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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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『黄金の日日』の創作と疑問点 6

『黄金の日日』第41回「侵略者」についての感想そして一部疑問です。

まず先日分にも書いていますが、助左衛門が、朝鮮半島に日本が攻め入って日本が勝てば、先年の偽国使の件がばれ、加担した全員(小西行長、宗義智を含む)もただではすまなくなるため、わざと負ければいいと三成を説得するシーンですが、一商人が奉行にこう言うのは、ちょっと無謀ではないかと思います。

そもそも助左衛門は

戦になるのが(自分の商いにも影響が出るため)嫌なのか
戦になって日本が勝った場合、自分たちの謀が秀吉にわかって処罰されるのが嫌なのか

このどちらであるのかがはっきりしません。恐らくこの両方なのでしょうが、秀吉に偽国使の件が発覚するのが嫌だというのは、少々虫のいい話ではないでしょうか。無論偽国使の件は、ああしなければもっとことが大きくなったであろうとは思いますが。

それと三成が、助左衛門に停戦工作じみたことをさせるのは如何なものでしょうか。この場合助左衛門がスパイである可能性も捨てきれないし、以前も書きましたが、物事があまりにもとんとん拍子に進んでいるようにも感じられます。武士を描いていないせいもあり、この結論に至るまでの三成の苦悩、根回しなどがあまり出てこないのは物足りないですね。

そしてこのような大それたことをするにしては、主人公とはいえ、助左衛門の描かれ方ががきれいすぎやしないかとも思います、これが、原田喜右衛門並みの悪党とはいわずとも、もう少しブラックな人物だったらさもありなんと思うし、そのために少々エゴイストなところがあっても納得できるのですが。

その原田喜右衛門は詐欺師の素質がありますね。難を言えば格好が目立ちすぎてしまい、どこか胡散臭い人物と取られがちな点がありますが、秀吉との相性はいいのかも知れません。しかしあの国書も金箔が散りばめられていて、これぞ秀吉といった感はあります。

それにしても助左衛門と三成の関係、先日の『武将ジャパン』のコラムではありませんが、どこかブロマンス的なものを感じてしまいます。

それから他のキャラについて。

美緒が引き取った宗薫と梢の子、小太郎が成長し、しかもいきなり短刀を持って助左衛門に襲い掛かります。その場に都合よく居合わせた美緒が小太郎を止めたことで、助左衛門は難を逃れますが、この設定は少々乱暴に見えてしまいます。ところでこの小太郎は天正10(1582)年生まれですから、この時まだ10歳くらいなのですが、ぱっと見15歳くらいに見えます。

あと助左衛門が、桔梗には銭丸がいるから大丈夫だなどと言っていますが、小太郎よりも、寧ろこの銭丸の方が10歳くらいに見えます。とても一人前の男という感じではありません。小太郎がやけに成長している割に、銭丸が成長していませんね。

そして桔梗。五右衛門と共に過ごしている間に、彼にも好感を抱くようになっているようです。しかし「なぜ私を抱かなかった」はかなりのど直球です。その当時は大河でこういうセリフを、しかも女性に言わせていたのですね。

結局この桔梗は助左衛門の妻になるのでしょうが、しかしその助左衛門は美緒と出会っているわけで、なかなかこの3人の関係は、すっきり収まることはなさそうです。

飲み物-冬のティータイム

[ 2022/01/25 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『黄金の日日』「侵略者」

1週間遅れで放送された第41回についてです。


肥前加津佐の港にいた五右衛門たちは奇襲を受けた。これを仕掛けたのは原田喜右衛門だった。この騒ぎの中で、銭丸は背中に矢を受けて死に、五右衛門は桔梗を連れて姿をくらます。その頃堺では助左衛門が、京へ移ることになった日比谷了慶の館を譲り受けていた。

会合衆も世代交代が進み、かつての堺の面影は薄くなっていた。その了慶は、この礼拝堂の鐘は今は禁制だが、もう一度この鐘の音を響かせてほしいと言う。助左衛門はお仙をこの館に住まわせようとするが、お仙はそれを断り、桔梗のことを尋ねる。桔梗が自分と行き違いになったことを伝える助左衛門に、お仙はあの娘を嫁にするのか、美緒を諦めたのかと尋ねる。

美緒は今井の御寮人だと助左衛門は言うが、お仙は、助左衛門がその年齢まで独り身でいたのは、単に日本と呂宋を行き来していたからだけではないと見抜いていた。その美緒は今なお今井に戻らず、利休屋敷で暮らしていた。

助左衛門は雨の中を帰ろうとするが、その時急に若い男が短刀を持って襲い掛かり、母者を返せと言う。その時美緒が姿を見せて叫ぶ。
「小太郎!」
その若者は宗薫と梢の子の小太郎だった。助左衛門は美緒と共に再びお仙の許へ行き、本当のことを話すべきとお仙は言うが、助左衛門はそれはやらない方がいいと言った。

小太郎様は御寮様と暮らしたがっていると助左衛門。美緒もそれで今井に戻る決心がついた。そして美緒は助左衛門に、桔梗と結婚するように促す。その後船が堺に戻って来るが、戻って来たのは一艘のみだった。水夫たちは隠し港が原田喜右衛門に奪われたこと、仲間の吾助と銭丸が死んだことを話す。助左衛門は五右衛門や桔梗の安否を気遣うが、その五右衛門は桔梗と長崎のとある小屋にいた。

桔梗は熱を出してうなされており、五右衛門はふと、かつて自分が乱暴を働いた日比谷の娘モニカと彼女をだぶらせてしまう。しかし桔梗は目をさまし、どこにいるのか、堺に帰れるのかと五右衛門に訊く。五右衛門は3日後の舟で桔梗を返すつもりだった。しかし五右衛門はすることがあるのでここに残ると言う。

五右衛門は長崎屋に忍び込み、番頭の孫七を脅して、喜右衛門が大坂へ、関白から呂宋のマイニラ政庁へ渡す国書を受け取りに行ったことを聞き出す。大坂城では秀吉が、国書を喜右衛門に渡そうとしていた。秀吉の野望は大きく、呂宋までを配下に置こうとし、それを届ける役目を引き受けたのが喜右衛門だった。

