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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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『舞いあがれ!』第21週「新たな出発」第2話&第3話

第21週第2話(第98回)と第3話(第99回)です。


第98回
朝。舞は貴司と一緒に3人分の弁当を作って、1つをめぐみに渡す。夕食は早く帰れそうだから自分がやると舞。そしてブログもアクセス数が増えていた。しかし笠巻が腰を痛めたらしく、土屋が社長どこですかと駆け込み、舞が様子を見に行く。笠巻は病院でぎっくり腰と診断され、舞が娘の佐知子を呼ぶ。無理せんかてええ、早く会社に戻りと娘に言う笠巻だが、結局佐知子が送って行くことになる。家で1人で大丈夫なんと佐知子に訊かれ、迷惑はかけんと笠巻。

その夜家でおでんを食べながら、舞は笠巻のことを心配するが、めぐみは夕方に、笠巻から退職依頼の電話があったことを伝える。めぐみはいつまでもいてほしかったが、笠巻は最早体力的にきつくなり、土屋も育って来ていたため、辞めることを考えており、今日のことで決心がついたようだった。そしてめぐみは社員の前で、笠巻が4月に退職する旨を告げる。引継ぎはしっかりやらせて貰うと笠巻。退職後何しはるんですかと土屋は尋ねる。

プライベートなことを訊いてどうすると笠巻は笑い、家族サービスでもやらせて貰うと言う。その土屋は休憩時間も笠巻を質問攻めにしていた。他の社員も、笠巻に頼っていた部分が大きかった。趣味もなく仕事一筋のようで、退職後どうするのか皆は勝手に推測するが、佐知子に息子がいることがわかり、家族サービス言うんは孫と遊ぶことかと宮坂は言う。舞は結城から、佐知子が実家に寄り付かないと聞かされる。病院での会話を思い出す舞。

娘のことは昨年亡くなった妻に任せており、父と娘の話題がないらしい。結城いわく、結婚式の後笠巻を家まで送ったら、プラモデルの箱がぎょうさんあった。結城の息子にくれたりもしたが、本当は孫のために買っているようだった。そんなある日舞が帰社すると、市役所の職員が2人来ていた。市内で騒音がすると苦情があり、どの工場かを調査しているので、騒音レベルを測定すると言う。舞は帰りが遅くなると貴司に伝える。ごはん作って待っていると貴司。

その時デラシネには北條が来ており、平和な日常だね、何にも縛られないで放浪して短歌を作りたいと思わないかと尋ねる。思わないと答える貴司。そして北條は貴司の著書『デラシネの日々』の重版がかかったお祝いとして、ケーキの箱を差し出す。しかし淡々とした表情の貴司に北條は、この間史子が長山短歌賞の佳作に入選し、100年後も読まれ続ける短歌を作ることを夢として語っているが、梅津さんには夢がないのかと責めるような口調になる。

一方騒音の方は、IWAKURAは特に問題はなかった。もし問題があれば防音壁設置、機械の移設縮小などの措置を取ることになるのである。しかも費用は会社持ちだった。今は工場が減少して空いた場所に家が建ち、工場と住宅が混在してしまうと聞かされる舞とめぐみ。めぐみは夕食時に、他の工場はどうしているか訊いてみると言い、貴司が準備した夕食の寄せ鍋を美味しいとほめる一方で、貴司任せのままではあかんと言い、舞も家事の分担を決めることにする。

手の空いている人がやればいいと言う貴司だが、工場は残業があるから、貴司に負担がかかることになるとめぐみ。自分の時間ちゃんと作ってほしいと舞も言う。そして貴司は、冷蔵庫にケーキがあることを伝える。後日舞は、御園純から結婚祝いにコーヒーカップを貰う。新婚生活はと訊かれて、仕事も忙しいしまだ実感がないと舞は答える。そして先日の市役所のことを話す舞に、ああここもか、東京もと純。町工場の経営は厳しく、そのうえ騒音対策までとなったらやって行けないと言う舞に、純はオープンファクトリーを勧める。

第99回
オープンファクトリーとは、地域の町工場と協力してお客を呼び、ものづくり体験などを通して町工場を知って貰うことだった。要は社会見学のようなもので、楽しそうやなと貴司。しかし楽しいだけではなく、町の人と工場の間の壁を壊せる気がすると言う舞。その壁について、よく知らない人が相手の場合人は疑心暗鬼になるが、工場のことを知って貰ってしっかりコミュニケーションを取ったら、いい関係が築けるのではないかと言うことかと貴司。

そうだと言う舞に、ええ味方でけたなとめぐみ。このやり方は東京でも成果を上げていると純は言っていた。ええかも分かれへんなとめぐみも乗り気になり、東大阪の明日を創ろう会のパンフレットを見せる。2代目社長が集まる勉強会で、ここで相談してみたらとめぐみは舞に勧める。そして舞はうめづで食事をしていたところ、周囲の町工場の社長たちが例の騒音の話をしたり、働き手不足に悩んでいるのを耳にする。

社長たちも世代交代が進み、二代目となっていた。舞は彼等にオープンファクトリーのパンフレットを見せ、一緒にやらないかと言う。外からだとわかりにくい町工場の様子を、オープンファクトリーで知って貰ったら、町の人との関係もよくなると言う舞。騒音のクレームも、よく分からないのが原因でうるさく聞こえていること、IWAKURAも人手不足であり、どのような仕事であるかを理解して貰うためにも、やってみたいと舞は皆を説得する。

