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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  2023年04月

「快楽的スタジアムの方程式」とリーグワン

以前日本ラグビー狂会の著書で、「快楽式スタジアムの方程式」というコラムをご紹介しています。このコラムの中で著者の平野ゆり氏によれば、快楽度の高いスタジアムの条件は以下の通りです。

観やすさ(グラウンドからの距離の近さ、キャパシティに応じてスタンドをダブル・デッカーにし、最適な視覚を確保)
居心地のよさ(全席に屋根、そして質の高い座席)
親切であること(ビデオスクリーン、照明の設置、十二分な数のトイレ)

そして私はこれに関して
「実際問題、今のリーグワンに於いてさえ、これらの条件を満たしているスタジアムは限られていると思います」
と書いています。で実際どのくらいのスタジアムが、この条件を満たしているかを、リーグワンのサイトで調べてみました。大部分のスタジアムは画像があるためそれでチェックできますが、一部画像がない分は、リンク先の画像で判断しています。

リーグワンで使用されているスタジアム一覧
(リーグワン公式サイト)

今回は「グラウンドからの距離の近さ」と「屋根のあるなし」で見て行きたいと思います。尚照明やスクリーンは殆どのスタジアムに取りつけられています。

まず「グラウンドからの距離の近さ」ですが、陸上トラックなどがなく、すべてのスタンドから見てピッチと客席の間のスペースが殆どない、または狭いスタジアムは

釜石鵜住居復興スタジアム
熊谷スポーツ文化公園ラグビー場
秩父宮ラグビー場
ヤマハスタジアム
豊田スタジアム
パロマ瑞穂ラグビー場
ヨドコウ桜スタジアム
東大阪市花園ラグビー場
ノエビアスタジアム神戸
Balcom BMW Rugby Stadium
グローバルアリーナ
ベスト電器スタジアム
ミクニワールドスタジアム北九州

以上13のスタジアムになります。
尚三重交通Gスポーツの杜鈴鹿(ホンダヒートの本拠地)もスタンドから比較的近いのですが、スタンドは一部のみで、それ以外は芝のスペースとなっています。

さらにこの中で、メインスタンドとバックスタンド(場合によってはサイドスタンド)が屋根付きのスタジアムは

豊田スタジアム
ヨドコウ桜スタジアム
ノエビアスタジアム神戸
ベスト電器スタジアム
ミクニワールドスタジアム北九州

の5つのみです。
今すぐ増改築をとは行かないかも知れませんし、リーグワン主導のみでは難しいかも知れません。ならばせめてJリーグと協働でスタンドに屋根を付けるとか、ピッチからの距離が近いスタンドへの改修工事を、推し進めて行くべきではないかと思う所以です。またこういうのは、トップリーグ時代から検討されていてしかるべきだったとも言えます。

ところで4月最後の週末は、久々にリーグワンの試合のない週末でしたが、来週は入替戦第一戦が始まります。尚この入替戦は、すべてJSPORTSで中継予定です。
(2023年4月30日一部加筆)


飲み物-マグに注がれたビール
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[ 2023/04/30 01:30 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

古沢良太氏とキャラ設定

『どうする家康』の作者(脚本家)の古沢良太氏ですが、『リーガル・ハイ』や『相棒』の脚本家でもあることは、ご存じの方も多いでしょう。生憎私は『リーガル・ハイ』は殆ど観ていない(観ようと思いつつ未だに実現していない)のですあが、『相棒』の方はいくつか観ています。尤もこちらも今は観なくなりましたが、それはさておくとして。

『相棒』の脚本担当はかなりいますが、古沢氏の場合は、月本幸子というキャラを作り出したと言えばわかりやすいでしょう。この佐知子は

ついてない女
ついている女
つきすぎている女

以上の3つの作品で、自分を情婦にしていた男を撃って、杉下・亀山に追われる容疑者、脱獄騒動に巻き込まれる受刑囚、そして出所後に、食品会社の社長宅の家政婦としての姿がそれぞれ描かれています。このうち「ついてない女」関連ではhttps://bakerhouse221b.blog.fc2.com/blog-entry-3110.html
「つきすぎている女」は
で、それぞれ書いています。

