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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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岡江さん出演の『花神』に思うこと

女優の岡江久美子さんが、コロナウイルスの感染症で亡くなられました。ご冥福をお祈りします。岡江さんといえば、1977年の大河ドラマ『花神』に、高杉晋作の妻雅の役で出演していましたね。

この『花神』は総集編を観る限りでは、所謂群像劇だったようです。主人公の村田蔵六(大村益次郎)をはじめ、吉田松陰と松下村塾の塾生たち、長岡藩家老の河井継之助、そして架空の人物である天堂晋助が中心人物となっていました。あと宇和島藩も少し出て来ます。長州大河ではありますが、北越戦争のシーンもあることから、河井継之助が初登場した大河でもありました。河井継之助を演じたのは高橋英樹さんで、これで『竜馬がゆく』、『国盗り物語』に続いて、3回連続で司馬遼太郎氏原作の作品に出演しています。

そのせいもあってか、『国盗り物語』に出演した俳優さんも何名か登場しています。桂小五郎を演じた米倉斉加年さんは、『国盗り物語』では竹中半兵衛でしたし、他にも山内一豊役だった東野英心さんが山県有朋の役だったり、明智光春を演じた三ツ木清隆さんが、吉田松陰の東北遊学に同行した、南部藩士江幡五郎を演じていたりします。他にも金田龍之介さん、寺尾聰さんも両方に出演しています。ところで桂小五郎と竹中半兵衛を一人の俳優さんが演じた例としては、米倉さん以外に『龍馬伝』と『軍師官兵衛』の谷原章介さんがいます。他にも、声優の江原正士さんが佐世八十郎、後の前原一誠を演じていますし、「米百俵」で有名な長岡藩士、小林虎三郎の役はあの伊武雅刀さんです。

この作品は、主人公が百姓身分で剣術に疎く、蘭方医→軍学者という経歴から理詰めで物事を考えるという、それまでの大河とは一風変わった役どころでした。この翌年が『黄金の日日』で、こちらも商人が主人公であったことから、それまでの流れを変えてみようという空気があったのかもしれません。そういえば第二次長州征伐の四境戦争の際、主人公の大村益次郎が、石板に図を描いて軍を指揮していたのは、面白い演出の仕方だなと思いました。

この『花神』の制作担当の成島庸夫CPは、史実の谷間を綴ることを重視していました。このコメント、もう何度もここでご紹介しているかとは思いますが、
「そうです。私達は、史実を史実として描くのではありません。史実と史実の谷間にある、多くの有りそうな話を綴って行くのです。いわゆる『歴史ドラマ』の楽しみとは、こういった『ドラマ』を史実の谷間に見出すことなのでしょう」
(『花神 NHK大河ドラマストーリー』 日本放送出版協会)
この「有りそうな話」と言うのは結構重要ではないかと思います。

飲み物-バーのラテフロート
[ 2020/04/24 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河ドラマの現代化と時代(歴史)劇のえぐさに感じる旨味

先日そしてその前と、大河ドラマのセリフを現代語にしてみましたが、実際大河の中には、内容的にはほぼ現代ドラマと言っていいにも関わらず、セットと衣裳がその当時の物だけと思われる作品もあります。これも女性が主人公の作品に多く見られますが、夫婦が主人公の場合にも、しばしば現代的な感覚が持ち込まれることがあるものです。
ある程度はやはり現代風にする必要があるのでしょう。今の感覚とあまりにも乖離した設定とか、斬り合いで血飛沫が飛ぶような描写というのが、受け入れられにくくなっているせいもあります。私としては、大河とか時代劇などであれば、それはそういうものだと受け止めていいのではないかとは思います。昭和の半ばごろの時代劇をDVDで観たりすると、かなり凄い描写が出て来たりしますもしますし。無論その当時はそれでも特に問題はなかったのでしょう。時代劇は面白いのですが、特に大河の場合週一と頻度が高めでもあり、そのため作るのに制約がかかってもいるように見えます。

そんな中で、特に『風林火山』は、主人公ものっけから薄汚れた感じだし、乱捕りとか斬り合いもあり、そういった描写を受け入れられる人が主に視聴したのかと思います。この大河は、当時の戦国物としては珍しく年間視聴率が20パーセントを切り、その翌年の『篤姫』が24パーセントであったことを思うと、大河ファンは『篤姫』的な物を求めているとも取れます。しかしこの『風林火山』の生臭い描写、それでもまだ抑えた方ではあるでしょう。特に先日ご紹介した大森寿美男氏の、
「私が描きたいのは、そのとき生きていた人間たちのリアリティであり、”におい”なのかもしれない」を踏まえた描き方でもあるのですが、無論これは、三谷氏の言う当時の人々の感覚と相通じるものもあります。
それぞれ作風は異なりますし、如何にもといった感じの戦国的えぐさは、『風林火山』の方がより強いでしょう。尤も『真田丸』も昌幸をはじめ、徳川家康とか直江兼続の設定は、結構それに近いものはありました。