もちろん秀吉は唐入りの準備も着々と進めていた。秀吉は助左衛門を一味に巻き込めないのかと尋ねるが、喜右衛門は、当方からの使者はことごとく首を刎ねられると答え、また助左衛門は殿下への忠誠心がない、あの者の船団は無法であり、方々に隠し港を持っている、呂宋では現地の海賊と結託して、イスパニアや朱印船から奪った武器や財宝をアゴーの軍に流し込んでいると秀吉に吹き込む。さらに呂宋が秀吉のものとなった時、助左衛門とアゴーの村民が厄介な敵となると忠告し、秀吉を手玉に取ろうとする。

石田三成が助左衛門の館を訪ねて来た。天川(マカオ)や広東からの鉛の買い付けが思うにまかせぬため、マイニラから原田の舟が運んでくる鉛や硝石は貴重である、だから原田とはもめるなと釘をさす。しかし三成にはもう一つの目的があった。それは助左衛門への国外退去通告だったのである。

唐入りで朝鮮半島に入れば戦になると助左衛門。しかもここで日本が朝鮮に勝てば、先年の国使の嘘がばれてしまうため、天下人を欺いたことになってしまう。その代償が大きかった。宗義智と小西行長にも退去通告を考えている三成は、最終的には自分が腹を切ればそれで済むと言う。

助左衛門はこうつぶやいた。
「戦に勝たなければよいのだ」
三成は驚き、戦とは一旦矛を交えれば、どちらかが倒れるまで戦うものだと言う。しかし助左衛門は、小西と宗に先鋒をまかせ、敵と談合してはどうかと提案する。主君は欺けぬと言う三成に助左衛門は、関白の唐入りは狐にそそのかされたという噂があることを教える。その狐を追い払えるのは治部様、あなたしかいないと言い、このままでは日本国が滅亡するとまで口にする。

自分は逃げも隠れもせぬ、堺を守り、日本国を守ると助左衛門は明言する。その時能舞台が現れ、狐が踊るが、その面を取った顔は秀吉だった。

桔梗は一人で堺へ戻ることになった。五右衛門は、このままでは助左衛門に合わせる顔がないと考えていた。その五右衛門は、助左衛門がお前を嫁にすると言っていたと話すが、桔梗はなぜ本人が来なかったのか不思議に思っていた。また、今なお助左衛門に取って、美緒の存在は大きいとも感じていた。

また桔梗は五右衛門に、なぜ自分を抱かなかったのかと尋ねるが、そうすれば助左を殺したくなるからだと五右衛門は答え、来年の春には帰ると伝えてくれと言う。桔梗が発って数日後、同じ長崎から喜右衛門の朱印船が呂宋に向けて出帆した。その船には五右衛門が正体を隠し、水夫として乗っていた。そして堺からは助左衛門の一団が肥前を目指していた。三成の指示通り、戦阻止のための工作をするのが目的だった。しかしその船の水夫の中に、あの小太郎がいることに助左衛門は気づく。


助左衛門があちこち行き来するため、またも桔梗とすれ違いになりそうな気配です。そして美緒は今井に戻ることになりますが、その息子の小太郎が、恐らく父親から吹き込まれたようで、自分の母親、つまり美緒を返せと助左衛門に襲いかかります。無論小太郎の実の母親は、くの一であった梢です。

一方五右衛門は、桔梗と共に奇襲から逃れますが、桔梗のみを堺に帰して自分は原田船に乗り組みます。どうやら、原田喜右衛門に意趣返しをしたいようですが、どうなりますか。そして肥前を目指す助左衛門の船には、今井家の息子小太郎が水夫として乗っており、こちらは助左衛門から一目で見抜かれてしまいます。小太郎の目的は何でしょうか。

詳しいことはまた次に書きますが、しかし最後の「戦に勝たなければいい」、助左衛門に言われただけで三成があのような行動を取るものでしょうか。

飲み物ー暖炉とお酒

[ 2022/01/24 01:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『黄金の日日』の今後について少々

最近『鎌倉殿の13人』ばかり書いていますが、16日の『黄金の日日』の放送がなかったせいもあります。これで1週間延びたわけで、最終回は3月末ぎりぎりになるでしょうか。

確かこの大河は、最終的に堺に火がつけられるものの、大坂の陣までは行かなかったかと思います。ですから、あと10回ほどですべてをクリアできるのでしょう。

しかし主人公は日本と呂宋を行ったり来たりしているし、朝鮮半島へ乗り込むのもまだだし、どのシーンにどのくらいの尺を割くことになるのでしょうか。商人が主人公の場合、権力争いに巻き込まれにくいため、助左衛門本人は紆余曲折ありながらも、生涯を全うすることになりそうですが、問題はその他の武将たちです。

無論助左衛門も秀吉との対立が表面化していますし、それなりに船のみならず、時代の波に翻弄されることにもなりそうです。あと五右衛門の今後も気になります。

ところでこの『黄金の日日』の次のアンコール大河、もし放送されるのならやはり戦国時代が舞台の作品でしょうか。実際『太平記』以外はすべて戦国物ですし、戦国物はかなり多く作られていますし、本放送と時代的に被らないという意味でも恐らくそうなるのでしょう。ただ『真田丸』と『おんな城主 直虎』は、本放送、アンコール放送いずれも戦国時代ではありましたが。

それにしても、『鎌倉殿の13人』のURLのkamakura13、やはりどう見てもアイドルユニットに見えてしまいます。よりそれらしくするのであれば、KMK13とでもなるでしょうか。


飲み物-コーヒーとチョコレート
[ 2022/01/23 01:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河ドラマと史実と創作

先日の投稿分で、
「それから、三谷大河に限らないとは思いますが、史実とフィクションとを分ける時は、フィクションの部分も史実に沿うようにしてほしいものです。史実とフィクションの関連性はやはり大事です。両者があまりかけ離れていると、やはり面白くないのは事実ですから」
と書いています。

NHKが大河の在り方、どうあるべきかといったことをはっきりさせないから、史実をどこまで盛り込むかが、脚本家任せにされているといったことを前にちょっと述べています。大河が史実を入れるというのであれば、それはそれでいいのですが、どうもそういうこだわりが、純粋なエンタメと言うよりは「お勉強番組」といった印象を与えてしまっており、大河で歴史を勉強するといった誤認を生み出しているように思います。