この3つの作品中の幸子は事件の当事者となって焦ったり、運の悪さを嘆いたり、自分で想像を膨らませて不安に陥ったりします。この辺は、どことなく家康と似ています。元々彼女は「ついてない女」で杉下に、自分は運が悪いと自ら語っており、逮捕されたのも、それが原因だと思っていたようです。

しかし人生に立ち向かうように杉下に言われ、脱獄騒動後は刑務所に戻って刑期を務め上げ、出所後に食品会社の社長宅で家政婦として働くことになるのですが、ここで妄想を拗らせて、あらぬ疑いを社長に抱いてしまいます-このエピソードは特に、ホームズの『ブナ屋敷』を思わせます。このような妄想癖に加え、多少ドジっ子なところがあったりもします。幸子はその後花の里の女将となるものの、何かで追いつめられると、思わぬ行動に出たりもしています。

さて大河の場合、家康のキャラ設定に比べると、信長や藤吉郎のキャラ設定はいささかクセが強いものとなっています。見方を変えれば、家康をちょっと頼りない、しかし真面目なキャラとして描いた場合、こうならざるを得ないかなとも思います。信長は最後まであれで行くのでしょうが、藤吉郎が羽柴秀吉となり、さらに豊臣秀吉となった時、いくらかのキャラ変はあるのでしょうか。

さらに家康の家臣団などは個性派ぞろいであり、それぞれのキャラ設定がうまく活かされているなと思います。何せ彼らは終生家康と運命を共にする、ある意味家康に一番近い存在人物であるため、それぞれをどう描くかはかなり重要になって来ます。また何よりもこの大河自体が、それまでの戦国大河を、事件や主人公のピンチをメインにして再構築したようなところがあり、様々な意味で今までといくらか趣は異なっているとも言えます。


飲み物-ミルクティ2
[ 2023/04/30 01:00 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

昔の大河について少々及びNHK静岡の大河関連情報

先日の大河関連の投稿で、赤穂浪士の大河が今は作られないと書いています。恐らく今後作られるにしても、それまでとは、かなり見方が変わったものとなるでしょう。

ちなみにこの時代を描いた大河『峠の群像』は個人的に好きです。私の場合、これと『国盗り物語』は、80年代半ばまでの大河の中でも特に楽しめます。無論どれを楽しむかは人それぞれですから、あくまでも私の場合ではありますが。

しかし『国盗り物語』の、高橋英樹さん演じる信長は格好よくはありますが、光秀に対する態度は、今だとパワハラでしょうね。無論あの時代はそれでもおかしくはないのですが、ただ信長も、自ら光秀を造反させる結果を招いたとは思います。そして今年の信長も、別の形で「圧」をかけて来ていますね、いやらしいほどに。

また以前ご紹介した平原学氏のnoteによると

「どうもこのドラマ、当初から「華やかな合戦シーン」というものはなるべく描きたくないような印象を持ちます。
それよりも死体を映す。(中略)もちろん『鎌倉殿の13人』で何度も出てきた「首桶」は確かに「死体」の描き方の一つなんですけど。それよりも『どう康』の場合は、実際にそこで血を流し、命を奪われていく人間の姿をありありと描く」

とあり、それも同感です。

それとこちらはNHK静岡のサイトですが

【どうする家康】磯智明プロデューサーが語るドラマ出演者の素顔 シンポジウム記録②

これがなかなか面白いです。2があるということは当然1もあるわけで、こちらは記事中にリンクが貼られています。あと井伊虎松を演じる板垣李光人さん、『青天を衝け』の民部公子様の画像も貼られていますね。

それからこのサイトには「スタジオ舞台裏」という小見出しがあり、そこでロケや馬の事情についても書かれています。あとこの記事のこの部分、

大河ドラマって日本の割とはじめの技術が入ってきます。初めて4K化されたテレビドラマは大河ドラマ。初めてハイビジョンになったのも大河ドラマという感じで、いろんな新しい技術が一番はじめに入ってくるのは大河ドラマの歴史になっています。

「割とはじめの技術」とは何かと思ったのですが、要は色々な撮影技術の先駆者、パイオニアという意味のようですね。


飲み物-アイスコーヒーとストロー
[ 2023/04/29 01:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

