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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  2023年03月

三河一向一揆雑考-2

三河一向一揆雑考第2弾です。

15世紀半ば、応仁2(1468)年頃に蓮如が三河を訪れ、本願寺勢力は拡大して行きます。これにより本證寺、上宮寺そして勝曼寺の、三河三か寺に加えて、土呂の本宗寺が新しく作られ、ここも寺内特権で地域経済の中心となります。同じ頃家康は三河の岡崎城を拠点とし、領国拡大のための戦闘で金銭や兵糧が必要となるものの、国衆の反抗があり、さらに寺内特権を侵された寺院側の不満が、蜂起に火をつけることになります。

そして一向一揆、さらには沈静化となるわけです。大河ではそこまで描かれていませんが、家康はこの時僧侶たちに改宗を迫り、従わなかった者は追放しています。これは家康が和議内容を反故にしたためで、家康が要求した借金と借米の免除を、一揆方に拒否されたのが原因と言われています。

ともあれこの後、天正10(1582)年12月まで家康と本願寺との関係が途切れます。一方で一向宗の寺院は、信濃に退去したと言われています。この間に家康は三河を統一し、その後遠江、さらには駿河を自国領とします。

しかし今度は、信長と本願寺が対立します。元亀元(1570)年の9月、石山合戦の勃発により、武田と朝倉、浅井に本が痔の勢力が加わって、信長包囲網が敷かれることになります。さらにその本願寺の檄文にこたえるかたちで、長島一向一揆が起こります。

また追放された僧侶たちの禁教は徹底しておらず、彼らは三河の門徒たちと関係を持ち、各地で活動したとも言われています。

飲み物-テーブル上のマグのビール
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[ 2023/03/31 01:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第26週「私たちの翼」第3話&第4話

第26週第3話(第124回)と第4話(第125回)です。


第124回
2020年4月。何とかパリ暮らしを続ける貴司は、窓の外に飛行機を見つける。貴司は舞がかつて、昔の飛行機は星の位置を目印にしていたと言ったのを思い出す。さらに五島に舞と久留美が迎えに来たこと、短歌賞受賞の時の舞、貴司の短歌が好きだと言ってくれたこと、舞との新婚時代、歩のことなどが貴司の脳裏をかすめて行った。

日本でも新型コロナウイルスの流行が拡大し、うめづは休業し、めぐみは出勤することを曜日ごとに変えることにする。こんねくとも、人が集まる企画はやめ、オンラインでの業務を考えていた。またアビキルも詳しいことは、舞も含めた翌日の会議で決めることになり、めぐみは翌日歩を預かることにする。歩も家で一人遊びをするようになっていた。祥子はデラシネを見てこようとする。

しかしその年で感染すると命に関わるとめぐみは引き止める。窓辺には、五島で送別会を開いて貰った時の写真が飾られていた。祥子は五島に帰って、皆に会いたいと独り言を言う。めぐみにもその声は聞こえていた。一方刈谷は秋に有人飛行をやると決めるが、玉本は時期尚早だと止める。状況を見ながら目標の時期を遅らせることも必要と言う玉本に、そげな猶予はなかと言う刈谷。

そして刈谷は、自動車の製造で世界有数の技術を誇る日本が、航空機を作れないのにはわけがあるのですよねと尋ね、荒金は戦後7年間、飛行機作りを禁止されたからだと答える。そのブランクが尾を引く、開発はスピードが命と刈谷は主張する。しかし玉本は岩倉の家には歩も祥子もいてもし誰かが感染して岩倉にうつったらどうすると問いただし、無論他の皆も同じだ、元気でおんのが大事やろと言う。

そして刈谷は、家に帰っても誰もいないという理由で作業場に残るが、舞は、刈谷さんは空飛ぶクルマと未来で待ち合わせしてて、はよ会いたいんですよねと言い出す。そして舞は就職が延期になった時、嵐で船が出せなくても、無駄な時間ではないと祥子に言われたことを話す。いつか晴れるまで、自分のやりたいことやったらええと話す舞は、今何ができんのか考えて来るから、1人で焦らないでくれと言って出て行く。

家では歩が貴司の絵を描いていた。そして深夜、舞の携帯に貴司からの連絡が入る。貴司はパリで随筆を書き始めており、パリで見たことや考えたことを言語化していた。不在を詫びる貴司だが、誰も予想できなかったからと舞は答え、貴司はまだロックダウンが続いて生活も制約があると話し、互いに会いたいと言う。

祥子は家にいて、どこか手持ち無沙汰そうにしていた。ばんば最近元気ないなあと言う舞に、めぐみは祥子が五島に帰りたがっていることを話す。めぐみも結城にIWAKURAを任せたら、2人で五島へ行くつもりだった。また貴司は帰りたがっていたが、飛行機のチケットを取るのは至難のわざで、一っ飛びで会いに行けたらと言う貴司と舞。すると舞はあることが閃いたようだった。

舞の提案で、アビキルに感染症対策が施される。そして舞は閃いたアイデアを絵にして皆に見せる。それは固定翼の、島から島へ移動できるような飛行機だった。そして刈谷は夢を夢で終わらせる気はなかと、作業を再開し、舞のアイデアを褒める。


第125回
舞は歩に紙飛行機の飛ばし方を教える。かなり向こうに落ちた紙飛行機を、拾い上げる者がいた。それは、日本に帰って来た貴司だったのである。久々の再会を喜ぶ舞と歩と貴司。そして7月。このアビキルのPR動画を作る為、純が動画撮影を行う。動画にはアビキュラ2号の様子、空飛ぶクルマとは何か、垂直離着陸や電気が動力であること、ドローンを飛ばす要領で操縦できること、安全性のために試験飛行を重ねることなどが、作業に携わる人々によって語られていた。

動画を休業中のうめづで観ていた結城や町工場の社長たちは、チタンボルトが使われているのに目を止める。雪乃は、飛行機の部品やらへんのとちゃうかと結城に訊くが、めぐみがうちの機械でもできる部品やから、挑戦していいと言ったらしい。さらに結城は、空飛ぶクルマに本格的に関われるように、必要な資格を取ろうとしていた。