そもそも史実を入れるべきなのか入れざるべきなのか。作品や主人公によっては、史料が非常に少ない場合もありますし、その意味では昔の大河のように、小説ベースで緩めに史実を入れた方が、1年持たせるうえではよかったのでしょう。

それと今回『吾妻鏡』ベースなのはいいのですが、恐らく、視聴者のすべてが『吾妻鏡』を読んでいるわけではないと思われます。従ってどの部分が史料に沿っていて、どの部分がそうでないのか、それを見極めるのが難しいということもあるでしょう。

如何にも三谷さん風な、おちゃらけた(失礼)部分は恐らくフィクションだろう、そう思って観ている人も多いのではないでしょうか。それを考えると、昨年の徳川家康のナビゲーターと似たような形、今年は『吾妻鏡』の講釈を入れるという方法もあったかとは思います。

おちゃらけたといえば、21日に『新解釈・三國志』が放送されていました。これについては色々意見があると思いますが、かなり緩めのなんちゃって三國志だと思えば、それはそれで観られます。おまけにこれは連続ドラマでなく映画ですし。しかしこれ、大泉洋さんと小栗旬さんが共演しているのですね。あと、来年の秀吉役のムロツヨシさんも出ています。

そう言えば『どうする家康』、あれ以来新キャストの発表もありませんが、そろそろ発表されてもいいかと思います。また再来年の大河も、今のところ公表されていませんね。

最後に『武将ジャパン』、第3回分については読むかどうかは微妙です。結局のところ

  • 嫌いな大河でディスる男女関係(それが史実であったとしても)を、この大河ではとにかく褒めまくる
  • 必ず『麒麟がくる』を持ち出す
  • その割にこの大河が好きなのか否かはっきりしない、もっといえば熱さが伝わってこない

このパターンが続くだろうと思われるからです。如何にも武者さんが突っ込みそうなシーンがあれば、見てみようかと思いますが(実際に突っ込むかどうかは不明ですが)。

それにしても武者さん、批判しまくる割に脇が甘いような気がします。こういう人は自分に矛先が向けられた場合、きちんと論破できるのでしょうか。批判的なコメントが次々と削除されるといわれていますが、武者さんあるいは運営サイドなりの自己防衛策なのかも知れません。

しかし報酬を貰ってコラムを書いているのに、いざとなれば批判を避けるというのはどうかと思います。相手に明らかに非がある場合は別ですが、たとえば、そのようなシーンはこの回にはなかったと指摘しただけなのに、削除されるのであれば、ちょっと問題でしょう。

飲み物-暖炉とウイスキー

[ 2022/01/23 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『武将ジャパン』関連と月曜プレミア8

1月21日は「ライバルが手を結ぶ日」でした。慶応2(1866)年のこの日に、薩長同盟が結ばれたことにちなんでいます。その薩長同盟、そして先日ご紹介した『武将ジャパン』絡みで、小栗旬さんの髷姿についてまず書きたいと思います。

先日ご紹介した分で、小栗さんが地毛を伸ばしているという部分がありますが、小栗さんが大河で地毛を伸ばしたのは、これが初めてではありません。武者さんはお気に召さないでしょうが、『西郷どん』の坂本龍馬役で地毛を伸ばして髷を結っています(向かって左)。

尤もこの時は藩主にお目見えするため、曲がりなりにも髷を結っているわけで、普段はザンバラ髪でしたね。右奥は大久保利通を演じる瑛太(現・永山瑛太)さんです。

                                     西郷どん龍馬髷2 

最近の説では、龍馬は薩摩抱えになったといわれています。また薩長同盟も、龍馬が仲立ちをしたのではなく、小松帯刀と桂小五郎が互いに同盟を結んだというのが有力視されています。
        
龍馬の描かれ方も、徐々に変わって行くと思います。この『西郷どん』では最新の研究を採り入れて、御花畑屋敷での同盟締結となっていましたが、この次に幕末物が作られるのなら「薩摩藩士・坂本龍馬」が登場する可能性もありそうです。

さて、その第2回の『武将ジャパン』関連コラムですが、どちらも構成は似たような感じですし、何より女性たちの描き方が武者さん好みではなさそうです。昨年のであのように描かれたら、毎回のように批判非難の嵐でしょう。しかしご本人はこの大河が今のところお好きなようで、だからこそ悪く書きたくないのだろうと思います。

ならば坂東武者の荒ぶる様子、頼朝が幕府を打ち立てようという意気込みを、もう少し評価してあげてもいいとは思うのですが、このコラムを見る限り、あまり素直に評価している印象ではなさそうです。先日も書いたように、事ある毎に『麒麟がくる』をやたらに持ち出しているのが目につきます。

この様子では、結局途中で方針変更ということもありうるし、その予防線を張るために、わざとストレートにほめないということかとも思いたくなります。『いだてん』の時とちょっと似ています。

それと第2回のレビューで、乳母という女性を介在するシステムに触れた後、

大河のオープニングで、尼将軍が堂々と立っていることには大きな意義があります。ですので、比企尼にもご注目を。

などとありますが、これだとまるで、尼将軍すなわち比企尼のように受け取られてしまうのではないでしょうか。

それから、三谷大河に限らないとは思いますが、史実とフィクションとを分ける時は、フィクションの部分も史実に沿うようにしてほしいものです。史実とフィクションの関連性はやはり大事です。両者があまりかけ離れていると、やはり面白くないのは事実ですから。

ところで今なお青天ロスという人もいるでしょう。実は徳川家康の中の人、つまり北大路欣也さんが24日の月曜プレミア8テレ東系列で放送される『さすらい署長風間昭平スペシャル』に出演です。コロナ禍で、なかなか収録できなかったようですね。

(テレビ東京・BSテレ東公式サイト)

飲み物-クリームとココア

[ 2022/01/22 01:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

リーグワン第2節結果、トンガの噴火と代表拠点について

ラグビー関連情報です。
まずリーグワンの結果です。
(赤文字勝利チーム、青文字不戦勝チーム)

ディビジョン1
シャイニングアークス東京ベイ浦安 9-19 クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
(秩父宮)
横浜キヤノンイーグルス 55-21 コベルコ神戸スティーラーズ(日産スタジアム)
NTTドコモレッドハリケーンズ大阪 16-35 東芝ブレイブルーパス東京
(ヤンマースタジアム長居)
埼玉ワイルドナイツ ー グリーンロケッツ東葛(熊谷ラグビー場)
東京サンゴリアス 50-8トヨタヴェルブリッツ(味の素スタジアム)
ブラックラムズ東京 ー 静岡ブルーレヴズ(駒沢公園陸上競技場)

