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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  2022年05月

『鎌倉殿の13人』第21回感想続き

先日のあらすじと感想の続きになります。その前に、あらすじと感想その1で、鶴丸が八重の腕を叩いたと書いていましたが、小石を投げたの間違いでした。失礼いたしました、訂正しています。

さて第21回、正直言ってこの回は奥州合戦後の新時代の、その第一歩となる回だったのですが、私としては正直、あまり面白いとは感じられませんでした。理由を挙げるとすれば

それまで一応戦関連の回が続いており、急に雰囲気が変わった
女性たちが話すシーンが多い
時政の成人した子供たちが、ここに来てやけに登場する
大姫の描かれ方がやはり疑問
時系列に合わせているのだろうが、願成就院のシーンと八重の遭難シーンが交互に出て来て落ち着かない

こういったところでしょうか。女性たち、特に政子と実衣のシーンは最早この大河の定番と言ってもいいでしょう。その反対に、義時と梶原景時の会話や運慶の登場などは、割とよかったのですけどね。あと頼朝が延々と昔語りをして、八重を困らせるシーンも登場しますが、ちょっと尺稼ぎのようにも見えました。

それと大姫の描かれ方、子供の頃からいくらか疑問ではありましたが、ああいう祝賀モードの中で、明らかに場違いな行動を取り、しかもイワシがちぎれないと声を上げる彼女を、侍女に連れて行かせないのはどういったものでしょうか。それと魔除けやまじない自体は、この当時はそう珍しくもなかったでしょう。今時の女の子がスピリチュアルな世界にのめり込むのとは、多少事情が異なるように思うのですが。また八重が手伝うシーン、彼女の退場回でもあるわけですし、かつての手習いの話を持ち出してもよかったかも。

ああいうのに興味を持つことで、義高を失った悲しみを癒す、一種の現実逃避と取れなくもありません。しかし第20回冒頭の大姫は、一応普通の少女のように見えただけに、蝉の抜け殻を見たことのみが原因なのか、他に理由があるのか、ちょっとわかりづらい部分があります。それと葵との関連付け、わからなくもありませんが、彼女がそれ以前に源氏物語を読むような描写もなく、どこか飛躍した印象を受けてしまいます。


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[ 2022/05/31 23:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』第21回「仏の眼差し」あらすじと感想-2

第21回「仏の眼差し」後半部分です。


時政とりくの間に男児が生まれ、一族が祝福にやって来る。しかし大姫は祖父である時政に元気がない、赤ん坊に命を吸い取られている、親の命は子の命と考えれば気が楽などと不思議なことを言い出す。りくはそっと赤ん坊を侍女に預ける。さらに大姫は元気になると言って「おんたらくそわか」なる呪いを教えると言い、自らを葵と名乗る。

全成は如意宝珠の呪文だろうと言う。場の雰囲気を察した義時は、金剛を外へ出す。取りあえず成り行きを見守ることにした政子だが、今度は畠山重忠が妻の懐妊を時政に伝える。重忠の妻は時政の娘ちえだった。また稲毛重成も、時政の末娘あきを娶っていた。そして八重は、手作りの草履を時政に差し出す。りくは、まるで自分がいつも古い草履を履かせているみたいだと言い、その後すぐ嘘ですよと言い繕う。

政子も八重を褒め、打ち解けたところで子供たちのことを聞こうとするが、その時大姫が時政と、体の弱い叔母のあきに呪文を渡す。その場へ時連が遅れて現れる。大姫に頼まれてイワシを調達していて遅くなったのだった。しかし大姫は食べるのではなく、鬼除けのためだと言い、自分が頭を取って皆に配ると言う。

一同は生臭さをこらえ、改めて政子は子供たちのことを尋ねる。既に子供たちは15人になっていた。しかしりくは不満そうだった。政子が理由を尋ねると、りくは、金剛と孤児たちを一緒にして大丈夫なのかと聞く。孤児たちと金剛とは立場が違うと言うのがりくの言い分だった。

そして北条をもっと盛り立てて行くように一同を促し、ついでに言いたいことがあると言って、万寿の乳母である比企がひいきされているとか、範頼の妻も比企の出身であり、どんどん源氏との関係が深くなっていると不満を洩らし、さらには北条の婿である重忠にはっぱをかける。

時政は伊豆へ行くからと義時を誘う。願成就院の本堂ができ、頼んでおいた仏像をやっと安置できるのだった。その仏像を作ったのは奈良の運慶だった。しかしりくは話をそらすなと言い。大姫はイワシがちぎれないと大声を出す。気を利かせた八重が手伝うことになるが、実衣は大姫が気になっていた。

若い娘はまじないや魔除けが好きだと政子は言うが、実衣は葵というのも気になっていた。全成によれば、それは源氏物語から取ったようだった。葵は恨みを持った霊のせいで早世するが、義時は、義高をあのようにしたは自分のせいだと言う。そして家に戻った八重は、金剛が鶴丸と喧嘩をしているのを目にする。

鶴丸には両親がいなくて寂しいのだと八重は諭すが、しかし金剛は鶴丸には両親がいて、修行に出ていると答える。寂しいからそう言ったのだと八重は取り繕い、色々な所で嫌な思いをしたため嫌がらせをするのだと教える。鶴丸の気持ちを理解するように言う八重に、金剛は、母上は私の母上だけではだめなのかと問い、八重はつらい思いをしている子を助けたい、しかしあなたが一番大事だと金剛の手を取る。

そして三浦義村は、川辺で子供たちを遊ばせている八重に会い、自分の娘と金剛を夫婦にしてはどうかと言い出す。八重は義村に、この先戦はもうないのかと尋ね、義村は戦う相手がいない、御家人同士の戦いがない限りはと答える。八重は義時が、奥州から帰って来て元気がないのを案じていたが、義村は知らんとだけ答え、小用を足しに行ってしまう。

その頃時政と義時、時連は願成就院を訪れていた。奈良からよく運慶が来たものだと言う息子たちに、たんまりはずんだからだと言う。一方願成就院では、覆いをかけた像を除こうとした時連に、当の運慶が触るなと言う。運慶はまだ呼ぶのは早いと、住職に親し気に口を利き、他の像も仕上げをしている最中だと言った。

仏像は薄明りでこそ引き立つと言う運慶。薄暗い室内の、覆いをかけた阿弥陀如来を見たいかと時政に尋ねる。そして自分は受けた寄進に見合った像を掘るだけ、その上へつらうことはないと言いつつ、覆いを取る。運慶は、阿弥陀仏は生ある者をすべてお救いになると言い、どことなく顔立ちがある人に似てしまったと言うが、誰であるかは教えなかった。時政は気をよくし、ここで一献どうかと誘う。運慶も断る理由はなく、阿弥陀様も一緒に飲みたいってさと上機嫌だった。

一方八重が連れて来た子供たちのうち、鶴丸が川に流されてしまい、奥の岩にしがみついて泣いていた。八重は千鶴と言いながら、川へ入って行き、鶴丸を抱いて戻ろうとする。そこへ用を足しに行った義村が戻り、鶴丸を八重から受け取って岸まで戻るが、その時八重がいないのに気づく。