しかし反応は今一つだった。休みの日に無給で働くこと、準備が必要なこと、一般人を入れて問題が起きたらどうなるかと言った懸念があり、この話に乗れなかったのである。すると舞の後ろにいた的場が、東京の大田区でもやっていた、新聞で見てええなと思っていたらしいのだが、うちは小さいから役に立たないと言う。そして的場は、例の騒音の件で世話になった市役所の安川という担当者が、東大阪を盛り上げたいと熱く語っていたと話す。

的場は安川に尋ねてみるように言い、また自分にできることがあったら手伝うと言ってくれた。一方でデラシネにはまた陽菜と大樹が来ており、そして舞もPCを持ち込んで企画書作りをしていた。私の宿題と換えっこせえへんと陽菜。その宿題とは短歌を作ることだった。自分は作られへんと舞に言われ、陽菜は宿題を貴司のところへ持って行く。しかも大樹まで貴司を頼ったため、貴司はできないと断り、それぞれの短歌はそれぞれでないとできないと諭す。

貴司は言う。短歌作るってことはな、誰とも違う自分がここにおるで!と胸張ることやねん、そやから自分だけの歌作らんと。そして貴司は、最近あった面白いことを教えてくれと子供たちに尋ねる。陽菜は母親に給食費をくれと言ったらすかんぴんやと言われ、悲惨なのにすかんぴんという言葉が面白かったと言う。貴司は大樹にも面白かったことを尋ね、その夜家で舞は企画書作りの続きをし、貴司は短歌を考えていた。

その貴司は子供たちが考えた短歌を舞に見せる。それにはこうあった。
「いやなことふきとばすよな言葉やな すかんぴん ママ、大丈夫やで」
「すべり台すべっただけであながあく ズボン弱すぎちゃうんかお前」
ええ歌作るなあと言う貴司に、教え方も上手やった、2人もめっちゃ楽しそうに短歌作ってたと舞。僕も楽しかったと貴司。

貴司は短歌教室をやりたいと考えており、舞も同意する。そして舞は会社で安川と名刺交換をし、名刺に飛行機のイラストがあるのに気づく。安川はその名刺が特注で、しかもその飛行機は学生時代に作ったものだと言う。舞はそれを聞いて、かつてなにわバードマンの空山が、安川先輩とターミガン号について話していたのを思い出す。舞が思った通り、飛行機はターミガン号で、安川はなにわバードマンOBだった。舞は自分がスワン号で飛んだことを安川に話す。


朝から色違いのエプロンをして、弁当を作る舞と貴司。あるいはめぐみと一緒に夕食を摂ったり、自分たちの部屋であれこれ話したりするのは如何にも夫婦なのですが、それ以外の自分たちの仕事の場の描写が多いため、正に舞の言うように、視聴者としても
「まだ実感がない」
といったところでしょうか。

その貴司は言葉を扱う短歌作りをしているせいもあり、舞の考えをちゃんと言語化できているのは流石です。しかも短歌に対しての哲学を持っており、デラシネの常連の子供たちには、きちんと自分たちで作らせているようです。実際この人は、北條のようにあれこれ注文をつけてくる(それも仕事ではありますが)編集者を相手にして、コマーシャリズムに乗せた本を出すより、子供たちに何か教える方が向いているのではないでしょうか。

そして舞。騒音の件を御園純に話したところ、オープンファクトリーを教えて貰います。しかし多くの町工場の経営者は乗り気ではなく、ちょっと頼りない感じの的場が1人共感してくれます。そして、東大阪市の安川という職員を教えて貰います。実はこの安川は、かつてなにわバードマンに所属して、ターミガン号の責任者でした。思わぬ縁に舞は驚きます。

一方でいよいよ笠巻さんは退職のようですね。ただ佐知子という娘とあまりうまく行っていないようですが、今後どのようになるのでしょうね。

あと史子が、長山短歌賞の佳作に入賞していたようです。彼女のことだから、短歌に対して強い思い入れを持ってはいるのでしょう。この点で短歌好きというのは共通していましたが、彼女と貴司とは同じ歌人でも、やはり明らかにタイプが違っているようです。

飲み物-コーヒーとケーキ
[ 2023/02/23 01:45 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

銀河鉄道999のテーマ/Opening Theme of "Galaxy Express 999”

漫画家の松本零士さんが亡くなられました、ご冥福をお祈りします。代表作『銀河鉄道999』のアニメ版、ゴダイゴによるテーマ(1979年)を、ここに置いておきます。

Leiji Matsumoto, a manga artist died on the 13th of February. So I post an OP theme of "Galaxy Express 999", based on one of his works that is performed and sung by GODIEGO. R.I.P.




