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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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下降史観についてもう少々

先日の投稿分で、以前も使ったことのある下降史観という表現を再度使っています。同じような言葉で、團菊爺・菊吉爺というものもあります。

リンク先に詳しく書いてはいますが、明治期に活躍した九代目市川團十郎と五代目尾上菊五郎、そして昭和の名優と謳われる六代目尾上菊五郎、初代中村吉右衛門を知っている人々が、彼らこそ一流の役者であるが、それに比べて今の役者はと批判したがる姿勢を、こういった形で表現したものです。但しこの表現は、批判する側が自嘲を込めて使った言葉でもあり、それが単なる美化や批判とは異なると言えるでしょう。

「今時の若い者」と口にしたがるのは、人類の性(さが)とも言えます。これに関しては、古代エジプトの書簡に同様の意味の言葉があったとか、プラトンの言葉に似たような意味の言葉があったとも言われています(異説あり)。これは、自分より下の世代は劣っているという発想が基になっており、過去の栄光を回顧し評価する姿勢は、発達心理学の一環とみなされています。しかし、今時の若者のみならず、今時の諸々の事象がどうこうと嘆く人々も、かつては同じことを言われていたのです。そしてこれは前に書いたことの繰り返しになりますが、物事の進み方は以前よりも遥かに速くなっています。

どう考えても、直近の数十年間に於いて様々な分野に変化が生じないわけはなく、またその変化は、必ずしも否定するだけのものでないのも事実でしょう。自分の若い頃に見聞きしたものが、様々な形で脳内にインプットされていること自体は否定しません。但し今の時代は、やはり今の現役世代を対象にしているわけで、またTV離れや既成メディア離れが進み、早い話ネット中心になっています。確かにかつてTVの影響力が大きかった頃は、大河などの連続ドラマは娯楽の最たるものだったでしょう。しかし今はそうとは言い切れず、それどころかTVや既存メディアなどは、今後どのように変わるのか、あるいは無くなってしまうのか見当もつきません。

こう書くのは何ですが、所謂団塊の人々がいなくなれば、TVも芸能界も変わるのではないかと、あるネットの書き込みにあったのを目にしたことがあり、私もそれにはいくらか同意せざるを得ませんでした。この世代の人々はTVの申し子とも言えますし、大河も初期のころから慣れ親しんで来たのでしょう。しかしその時と今では、やはり事情が異なっていると思われるのです。

飲み物-キャンドルとワイングラス
[ 2020/11/24 00:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)

「ヴィンテージ大河」に関して再度

先日の『鎌倉殿の13人』関連投稿で、まだ放送もされていない現段階で、はやばやと『草燃える』には及ばないなどと、とあるブログ記事にあったことに触れています。また、似たような時代や登場人物の大河は比較されやすいとも書いています。私はこのブログで、特に過去に於いて人気を博した大河を、ヴィンテージ大河という表現でいくつか投稿したことがあります。以下はそのまとめです。

http://bakerhouse221b.blog.fc2.com/?q=%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%86%
E3%83%BC%E3%82%B8

これらの投稿での、ヴィンテージ大河に対する考えは大体以下の通りです。

  • これも触れたことがありますが、大河はヴィンテージ化することによって、美化される傾向があります。前出のように、かつて話題になった作品であっても、リアルタイムではあれこれ突っ込まれていることが多いのです。
  • ヴィンテージ大河についても太平記に思うことで以前書きましたが、そのヴィンテージを今そっくり再現して、果たしてうまみを感じるかの問題でしょう。

とどのつまり、自分が若い頃の作品はよかったが、今はよくないとなってしまうわけで、こういった、所謂過去の美化を下降史観と呼びます。大河のみならず他のドラマシリーズや、ひいては娯楽関連作品全般に見られ、やはり年齢を重ねると共に、このような考え方をする傾向が強くなります。しかしどう考えても、何十年も前の作品を今現在、当時のままで再現するには無理がありますし、また時代の変化により、ドラマそのものも変化して行くようにはなります。