政子は知らせを受け、表に出ると義村がいた。三浦の家人が川下を探していると言う。きっと助かると言う政子だが、大姫はもう亡くなっていると素っ気なく言う。馬鹿なことを言わないでと政子は叱り、全成に祈祷をさせようとする。義村に声をかける足立遠元だが、義村は助かる見込みは百に一つもない、小四郎もほとほと運のないやつだと言って去って行く。

頼朝もこれを聞き、御家人総出で探すことになる。実衣は頼朝の態度をよく思っていなかったが、政子は夫が真剣であると信じていた。そこへ範頼が来て、無事に戻ってくると言うが、祈祷中の全成の燈明皿の火が急に消える。そして伊豆では時政が酔いつぶれていた。運慶は平気な顔をしていたが、仏前ということで酒を飲んでいなかったのである。

御所では政子が八重の情報を待っていた。そこへ仁田忠常が現れ、八重の死を告げる。同じ頃、伊豆では義時が阿弥陀如来像を見上げ、息子の寝顔を見ている妻の顔に似ていると言う。運慶自身は、自分の母に似せてこの像を作っていた。


八重退場回となりました。しかし大姫がちょっと不思議な子になっています。あの「おんたらくそわか」は真言で虚空蔵菩薩ではなかったでしょうか。虚空蔵菩薩といえば、『真田丸』で虚空蔵山城が出て来ましたね。それとイワシの頭云々、いくら何でもあれではかなり生臭いと思われます。それと、時政の娘たちがここで出て来るのは、ちょっと今更感があります。彼女たちの婚姻についても、今までの回で触れられてもよかったのではないでしょうか。

それと「葵」。葵の前のことかなと思ったのですが、やはりそのようです。結構大姫は源氏物語などは読んでいるのですね。ただこの大姫、言っては何ですがあまりお姫様らしい印象は受けません。一方りく、比企が羽振りをきかせているのが面白くないようです。長男が生まれたことで、余計その思いが強くなっているのかも知れません。

そして鶴丸の件ですが、金剛の言葉が本当なら、やはり両親が飢饉で死んだというのは事実ではなさそうです。こういう施設があると聞いて、妻以外の女性の間にできた子を、孤児と偽って預けるような人もいたでしょうし。三浦義村しかり。その義村を演じる山本耕史さん、『真田丸』同様上半身裸になって、今度は川に飛び込みますが、個人的に『きのう何食べた?』の、小日向大策のタンクトップ姿も同時に思い出します。

タメ口の運慶と時政、何となく気が合いそうです。ところでこの願成就院、本当はもう少し取り上げられてもいいかと思います。それから鶴岡八幡宮の三重塔や五重塔も作られているのですが、あまりそういうのが登場しませんね。個人的には女性たちのシーンを少しでも割いて、こういうのに回してほしいです。

それとこれは三谷さんのこだわりなのでしょうが、呪術的なシーン、たとえば冒頭の道を直すなとか、重忠が、天狗に稽古をつけて貰った義経を殺したから神罰なのだと言うシーン、それはわかりますが、他にも史実、少なくとも吾妻鏡に載っている部分をもう少し出してほしいものです。

飲み物-ジョッキのビール
[ 2022/05/31 01:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』第21回「仏の眼差し」あらすじと感想-1

奥州から戻って来た義時は、義経のことを考えていた。そこへ土肥実平が現れ、自分も義経のことを考えていた、死ななければならなかったのかと独りごちる。その実平は道を直している人物を目にとめる。それは八田知家だった。

罰が当たるぞと言う実平だが、知家は鎌倉殿の命令だと、実平の言葉など気にも留めず、逆に両親が飢饉で死んだ子供を預かってくれという。鶴丸と名乗る無表情なその子は、他人に慣れないようで、八重に石つぶてを打つのだった。

一方頼朝は兵を全国から召集し、奥州へ向かった。この合戦は鎌倉方の圧勝に終わり、頼朝以下一同は藤原氏の財宝に目を見張る。そこへ泰衡の家人、河田次郎が泰衡の首桶を持って現れる。しかし頼朝は次郎を、欲得のために主を殺した男である、すぐに首を刎ねよと命じる。これからは忠義が大事だと頼朝は言い、また日本すべてを平らげたと満足げだったが、その行く手に立ちはだかる人物がもう1人いた。後白河法皇だった。

頼朝は浮かない表情の義時を窘め、自分のしたことが正しいか否かは、自分で決めるものではない、決めるのは天であると言う。天罰なら甘んじて受ける、それまでは突き進むのみと頼朝。そして御家人たちは衣川の館を見に行こうと言う。千葉常胤や岡崎義実は、九郎殿は強かったと言い、畠山重忠も神がかりの強さであったと懐かしみ、裏切った泰衡が死んだのはまさに神罰と口にする。

また和田義盛は、梶原景時が鎌倉殿に余計なことを言わなければ、義経は死なずに済んだと不満げだった。その内常胤は酔いつぶれてしまい、皆が騒いでいる間に義時は徳利を持って景時のそばへ行く。景時は義経の名は語り継がれ、また自分も戦を知らぬ愚か者として、名が残るであろうと言う。これも宿命(さだめ)かと言う景時に、義時は酒を注ぐ。

頼朝は鎌倉に戻り、上洛に向けて動き出していた。そして時政に対し、後白河法皇から息災であるかという文が送られて来たと頼朝が言う。実は時政は京に滞在中、法皇の双六の相手をしており、法皇相手に一歩も引かず、肝が据わっておると法皇を感心させ、このまま京に留まるように促される。しかし時政は、鎌倉で美しい妻が待っているとそれを断る。

舅殿は大したお方だと言う頼朝に、大事なのはここでござると時政は胸を押さえる。しかし比企能員は、たまたまうまく行っただけよとつぶやく。頼朝は、美しい妻のおかげで要石を手放さずに済んだと嬉しそうだった。そして頼朝は法皇から奥州攻めの褒美として恩賞を出すと言われるも、結局それを断る。

そのことを知った法皇は、奥州攻めは勝手にやったこと、つまり自分の言いなりにはならぬということで面白くなかった。その鎌倉からの文には、法皇様のみが心残り、近々お目にかかりたいとしたためられた、頼朝追討の宣旨を出したことが原因かと法皇は考える。

そして平家、義仲、九郎がおればのうと言い、院が望まれたことと丹後局に諭されるも、平知康になぜ止めなんだと八つ当たりし、知康は果ては丹後局にまで出て行けと言われてしまう。

鎌倉では金剛が万寿に会っていた。しかし万寿は行儀が悪く、乳母の道が横から口を出すため、政子は下がらせてしまう。しかも万寿は、金剛を大事にとの父の言葉にも答えず、庭に出て行きたいと言い、政子から金剛を連れて行くようにと言われる。政子は翌月の万寿の鶴岡八幡宮参詣にも、金剛を同行させるつもりでいた。

政子は八重が明るくなったと言い、幸せなのだろうと言うが、頼朝は、最早八重に取って縁者もいない伊豆へ帰ったかと話題を変え、昔の伊豆の話を始める。かつて頼朝と八重が交際していた頃の話を始めたため、八重は当惑する。