さらに曽根の工場のカーボンが登場し、皆が我先にと動画を見ようとすると、密になっていると雪乃が彼らをどかす。そして最後に、執行役員の舞からのあいさつだった。
「未来は空飛ぶクルマが島から島へ、山から山へ人を運ぶ。会いたい人に合えない、行きたい場所に行けない、その悲しさ悔しさを私たちはよく知っている、だからこそ誰でも乗れる物にしたい。この車が空を飛ぶ日が来ると私たちは信じています」

そしてベンチャーキャピタルからアビキルに、是非会ってみたいと電話が入る。結果次第では1億クラスの出資も考えるという話で、一同喜ぶ。そこへ舞が、マスコミ向けの有人フライトの日程が、11月6日に決まったと知らせに来る。舞が考えた空飛ぶクルマの機体に、また一歩近づいたと言う風間は、なぜその名がかささぎであるかを尋ね、舞は織姫と彦星を引き合わせるために、橋を架けたからだと答える。作業場前の笹の短冊には
「かささぎと一緒に空を飛べますうように 梅津舞」
と書かれていた。

2026年。八木はやはりパリにいて、貴司の著書『トビウオの記』を読んでいた。それによると、舞はテストパイロットとして飛行試験を繰り返し、仲間たちと空飛ぶクルマを改良し、やがて基準をクリアして日本の空を飛び始める。貴司の歌も添えられていた。
「深海の星を知らない魚のためカササギがこぼした流れ星」
かささぎは2027年1月31日から、五島列島で運航開始となった。

初フライトの操縦は舞に決まった。そしてめぐみは会長職を退き、五島で祥子と暮らすことになる。花束を手にしためぐみは、この後もIWAKURAには関わって行くから、何でも相談してくれと別れの言葉を述べる。そしてサプライズとして、舞と悠人も花束を持って現れる。祥子は車いす生活となり、歩は10歳となっていた。

祥子はさくらに、年が明けたら五島に行くと話していた。さくらとむっちゃんは釣り客の相手をし、その彼らは若葉の船で釣りに出かける。年が明け、祥子はめぐみ、そして舞の一家と五島に着く。刈谷も同行していた。五島の人々が港に出迎えており、一太は息子の進を紹介する。こんまか頃の一太そっくりと言う祥子。信吾も来ていて久しぶりの島暮らしやしねと、めぐみに話しかける。祥子だけでなく、めぐみに取っての久々の五島での生活だった。

港にはかささぎが待機していた。マスコミも取材に来ており、多くの人々が一目見ようと待ち構えていた。飛び出すところを見届けたら、めぐみ丸で追いかけると祥子に伝えるめぐみ。祥子は若葉によろしくと言う。舞は祥子と、離島に往診に向かう医師を乗せて飛ぶことになる。歩は自慢そうに進に母親のことを話し、自分も将来パイロット、それも宇宙船のパイロットになると言う。


最後の方の、これから空飛ぶクルマに乗るというシーンを除けば、何だか30日が最終回みたいでした。あと舞の娘の歩と一太の息子の進のそれぞれの中の人は、舞と一太の子供時代の中の人ですね(ついでながら『ちむどんどん』の智の妹と弟の中の人でもあります)。

荒金が国産飛行機について話すところ、あれについては私も知っていましたが、あの2020年時点では、MSJが確か開発をしていたと思います。ただ今年2月7日に、開発が中止されるに至りました。こういう記事があるのでURLを置いておきます。と言うかこの筆者の方、ツイートを何度か目にしたことがあります。

MSJはなぜ「開発中止」に追い込まれたのか? 本当に日本の技術を憂うなら、まず製造国として型式証明を承認せよ
https://merkmal-biz.jp/post/32457

アビキュラ2号の開発がとんとん拍子で進んで行きますが。あまり過程が描かれないのが残念です。こんねくとはアビキュラ2号だけの仕事を請け負っているわけではないでしょうし、純が動画撮影係だけで登場と言うのも、何だかなあという気は正直しています。しかし貴司は思ったよりも早く帰って来たように見えます。それはいいのですが、事前に何も連絡はしなかったのかなと思います。

そして空飛ぶクルマのテストパイロットは舞に決まります。ライセンスを持っているから、それは理解できますが、ここのところ飛行機への思いをあまり感じられていなかった上に、彼女がテストパイロットを務める、あるいはそのようなオファーを受けて色々考えるようなシーンがなかったので、何か唐突な印象を受けます。

一方でめぐみの退職、花束を舞や悠人から貰うシーンなどはそこそこよかったです。前にも書きましたが、めぐみが主人公の方が、あるいはよかったのではないかとも思います。しかし祥子ばんばも、2026年時点ではもう車いすの生活なのですね。

あと「かささぎ」ですが、この鳥は福岡、佐賀、長崎などの九州北部や北日本などで繁殖が確認されています。ですからそれに絡めたのかと思ったのですが、七夕絡みだったようです。だから笹と短冊も登場したわけですね。ちなみにサガン鳥栖のマスコット、ウィントス君はカササギがモチーフですし、JR九州に「かささぎ」という特急があります。

それから新型コロナウイルスの流行が描かれていますが、1月から2月頃にアメリカで猛威を振るったクラーケン変異株(XBB.1.5)が、日本でも流行する兆しを見せているようです。実際第9波は3月頃と言われてもいたようで、まだまだ気を付けたいものです。


飲み物-ミルクティ2
[ 2023/03/31 01:30 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

家康のルーツ-得川(徳河)と世良田と

テレ朝系列のバラエティで、徳川家康のことをやっていました。ちらりと目にした程度で、あまり詳しくは観ていませんが、「世良田」について、群馬県太田市にゆかりがあると紹介されていました。