大河とはやはりそういう部分がないと、非日常を観る面白さがなくなってしまいます。結局『おんな城主 直虎』にしても『麒麟がくる』にしても、ベースは現代的と思われ、それに戦国時代らしき要素をスパイス的に入れていても、「そのとき生きていた人間たちのリアリティ」はやはり感じ取りにくいのです。というか、最初から平和な世の中が来るといった発想が前提だと、死に物狂いで戦うことの意味も薄れてしまいます。
以前『半沢直樹』を引き合いに出したことがありますが、民放のこういったシリーズの方がちょっとえぐさがあり、大人のためのおとぎ話になっているところがあります。現代ドラマ、時代劇に関わらず、主人公がもう少しダークサイドに堕ちるとか、年齢と共に暗さが増して行く、あるいはもっとヒール的な人物と出会って絶えず衝突して行くといった描写の方が、主人公の人生を描くうえでも面白くはあるでしょう。

その一方でNHKは、昔の時代劇をリメイクして放送するようです。

日本映画史上に残る金字塔、最高のキャストでドラマ化!
スペシャル時代劇「十三人の刺客」
(NHK ONLINE)

この『十三人の刺客』は、昭和38(1963)年に制作された映画で、1990年にTVドラマ化され、2010年に再度映画化されていますし、その2年後には舞台化もされています。1963年版では片岡千恵蔵さんが島田新左衛門を演じており、その新左衛門の甥を里見浩太朗さんが演じていますが、実は里見さんは今回のこのドラマにも出演しています。殺陣がかなりあるようですが、時代劇ならではの味を出してほしいものです。特に延期に関する記述がないところを見ると、既に収録済みなのでしょう。
しかし「十三人」と言うと、どうも『鎌倉殿の13人』を連想してしまいます。三谷さん、脚本の資料集めは順調なのでしょうか。今は外になかなか出られないから、現地での情報収集ができにくいかもしれませんね。

ところで現代化とはまた違いますが、特に幕末大河などで方言がわからないと言う人がいる一方、戦国のも方言で会話させるべきという人もいるようです。しかし幕末大河でさえわかりづらいという人がいるのに、それより数百年前の時代であればさらにわかりにくく、しかも研究者がどの位いるのかとも思います。
実は幕末大河でも、純然たる方言ではなく、多少のアレンジを施してはいるようです。これは、『西郷どん』で方言指導をし、また自らも江藤新平役で出演した迫田孝也さんがそう話していました。私もこの『西郷どん』の薩摩弁、そして『龍馬伝』の土佐弁はいくらかわかりましたが、『八重の桜』の会津弁は最初の内はよくわからず、何度か観ているうちに段々と理解できるようになりました。よく大河放送終了後の「みなさまの声」で、方言がわからないという意見もありますが、継続して観ていれば、それなりに意味は通じるようになるとは思うのですが。

それから今年の大河には、ジャニーズのタレントが出ないのがいいという書き込みだかツイートだかを目にしたことがあります。しかし徳川家康役の風間俊介さん、この人はジャニーズの所属です。かつてジャニーズJr.に在籍したこともあります。ぱっと見それらしい雰囲気ではないのですが、ジャニーズ・ネットの中にプロフィールもあります。実は私も、この人がジャニーズだと初めて知った時は正直驚きでした。

飲み物-温かいカフェオレ
[ 2020/04/23 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

最近のラグビー関連情報

ラグビー関連です。まず少し前になりますが、夏の国際試合はやはり延期されそうです。
(いずれも産経ニュースより)

ラグビーイングランド代表の日本遠征、10月に延期か

6~7月のラグビーテストマッチ「簡単にできる状況でない」 日本協会専務理事

恐らく無観客試合にでもしない限り、あるいは無観客にしても、この時期はちょっと厳しいかもしれません。夏場の祭りもどんどん中止が決まっていますし、試合をするにしても、入国してすぐ練習を始められるわけでもなさそうです。何よりもチケットを販売しても、試合開催が不可能な場合は、払い戻しをせざるをえないわけで、それを考えると、やはり延期する方が妥当であると言えるでしょう。

そして、リーチ マイケル選手がオンラインでインタビューに答えています。

「一人一人責任持ち、ワンチームで」ラグビーW杯代表主将のリーチ、ウイルス対策で呼びかけ

お嬢さんと一緒に縄跳びをしている姿を見てみたいのものですね。また過去の映像に関しては、JSPORTSでも放送していますが、実際この「キンちゃん」こと、LOの大野均選手のプレイもかなり評価できます。この人のプレイは特に骨身を惜しまないという点で、トンプソン ルーク選手のそれとどこか通じるものもあります。今泉清氏でしたか、2007年のワールドカップでカナダ戦引き分けの後に、大野選手に向かって「僕、あなたのプレイ好きですね」と、話しかけていたことがありましたね。とは言ってもラグビーを始めたのは大学時代と遅く、東芝ブレイブルーパスの練習に参加したのがきっかけでトップリーガーとなった選手です。

飲み物-タンブラーの白ビール
[ 2020/04/22 00:45 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