そこで政子は、江間の館の子供たちの話を始めるが、頼朝は執拗に昔の話をしたがり、政子は
「わざと言っているのなら人が悪すぎるし、わざとでないなら気遣いがなさすぎます。どちらにしても私は不愉快です」
と、不快感をあらわにする。

頼朝は話を打ち切り、義時と執務に入る。そして頼朝は、自分が金剛の烏帽子親を務めたいと言い、金剛に自分の幼少時をだぶらせる。しかも顔もよく見れば自分に似ていると言い、万寿よりも似ているかもと言い、三善康信や大江広元は苦笑する。

その夜義時は八重から、鎌倉殿はあなたを弄んでいるのだと聞かされる。しかし義時は、向こうは天下の鎌倉殿、あらがってもいいなりにしかなれず、言われるがままに非道なことをしている己が情けないと言う。そんな義時に八重は、昔は頼朝のそばにいたかったが、あなたでよかったと言い、あなたがいなければ頼朝は今も流人だと言った後、あなたが今の鎌倉を作ったとも言うが、流石に後の方は言い過ぎたと笑う。

八重は義時と抱き合い、自分と金剛を守ってくれ、自分もあなたを守ると言う。


まず冒頭、八田知家が出て来て子供を預かってくれと言います。両親が飢饉で死んだというのがその理由ですが、どこか裏があるようにも感じられます。それとああいう子供を預かるのは、たとえば寺院などでやらなかったのでしょうか。京などは悲田院がありましたが、鎌倉にはまだなかったのでしょうか。あと鶴丸と言うと、どうも『おんな城主 直虎』の「鶴」を思い出します。

奥州合戦、やはりと言うか何と言うか、合戦シーンはなしで河田次郎のみ登場でした。『炎立つ』では泰衡が合戦に臨むのではなく鎌倉軍に館を明け渡し、自分はいずこへともなく去り、やがてタイムスリップするような流れになっていましたね。そして御家人たちの会話、梶原景時の讒言さえなければ、義経が死ななくてもよかったと義盛は言います。如何にもこの人らしい考え方ではあります。ただ義経が生きていればいたで、またトラブルとなったでしょう。

また畠山重忠、義盛よりも切れそうな人物ですが、その彼でさえ、義経を死に追いやった泰衡が死んだのは、正に神罰と断言しています。無論これには義時が絡んでいるわけですし、彼がどこか浮かない表情なのもそのためなのですが、そこまでは考えなかったようです。その点景時は、義時と泰衡のことを知っていたかどうかはともかく、実に冷静でした。あと長老2人は飲む分量に注意を。

それから「チーム後白河」、何とも三谷大河らしいコント仕様です。法皇もここに平家がいたらだの、義仲や九郎がいたらだの、いや丹後局ではありませんが、皆あなたが追い払ったのですが…。そしてどういうわけか平知康にとばっちりですが、実際この人はその後鎌倉へ下ります。

金剛と万寿。何となく義時と頼朝の関係に似てなくもありません。あと政子と道もあまりうまく行ってなさそうな感じです。それはさておき、頼朝が八重にやたらと昔のことを話し、さらに義時にも、金剛は自分に似ているなどと敢えて口に出す辺り、八重が言う「弄ぶ」以外の意味がありそうです。しかし「義時がいなかったら頼朝はまだ流人」とは、やはりちょっと言えないでしょう。北条氏の代わりになる存在はいたでしょうから。

その頼朝、
「天罰なら甘んじて受ける、それまでは突き進むのみ」
と言っています。
ただこれが時代が下って戦国時代、それも織田信長になると
「天罰などない、ひたすら突き進むのみ」
と変化するのでしょう。


飲み物-アイスコーヒーブラック
[ 2022/05/30 01:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『ちむどんどん』1週間分を観て思ったことその2

『ちむどんどん』、イタリア料理店で働くようになった暢子ですが、重労働でへとへとになり、遅刻したり掃除をしなかったりと失敗続きです。さらに、他の料理人のペペロンチーノにダメ出しをするオーナーの房子に、ペペロンチーノ対決を申し出、勝ったら賄いを作らせてくれとまで言います。

しかしこの当時、ペペロンチーノはそこまで有名ではなかったと言われています。所謂「イタメシ」ブームが起こったバブル期に、知名度が上がったとも言われており、その意味でちょっと不自然かなとは思います。

そもそもは暢子が、料理も作ったことがないオーナーの房子に何がわかると言ったのがきっかけでした。しかし「料理をしたこともないのに」はちょっとどうかと思います。オーナーの仕事は料理を作ることよりは、料理人が作ったものをお客に出せるかをチェックすることでしょう。

それと対決を挑む前ですが、鶴見の平良三郎が就職をあっせんしてくれた店なのに、その店のことをあれこれ本人の目の前で言うのは、あまりいただけません。また沖縄料理店「あまゆ」の食材を使って、ペペロンチーノの試作をしているわけですが、そのこと、さらには店の人にも試食して貰っていることに対し、お礼の一言もなく、ペペロンチーノは奥が深いなどと言い出すのもなんだかなあと思います。

結局この対決は、オーナーの房子に軍配が上がります。負けたら辞めることになっていた暢子ですが、結局は許して貰い(これだけでも大甘)、賄いを作れることになります。

しかし賄いを任されたら任されたで、今度はお客に出すために仕入れていた肉を賄いのカレーに使ってしまい、また叱られることになります。未だに一々メモを取らなければならない新米の料理人に、こういう責任のある仕事を与えるのかなと思ってしまいます。

そして沖縄。暢子の姉良子は、製糖工場の息子喜納金吾から求婚されていました。軽くて少々暑苦しくて、ストーカー体質ではありますが、結婚しても仕事(小学校教師)を続けていいと言ってくれる金吾と、ついに結婚の一歩手前まで漕ぎ梳けるものの、やはり教師である石川博夫と結婚することになります。

しかしながらその博夫が、いきなり両家の顔合わせの席にやって来たり、しかもそこでにーにーこと賢秀が博夫に説教を始めたり、最終的には良子が博夫と結婚しますと言ってみたりで、この展開もどうかなとは思います。逆に2人を祝福する金吾が、軽そうながらひどくいい人物に見えてしまいます。

その賢秀はふらりと沖縄に戻って来ましたが、旅費とか借金返済はどうなったのでしょうね。しかも賢秀は、今度は金吾の父親相手に詐欺行為を、しかも自分が以前暴れたハンバーガー店でやろうとしていたわけですが、この辺りがどうも腑に落ちません。

その賢秀はまた出て行ってしまい、今度は養豚場で働いているようです。どうでもいいけど、もう借金だけはやめなさいと言いたくなります。
(2022年5月29日一部修正)



飲み物-アイスココア2
[ 2022/05/29 01:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』今までを振り返って

さて、先週で義経も退場しました。先日の投稿でも書いていますが、この大河の有名人と言えば、やはり頼朝、義経そして政子といった人々に加えて義時となるのでしょう。有名人と言えば本来は平清盛、ひいては後白河法皇も入るはずなのですが、法皇はともかく、清盛の出番がやはり少なかったですね。

無論義時が執権と知ってはいても、実際に何をした人か今一つわからない、あるいは御家人たちも、名前は知っているけど、実際にどういう人物だったのかがわからないとなりがちです。仮に和田義盛、畠山重忠、三浦義村などは何となく知っているけれど、それ以外はよく知らないという人もいるわけです。