『どうする家康』第11回でも、世良田という苗字が出て来て、家康の祖父がこの姓を名乗ったことになっており、その後、おおもとの祖先を辿れば得川義季にたどりつくというシーンが出て来ます。この義季は新田義重の子ですが、上野国新田荘世良田郷の地頭であったため、世良田義季を名乗ったとも言われています。そしてこの世良田郷とは、今の群馬県太田市世良田町です。

また得川郷も領しており、得川を名乗ったともされています。一方で同じ時代の御家人に、得河義秀なる人物がいます。源頼朝の鶴岡八幡宮参拝に同行した人物のようで、『吾妻鏡』に記載されており、義季と同一人物であるとも、また他人であるとも言われています。この辺りははっきりしていないようです。

『吾妻鏡』では、文治5(1189)年6月の、鶴岡八幡宮五重塔完成式典に頼朝が出席する際、先陣の隋兵として
「徳河三郎義秀」
の名が登場しています。ちなみにこの隋兵の中に「北條小四郎」の名もあります。またその他にも頼朝に随行したとの記述があります。

ところで群馬県太田市と言えば、かつての三洋電機ワイルドナイツ(現・埼玉ワイルドナイツ)の本拠地でもあります。新田氏の本拠地から、熊谷氏の本拠地に移ったわけですね。


飲み物-ボトルとコルクとワイン
[ 2023/03/30 01:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

『応天の門』 藤原基経、道真と会遇する事

実に久々に『応天の門』です。道真と基経の出会いが描かれます。


*************************

道真が出会ったのは藤原基経だった。吉祥丸の弟かと基経は問いかけ、道真は兄に関係あるのかと思うが、兄の日記に基経の名はなかった。病で身罷られたのは残念よと基経は言うが、その兄を殺したのは当の藤原だった。

基経は話しかける。
「余に問う 何の意ぞ碧山に棲むと
笑って答えず 心自ずから閑なり」
道真が後を引き取る。
「桃花流水杳然として去る
別に天地の人間(じんかん)に非ざる有り」

昔そなたの兄に習ったと基経は言い、道真に対し。忠臣はまだ子供と言っておったが、なかなか鋭い目をしていると言う。
忠臣と聞いた道真は、これが基経かと悟り、なぜ兄のことをと尋ねようとするも、そこへ常行が現れる。常行が基経と呼ぶのを聞き、この人物は間違いなく基経であることがわかる。

常行は車を出すため基経を呼びに来たのだが、その基経と道真の取り合わせを不思議がる。道真も車の所へ戻ったが、父是善は泥酔しており、お前はこのような所に来てはいかんと強く言う。しかし才を役立てるには力が必要だった。是善を女官たちに任せ、道真は兄の日記を見る。それには手古という名がしたためられていた。基経のことである。これが闘犬に噛まれる前日のことだった。しかし基経に関する記述はそれのみだった。

吉祥丸は基経の兄たちに仕えていたものの、その扱いはひどいものであり、元服の後見ほしさとしか見られていなかった。少し離れた場で、その吉祥丸を見ていたのが手古だった。その手古は叔父良房から、自分の養子になるように勧められる。それには心身共に健やかであらねばならぬと、良房は手古の衣装を脱がせ、裸で立たせる。自分をどう思うかとの問いに、父上とは違うと答え、兄たちを超えたいかとの問いに、兄たちに興味はないと手古は言う。

良房はそなたを稚児のようにはせぬ、衣を着ていいと手古に言い、その度胸のよさを褒めて、褒美として特別に良い物をやろうと言う。それは「藤原」だった。

手古は兄たちとも行動を共にせず、蔵に閉じこもっていた。そこへ吉祥丸が現れる。彼の兄たちから置いてきぼりにされたのだった。出世したいのなら兄たちより自分に媚びろと言い。何ができるかと言われた吉祥丸は、父が学者なので手習いをしている、ただし学者になるだけの才はないと答える。ならばそれでよい、私は賢いから父に捨てられるのだと手古。そして吉祥丸に詩を教えろと言う。その詩こそ、道真との会話に登場したあの詩だった。

その詩の半分ほどを吟じたところで、国経と遠経がやってくる。詩を習っていたと言う手古に、格下から何を習うのだと兄たちは嘲笑うが、兄上たちこそ学を身に着けるべきと手古は言い、それが兄たちには面白くなかった。ともあれ、彼らは吉祥丸を連れ戻しに来たわけで、詩の残りの半分はまた教えてくれと手古は言う。吉祥丸もそれを約束するが、二度と現れることはなかった。

手古は思っていた。しばらく後病で倒れたと聞いたが、あるいは兄共が原因であろう。かわいそうなことを。

時代は戻る。基経は屋敷に戻り、そこに控えていた島田忠臣に、「あれ」は見つかったかと尋ねる。忠臣の返事だと、まだ見つかっていないようだった。基経は、異国のものは目立つ、目立つのはあまり好ましくないと言い、忠臣に手駒は好きに使うように言う。

基経はまた、菅家の道真に会ったと言う。そして詩の後半の部分を吟じ、そういう歌だったのだなと言う。忠臣は、それが李白の『山中問答』であることを理解していた。そして自分は休む、そなたも下がれと言うが、忠臣は何か思うものがあるようだった。

***********************


基経と亡き兄との関係、そして養子である基経自身の境遇などが明らかになります。道真の兄、吉祥丸をいじめていたのは、基経の兄である国常と遠経で、手古と呼ばれていた基経自身は、この兄たちからは一線を引いていたようです。

それが原因なのでしょう。基経はその後、島田忠臣と何者かを探しているようです。しかも「異国の者」と言っています。異国と言えば、かつて道真がその正体を暴いた百鬼夜行を思い出しますが、どうやらそれと関係あるようで、手駒を好きに使えと言う辺り、その者を処分しようと考えてもいるようです。

[ 2023/03/30 01:00 ] 応天の門 | TB(-) | CM(0)