『麒麟がくる』雑考12

この『麒麟がくる』が現代ドラマ的というのは何度も書いていますが、やはり現代的な発想に裏打ちされていると、そうなってしまうのかなと考えざるを得なくもなります。牧のセリフを現代風にしたついでに、第14回での煕子の言葉もこうしてみますか。
「帰蝶さんは、あなたと以前付き合っていたのでしょう。だからしょっちゅうここに来ていたと言われているわよ」
さらに信長の聖徳寺でのセリフなども、現代風にしておきます-殆ど遊んでいますね。
「お義父さん、実はこの服ですが帰蝶が見立ててくれたのです。このネクタイもお義父さんが好きな色だということで、是非して行けと。私に随行する者たちも、すべて帰蝶が選んでくれたのです。彼女は全く私には過ぎた妻です。それから我が社の社員の佐々と前田を連れて来ております。この2人はエリートでもないたたき上げですが、だからこそ業績を伸ばしてくれてもいるのです」

しかしやはりと言うか何と言うか、私に取っての信長といえば高橋さんであり、反町さんであり舘さんではあるわけで、過去の大河から受けた影響はそれなりに大きいのです。無論染谷さんが選ばれてた理由もそれなりにある(落合CPによれば「変幻自在な演技力」)のですが、これはある意味サプライズ効果的なものかとも思います。
ご存知のようにサプライズ効果、あるいはゲインロス効果というのは、ギャップをプラスのイメージに変えることです。当初は期待外れだと思ったのが、時が経つに連れて好印象を抱くようになり、より評価を上げたくなるというものです。ギャップが大きいほど、いい印象を与えることができることになります。
無論これには条件があります。つまり最初は期待外れと思っていた相手または対象物の評価が、時間が経過するにつれて上がって行かない限り、この効果を得ることはできません。従って私のように、染谷さんを何度見ても信長のイメージじゃない、藤吉郎のイメージだと感じる人の場合は、ゲインロス効果とはならないわけです。

それから戦国大河に関して、三谷氏の言葉ばかり取り上げていますが、『風林火山』の大森寿美男氏も、
「彼らのしたことを今の価値観で判断すると、限界が出て来るのは必至。だから善い悪いではなく、今に通じる人間ドラマが描ければそれでいいと考える」
「残虐な行為にしても、現代的な解釈をしない」
「私が描きたいのは、そのとき生きていた人間たちのリアリティであり、”におい”なのかもしれない」
と言ったことを話しており、ことさらに平和という概念や現代というのを意識してはいません。精々「今に通じる人間ドラマ」と言っている程度です。

『風林火山』、『軍師官兵衛』、『真田丸』それぞれに特徴があり、同じ人物の描き方も作品によって異なってはいたものの、一応戦国大河らしさは感じられました。『真田丸』の場合は、昌幸の言動に寧ろそれが現れており、信繁がその父の夢を引き継いだと言うべきでしょう。そのせいもあり、なぜここでこの大河になったのかとはやはり思います。この時期の記録がない光秀が、どこにでも現れるため女性大河風だと書いたことがありますが、帰蝶も色々動き回っているため、余計にそのように感じられてしまいます。

あと深芳野の死に方がいささか呆気ないというか、後の世まで道三のことを引きずりながら生き長らえるのかと思っていたので、ちょっと意外でした。要は自分の息子に家督を継がせるために、我が身を犠牲にしたのではないかとも考えられます。
また平手政秀の死に方も呆気なく、存在自体もそこまで目立たなかったのが残念です。上杉祥三さんは、大河ではやはり『風林火山』の高遠頼継や『軍師官兵衛』の江田善兵衛的な存在、相手を煽ったり陥れたりする役が様になるように思えます。

飲み物ーホットワインとくるみ
[ 2020/04/22 00:30 ] 大河ドラマ 麒麟がくる | TB(-) | CM(0)

1973年1月7日のNHKのタイムテーブル

NHK公式サイト内の『国盗り物語』関連のページに、このような物がありました。

番組タイムマシーン|NHKアーカイブス
(NHK ONLINE)

1973年1月7日日曜日、つまり『国盗り物語』の放送開始日のNHKのタイムテーブルですが、この「おたずねに答えて 新番組『国盗り物語』」というのは、要は番宣のようなものなのでしょうか。『NHKのど自慢』が岐阜県美濃市というのも、大河のご当地だからということでしょう。「政治座談会」というのは、『日曜討論』の前身のようです。

それからシーズンということもあり、ラグビーやバスケットボールが中継されていますが、時間がやけに短いようです。試合を全部中継するのではなく、途中から始めているようです。しかしそれだと、中継のメリットはあまりなさそうです。後からハイライトシーンを流した方がいいかもしれません。ラグビー中継の場合、JSPORTSでは2時間半の枠を見ています。ところでこの三菱自工京都は今のレッドエボリューションズ、リコーはブラックラムズです。

そして午後8時から大河ドラマ、この当時は紀行がなくて44分間だから今よりも長めです。その後のニュース解説での「拡大EC」、今のEUですね。それと『芸術劇場』というのは、今はBSプレミアムでやっている分だと思われます。この当時はBSがなく、総合テレビもかなり色々なコンテンツが詰め込まれていたようです。またこの頃から、実験的に2か国語放送が行われていたのですね。