ただこの大河の方向性として、御家人の方を向いているというのはわかります。たとえば視聴者は義経の死を、首桶のみで知らされたわけですが、上総広常の最期はかなりリアルな描かれ方でした。無論、佐藤浩市さんがあれだけの演技ができるからとも言えますが、やはり重要度としては広常>義経なのでしょう。

義経も確かに働いてはいます。しかしそれは源平の戦いに於いて、彼が不可欠な人物であるからで、それ以外のシーンではそこまで描かれておらず、描かれても彼の気まぐれな部分、あるいは妙に子供っぽい言動などが中心でした。あと、大姫の人生に影響を与える義高の最期も、斬られそうになるシーンと首桶のみでした。

それと義時が、平泉に工作活動に向かったような描かれ方は、やや唐突な印象もありました。それまで彼のそういう一面を示す描写があまりなく、頼朝の政権準備が進むにつれて、ああいう役割を引き受けざるを得なくなったのであれば、それらしき部分を徐々に出して行くという方法も、あったのではないかとは思うのですが。


飲み物-緑とグラスビール
[ 2022/05/29 00:30 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 48

『武将ジャパン』大河コラム続きです。

静は腹の子を助命するという理由なんてすっ飛ばし、自分の愛をまっすぐに出し切って舞った。
(中略)
静を間近に見たいという理由を素直にスルッと口に出して、重忠を怒らせてしまう義村もそうといえばそう。頭がよいくせに、それっぽい言い訳はしない。
義時は、羨ましいほどに義経はまっすぐだと前回語っていました。
確かに義経は、後付けの理屈を考えない人間でした。
(中略)
まっすぐすぎる義経を受け付けられないから、「サイコパス」だのなんだの言われたのではありませんか?

まずこの部分、恐らくこう感じている人は多いでしょうが、「まっすぐすぎる」人物というのは付き合いづらいし、疲れるものです。妥協しない、空気を読まないという傾向が往々にして強いからでしょう。そもそも大河というフィクションだからこそこういう人物のキャラが設定でき、しかも何らかのインパクトを与えるわけで、現実とはまた違います。静もあまりまっすぐといった印象は私は受けないし。義経自身は戦場にいる時とそうでない時のギャップが大きく、ある意味子供じみているなとは思いますが。
それと三浦義村もまっすぐというのは、この場合正しくないのではないでしょうか。現にこの後で、義経自身が損得がわかる男といったことを、義時に伝えているのですが。

ドラマとして面白いだけでなく、色々と考えさせる作品です。
歴史劇は、やはりこうでなくては。
現実社会では試せないことを、人間と社会を使って実験した――その成果を観察することが、歴史を学ぶおもしろさだと思うのです。

創作である以上、別に「歴史劇」でなくて、現代ドラマでも構わないと思うのですが。それに色々と考えさせる作品なら、武者さんが嫌いな作品でも該当するのは多いのですが、その嫌いな作品では
「色々と考えさせる」
という言葉は出て来たでしょうか。

それから「水随方円」という言葉が出て来ます。これはコラム本文にもこうあります。

水は器の形にあわせて形を変えるという意味です。
器をこうしろと指定されれば、水の形はおのずとそうなる。

武者さんは好きでなかったようですが、『軍師官兵衛』の主人公、黒田官兵衛が隠居して如水と名乗るようになった時、秀吉に名の由来をこう説明(正しくは『方円の器に従う』)しています。
それはともかくとして、その次の部分で
「ドラマの評価も、ネットニュースやSNSトレンドである程度決まりますよね。
実はドラマの評価なり、ニュースも、こういう後付け解釈みたいなものがありまして」
とあり、その手のニュースには「~~なワケ」というタイトルになっていることが多いらしい。
ちなみにその記事です。

『鎌倉殿の13人』ヒットの理由は伏線回収のしやすさ?“ネタバレ視聴派”も満足するわけ

その理由として
「知名度抜群。馴染みのある人だらけ」
とあります。これに関して武者さんはこう書いています(カッコ内は記事からの引用部分)

(ここ数年の大河は金栗四三、明智光秀、渋沢栄一など、歴史上の重要人物ではありますが、大通りから脇道にいるような人物が続いていました)
金栗四三とまでいくと、特殊過ぎるので入れない方がよいのでは?
そしてこれは近年の大河を調べて並べたのでしょうけれども、少なくとも『麒麟がくる』は外すべきではないでしょうか。
明智光秀のどこが脇道の人なのでしょうか?
『麒麟がくる』は日本史上でもトップクラスの知名度である三傑が揃っていました。

まずここに出て来る人物は「歴史的に重要な人物」となっています。有名か否かはともかく、重要であるとはみなされているわけです。それに武者さんは、『麒麟がくる』に三傑が揃っていると書いていますが、生憎彼らについてはこの記事では触れられていません。
一方で今年の場合、義時の知名度は人それぞれでしょうが、記事中には
「源頼朝や源義経など、小学校でも習う有名な人物が主要キャストとして登場するのは」
とあります。
つまり『麒麟がくる』の三傑には触れなくても、今年の頼朝や義経には触れているわけで、武者さんが問題視するのであれば、こちらの方を採り上げるべきでしたが、コラムの記述はそのようになってはいません。

さらに『平清盛』嫌いというか、『カムカムエヴリバディ』で、藤本有紀さんアンチになったのかなとわかるのがこちら。

(そして、『鎌倉殿の13人4月に最終回を迎えたNHK朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で絶賛されていたのがそのテンポ。『鎌倉殿の13人』でも、疾走するようなスピード感で物語は進んでいます。キャラクターやエピソードを濃く描きながらも、テンポよく感じるのはエピソードの取捨選択が絶妙であるからでしょう)
なるほど、よいアイデアを思いつきました。
朝ドラから大河への脚本家スライドは定番です。
ということは、そんなに絶賛されていた脚本家さんを『鎌倉殿の13人』と通じる源平合戦もので起用するのはいかがでしょうか?
源氏ばかりでは何ですから、平氏をテーマにして。ヒット間違いなしですね!

『鎌倉殿の13人』と『カムカムエヴリバディ』を一緒にされたことが面白くないのでしょうね。無論藤本さんは大河から朝ドラへスライドした脚本家ですが、どう見ても『平清盛』への皮肉が込められているように取れます。

あと三谷幸喜氏が色々書かれているのがお気に召さないようです。

なんでも三谷さんが新垣結衣さんにぞっこんで、毎回撮影現場にいるとか。好きすぎて出番を増やしているとか。
そういうことをネットニュースで書かれて、そんな低レベルな創作はしていないと反論しております。
温厚な三谷さんならば、カーっと怒るわけにもいかないだろうけれど、そういう邪推は芸能界そのものに対して迷惑ではないでしょうか。
今、日本の演劇映画界はハラスメント、ことセクシャルハラスメントに揺れています。

有名人だと当然あることないこと書かれるでしょう。
しかも大河の脚本担当ともなれば、なおさらです。
それとこういうのは、武者さんが嫌いな大河とて同じことなのですが、そういう作品の脚本家があれこれ叩かれていても、ハラスメントに揺れているなどと書いていたでしょうか。寧ろ逆のような気がします。
そして

