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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  2021年03月

2021年トップリーグ代替試合と海外ラグビー情報

トップリーグ前節(代替試合)の結果です。(赤文字勝利チーム)

東芝 5-73 サントリー
NEC 7-10 日野

絶好調のサントリー、大差勝利でレッドカンファレンスのみならず、すべてのチームのトップを走っています。

それと第5節の試合予定、リンクを置いておきます。今回はトヨタ自動車とサントリーの試合が、ABEMAでも配信されるのを除けば、すべてJSPORTSのみの中継になります。

(トップリーグ公式サイト)

それからシックスネーションズ。ここに来て番狂わせと言うか、全勝優勝かと思われたウェールズ相手に、フランスが勝ち星を挙げ、ウェールズのグランドスラム(全勝優勝)を阻止しました。

フランスは、第3節を前にコロナ感染者が出たために、スコットランド戦が延期となっています。この試合は26日夜(日本時間27日早朝)に行われる予定ですが、その試合の結果次第では、逆転優勝の可能性も出て来ました。ここに来て、優勝の行方は混沌として来ています。

「アンビリーバ・ブルー!」 フランス代表、優勝かけスコットランドと対戦。
(ラグビーリパブリック)

あとスーパーラグビー、ハイランダーズ戦のメンバーに入った姫野和樹選手、この試合でもジャッカルを披露して存在感を発揮です。ただし、チームは勝利ならずでした…。

姫野和樹がスーパーラグビー初出場 ジャッカルで見せ場「やっとラグビーができた」
(THE ANSWER)

飲み物-ビールと夜景
[ 2021/03/27 00:15 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』第6回までを観終わって

『青天を衝け』、血洗島の描写はかなり受け入れられるのですが、江戸の描写が今一つと言ったことは。これまでにも書いています。

そして前回、美賀君と篤姫の描写に関しては、いくらか違和感を覚えました。無論これも制作側の意図ではあるのでしょうが、美賀君がキレるところ、篤君(篤姫)があの場で薩摩弁丸出しで話すところ、しかも彼女の覚悟のほどを示すべき場であるのに、あっさりめなところがやや不満ではありました。あと演じている女優さんたちには失礼ですが、やはりどこか姫君といった印象が感じられないのです。こういうところもどうにかならなかったのかと思います。

血洗島が比較的よく描けているだけに、余計そういう部分が目立つように思われます。江戸パートで一番いいのは、平岡円四郎とやすのシーンでしょう。これは間違いなくいいです。それと致し方ないとは言え、水戸のご老公にやはり秀吉がダブってしまいます。キャラが似たような設定になってしまっているせいでしょう。どうも血洗島と江戸を分けて描くより、血洗島メインにして、部分的に江戸を入れるようにした方がよかったのではないかと思います。

それから第6回に関する投稿で、幕末大河の描写の違いについても書いています。それで思うのですが、『花燃ゆ』の桜田門外の変のシーン、あれは井伊直弼が松陰を問い詰めはしたものの、主人公にも長州にも直接関係はないこともあり、あの程度の描写でもおかしくはなかったかも知れません。ただ行列が門を出てから事件までの時間が如何にも短いし、椿が落ちるシーンはなくてもいいものでした。

ところで、この中で平岡円四郎を演じる堤真一さんと、『西郷どん』で主演した鈴木亮平さんがどちらも「一番搾り」のCMに出ていますね。同じメーカーのCMには、昨年の大河主演の長谷川博己さんも出演しています-やっと『麒麟』が来たのですね。

それと
田辺誠一さん(尾高惇忠)
美村里江さん(徳信院)
草彅剛さん(徳川慶喜)
この顔ぶれに何か既視感があると思ったら、『37歳で医者になった僕』でした。これには、来年の大河で平清盛を演じる松平健さんも出演しています。

来年の大河と言えば、北条義時ゆかりの地を巡る番組がNHKで放送されているようです。まだ今年のがあるのに、もう来年のPRでしょうか。というか、清盛ゆかりの地のシリーズはもう終わったのでしょうか。

飲み物-ココアと生クリーム
[ 2021/03/26 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『国盗り物語』に見る明智光秀 49

