと思われます。別に暴力的でもないし、あれはBLとは言えないのではないでしょうか。

しかも
「暴力的な現場のやり取りを、出演者が笑い混じりでネタとして語っています」
岡田さんのトークでの、耳にかみつくシーンとかことと思われますが、あれが「暴力的な現場のやり取り」なのでしょうか。松本さんとの演技について述べているようにしか見えませんが。

本作の磯プロデューサーは、男性同士の屈折した感情を描くことがお好きなようです。
『平清盛』でも、清盛と源義朝の暑苦しく強引な河原での一騎打ち。
清盛の目から見ると頼朝の顔が義朝に見えてしまうといった奇抜な演出がありました。
『どうする家康』も、家康と信長にそうした妄想を持ち込んできました。『麒麟がくる』の信長と光秀に先を越されたことが気に入らなくて、絶対超えると気合を入れているようにすら思えたものです。
異常なまでの番組宣伝。
裏方とは思えないほどのでしゃばり方。
そうまでして出来上がったのがこの様ですから言葉を失うばかりです。

「本作の磯プロデューサーは、男性同士の屈折した感情を描くことがお好きなようです。
『平清盛』でも、清盛と源義朝の暑苦しく強引な河原での一騎打ち。
清盛の目から見ると頼朝の顔が義朝に見えてしまうといった奇抜な演出がありました」
大河、それも男性が主人公なら、男性同士の屈折した感情は、何らかの形で登場すると思いますが。

「『どうする家康』も、家康と信長にそうした妄想を持ち込んできました。『麒麟がくる』の信長と光秀に先を越されたことが気に入らなくて、絶対超えると気合を入れているようにすら思えたものです」
それは武者さんの僻目もしくは、武者さん自身が妄想に取らわれているように見えます。

そもそも『麒麟がくる』の方が先に放送されているわけで、ならばあれとは違う形にしようというのは、一応前提としてあったのではないかと思われます。ただ、それがなぜ「先を越されて気に入らない」「絶対超えると気合を入れている」となってしまうのでしょうか。

それと、何かにつけて『麒麟がくる』を持ち出すのはもうやめませんか?何だか見苦しいですよ。

「異常なまでの番組宣伝。
裏方とは思えないほどのでしゃばり方」
番宣は毎年やっています、武者さんの好きな大河でもそれは同じです。そして「異常」と決めつけるその理由は何なのでしょうか。
それと
「裏方とは思えないほどのでしゃばり方」
磯CPですか。ならばどういうところが「裏方とは思えないでしゃばり方」なのか、例を挙げて貰えませんか。しかし今までを見た限り、武者さんは好きな大河の場合、考証とか脚本担当が表に出て来ても、「でしゃばり」などという言葉は使わず寧ろそれを称賛していますから、これも典型的なダブスタですね。

しかし
家康とお市のシーンでやけに下ネタ的な表現をしたがる割に、肝心のこの時の会話には触れていない
家康が信長を討つかどうかでかなり苦悩しているのに、その心理に言及していない
穴山梅雪が「主君を裏切って得た平穏はむなしい」と言うのも無視
いずれも第28回に於いて看過できないシーンなのですけどね。


飲み物-おしゃれなグラスのビール
[ 2023/07/29 01:30 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

日本代表VSサモア代表戦とリーチ選手の3試合出場停止

札幌でのサモア代表との試合、日本は22-24の惜敗に終わっています。

試合経過はこちらから↓

(日本ラグビーフットボール協会公式サイト)

高校(札幌山の手高校)時代を過ごした札幌での試合で、後輩が観戦に訪れていたこともあり、リーチ マイケル選手が非常に張り切っていたのですが、あるいは勢い込みすぎたのか、前半30分にハイタックルでレッドカードを出されてしまいます。レフェリーによっては、あるいはレッドにはならないかとも思ったのですが、ともかくこれで退場となってしまいました。しかもこの後出場停止3試合となりましたが、ワールドカップ本大会に影響は出ないようです。