社会の変化、それに伴う人々の意識の変化に伴い、描かれる内容は当然変わって来ます。無論その時々で、この変化が時にデメリットとなってしまうのもまた事実です。女性主人公の大河のヒロイン無双とか、『いだてん』のように舞台的要素が強い物などがそうでしょう。また今年の『麒麟がくる』に関して言えば、オリキャラがやたらに出て来るのに加え、主人公の光秀が何を考えて何をどう実現したいのか、その辺りがよくわからないこともあり、総集編ながら『国盗り物語』の方が面白く感じられます。

尚上記のまとめの中で、『西郷どん』放送終了後の、総局長のコメントに関して私はこのように書いています。

そしてその次の、木田総局長によるコメントです。NHK関係者としてのコメントですが、私としては特にこれに対して異存はありません。とりわけ
「時代が変われば、大河ドラマで一度取り上げたことある素材でも全然違う」
にはかなり同意できます。前出の制作面での制約や、ヴィンテージ物の大河を、今そのままでは作れない点にも関連しています。木田氏のコメントにある視点の新しさ、あるいは視点を変えなければならない部分というのはどうしても出て来るでしょう。以前同じような薩摩大河でも、『翔ぶが如く』とこの『西郷どん』は別物だし、描かれ方も違うから比較は難しいといったことを書いたことがあります。(了)

戦国物に比べると幕末物は、今の時代に直結していることもあり、また戦って勝った側と負けた側のどちらを、どのように描くかでも違って来ます。以前であれば西郷は押しも押されぬ英雄として描けばよかったのかも知れません。しかし今の時代、西郷は大々的な英雄ではなく、庶民のために奔走した、その意味でスーパーヒーローではない存在として描かれるようになっています。また実際幕末期の薩摩に於いては、西郷と大久保が何もかも仕切ったわけではなく、小松帯刀の存在が大きかったと考えられるようになっており、その意味で今後の大河にはまた変化が訪れるかも知れません。

それと思うのですが、面白い面白くないというのは所詮は主観の問題であり、ある人の作品への評価が、誰にでも当てはまるわけではありません。ヴィンテージ大河を面白く感じる人もいれば、面白くない、重苦しいと考える人もいるわけです。逆に過去の物で描かれていないことが、今の作品では描かれていたりもする。このような理由から、徒に過去のものだから良いと考えるのも如何かと思います。何よりも、まだ放送されていない物を云々する姿勢と言うのは、かの武者震之助さんが、例の大河ブログというかサイトで、今年の初めに書いていた
「今年と再来年は視聴率がいいが、来年はよくない」
これとそっくりです。まだ観てもいない作品の評価を、ここまで決めつけるべきなのかどうか。単なる好き嫌いで判断しているようにしか思えません。あのサイトももうアクセスしていませんが、まだ続いているのでしょうか。

飲み物-バーのカクテル
[ 2020/11/23 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

"Seiten o Tsuke" is being shot now

"Seiten o Tsuke", a Taiga Drama series that is going to be broadcast from next February is being shot now. In the movie on the page below, SHIBUSAWA Eiichi and his cousin Kisaku meets HITOTSUBASHI Yoshinobu, later TOKUGAWA Toshinobu and his vassal HIRAOKA Enshirō.

https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/preview.html?i=26256
(NHK ONLINE, in Japanese)

And the cast "Kamakura-dono no Jusan-nin", the series that is scheduled to be broadcast in 2022 was announced also. I'll write about it some other day.

[ 2020/11/22 23:15 ] Taiga Drama | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関してのあれこれ

11月16日から20日まで、足掛け5日間にわたって、キャストの発表が行われた『鎌倉殿の13人』ですが、流石にタイトルが示す通り、十三人の合議制に加わる人々が、大きな比重を占めていると言えます。

しかしながらこの合議制は、そこまで機能したかどうかは疑問です。何よりもトップであるはずの梶原景時が早々に失脚し、その後やはりメンバーであった安達盛長と三浦良澄も亡くなり、さらには頼家の政権も崩壊するため、合議制そのものではなく、これに加わった御家人と北条氏の関係、そして彼らの生き様を描くものであると言えるでしょう。

ところでこの大河の考証が早くも発表されています。『福島民友』の記事ですが

【鎌倉殿の13人】三谷大河を支える考証チームを発表
https://www.minyu-net.com/oricon/OR2177387.php
(福島民友新聞)

