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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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よいお年を/Have a good New Year

いつもアクセスして頂きありがとうございます。今年の投稿はこれが最後です。2020年は1月2日から投稿再開予定です。

Thank you for your visits to my blog. This is the last entry in 2019 and the first one in 2020 will be posted on the 2nd of January.

サザンカ白

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[ 2019/12/31 14:00 ] その他/others | TB(-) | CM(0)

ノーサイド/No Side

今年の紅白でも歌われることになった、ユーミンの『ノーサイド』。高校ラグビーを歌った作品ですが、1983(昭和58)年度大会決勝の、天理高校と大分舞鶴高校の試合がモデルになっています。「枯れた芝生の匂い」が時代を感じさせます。なおこの時は天理高校が優勝しています。この「ノーサイド」という言葉も、かなり知られる存在となりました。


"No Side" sung by Yūmin, Yumi Matsutōya. "No side" means the situation after a rugby match in which the players of both sides become friendly. The song describes the final of the High School Championship of rugby between Tenri HS and Ōita Maizuru HS in 1984. Rugby swept Japan in the second half of 2019 because of the World Cup. Thanks to it, the internationals become to be widely known.

[ 2019/12/31 01:00 ] その他/others | TB(-) | CM(0)

気づいたことあれこれ 15

年末年始でバラエティ番組が多いこの時期ですが、やはりと言うか何と言うか、ラグビー選手があちこちの番組に出演しています。松島幸太朗選手のツイッターによると、松島選手そして田中史朗選手が、元旦の『笑点』のスペシャルに出演とのこと。他にスポーツ系番組などもあり、お正月が終わる頃にはいよいよトップリーグ開幕です。そういえばTBSの『最強の男は誰だ!壮絶筋肉バトル!!スポーツマンNo.1決定戦筋肉番付』に、現役時代の大畑大介氏が出演したこともありました。確かそれで優勝して、「最強の男」になっていたと思います。

ところで『麒麟がくる』、公式サイトに主な登場人物の相関図がアップされていますが、それ以外に「登場人物」というページもあります。


無論、他の大河とかドラマで見た顔も少なくありません。私としては、松永久秀役の吉田鋼太郎さんが『風林火山』の津田監物に見えて仕方ないし、細川晴元役の国広富之さんには、『西郷どん』の近衛忠煕がだぶってしまいます。あと三好長慶の山路さんには『軍師官兵衛』の安国寺恵瓊、細川藤孝を演じる眞島秀和さんと、三淵藤英役の谷原章介さんには、同じく官兵衛の顕如と竹中半兵衛の面影があります。

他に西村まさ彦さんは『真田丸』の室賀正武の記憶がまだ新しいし、木村了さんは『風林火山』に出演していました。平手政秀が上杉祥三さんというのが意外(失礼)ですが、どのような政秀になるのやら。尾美としのりさんも大河に何度か出演しています。この人は『相棒』にも何度か出ていますが、「右京さんの友達」の毒島幸一が一番印象的でした。『相棒』といえば西村さんも鹿手袋啓介(美和子の先輩で浮気相手)役でしたし、何といっても徳川家康の父、松平広忠が「青木年男」です。時代的に小早川秀秋は早すぎますからね、今回は。

大河といえば、『平清盛』の感想、『太平記』のあらすじと感想がまだ終わっておらず、『西郷どん』の復習編も途中までなので、追々やって行く予定です。

飲み物-ワインのデキャンタとグラス
[ 2019/12/31 00:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『臨床犯罪学者 火村英生の推理』

『シャーロック』、そして『相棒』関連投稿でも書いていますが、『臨床犯罪学者 火村英生の推理』に関して。以前日テレ系列で放送されたシリーズで、現在このDVDを観返しています。こちらはホームズのアレンジ作品とはまた違いますが、全体的にそれらしさを漂わせるものがあります。主人公の火村英生は、京都のとある大学で犯罪社会学を研究しており、研究のために殺人現場に首を突っ込みます。

彼の相棒的存在は推理作家の有栖川有栖で、この辺りはホームズ&ワトソンコンビを彷彿とさせますし、実際ドラマの中でそのように語っているシーンもあります。『シャーロック』も、こういう設定の方がよかったのではないかと思うのですが…。無論この有栖川は原作者の名前ではありますが、作者とはキャラが随分違うとのことです。なおこの有栖川は大阪育ちということもあり、火村と違って普段は関西弁で喋ります。他に関西弁を使うのは鍋島警部と、火村の下宿の主人である篠宮時枝です。