リーグワン入替戦一部の試合日程と会場が決定

先日リーグワンの試合結果を投稿していますが、実は28日に、入替戦の一部の試合の日程、そして会場が発表されたので、ここでお知らせしておきます。

D1/D2入替戦第1戦
5月5日 三重ホンダヒート VS D1 10~12位(鈴鹿)
5月6日 豊田自動織機シャトルズ愛知 VS D1 10~12位(パロマ瑞穂)
5月7日 浦安D-Rocks VS D1 10~12位(ユアスタ)

D2/D3入替戦第1戦
5月5日 清水建設江東ブルーシャークス VS D3 2~3位(夢の島)
5月6日 釜石シーウェイブスRFC VS D3 2~3位(釜石復興)

D1/D2入替戦第2戦
5月13日 NECグリーンロケッツ東葛 VS D2 1~3位(柏の葉)
5月13日 花園近鉄ライナーズ VS D2 1~3位(花園)

D2の入替戦がまだであること、そしてD1の10位から12位、D3の1位から3位まですべての順位が確定したわけではないので、現時点に於いてはここまでが決まっています。

D1の11位と12位は、現時点でそれぞれNECグリーンロケッツ東葛と花園近鉄ライナーズで、この2つは入替戦が避けられない状態となっています。ただ今後の勝敗、勝ち点によっては11位と12位がひっくり返る可能性もあります。

なおD1の10位は、第13節終了時点で三菱重工相模原ダイナボアーズですが、8位のトヨタヴェルブリッツと9位のコベルコ神戸スティーラーズとの勝ち点差が4です。ちなみに6位のブラックラムズ東京、7位の静岡ブルーレヴズも勝ち点5の差ですから、この先の試合結果によってはどうなるかは未定です。

D3は、1位の NTTドコモレッドハリケーンズ大阪の成績が、大きく左右することになります。いずれにしても上位2クラブがレッドハリケーンズと、九州電力キューデンヴォルテクスで確定でしょう。また3位のクリタウォーターガッシュ昭島の勝ち点は15、4位の スカイアクティブズ広島は10、5位の 中国電力レッドレグリオンズは9です。

ところで浦安D-Rocksは宮城県のユアスタで試合を行うようです。とは言え、ここがセカンダリーホストエリアやフレンドリーエリアというわけではなさそうです。ちなみにここは先日も新潟で試合を行っています。


飲み物-スミスウィックのスタウト
[ 2023/03/29 01:45 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第26週「私たちの翼」第1話&第2話

第26週(最終週)第1話(第122回)と第2話(第123回)です。


第122回
アビキルでは2号目の試作機アビキュラ2号が作られ、それをサポートする舞たちは、丹山工業の所有地を飛行試験に使おうとする。そして朝。パパはと訊く歩に、遠い所にお出かけしている、お仕事終わったら帰って来るからそれまで一緒に待っとこなと言って聞かせる舞。祥子もこの後デラシネに行くことになっていた。刈谷は今年中に有人飛行にたどり着くには、アビキュラ2号の安全性と信頼性をしっかり検証する必要があると言う。

それには、少なく見積もっても500回は飛行試験が必要だった。しかし試験場には往復4時間がかかっていた。丹山工業の土地が使えるようになるまでの辛抱だと言う舞。また特にフライト関連のデータ整理もまだで、これから飛行試験を増やすのなら、数字に強い人間がやはり必要だった。刈谷は渥美に訊いてみるが、渥美は今皆忙しいと言う。

他のなにわバードマンOBも週末だけの手伝いだった。そんな中、舞は一人心当たりがあると言う。そして彼女が連れて来たのは森重朝陽だった。朝陽は挨拶もそこそこに、機体に関心を示す。詳しかなと言う刈谷に、惑星探査ドローンの勉強をしていると朝陽。朝陽のドローンに関する詳しさに皆驚く。そして実生理状態の飛行試験のパワー計のデータを見せて説明し、そのデータをフライトの部分だけ抽出して、見やすいようにグラフ化してほしいと刈谷は言う。

祥子はデラシネで子供たちに五島の写真集を見せ、説明していた。子供たちは関心を示す。そこへ舞が歩を連れてやって来て、一緒に帰ろうと言う。祥子はその写真集に気を引かれるものがあった。そしてめぐみは引き継ぎ業務に忙しかった。結城は設計をやっていたため、持ち込まれる案件に素早い正確な判断が下せ、おかげで引き継ぎも順調だった。しかも職人の信頼も篤かった。

さらにめぐみは結城は営業にも向いていそうだと言い、これから機会を見つけて取引先をちょっとずつ一緒に回ることをしていた。舞は時計を見る。フランスは何時かと訊かれて、午後3時くらいかなと答える舞。その頃貴司は八木のアパートの扉をノックする。よう来たなと八木。部屋には貴司の著書があった。感想は言わんといて、ほめられてもけなされてもつらいと言う貴司に、ほめられてもつらいんかいなと八木は言う。

自分でええと思ってへんもんをほめられるとしんどいと貴司。迷いながら出した本が今までよりずっとほめられ、歌が作れなくなり、また逃げてしもたんかもしれへんとも貴司は言う。海の底で花を見つけられなくなったのは、結婚して幸せになったからと思ってしもていたと言う貴司に、八木は、昔は自分が息するためだけに詩を書いていたが、学生の時にその詩をあげたいと思う人が出て来たと言う。その人は本気で世界を変えたいと言っていたらしい。

しかし随分前に自分で生きんのをやめよったと八木。おっちゃんの恋人かと尋ねる貴司に八木は、しんどなったらその人がおったことのある場所に会いに行くと言う。知り合いのおらん街をひとりぼっちで歩いていたら、声が聞こえる時がある、昔と変わらん優しい声がな、そっと会いに来てくれるんやと八木は言い、おっちゃんは今も、その人のために詩ぃ書いてんねんなと貴司は言う。八木はちょっと会うてくるわと言い、ここにおってええでと貴司をそのままにして出て行く。

翌朝。貴司が目を覚ますと既に八木はおらず、書置きがあった。
「呼ばれたから行くわ
パリでしばらく暮らしたらええ
誰の声が聞こえる?
話したいこと見つかったら
言葉にしてみ
八木」