正にタイムマシンといった感じですが、ニュース、天気予報そしてテレビ体操などは今と変わりません。ただテレビ体操は、今よりも時間が長いように思われます。

飲み物-ラテアート
[ 2020/04/21 01:00 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

麒麟がくる第13回「帰蝶のはかりごと」&第14回「聖徳寺の会見」

第13回と第14回の感想とあらすじです。

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第13回
義龍(高政)は、土岐に弓引くとほぞを固めた父道三と対立して、土岐頼芸につく腹でいた。光秀もまた、道三に恩義を感じつつも、土岐頼芸にも敬意を抱いており、このままでは叔父光安と敵対すること可能性があった。しかし道三ははなから戦をする気などなく、和議を結んだ織田信秀が亡くなり、美濃はこの際守護を捨てて自立する必要があると感じていた。それを国衆に自覚させるための宣戦布告だったのである。さらに道三は、鉄砲隊を作る所存でいた。

その頃土岐の館では、頼芸が育てていた鷹が皆殺しにされ、頼芸はあわてふためいていた。そこへ義龍(高政)が訪れ、父道三の意図を伝えたため、頼芸は館を出て行ってしまう。ことの次第を知った義龍は、深芳野といた父道三に暴言を吐く。彼に取って実父は頼芸であると信じ切っていたからだった。その義龍に対して、道三はまだ家督は譲れないと言ってその場を去る。その頃駒と東庵は駿河へ向かっていたが、そこで行商姿で本を読む奇妙な男と出会う。

その男は尾張の信長はうつけであり、自分は今川に仕えようと考えていると言う。そして天文22(1553)年閏正月、平手政秀が切腹する。当時織田は一族間の紛争が絶えず、政秀は彼らを諫めようとしたが、その程度で収まるものではなかった。さらに帰蝶は、美濃からの文を見せる。それには信長と会いたい旨が書かれていた。信長は、道三が自分を暗殺するのではないかと考えるが、断るわけにも行かなかった。

その夜帰蝶は信長に、信秀が援助をしていた伊呂波太夫の一座について尋ね、根来衆や国衆とこの一座の関係が深いことを知る。そこで帰蝶は忍びで伊呂波太夫に会い、伝手で兵を雇い入れるために砂金をばらまく。また美濃では、道三が信長に会いたいと光安、光秀に打ち明け、尾張聖徳寺で会うために供を命じた。光秀は信長の顔を知っていたからである。道三は織田彦五郎から手を組むように言われており、婿に一度会おうと考えていた。さらに光秀は、帰蝶から信長を頼むという文を受け取っていた。

信長は帰蝶の頼み通り、いつもの派手な着物をまとって寺へ向かう。一方道三と家臣たちはあばら家に隠れ、信長一行を見届けようとする。その信長は原色の衣装を身にまとい、何か口にしながら馬を進めていて、道三を驚かせる。

第14回
道三は聖徳寺で信長を待った。信長は驚いたことに直垂に着かえ、供の佐々成政と前田利家という、身分も家柄もない者たちを従えていた。この会見で信長は、彼らは食いはぐれているため戦では大きな働きをすること、鉄砲のことなどを話し、また行列に加わっていた300人を超える鉄砲隊は、帰蝶が伊呂波太夫に金をやって整えたものだと打ち明け、さらに道三を待たせたのは、帰蝶に準備された道三好みの衣裳に着かえるのに、手間取ったことを話す。

道三はこの婿が気に入った。また光秀も会見が滞りなく終わったことを喜び、自邸で煕子の手料理を食しつつ、美濃と尾張の仲たがいがなくなったをも喜ぶ。母の牧は、もしそのようなことで帰蝶が美濃に戻された場合、帰蝶が既に妻帯している光秀を訪ねることを案じており、また煕子も、帰蝶が光秀を思っていたことを知っていたと打ち明けたことで、食事を詰まらせてしまう。

そして駿河では、東庵と駒は商家、そして今川家の軍師雪斎を治療して多額の報酬を得ていた。雪斎は今川のためにもあと2年は行きたいと言い、互いに奇妙な者同士であると言う。また駒は薬を手に入れようと問屋に入り、そこに菊丸がいるのを見て驚く。菊丸は味噌が売れないので、この店に奉公していたのだった。さらにその時、商売の出店料の件で、藤吉郎と土地を仕切る者たちの間でもめ、藤吉郎はケガをしてしまう。

そんな折、今川軍は尾張侵攻の足掛かりとして、村木砦を築いていた。しかし織田家の内紛で信長は動けず、道三に自分が不在の間、那古野城を守ってくれと頼む。これには光安と光秀も駆り出されることになった。しかし義龍は、信長を助けて今川と戦う父のやり方に反発する。信長を助けるということは、今川に通じている織田彦五郎とも戦うことを意味していた。これによって稲葉良通は義龍に、今こそ家督を継ぐべきと煽る。そのような美濃の内情をよそに、信長軍は天文23(1554)年正月、村木砦で鉄砲により今川軍に勝利を収める。