『ジャパン幻のキックオフ』大友信彦氏の「藪の中のジャパン」

以前ご紹介した、日本ラグビー狂会の『ジャパン幻のキックオフ』に関して再度。

この頃は狂会のメンバーだったラグビーライターの大友信彦氏が、当時の代表監督であった小藪修氏のインタビューをこの本に掲載しています。この時の小藪氏の受け答えについてですが、恐らく小藪氏なりの考え(FWの力強さ重視)で代表を強化してはいたでしょうが、何となく大雑把な発言が目立ちますし、また、ワールドカップを通常のテストマッチの延長ととらえているふしもあります。

またマスコミに対して、恐らく自分にあれこれ突っ込んで来るのをうるさく思ってもいたようです。聞き手である大友氏に対しても、どことなくぞんざいな口調が目に付きます。実際この頃の日本協会は特に、マスコミに対して上から目線だったともされています。また色々聞き出すマスコミに対して、協会サイドもよく思っていなかったふしもあったようです(あくまでも伝聞です)。

ところで以前、この小藪氏が国内シーン(企業チーム)は商業主義だとコメントしており、この小藪氏を散々に批判していた中尾亘孝氏も同じではないかと書いています。そしてこの大友氏のコラムでは、1994年のフィジーとのテストマッチで、当時の平尾誠二選手が臨時コーチとして呼ばれたことに触れています。このせいもあってか、フィジーには2勝しています。

さらに試合後の小藪氏のちょっと大雑把なコメントに対して、平尾氏のコメントはわかりやすかったのですが、その点について中尾氏は触れていません。この本で中尾氏が書きたかったのは、企業アマについてであって、日本代表は前振りに過ぎなかったのかも知れません。しかし仮にも代表のことを書こうと思ったのなら、この点にも言及するべきだったでしょう。但し中尾氏は元々平尾氏、神戸製鋼が好きでないせいか、無視していた感もあります。

そしてこの大友氏のコラムに関しても、多少突っ込みたくなる部分はあります。小藪氏がメディアは日本代表をもっと盛り上げるべき、協会のプロパガンダに徹しろといった意味の発言をしたのに対し、
「メディアが大政翼賛会になってはいけないと思う。事実は書き残すべきだ」
と書いています。

しかし小藪氏が率いたこの1995年ワールドカップでは、大会前にルーマニアとの試合に勝ったせいか、表立って代表を批判する、あるいは代表が修正する点をピックアップする記事は、私が知る限りありませんでした。そして大友氏自身、南アでの代表チームがチームとして機能していなかったのに、大会中に報じなかったことを、この次の「狂会本」で告白しています。

つまりリアルタイムで事実は書かれなかったわけで、メディアのそういう点も本来は問題視されてしかるべきでしたが、あまり改善されないまま1999年を迎えることになります。そして今はこの点は改善されているのか、これもちょっと疑問です。

飲み物-スノーアンドテル
[ 2023/04/29 01:00 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

朝ドラと女性主人公大河

『舞いあがれ!』関連投稿とまとめをやって来て、改めて思うのですが、朝ドラは1週間単位で1つのエピソードが描かれるシステムになっています。一方で女性主人公の大河が、朝ドラ呼ばわりされる(私も確かそう書いたことがあります)ことがありましたが、当然ながら大河は1週間で1つのエピソードを描くわけではありません。

なぜ朝ドラみたいだと言われてしまうのか。それは朝ドラにとかくありがちな、主人公(ヒロイン)が様々な試練を乗り越えつつも、最終的にうまく行くストーリー展開、ハッピーエンド的な終わり方が、女性主人公大河のすべてとは言わずとも、一部のシーンにどこか共通した印象を与えるからでしょう。

「試練を乗り越える」と言っても、作品によりその描かれ方は様々ですが、何らかの形で主人公は自分の理想を実現することになっています。無論大河の場合、本来は朝ドラのそういうお約束が必ずしも通用するわけではありません。大河で描かれる世界は基本的に合戦あり調略ありで、朝ドラの世界観とはかなり異なったものです。

但し女性主人公の場合は、『篤姫』や『八重の桜』などを除けば、主人公が危機に陥るとか、時代の変化に戸惑うことはあったとしても、本人が戦に行くわけではないし、一国の政治に関与するわけでもありません。そのため、物語がどこかフラットな印象になりがちです。