第123回
刈谷のデータを朝陽はグラフ化する。次は屋外で試験飛行をしなければならなかった。舞は今度もたこ焼きを差し入れに持って来る。屋外飛行試験の申請について訊かれた舞は、航空局とのやり取りを進めていると答える。機体のスペックと安全性のデータは提出できたが、追加の検証データの提出を要求される。今月か来月の試験飛行は難しそうだった。大変そうやなと言う渥美に、こげなことで大変て言いよったら、型式証明の取得は夢のまた夢と刈谷。

朝陽は型式証明について尋ねる。安全性や環境適合性に於いて、機体の設計が国の基準をクリアせねばあかんと言われ、かなりハードルが高いと言えた。舞はかつて出会った荒金のことを思い出し、荒金本人を作業場に連れて来る、荒金もアビキュラ2号に目を見張る。

舞は細かいパーツを含めたら、20社以上の企業と協力して機体を構成し、接続部分のボルトはIWAKURA勢であること、機体の費用は全部で3000万円くらいかかっていることを話す。開発は順調そうだと言う荒金に、開発はうまく行っても、実際に空を飛ぶまでにはいくつもの障壁があった。舞は自分も勉強しているが、弊社には経験も知識も人脈も足りない。この証明の取得の難しさを熟知している荒金の力が必要だと言い、荒金も承諾してくれる。

一方悠人は、長崎から休暇で帰って来た久留美と例の公園で会う。久留美は野生のイルカを悠人と見に行こうとしていたが、悠人は今の仕事を終わらせたかった。
さみしいんかと訊かれた久留美は、一人でも楽しくやれると答える。悠人は素っ気なく言う。
「どうせ人間なんか、一人で生まれて一人で死んでくねん」

さらに悠人は立ち上がり、そしてこう言う。
「そやけど長い人生、50年くらいは2人で生きるのも悪くないかもな」
思いがけない言葉に久留美は手袋を落とす。

それを拾い、さらに指輪のケースを久留美の手に乗せた悠人は結婚しようと言う。こんな時だけ直球てズルい、「はい」て言うしかないと久留美。すると今度は悠人が久留美をひねくれてると言い、指輪をはめてやる。その後2人はノーサイドに行く。お通夜みたいな顔してと言う佳晴だが、道子はそんな佳晴を座らせる。悠人は久留美と結婚させてくれと切り出し、佳晴は涙で声を詰まらせながら、娘をよろしくと言う。その父を見て久留美も涙を流す。

悠人はめぐみと舞、そして祥子にもこのことを伝える。悠人は今の仕事が落ち着いたら、長崎に住むつもりにでいた。舞はその後自分たちの部屋に久留美を呼ぶ。貴司はどうしているのかと訊かれ、さあとだけ答える舞。しかしこのことは伝えておくと言う。一方パリにいる貴司は、相変わらずアイデアが浮かばず悩んでいた。そこへ舞からのメールが来る。貴司はおめでとう、自分はもう少しパリにいると返信を打つ。

3月。歩は縄跳びができるようになる。しかしその頃、パリはロックダウンしていた。舞はそのことをメールで送ろうとする。貴司はコーヒーが切れたため買いに出ようとするが、アパートの管理人が不要な外出は禁止だと言う。しかしフランス語がよくわからない貴司は、やむなく部屋に戻り、舞はメールの「早く帰って来てほしい」の一文を削除する。


アビキュラ2号の製作はうまく行っているようですが、ただ朝陽とか果ては荒金とかが、この時点で急に再登場しているように見えます。せめてその後も連絡を取っている様子などが、少しでも描かれていれば納得できるのですが。

あと舞はこんねくとの仕事もやっているのでしょうが、どうもアビキルの作業場に入り浸っているように見えてしまうのが難です。純はどうしているのだろうかと思いますし。

そして悠人と久留美。恐らくこうなるのだろうなと思いましたが、そこは悠人らしく、最終回まではぐらかしてほしかったなという気もしています。と言うか、悠人は久留美の指輪のサイズを知っていたのでしょうか。

あと祥子ばんばはやはり五島を忘れられないようですね。それと歩があまり喋らないのもちょっと気になります。さらに貴司。八木が出て行って2か月、どうやって暮らしていたのかなと思うのですが…。しかもフランス語がわからないみたいですし。

コミュニケーションが取れない状態で暮らしていても、不安しかなさそうな気がします。まあ貴司のことだから、そういうぎりぎりの状態になった時、アイデアが浮かぶのかも知れませんが…。

ドラマ本編のロックダウンは新型コロナによるものと思われますが、貴司もしばらく帰れなくなりますね。一方で悠人の「どこでも仕事ができる」はこのことを暗示しているような気がします。


飲み物-華やかなティーカップと紅茶
[ 2023/03/29 01:15 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

リーグワン第13節結果その他

ラグビー関連情報です。
リーグワン第13節(D2第10節、D3第12節)の結果です。
(赤文字勝利チーム)

D1
ブラックラムズ東京 10 - 12 東芝ブレイブルーパス東京
横浜キヤノンイーグルス 64 - 12 花園近鉄ライナーズ
トヨタヴェルブリッツ 10 - 19 埼玉ワイルドナイツ
静岡ブルーレヴズ 30 - 20 三菱重工相模原ダイナボアーズ
グリーンロケッツ東葛  7 - 32 東京サンゴリアス
コベルコ神戸スティーラーズ 14 - 23 クボタスピアーズ船橋・東京ベイ

D2
清水建設江東ブルーシャークス  3 - 34 豊田自動織機シャトルズ愛知(D2-M28)
浦安D-Rocks 20 - 10 三重ホンダヒート(D2-M30)

D3
中国電力レッドレグリオンズ 21 - 45 九州電力キューデンヴォルテクス(D3-M23)