原作そのものは作家アリスシリーズ(他に学生アリスシリーズもあり)で、もちろんドラマに合わせて改変されている部分もあります。たとえば原作では大阪が舞台ですが、ドラマでは京都になっているし、ドラマで火村が口にする「この犯罪は美しくない」は原作には登場しません。あとドラマでは、「シャングリラ十字軍」がかなり関与しているという設定になっています。

第9回で嵯峨信人といった売れない作家が、このシャングリラ十字軍に潜入しますが、この役を演じているのが野間口徹さんです。野間口さんというと、どうも『相棒』の北一幸を思い出します。それはともかく、このシリーズ以外にもアナザーストーリーあり、2019年制作版ありなのですが、DVDは出ていません。確かHuluでやっていて、その後日テレでも放送されています。

実はこれ、視聴者からの続編制作希望の声が相次いだため、3年を経て復活したようです。尚最初のシーズンの最終回で、火村はホームズよろしく、シャングリラ十字軍のリーダー、諸星沙奈江と滝に飛び込んで行方不明になっています。

飲み物-お洒落なランプとウイスキーグラス
[ 2019/12/30 01:00 ] ドラマ | TB(-) | CM(0)

Rugby in Japan 18

The plan of a new professional league proposed by Katsuyuki Kiyomoya is required to correct. Some owner companies of the Top League teams are said to be against the fully professional league. The others as Suntory Sungoliath or Kobe Steel agree with it but they say it needs to be argued more. Only Panasonic wild Knights complete agree with the plan. Saburō Kawabuchi, who established J League (professional soccer league) and helped establishing B League (professional basketball league) says that Kiyomiya needs to ask the owners' opinions and should not emphasise his plan only. 

The owners who are against his plan say that the Brave Blossoms could reach the quarterfinals by playing in the league only but it's not right. In addition to playing in the Top League, some of the players played in the Super Rugby and trained hard under the leadership of Jamie Joseph. Moreover, the last World Cup was held in Japan and it must have been a big advantage.

The High School Championship is being held in Osaka now. The image shows the match of Hōtoku Gakuen and Yamagata Chuō HS. Hōtoku Gakuen widened the lead and won.

2019高校ラグビー報徳VS山形中央
Hōtoku Gakuen (red and black) vs Yamagata Chuō HS (dark blue)
  (From the official website of Kansai Rugby Football Union)

[ 2019/12/29 23:15 ] Others | TB(-) | CM(0)

葵徳川三代徒然-38

元和8(1622)年2月、北の丸にできた屋敷が忠長に与えられます。しかしお江は、駿府の所領がいつ忠長の物になるのか気が気ではありません。また家光はもちろんのこと、御三家の嫡男よりも官位が低いことに不満げです。そしてこの年の4月17日、家康の七回忌で秀忠をはじめ将軍家、尾張家と紀州家、公家衆や門跡衆が日光に詣でます。その帰路、秀忠に思わぬ知らせが入ります。秀忠が宿泊することになっていた、本多正純の宇都宮城の御成御殿に不審の儀があるというのです。しかしこれは、かつて宇都宮城の主であった奥平家よりの知らせで、讒言であることも考えられ、秀忠は内密に調査を始めます。この年58歳の正純はかつての勢いはなく、人から疎んじられる存在となっていました。そしてこの5月、江戸城本丸の改修に伴い秀忠は西の丸へ、家光は姫路藩主本多忠政の屋敷へ居を移します。その家光を誘って屋敷から抜け出した頼房は、自分が尾張や紀州の兄たちに先んじて、小間使いに子を孕ませたことを打ち明け、家光を驚かせます。