[ 2023/02/22 01:45 ] その他/others | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第21週「新たな出発」第1話

『舞いあがれ!』第21週、今回は第1話(第97回)のみです。


第97回
2015年3月7日。舞と貴司は結婚した。2人は仏壇の浩太の写真に結婚報告をする。一方披露宴会場のノーサイドにはなにわバードマンの先輩の由良、航空学校の同期の倫子をはじめ一太と百花も来ていた、百花は藤沢と山田に、お似合いですねと言う。五島からは祥子や豪、信吾やさくらが来ていた。舞ちゃんの花嫁姿がざあまにみじょかったとさくら。主役の2人が遅くないかと言う信吾に、浩太に花嫁姿を見せに行っているごたと祥子。これは実は貴司のアイデアだった。

一方笠巻は浩ちゃんもうれしいやろなと言い、雪乃は、舞みたいな娘がいたらどんなにええやろと思っていたと打ち明ける。そして主役の2人が、久留美に先導されてノーサイドにやって来て、乾杯が行われる。五島から来てくれた礼を述べる舞と貴司に、ざまにお似合いやねお2人さんと豪は言い、信吾は新婚生活は五島で送ってほしかったと言う。私五島に住もうかなと百花。一方倫子は由良が、アリゾナでパイロットをしていることを知る。

セスナ機でグランドキャニオンを飛んでいると由良。その倫子はフランス人と婚約し、婚約指輪をしていた。挨拶に来た舞に倫子は椅子を勧め、由良は料理を勧める。一口食べておいしいと言う舞に、変わってないと由良と倫子。その後、ばらもん凧をあしらったウェディングケーキにナイフが入れられた。舞は祥子と記念撮影をする。祥子もいきなり結婚で驚いたが、どんなことでも貴司と一緒にいたら大丈夫やと思った、ばんばとおじいちゃんみたいにと舞に言われて照れる。

その頃久留美は佳晴と連絡がつかず苛々していた。そこへ当の佳晴が悠人を連れて入ってくる。「お義兄(にい)さん、待ってました」と貴司は言い、おめでとうと悠人は言う。道子はお疲れさんと佳晴にビールを注ぎ、ホンマ疲れたわと佳晴はグラスを手に取る。笠巻は酔って結城と共に帰るが、ノーサイドではまだ多くが五島かるたに興じていた。そしてブーケトスで道子がブーケを取っていた。若い子に取らさんかいなと佳晴。

その道子は舞ちゃんきれいやわと言う。やはりああいうドレスを着てみたいかと言われ、若い頃は憧れてたが、ひとの結婚式ばかり出ていてもうこの年や、来世に期待しとくと道子。その頃悠人は公園で1人考え込んでいた。そこへ久留美が近寄り、缶ビールを手渡す。おごりますと言われ、そこまで落ちぶれてないと言う悠人だが、久留美に覇気がないと指摘される。悠人は今後を決めかねていた。

自分にできることは金稼ぐことくらいでと言う悠人に、すごい才能やと思いますけどと久留美は言い、うちのお父ちゃんにはない才能ですと言う。うなずく悠人に、今度は酔っぱらったら素直なんですねと言う久留美。久留美ちゃんにはかなわんわと悠人。その久留美は大事な友達と大事な友達が家族になって、めっちゃ嬉しいが、そしてちょっとさみしいと口にする。

一方勝と雪乃は岩倉家まで戻り、表札が「梅津 岩倉」になっているのを見る。勝は空を仰ぎ、浩ちゃん、きれいかったで舞ちゃんの花嫁姿と話しかける。岩倉家では祥子とめぐみが話をしていた。めぐみはここ半年間、家のリフォームなどでバタバタしていたのである。舞がここに住みたいと言ったのだった。めぐみは酒を口にしながら急に涙ぐみ、祥子にありがとうと言う。

一方舞たちはリフォームし、寝室やリビングなどが作られた2階にいた。貴司は今日はええ一日やったと短歌を作り、舞はホンマに幸せな一日やったと舞。ずっと忘れたないやろ、この幸せ、歌の中に閉じ込めよう思っててさっきから考えていると貴司。こういう歌にしたくなるような幸せが、これからいっぱいあったらええなと舞。幸せになろうと2人は指切りをする。



週が変わっていきなり舞の結婚式です。そして披露宴会場がノーサイドですが、新婦がバイトをしていた店だと考えればそれも納得です。しかしここは、久留美と佳晴が八神の母に顔合わせを断られた場所でもあり、また久留美が八神に、婚約指輪を突き返した場所でもありました。年月が経ち、久留美の友達の舞はここで披露宴をし、舞の同期の倫子は婚約指輪をしているのですね。

一方由良先輩、やはりアメリカでパイロットをしているようです。しかしこのことを舞は知っているのでしょうか。それにしても五島からのお客さんがいるせいでもあるのか、披露宴もばらもん凧が飾られていたり、五島カラーが強めですね。あと祥子ばんば、今いくつくらいなのでしょう。舞が小学生の時60代だとしても、もう80は過ぎているはずなのですが。しかし照れてみせるのが可愛いです、ばんば。

そして悠人が現れます。はっきり言って金髪より、黒髪の方がよさそうな気がします。それはともかく、挨拶だけするとノーサイドを出て行き、1人考え込むところが如何にもこの人らしいです。投資家としての彼は終わり、今後何をするべきかまだ決めかねているようですが、「自分にできることは金稼ぐことくらい」と言い切ってしまうのもまたすごいです。この人の、よくも悪くも常人らしからぬところですが、これからはその常人として生きて行くことになるのでしょう。

さて新婚の2人は、めぐみと一緒に住むことになったようで、表札が「梅津 岩倉」になっています。尤も貴司にしても実家が隣だから、実家で何かあった場合はすぐ帰れるわけですが…。それにしても、うめづの向かい側はああいう飲み屋になっているのですね。

そして舞たちの部屋は、かつての舞と悠人の部屋をリフォームしたのでしょう。寝室、リビングそしてダイニングもあって、如何にも2人が住むのにふさわしい空間ではあります。貴司の相聞歌はどうなったのかはともかく、今はもう少し肩の力を抜いて歌を作っているようです。

飲み物-ティーカップと紅茶
[ 2023/02/22 01:45 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