それへの対策として、主人公に理想を持たせ、それを実現させる疑似朝ドラ的展開が用いられたのではないか、そのようにも考えてしまいます。ただそれだと主人公の周囲の、主に男性の登場人物が作り上げて行く歴史があり、それと朝ドラ的な乗りの主人公の描写を組み合わせた時、うまく噛み合うかどうかという問題もあります。実際過去の作品に於いて、主に男性主人公中心の歴史を描いたシーンと比べると、主人公のシーンは面白くないということもありました。

来年の大河も久々の女性主人公であり、しかもまた武士が登場していない頃です。どのように物語を進めて行くのかなと思います。ただ宮中で女房たちが中心という設定は、基本的に大奥に似た世界でもあり、あるいはそちらの方をアピールして行くのでしょうか(『篤姫』がそうであったように)。私はそうではありませんが、日本人は概して大奥物が好きなのかなと思うこともありますし。

飲み物-ワインとワイングラス
[ 2023/04/28 01:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

2025年大河と小檜山氏ツイ関連

まず、2025年大河が『べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~』に決定しました。主人公は江戸の版元である蔦屋重三郎で、演じるのは横浜流星さん、脚本は森下佳子さんです。

2025年大河ドラマ べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~ 制作・主演発表
(NHK ONLINE)

2025年は大阪万博の年なので、浪速の商人があるいは主人公かと勝手に考えていたのですが、ただ来年が京都ですからね。しかし何だかライトな雰囲気というか、土曜時代ドラマみたいだなと思います。

恐らくは、江戸時代半ばを舞台にしたいけれど、この頃は戦も動乱もなく大河化しにくいし、かつては赤穂浪士の大河があったが今はそれも作られない。そういった事情から町人を主人公にしたとも考えられます。それにしても太平記リメイクや立花宗茂公が主役の大河はいつになるのでしょう。

私としてはリメイクと言うか、過去の作品に登場した主人公を別の方法で描くようにして、合間合間に2クール単位で、あまり知名度が高くない人を挟むのもありかと思います。今年もかつて主人公として登場した人物ですし、その他にも伊達政宗とか毛利元就なども候補に上がってよさそうです。ただ政宗だと間違いなく『独眼竜政宗』と比較されそうです。

それと何度も書くようですが、大河もそろそろ課金でいいかと思います。60年前のように放送局が少ない、もちろん動画配信サイトもない時代なら、NHKが日曜日に大型時代劇を作って、視聴者に見せるのもありでしたが、その時とは色々な意味で事情が変わっているわけですから。

あと武者さん(小檜山氏)と平山氏のツイート関連です。書こうかどうしようか迷いましたが、一応スクショを取っている方のを参考にさせていただくと、こういうツイートを流しています。

「偉大なる平山先生の気分を損ねてしまい、屠腹相応の迂闊さかと存じます」
「ほんと、今が戦国時代なら私は切腹していますよ。内臓投げつけつつ」
「私の虚名などこれ以上下がることはありませんが、このような塵芥に言及したことで、神武以来の大天才である平山氏に、悪影響画ないか不安になります。彼は正真正銘の大天才ですので」
などなど。

大河コラムもそうですが、何だかわざとらしく、誉め殺しかとも言いたくなる所以です。尚、「悪影響画」はもちろん「悪影響が」ですね。

その一方で、この2つは恐らく武者さんの本音であると思います。

まず、
「平山先生や大河ファンの善男善女の心象を害したのは、すべて己一人の不徳にあります。どうか私を採用した媒体などへの攻撃はお控えくださいますよう、お願い申し上げる次第です」
しかし武者さん自身は、NHKの制作現場を攻撃するような文章を今までも書いているわけで、これはどうかと思います。

また、
「人を自害に追いやったら、それで『してやったり!』とでも言うんですかね」
などとツイしていますが、前出の「屠腹相応の迂闊さかと存じます」の後の部分で「令和となってはそれもできず」、つまり今の時代切腹など無理とあり、矛盾しているかと思います。

飲み物-白いカップの紅茶
[ 2023/04/28 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(3)

『どうする家康』登場人物それぞれの思いと悩みそして行動

先日の『どうする家康』第15回についてもう少し。ところで、先日触れた小檜山氏のツイですが、今度は平山氏に対して案の定と言うべきか、慇懃無礼なと言うか、寧ろ誉め殺しのようなことをやっているようです。