ディビジョン2
三重ホンダヒート 48-24 釜石シーウェイブス(スポーツの杜鈴鹿)

ディビジョン3
宗像サニックスブルース - 中国電力レッドレグリオンズ(グローバルアリーナ)
九州電力キューデンヴォルテクス ー 清水建設江東ブルーシャークス
(博多の森陸上競技場)
クリタウォーターガッシュ昭島 - 豊田自動織機シャトルズ愛知(花園ラグビー場)

ディビジョン3、すべて試合中止からのスタートとなりました。またブラックラムズ東京に新型コロナウイルス陽性者が出たため、試合は中止されています。

それからトンガの大噴火を受けて、トンガ出身選手の多いラグビー界でも、義捐金を募るなどの活動が行われています。

あと、廃部したコカ・コーラレッドスパークスのグラウンドだった「さわやかスポーツ広場」が、日本代表の拠点となるようですね。

【独自】ラグビー日本代表、強化拠点を福岡に…8月下旬にも初合宿
(読売新聞オンライン)

飲み物-エールと暖炉の火




[ 2022/01/21 01:30 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 5

武将ジャパンコラム関連の続きです。リンクをまた貼り忘れてしまいすみません。先日分のにも貼っておきます。

鎌倉殿の13人感想あらすじレビュー第2回「佐殿の腹」 - BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)

このコラム、第1回と第2回にそれぞれ目を通しましたが、どちらも

1.ストーリーの肯定
2.恋愛シーンに武者さん自身がときめいている
3,  何かにつけて『麒麟がくる』と漢籍を持ち出す

この3点の繰り返しのように見えます。
1と2に関しては、この大河が素晴らしいからとご本人は言うのでしょうが、しかしこの2回分にも批判すべき部分、突っ込むべき部分はあるわけで、はじめから全面肯定しているため、その部分が見えなくなっているだけの話です。評価すべきところと、そうでないところの見分けがまるでできていないなと思わざるをえません。レビューとは、本来そういう部分をきちんと見分けてこそのものであり、それをやらない(または、できない)のであれば、レビューという名称は返上すべきではないのでしょうか。

また昨年の『青天を衝け』、これは私も書いていますが、血洗島などはよく描けているなと思う反面、歴史上の事件の描き方などは、もう少しどうにかならないのかなと思うこともありました。しかしこれにしても、武者さんのコラムは全面否定のみにとどまっていました。否定と肯定、いずれも一種の思考停止状態と言っていいでしょう。

さて、これも恋愛関連となるのでしょうが、今回このコラムのMVPに輝いた、政子を演じる小池栄子さんについてです。

凄まじい迫力と、かわいらしい愛嬌は同時に成立するはず。
そういう北条政子が毎週見られるようで、もう感無量です。
北条政子とは、日本史のみならず、世界史的にみてもおそろしいほど重要な人物のはず。
重要性が下がることはなく、むしろどんどん増してゆく人物です。
第一回と第二回で、頼朝と政子という、火花が散るような恋の成立過程は把握できました。
ここで一気に引きずりこむ魔力が十分にある、深淵のような存在。
こんな北条政子が見られるなんてもう、何と言えばよいのかわかりません。すごいことではないでしょうか。

まず「世界史的にみても重要」と書かれている割に、なぜそうであるのかが少しも書かれていません。これはこのコラムに共通しており、筆者である武者さんの主観や思い込みによる記述が、かなり大きいといえます。

そしてこの部分

頼朝と政子という、火花が散るような恋の成立過程は把握できました。
ここで一気に引きずりこむ魔力が十分にある、深淵のような存在。

何度も言うようですが、『青天を衝け』の栄一とお千代の出会いや夫婦愛を、あれだけネガティブに捉えていた同じ人の文章とはとても思えません。
それから視聴率関連です。この記事に詳しく書かれています。

「鎌倉殿の13人」も“見られ方”に変化 初回は配信も好調「青天」超え!BS組も443万人 多様化進む

そして武者さんによれば

本記事によりますと、見逃し配信サービス「NHKプラス」での視聴者数は、前作『青天を衝け』と比較して2~3倍の視聴数(正確にはユニークブラウザ数)だったようです。
また、鎌倉殿の13人より前のドラマが未発表なので数字の比較はできませんが、本作の視聴者数は、20時の本放送(NHK総合)が1771.9万人だったのに対し、18時からのBSでは443万人いたとのこと。
全体の約21%がBS視聴だった計算となります。
今後もNHKプラスでの視聴は増えていく傾向でしょうし、録画も簡単になったテレビの技術なども考慮すれば、もはやリアルタイム視聴率だけでは計りきれないと、NHK側も判断しているようです。

とあるのですが、まず前作と比較して2~3倍の数字というところ。これは、NHKプラスの登録者が増えたということも関連しているのではないでしょうか。登録者が増えれば、当然視聴者数も増えるわけですが、その点には言及されていません。
またその視聴者数についてですが、リアルタイムだけで見ると1771.9万人となっています。ところが『青天を衝け』では、リアルタイムでの初回視聴者数は、2096.8万人となっています。これが視聴率にも反映されているわけです。昨年の初回のBS視聴者数がわからないのが難ですが、少なくとも初回リアルタイムの視聴者数だけで見れば、昨年より落ちているのは確かなのですが。

平均視聴人数 2021年2月8日(月)~2月14日(日)
(ビデオリサーチ)

そして例によって漢籍マウント(と言っていいでしょう)。

大河が必ずしも勉強に役立つとは言い切れませんが、今年は推せます。
日本史のみならず、せっかくだから世界史的なことでも考えたい。

今までもこのブログに書いて来てはいますが
大河はそれ自体が歴史の勉強にはならないが、歴史に興味を持つきっかけになる
というのが私の考えです。武者さんは、自分が好きだから推したいのでしょうね。