考証チームは坂井孝一氏、呉座勇一氏、木下竜馬氏の3名になります。呉座さんと言えば、応仁の乱を思い出す方も多いでしょうが、鎌倉大河の考証でお目にかかることになりました。ともあれ、中世という時代を知るうえでは、参考になる大河となりそうです。

それから風俗考証は、『麒麟がくる』の佐多芳彦氏です。「俳優のみなさんを当時の衣服で包み込み、戦場を、生活を、日々の営みを再現し、画面の隅々まで当時の風俗で満たすことです。」とコメントしていますが、少なくともあの化学染料で染めたような衣装は止めていただきたいです。戦国ではないため、その可能性は低いと思いますが。

それから、以前大河以外でアクセスしたことのあるブログに、この大河は『草燃える』には及ばないなどという記述がありました。まだ放送もされていないのに、こういう比較をするのはちょっとどうかと思うのですが…。私の場合、あまり期待が持てない大河であっても、始まるまでは一応ノーコメントです。放送されないと何もわかりませんし。それと制作される時代も制作に関わるスタッフも、はたまた考証もその当時と今ではかなり異なるでしょう。『草燃える』の総集編に関して私は、最後の義時を中心にしたパートは面白いが、女性目線の描写もあると書いたことがあります。寧ろそれとどのように違うのかを期待したいです。

やはり似たような時代設定、似たような登場人物の大河は比較されやすいのですが、この理由として、過去の作品はポジティブな部分が残りやすい、あるいは美化されやすいということも挙げられそうです。これについてはまた書きたいと思います。

飲み物-カクテルとオイルランプ
[ 2020/11/22 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『国盗り物語』に見る明智光秀 29

光秀は将軍義昭に対し、いくらか失望を覚えるようになります。義昭が、自分では何もできない人物であるというのがその理由でした。光秀が向かい合っている細川藤孝も、あのような方だとは思わなかったと涙声になります。光秀殿はどう思われるかと藤孝に訊かれ、光秀自身も言葉を濁します。義昭は頭はよく、そのうえ人物として軽すぎるのが難でした。将軍とはよほどの器量人か、よほどの阿呆でないと務まらないと、彼は考えていました。

今のままでは義昭は、自分を将軍に推挙した当の信長によって地位を追われるか、あるいは殺されるかのどちらかでした。その時、双方を主君と仰いでいる光秀の立場が微妙になります。しかしそれは藤孝も同じでした。藤孝は信長から扶持こそ貰っていないものの、先祖代々の勝竜寺城を取り戻して貰っており、そこの城主となっていました。このため信長には恩があり、事実上の信長の外様大名とも言うべき立場でした。

さて義昭ですが、結局他の者に自分にふさわしい女を探させます。播州の浦上氏の被官の娘で、名をお慶と言い、音曲や詩歌の知識が豊富で、教養への憧れがある義昭としては、彼女の存在はまたとないものでした。特にこの時代、公卿の会話には古歌、または中国の故事を踏まえたものが多く、それを理解できなければ、たちどころに軽蔑されます。義昭が、側室にいい女がほしいと言ったのはこういうことを意味していたのですが、なぜか光秀も藤孝もそれを理解していませんでした。

義昭はお慶と、毎晩閨を共にするようになり、14歳も年下の彼女に甘えるようになります。お慶もこれには驚きましたが、自分が頼りにされているのは嬉しくもありました。義昭はお慶に
「そちのみが、頼りじゃ」
と囁きます。義昭はこの言葉が好きで、かつては武田信玄や男色家である上杉謙信にも、書面でこう贈ったことがあるほどです。

無論信長に対しても、そなたを父のように思うと言ったことがあります。武力で自立ができないため、このように他人に甘える、頼りにするということこそが、義昭の精一杯の処世術だったのでしょう。しかしその父とも慕うはずだった信長を、その半年後には魂胆が知れぬと疑い始めるようになります。お慶はこれを聞いて驚きますが、要は幕府を開かせて貰えないことへの不満でした。これが義昭の厄介なところでもありました。

信長にしてみれば、権力を取るにはこの乱世を終わらせてしまう必要がありました。当たり前の話ではあるのですが、義昭はどうやら没落貴族特有の、夢と現実の区別がつかないような状態になっていたようです。また信長は、自分を利用するだけの男であったことが、ここに来てわかって来たようです。お慶が信長の肩を持つようなことを言ったため、お前は密偵かと義昭は尋ねますが、お慶は、上様は疑り深いたちであるとさらりとかわします。