さらにこの頃、深芳野が世を去り、義龍の反発は強くなった。義龍は母の喪が明けぬうちにと家督の譲渡を迫り、道三は承諾してしまう。

***********************

まず思うのですが、衣裳の色がやはりおかしい。庶民が黄色とか紫の鮮やかな色をまとっているとは考えにくいし、さらに信長が連れて来た佐々成政と前田利家の、素襖と小袖の配色にも違和感あり。それにしても話題が帰蝶のことになっていますが、あの会見の席で、あのようなことを喋るものでしょうか。あまり緊張感が感じられないなと思います。『国盗り物語』の、ほぼ無言の会見に慣れているせいかもしれませんが。それと帰蝶があれこれ出過ぎ。

そして東庵と駒、そして菊丸。どうも架空の人物だけでまとまりがちな感があります。特に東庵と駒が、どうしてもセットになりがちになるせいもあるでしょう。そして彼らがあちこちに行ってその人物のことを聞き出す、ちょっとワンパターンだなとも思います。しかし年配の東庵と駒の2人連れで、あれだけの金銭を持ち歩いて大丈夫なのでしょうか。

それから第13回で、道三が自分に食ってかかる義龍(高政)に
「言葉は刃物ぞ」
と諫めるシーンがありますが、これは『名探偵コナン』の「沈黙の15分」に同じセリフが出て来ますね。ちなみにこの作品の脱出シーンは、『相棒』の脚本担当で有名な輿水泰弘氏のアイデアということです。尚深芳野を演じた南果歩さんがゲスト出演した「聖戦」(シーズン9第10話)に、青山剛昌氏がゲスト出演しています。

あとやはり明智家のシーンが朝ドラ風。母親の牧の、戦にならなくてよかったと言うその理由、言うなればこんな感じですね。
「もし戦争になって帰蝶さんが戻って来たら、あの人またこの家に来るでしょう。あなたも結婚したことだし、あまり来られると困るのよね」
実際この大河のセリフ、既に現代語も使われていますが、元々現代ドラマ的なところもあり(故に王道大河とは言い難い)、こういうセリフの方がぴったり来そうです。そして第13回の冒頭で、光秀が引き籠るところですが、髷は結わないわ袴はつけないわで、だらしないといえばだらしない。そして急に鉄砲が出て来る。あれだけ鉄砲に固執している(ように見える)のであれば、常に何らかの形でそのことを気に掛けていればいいのに、突如引っ込めて突如出して来ているように見え、その点にも違和感があります。そういえば鉄砲職人の伊平次、京で松永久秀の紹介で会ったきり出て来ませんが、どうしたのでしょうね。

それと制作スタッフ、特に池端俊策氏、大原拓CD、落合蒋CPですが
「今の時代に通じる」
と異口同音にコメントしています。このうち池端氏は
「乱世では(中略)現実は戦いの連続です。じつは、現代も同じなんですよね。どこかに麒麟のような存在があって、それがいつかくるという希望や信念を持っていると、もっと世の中がよくなるのではないかと思います」
大原氏は
「武士であるがゆえに戦わざるを得ないけれども、武士が戦うことで世の中の平和を壊しているというジレンマを抱える、ごく普通の青年として描いていきたいのです。若き光秀が抱える社会への葛藤は、時代を問わず若者なら誰もが抱える普遍的な悩みや不安、いらだちでもあります」
落合氏は
「ドラマ作りに当たっては、戦国時代を描きながらも、現代を生きる人たちが『光秀というひとりの青年の生き方』にどれだけ自分を重ねられるかを意識しています」
とそれぞれ語っていますが、どうもこのいずれもが、現代の視点ではないかと思います。
ある意味NHKらしいなとも思いますが、こういう発想で戦国大河を作るべきなのか少々疑問です。その当時の視点としては、それこそ三谷幸喜氏の言うように、人生観も死生観も現代とは当然違うわけで、そもそも平和の概念がどれだけあったのかという方が、あるいは近いのではないかと思うのですが。

それと池端氏、落合氏いずれも、戦国時代の夜明けとか、三英傑の父親世代から描くと言っていますが、少なくとも15世紀末には、所謂戦国時代は始まっているとされています。この天文年間は戦国時代の夜明けではなく、それからかなり経っているのではないでしょうか。しかも以前NHK公式サイトの関連記事では、「ビギニング大河」などという、ちょっとよくわからない表現を使っていましたが、流石にその表記はされなくなったようです。
しかも三英傑の父親と言っても、一番長く登場したのは信長の父信秀のみで、松平広忠の出番などはごくわずかでしたし、藤吉郎の父親(木下弥右衛門)は今のところ全然出て来ません。また時代考証の小和田氏は、これについては触れていません。

ところでこの『麒麟がくる』の制作発表から丸2年になります。今年は既に2年後の大河の発表は行われていますが、コロナウイルスの影響もあってか、来年の『青天を衝け』の主なキャストは、現時点では発表されていない状況です。

飲み物-カクテル
[ 2020/04/21 00:00 ] 大河ドラマ 麒麟がくる | TB(-) | CM(0)