今回は【文章経国思想(もんじょうけいこくしそう)】について。
「文学が国家の経営で重要である」とする考えです。
これ、ピンと来ますでしょうか?
(中略)
ほんとにぃ? なんかピンとこないなあ……と思ったら、今年の大河と『麒麟がくる』を思い出してください。
『麒麟がくる』では、登場人物が漢籍由来の知識を使って会話をしていました。そもそも「麒麟」だって儒教由来です。
そうした状況は、明智光秀たちが賢かったから?
いえ、それだけではなく、文章を使った教育をきっちりと幼少時から受けているからこそ可能なのです。
それが『鎌倉殿の13人』の坂東武者では成立しない。
(中略)
文章を読み、考え、想像し、作文することにより、人間の思考回路は鍛えられます。

しかし、なぜこの平安末期から鎌倉時代の武士たちと、戦国時代の人間である明智光秀を同列に論じるのでしょうね。鎌倉時代の武士と学問ということなら、金沢文庫でも採り上げるのならまだわかるのですが、最近は何かにつけて
「キリンガクルデハー」
の一点張りなのですよね、この武者さんは。

そして今度は小栗旬さんについて

そんな中、私が衝撃を受けたことはそれではありません。
まず一点目。小栗さんは地毛で結えるよう髪の毛を伸ばしている。しかもゴワゴワしているらしい。リンスはしないとか? これでもう参ってしまいました。
『ゲーム・オブ・スローンズ』では、出演者がシャンプー禁止令を出された。ツヤツヤヘアーじゃ時代ものらしくないということだそうです。
日本じゃ、そこまで気合い入れる役者はいないだろうと思っていたら、いたんですよ。

と、ここでまた『ゲーム・オブ・スローンズ』、『麒麟がくる』と並んで武者さんに取ってのバイブル的存在なのでしょう。
さらに

次は乗馬訓練。
一回目の馬防柵すら超える場面が、スタントなしだったとは意外でした。
馬術担当者が納得するほど稽古を熱心にしていて、本当に馬がお好きなんだそうです。
(中略)
大河のために地毛を伸ばし、馬に乗り、学ぶ。そんな理想的な人が実在したのかと。
彼のことは知っていたけれども、実は何も知らなかったんじゃないか? 姿形を知っている存在が、実は化け物だったと気づいたような、すごい衝撃が雷のように落ちてきた。

まず、地毛を伸ばすのは松山ケンイチさんもやっていました。『平清盛』の放送年にビールのCMに出た際、髪を後ろで束ねていましたね。そして乗馬の達人といえば、岡田准一さんもまたしかりでしょう。『軍師官兵衛』の乗馬シーンも、多分スタントなしだったのではないでしょうか。ただ好きでない官兵衛だから、武者さんはやはりスルーなのでしょう。
そしてその後、コラムの締めなのですが

彼の顔も、声も、何か違ってしまって、まさかこんなことがあるとは思っていなくて、正直、動揺しています。
大河とは、知っている何かを、まるで知らなかったようにしてこそ正解かもしれない。そう思わされて動揺が止まりません。
好きとか嫌いとかそういうことでなく、ともかく、小栗旬さんは驚異的な何かがあると思えるのです。

プロのライターなら、もう少しきちんと締めてほしいですね。動揺と書いたその次の行で、また「動揺」を持って来ていますが、こういう書き方は如何なものかと思います。そもそも「動揺する」というのは、あまりいい意味で使わないと思うのですが。わくわくするとか、心がときめくとか、もう少し言い方があるでしょうし、「驚異的な何か」というのも、具体的に何なのでしょうね。あっと言わせるものを今後も見せてほしい、そういった意味なのでしょうか。
それとこの人の文章は、「すごい」が目につくのですが、何だか稚拙だなと思ってしまいます。

飲み物-ロックグラスカクテル

[ 2022/01/21 01:15 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 4

『武将ジャパン』に関して。第1回でかなり礼賛していたので、あるいはと思って見たら案の定でした。一応主だったところをピックアップして行きます。

鎌倉殿の13人感想あらすじレビュー第2回「佐殿の腹」 - BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)
https://bushoojapan.com/taiga/kamakura13/2022/01/17/165446

十年前の2012年『平清盛』は大河の改革を目指していました。
それは惜しいところまでは到達できたけれども、足りない点があったと思えます。宋考証の甘さです。
その反省を踏まえ、今回は日宋関係をより精密にするのではないかと思いたい。源実朝も宋とは関わりが深い人物ですので。
さらには本作と『麒麟がくる』を比較してみたい。同作品では、漢籍由来の言葉が頻繁に使われていました。暴虎馮河などなど。
しかし本作ではそうではない。たとえば北条義政が頼朝をかばったときに、
「窮鳥懐に入れば猟師も殺さずと言います!」
なんてことは言わないんですね。

この「大河の改革」なるものがどのようなものであるのか、具体的な説明がないのでよくわからないのですが、それに加えて「宋考証」、これがまた何を指すのかがさっぱりわかりません。
そしてまた『麒麟がくる』との比較、漢籍云々。今年は『鎌倉殿の13人』なのですから、この大河メインで話を進めてほしいものですが、どうも他の大河と比較しないと気が済まないようです。この「暴虎馮河」は『青天を衝け』でも使っていましたが、お気に入りの言葉なのでしょう。

と、二人の前に、いきなり矢が飛んできました。
坂東、どんだけ治安が悪い!
と思ったら山内首藤経俊(やまのうちすどう つねとし)でした。
「佐殿ぉ!」
なんだか嬉しそうな経俊です。母が頼朝の乳母なので、彼も忠犬というか、すごく嬉しそうに頼朝を頼りにしていますね。
「そちの気持ちはしかと受け取った」
何気なく流しそうになってしまうのですけれども、この時代ってなかなか原始的だと思いますよ。

これ、武者さんは本当にそう思っているのでしょうか。実際この時の映像を観てみるとわかりますが、山内首藤経俊のあの格好、綾藺笠に行縢(むかばき)で明らかに狩装束です。恐らく放った矢が逸れたか、獲物に逃げられたかで2人の近くに刺さったのでしょう。特に治安が悪いわけでもなく、ましてや原始的でもないでしょう。
そしてまた『麒麟がくる』との比較。

比較として『麒麟がくる』を挙げてみますと。
若い頃の明智光秀と斎藤義龍が信じ合っていた理由って、学友だったわけです。
机を並べて学び合ったし、お互いの性格は理解している。血縁とか、乳母とか、そういった要素とは別の、同じ学問を通しての関係性です。
そもそも坂東武者は、並んで遊んだり弓矢を射たりはしたけれど、勉強仲間は結成できていません。
頭空っぽの方が夢を詰め込める! そんな歌詞を思い出しますが、人間には、教育が大切です。