告解火曜日

祝祭日関連で少々。2月21日は告解火曜日(シュローブ・チューズデイ、マルディグラ)です。その翌日が灰の水曜日(アッシュ・ウェンズデー)で、いよいよレントの始まりです。復活祭の前の金曜日(聖金曜日)前日まで続くこの期間は、信徒に取っては精進の時期でもあります。ただし東方教会の場合はもう少し長く、特に聖職者はいつにも増して、かなり禁欲的な生活を送ることになります。

この火曜日、精進に入る前ということで、キリスト教国では肉類や油、バターをたっぷり使ったお菓子や料理を食べるならわしがあります。イギリスではパンケーキを焼く習慣があるとされていますが、この日はかつてはフットボールが行われた日でもありましたこれは、今のラグビーやサッカー、あるいはその他のフットボールの基となったボールゲームのことで、人数もルールもちゃんと決まっていませんでした。

そのためボールを誰かが服の中に隠したりもしたし、またそのボールそのものも、牛や豚の膀胱を膨らませただけのものでした。ちなみに世界最古のラグビーボールメーカーは、ワールドカップに公式球を提供しているギルバートで、膨らませた豚の膀胱に革を張ったボールを考案しています。

飲み物-グラスに入った黒ビール
[ 2023/02/21 01:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』第7回「わしの家」あらすじと感想-2

第7回後半部分です。


一方瀬名たちも寺に行くべく変装をしていた。しかし瀬名は色白で百姓女に見えず、於大がすすで狸のような顔にしてしまう。「遊んでおられます?」と瀬名。そして家康たちも変装し、家臣土屋長吉重治が案内する。家康は完全に百姓に化けていた。そして彼らは本證寺寺内町を目指す。ここは堀や土塁に守られており、堀には蓮が咲いていた。

中は大賑わいだった。市が立つ日かと尋ねるう家康に長吉はどもりながら、盗人がいないので毎日商いができると答える。岡崎の城下よりにぎわっていると康政(小平太)。町には遊び女も罪人もいると言う長吉は、槍の半蔵こと渡辺半蔵守綱に声をかけられる。長吉は家康たちを百姓と紹介し、それぞれ小平太、平八そして家太郎と名乗る。汚い顔だな、モテんぞ、顔くらい洗えあほたわけと、相手の正体を知る由もない半蔵は家康たちにつかみかかる。

結局家康たちの正体はばれずに済んだ。そこへ笛の音が聞こえ、女たちが舞楽に合わせて舞い始める。その中でも千代という女は人気があった。舞が終わり、千世は空誓様がお見えになると、寺へと皆をいざなう。そして家康たち3人を坊やたちと呼び、やはり寺へと連れて行く。一堂に会した民の背後に、空誓と名乗る層が現れた。この人物は蓮如のひ孫に当たり、民から絶大な支持を受けているようだった。

空誓はこの間、法事の帰りに藪の中で小用を足していたところ、背後に幼い少女がいるのを見たと話す。両親からここで待っておれと聞かされ、その前の晩からその状態なのだと言う。要は捨て子だった。寺に連れて帰ろうとしても言うことを聞かず、無理やり連れて帰って他の僧に預かって貰ったようだった。しかし空誓は、その親を憎む気にはなれないと言う。

その親がどのような気持ちでいたかを考えると、わしは泣けてくると空誓。民たちも涙を流していた。なぜこんなことをするのか、おまんまが食えんからじゃと空誓は続け、皆一生懸命働いとるのになぜ食えんのか、それは戦ばっかやっとるあほうどものせいじゃと声を荒げる。そうだそうだと民たち。今年も実りが悪いが、仏さまがいい加減にしろと悲しんでおられるのだろうと空誓。

しかしここには蓄えがあり、助け合って支え合って皆で暮らしてくんじゃあと空誓は一同に語りかけ、憂い事のある者は聞いてやると言う。戦に出て女子供を斬った、金のために売春をした、年寄りを殺して稗を奪ったなど悩みは様々だった。空誓は誰でも過ちを犯す、しかしそれでも仏さんはお救いくださるんじゃ、阿弥陀様は必ず皆を極楽浄土へお迎えくださる、手を合わせて南無阿弥陀仏と唱えようと呼びかけ、皆は念仏を唱える。

民に取って空誓はあたかも救世主のようだった。その空誓は、現世の罪は現世限りじゃと力を込めて言い、一同は湧く。そして念仏を唱えながら踊り始め、千世は坊やたちも踊りなさいと勧める。半蔵は女と踊っていた。ここは男女が出会う場所でもある、気に入りのおなごがいれば声をかければよいと千代は言う。

康政と忠勝はその気になるが、家康は空誓と話したいと千代に頼む。康政はすっかりその気になり、忠勝と共に2人連れの女に声をかけるが、それは登与と於大だった。そして千代は空誓に、家太郎と名乗る家康を紹介する。家康はなぜ城に年貢を納めないのかと尋ね、寺にその務めはないからじゃと空誓は答える。しかし家康は、他の宗派は頼めば納めるのに、なぜ一向宗だけと家康は不満げだった。

空誓はこの男が百姓でないことを見抜いてるようで、政をしている連中があほうだからじゃと言い、さらにあほうに銭を貢いでもあほうは戦にしか使わん、死に金じゃと言う。戦をしたくてしているわけではないと家康は言いかけ、「…のだと存じます」と慌てて付け加える。国や民を守り、豊かな暮らしをさせるために皆命がけでと家康は言い、戦をしてはならぬのならどうすべきかと空誓に尋ねるが、空誓はにべもなく知らんと言う。