この試合の前半、日本が先行トライを取っており、さらに李承信選手も着々とPGによる得点を積み重ねたのですが、リーチ選手の退場も響き、後半はノートライで無念の逆転負けとなってしまいましました、無論このレッドカードのみならず、他にも敗因と思われるプレイもありましたが、ともあれこの敗戦をバネに、次の花園での試合に臨んでほしいものです。

尚花園ラグビー場は、相手チームのトンガ代表に取っては、ワールドカップの試合を戦った場所でもあります。本当は『舞いあがれ!』で、その試合について触れてほしかったのですけどね。

この札幌ドームでの試合、気温は22度で湿度70パーセントに設定されており、選手に取ってはやや湿気が多めだったようです。それとドーム内は無風状態で、キックがあまりぶれない状態ではありましたが、しかしやはりラグビーは風や日陰もあってこそのものでもあるでしょう。ウェールズのプリンシパリティ・スタジアムなどもそうですが。

で、久々にラグリパの記事リンクを貼っておきます。
日本、W杯前哨戦でサモアに敗れる。前半にリーチ退場で厳しい戦いに。
(ラグビーリパブリック)

ところでファンの間からは、ワールドカップのチケットを手に入れたという声もちらほら聞かれます。尤も私は今回はTV観戦中心となりますが。それとやはり新型コロナも気になります。実際国内で陽性反応10万人以上で、紀子様も感染されたとのことですし、また別の変異株も入って来ているうえに、暑さで体力も落ちていることから要注意、自己防衛あるのみでしょう。そしてフランス国内ですが、やはりツール・ド・フランスのスタッフはマスク着用でした。

ちなみにこのツール、今年はピレネーからアキテーヌ、ラングドックといった南仏諸地域からレースが始まっていますが、この地域はフランスでもラグビーが盛んなところです。


飲み物‐黒ビールと木のテーブル
[ 2023/07/28 01:45 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

小倉藩と白黒騒動

先日に続き、また日本史関係で。ただし今回は江戸時代後期(文化年間)です。

先日『軍師官兵衛』関連で、福岡城と鴻臚館のサイトについてご紹介しています。今回のテーマはその福岡城がある福岡藩のお隣、小倉藩のお家騒動です。文化8(1811)年、小倉藩主小笠原忠固(ただかた)は、幕政に参加することを思い立ちます。

しかしそのためには、接待や付け届けなどのしかるべき出費が必要になり、それでなくても小倉藩は小倉城の火災があったり、朝鮮通信使の接待をしたりで出費がかさんでいたため、江戸家老の小笠原出雲はこれに反対します。

忠固は一度はそれを受け入れますが、最終的に幕政参加への夢を断ち切れず、幕政参加のための経費はかなり膨らみ、このため藩士の俸禄を一部削らざるをえなくなります。当然反対の声が起こり、出雲は突き上げられてしまいます。

これに関しては、忠固の幕政参加を行うように説得した国許の家老たちが手のひら返しをしたとか、出雲が暗殺されかけたなどとも言われていますが、ともあれ出雲は自分に手のひら返しをした家老たちを罷免します。

すると家老たちは、藩士約360名を連れて脱藩し、黒崎へ向かいます。また反対派の中には、外国船に備えて作られていた狼煙台を勝手に利用したりした者もおり、彼らは藩のためと言うよりは、出雲に対する恨みや嫉妬もあったとされています。

結果的にこの事件は幕府の手にゆだねられ、出雲はお役御免となり、反対派は一部処刑されました。一方忠固は100日の閉門蟄居が言い渡されます。

忠固の罪が軽かったのには、小笠原家が幕府の創設に功績があったこと、また幕政に参加したいが故のことであったからとされています。ただしこの後も財政難は続くことになります。

また反対派の1人で儒学者の上原与(余)市は狼煙台に火をつけたことから、日明(ひあがり)浜の処刑場で火あぶりの刑に処せられています。尚この騒動を白黒騒動と呼んでいますが、これは白(城)と黒(黒崎)とが対立したことによるものです。

ところで変だと思われた方もいるかも知れません。小倉城は現在の北九州市小倉北区、そしてこの黒崎は、現在の北九州市八幡西区にあります。なぜ「脱藩」なのか、それは、かつては黒崎は福岡藩に属していたからです。