浅井氏が滅び、信長に休息の時が訪れます。最早朝倉氏も浅井氏もなく、当面の敵は本願寺と長島一向一揆のみになりました。空けて天正2(1574)年の正月、近畿に陣を敷いている諸将が、岐阜城に年賀に訪れます。この時の義父城下は、稲葉山城築城以来、かつてないほどの賑わいでした。
信長も譜代のみならず、外様の諸将とも年賀を祝い、やがて譜代の大名または小名が残ります。この他に木下秀吉、後の羽柴秀吉と明智光秀、荒木村重も同席していました。この3名は、家老以上の兵を信長から任されていたのです。

ここで筆頭格の柴田勝家が
「いやさ、おめでたき君が春でありますことよ」
と祝辞を述べます。実際この数年間、こういう形で正月を祝う日が来るとは、ここに居並ぶ家臣たちは恐らく夢にも思わなかったであろうことでした。
信長もそのせいでいつになくはしゃいでおり、やがてよい肴があると桐箱を3つ持って来させます。信長は柴田勝家に箱を開けるように命じ、勝家は漆器のような物を取り出します。しかしそれが何であるかわからず、首をひねったところ、信長はこう言います。
「朝倉義景、浅井久政、同長政の三人からぶんどったものだ」

勝家は答えます。
「ほほう、彼の両家のお蔵から?」
しかし、次に信長が放った言葉は驚くべき物でした。
「ばかめ、それはあの死神どもの頭よ」
一同は驚き、のぞいてみると確かに頭蓋骨のようです。漆を何度もかけ、頭の縫い目の部分には金粉をたたいて、所謂箔濃(はくだみ)と呼ばれる物です。
勝家は元々重厚な人物でしたが、このあまりに凄まじい趣向に驚き、精神が不安定になり、それを隠すためにこれはよい御趣向と哄笑します。

他の者たちも勝家に倣い、大笑いしてみせます。尤も秀吉だけは幼児のようににこにこ笑っていましたが、これも内心を気取られまいとするための策のようでした。しかし光秀だけは笑いもせず、というか笑うことさえできず呆然としています。
その光秀に信長は視線を走らせますが、すぐにその器に酒を注いで彼らに飲ませ、わが身の命冥加を祝えと命じます。この時は、後に信長を裏切ることになる荒木村重でさえ、軽薄ともいえるはしゃぎ方で酒を干し、そして光秀にもその器が回されて来ました。

「旧主」との何とも不幸かつ滑稽な再会を果たした光秀は、注がれた酒を飲もうとはしません。これが信長の気に障ります。信長にしてみれば、光秀は
「腐れ儒者のようにひややかに座し、自分を批判し、嫌悪している」
と取れたのでした。
「なぜ飲まぬ。キンカン頭っ」
信長は器をつかみ。光秀の口元に持って行って飲ませようとします。光秀は、この頭蓋骨の持ち主は旧主であると言いますが、信長にそれは通用しそうもありません。

「旧主が恋しいか、信長が大事か」
信長はついに光秀の頭を押さえ、唇を割らせて酒を流し込み、さらにに言います。
「光秀、この杯(原作では傍点)をうらめ。この杯はそちに何をしてくれた。信長なればこそそちを今の分限に取り立てたぞ」
信長の狂気ともいうべき性分が描かれますが、一方で庶民に対しては憐み深い一面もあったようです。

信長関連のエピソードの中でも、有名な話ですが、一説では杯にはせず、宴の場にそれを並べたとも言われています。「肴」と信長自身が言ったのであれば、寧ろ頭蓋骨を並べて酒を酌み交わした方が、意味が通るかも知れません。尤も最近では、両方とも否定されてはいるようです。
大河ドラマでも恐らくこれは登場したのでしょうが、私は『功名が辻』のこのシーンを観たことがあります。この大河の原作の一部であり、同席していた濃姫とお市はひどく驚き、特に自分の夫の頭蓋骨も含まれていたことから、お市が兄に対してひどく腹を立てます。

ところで、光秀の行動を信長がよく思わない描写が目立つようになって行きます。元々反りが合わないものの、軍才に秀でていること、朝廷や、追放しましたが将軍とも渡り合えるという、光秀の能力を見込んでの取り立てであっただけに、この人物が役に立たなくなった時は、簡単に捨ててしまう可能性もあります。しかもこの後、光秀には様々なプレッシャーもかかるようになり、精神的に追い詰められて行くようになるため、これでは信長への憎しみが募るのも、無理からぬことであるとは言えるでしょう。