義昭は念願の側室、お慶を我がものとします。このお慶は浦上氏の被官の娘となっていますが、浦上氏といえば『軍師官兵衛』に少し登場します。実際の義昭の側室としては、さこの方なる人物がいますが、この人は赤松氏の出です。そのお慶が詩歌音曲の知識があることから、義昭は彼女を重用し、そちのみが頼りじゃと、信長に言ったのと同じようなことを言います。義昭自身、幕府という自らの盾を持たないだけに、誰かを頼って生きざるを得ず、信長とお慶という、かなり立場の違った者同士であっても、同じような言葉を吐かざるをえないのでしょう。

そして光秀と藤孝は、この義昭が自分たちに側室候補まで探させる、そのことに不満げであるようです。後年、両名が相次いで義昭を裏切るその伏線とも取れます。また信長ですが、義昭に幕府を開かせないことはもちろん計算済みでした。この人物のことゆえ、幕府を開かせないと次に何を仕掛けてくるのか、それも理解していたかと思います。しかしこれに関しては、義昭もあちこちと手を組んで、信長を八方ふさがりにせんと企むことになります。

飲み物-ロックグラスカクテル
[ 2020/11/22 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』キャスト発表その5と受信料案に関して

『鎌倉殿の13人』キャスト発表5日目、そして最終日です。以下5名(敬称略)が発表されています。

源義経-菅田将暉
三善康信-小林隆
梶原景時-中村獅童
牧の方-宮沢りえ
源頼朝-大泉洋

菅田将暉さん、『おんな城主 直虎』に続いて、2度目の大河出演です。私としては、寧ろこちらの方に期待です。三善康信は三谷大河の常連、小林隆さん。そして梶原景時には中村獅童さんで、歌舞伎でもこの役を演じたとの由。なお獅童さんも、梶原景時の描写に関しては
「三谷さんのことだからただの悪人というわけではないはず……。」
とのことで、意外と「いい人」の側面を持った景時となるかも知れません。そして牧の方は宮沢りえさん。彼女の大河出演で真っ先に思い出すのが、現在アンコール放送中の『太平記』の藤夜叉です。三谷作品ではパペットホームズに、アイリーン・アドラーの役で出演しています。こちらはもちろん、ボヘミア国王と不倫関係になったプリマドンナではなく、校長先生と不倫関係になった保健の先生です。

そしてトリの源頼朝は、大泉洋さんです。正直堺雅人さんかなと思ってもいましたが、蓋を開けてみればこの人選でした。大泉さんは『真田丸』でもそうでしたが、準主役とも言えるポジションです。しかし実を言うと、この『鎌倉殿』が放送される2022年1月に、ラグビーの新リーグが始まることもあって、『ノーサイド・ゲーム』の第2シリーズ制作を密かに願っていたのですが、これはちょっと難しいでしょうか。ならばせめて、息子頼家の少年時代を、君嶋ファミリーということで、市川右近さんに演じてほしいです。

無論、今回発表されたのは第一次キャストのみで、来年には第二次キャストも発表されることになるのでしょう。堺さんや小日向文世さん、鈴木京香さんもそのキャストに名を連ねる可能性があります。それから、北条時政役を演じる坂東彌十郎さんですが、こちらも愛之助さん同様、三谷歌舞伎『月光露針路日本』に、光太夫たちの船神昌丸の水主の役で出演していましたね。

今回の、三谷氏直々の動画での出演者発表は、コロナウイルス禍で集合写真の撮影が難しいのも一因と思われます。それはそれでいいのですが、しかしなぜ本放送開始の2年近く前から制作発表が行われ、来年の大河の出演者発表から、さほど間を置かずしてこの発表がなされたのでしょうか。要は準備期間がかなり長いわけで、しかも発表当時はまだコロナ禍がそう深刻でもなく、収録にかなりの時間を割かなければならないわけでもありませんでした。

あるいはやはり
「1年物大河がこの作品を持って終わるのではないか」
当て推量ではありますが、そう考えたくもなります。もう大河も丸60年を迎えるわけです。無論NHKから発表がない限り何とも言えませんが、その場合半年に移行するか、あるいは大河とは全く違うシリーズをこの時間帯にやるかのいずれかとなるでしょう。まだまだ主人公候補はいますが、NHKがそう考えているのなら、それもまたありです。