で、何を言いたいのでしょうか。どうも殊更に『麒麟がくる』を持ち出してくる辺り、仮にこの大河が面白くなくなった時に叩くためのものと思えて仕方ないのですが。

あとこの場面でもはっきりとわかりますが、このドラマは口調に注目ですね。
「首ちょんぱ」とか、現代語を使って親しみやすくするとされていますが、それだけではありません。
時政は語彙力が低く、言い方がぞんざいで荒っぽい。
祐親はそうでもなく、時代劇口調になっています。
これは三谷さんの怖いところですよ。こういうぞんざいな口調にする理由は想像がつきます。

先日投稿分で、現代語は東国方言の代わりで、彼らが出世すると武家言葉になるのではと書いています。しかし現代語を使っているのは、何も時政だけではありません。息子たちしかりですし、娘の政子も主に現代語を使っています。そして想像がつく理由として。

細川重男先生という、鎌倉時代の研究者がおられます。
彼の著書は大胆極まりない意訳が特徴で、坂東武者がチンピラモヒカンのような口調で喋り倒しています。地の文も、坂東武者にツッコミを入れることがしばしばある。それがハマっているんですね。
(中略)
要は、この時代の柄の悪い坂東武者に、こういう口調が似合う。

なのだそうですが、それはどうでしょうかね。私の場合、当時の東国方言だと、恐らく今の日本人には意味が分からず、テロップを流さなければならないだろうし、だから三谷さんは、東国の土着である北条の人々には、ああいう言葉を使わせようと考えたのかもと思った次第です。

このあと、安達盛長が頼朝の好物リストを持って来ました。
素朴なようで、菓子まで要求する。しかも小骨の多い魚は嫌いだってよ。

これも先日投稿していますが、「菓子」でなく「かうし」、つまり柑子に見えます。
武者さんは漢籍をやたらと出したがりますが、その前にまず仮名をきちんと読んでください。
そして、義村が首を刎ねちまえと言うところですが

大庭景親は殺したらまずいと言っているものの、視聴者ならば正解はわかっています。清盛は頼朝のことなんて気にも留めていない。首を届けられたところで、怒りはしません。
三浦義村という輩は、誰かの気持ちなんて無視して正解にまっすぐたどりつく知略がある。
一方で北条義時は、周囲の気持ちをふまえた行動をする。

正解にまっすぐたどりつくのが「知略」なのでしょうか。ちょっと違うのでは?

そして祐親と八重のシーン。

伊東祐親は、八重に対して「頼朝は北条が預かる」と説得。二度と会ってはならんと釘を刺しています。
「父上におまかせします」
あっさり繰り返す八重ですが、千鶴丸には会いたいと願う。会わせてくれないなら川に身投げするとまで言います。
「好きにせい」と言い放つ祐親ですが、直後に千鶴丸は出家させたと言い切ります。
場所は伊豆山大権現。まことかどうか念押しする娘に、嘘はつかんと返す。すでに殺害済みなのは視聴者にはわかっていますね。

もちろん嘘ですが、この場合嘘をつかざるを得ないでしょう。それとも正直に本当のことを言えというのでしょうか。

政子は化粧をしています。頼朝と三島明神デートだそうです。
ほんとうに今年の大河は、いやらしくてけしからんのぅ!
女性が化粧をする場面をじっくりと描くのって、古典の春本や美人画の定番。相手のためにウキウキるんるんと化粧する姿は、それだけでいやらしいわけです。
化粧をしながらセリフをすっと読む演技も大変ですよね。あーっ、いやらしい!
艶っぽい姉に、頼朝はろくな奴ではないと義時が言い出します。悪口は言いたくないけれど……と、言いかけると政子はこうだ。
「では言うな」
ヒエッ!

そう言われ、政子は頼朝の手を執ります。
「彼の方の代わりはできません。でも私なりに、佐殿をお支えしとうございます」
「政子殿」
手を重ね返す頼朝。
「生きていたからこそ、今、私はここにいる。政子殿と知り合うこともできた。生き永らえてよかったと、これほど深く感じたことはないぞ」
政子はこう言われ、感極まった目で相手を見返しています。私も気持ちは同じです。生きていたからこそ、この場面が見られた……って、ものすごい光景が、目の前で展開されている!

これがもし『青天を衝け』のシーンだったら、いや『青天を衝け』でなくても、武者さんが嫌いな大河のシーンだったら、さてどうなったでしょうか。
恐らくは
「女が媚びるとはけしからん」
「女をなめくさってけしからん」
「ラブコメで尺稼ぎをするな」
挙句の果てはミソジニーだ、現実逃避だといった言葉が、雨あられの如くこのシーンに浴びせられたことでしょう。いやはや、呆れると言うか何と言うか…。

そして日本史上の女性に関して。

比企尼は頼朝の乳母です。
乳を飲ませるだけでなく、生涯を後見する役目があります。流罪となったとき、関東へくだって以来15年間、頼朝の援助を続けていました。
(中略)
こういった女性、女系のサポート役がこうも目立つというのは、なかなか珍しい。そのほうが人間の生存率はあがるから、大変優れたシステムとは言えます。
ただし、こういう「女性を介在した社会構築」を時代遅れだとして、否定した歴史も日本にはあります。それは明治政府が中途半端に西洋列強を見習った結果のこと。

明治政府が「女性を介在した社会構築」を否定したのなら、その根拠ををまず出してほしいところです。そもそも乳母制度では、一定階級以上の子供は乳母に育てられ、乳母の一族が権力を持つようになっていました。複数の乳母がつくことも珍しくはなく、それゆえの権力闘争もまた存在したし、実際この記述の下に、比企能員の変についての記事のリンクもあるのですけどね。

道が「もっと近いところがあるでしょうに!」と怒る気持ちもわかります。平家に知られたらどうなるのか?と慎重になる方が自然でしょう。
本作はジェンダー観もまっとうにしたいのだとは思います。
道が女性ゆえの感情由来で反対しているとは思えない。彼女の反対はごもっとも。

これをジェンダー論に結び付けるのは、ちょっとどうかと思うのですが…少なくともこの時代、女性がこのくらい物を言うこともあったのではないでしょうか。江戸時代よりも対等だったとはいわれていますし。