生きとる世界が違う、苦しみを与える側と救う側じゃと空誓は言い放った後、別人のような優しい声で千代に後で来るように言う。千代は家康に踊ってみるように言い、楽しそうに踊っている女に声をかけるように勧める。しかし勢い余った家康はその女にぶつかってしまい、相すまぬと言ったその相手は何と瀬名だった。家康は瀬名の手を引いてその場を離れ、いつからそんなふしだらなおなごになったと言う。

自分を責められた瀬名は、殿だってきれいなおなごとと言い返す。家康は自分のは役目じゃ、どんな寺であるかを見に来たと言い、双方口論になるが於大が中に入る。しかし母上は黙っていてください、そして自分の城にいなされと家康。また忠勝と康政も登与から、夫には言わないでくれと頼まれ、そこに家康がお前たちもお前たちじゃと割って入る。やっぱりそうじゃと、その様子を上から見ていた守綱はうめくように言う。

その後武士たちが寺内に現れ、殿が決めたことだと米俵を奪って行く。殿さんが盗人の真似するんかと空誓。家康は一向宗の寺から年貢を取り立てる、あのような不浄な寺を仏門とは認めぬと言うが、瀬名は、三河は一つの家でございましょうと夫を咎めるように言う。その時、米が奪い返されたと長吉が駆け込んで来て、松平の侍と寺内の用心棒の間で斬り合いになる。家康は空誓から仏敵とみなされ、寺内の門徒たちは戦道具を持って集まり、やがて三河一向一揆へと発展して行く。


家康と瀬名、それぞれが寺内へ潜入します。しかしよく似たような着物を着ていますね。何やら迷彩服のような色遣いです。ともあれ中に入った家康たちは、それぞれ身バレしないよう懸命に取り繕うものの、どうも地が出てしまうようです。それでも途中までは、何とかばれずにすみました。

そして彼らは空誓という、この大證寺の住職を目にします。この人物は門徒である民から慕われており、空誓は捨て子のこと、民が飢えていること、そして戦ばかりやっているあほうどものせいで、暮らしが楽にならないことを強調します。それでもここには蓄えがあると言う空誓ですが、それは城に年貢を納めていないことを意味していました。

皆は念仏を唱えます。この時、3人の中で一番身分が低いと思われる榊原康政が、真っ先に手を合わせるところが何やら象徴的です。その後家康は空誓になぜ年貢を納めないのか、一応は百姓のふりをして尋ねますが、空誓には見破られているようです。そして空誓は、それぞれの世界が違う、苦しみを与える側と救う側だと答えます。結局家康は、力ずくで米を奪い取る作戦に出るのですが…。

ところで大證寺の遠景が、如何にもVFXなのですが、あれは異次元の世界であることをアピールするために、わざとそう見せているのでしょうか。それと空誓と千代とは、どのような関係なのでしょう。

そして渡辺守綱、あの汚い百姓の正体がわかり、自分は今後どうなると言いたげです。『鎌倉殿の13人』の以仁王は、今回はこの人物なのですね。で、次回はいよいよ三河一向一揆、そして正信の裏切りとなるようです。


飲み物-テーブルのホットワイン
[ 2023/02/21 01:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』第7回「わしの家」あらすじと感想-1

第7回前半部分です。


元康は名を変えようとして考えあぐねていた。そこへ瀬名、お揃いのカニ模様の着物姿の竹千代と亀姫が戻ってくる。外に出るのは危ない、城の中におれと元康。心配し過ぎと言う瀬名は、床のあちこちに散らばった紙に目をやる。元康が名を変えようとしたのは、元が今川義元の元で縁起が悪いと信長に言われたためで、言いなりにならなくてもと言う瀬名に、対等な関係じゃと返す元康。

瀬名は「泰康」と書かれた紙を手に取る。「易々」に通じるからいいと瀬名は言い、そなたは変わっておると元康は言いつつ、笑顔を見せる瀬名に顔を寄せようとするが、その時於大が現れる。於大の住まいは上ノ郷城なのだが、瀬名を一人前の三河の女にする務めがあるという名目で岡崎に来ていた。そして於大は瀬名に、侍女たちに交じって鍋洗いをさせ、花だけ活けてればいいおなごなど三河にはおらぬと言い放つ。

元康が瀬名はくつらい思いをして来たと言っても、つらい思いをしたおなごなどごまんとおると於大。そこへお方様へと酒井忠次がナスを持って現れ、さらに今度は鳥居元忠が卵を持ってくる。さらに平岩親吉は珍しいからと丸い石を持ってくる。瀬名は岡崎城では皆が一つの家にいるよう、早くその一員になりたいと言う。だったらせっせと励みなされと於大。元康は家という言葉に閃いたようで、名を家康と改める。

武家の元祖の八幡太郎義家にあやかったのかと忠次。元康改め家康はそれもあるが、この三河をひとつの家だと考えておると言い、石川数正もその気持ちを汲み取る。信長もこれには同意しており、忠次は思いがけず立派なお考えに敬服と言いつつ、瀬名が同じようなことを言っていたと口にする。実際瀬名が口にした「家」がもとになっているため、家康はいくらかうろたえつつ、奇遇じゃなとその場をごまかす。