国盗り物語-5

征夷大将軍となった義昭は、信長に不信の目を向けるようになります。既に義昭は石山本願寺やそれを後押しする毛利などの、信長包囲網を当てにしており、さらに越前、甲斐、越後なども信長を敵視していました。また葛籠重蔵と、下柘植次郎左衛門の娘木さるも信長の敵である一方、雑賀宗の指導者である孫市は、信長に鉄砲演武を披露し、信長は改めて鉄砲の重要性を悟ることになります。その信長は、朝倉義景との金ヶ崎の戦いの陣中で、義弟浅井長政の裏切りを知り、徹底抗戦を唱える家臣たちを尻目に退却を図ります。

この退却のしんがりは、木下藤吉郎が務めることになりました。朝倉軍を鉄砲で撃破する孫市、そしてこの当時藤吉郎に仕えていた山内一豊も、深手を負いながらなんとか戦列を離れます。また退却を始めていた光秀、そして徳川家康は、木下や雑賀に味方し、朝倉の進撃を食い止めました。満身創痍で帰った一豊は、妻千代に励まされ、さらなる夢を抱きます。しかしその頃石山本願寺が立ち上がり、信長は家臣を連れて上洛します。この本願寺の動きの裏には、どうやら義昭が絡んでいるようです。

信長は義昭の臣でもある光秀から、いざとなれば義昭は足利の旗を立てて織田に加勢すると明言したことを聞き、明朝の摂津への出陣に間に合わせるように命じます。無論幕府方の宮部中務少輔はこれを拒否し、将軍の出陣は有職故実を調べてからとその場しのぎを試みますが、光秀はいきなり脇差を抜いて中務に襲い掛かります。しかしそれは竹光でした。流石に義昭は、竹べらでは死罪にできぬと言い、出陣を決めます。この本願寺との戦では、信長の妹を妻にと所望した挙句、偽の女性をめとることになった孫市が、反織田同盟の侍大将として参加していました。

朝倉・浅井勢は比叡山延暦寺と同盟します。そして信長は久々に美濃に戻って、雪見酒を楽しんでいました。久々の夫の帰館を喜ぶ濃姫に、信長は自分が京を手中に収めたら、いつか京に連れて行ってやると言います。しかしその前に、落とさねばならぬ城が近江にあるとも信長は言います。小谷城かと問う濃姫に、その城は多くの国に権力を伸ばし、守るは僧形の無頼と信長は答えます。つまり延暦寺のことでした。これに関しては、延暦寺のすべてを破壊すると主張する信長と、よからぬ僧を追い出すのみでことを済ませたいとする光秀の間で意見が対立します。

結局延暦寺は焼かれ、僧は皆殺しにされました。その後信長は光秀を近江坂本の城主とし、築城を命じます。光秀に取っても、これは心躍るものがありました。城の設計を従弟の光春に説明しているところへ、妻のお槇が娘のお静とお玉を伴って現れます。一方で義昭は、武田晴信が上洛することを知り、信長を叩きのめせると大喜びです。無論信長も家康に兵を与え、武田と戦わせる手筈を整えますが、それを屋根裏から重蔵がのぞいていました。家康は三方ヶ原の戦いで敗退しますが、これで自分は臆病者と言われなくなったと家臣に伝えます。

***********************

足利義昭が徐々に色気を出し始めます。実際この時期、信長包囲網が着々と敷かれており、朝倉と浅井の連合軍を始め、石山本願寺や毛利などもそれに加担していました。浅井が裏切ったことに気づいた信長は、戦を捨てるような格好で単身帰国します。金ヶ崎の退き口とも呼ばれる戦いです。これで山内一豊が重傷を負い、味方に担がれる格好で帰るところは『功名が辻』でももちろん描かれています。また紀州の雑賀孫市が鉄砲演武を披露します。扇を次々と射落として行く鉄砲の威力は、この新兵器への信頼をいやが上にも高めて行きます。

信長もまた、義昭への不信感を募らせるようになります。本願寺立つの陰に義昭の存在を疑う信長は、光秀に、義昭への出陣要請を命じ、これに中務という幕臣が難色を示します。この中務は幕臣であることを如何にも笠に着たような、小物臭のする人物なのですが、光秀はわざと竹べらの脇差を抜いて彼を脅し、しかも真剣でないため罪にはならないといううまい方法を採ります。しかしその反面、信長の妹を妻に欲しがった孫市は、偽の姫をあてがわれ、反織田同盟に走ることになります。この孫市は元々、藤吉郎と交流があったようです。

そして信長の正に野望とも言うべき、延暦寺の焼き討ちが登場します。この件に関しては、信長と光秀という、異なる見解を持つ者同士の考えが衝突し、信長は光秀を泥の中に転がすまでに至ります。ただし焼き討ちそのものに関しては、近年の研究から、すべての建築物が焼かれたわけではないという説が出ており、しかも光秀も攻撃の準備を進めていたことが明らかになっています。そしてまた光秀も、焼き討ち後はこの地域を支配することになり、城を建てるという夢をかなえます。