D2はこの後順位決定戦が行われます。
またD1のワイルドナイツは、プレイオフトーナメント進出を決めています。

そしてD3は目下1位がレッドハリケーンズ、勝ち点差1で追うのがヴォルテクスとなっています。尚レッドハリケーンズは、4月1日に、ウォーターガッシュと対戦です。

ところでこの節、雨の中の試合も多かったのですが、雨は必ずしもデメリットばかりではなく、相手のインゴール近くでボールを貰って、そのまま濡れた芝の上をスライドして行き、トライとなるというメリットもあります。


飲み物-グラスに入ったビール
[ 2023/03/28 01:30 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』第12回「氏真」あらすじと感想-2

第12回後半部分です。


氏真の前に父義元が現れ、眠れぬかと声を掛ける。さらに義元は、元康は幼い頃から人質としてつらい暮らしを強いられて、人の顔色を窺う癖がしみついており、そなたの機嫌を取ることがここで平穏に生きて行くすべ、決してへつらっていたのではないと氏真を諭す。そして氏真の方に手をやり、これからもあれを大事にすることじゃと義元。

その後桶狭間の戦いで、留守居役であることに不満を洩らす氏真に、ともにここを離れるわけには行かぬと言う義元。しかし氏真は自分が軍勢を率いるべき、元康は大高城兵糧入れの大役を任されているのに、自分は元康よりも信用できないのかと父に食い下がる氏真に、義元は答える。
「そなたに、将としての才はない」

その氏真は今や懸川城で物見の役をも務め、敵が来るぞと兵たちに伝えて、率先して出て行く存在となっていた。一方武田の方は首実検をしており、穴山信君は冬から春、そして夏が来ているのに、家康は未だ氏真に手を焼いていることを嘆き、昌景は氏真が戦場で自ら槍を振るっていること、その気迫に徳川勢が押されていることを話す。信君は意外そうだが、信玄は言う。
「追い詰められてようやく目覚めるということもあろう、やっと兵を鼓舞できるようになったか」

しかし信君は、家康が氏真を討ち損ねて、北条に逃げられるのを懸念していた。そこで信玄は、遠江の守りの薄い部分を突くように命じる。大久保忠世によれば、武田軍が信濃と遠江の国境に陣を張り、今にも攻め込まんとしているらしい。取り決めに反した行為だが、早く氏真の首を取るように脅していると榊原康政は言う。忠世は自分も懸川攻めに加わろうとするが、家康は、そなたはそなたの役割を務めるように命じる。

忠世は信玄が攻め込むのを危惧していたが、家康はこう言い放つ。
「関わりない!これはわしと氏真の戦じゃ。信玄なぞ関わりないわ!」
元忠と親吉もそれに同意し、忠世を邪魔者呼ばわりするが、一人忠勝は忠世に理解を示した。

徳川勢はなおも今川の防御に手こずっていた。しかし忠勝は、盾の後ろの氏真をめざとく見つけ、矢を射ようとする相手に槍を投げつける。これにより氏真は右肩を負傷するが、その翌日総がかりで打って出ると決めており、糸には女たちを連れて抜け穴から脱出し、北条に身を寄せるように、そして氏真は立派に戦って討ち死にしたと伝えるように言う。

糸はもう十分でございますと言いかけて、氏真の肩に手をやろうとするが、氏真は早う出よと言うのみだった。一方家康は満天の星空を仰いでいたが、そこへ康政が来て城に抜け穴があり、女たちが抜け出して来ていたこと、中には氏真の妻女らしき人物もいたと知らせる。そして氏真は歌をしたためていた。
「なかなかに 世をも人をも恨むまじ 時に合わぬを身の咎にして」

そこへ元忠と親吉がやって来る。さらに具足を身に着けた家康も姿を見せ、槍を持った氏真は家康にも槍を渡す。助太刀しようとする元忠と親吉を制し、家康は石突で氏真のみぞおちの辺りを突く。自刃しようとする氏真を家康は止め、なぜじゃと問う氏真にこう言う。
「死んでほしくないからじゃ。
今も…兄と思っておるからじゃあ!」

しかし氏真はその言葉を素直に受け止めず、皆わしの才は蹴鞠だけじゃと皆言っていた、父上もわしを認めなかったと言い、再度太刀を手に自刃しようとするが、そこへ糸が現れる。義元は糸には心の内を話しており、
「己を鍛え上げることを惜しまぬ者は、いずれ必ず天賦の才のある者をしのぐ」
と語っていた。そして才を秘めた家康と手を取り合い、今川をますます栄えさせる姿が目に浮かぶようだとも話していた。

義元は氏真が密かに努力しているのを見ており、よい将になるであろうということ、そして次郎三郎(元康)は大きく化けると見ていることを糸には話し、2人が手を取り合う将来が楽しみであると口にしていた。糸はそれを直に氏真に伝えるように頼む。それを言われたから努力を怠るような人物でないのは、糸も承知していた。義元は戦から戻ったらと約束する。

義父上はあなたをずっと見ていた、そして認めていたと言う糸。氏真は涙を流す。そして家康も、氏真に弓引くことになったのを詫びる。糸はもう十分でございます、そこから降りましょうと、今度は夫の肩に手をやる。さらに糸はこう口にする。
「糸は、蹴鞠をするあなた様が好きでございます。
勇ましく戦うあなた様より…ずっとずっと好きでございます」

氏真は北条に身を寄せる覚悟を決め、家康に力添えを頼む。何ひとつ事を成せなかったが、妻一人を幸せにしてやることならできるやも知れぬ、笑わば笑えと言う氏真に、笑うことなどありましょうやと答える家康。そして氏真様が羨ましい、いつかあなた様のように生きたいと言う家康に、そなたはまだ降りるな、そこでまだまだ苦しめと氏真。

子供時代。後の氏真である龍王丸に、竹千代はたどたどしく自己紹介をする。尾張ではよほどつらい目に遭っていたと見える、今日からはそなたの兄と思うのじゃと義元は言い、2人は蹴鞠に興じる。2人が成人してからも蹴鞠は続いた。あの時楽し気に笑っていた氏真は、今は妻を連れて相模へ落ちる身となっていた。