そして義時がひざまずかされるシーンですが

源氏なんぞありがたがって何になる?
そう挑発され、身の程を知れとまで言われる義時。他の坂東武者ならば血の雨が降りそうなところですが、義時は我慢ができるのでなんとかなります。
しかし平家方も迂闊ですよね。威張り散らしてはいけないルールでも決めておけば、別の結果があったかもしれない。
奢る平家は久しからず――とはまさにこのことでしょう。

相手は伊豆権守ですから、国司に次ぐ階級であり、小領主の北条とはかなり身分の違いもあったかと思われます。特にこの人は、政子が嫁にやられそうになる山木兼隆の後見人ともいわれており、威張り散らすのも無理はなかったでしょう。


飲み物-注がれるコーヒー
[ 2022/01/20 01:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』「頼朝の腹」あらすじと感想-その2

まず先日投稿分で、「八重が嫁入り前に頼朝と再会するのをボイコットした件です」と書いていましたが、これだと八重がボイコットしたように見えるので、書き直しています。

ではその1の続きです。一体頼朝は挙兵する気があるのでしょうか。

頼朝は義時に兵は挙げぬと言い、義時はならば直接兄に言ってほしいというものの素知らぬ顔だった。一方で政子は化粧をしていた。頼朝と三島明神に出かけるつもりだったのである。義時は、頼朝が八重との再会を拒んだことを政子に伝え、姉が同じ運命を辿るのを案じるが、政子はそれを振り切る。再会の場に選ばれた比企館では、比企尼の子である能員と妻の道が困惑していたが、頼朝と共に関東へ下り、後見役でもある比企尼は場所の提供を承諾した。

義時は比企館へ向かう途中で、伊豆権守の堤信遠に出会い、ひざまずくように命じられる。堤も北条が頼朝を預かっていることは知っており、義時は無理やり土下座させられた後、源氏などありがたがって何になると、侮蔑とも取れる言葉を投げつけられる。頼朝は政子と三島明神への道すがら、身の上話や八重のことなどを話し、政子には八重のような思いをさせたくないと言い、政子はこの男に一生を捧げようと思う。しかし妹の実衣には、頼朝はただのはっきりしない男にしか見えなかった。

義時は泥まみれになって比企館に到着する。頼朝が乗り気にならず、計画が狂ってしまったことで、宗時、祐清、そして能員も変更を余儀なくされる。義時は比企尼から、佐殿のお気持ちを確かめず勝手にことを進めたのかと咎められ、さらに尼は、計画が頓挫して、能員も道も内心ほっとしているであろうとなかなか手厳しかった。尼自身は、自分はいつでも佐殿を待っていると言い、然る後に義時は室外へ出るが、そこにいたのは八重だった。

義時は八重に、見張りが厳しく頼朝が外に出られないと言い訳するが、逆に八重から、自分は命がけなのだから、貴方も命がけで嘘をつくようにと諫められてしまう。帰館した義時は八重が不憫であると言い、また頼朝が本当に挙兵する気なのか、祐清と一緒にいた宗時に尋ねる。返事に窮する宗時だが、佐殿は平家を滅ぼす日を待ち望んでおられると明言する。しかし義時は、自分にはそのつもりはないと申されましたと反論した。

宗時は困惑するが、すぐに、佐殿はまだ我らの事を信じておられぬようだと言い直す。しかし、そうなると話が変わって来ると祐清も戸惑いを見せる。そこで宗時は、佐殿は俺を試しておられるのだ、坂東武者の棟梁たるお方が、すぐに人を信じてはいかん、流石としかいいようがないと答える。また宗時は、挙兵に向けて次の一手を考えるべきと言うが、義時はそれは違うと考えていた。

結局何やかやで北条家の人々が館を留守にしてしまい、妻のりくを披露しようと思っていた時政は嘆く。しかも政子は頼朝と湯河原まで出かけてしまっていた。宗時は、佐殿を婿に取れば北条は盤石だと喜ぶが、義時はなりませんと言い、2人が向かった湯河原の土肥次郎の館へ、自分も行く決意をする。義時は時政の新しい妻りくのことなど、眼中にもない様子だった。時政は部屋にいたりくに謝るが、しい様(時政)がいてくれればそれで満足だとりくは答え、時政はそんな彼女を抱きしめる。

土肥の館で、頼朝は朝湯を楽しんでいた。しかし政子は伊東へ行き、八重に二度と会わぬように釘をさした。八重は頼朝が伊東から北条へ乗り換えたことを悟り、頼朝がどのような人物であるかを政子に教える。一方義時は、佐殿は八重殿から姉に乗り換えようとしていると言い、政子との結婚に反対する。

兄弟思いの弟よのと頼朝は言い、さらに自分には身内がいない、伊東の者も当てにはならず、自分にはもう時間がないから、北条を後ろ盾として悲願を成就させ、平家を滅ぼすと義時に言って聞かせる。そしてこのことは兄にも話すなと頼朝は言い、お前はわしの頼りになる弟じゃと、義時の頬に手をやる。


後半でまたストーリーが進展します。結局頼朝は八重に会う約束をすっぽかし、義時が1人で出向きますが、途中で伊豆権守の堤に出会って、無理やりひざまずかされます、泥まみれになりながら比企館へ向かったものの、結局計画は没になり、八重は頼朝が来ないことの真意を見抜き、政子はその頼朝に好意を抱きます。

実際政子も、頼朝が北条を頼みとしていることに感づいているようで、湯河原の土肥館に頼朝を残して自分は伊東へ行き、八重に頼朝との絶縁を迫ります。そして頼朝は、義時のみに挙兵の計画を打ち明けます。

頼朝にしてみれば、何かと熱い兄宗時よりも、どこか慎重なところがある義時にこそ打ち明けるべきと判断したのでしょう。逆に宗時ほどの熱さはなく、寧ろ理屈に傾きがちな義村も、どちらかといえば即断即決なところがあり、これが時にマイナスにもなります。確かに頼朝の首を刎ねろなどと言うのはいいのですが、頼朝を慕う坂東武者たちとの間で戦になることも当然考えられるわけで、その意味では皆に乗せられていると見られがちな義時こそが、実は一番信頼がおけそうです。