これを機に自分も辻斬りを止める、おぬしも止めろという頼房ですが、そもそも手ほどきをしたのは頼房でした。しかも相手が強そうなのを見て逃げてしまいます。7月1日、頼房に嫡男頼重(光圀の兄)が誕生します。そしてその2日後には秀忠夫妻の二女珠姫が、24歳の若さで亡くなります。お江はこれをひどく嘆き、前田忠常との婚礼を決めた家康を鬼呼ばわりし、果ては床についてしまいます。その秀忠は、自分は将軍にふさわしいのかと天海に尋ねます。天海は上様には徳がある、つまり学問があり慎み深く、慈悲の心があると言いますが、秀忠は優柔不断と思われているようで面白くありません。さらに家光の行為を案じますが、天海は、人は与えられた地位にふさわしく成長するものと言い、三代将軍たることを内外に知らしめるよう忠告します。秀忠は家光の具足はじめを執り行うことにし、介添え役に賤ケ岳七本槍の唯一の生き残り、加藤嘉明を任命します。また同じ頃キリシタンへの弾圧を強め、内紛の続く最上家を取り潰して、出羽57万石は召し上げられました。

具足はじめで秀忠は、尾張の義直や水戸の頼房、そして忠長にその方らは家臣である、内紛を起こせば最上家のようになると言い渡します。そして最上家の山形城の受け取りは、本多正純に行かせることにしました。3000人の軍勢を引き連れて出発した正純は、山形滞在中の10月1日に不審の所業を理由に改易され、出羽の由利に配流されます。そして京では、お江の快癒のために臨時の御神楽が行われたと阿茶局が知らせをよこします。秀忠はそのお江に、自分は家光に自覚を持たせるため、翌年隠居して後見人となることを伝えます。また隠居所は駿府ではなく、お江のことを考えて、温泉が近い小田原にするつもりでした。お江は夫のこの言葉に涙します。そして越前北ノ庄城城主松平忠直の件ですが、家臣の本多成重が秀忠を訪れ、参勤するように諫言した家臣を手討ちにするため、幕府の移行を借りたい旨を伝えます。半年待っても何ら態度を改めない忠直に、秀忠は、腹を切らせることを決意します。

秀忠が徐々に「鬼」へと変貌して行く様子が感じ取れます。まず宇都宮城の件ですが、釣天井があまりにも有名です。さらに土井利勝が、御成御殿の造営に関わった根来衆が100人、不審な死に方をしたとも言い、疑惑がさらに強まって行きます。しかし正純の陰謀、どうもこれは大久保家による作り話ではないかとされています。かつて大久保忠隣は、上洛中に城を召し上げられていますが、これには本多正信と正純が関わっていたとされています。この大久保家と縁のある奥平家が、今度は本多家を貶めるためにやっていたというわけですが、これも作り話のようです。いずれにしても本多正純があまり人望がなく、秀忠やその側近に取って、目の上のたんこぶ的な存在でもあったことも一因かもしれません。さらにその前にも、最上家を取り潰しています。最上家といえば伊達政宗の母義姫(お東の方)の実家ですが、義姫の兄義光の死後は家中が分裂状態となっていました。なお、この『葵 徳川三代』でお江を演じている岩下志麻さんは、『独眼竜政宗』で、この義姫を演じています。

お江は家光以外の実子を憐れむ気持ちが強いようです。無論家光は、具足姿で母を見舞いに行くように諭されるも、当然その気持ちはありません。そして松平忠直、参勤を渋るのみならず、諫言した家臣を手討ちにする有様では、最早秀忠も切腹を命じざるを得ませんでした。家臣にしてみれば、あの秀忠がと思っていたのでしょう。家康でさえ忠輝は改易にとどめたと言われるも、「わしは秀忠じゃ」と父との違いを主張するようになります。最上といいこの件といい、家光とその家臣となる忠長や御三家への反面教師にする狙いもありました。天海の意見により考えが変わって行ったふしもあります。また天海は、人は与えられた地位にふさわしく成長するということで、水は方円の器に従うという表現を用います。この表現、『軍師官兵衛』で、官兵衛が「如水」と名を改めた時に同じことを言っています。また天海は、家光が女性を近づけないこと、さらに鷹司家の姫との婚礼も延期になっていることから、心中も穏やかではないとも言い、結局はこれが具足はじめの発端となったようです。

飲み物-ショートカクテル
[ 2019/12/29 01:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『いだてん』に思ったこと