本題に行きます。信長が言う
「乱世を終わらせるのは誰であるのか考えろ」
意味深長です。信長自身が自分のことを指しているとも取れますが、実際に乱世を終わらせたのは家康と言っていいでしょう。無論藤吉郎(秀吉)も、惣無事令を出して小田原征伐をやったものの、後継問題で不安を抱え、それが関ヶ原へとつながって行ったこと、そして最終的に嫡男である秀頼が、母である淀殿と共に大坂の陣で滅んだことを考えると、新たな乱世の要因を作り出してしまったとも言えます。

そして信長の「催促」。これも所謂「問鉄砲」を思わせること、しかしあれは俗説とされていることは、少し前のあらすじと感想に書いています。大河でも登場したのは『功名が辻』が最後であったような気がします。しかし家康はまた夏目広次の名前を間違えていますが、これは何かを意味しているのでしょうか。

左衛門、酒井忠次の「義とは何でござる」。義とはきれい事、屁理屈と言うのがなかなか当を得ています。あるいは義とは、自分の行いを正当化するものであるとも言えます。ただ信長の場合、義と言うよりは正に野望むき出しであり、そういう部分が長政からすれば不気味に映ったにも無理からぬ話です。

家康の「浅井殿が好きだからじゃ」と「将軍などひとのコンペイトウを奪い取るたわけである」
浅井につくためとは言え、苦しい言い訳ですね(笑)。

さらに石川数正の
「今なら信長を倒せるが、倒したあとどうするのか。将軍は天下はどうなるのか」
きわめて冷静な見方です。家康もどこまで本心かはともかく、信長への苛立ちを浅井に与することで何とか鎮めようという、かなり無謀な見方をしているように取れます。しかし信頼のおける家臣がいるというのは、うるさいようでいて有難いことでもあります。

さて武田信玄。千代を遠江に遣って金をばらまく考えのようです。この人のしたたかさに比べると、家康はまだまだ若輩であり、それがはっきりするのが三方ヶ原の戦いと言えるでしょう。また「切り取った他国を治めるのは容易でない」も、この人が言うと如何にも真実味があります。

あとお市ですが、このお市は多くの戦国大河で描かれるような、政略に弄ばれた不幸な女性のイメージではありません。寧ろ、兄を討てと夫に言ってもいますし。清須で家康に初めて会った時もそうでしたが、彼女もなかなかにしたたかと言えます。 

飲み物-お洒落なランプとウイスキーグラス
[ 2023/04/27 01:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

ラグビー狂会本に覚える違和感

先日『ジャパン幻のキックオフ』中のスタジアム関連のコラム(快楽的スタジアムの方程式)をご紹介した後、中尾亘孝氏のコラムも紹介しています。

この本、あの「快楽的スタジアムの方程式」のように、きちんと調べられた記事がある一方で、中尾氏の「貧者の核爆弾・企業アマ制度考」のようなコラムがあるのにも驚きですが、元々この日本ラグビー狂会の本のコラムは、各人各様であるようです。

他には代表監督のインタビュー記事、選手の男女交際関連記事やワールドカップ関連の物もあります。しかしきちんと調べられ、あるいは裏付けが取られた記事と比較すると、中尾氏の記事はやはり主観的な部分が強く、その意味でどこか他の記事と趣を異にしているところがあります。

たとえばこの「狂会」の最初の本である『頭にやさしいラグビー』、これは1991年に出版されています。この時もテーマ(ラフプレイ)にかこつけて、好きでないチームに批判的であったり、中尾氏本人の持論である「対抗戦制度」を持ち出したりしています。

そして何と言っても気になるのは、何かにつけて「極東ローカルのフットボール」という表現が出て来ることです。このフットボールとはラグビーのことですが、中尾氏が自らのこだわりで(特にアメフトへの対抗意識で)この用語を使いたがっているようです。そして「極東ローカル」、この言葉も、悪い意味で日本は特殊だという印象を植え付けたがっているように取れます。

何よりもこの記事も、「貧者の核爆弾・企業アマ制度考」同様、何か問題提起をしているようでいながら、最終的には中尾氏が持論を展開しているだけのように見えますし、あれこれ様々な要素を持ち込んでいるため、少々わかりづらいと思われる部分もあります。そしてこれも裏付けがないため、どこまでが事実なのかよくわかりません。