北九州市地図
ここで現在の北九州市の地図です。ちょっと教材風ですが、この地図をざっと二分してみると、西側に若松区、八幡西区、八幡東区そして戸畑区が見えています。そして東側に小倉北区、小倉南区そして門司区があります。かつてこの西側の地域の大部分は筑前国で福岡藩に属しており、東の地域が豊前国小倉藩に属していました。

このような事情から反対派は、当時は重罪ながら藩主を見限って脱藩し、福岡藩の黒崎へ向かっていわば籠城したのです。

そしてこの黒崎、江戸時代は宿場町でしたが、幕府が開かれた当初は、黒崎城が、井上九郎右衛門之房により築かれました。しかし後に一国一城の令により、この城は廃城となります。

尚この福岡藩でも、江戸時代前期に藩主との摩擦から処刑された人物がいます。その名を空誉上人と言い、大坂の陣で豊臣方についた後藤又兵衛を説得できなかった(諸説あり)として、時の藩主黒田忠之(初代藩主長政の子)から処刑されています。この時も博多湾に面した堅町浜で刑が執行され、そのやり方はかなり残忍であったとも言われています。

一般に処刑は、水辺で行われることが多く、一説には水辺が聖域としての意味を持つからとも言われています。一方で人通りの多い場所での処刑は、見せしめの意味があるとされています。


飲み物-注がれるワイン
[ 2023/07/28 01:45 ] 日本史 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』第28回に関しての武将ジャパンの記事について-番外編

今回は小休止と言うか番外編です。
その1で採り上げた分の中からおさらいのような形で。家康とお市が話すシーンの「焼け木杭」について。武者さんはこう書いています。

言い方が昭和レトロにもほどがあり、往年のスポーツ紙かよ!とツッコミたくなる。
(中略)
もっと湿っぽいムフフな状態にまで到達した二人だからこそ、消えたと思っていた火が再燃するわけで、こんなスポーツ新聞のエロ面みたいな言い回しが、とにかく聞いていられません。
きっと、あれだ。頭の中ではシュミーズを着用したエロ人妻像が残っているんだろうな。キャミソールではそそられないレトロさ。

武者さん、往年のスポーツ紙などと書いているのですが、具体的にいつ頃のものなのかと思います。
そしてこの
「もっと湿っぽい」
以下、よくこんな風に書くなと思いますが、このシュミーズ、要はワンピース型の女性用下着のことで、今もないわけではありません(スリップと混同されていることもあり)。またフランス語の、男性用のシャツという意味もあります。信長のあのシャツも、フランス語だとシュミーズなのですね。

またキャミソールですが、トップス的に着られるようになったのは90年代ですが、80年代頃は下着としてはあったのではないかと思いますが…。キャミソールというかあれはボディスーツでしたか、マドンナがかつてライブで着ていた記憶があります。あのスタイルでロザリオをぶら下げて跳ね回っていたりしたせいか、『エビータ』の主役に選ばれた時、地元アルゼンチンで反発があったという話です。このエビータ・ペロンはかの国では神格化されていましたから。

閑話休題。武者さんの女性観に関して言えば、嫌いな大河の女性キャラは上記のような記述で貶めるところがあり、他にも男性を立てるタイプの女性とか、男性の癒しになるタイプをチアリーダー型と決めつけて叩くという傾向があります。所謂おじさんの女性観が嫌だということらしいのですが、上記のような書き方を見る限り、武者さん自身がやはりおじさん的に見えます。おじさん構文もやけに載せてますし…ちょっと滑ってないかとは思いますが。

それから明智光秀の「時は今」関連。

『麒麟がくる』でも、明智光秀が本能寺の変の前に開催していた【愛宕百韻】は出てきません。それでも序盤、連歌会の席で三好長慶暗殺計画があったため、その重要性はわかりました。

『麒麟がくる』の録画を観たところ、確かに三好長慶が出席した歌会、そしてそれへの襲撃のシーンはありますが、そのことと、愛宕百韻を描かないこととはまた別ではないかと思います。部分的に描いてもよかったかとは思いますが。

一方今年の場合は光秀が主人公でもないし、本能寺の変そのものが、家康が信長を討つのでないかと視聴者に思わせている部分もあるため、光秀が心情を吐露する愛宕百韻ではなく、家康が討つべきか否かで悩む方に尺を割いていると思われます。