一方で、このことを聞いた信玄は、自分が大いに怒っていることを「岡崎のわっぱ」に伝えてやれと言う。信玄が攻めて来るかも知れぬと案じる数正。自分が詫びの使者に立つと言う忠次に、家康は一言要らんと言い、忠勝は北条と手を組めば武田を挟み撃ちできると言い出す。にわかに色めき立つ家臣たちだが、家康は一人何かを考えていた。


何やら闇落ちした感のある氏真相手に、徳川勢は苦戦します。しかし忠勝の槍により氏真は負傷、そして糸には北条へ落ち延びるように言います。氏真自身は最早戦死を覚悟していましたが、そこへ家康がやって来ます。槍試合をしようと言う氏真ですが、家康は穂先とは逆の石突で相手を突き、自刃しようと言う氏真を思いとどまらせます。

家康は今も兄と思っていると言い、太守様である義元の思いに背き、弓引いたことを詫びます。その義元は、実は氏真に望みを抱いていたことを、妻の糸には知らせていました。本来は氏真と次郎三郎、つまり家康が手を取り合って駿府を栄えさせることになっていたのですが、その義元の死により、思わぬ番狂わせが起こってしまったわけです。

無論家康としては、まだ駿府へ戻ろうとはしていましたが、あの時信長が来てしまったことが、その後に大きく影響しました。そして子供時代、尾張ではつらい目に遭っていたと見えると、義元が当時の龍王丸に竹千代を紹介するのですが、その「つらい目」に遭わせたのも信長でした。そしてその信長は、今川に取って代わる存在になろうとしていました。

夫氏真からは、どちらかと言えば冷遇されていた感がある糸ですが、ここに来てきちんと氏真をフォローできたようです。そして蹴鞠。どうもこれは『鎌倉殿の13人』を思い出してしまいますが、その後も無論蹴鞠は行われていました。『おんな城主 直虎』では、この龍王丸とおとわの蹴鞠合戦が披露されています。

それにしても家康が見ていた星空、何だかプラネタリウムのようですね。あと武田の首実検がなかなかリアルで、妙に血生臭い雰囲気があります。そして氏真を逃がしたことにより、その武田を怒らせてしまう家康ですが、次回は、上洛がメインのようです。


飲み物-琥珀のエール
[ 2023/03/28 01:15 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』第12回「氏真」あらすじと感想-1

第12回前半部分です。


武田信玄の侵攻により、駿府は落ちた。そして徳川も今川攻めに入っており、かつて栄華を誇った今川は終わろうとしていた。しかも氏真が陣触れを出したにもかかわらず、駆け付けた家臣は岡部元信のみだった。他の家臣たちは皆武田に寝返ったのである。

やりきれない思いで喚く氏真に、元信は義元から賜った脇差を差し出し、信玄が来る前に腹をお召しなされと言う。介錯に回る元信。氏真は頸動脈を切ろうとして、父義元から将としての才がないと言われたことを思い出す。その頃武田信玄は、うじ真の居所を探させていたが、行方は知れなかった。見つけ出して首を刎ねよと信玄は山県昌景に命じる。

そして家康たちも、引間城を拠点に遠江攻めを行っていた。しかし家康は心ここにあらずといった感じだった。家臣たちから声を掛けられて我に返った家康は、氏真がどこに逃げたのかと思っていたと答える。石川数正は、相模の北条が武田のこの軍事行動に怒っていると言う。氏真の正室は北条の姫であり、北条領に逃げ込めばどうすることもできなかった。しかし酒井忠次は、落ち武者狩りに遭っている可能性を示唆する。

そこへ服部半蔵が現れる。一同は既に氏真の居所を突き止めたと思い、腹が減っていると言う半蔵に握り飯を食べさせる。家康や鳥居元忠に氏真はと尋られた半蔵は、悪びれることなくこれからだと答え、一同の冷ややかな視線が彼に向けられる。半蔵は伊賀者たちの分もと、竹皮に包んだ握り飯を持ち去ろうとして、家臣たちに急き立てられる。その頃氏真は山中をさまよっていた。

その氏真を、正室の糸が追っていた。氏真はつぶやく。
「あの足手まといが」
14年前、氏真は父の前で当時の元信とたんぽ槍での勝負に勝つ。才がないと言う元信に、諦めずコツコツやれば必ず上達すると忠告する氏真。

氏真は関口氏純の娘瀬名に思いを抱いていた。しかし武田、北条との同盟により、氏真の正室は北条の姫糸と決まる。糸は子供の頃のケガがもとで右足が悪く、輿入れが遅れていた。氏真は妻を迎えたにもかかわらず、夜も学問に身を入れ、糸に注意される。そして早朝になると、一人で武芸に励む有様だった。

家康たちは、次は懸川(掛川)城を取る予定だった。ここを取れば遠江をほぼ手中に収めたことになる。しかし半蔵がやって来て、氏真がその懸川城にいると言う。さらにその時信玄から速やかに氏真を討ち取り、首を届けるように、さもなくば武田がやるという内容の手紙が来る。家康は一念発起し、元忠と平岩親吉を連れて懸川城攻めへ向かう。

氏真は懸川城の守りを固めつつあった。しかし糸は、北条の父と兄が自分たちを受け入れると言ってくれたのに、なぜ北条に身を寄せないのかと言う。逃げるなどありえぬと氏真。そして元忠と親吉は家康の命令を仰ごうとする。しかし家康は金陀美具足を見て、かつて義元が自分と氏真を末永く支えてくれと言ったことを思い出していた。

元忠はそういう家康の心中を察したのか、今まで氏真が自分たちにどのような仕打ちをしたのか、思い出してくだされと言う。大高城に援軍を送らなかったこと、駿府の三河衆を殺したこと、瀬名や子供たちまでもが危険にさらされたことなどを元忠は延べ、家康は意を決したように、氏真は憎き敵じゃと口にする。そして兵たちに懸川城は10日で落とす、今川氏真の首級を挙げよと命じる。