特にネットが普及した後は、裏付けとかソースが重視される傾向があり、その意味でこのコラムは、他のコラムのようにデータや取材、あるいは観戦記録を基にしたものではないため、何か浮いて見えてしまうこともあります。

この本のあとがきには、佐々木典男氏という、その当時ライターをしていたと思われる編者代表の方がこう書いています。

手短かに、といったところで賢明な読者はすぐに私たちの気品とその進歩性を感じとったかもしれません。(中略)また、私たちは大人です。より面白いラグビーが見たい、というシンプルかつ深遠な欲求においてのみ結びついている集団なのです。
「日本ラグビー狂会」は、一人一派の派閥集団です(中略)さて。「日本ラグビー協会」は、面白いラグビーをスポイルするすべての動きに、観客の立場から反対します。

とあります。
まず「賢明な読者は」云々。何だか痛いなと思います。その次の、私たちは大人ですという箇所もしかりです。そして一人一派の集団なら、見方も当然違いが出てくるわけです。この狂会はその後、オリジナルメンバーが2000年頃を境に姿を消して行きますが、やはりそれぞれの主張が食い違ったのかと思ってしまいます。中尾氏の持論がエスカレートして来たせいもあるのでしょうか。

そして面白いラグビーというのも、具体的にどのようなラグビーなのかという疑問も湧いて来ます。これに関しては

プレイヤーとレフェリーと観客が互いにインスパイアし合ってバイブレーションするラグビーと定義しておきます。

これだけで具体的にどういうラグビーかわかるでしょうか。カタカナ部分を日本語にして、鼓舞し合って反響すると書いてもまだ何のことやらと思います。強いて言えば「選手のプレイとレフェリーの判定に観客が満足し、さらに感動できるラグビー」とでもなるのでしょうか。しかし満足できるプレイやレフェリングも、人によっていくらか違いがあるでしょう。

何だか今回は中尾氏より、この佐々木氏の方に突っ込んでしまいました。それでもネット普及前はこの手の本を読んでいたし、ある程度ながら理解していたつもりだったのですが…データや取材中心の記事はともかくとして、中尾氏のコラムはこういうものだと、自分で自分を納得させていたのかも知れません。


飲み物-ブランデー2
[ 2023/04/27 01:30 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

リーグワン第16節の結果と入替戦情報

ラグビー関連情報です。
まずリーグワンの結果です。
(赤文字勝利チーム)

D1
(第16節)
東芝ブレイブルーパス東京 22 - 34 埼玉ワイルドナイツ
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ 39 - 24 東京サンゴリアス
三菱重工相模原ダイナボアーズ 21 ― 31 ブラックラムズ東京
花園近鉄ライナーズ 26 - 43 グリーンロケッツ東葛
静岡ブルーレヴズ 27 - 37 トヨタヴェルブリッツ
コベルコ神戸スティーラーズ 26 - 52 横浜キヤノンイーグルス

D2
(順位決定戦)
浦安D-Rocks 48 - 28 三重ホンダヒート
清水建設江東ブルーシャークス 10 - 38 釜石シーウェイブス

D3
(第15節)
クリタウォーターガッシュ昭島 62 - 34 中国電力レッドレグリオンズ(D3-M29)
九州電力キューデンヴォルテクス 40 - 7 スカイアクティブズ広島(D3-M30)


以上を以て2022-23シーズンの日程は終わり、あとはD1の準決勝と決勝のプレイオフ、そして各ディビジョンの入替戦を残すのみとなっています。
まずD1のプレイオフですが、ブレイブルーパスが負けたため、イーグルスのベスト4入りが決定しています。

準決勝(5月13日~14日)
埼玉ワイルドナイツ - 横浜キヤノンイーグルス
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ - 東京サンゴリアス

3位決定戦は19日、決勝は20日です。

そして入替戦です。今回は第1戦のご紹介です。

5月5日
三重ホンダヒート - グリーンロケッツ東葛
(D2-2位)    (D1-11位)
清水建設江東ブルーシャークス - 九州電力キューデンヴォルテクス
(D2-5位)          (D3-2位)

5月6日
豊田自動織機シャトルズ愛知 - 三菱重工相模原ダイナボアーズ
(D2-3位)         (D1-10位)
釜石シーウェイブス - クリタウォーターガッシュ昭島
(D2-4位)     (D3-3位)