ところで、この中で終盤に向けての伏線と思われるシーンがいくつか登場します。
  • 信長が、自分が京を手中に収めれば、濃姫を京に連れて行くと言っているが、原作を読む限り、濃姫を京に連れて行ったのは、本能寺の変の前が最初で最後
  • 光秀が城の様子を光春に説明しているが、そこへ娘、お静とお玉が出て来る。このお静は荒木村次(村重の嫡男)の正室であったが離縁され、光春の妻となって、本能寺の変後夫と共にこの坂本城で亡くなっている。お玉は細川家に嫁ぎ、本能寺の変後は一旦離縁されている
  • 光秀の「竹べら」は、後年彼が槍で暗殺される小栗栖の竹林を意識したものか

またお槇が立ち聞きをしていますが、大河(朝ドラも)にはよくあることです。

葛籠重蔵を演じる露口茂さん、グラナダ版ホームズを演じたジェレミー・ブレットの声を担当していただけあって、あのシリーズの様々なシーンがだぶってしまいます。そして近藤正臣さん、この後も大河に何本か出演していますが、老獪さを漂わせるようになったのは『太平記』からでしょうか。『真田丸』の本多正信もそうですが、『龍馬伝』の容堂公も忘れられません。ちなみに『功名が辻』では細川幽斎役でしたね。松坂慶子さんも大河出演が多いのですが、『まんぷく』の「武士の娘」もまだ記憶に新しいです。そういえば、『龍馬伝』と『まんぷく』の脚本は同じ福田靖氏でした。あと寺尾聡さん、これが「最初の」家康としての出演です。(2度目は『軍師官兵衛』)

飲み物-ショートカクテル

[ 2020/04/20 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『シャーロック・ホームズ語辞典』

ホームズ関連です。昨年暮れに出版された『シャーロック・ホームズ語辞典』(誠文堂新光社)という本があります。著者は北原尚彦氏で、絵の担当はえのころ工房(ミステリー関係のイラストで有名)さんです。辞典というと、ちょっととっつき難そうな印象がありますが、ソフトカバーで値段も1600円+消費税と、かなりお手頃な辞典です。どちらかといえば、今までのホームズ関連作品や映像、登場人物に関する豆知識と言った方がいいでしょう。

無論ホームズ関連といえば、日暮雅通氏の翻訳書『シャーロック・ホームズ大百科事典』なども有名です。ただこういった本は翻訳書であるため、日本国内のホームズ関連作品を知るうえでは不便でした。その点この本であれば、今までホームズを基にした作品をものした作家や、パペットホームズや『名探偵コナン』のように、日本で制作されたホームズ関連作品、さらには、海外のホームズ関連TVシリーズの、主演俳優の声を当てた俳優さんについても触れられています。

映像作品の場合は、そのワンシーンがイラストで紹介され、概要、主演俳優などがわかりやすく紹介されています。尚主演俳優の項もあり、こちらも本人のイラストつきです。その上で、例えばグラナダ版やBBC版でそれぞれ主役の声を当てた、露口茂さんや三上哲さんについても紹介されていますし、パペットホームズの場合は、三谷幸喜氏と山寺宏一さんについての紹介があります。『ミス・シャーロック』及び竹内結子さんについても書かれています。

シャーロック・ホームズ語辞典
(amazonより)

また146-147ページは、ホームズ関連本らしく、ベイカー街221Bの居間を俯瞰した様子も描かれています。さらに各国のホームズ本の画像があったり、巻末には「ホームズが歩いた時代のロンドン」と「ホームズ事件すごろく」もありますし、とにかくイラストが豊富でそれだけでも楽しめます-ただ、ゴドフリー・ストーントン(スリー・クォーターの失踪)と、ロバート・ファーガスン(サセックスの吸血鬼)が着ているラグビージャージーが、もう少し19世紀的だったらなとは思います。無論、今時のジャージーに比べると十分クラシックではあるのですが。

ホームズの名言も出て来ます。その中の1つ、
「一滴の水を見ることによって、自分の見たことも聞いたこともない大西洋やナイアガラの滝の存在を推理できる」
これは、パペットホームズのOPの最初に登場します。その他登場人物は言うに及ばずですが、特にホームズに頻繁に登場するメアリーという女性(コナン・ドイルの母親がメアリーという名前だったことにちなむ)、そのキャラごとに描き分けられたイラストがついています。これは、ホームズ初心者にはかなり親切と言っていいでしょう。

もちろんシャーロキアンに取っても、かなり楽しめる本でもあります。最近なかなか外に出られないから、ホームズ関連で何か読みたいという人に、お勧めの一冊です。

飲み物ウイスキー
[ 2020/04/19 00:30 ] シャーロック・ホームズ | TB(-) | CM(0)

大河の時代設定をマンネリ化させないためには

大河ドラマの中では戦国時代の設定が、圧倒的に多いです。今まで放送された59作のうち、25作が戦国から江戸時代前期を舞台にしています。但しこの場合、日本の戦国時代とはやや異なることもあり、『琉球の風』はカウントしていないので、これを含めると26作になります。次に多いのが幕末(『花の生涯』を含む)で14作、次いで平安・鎌倉時代が8作、江戸時代5作、近現代物4作、南北朝と室町が1作ずつです。