そこへ夏目広次が現れて、織田の使いが来ていることを伝えるが、家康は広次を広信と誤って呼んでしまう。使いとは木下藤吉郎だった。藤吉郎は尾張弁丸出しで瀬名と子供たちが戻って来たことを喜び、あまつさえ閨のことまで口にする。そしてお方様にもご挨拶をと言い出し、忠次と数正が慌てて止める。この秀吉の用件とは鷹狩りの誘いで、しかも今既に、松平領の西尾の辺りで行われていたのである。家康は慌てて支度をして馳せ参じ、信長に我が所領で何をと尋ねる。

信長は平然と鷹狩りじゃ、獲物がたくさん獲れたわと言うが、その獲物とは、謀反を企てていた吉良義昭家中の者と大草松平(昌久)、上野の酒井忠尚だった。藤吉郎は、家康殿の所領には悪いネズミがぎょうさんおりますなあと言い、信長はわしの家だの一つの家だの、よくそんなことが言えたもんだ、こいつらが手を組んで立ち上がったらどうなると尋ねる。信長は俺は美濃を平定する予定である、お主にはしっかり三河を抑えて貰わねばならんと、家康の胸の辺りを叩く。

しかも上野の酒井は既に蜂起の準備を始めており、家康は慌てて酒井潰しへと向かう。何とか彼らを鎮めはしたものの、この3年間戦続きで暮らしは苦しくなり、民の不満も高まると忠次。しかも城の蔵も備蓄がなく、戦も政もままならない状態だった。要は銭がなかったのである。そして「イカサマ師の悪知恵」を聞く目的で、本多正信が呼ばれる。正信の答えは至極明快だった。
「よそから銭を借りればようござる」

誰から借りるかと訊かれ、すかさず織田殿からと正信は答える。尾張は商いの国で三河よりはるかに銭があり、しかも織田との同盟関係もあるため、借りれるだけ借りて今川領を切り取り、そこで得た銭を変えせばいいと正信。しかし信長に銭は借りとうないと家康は言う。対等な間柄なのに、自分が下のような振舞いになっているのも不安だった。一方正信は隙あらば家臣たちの膳のものをくすねようとし、数正は自分の膳を正信の前に置く。

家康は、信長が三河を自分の領土のように扱うのが気に入らなかった。正信はがつんと言ってやればよろしいと言って湯漬けをすする。家康はあの男と面と向かったことがないからだ、ものすごう怖い、銭まで借りたら頭が上がらんと家康。そんな家康を正信はかわいいのうと言い、怒った数正に茶碗を採り上げられる。

瀬名と登与は本證寺の話をしていた。一向宗の寺で最近流行っており、家中の若い者も通っていて、説話も面白くうるさくなく、食べ物もたくさんあると言う。そして登与は瀬名を誘う。しかしこれは家康が反対し、大樹寺に行けと言うが、家康自身も一向宗の内部を知らなかった。しかし寺が豊かなのは年貢を一切納めないからであり、不入の権を盾に、武士の言うことを聞こうとせず、銭をたんまりと言いかけて、家康はあることに気づく。

つまり寺から銭を吸い上げようとしたのである。しかし家臣たちは一様に反対する。なぜ不入の権を与えられたのか、鳥居忠吉は、ご先代様が義元公に倣ったからだと言う。これによって年貢は免除となっており、権力も功を奏さなかった。三河国にあれば言うことを聞いてしかるべきと言う家康に、三河国にあって三河国にあらず、寺それぞれが一つの国と考えなされと忠吉。

一方登与は瀬名に、家康に内緒で外出してはどうかともちかける。女たちは瀬名に、三河の女は亭主の言いなりになってばかりではいけませぬと言う、しかも寺の中では声を掛ける男もいるらしい。さらに於大がまた姿を現し、民の様子をよく知っておくのも、上に立つ者の大事な役目と寺行きを勧める。一方家康は仮病を使い、部屋にいると思わせて抜け出し、榊原小平太、本多忠勝と共に寺に潜入しようとする。このまま不入の権を認めるにふさわしいか、実地検分したかったのであるが、それには変装する必要があった。


元康が家康と改名します。この改名の仕方、『真田丸』で信繁が幸村に改名したシーンをちょっと思い出します。しかし酒井忠次、八幡太郎義家にあやかったのかなどと言い出し、瀬名の「家」という言葉にヒントを得た家康はちょっとうろたえますが、ここで本格的に「どうする家康」となったわけです。

そして藤吉郎がやって来ます。例によって接ぎの当たったちゃんちゃんこを着て、尾張弁丸出しで喋るこの男は、奥方が久々に帰って来てと、閨の話まで始め、さらに瀬名に会おうとして家臣たちが慌てて止めます。ところでこの藤吉郎が持って来た用件とは鷹狩りなのですが、実のところは「ネズミ退治」でした。

そのネズミとは吉良、大草松平そして酒井で、三河で家康に対して謀反を起こそうとしており、信長が勝手に三河に入って彼らを捕らえていたわけです。自分の所領に入られたのが面白くない家康ですが、信長にネズミ退治をして貰ったのもまた事実でした。しかし同盟関係にあるとは言え、信長の方がどうも上の立場であることに、家康は不満を感じます。

無論信長にしてみれば、美濃攻めの間三河がおかしくなっては困る、しっかりしろと檄を飛ばしたかったのでしょう。ともあれこれでまた戦となり、飢えた民の間から不満も出ることは予想できました。そしてその頃、一向宗の大證寺が話題となっていましたが、この寺は不入の権を盾に年貢を納めようとしておらず、家康は小平太、忠勝と寺に潜り込もうとします。