5月7日
浦安D-Rocks - 花園近鉄ライナーズ
(D2-1位) (D1-12位)

繰り返すようですが、日野レッドドルフィンズは入替戦辞退のため、本来対戦するはずだったレッドハリケーンズは入替戦なしでのD2昇格となっています。


飲み物-ジョッキのビール
[ 2023/04/26 01:45 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』関連で疑問に思う2つのツイート

先日、『どうする家康』の歴史考証担当の、平山優氏のツイートに関して触れています。そのツイートはこちらになります(リンクは貼りません)。この中で、小檜山氏(武者さん)が報酬を貰って歴史ものを書いていることに、平山氏も驚いています。

https://twitter.com/HIRAYAMAYUUKAIN/status/1649681890960609284

このツイートにあるスクショですが、小檜山氏とツイートをやり取りしているS氏が、史料に根拠があるとかないとかいう問題ではないと言っています。それに対して小檜山氏が、
「研究者(私注・恐らく平山氏のこと)がああも怒るということは、正しいのではないか」
と言っています。

そもそもこの史料と言うのは、平山氏が小檜山氏のツイートを引用し、この当時越前ガニが食べられていた史料があるとツイートしたことに関連しています。しかしここで小檜山氏が
「正しいのではないのか」
などと言うのはやはり問題でしょう。小檜山氏も「歴史系ライター」であり、ここで越前ガニについてツイートしているのであれば、そのくらいの史料は知っておいてしかるべきではないでしょうか。尤もその後のやり取りでは、何やら論点がすり替わっているようです。

尚この史料ですが、多分平山氏は、永正8(1511)年の三条西実隆の日記『実隆公記』に2度にわたって、「越前蟹」と記されているのを言いたかったのではないかと思います。

ところで平山氏が引用した小檜山氏の元ツイですが、大河に登場する食物絡みで、第14回についてのニュース記事を引用したものです。

その記事は『どうする家康』第14回はまるで越前ガニのオンパレードであると書き、「紀行潤礼」は『孤独のグルメ』であり、「公共放送が民放を真似る由々しき事態」とまで書いています。まあ小檜山氏が好きそうな記事ではあります。そもそもこのnifty、ゴシップめいた記事が多いので有名ですが、ご参考までに↓

『どうする家康』14話で『孤独のグルメ』パロディー? 越前ガニ回に疑惑の声
https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12156-2294497/
(niftyニュース)

しかしこの第14回、確かにカニも登場しましたが、どちらかと言えばお市の命を受けた阿月が、金ヶ崎まで走るシーンの方が多かったと思います。

それと公共放送に民放を採り入れるというのは、そこまで由々しき事態なのでしょうか。実際これは『孤独のグルメ』だなと思いましたし、この『どうする家康』に『スクール・ウォーズ』的な描写もあることは、前にあらすじと感想でも書いています。ならばテレビ70年とかで、『チコちゃんに叱られる』と『笑点』がコラボしていましたが、ああいうのもいわばNHKが、民放にすり寄っていることにならないでしょうか。

それともうひとつ。
実はこれは平山氏自身のツイートではありませんが、やはり『どうする家康』関連ツイートで、これは如何なものかと思われるものがあります。それは歴史家の渡邊大門氏のもので、渡邊氏自身のものは削除されていますが、スクショを取っていた方がいます。

https://twitter.com/sonapapa57577/status/1649278658534871042

何でも『どうする家康』の視聴率を上げるには、CGをやめて城を作って本当に燃やせだの、合戦シーンは真剣使って死人が出るくらいやらないとだの。そしてその後渡邊氏は、
「一部の人に冗談とは受け取られなかったようですが、まずかったですか?」
とツイしています。

冗談にしては度が過ぎてやしないでしょうか。城を燃やせはまだしも、死人が出るくらいやれは明らかに一線を踏み超えているでしょう。第一今は馬を使ったりするにも制約が多いなどの理由から、CGを使わざるを得ない事情があるのですが…。このスクショを貼ってツイした方もまた、リプ欄で渡邊氏の発言に疑問を呈しています。



飲み物-ミルクが注がれる紅茶
[ 2023/04/26 01:30 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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