スタッフなり脚本家なりが、過剰に役者本人と役のイメージを重ねることも私は問題だと思っています。
こと、実在の人物を扱う歴史劇では、慎重になっていただきたい。
ある大河ドラマで徳川慶喜役を演じる役者のファンが、SNSでこう盛り上がっていました。
「私の推しが演じるってことは、きっと実際の慶喜もいい人なんだよね!」
そういうファンの声に忖度して、実在の人物像を捻じ曲げたら問題があります。歴史修正につながってしまう。
だからこういうことを語る脚本家は、あんまり信頼できないのです。

『青天を衝け』のことでしょうか、ある大河などと書かず、ちゃんとタイトルを書いてもよさそうなのですが。
しかし三谷さんを悪く言うのはけしからんの後で、『青天を衝け』をなおも叩くというのは武者さんらしいと言えばらしいかも知れません。結局1つ前でハラスメントなどと言いつつ、嫌いな作品の脚本家に関しては
「あんまり信頼できないのです」
なのですか。

それから『鎌倉殿の13人』の八重に関して

なぜ八重の出番が多いか?
それは考証・坂井孝一先生の本を読めばわかることです。

無論これはそのような設定になっているとは思います。ただ彼女の登場に尺を割かれたこともあり、平家の描写が少なかったという印象はやはりあります。

三谷さんのこのドラマがどうして面白いか?
推論を書かせていただくと、みなさんが一生懸命誠意をもって、真面目に作った成果ではありませんか?
私は芸能情報に疎いので、九条兼実役の田中直樹さんが「笑いのツボを突いてきている」と言われてもピンときませんでした。
ただ、所作や発声がしっかりしていて、摂関家にふさわしいエリートの雰囲気は出ていると思った。
がんばっていると。そこは伝わってきた。

芸能情報に疎いと言いつつ、三谷さんが悪く言われたなどというニュースはチェックしていますね。
あと田中直樹さんはお笑いの人ですし、後白河法皇とのやり取りの間合いなどは、やはりそれらしいかなと思います。

そして以下の部分、関係者でもない武者さんがなぜ手抜きをしていないとか、真面目に作ったと言い切れるのかが不明です。「そうあってほしい」、「恐らくそうだろう」などと書くのであればまだわかりますが。

演じる方も、衣装も、ヘアメイクも、演出も、そして所作指導も。手抜きをしていない。
ちょっと雑に思えるところは、時間や予算不足であって努力不足ではないとわかる。
そういう真面目さが実り、面白いのではないでしょうか。

特に
「ちょっと雑に思えるところは、時間や予算不足であって努力不足ではないとわかる」
武者さんもやはり「雑に思える」ことがあるのですね。ならばそれがどのような点が、明確にすればいいかと思います。今年のこの大河コラムで思うのは、こういう、ちょっと奥歯にものが挟まったような言い方が目につく点で、やはりこの辺りはおかしい、でもそれは努力不足ではないと考えたいのでしょう。


飲み物-ウイスキーロック
[ 2022/05/28 01:00 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 47

『武将ジャパン』大河コラムへの疑問点後半部分です。実は今回は本編以外にも突っ込みどころが多いので、3つに分けようと考えています。

鎌倉殿の13人感想あらすじレビュー第20回「帰ってきた義経」 - BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)
https://bushoojapan.com/taiga/kamakura13/2022/05/23/168462


1.何があろうと、この愛だけは譲れない。かつて頼朝を愛した政子には、静の気持ちがわかるのでしょう。

2.「九郎殿は腹を括られた。戦になるぞ」
仕事を終えた義時が、善児に話しかけます。
「種は蒔いた、鎌倉へ参る。先に帰って鎌倉殿に伝えよ」

3.義時相手となると饒舌でしたし、自分のことすらペラペラしゃべっていた。何気ない雑談で気が緩めば弱点がさらされるから、あの手の仕事を生業とするなら、口が軽くない方がよいでしょう。
一方で、善児が油断したというのでもなく、義時が黒くなってきた現れと見るべきかもしれない。
今の義時はそう簡単に騙せないし、殺せなくなっている。だから善児相手だろうと安心できるといえばそう。

4.義経は死が近づきつつあるのか。亡き秀衡の幻を見た後、自宅へ戻ると、里に覚悟を告げます。

5.里はここで、京都で刺客に襲われた時のことを告白します。あの者たちを手引きしたのは私だ。あの女を殺すつもりだったと。
「お前が呼んだのか。兄の策ではなかったのか。お前が、呼んだのか、お前が!」
怒りに我を忘れ、小刀を手にして迫った義経は、里を刺し殺してしまいます。

1、これは前にも書いていますが、政子の場合はいいでしょう。しかし静と義経が共にいたシーンは意外と少なく、政子のセリフとはいえ、彼女と静を比較するのはちょっと無理があるように思います。私は、あの静は寧ろ開き直ったように見えました。

2、ここのところですが、「九郎殿」云々は国衡が泰衡にかけた言葉です。そこをちゃんと書いてくれないと、まるで義時が善児にこれを伝えたようになってしまいます。「種は蒔いた」以降が義時のセリフですね。

3、この部分、景時の家人であり、しかも景時自身が同行者として善児を派遣したことも関係しているかと思います。この前に「あの善児もだいぶ毒気が抜けた感がありますね」と書かれていますが、既に鎌倉というシステムに組み込まれ、義時も善児も、変わらざるを得なくなっていると取るべきかも知れません。

4、別に病気ではないのですから、
「死が近づきつつあるのか」
ではなく
「死を覚悟したのか」
のではないかと思うのですが。それとこういうシーンがやはり舞台的だなと思います。

5、ここも、「京で刺客に襲われた」のが里のように見えてしまいます。「義経と静が刺客に襲われた」と書いてほしいですね。あとこれはドラマの構成に関する問題ですが、刺客を自分が放ったというのを聞いて里を刺し殺すより、最早自分は覚悟を決めた、共に死のうと言って殺める方が自然ではないかと思います。いずれにせよ、この時義経は妻子を殺し、自刃していますから。


6.表情の明るい義経でしたが、部屋の床には筵をかぶせた妻子の遺骸。

7.今生の別れでも、どこかじゃれあう犬のような主従です。

8.そして、こじんまりとした衣川の館で、源義経は死を遂げるのでした。

9.価値を理解しているからこそ、頼朝は泣きます。
彼を愛しているからこそ、首桶に抱きつき、泣いてしまうのです。

10.彼女が日本史上に名を残しているのは、その愛の強さゆえ。
義経を思い、危険を顧みず頼朝の前で踊ったからこそ、永遠の名を残した。そんな説得力を持つ圧巻の美しさと迫力でした。
そして、静の話を嬉しそうに聞く義経。この二人は似ているからこそ惹かれたのでしょう。

6、筵をかぶせたのではなく、筵の上に横たえて布をかぶせた妻子の遺骸ですね。

7、「じゃれあう犬」ですか。友達同士、あるいは仲間同士といった主従であるとは思いますが。

8、「源義経は死を遂げるのでした」とありますが、彼が死ぬシーンはありません。義時を館から出し、自らは弁慶の戦いぶりを、なおも面白そうに眺めていました。

9、価値を理解しているのもあるでしょうが、義経が西国へ発つ時、頼朝が矢を放ちながら戦の報告を楽しみにしていると言った意味のことを話していました。それを思い出したとも言えますし、寧ろあれがこのシーンの伏線となっていたように思えます。