ところでNHKは、TV設置の届け出義務や、受信料に関わる個人情報の照会などは見合わせたようですが、不当な支払い逃れの世帯には割増金を検討しているようです。この支払い逃れというのは、NHKの放送を受信できるにも関わらず受信料を払っていないと言うことですが、そもそもTVあるいは受信可能な機器を所有するだけで、受信料発生とは如何なものかと思います。やはりスクランブル化してほしいものです。

飲み物-パブのビール1
[ 2020/11/21 23:16 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』キャスト発表その4と『炎立つ』

『鎌倉殿の13人』キャスト発表も4日目を迎えました。今日発表されたのは以下の5名(敬称略)です。

北条時政-坂東彌十郎
源頼家-金子大地
阿野全成-新納慎也
源範頼-迫田孝也
大江広元-栗原英雄

まず坂東彌十郎さん、ご存知市川猿之助(現猿翁)一座の歌舞伎俳優として有名です。そして金子大地さん、個人的にはどうも『おっさんずラブ』のイメージですが、どのような頼家を演じるのでしょうか。そして残る3名は『真田丸』と『風雲児たち』(蘭学革命編)の出演経験者です。新納さん、豊臣秀次、杉田玄白そして今度は阿野全成として再登場です。明日発表予定の義経とどのような絡みがあるのか楽しみです。蒲冠者こと源範頼は、『西郷どん』の方言担当及び江藤新平役でもお馴染みの迫田孝也さん。三谷さんのことですから、こういう歴史の陰に埋もれがちな人にもスポットを当てるようですね。そして「真田の叔父上」、信尹と中津藩主を演じた栗原英雄さんは、13人の1人である大江広元です。
(ついでと言っては何ですが、愛之助さん、山本さんと中川さんも『風雲児たち』に出演しています)

キャスト発表もあと1日となりました。明日はいよいよ大詰めで、
牧の方
源頼朝
源義経
三善康信
梶原景時
を演じる俳優さんたちが発表となります。

この中であまり知られていない(と思われる)三善康信ですが、元々は公家で、母の姉が源頼朝の乳母であったことから、京の情勢を頼朝に知らせ、挙兵のきっかけを作ったとも言われています。その後訴訟事務を扱う問注所の執事となり、さらに十三人の合議制に加わることになります。
また梶原景時ですが、かつては、頼朝と義経の不仲の原因を作った悪人という印象が強かったものの、今は、この人物の言動も最もだという見方もされています。要はスタンドプレイ大好きで、少々無謀なところのある義経を、景時がたしなめたにもかかわらず、義経が言うことを聞かなかったということから、『真田丸』の豊臣秀次同様、景時を善人として描く可能性もありそうです。

ところで18日に、和田義盛役として発表された横田栄司さん、この方は『相棒』の「ストレイシープ」で飛城雄一を演じていますね。樹海での練炭自殺を計画した人物で、本人も大動脈瘤を患っており、この辺りがホームズのジェファーソン・ホープを連想させます。そう言えば、『真田丸』では真田丸とホームズなるタグを作ったほど、パペットホームズと類似していると思しき点が見受けられたのですが、この『鎌倉殿の13人』はさてどうなることやら。

ところで源平大河と言えば、源氏と平家どちらかが主役になるわけですが、唯一どちらも主役にならなかった大河として、奥州藤原氏が主人公の『炎立つ』があります。この中では野村宏伸さんの義経が、鞍馬山を抜け出した後奥州に向かい、頼朝挙兵の知らせを聞いて、平家を壇ノ浦に沈めたまではよかったものの、後白河法皇への接近による頼朝との確執から、奥州へ逃げることになります。しかし今度は頼朝が藤原氏を敵視したことに悩み、衣川の合戦で人知れず行方をくらませます。

恐らく歴代の大河の中で合戦で死なない、寧ろその後生き延びた可能性もある義経を描いた、唯一の作品でしょう。この時頼朝を演じたのは長塚京三さんでしたが、渋めでいい味を出していました。
(2020年11月20日一部修正)