しかし、今まで何度か書いてはいますが、今のように戦国と幕末のヘビーローテーションになったのは最近のことで、それまでは平安・鎌倉時代や江戸時代(主に赤穂義士関係)を題材とした物を組み込んでいたため、今よりも大河のテーマにバリエーションがありました。また戦国時代が続いた場合でも、時代や登場人物が被らないための工夫もされていました。たとえば、昭和44(1969)年から昭和46(1971)年までは、戦国から江戸初期の時代設定の大河が3本連続して制作・放送されています。しかし時代背景や舞台はかなり異なります。

『天と地と』16世紀半ば、越後
『樅の木は残った』17世紀前半、仙台
『春の坂道』16世紀~17世紀、大和及び江戸

『樅の木は残った』は初のご当地物で、好評だったようです。これで主役を演じた平幹二朗さんが、『国盗り物語』の斎藤道三に抜擢されたのもうなずけます。その『国盗り物語』は『春の坂道』の2年後で、この頃は戦国物がかなり放送されていますが、その後は『黄金の日日』まで、戦国時代を舞台とした作品は放送されていません。
寧ろ戦国物は1980年代がかなり多く、1980年から89年までの大河のうち、戦国物は5本作られています。これは、80年代半ばに近現代物が放送されたことも関係しているでしょうか。特に1987年から89年の3年間は、戦国をテーマとした作品が続いていますが、これも時代設定や登場人物が、特に2年連続ではダブらないようになっており、マンネリ化を防いでいたと思われます。1996年の『秀吉』と97年の『毛利元就』、2006年の『功名が辻』と07年の『風林火山』にも同じことが言えます。
ただ2016年の『真田丸』と『おんな城主 直虎』はいずれも同じ登場人物、特に徳川家康の扱いがそこそこ大きかったと言えます。井伊直虎でなく今川義元が主人公であったなら、大分違っていたでしょう。

特に最近は、赤穂義士を主役にした大河が制作されなくなりました。そろそろまた作られる頃かとも思いますが、最近『歴史秘話ヒストリア』で楠木正成が紹介されたところを見ると、南北朝大河の方が先になるでしょうか。赤穂義士は、作り方がややワンパターンになりそうなので、その少し前からの浪人たちの反乱(これも以前触れていますが「慶安の変」など)を描き、これにつなげるという方法もありそうです。

江戸時代に加えて、室町時代をもう1作放送することもできそうです。こういうのを戦国と幕末の間に2つほど挟むと、大分大河ドラマの印象も変わってくるでしょう。無論これは、今まで通り1年単位で放送するのであればの話ですが。

飲み物-バーのビール
[ 2020/04/18 23:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

気づいたこれあれこれ 18

既にお伝えしていますが、18日から『JIN-仁-』が再放送されます。幕末へのタイムスリップと、その時代なればこそ感じた医師としての使命、野風や龍馬との出会い、蘭方と漢方の対立、「船中九策」、病院に搬送された謎の人物は誰なのかなどなど、見どころの多い作品ではあります。ところで幕末という時代は、ペリー来航後の開国に伴い、政治のみならず医療に於いても変化が見られた時期で、実際この時期はコレラが流行し、また種痘が奨励されています。無論戦国時代も日本史上の変革の時期ですが、当時は蘭方をはじめとする西洋医学が存在せず、そのため今の医学との共通項がきわめて少ない時代でもありました。仁が幕末に行ったのはこういう理由もあってのことでしょう。蘭方の最大の貢献は外科と眼科で、その後蘭方が禁止された時代も、この2つだけは例外として認められたほどです。これは『陽だまりの樹』にその様子が描かれています。

ところでこのシリーズが再放送される背景として、コロナウイルス禍が大きく関わっています。スポーツ界やテレビドラマなどが、これによってかなり影響を受けていますが、アメリカでは、無観客試合も検討されているようです。実際無観客試合であっても、TV中継あるいはネット配信がなされていれば、これらを通じて観戦することも可能ですし、大相撲も無観客でしたが、こちらはNHKが放映権を持っているせいもあり、千秋楽まで中継されました。ただ、選手やコーチの安全は保証されなければならないでしょう。スポーツは無観客でもまだ成り立ちますが、問題はテレビドラマの方です。こちらは収録で多くの人数を入れる必要があるため、スポーツの無観客とはかなり事情が異なって来ます。

もちろん今現在は、移動することによるリスクが伴うため、ロケもできません。TV番組が特番とか再放送だらけになってしまう所以です。それでも放送期間がある程度融通が利くのであれば、たとえば半年先送りすることもまだできるでしょう。しかし放送期間が決まっているドラマの場合、延長がどこまで可能でしょうか。NHKの朝ドラなどがそれに該当しますが、この次の作品も収録が中止されているため、放送スケジュールを変則的(たとえば数か月遅れ)にするか、それとも中止するかのどちらかになる確率が高いと思われます。無論大河もそうなる可能性があります。特に大河はロケが何度かありますが、その辺のスケジュールもかなり見直さなければならなくなるでしょう。こちらも来年の作品は、まだ動きがなさそうです。

飲み物-カクテルとオイルランプ
[ 2020/04/18 00:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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