政子が頼朝と接近するようになったことで。宗時はしてやったりと思いますが、義時はそれでいいのかと悩みます。この辺りの煮え切らないと思われる部分が、八重に取っては歯がゆくも映るわけですが、結局その八重には政子が単身乗り込み、話をつけてしまいます。この政子の行動力は並外れていますが、無論頼朝もそれを知っていて許したのでしょう。何とかこの件は丸く収まったのですが、気の毒なのは時政で、りくを披露しようにも、家には息子たちも政子もいない有様でした。

ところで土肥の館で朝湯を楽しむ頼朝と義時ですが、2人も湯帷子、後の浴衣を身に着けています。この浴場は露天風呂ですが、当然この2人しかおらず、茶室のないこの時代、プライベートな会話をするには恰好の場所でした。

そして比企尼、生涯にわたる頼朝の後見役でもある女性ですが、『真田丸』で信幸(之)・信繁兄弟の祖母とりを演じた草笛光子さんが演じているせいもあり、かなりしたたかな印象です。また、頼朝を守り抜くという意志の強さも持ち合わせているようで、能員と道の夫婦に取っては、手ごわい母親であり、お姑さんであるようです。



飲み物-ブッシュミルズと暖炉

[ 2022/01/20 00:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』「頼朝の腹」あらすじと感想-その1

第2回の前半です。


福原の都。清盛は息子宗盛から、東国の頼朝とその周囲の出来事について聞かされる。しかし東国のことは東国で片をつけさせろと清盛は素っ気ない。

義時は女装した頼朝を連れて何とか追手をかわすが、その時2人のところへ矢が1本飛んでくる。しかしそれは、頼朝の乳母の一人の息子、山内首藤経俊が放った物だった。経俊によれば、源氏の恩を忘れていない者が坂東には多いらしい。つまり、挙兵を心待ちにしているのである。一方、頼朝を匿っていると時政が口にしてしまい、不穏な雰囲気の北条館には、やはり平家に近い大庭景親がやって来る。

三浦義澄からの依頼で、2人の仲裁に入った景親は、頼朝は北条で預かり、八重には再び会わないと起請文を書かせることで、その場を乗り切ることにした。祐親は帰途につくが、その途中思いがけない刺客が現れる。頼朝の見張りとなった工藤祐経だった。祐親の息子たちが彼らを追い払うが、祐親はそのまま馬を勧めた。

その夜義時は頼朝を連れて無事館に戻り、時政は頼朝を預かることになったことを伝える。その時は頼朝はしおらしい態度を見せるが、その後安達盛長が、頼朝の好物はこれこれであり、魚の小骨は取り除くようになど細かい指図を与える。義時は頼朝が女好きであること、政子が近づくと八重のようになると気をもむが、時政は新しい妻のりくのことで頭が一杯で、自ら楽しそうに掃除をする有様だった。

義時は義村と話していた。佐殿のことを大庭に言ったのかと尋ねる義時に、結局丸く収まったから、礼を言ってほしいくらいだと義村は答え、頼朝の首をはねて清盛に渡したらどうだとまで言ってしまう。そして八重は、父祐親から二度と頼朝に会わないこと、嫁に行くことを言い渡される。八重はその前に、行方をくらませた千鶴丸に会いたがったが、祐親は出家させて、今伊豆山権現にいると嘘をつく。

そして義時は、祐清と弓の稽古をしていた宗時から、八重が家人に嫁ぐことを聞かされる。それと同時に、八重が今一度頼朝と会いたがっていることをも知らされる。2日後、比企能員の館で会うことが決まっており、宗時は先に比企の館へ行き、祐清は八重を連れ出し、そして義時は頼朝を連れてくることになった。その頼朝は、政子が運んで来た食膳に箸をつけていたが、膳に乗っていたアジを見て好きではないと不満げである。政子は動じず、小骨は抜いてあること、そしてアジがお嫌いではなく小骨のある魚がお嫌いなのでしょうと言う。

八重と頼朝を合わせる計画は着々と進んでいた。しかし、頼朝は乗り気ではなかった。
(その2に続く)


北条館での睨み合いは、結局大庭景親が三浦義澄の依頼を受け、とりなすことで丸く収まったかに見えましたが、これが別の波紋を引き起こすことになります。1つはこの後に書きますが、頼朝が、嫁入り前に八重と再会するのをボイコットした件です。そして千鶴丸は、出家したことにされてしまいます。

しかも頼朝は、北条館に世話になるとはありがたいと言いつつも、早速食物で注文をつけて来ます。面倒くさいといえば面倒くさくはあります。しかし政子は、その面倒くさい男が気になって仕方ないようです。家を追われて転がり込んだ相手が、あれこれうるさいけれど世話を焼いてあげるパターンでしょうか。実はこれ、三浦義村を演じている山本耕史さんが出演している『きのう何食べた?』で、山本さん演じる小日向大策の彼、ジルベールにも当てはまるものがあります。

このジルベール=ワタルは、会社の寮を追い出されて大策のマンションに転がり込んでくるのですが、何かとワガママを言って行って大策を手こずらせます。それを知った史朗は、ジルベールのワガママに付き合うのもほどほどにと言いますが、大策にしてみれば、彼のワガママは全部自分に向けられてほしいということで、話が焼ける相手ほど、惹かれるものがあるのもまた確かでしょう。しかしこの義村は、本当にクールというか、情より理が勝った人物ですね。流石に彼のセリフには、「首チョンパ」はなかったようです。

しかし頼朝も、今なお用心深いようです。少年期にああいう経験をしたせいか、元々の性格なのか、石橋を叩いて渡るが如きです。実際地方の豪族には、いざとなれば平家に加担する者もいるであろうことから、なかなか容易に心を開かないといったところでしょう

ところで何かと言われている、この大河の現代語ですが、頼朝とか一部の豪族は、一応それらしき言葉遣いをしていることを考えると、現代語は一種の東国方言とみなすべきで、彼らの地位が上がるにつれて、よく大河や時代劇で耳にする、一般的な武家の言葉遣いをするようになるとも考えられます。

あと武者さん、この人のコラムについてもまた後で投稿しますが、頼朝の食事関連で「菓子まで要求する」と書いています。しかしあれは、よく見ると「かうし」つまり柑子(みかん)のことではないかと思うのですが。


飲み物-ワインと暖炉の火

[ 2022/01/19 01:30 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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