あと炎上シーン関連で

映画版『魔界転生』のラストシーンのようにしてくれとまでは言いませんけどね。どうにかならないものでしょうか。

これについても書いていますが、『魔界転生』のようには、今はとてもできませんね。そしてこの時、俳優さんたちも炎の中で演技、そして天草四郎時貞役の沢田研二さんもやけどをしたらしいです。「どうにかならないものでしょうか」ではなく、自分で考えた案を出してほしいなと思います。私はあのシーンで十分かと思いますが。

ちなみにこの時の天草四郎は、自分で自分の首を抱えるというシーンがあったそうで、デュラハンかと言いたくなってしまいます。

あとこの『武将ジャパン』関連、また『どうする家康』あらすじと感想関連で、変換ミスや意味が通りにくい、あるいは、セリフなどがドラマのそれと異なる点などは、それぞれ訂正しています。


飲み物-アイスティーバック白2
[ 2023/07/28 01:15 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

森乱と万見仙千代

ラグビーについて書く予定だったのですが、その前にちょっとこちらの方を書いておきたいと思いました。

まず森乱(蘭丸)、『どうする家康』でも登場し、本能寺の変で討ち死にする人物です。本名は成利あるいは長康(諸説あり)で、信長の小姓の中でも特に名を知られています。今まで大河にも10回以上登場しています。

この人はどちらかと言えば武将として有名であり、また信長の使者としての務めも果たしているようです。その一方で、万見仙千代という人物がいます。この人も信長の小姓で信忠にも仕えており、こちらは『軍師官兵衛』に登場したから、ご存知の方もいるでしょう。仙千代というのは幼名で、本名は重元といいます。

但し森乱がかなり有名であるのに比べると、こちらはやや地味な印象があります。なぜ地味に見えるのか。それは万見仙千代は武将としてというよりは、寧ろ事務または取次関係を担当していたこともあるでしょう。奉行を務めたこともあります。この点、秀吉に取っての石田三成を思わせるものがあります。

一方で南部季賢の使者の供応役をまかされたり、所謂検使、首実検のための務めを請け負ったりもしています。他に段銭(税金の一種)に関連した仕事をしたり、荒木村重謀反の際には、明智光秀共々糾問使として出向いたりもしています。

しかし村重はその後反旗を信長に翻し、仙千代は検視として、有岡方面へ向かうことになります。そして裏方、あるいは取次役としての任務を遂行して来た彼が、有岡城攻めに加わることになったわけです。

しかしこの攻撃で彼は討ち死にすることになります。仙千代がもう少し後の時代の人物であったなら、地味ながら主君の務めを忠実にこなす能吏として一生を終えたかも知れません。

尚先ほど仙千代は、『軍師官兵衛』で登場と書いていますが、あるいは他の大河にも登場している可能性もあるかと思います。

飲み物-アイスコーヒーとストロー
[ 2023/07/27 01:45 ] 日本史 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』第28回に関しての武将ジャパンの記事について-2

『武将ジャパン』大河コラム関連その2です。


いや、しかし、本能寺の変がまさかこれほど酷くなるとは想像できましたか?
・信長の寝室が使い回しセット
・甲冑を着た相手に刀で斬りかかる信長。日本刀は固いものにぶつかると容易に折れます。手にしている武器ライトセーバーじゃないんですよ
・信長の動きが江戸時代以降の殺陣
・あんなに傷を負っても槍を豪快に振り回す信長。リアリティがない

「何と比較したうえで」酷いのかが書かれていないので、何とも言えませんが、まず箇条書きにされている部分から見て行きます。

「使い回しセット」
似たようなセットの場合は、言っては何ですが使い回しは多いと思いますが。
「甲冑を来た相手に刀で斬りかかる」
信長も刀で応戦しようとして、相手の甲冑の隙を突く、あるいは脚の方を狙っているように見えます。ただ録画で観る限り、相手が姿勢を低くしているので刃先が当たりにくく、かろうじて書棚の向こうに入り込んだ相手の太もも?の辺りを突いているように見えます。ただその時、もう1人が襲い掛かったのですね。
「信長の動きが江戸以降の殺陣」
先日も書きましたが、ならば戦国時代の殺陣とはどのようなものか書いていただけますか?
「傷を負っても槍を振り回す」
家康になら討たれたいと思っていた以上、家康を自分の目で確かめるまでは死ねないと思っていたせいもあります。