飲み物-カクテルとオイルランプ
[ 2021/03/26 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

ツイッターのメリットとデメリット

先日書いていたツイッターに関してです。

日本のツイッター人口は4500万人に上ると言われています。アカウント数も膨大なものでしょう。無論送られてくる情報も様々なもので、中にはかなり興味をそそられる情報もあれば、そこまで関心がないとか、はっきり言ってこれは嫌いだといった物まで様々です。
これも少し前に書いていますが、自分の関心がある分野での創作、イラストなどは楽しませて貰っていますし、その他にも風景や花、食べ物や旅行、暮らしの豆知識や新製品情報、本やDVD関連などは比較的好きな情報であると言っていいでしょう。

反対に苦手なのが、芸能人関連で自分の「推し」に関するツイ、自分語りが多いツイ、インフルエンサーと呼ばれる人たち、特に評論家など言論人のツイートで、明らかに自著のセールスとなっている物などなどです。
書物関連は面白そうな情報も多いのですが、評論家の著書で、あまりにも自分の主張を押し出している物は苦手です。こういう人たちはフォロワーも多く、「勉強させてもらっています」的リプもあるのですが、それはあくまでもその人の意見に追随しているのであって、自発的な勉強とはちょっと違うのではないでしょうか。

芸能人関連では、以前芸能ブログに関して書いたと思いますが、その人の好き嫌いや評価基準は、あくまでもツイ主の主観やマスコミの意見によるものと思われますし、私は生憎、そこまで思い入れの強い人は殆どいません。ある程度好きな人であっても、その人ネタのツイはあまりやりません。(以前大河関連でちょっとやったことはあります)また番組実況もまずやりません。
とどのつまりエンタメ系というのは、主観に支配される部分が大きく、興味のあるなしがはっきりしやすいので、あまり見方の違う情報が回ってこないよう、一応カスタマイズをしています。

あと割と人に絡むというか、何かトラブっていたりで、訴訟をちらつかせるツイというのも目にしたことがあります。どのような次第になっているのかはわかりませんが、ツイッターなんて140文字が上限ですから、多くを語るのには不向きです。
この特性をうまく生かして、ちょっとしたあいさつやお喋りに使うのであれば問題はないと思います。その点を間違うと、場合によっては他のアカウントとも対立し兼ねませんし、会話がこじれてしまいがちです。便利な面もあるツイッターですが、使い方を間違えないようにしたいものです。

それと承認欲求について。SNSなどは概ねどういうところがありますが、ツイッターもまた承認欲求のツールとして使われることもあるでしょう。言い方が悪いのですが、所謂かまってちゃん的な使い方もないとは言い切れません。自分で何らかの情報を流すと、どうしてもそれに対する反応を求めがちになるためです。
しかしその反応が、自分の望む方向からの反応であるとも一概に言えず、寧ろ考えが正反対の人がリツイやいいねをしている可能性もあるのです。こういうことを考えると、殊更に何らかの反応、あるいはリプ欲しさに情報を流しまくるのも、リスクが高いと言えるでしょう。

飲み物-アイリッシュコーヒー

[ 2021/03/24 11:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

気づいたことあれこれ 22

まず、『きのう何食べた?』の英語版を取り寄せて、日本語版と比較しつつ読んでいます。史朗が調理をするシーンで、その過程を説明して行くわけですが、なるほどこうなるのかと思ったり、賢二のセリフを見ながら、向こうのオネエ言葉はこうなのだなと感じ取りつつ読み進めています。
あと日本料理に主に使う食材、たとえば三つ葉などはやはりmitsubaですし、「いただきます」は””Thanks for the meal”となっています。

それから先日ご紹介していますが、26日放送予定の『桶狭間 OKEHAZAMA〜織田信長 覇王の誕生〜』に、竹中直人さんが出演しますが、堀田道空の役ということです。この人物、詳細はよくわかっていないのですが、斎藤道三の家臣です。しかし、「水戸のご老公」とどうもダブってしまいそうです。ちなみに道三役は佐藤浩市さんです。