10、静ですが、「圧巻の美しさと迫力」という印象は、正直言って私はあまり受けませんでした。ただあの義経は自分のものだと言いたげな気持ちを強く感じましたし、だからこそあの場で、自分は静であると告白すべく、義経のことが忘れられないと謡ったのではないかと思います。尚個人的には、この静と対立させるべく里を出した、そういう印象もありました。あとこれも前に書いていますが、似ていると言うより相性がよかったのではないかと思います。


11.それが最期の最期で、また戦術を練る作業に戻ることができた。妻子の死は頭から抜け落ちる。そういうことができるから義経は強かった。

12.ロスだのなんだの言いませんて。こんな完璧な生き様をした人間に対し、もうちょっと生きて欲しいなんて、そんな蛇足を求めるようなことは言えないでしょう。

13.この先、頼朝は、大姫に対してなんだかんだ言いくるめようとするのでしょうが、全てが我が娘の入内前提であって真心からのものではない。

14.義時は、義経を罠に嵌めて殺させようとする。以前なら嫌がっただろうけど、彼は理由を見つけることを見出しました。じっと相手を見つめ、殺すための大義名分を探しています。だいぶ出来上がってきましたね。

15.秀衡は、妻を国衡に嫁がせることで、強引な家族関係を再構築した。そんな無理なこじつけは、やはりどうにもなりません。

11、義経が戦術を練っていたのは、まだ泰衡に包囲される前の話です。当然里も娘も生きているから、
「妻子の死は頭から抜け落ちる」
とはならないでしょう。いくらか覚悟していたとは思いますが。

12、別にロスなどという必要もありませんし、義経の生き方が完璧かどうかは観る人次第ですが、中でも気になるのは
「もうちょっと生きて欲しいなんて、そんな蛇足を求めるようなことは言えないでしょう」
です。ちょっと書き方に引っ掛かりますね。
「義経にもうちょっと生きてほしいなんて言わなくていい、彼は十分に燃え尽きた」
プロのライターならこのくらい書いてくれないでしょうか。与える印象がかなり違うと思います。

13、「大姫に対してなんだかんだ言いくるめようとする」とありますが、この時点でそれを裏付けるセリフ、あるいは行動といったものはありません。頼朝が、義高のことを忘れさせようとしているとは思いますが。

14、これも少し前に書いていますが、鎌倉というシステムに組み込まれた以上、その歯車として生きる必要があるからでしょう。「出来上がる」とは、要はそういうことを言いたいのでしょうか。逆に義経はその歯車になれなかった人物でした。

15、秀衡が、なぜ正室のとくを国衡に娶らせたのか、やはり理解できていないのでしょう。歴史系ライターであれば、この点もきちんと調べてほしいです。


それにしても武者さん、これは小檜山氏名義の方のツイートで、自分の嫌いな作品をほめるファン、好きな作品を叩くファンを悪し様に言っているようですが、大河朝ドラの一応レビューを書いている人物として、これはどうかと思います。尤もレビュー自体が、好き嫌いで書かれているところがありますが。


飲み物-グラスビールと泡
[ 2022/05/26 00:00 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 46

まずあらすじと感想その2で、入力ミスがいくつかありました。失礼いたしました。

では『武将ジャパン』大河コラム、前半(静の舞)に該当する部分への疑問点です。

鎌倉殿の13人感想あらすじレビュー第20回「帰ってきた義経」 - BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)


1.褒め称える秀衡を見て、義経は感極まった顔をしています。
彼は褒められたかったのです。
『麒麟がくる』の織田信長と似ています。信長も賞賛が欲しかった。自分を褒める妻の帰蝶を「あれは母親じゃ」と語っていた。
褒められることに飢えている者にとって、自分を褒めてくれる相手は、父であり、母になる。

2.源平のみならず、奥州も含めた三国志状態。源平は長い争いで消耗していますが、平泉は無傷です。そんな油の中に義経という火種が入ることで、討伐対象となってしまう。

3.この場面は重要です。
大姫の心を踏みつけにしてでも入内させたい頼朝。それに不安がある政子。受け入れそうもない大姫。
後白河法皇に煮え湯を飲まされたようで、頼朝は接近を図っていたのです。

4.とくは国衡の実母ではなく、かつ身分が高い。年齢順でいえば国衡が泰衡より上なのですが、母の身分によって泰衡が上に来ています。
そういうバランスを取るために、国衡に身分の高い、しかも泰衡の母を妻とすることで、敬意を持たせようとしたんですね。
(中略)
当時の奥州には、儒教規範がないとわかります。
儒教規範は近親婚を嫌います。義母だろうが子と結婚するなんて、おぞましいこと。ゆえに理解されにくいでしょうし、後世の人も目を逸らしたくなるような話です。

5.それにしても、また酷い遺言を残したものです。
平清盛も、息子たちを破滅に導く「源氏を倒せ」という遺言を残しました。
秀衡もそうなりそうです。

1、ここでまたも『麒麟がくる』。しかも信長と義経とではそれぞれの環境も条件も異なりますし、義経はやっと「保護者」たる秀衡のもとに駆け込んだ、その安堵感もあるのではないでしょうか。

2、平泉は無傷とありますが、この後で出て来るように、家督相続という点ではきわめて不安定なものがあります。義経自身は、その藤原氏と鎌倉とを対立させる、触媒的な意味合いもあったかと思われます。それと「そんな油」とは平泉のことでしょうか、せめて「その平泉という油の中に義経という火種が入ることで」くらい書いてほしいです。

3、この前のコラムで、頼朝は政治の天才と書いていたわけですから、こういう形で接近を図っていてもおかしくないでしょう。それと「大姫の心を踏みつけにしてでも」のところ、政子に不安があるのは事実としても、現時点で大姫が「受け入れそうもない」かどうかは何とも言えません。

4、この場合、未亡人の立場はかなり強かったというのもあるでしょうね。それにしてもまた「儒教規範がない」、日本に儒教規範が根付くのは江戸時代で、『青天を衝け』などは正にその時代の真っただ中でもあるのですが。それにこれは嫂婚(レビラト婚)制と言って、遊牧集団である騎馬民族の間でも行われていました。

5、もう少し自分に時があれば、鎌倉に攻め込んでと秀衡は言ったのみで、息子たちに鎌倉を倒せと直接言ってはいません。それと「秀衡もそうなりそうです」と言うより、秀衡の子供たちも、清盛の息子たちと同じ運命をたどると言った方がこの場合ふさわしいかと。

6.日本が伝統的にしてきた、唐の国(中国)を参照するわけでもない。武家政権の始め方は、頼朝から学ぶしかないのです。頼朝はよい師匠であり、義時は優秀な弟子です。

7.悪どい策を聞いた後で、このほのぼのとした場面。これは「トロッコ問題」かもしれません。
トロッコ問題とは「ある人を助けるために他の人を犠牲にするのは許されるか?」という問いかけです。物事を単純化し過ぎた考え方だという批判はありますが、現実問題、義時はそれを突きつけられ、解決しました。

8.もう、上総広常や源義高の頃のように迷う期間は終わりました。
任務をいかにしてこなすか?