・さらに、リアリティのない吐血
・信長に顔を近づけられた相手が嫌そうな顔をしている。わざとらしいこのモブは松本潤さんが演じていた! で、だから何? 幻をみるほど家康に殺されたかったわけですか。だから何?
・「家康〜家康〜」と叫ぶ信長。『江』でヒロインの幻に語りかけていた信長以来の酷さ
・ペンキをぶちまけたような血糊
・どこかやる気がなく、ヘロヘロしているモブのみなさん
・鎧武者をまとめて串刺し

「リアリティのない吐血」
「どの部分がリアリティがないのか」よくわかりませんが、あの辺りは消化器があり、胃が損傷を受けると吐血が見られることはあるようです。
「信長に顔を近づけられて嫌そう」
あの甲冑武者が誰であるかはともかく、正体を見透かされて戸惑うことはあるでしょう。「だから何?」などと言う前に、まず自分で考えてみませんか?「レビュー」を書いている相手に、このようなことを言わなければならないのも、どうかなとは思いますが。
「『家康〜家康〜』と叫ぶ信長」
安土城で「やってみろ」「待っててやるさ」とまで言っているわけです。やつが来やがったと思っても特に不自然ではないのでは?
「ペンキをぶちまけたような血糊」
先ほど書きましたが、消化器損傷だとああいう吐血になることもあるでしょう。
「ヘロヘロしているモブ」
このモブとは、本能寺に入って来た兵のことでしょうか。信長が槍で逆襲に出たため、多少腰が引けているとは思いますが。
「鎧武者をまとめて串刺し」
鎧武者をまとめてはともかく、刑罰としての串刺しというのは実際にあったようです。

アクションシーンも酷いのに、家康が地蔵のような顔をして悩む場面が挟まるから、もう何が何やらわかりません。
声を潜めると、全く聞き取れないのはどうしたものか。

家康はやはり信長を討つべきか討たざるべきかで迷っていて、結論を下すまでに悩んでいるから当然でしょう。聞き取れないのなら字幕を出してはどうですか。

しかも目の前にはマザーセナの木彫り兎がある(※現在の価格換算で推定一体500万円・慈愛の国教団にとって重要な収入源です)。

貴方、本当にカルトが好きなのですね。

この場面で、ボケーっと突っ立っている家臣団をどうにかしてください。ちゃんと所作指導をしてください。
ピアノのピロピロ音を背景に、あの木彫り兎を映されると本当に混乱してきて……気が遠くなりそう。

家臣団はまず家康の決断を聞く時は立っており、一通り聞き終わって、助言をするようになると腰をかがめています。別におかしくはないでしょう。
そしてあのピアノがピロピロ音にしか聞こえませんか。もう気が遠くなっていた方が観ずにすむのでは?

茶屋四郎次郎の存在感も理解しがたい。
なぜ歌舞伎役者がマラソンランナーみたいな所作をしているのか?
しかも四郎次郎が走って急を告げる意味はありませんよね。もっと情報伝達に適した人はいませんか?

四郎次郎にしてみれば、安易にこのことを他人に知らせるわけには行かないから、自身が走って伝えることにしたのでしょう。時間がかかるけど、走れない距離ではなさそうです。無論四郎次郎本人の方が家康にも信頼して貰えるし。

まぁ、狙いはわかります。
『いだてん』ですよね。
この先、彼は、大河に出るたびマラソンをさせられるのでしょうか。視聴率史上最低の大河を見習いたいのでしょうか。
四郎次郎って、阿月、鳥居強右衛門に続く3人目のマラソンランナーなんですよ。そんなものは映画『サムライマラソン』で間に合っています。