元々これは、海老蔵さんの市川團十郎白猿襲名記念の企画でしたが、昨今の事情から襲名公演が遅れ、このドラマのみ先行して放送されることになっています。海老蔵さんが信長を演じるのは、かの『おんな城主 直虎』の「魔王」信長以来2度目ですが、ナレーションを務めた昨年の『麒麟がくる』でも、染谷将太さんでなく、海老蔵さんが信長を演じればいいという声もあったようです。


そして『相棒』。もうシーズン19も終わりましたが、ねとらぼでレギュラー登場人物の人気投票が行われていたので、その結果をurlのみ貼っておきます。


https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/147643/4


やはり登場回数が多く、しかも特命に近い人物のランキングが上になっていますが、既に退場してかなりの年数が経っているにもかかわらず、小野田官房長の人気はかなりのものですね。中の人が『無用庵隠居修行』でも共演というのもあるのかもしれませんが、回転寿司で皿を戻したり、殺人事件で第一発見者になったりと色々なエピソードがあり、しかも飄々とした雰囲気は私も好きです。あと、神戸君も気に入っています。当初はかなり冷めた目で、ある意味スパイとしてで杉下右京を見ていたにもかかわらず、徐々に互いを認め合うコンビになって行く様がよかったです。


飲み物-エスプレッソ2

[ 2021/03/24 01:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』第6回に関して

『青天を衝け』第6回です。

今回は家康公、水戸家とその尊王思想、そして藤田東湖の『常陸帯』についてです。この水戸家の祖、頼房は『葵 徳川三代』にももちろん登場していました。

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藤田東湖の死により、血洗島の尾高惇忠も、面識はないながらも大いに気落ちしていたが、この世に立ち向かわなければと前向きな考えを示す。一方で栄一と喜作は、惇忠の弟長七郎に剣の稽古をつけて貰うが、なかなか上達せず、栄一の体は痣だらけだった。惇忠は、実戦はいつ始まるかわからない、天を仰ぎ地の理を知れと口にし、栄一は稽古に励むが、百姓の剣術だと言われてしまう。その栄一は、千代に密かに恋心を抱いていた。

江戸の水戸藩小石川藩邸では、慶喜が今出川家の姫である美賀君と婚約した。元々婚約者は別にいたのだが病となり、急遽美賀君と婚礼を挙げることになったのである。しかも地震によりこの婚儀は遅れていた。その頃老中阿部正弘は堀田正睦に老中首座を譲ろうとしていたが、この人物は斉昭と対立していた。そんな父を見ながら、慶喜は自分は飾り物だと自嘲するが、側近の平岡半四郎は、慶喜が将軍の器であることを見抜いていた。

美賀君は慶喜の正室となったものの、慶喜が徳信院と親し気にしているのを見て自暴自棄になってしまう。また同じ頃、やはり地震で将軍家定との婚儀が遅れた篤君が、養父である島津斉彬から、慶喜を将軍にするべく後押しをするように依頼される。さらにアメリカの総領事ハリスが通商条約の締結を迫り、阿部は日本が植民地化するのを恐れて通商に同意するが、斉昭は断固反対する。

血洗島では、17歳の栄一が得意先を回り、力石を持ち上げたりして、立派な青年となっていた。その頃尾高家の道場に、道場破りの真田範之助がやってくる。最初は喜作、次いで栄一が相手をする者の歯が立たず、長七郎がこの千葉道場の門下生で、北辰一刀流の使い手をねじ伏せた。その後範之助をまじえての酒宴で、幕府の弱腰や尊王攘夷の思想が話題となる。また千代も話題に上るが、惇忠は、長七郎に勝った者にしかやれぬと言い、さらに栄一は千代の手から酒を受け取ろうとして、ひどくどぎまぎしてしまう。

斉昭は体調を崩しており、慶喜と兄の実篤から海防参与の辞任を勧められる。お前が将軍になるのなら辞めると慶喜に言う斉昭だが、息子たちには尊王を厳しく教え、天皇に弓を引いてはならぬと言って聞かせていた。そして尾高家の長七郎は、武者修行のため江戸へ発ち、栄一はそれを羨ましがりながら家の用で出かけて行く。しかし道中尿意を催し、途中で用を足していた栄一の側に、狩装束姿の大身の侍がやって来て一緒に用を足す。その人物こそ慶喜であった。その直後、江戸から帰ったら手合わせをして、千代を嫁にほしいと迫る喜作を見て栄一は驚く。