ところが窮地に陥ってからの氏真は意外に強かった。4か月が経ち、季節が夏になっても徳川勢は苦戦を強いられる。そして今川方は、総大将たる氏真自らが前線に立ち、相手に矢を放った。家康の方もこれといった打開策はなく、暑さも加わり、士気は落ちかけていた。家臣たちが軍議の席を立った後、家康は一人問いかけるようにつぶやく。
「なぜそこまで戦う…氏真…」

氏真もかつて、元信がわざと自分に負けていたこと、しかしそれは相手への侮辱だと父義元に叱られたことを思い出していた。そして山中の、いつも武芸を稽古している場で刀を振り回している氏真は、いつしか夜の館の庭で刀を振り回していた。そしてそこに家康の姿を見たような気がした氏真は、刀を振り回すが、無論そこには誰もいなかった。


引間城を手に入れた家康は、遠江を攻めます。一方で武田信玄は駿府に侵攻し、氏真の生死がわからなくなります。家康が軍議の席で1人ぼうっとしていたのは、恐らく氏真の生死、それも首を取ろうと言うものではなく、かつては兄事していた氏真への思いが、多分にあったものと思われます。

しかし武田との約束の手前、家臣たちの手前、家康は氏真の首を取るべく懸川城へ向かいます。この情報をもたらしたのは服部半蔵でしたが、最早一仕事して戻って来たかと思われた半蔵が、まだこれからでござると言った時は、流石に家康以下家臣たちが
「役に立たんやつだ」
と言った目つきになったのには笑います。

懸川城攻めは家康自身が決断したものでしたが、ここで今川勢の意外な強さに苦しめられることになります。氏真も駿府を追い出され、もう失うものはないと思ったようです。しかし氏真の正室の糸(早川殿)は、北条の実家に身を寄せるように夫に勧めます。

しかし氏真は、かつて家康、当時の元康は大高城を任されたのに、自分には桶狭間の戦いで何も命じられなかったこと、父義元から将としての才がないと言われたこと、そして父の前の勝負で、当時の元信がわざと負けたことなどを忘れられずにいたようです。そして意外と言っては何ですが、この人は努力の人でもあり、それが評価されないことを歯がゆくも思っていたのでしょう。

そのせいか、糸の忠告も聞かず、家康と全面対決に出ようとします。逃げるなどありえぬと言う氏真の脳裏には、家康に対する様々な思いが、そして家康の家臣たちの頭には、氏真が三河の者たちに何をしたのかに対する思いが、それぞれ渦巻いていたようです。

ところでこの前の回で、忠次に家康が「東三河の旗頭」と言っていますが、あれは吉田城攻めによる殊勲ですね。そしてこれにより、今川氏の三河支配が終わったとされています。

飲み物-テーブルの上のスタウト
[ 2023/03/27 01:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』大河コラムの補足-2

先日投稿した補足分の中で、スクショ添付のツイートに関して、多少わかりづらいと思う部分があったので直しています。

しかし武者さんの場合、

儒学、儒教、中華文明的価値観が好き
幕末の薩長大河や徳川慶喜を肯定的に描く大河が嫌い
近代を舞台にした大河や企業の創業を描いた朝ドラが嫌い

この3点ははっきりしています。
あと三谷幸喜氏をはじめ特定の脚本家や俳優が好き、あるいは嫌いといった点も見受けられます。たとえば竹中直人さんなどはあまり好きとは言えなさそうで、『軍師官兵衛』や『青天を衝け』叩きも、その辺りに一因があるようです。

さらには北海道や沖縄が舞台となると、とにかく肯定するところがあり、北海道大河がないから作れという文章を、何度か目にしたことがあります。しかしそれは、自分で企画を持ち込んでNHKと談判すればいいかと思いますが。それと沖縄を舞台にした『琉球の風』は、観たことがあるのでしょうか。

あと儒学に関しては前から触れてもいましたが、特に『麒麟がくる』以降は、大河に毎年のように登場していることもあり、やけに話題にするようになった気がします。ただ私としては、武者さんが麒麟を好きだったのは、儒学もさることながら、駒に共感したからではないかと思っています。それと『平清盛』については、この脚本を担当した藤本有紀さんが、『カムカムエヴリバディ』の脚本を書いて以来、とみに攻撃するようになったように感じられます。

しかし今回第10回と第11回のコラムを続けて見てみましたが、相変わらずですね。ドラマ本編を見落としているところがあるし、第11回の場合、戦国時代椿がどのように受け入れられたか、団子や栗にどのような意味があるのか、それを調べたようにも見えません。何かこう、録画していたのを早送りにして1度だけ観て、そのうえでコラムを書いたのかとさえ思ってしまいます。
(敢えてそうすることで、報酬が発生しているのかと勘繰りたくなる所以です)

あと家康が『吾妻鏡』を読むシーン、せっかく昨年の最終回のシーン、それもその時は比較的好意的に書いていたシーンが再現されたのだから、その点について触れてあげればいいのに、本の持ち方がよくないとか何とか。それからハッシュタグ付きのツイートにしても、やけに問題視しています。

無論中にはこれはどうかと思われるものもあるようですが、他人がツイートする自由を止めることはできませんし、気に入らなければスルーするなり、ミュートするなりすればいいでしょう。カリギュラ効果と言いますか、見ないでおこうと思ったらかえって見てしまうのでしょうか。

心理ということでもう1つ。あまりこのように言うのは何ですし、決めつけるつもりもありませんが、武者さんの文はやはり考えや対人関係に偏りが見られますし、実際書く内容が曖昧であるとか、自分の意見をオーバーな形で表現する(たとえば脳みそが溶けるなどの表現)点などに強くそれを感じます。

無論真にプロ意識が高いライターなら、仮にそういう考えの偏りがあったとしても、こういうことはまずやらないでしょうが。

今後また見る可能性はありますが、それがいつになるかは未定です。
(2023年3月31日一部修正)

飲み物-2種類のカクテル
[ 2023/03/27 00:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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