この当時一番の情報伝達手段は、人を遣って伝言させる、もしくは文を渡すことでした。それを考えると「走る」というのは、本人にそれだけの体力があってしかもそのルートに詳しいのなら、高確率で情報を届けられます。同じ「走り手」ではありますが、タイムを競うマラソンとはそこが大きく異なっています。

伊賀者を含め、京都には五百人を潜ませてありましたよね。
彼らは何処へ消えた?
入念に準備を整え、信長を殺す予定だったのであれば、連絡網の構築もあったはずで、なぜ彼らに家康を守らせないのか。護衛のメンバーもつけていないのか。
そもそも、信長を殺した後の逃亡ルートはどう設定していたのか。
入念な準備というのなら、なぜ堺との交渉をもっと早くに進めていなかったのか。
とにかくもう簡単な疑問ばかりが湧いてきて、しかもどれ一つとして説明はなく、ただ単に「神君伊賀越えしますよ、史実ですからね」というのであれば、困惑するしかないでしょう。

その前に伊賀者たちは指図があるまで動かすなと、家康自身が半蔵に命じています。そして家康もまだ迷っていました。
そしてその後信長を殺す予定であったのなら、連絡網の構築もあったはずとか、逃亡ルートはどう設定していたのかなどとありますが、信長の手勢は100人程度、信忠の手勢を加えてもさほど多くはありませんでした。寧ろこの場合、大軍勢の明智を敵に回す方が厄介だったはずです。そして
「入念な準備というのなら、なぜ堺との交渉をもっと早くに進めていなかったのか」
とありますが、その準備は既に茶屋四郎次郎が整えており、家康の堺行きは信長を倒した後を見据えてのものであったはずです(直政もそう言っています)。
ちゃんと観てましたか、武者さん?

今後は、ゲス秀吉が前面に出てきますよ。山賊みたいな弟の豊臣秀長もセットです。
秀長役の方は、もしかしたら退場が前倒しにされてしまう可能性もおありでしょう。
本人には気の毒というほかありませんが、そのまま出続けるメリットとデメリットを考えると、今年はデメリットが勝りそうです。
◆佐藤隆太、ビッグモーターCM出演契約解除発表 所属事務所公式サイト(→link)

佐藤さんの場合は、寧ろ被害者とも言えそうです。
それと昨年は髭の男性が多くて嬉しいと書きながら、今年の髭姿の秀長は山賊扱いですか。それから

明智光秀はわざと下劣にしているそうです。
『麒麟がくる』の逆張りも極まれりですね。
家康饗応のときに出した魚が腐っていた――今では否定されたそんな話にこだわり続け、長々と魚にこだわっている。
むろんフィクションですから何を持ってきてもよいですが、信長作品では手垢にまみれた陳腐な話なのに、周囲の誰もが止められないから、全体としての仕上がりもゆるくなるのでしょう。
「くそたわけが!」
そんな汚い言葉がある意味合っているのが切なくなってきます。

武者さんの場合『麒麟がくる』の光秀を想定しているのでしょうが、何も大河の光秀は、あの人物だけではありません。どの登場人物もそうですが、時に応じ場合に即してよく描かれたり悪く描かれたりしています。
そして「魚が腐っていた」のではなく、家康が魚が腐っているように見せかけて、光秀を嵌めたわけです。無論信長にはその魂胆は薄々わかっており、光秀を遠ざけて俺を討ち取りたいかと向こうから言い出したわけですが。
それと
「全体としての仕上がりもゆるくなるのでしょう」
何がどのように「ゆるく」なっているのでしょうか。そしてこのくらいあくの強い光秀でないと、くそたわけなる言葉は似合いません。そしてくそたわけよりあほたわけの方が、愛情を込めた表現であるとのこと。

伊賀越えに期待していますか?
あの、ちょこちょこした走り方しかできない家康に?
信長直伝のしょうもないプロレス技なんて、誰が期待していたのか。演出の自己満足にしか見えません。

私は伊賀越えに期待していますね。
「ちょこちょこした走り方」て、あの山中の険しそうな道を逃げる以上、平地を走るようなわけには行かないでしょう。
そしてここで信長から教えられた技を見せることで、この両者の関係が一応の完結を見るのではないでしょうか。

飲み物-緑とグラスビール
[ 2023/07/27 01:30 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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