そして幕府では、阿部正弘が心労のため倒れてしまう。

*********************

まず、やはりと言うべきなのでしょうが、江戸パートがどうも端折った感があるにはあります。斉昭の尊王攘夷思想はきちんと描いてはいますが、やや唐突感がありますし、美賀君が激高して部屋に入ったり、短刀を振り回したりするところも、もう少し描きようがあったのではないでしょうか。また篤君(篤姫)の家定との婚礼を前に、斉彬が諭すシーンも、正直言ってあれだけ?とも思えました。

無論この大河では水戸中心に描かれているから仕方ないとは言えますが、特に篤姫の輿入れなどは慶喜自身にも関わってくる以上、もう少し尺を取ってほしくはありました。あと、それぞれの役を演じている女優さんには悪いのですが、今一つ正室、御台所といった雰囲気を感じにくくはあります。

血洗島の人間模様はよく描けていると思われるし、力石を持ち上げるのには、スコットランドのハイランドゲームズの石投げをちょっと連想しました。どこの国でも、男性の力自慢というのは一人前の証なのでしょう。あと千代への恋心、剣術がうまくならないと思いつつもうまくなれない、百姓だけど国のことも考えよう、道場破りの男と意気投合する話などは、ちょっと詰め込み過ぎかなと思われる部分もありますが、割と楽しめます。

この血洗島の部分だけを、土曜時代ドラマにしてもよかったかと思う所以です。しかし最後で思わぬ相手と「雉撃ち」をしたり、喜作が意外な注文を長七郎につけていたり、栄一も穏やかではありません。ところで、栄一たちがはははと哄笑するのは、黄門様に倣ってのことでしょうか。

それから先日書いていた、『武将ジャパン』での幕末大河の比較についてです。『西郷どん』と『八重の桜』の描写が違っているのがおかしいのであれば、『八重の桜』と『篤姫』、『龍馬伝』の描写がそれぞれ異なっているのも、おかしいということになるでしょう。

そもそも『西郷どん』は薩摩が舞台ですから、既にその時点で描写が違っていて当然なのです。無論今回の『青天を衝け』も描写は違っています。こちらは水戸がまず絡んで来ますから、前述のように江戸パートは当然水戸中心、幕府中心になりますし、篤姫のシーンがあっさりめなのもそのためではあるでしょう。それにしても、斉彬公が新納さんとは驚きでした。

飲み物-グラスに入ったビール

[ 2021/03/24 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

昭和の大河は本当によかったのか? 続き

先日の続きになります。過去の大河はすべてよかったのかという疑問に関しては、今までもかなり投稿して来ており、先日投稿分も、いわばその焼き直しのようなところがあります。

別に昔の大河がよくない、今のがいいというわけでもなく、無論その反対でもありません。但し、昔のだから名作であるという意見がもしあるのなら、それにはやはり同意はできないと言っておきます。また映像作品というのは、その当時の社会情勢を反映していることもあります。ですから昔の作品が、今観ても面白いとは一概に言えないのです。

これは大河も同じです。ゆえに、いつ誰が観ても面白い作品というのは存在しえないし、もし面白さを感じるとすれば、構成や脚本が好きであるとか、あるいは出演者のファンであるとかといった点も影響しているでしょう。名作か駄作かの判定基準には、こういう部分もかなり関与していると思われます-ただ私としては、特定の作品をあまり名作だ、あるいは駄作だと断定したくはありませんが。

あと、これも先日のに書いていますが、同じ時代背景、同じ登場人物であったとしても、その時々のスタッフや出演者によってかなり作風が異なるものです。似たような設定であっても、同じ視点からの比較は難しいと思われる所以です。無論、双方の作品を観比べて、描写の違いを楽しむのであれば構わないと思います。こういう場合、意外にそれぞれが相互補完をしていることもあるものです。