9.義時の耳には、畠山重忠が告げたことが入っています。
善児は兄・宗時の遺品を持っていた。彼が殺したことは断定できないけれど、兄の死に関与したことはわかる。
義時が仇討ちをしたいのであれば、善児を簀巻きにして川にでも放り込めばいい。
しかし、そうはならない。

10.「やっちまいましょうか。寝首をかくのは造作もないことだ」
「余計なことはするな!」
とっさに声を荒げる義時。下手に暗殺なんてしたら、かえってうまく動かなくなる。

6、律令制から武家社会に移行するわけですから、勢いそうなるでしょう。ただ、義時はこの後源氏を絶やしてしまっていますし、その意味では「優秀な弟子」と言えるかどうかは疑問です。

7、トロッコ問題(トロリー・プロブレム)というのは、暴走するトロッコ(この場合は電車)の軌道を切り替えることで、1人の犠牲者を出すか、あるいは5人の犠牲者を出すかという一種の思考実験で、第3者が軌道を切り替えるか否かの判断にゆだねられているというものです。この場合第3者が頼朝で、1人を犠牲にする=義経を殺すか、あるいは5人(以上)を犠牲にする=鎌倉の人々を犠牲にするかということになるのでしょう、ただこの時点で、奥州藤原氏が暴走するトロッコなのであるかどうかは微妙です。鎌倉方がわざと暴走させようとしているとは思いますが。

8、これは前回の『武将ジャパン』関連投稿で書いていますが、広常や義高の場合は平家をまだ倒しておらず、今回は平家を倒し、倒すべき相手がいよいよ絞られて来ています。だからこそこの大河では、覚悟を決めた義時がこのような任務を背負ったと言えるでしょう。無論鎌倉で生きて行く以上、頼朝には逆らえませんし。

9、なぜここで「仇討ち」なのでしょうか。義時もそのような言葉は発しておらず、既に景時の家人となっているこの人物を、むざむざと殺すわけにも行かないのではないでしょうか。

10、善児は殺し屋ですから、義時の命令さえあればその通りに動きます。なのに自分からこう言うのが興味深くはありますし、逆に景時からこう言い含められているとも取れそうです。


11.三谷さんは脚本の仕上がりが遅れるとご自身も認めておりますが、こういう細かいところまでピースをはめようとして、試行錯誤をギリギリまで繰り返し、完璧に完璧を重ねたいから、遅れるのではないでしょうか。
実際、今週もよい仕上がりですよね。

12.里は正確には河越重頼が父という出自ですが、ドラマでは比企尼の外孫であることが強調されています。

13.私は静です! お腹にいるのは間違いない、九郎義経の子! 

14.「嵆康(けいこう)の『広陵散』のお話なんてご存じですか? ああいうね、琴を弾くのがうちらのやり方で」(中略)鎌倉の文化文明はこれからですね。がんばろう。 

11、三谷さんがなぜ遅れるのかは私にもわかりませんし、恐らく武者さんの考えも多分に推測のうえでのことでしょう。ただ「今週もよい仕上がり」というよりは、今週も三谷さんらしい舞台的要素が入っており、それがドラマとして今一つこなれていない印象を受けます。

12、この間「里は比企の娘」と書いたことへのフォローでしょうか。繰り返しますが里は、比企尼の娘と、重頼の間に生まれた子供ですね。で、能員も言っていましたが、彼自身には姪に当たるということでしょう。

13、静のセリフですが、いくら何でもあの場で「九郎義経」などと呼び捨てにはしないでしょう。「おなかにいるのは間違いなく源九郎義経殿のお子」と言っています。

14、これは白拍子の舞であり、舞楽の一種ですから、鼓や釣太鼓が中心になっていてもおかしくないはずです。舞楽で弦楽器が用いられることはまずなく、管楽器そして打楽器がメインですね。ちなみに『広陵散』は琴の局として有名です。


それから静に絡む部分で
「静の宿にドヤドヤ押しかけた坂東武者たちはいて、中には口説き始めた不届者も。まったくろくでもない」
などとありますが、ドラマ本編にこういうシーンはありません。何を出典にしているのか明記してほしいです。


飲み物―アイスコーヒー5
[ 2022/05/24 23:30 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

リーグワンプレイオフと入替戦結果、そしてリーグ側の対応の是非

ラグビー関連情報です。
まず先週末のプレイオフの結果です。
(赤文字勝利チーム)

東京サンゴリアス 30 - 24 東芝ブレイブルーパス東京
(東大阪市花園ラグビー場)
埼玉ワイルドナイツ 24 - 10 クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
(秩父宮ラグビー場 )

そして決勝と3位決定戦の組み合わせです。
3位決定戦
東芝ブレイブルーパス東京 - クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
(秩父宮ラグビー場)
中継・配信
J SPORTS 1
BS日テレ
J SPORTSオンデマンド
Hulu

決勝
東京サンゴリアス - 埼玉ワイルドナイツ
(国立競技場)
中継・配信
J SPORTS 1
日本テレビ系全国ネット
J SPORTSオンデマンド
Hulu

各ディビジョンの入替戦も行われています。
グリーンロケッツ東葛 33 - 10 三重ホンダヒート
(ディビジョン1-12位)      (ディビジョン2-2位)
(秩父宮ラグビー場)
シャイニングアークス東京ベイ浦安 25 - 33 三菱重工相模原ダイナボアーズ
(ディビジョン1-10位)         (ディビジョン2-3位)
(秩父宮ラグビー場)
スカイアクティブズ広島 24 - 30 清水建設江東ブルーシャークス
(ディビジョン2-6位)    (ディビジョン3-2位)
(パロマ瑞穂ラグビー場)

ところで以前投稿した、ディビジョン1最終節のブラックラムズとレッドハリケーンズの、当日になっての試合中止に関して、リーグワンはこういう決断をしています。

ジャパンラグビー リーグワン2022 D1 第16節 リコーブラックラムズ東京 vs NTTドコモレッドハリケーンズ大阪 チケットご購入者への対応について
(リーグワン公式サイト)

つまりこの試合を観られなかったファンのために、決勝または3位決定戦のチケットを抽選で贈呈します(但し交通費や宿泊費の補償はなし)ということのようです。

しかし上記の試合を観に来ていたのは、ブラックラムズまたはレッドハリケーンズのファンと思われます。その場合、決勝や3位決定戦のチケットよりも、当該クラブの試合のそれの方が嬉しいはずです-無論、ベスト4レベルの試合も大いに見応えはあると思いますが。

ならば次シーズンのどちらかの試合(レッドハリケーンズはディビジョン3から再スタートとなるため、しばらく両者対決が行われない)のチケットを1試合分だけ無料にするとか、そういう対応をしてはどうでしょうか。

これに関しては、かつてサンゴリアスでプレイした真壁伸弥氏も
「流石に金を出すべきところを間違ってると思うのだが」
と、ツイートでコメントしていました。

それからフランストップ14ですが、松島幸太朗選手所属のクレルモンは、ビアリッツに26対8で勝っています。


飲み物-ギネススタウト
[ 2022/05/24 00:45 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』第20回「帰ってきた義経」あらすじと感想-2