ところで竹千代と亀姫が着ていた着物、どうも浴衣に見えてしまいますね。この当時、無論あの手の浴衣はまだなかったと思います。あと瀬名がずっと同じ着物なので、そろそろ別の物をとも思ってしまいます。


飲み物-2つの赤いカクテル
[ 2023/02/20 01:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

ラグビーあれこれ-中尾亘孝氏と武者さん3

何度も申しわけないのですが、中尾氏と武者さん関連でもう少し。先日触れた確証バイアスにですが、要は、自分の考えを支持する情報ばかりを集めることですね。

『武将ジャパン』コラムで『どうする家康』第2話関連のを見た際、評価する記事のリンクばかりを集めて好きな人はこれを見ろ、自分は厳しい意見を書くと冒頭にありましたが、本来ライターであれば、その両方に目を通して分析し、記事を書くものではないかと思っています。

まあ率直に言って、武者さんはおよそそういうタイプのライターではないとは思います。好きな大河ならその逆のことをやるし、この大河の脚本を信じている、迷わないなどとも書くのでしょう。

そして中尾氏ですが、この人も自分が好きでないチームの不祥事は取り上げたり、あるいは、労組がチームのあり方を批判しているといったことを書いていましたが、好きなチームのOBがバカラ賭博で逮捕された件に関しては、不問に付していたと思います。「フルタイムのラグビーウォッチャー」らしからぬ姿勢だなと思いました。

それからかつてこの人は、自著の中で日本人はバスケットボールに向いていないとか、サッカーのプロ化(Jリーグですね)は失敗すると書いていたことがあります。しかしその後バスケットボールは、Bリーグというプロのリーグを立ち上げましたし、Jリーグはクラブ数を増やしました。しかしこれに関して、中尾氏が前言を撤回したという話を、私が知る限り見聞きしたことがありません。


飲み物-テーブル上のマグのビール
[ 2023/02/19 23:45 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

ラグビーあれこれ-中尾亘孝氏と武者さん2

先日ラグビー絡みで、「フルタイムのラグビーウォッチャー」中尾亘孝氏について書いています。その時『武将ジャパン』大河コラムの武者さんになぞらえてもいますが、実際先日触れた部分以外でも共通点は見られます。ちなみに今回も武者さん絡みですので、基本ラグビー関連投稿ではありますが、このタイトルに改めています。

たとえば西日本に対する批判的な見方。武者さんの場合は幕末西国諸藩嫌いだし、昨年の大河での、朝廷に関する書き方などにもそれらしきものを感じましたが、中尾氏の場合も関西のチーム叩きだけにはとどまりませんでした。

かつて平尾誠二氏が代表監督の時に、関東のチームの選手に目を付けていたと言われていました。しかし中尾氏は、平尾氏が選ぶべきは関西の選手であり、こういうのは、関東の人間としては面白くないと言った書き方をしていたことがあります。

しかし代表監督が、どこのチームでプレイしようが、代表チームにふさわしい選手を選ぶのは当然のことであり、なぜこういう見方をするのか疑問に感じられました。ちなみに中尾氏は、元々は愛知県出身のようです。

またそれ以外に、確証バイアスという点もまた挙げられるかと思います。武者さんの確証バイアスについては、これも以前も書いています。認知バイアスの一種で、ある意味ダブスタにも通じるものがありますが、中尾氏の場合も特に後になるにつれて、自分に取って都合のいいことのみを書くようになった感もあります。

なぜ年月を経るに従ってこうなるのか、恐らくは、最初の頃は伝えたいことをそのまま本にして出していたと思われますが、その回数が増えるに従って、批判したい存在と守りたい存在を中心にして書くようになるからと思われます。このため目の前の現実を書くと言うより、いくらか本人のバイアスが入ったものとなる傾向があるのでしょう。

ところで中尾氏、以前確か「クローズド・クラブ」を「運営をやめたクラブ」としていたことがありますが、無論これはオープンでない、会員のみのクラブという意味です。イギリスのFP、Former Pupilsと称されるクラブ(特定の学校のOBのみのクラブ)などがこれに該当します。後日このことについて訂正していたのはいいのですが、その時「間違いは誰にもあるものです」とあるのはちょっと疑問でした。

中尾氏は元々「日本ラグビー狂会」の主宰でもあり、ユーモアを持って楽しくラグビーを見ようというのがモットーで、そういう発想とこれとは無関係ではないのでしょう。しかし、この場合は訂正のみをした方が格好よかったのではないでしょうか。


飲み物-ビッグウェンズデーIPA
[ 2023/02/19 01:45 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第20週「伝えたい思い」第5話

第20週第5話(第96回)です。

貴司は短歌を作れなかったことを北條に詫びる。理由を訊かれてわからないと言う貴司に、分かってるでしょと北條は原稿を出して例の狭野茅上娘子の歌を見せ、本歌取りか、恋心が隠れているのかと尋ねる。うなずく貴司に北條は、心の奥までさらけ出しなよと言い、さらにこう言う。
「そんな及び腰だから、僕が求めている短歌を作れないんだよ。
人の心を揺さぶる熱~い短歌をね」

そんな中途半端な気持ちで歌集は出せないと、デラシネを出て行こうとする北條に、貴司は心の奥をさらけ出すのが怖いと言う。そんな貴司に北條は、繊細な人間は得てして臆病だから、ぶつかり合わずにうわべだけの付き合いをしていてもいいが、恋心ひとつ伝えられない言う一方で、せっかくのマグマに蓋しちゃってと言い捨てて出て行く。