ですから、たとえば『翔ぶが如く』と『西郷どん』なども、それぞれが補完し合うという意味で観るのであれば、別の面白さがあるかと思います。『翔ぶが如く』の場合は、江戸での新門辰五郎との出会いと交流が描かれていますが、奄美大島の描写などは『西郷どん』のほうが詳しいので、その辺りを観比べるという方法はあるでしょう。以前『花燃ゆ』が面白く感じられなかった時も、『八重の桜』を一緒に観ることで見えて来たものがあります。前者が主人公の身の回りの描写が中心となっていて、京の情勢などが今一つわかりにくかったためです。

それで思い出すのが、以前何度か投稿していた『武将ジャパン』の武者震之助さんのコラムです。この人は『八重の桜』は好きと言う一方で、『西郷どん』はかなりディスっていて、放送されていた当時、『八重の桜』とはあの部分が違う、これがおかしいと書いていましたが、そもそも主人公の設定や立ち位置からして違うのだから、完全に同じ描写になるわけがありません。コラムであるのなら、会津の立場と薩長の立場の違いを客観的に見たうえで書くべきでしたが、正直な話、このコラムにそういう期待はできなさそうです。同様に、この2つと『青天を衝け』の比較もまた難しいと思われますが、これは関連投稿にて。


飲み物ーホットワインとくるみ

[ 2021/03/23 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『はたらく細胞』

実は、読みかつ観ております。

今のところ本編とBLACKを読んだきりなので、そろそろBLACK以外のスピンオフに行こうかと考えています。このスピンオフにも
はたらく細菌
はたらかない細胞
はたらく細胞フレンド
はたらく血小板ちゃん
はたらく細胞BABY
はたらく細胞LADY
はたらく細胞WHITE
などなどあるため、どれから読み始めるか迷っています。まず『はたらかない細胞』か『フレンド』から行きますか。

キャラの中で血小板ちゃんが人気ではありますが、個人的には乳酸菌も萌えキャラだと思います。あの造形も可愛いし、言葉を「にゅー」としか発しないところ、4色の菌がいるところなどなど。確かこれ、一般細胞が偶然見つけたところついて来てしまい、部屋にこっそり匿っていたら、白血球に見つかるという展開になっていました。何だかんだで、一般細胞も結構活躍していますね。

あと、ナイーブT細胞のキャラ、これもなかなか印象的でした。と言うか、エフェクターになった時とのギャップがあり過ぎでしょう。
それから同じ免疫関連でありながら、凄腕のお姐さん的NK細胞と、メイドスタイルのマクロファージの第一印象が正反対なのも興味を惹かれています。マクロファージは育児と教育の担当でもあるから、見た目ああいう雰囲気と思われますが、その外見と、いざ外敵を殺す時のギャップがまたいいです、キラーT細胞と白血球は似たようなところがありますが。というかあの白血球、主人公の赤血球が子供の頃助けてあげようとした、あの子が成長した姿ではないかとやはり思います。

医学監修の面でもしっかりしていると言われているようで、実際読んでいても読みごたえはあります。一部のウイルスや菌はなかなかグロテスク(で、しかも特徴をとらえている)だし、免疫を描く以上、血しぶきが飛び散るアクションシーンも多いのですが、個人的に全くそういう描写は気にならないし、寧ろそれが醍醐味だと思って楽しんでいます。


飲み物-白いカップの紅茶
[ 2021/03/22 01:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)

昭和の大河は本当によかったのか?

少し前にビジネスとしての昭和、及びその続きで2回投稿したことがあります。それと多少似通っているのですが、今回は昭和の大河と平成・令和の大河に関してです。昔の大河を知っている人が、何らかの形で
「今の大河は乗りが軽い」
「出演者や演技に深みがない」
「脚本が悪い」
などと言っているのを、耳にたこができるほど聞かされて来た、そういう人も多いかと思います。

これに関しては、私も「いくらかは」賛同できます。
しかし如何せん、その当時と今とではTVの立ち位置が違います。また平成の初期と後の方とでもいくらかの違いがあるでしょう。無論平成期の女性主人公の大河や、それ以外にも一部大河の描写には疑問がありますが、だからと言って今の大河をすべて否定しようとも思わず、過去の大河をすべて肯定しようとも思いません、少なくとも、DVDの総集編などで観る限り、過去の作品でもおかしな描き方もあるからです。