第20回「帰ってきた義経」後半部分です。尚ひとつ前の投稿で、「帰って来た」としていましたので、本文中の意味が通りにくい部分共々、直しています。


静を見た政子は頼朝に言う。女子(おなご)の覚悟です、私もあなたが挙兵された時覚悟を決めましたと。義時のこの話を聞いていた義経は、静の大胆な振る舞いをあいつらしいと言う。その後静は鎌倉に留め置かれ、4か月後に出産する。生まれた子は男児で、静のもとから連れ去られた。

その後彼女も鎌倉を去って行方知れずとなり、美濃青墓宿で、静に似た遊女がいたらしいと話したところで、これが伝えるべきだったかと義時は戸惑うような口ぶりになる。義経はうわべは平静を装っていたが、その後畑に立てた藁の人形を、鎌倉への憎しみを込めて太刀で切り刻む。

義経は国衡と謀って挙兵するようだと、義時は泰衡に伝える。泰衡は兄が義経と謀ることに憤り、自分は鎌倉に盾突くつもりはないと言う。そんな泰衡に義時は手は一つと言い、義経の首を取って送り櫓どけるように促す。でなければ平泉は火の海と化し、義経とて止めきれず、藤原氏も途絶えてしまうと迫る義時に、だからあいつを入れたくなかったと泰衡は答える。

向こうが戦の支度に取りかかる前に、不意打ちしかないと諭す義時だが、泰衡の弟の頼衡がこれに反対し、父秀衡の、義経を総大将として奥州を守れとの遺言を持ち出す。しかし泰衡は、奥州の行く末は自分が決めると言う。頼衡は、お前の魂胆は何だと義時に斬りかかろうとするが、その時善児が現れて頼衡を倒してしまう。最早後へ引けなくなった泰衡は、国衡から義経が戦を決意したことを聞く。

準備が整ったと確信した義時は、善児を先に帰す。義経は幻を見ていた。それは、秀衡が畑の土を救い上げている幻だった。しかし実際にはそこには誰もおらず、自分で作った人形が立っているだけだった。その間に泰衡の軍勢は、義経の館の方へと向かっていた。

ここらが潮時であると義経は言う。しかし里は、このような場所で終焉を迎えるのは気が進まなかった。宿命(さだめ)だ、諦めろと義経は言うが、里は夫について来たことを後悔していた。但し里は義時との会話を盗み聞きしており、静が落ちぶれたと聞いた時には溜飲が下がったようだった。そして里は、京で刺客を呼び込んだのは自分であることを打ち明ける。お前が呼んだのかと義経は怒り、里を刺し殺してしまう。

義時は鎌倉へと馬を走らせていたが、弁慶が通せんぼをする。御曹司がお呼びだと言う。そして泰衡も軍勢を引き連れて義経のもとへ到着した。弁慶の手引きで館に入った義時は、布をかぶせられた里と娘の死体が、むしろの上にあるのを見る。義経は泰衡の手勢が来ていることを伝え、人を信じすぎると言われた自分も賢くなったと言う。そして義時が静の話をしたことについても、自分に鎌倉への憎しみを募らせるようにし、泰衡に挙兵させる策だったことを見抜いていた。

弁慶は板切れを甲冑代わりにし、さらに衣をまとって外へ出て行った。館の外には落とし穴が彫られており、兵たちはそれに足を取られていた。義経は、時間稼ぎに外に出て、しかももう二度と会わないであろう弁慶に礼を言い、さらに自分では手を下さず、泰衡に討たせると頼朝が企んだことをも見抜いていた。

義経は、そこまで兄に取って自分は邪魔なのか、そうなると最早どうでもよくなった、この首で平泉が守れるなら本望だとさばさばした口調だった。さらに見せたいものがあると義経は言い、平泉に来てからどうやって鎌倉を攻めるか考えたと絵地図を広げる。鎌倉としては定石通り北に兵を出すが、その隙を突いて北上川から船を出し、海から攻め込み、北から慌てて戻る兵を追って包囲し、火を放つという作戦だった。

海路を行くと三浦の岬から丸見えになると義時は言うが、その時は、損得のわかる三浦の息子を味方につけると、義経はぬかりなかった。さらに義経は、鎌倉戻ったら梶原景時に渡してほしいと、攻めの子細を記した書状を差し出す。景時ならこの策をわかってくれるだろうと言うのである。

やがて外で弁慶が兵を相手にする声が響き渡る。義経はその様子を楽しみつつ、義時に来た道を通れと言い、義時を送り出す。鎌倉に戻った義時はこのことを報告し、景時もその策を見て、この通りになっていたら鎌倉は滅びていたと言う。そして義時は館に戻り、久々に金剛を抱き上げる。

文治5(1189)年6月13日、頼朝は、届けられた義経の首桶に向かって、戦の話をしてくれ、お前の口から聞きたいと言い、首桶を抱きしめながら泣き崩れる。


まず「おなごの自覚」、その割に義経と静のシーンがあまりなかったのがちょっと残念です。これは平家のシーン、大姫と義高のシーンにも言えるかと思います。それと『吾妻鏡』では、この3年前に舞の奉納が行われていますが、ドラマ中の舞も文治2(1186)年設定なのでしょうか。その割には大姫がかなり大人なのですが。

それから頼朝と実衣の服装ですが、実衣のは少し色が変わったでしょうか。しかし頼朝の直垂が、ここ何話か全く変わっていないようでちょっと気になります。

義経関連です。やはりこの人のシーンがどこか舞台的で、義時との会話にしても、セリフでことの次第を説明しているように見えます。義経と義時、そして弁慶を交えての会話に、頼朝の策略を織り込むことはできなかったのでしょうか。それにしても義経、自分の首で平泉が守れるならと言っていますが、結局これが鎌倉方に口実を与えてしまうのですけどね。

いずれにしても存在そのものが紛争の火種となりかねない人物ではあり、形の上だけでも出家するという選択肢もあったかも知れません。無論その場合も頼朝の監視下で余生を過ごし、場合によっては頼朝、あるいは義時から暗殺された可能性もあるでしょう。ちょっと『太平記』の護良親王を連想します。

その義経の書状の字がうますぎるように思えます。腰越状は宗盛の代筆だから納得できますが、義経の直筆ならもう少しぐしゃぐしゃとした書き方でもよかったのでは。

それから弁慶が、何やら西郷隆盛に見えてしまいます。佳久創さん、流石に元ラガーマンだけにガタイはいいのですが、少し体重を増やしたでしょうか。『ノーサイド・ゲーム』の時はもう少し筋肉質だったかと思います。そして里、本来の良妻のイメージとはかなり異なっていました。しかし立ち聞きですか、大河朝ドラにはありがちなことではありますが。

朝ドラといえば、『あまちゃん』で、アキが鈴鹿ひろ美の付人をしていた時、『静御前』なるドラマの撮影現場が登場していましたね。あと余談ながら23日の『ちむどんどん』で、ペットボトル入りの醤油が登場していましたが、実際にペットボトル入りが出るのは、舞台となっている1972年から5年後のことですね。

飲み物-琥珀のエール
[ 2022/05/24 00:15 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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