飲み物-コーヒーと砂糖とミルク
[ 2020/11/20 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』キャスト発表その3と霜月騒動

本日も、『鎌倉殿の13人』キャスト発表関連です。ところで先日、2度目の発表であるにもかかわらずその1としておりました、失礼いたしました。訂正しています。

今日発表されたのは以下の5名(敬称略)です。

三浦義村-山本耕史
和田義盛-横田栄司
伊東祐親-辻萬長
阿波局-宮澤エマ
土肥実平-阿南健治

大本命の1人、山本耕史さんは義時の友人三浦義村です。ただしこの人物は「13人」には入っていません。和田義盛も同様で、一旦は合議に加わるものの、頼朝の死後滅ぼされてしまいます。ちなみに義盛を演じる横田さん、以下のようにコメントしています。

「気は優しくて力持ち。みんなから愛される西郷さんみたいなまっすぐな男。でも抜けているところがあるいじられキャラ」

確かに根っからの武人らしく、愚直なところがある人物ですが、三谷氏はいじられキャラとして描くようですね。しかしここで「西郷さん」が来ましたか。そう言えば『西郷どん』のまとめが延び延びになっていてすみません。それから辻さん、実はこの方のコメントの冒頭に
「久々の大河ドラマ」
とありますが、実は『いだてん』に出演しているので、久々というわけでもないようですが…近現代でない大河という意味であれば、『風林火山』以来ですから久々となります。『ノーサイド・ゲーム』にも森下教授の役で出演しています。

宮澤エマさんは、こちらも三谷作品の映画とウェブドラマに連続して出演です。そして山本さん同様常連と言うべき阿南健治さん、『真田丸』の長曾我部盛親が思い出されますが、今回は長老的存在である土肥実平です。

主役に近い人たちの発表は、後のお楽しみということになりそうです。時政がまさかの草刈正雄さんということはあり得るでしょうか。

しかし、この中で出て来る御家人たちの一部はその後粛清されてしまいます。頼朝の側近である安達盛長も、子孫の泰盛が霜月騒動で一族共々滅ぼされます。元々頼朝の没後、北条氏はかつての源氏恩顧の御家人たちを滅ぼし、御内人と呼ばれる、北条氏の被官を優遇するようになります。つまり
北条とその家臣VS鎌倉幕府創設以来の御家人
という勢力図が出来上がり、最終的に北条の家臣である御内人が幕政に関与するようになります。この霜月騒動は、『太平記』の初回に登場するので、ご存知の人も多いでしょう。ちなみに、かの諏訪氏も御内人です。

それはそうと、この『鎌倉殿の13人』のツイッターアカウントは既にあるのですが、なぜか『青天を衝け』のアカウントがまだのようです。一体どうなっているのでしょう。来年の大河は『青天を衝け』のはずなのですが。

飲み物-バーのラテフロート
[ 2020/11/18 23:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』キャスト発表その2とNHKの問題点

今日も『鎌倉殿の13人』キャスト発表からです。今日発表されたのは以下の5名(敬称略)です。

畠山重忠-中川大志
平宗盛-小泉孝太郎
大姫-南沙良
安達盛長-野添義弘
源行家-杉本哲太

『真田丸』の「秀頼」が、「重忠」となって再登場です。小泉さんは『八重の桜』以来でしょうか。南さんは生憎よく知らないのですが、野添さんは脇役として結構有名ですね。そして杉本哲太さん、これで8度目の大河出演とのことです。最近の大河では、『おんな城主 直虎』と『いだてん』(観ていませんが)に出演しています。しかしこの人、どうも未だに『あまちゃん』のイメージがつきまとってしまいます。

無論三谷氏の大河ですから、所謂王道と言うのではなく、改変や小ネタが散りばめられた大河となるのでしょう。そのため他の源平大河とはキャラ設定も違うでしょうし、それぞれがどのような人生を歩むのかも、異なると考えた方がいいかも知れません。ちなみに、南さん演じる大姫ですが、他の源平大河では婚約者義高の処刑によって心を病み、入内も断って亡くなるという描写をされていますが、これを改変して、もう少し波乱万丈な展開にするという方法もあります。