昔の大河と今の大河とを比較するのであれば、まずその点を考慮に入れる必要があるでしょう。でないと、これも何度も書いていますが、結局のところ過去美化バイアスになってしまいます。その当時はその当時で、恐らくクレームもあったし、面白くないとか中だるみといった声も聞かれたのではないでしょうか。実際私も昭和の大河は一部知っていますが、周囲がそう言っているのを耳にしたこともあります。

また当時と今とでは、社会情勢も異なりますし、TVに出演する所謂芸能人と、一般人との間の垣根がかなり低くなっています。そのため、TVの向こうの世界が特殊なものでなくなり、ネットでTVとは違った世界に触れ、さらには動画で自分自身をアピールすることも可能になっています。こういう映像事情の相違もまた、大河のみならず映像作品全般が、昔と今とでは違って見える一因と言えるのかも知れません。

その件に関して、これも以前書いたことですが、来年の大河『鎌倉殿の13人』と、1979年の大河『草燃える』を、時代背景や登場人物が似ていることもあり、比較したがる人もいます。しかし、この2つは全くの別物と捉えるべきでしょう。要は
『真田太平記』と『真田丸』
『翔ぶが如く』と『西郷どん』
を同一視するようなもので、そもそもの視点が違うと思われます。

昔のがよければ、DVDを観ればすむ話です。当時の作品の記憶を、何十年も後に作られている作品であるにも関わらず、時代背景が同じという理由でそのまま投影してしまうから、どこか違和感を覚えてしまうのではないでしょうか。何よりも『鎌倉殿の13人』はまだ放送されていませんし。

実際三谷幸喜氏には、『草燃える』とは全く異なった作品を期待していますし、実際そのようにするでしょう。おまけに今回は北条義時が主人公であり、義時視点での平家滅亡、鎌倉幕府創設と源氏の断絶が描かれるはずです。PR番組として「鎌倉どうでしょう」を作り、小栗旬さんと大泉洋さんが鎌倉でキャンプするという設定にしてはどうかと思います-その場合『ブラタモリ』の鎌倉編もコラボでお願いしたいです。

閑話休題。『草燃える』総集編の中で、一番面白かったのは最終章です。ここで義時無双といった流れになり、御家人たちを粛清しまくるわけで、時代が北条に引き寄せられることへの非情さを見せつけられたパートでもあります。それまでの章が原作のせいもあるのか、とかく女性視点であっただけに、この章の実質的主人公である義時の、抜け目のなさが顕著になって行きました。和田義盛を捕らえるシーンなどは特にそれを感じましたが、この義盛を演じた伊吹吾郎さん、『麒麟がくる』の太原雪斎を演じていましたね。

あとこれはまた機会があれば書きますが、ツイッターを含むSNSとか、ネット上のコミュニティなどで大河その他の娯楽作品を語るのも、実は多少しんどいものがあります。これもよほど興味があるとか、自分でも関連創作なりイラストなりを手がけているのであればまた別です。

一度ネット上で興味深いコミュニティを見つけたことがありましたが、そのコミュニティの傾向として、自分の好きな作品が否定的に見られたり、好きではないけどいい所もあった作品をも否定されがちで、それが同調現象のように見えたせいもあります。やはり私はこういう場所で、あれこれ好きなことを書いているほうが合っているのでしょう。

飲み物-エールと暖炉の火
[ 2021/03/22 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

フジテレビ『シャーロック』映画化決定

まず、地震の被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。

以前このブログでも書いたことがある、フジテレビ系列で放送『シャーロック』の、映画化が決定です。今回の映画化は『バスカヴィル家の犬』をモチーフにしたもので、ディーン・フジオカさんの誉獅子雄、岩田剛典さんの若宮純一が、瀬戸内海の島へ飛ぶという設定になっています。なお公開は2022年の予定です。

『シャーロック』映画化決定!原案は「シャーロック・ホームズ」シリーズ史上最高傑作との呼び声も高い『バスカヴィル家の犬』。閉ざされた島を舞台に、戦慄の心理スリラーが幕を開ける!
(フジテレビ公式サイト)



飲み物-カウンターとカクテル
[ 2021/03/21 00:45 ] 映画 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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