舞は出来上がったブログ記事を、公開前に笠巻に見せる。笠巻も満足そうで、ええ置き土産になると言って出て行こうとする。年齢もあり、そろそろ引退を考えていたのである。その数日後、社員からはブログの評判もよく、笠巻さんと長いこといてんのに知らんこと多かったわと結城は言い、一方宮坂はその笠巻の引退について尋ねる。

勝手にずっと一緒に働けると思っていた、そんなはずないねんけどなと宮坂。そしてデラシネをまたも北條が訪ねて来て、いるんだよ、目の前に意気地なしがさと言いつつ、酔っているのかその場に転んでしまう。何で書かないと尋ねられるも、書かないんじゃなくて書けないと言う貴司。いるんでしょ、大切な人がさ、その人の心の真ん中にストレート投げるつもりで書けよ、そういう歌が大勢の心を打つんだと北條。

史子が舞を訪ねてくる。部屋に通された史子は、貴司が舞に送ったハガキを見てこれは本歌取りだと言い、元歌を教えたうえで言う。
「梅津先生のホンマの気持ち、聞きに行ったらどうですか」
そして史子は、自分の歌を詠んで生きて行くと言って岩倉家を出ると、隣のうめづの方にしばらく目をやり、やがて背中を向けて歩いて行った。

舞は過去にも航空学校で、五島で貴司からの短歌を受け取っていたことを思い出す。また貴司から
「舞ちゃんの未来は、ものすごく開けてんねんで」
「助けてもろてるのは、僕の方やで、もうずっと」
と言われたこと、そして子供時代のことが舞の脳裏によみがえる。

日が落ちた中を、舞はデラシネに向かう。しかし貴司は不在だった。そこで公園に行ってみたところ、そこにいた貴司からどないしたんと訊かれる。舞は会いたかった、会って、好きって言いたかったと口にするが、舞自身そうすることに怖れを抱いていた。僕も怖かったと貴司。舞ちゃんと恋人になりたいなんて欲張ったら、今の幸せが消えそうでと言いつつ、しかし貴司はずっと好きだったと告白する。

貴司は近寄り、舞の肩を抱きしめる。その貴司のノートにはこういう一首が綴られていた。
「目を凝らす見えない星を見るように 一生かけて君を知りたい」


貴司の短歌の問題に、やっと終止符が打たれる時が来ました。ちょっと狭野茅上娘子の
「君が行く 道のながてを 繰り畳ね 焼きほろぼさむ 天の火もがも」
と本歌取りで引っ張った感もありますが、ともあれやっと舞と貴司もそれぞれが引きずっていたもの、今の関係をこれ以上壊したくないと思って、遠慮していたものを互いに打ち明けることができたようです。

ただこの場合告白と言えばそうなのですが、特に舞の場合、史子に促される形で貴司に会いに行くと言う、何とも彼女らしいやり方ではありました。また貴司も、北條にいわば背中を押された感があります。それにしても史子は、今後どうなるのでしょう。

そして笠巻がそろそろ引退をと言い出します。浩太が岩倉螺子製作所を継ぐ前からネジ作り一本でやって来て、浩太と共に歩んで来たこの職人さんも、もう70になろうとしていました。今後の世代交代を予感させるセリフとも言えますが、ただこの時点で既に2014年ですから、そこまで大々的な世代交代と言うわけでもなさそうです。


飲み物-コーヒーとキャンドル
[ 2023/02/19 01:00 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』今後の放送予定とワールドカップ

まず『舞いあがれ!』第96回関連はこの次になりますので、悪しからずご了承ください。

『どうする家康』、次回が三河一向一揆関連となっています。実はこの三河一向一揆については、改めて書こうと思っています。そして今回は、今後の放送の予想についてです。昨年も壇ノ浦がいつ、頼朝逝去がいつ、承久の乱がいつといった感じでやっていますが、今年も時期尚早ながらちょっと考えてみたいと思います。

今後美濃攻め、朝倉や浅井攻め、石山本願寺の戦いと甲斐への遠征もありますので、本能寺の変は4月半ばからGW頃ではないかと思われます。その後秀吉が天下人となり、家康が江戸に入るのが6月頃でしょうか。そして秀吉が亡くなるのが8月辺りでしょう。

そうなると9月に関ヶ原という流れになりそうです。しかし、ここでちょっと問題が出て来ます。実は9月は、ラグビーワールドカップの開幕月でもあり、9月10日日曜日の午後8時は日本とチリの試合、10月8日の午後8時はアルゼンチンとの試合が予定されています。特に後者は、双方の成績次第ではありますが、決勝トーナメント入りを賭けて争う可能性が高く、つまり裏番組の数字を食う確率が高いと思われます。

個人的には9月17日に関ヶ原(時期的にもちょうどいいです)を放送し、10月8日に特番を流すか、いっそ大河は休みで日本とアルゼンチンの放送を流すというやり方でもいいでしょう。NHKがこの大会で、どの試合の放送を予定しているかは不明ですが。

そして大坂の陣は、11月から12月になるのでしょう。しかし『青天を衝け』の吉沢亮さんもそうでしたが、松本潤さんもこの辺りに来ると、かなりの老けメークとなっているのではないでしょうか。

飲み物-ワインと樽2
[ 2023/02/18 01:30 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

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まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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