義高を殺されたことで大姫は悉く両親と対立するようになり、入内の話にも耳を貸さない。ひいては御所を出て娼婦となり、身分を偽って暮らすことになる。そんなある日、客として訪れたある男の子供を彼女は身籠ってしまう。しかもその相手の男は、義経の家来であったことがわかり、当然ながらその子は殺される。彼女が心を病むのはこれが一因であり、頼朝はかつて、伊東祐親の娘と自分の間に生まれた子が、同じような運命を辿ったことから自責の念にかられる。そのため頼朝自ら娘に会いに行き、説得するも大姫は聞き入れず、自殺してしまう。頼朝はこれが原因でその後酒量が増え、後年の死につながる。

とまあ、こういった次第です。多少史実とは異なるものの、これはこれで壮絶な展開になるかとは思います。

ところで改変と書きましたが、大河はドラマであるため、多少なりともフィクションは入ります。ましてや昔の大河は、小説という「フィクション」をベースにしており、史実通りに行くことなどは、まずなかったでしょう。にも拘わらず、大河は歴史の勉強になると考えている人もいるようです。実際、いくつかの大河に出演経験のある女優さんが、そう話していたこともあります。その人には悪いのですが、もちろん勉強にはなりません。ただ、歴史に興味を持つきっかけにはなります。

NHKも、これはドラマです、フィクションも相当混じっていますと言えばよさそうなものなのですが、どうもどっちつかずの部分があるようです。この辺りの曖昧さが、ある意味NHKらしいとも言えます。視聴率を気にしているのか、あるいは気にしていないのかが不明であるのと、多少似通ってもいるでしょう。実際NHKトップは『いだてん』の低視聴率には目をつぶり、『麒麟がくる』第1回の高視聴率に喜んだそうですから、かなりいい加減と言うか、ご都合主義ではあるようです。何はともあれ、受信料を取っている以上、面白くします、視聴率を上げます、目標は何パーセントですと、制作陣自らの口から語られてしかるべきではないでしょうか。

飲み物ーアイスカフェオレ
[ 2020/11/18 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』キャスト発表その1と『麒麟がくる』の問題点

まず、『鎌倉殿の13人』主要キャスト第一弾が発表されました。

(NHK ONLINE)

16日発表されたのは以下4名(敬称略)です。

北条政子-小池栄子
北条宗時-片岡愛之助
平清盛-松平健
比企能員-佐藤二朗

松平健さんはかつて2つの源平大河で、北条義時と武蔵坊弁慶をそれぞれ演じています。また小池栄子さんは、『平清盛』の巴御前でした。そして片岡愛之助さん、『真田丸』以来2度目の三谷大河出演です。『月光露針路日本 風雲児たち』では、庄蔵共々ロシアに残る新蔵を演じていました。佐藤二朗さんも過去大河に出演していますが、『JIN-仁-』の福田玄孝と言った方が、ぴんと来る人がいるかもしれません。この比企能員、佐藤さん本人のコメントにもありますが、頼家の乳母の夫であり、義時と対立して、その後滅ぼされます。

それにしても、
北条家
源氏
平家
坂東武士
幕府官僚
と色分けされている以上、1日単位で各パートのキャストを紹介するのかと思っていましたが、流石に素人考えだったようです。しかし、脚本家である三谷氏自身が、こういうことまで請け負うというのは、やはりこの人は舞台の人なのですね。

それから先日の『麒麟がくる』ですが、またオリキャラが前面に出ていたらしいです。その前の回は合戦の様子などもあったようですが、この回は池端氏ではなく、前川洋一氏が脚本を担当していたらしい。前川氏と言えば『軍師官兵衛』の脚本担当ですから、寧ろこの人の方が、戦国大河のメインの脚本家としてふさわしいのではないかと思います。それにしても、複数名での脚本はやはり色々と難しいようですね。これとはまた違ったやり方でしたが、『花燃ゆ』で脚本をあれこれ変えて、伏線回収ができないとか、主人公の設定が全然違うと指摘されていたことを考えると、やはり1人に絞った方がいいかと思われます。

それと光秀がまだ織田家に仕えていないようです。しかし放送はあと12回しかありません。32回分終了ということは本来であれば9月の後半、そろそろ結末に向かって動き出す頃で、ちょっと展開が遅いような気もします。

飲み物-ビールと夜景
[ 2020/11/16 23:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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