先日の続きになりますが、『いだてん』の主人公の出身地の視聴率で検索したものの、はっきりした数字はありませんでした。(PVに関しては触れられていました)普通所謂時代劇というか歴史劇であれば、主人公の地元や出身地ではそこそこ数字が取れるものですが、今回の場合はやはりこれは該当しないようです。箱根駅伝や東京オリンピックのことを考えれば、やはり東京であると考えざるを得ないのですが、数字も含め、どうも東京が「地元」であるとはちょっと考え難いところもあります。あとやはり総合視聴率も、最初のうちこそ20パーセントほどありましたが、2月ごろになるとベスト10には入らなくなっていました。最終回(60分ではなく58分でした)も、それまでよりは上がっていたものの、同じNHKの『みをつくし料理帖スペシャル』の方が高かったですね。

結局ガイドブックはNHKからしか出ておらず、しかも私も前編を買ったのみでした。その中で宮藤官九郎氏が
「100年前だから時代劇だ」
「戦でなくスポーツで見せ場を作っていれば大河になる」
と語っています。しかし私としては、やはり侍を描いたのが本来の大河であると思うので、これはちょっと違うなと感じるわけです。歴史を基にしたフィクションという謳い文句もあったと思います。ただそれは、来年の大河の方にむしろ当てはまるかもしれません。歴史を基というより、落語を基にしたとも言えるには言えますが。そういえば過日、『相棒』シーズン3の「双頭の悪魔」で、志ん生の噺をカセットで聞くシーンがありましたが、あれが本物の志ん生なのだなと思ったことがあります。『相棒』といえば、この中で組対の大木長十郎を演じていた俳優の志水忠義さんが、『いだてん』の玉名方言の考証をしていたという話もありました。残念ながら、収録中に亡くなられましたが。

それからガイドブックですが、『麒麟がくる』は昨年までと同様、複数の出版社から発行されることになります。アマゾンで見る限り、発売日は1月11日土曜日となっています。

飲み物ーホットワイン
[ 2019/12/29 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河直近三作の視聴率と『麒麟がくる』

今年も、大河ドラマの視聴率関連の投稿の時期です。まず直近三作品の視聴率の推移からです。

大河視聴率推移グラフ2019

今年は特に『いだてん』の視聴率が色々と言われてはいましたが、青の『おんな城主 直虎』、オレンジの『西郷どん』に比べると、やはりかなり低めになっています。次にこの3作品の最高、最低及び平均視聴率に関してです。スタートからほどなくして下降線をたどるようになり、第40回頃からほぼ横ばい状態です。大体において大河は、最初の何回かは概して視聴率が高めで、その後やや下降して横ばいになる、つまり視聴率が安定することが多いのですが、『いだてん』の場合、安定するまでかなり右肩下がりが続いている傾向があります。

大河それぞれの視聴率

これで見る限り、『西郷どん』と『いだてん』は最高視聴率は同じです。しかし『いだてん』の場合、第6話から最終回まで一桁が続いたこともあり、オレンジの最低視聴率がかなり落ち込んでいて、これが平均視聴率に影響しています。無論ラグビーワールドカップと重なるという、今年ならではの事情もありました。NHKは日本とアイルランドの試合は中継したものの、スコットランド戦は日テレが中継していました。しかも日本が入るプールAのベスト8入りが、最後までもつれ込んだこともあり、リアルタイム視聴では多くの視聴者がこちらを優先したことになります。まあラグビー好きからすると、このプールの場合、ベスト8入りが簡単に決まる可能性は低いと思われましたし、もしNHKが『いだてん』の視聴率を考えるのであれば、このスコットランド戦の放映権を取っておくべきでした。ベスト8が決まった時点で「これは奇跡ではない」でもよかったのですから。

それから『いだてん』が最低記録を更新するまで、平均視聴率が最低だった『花燃ゆ』と比較してみます。

花燃ゆといだてんの比較

まず最高視聴率はそう変わりません。むしろ『花燃ゆ』は意外と言っては何ですが、最高視聴率は悪くなかったのです。そして最低視聴率ですが、これはやはり『いだてん』が大きく下回っていて、『花燃ゆ』の約3分の1、平均視聴率では3分の2程度です。

私の場合、途中で観るのを止めてしまった『いだてん』ですが、普通の大河で視聴率が低いというよりは、ある意味異質な大河であり、そのため観る人の範囲がかなり狭まったといえます。無論他の大河の一部にも、こういった異質な部分があるにはありましたが、歴史物ということもあり、そこまでは下がらなかったというのが事実でしょう。

また『いだてん』は金栗編が終わる時にバトンタッチが行われましたが、『麒麟がくる』とのバトンタッチは行われていないようです。「大河 バトンタッチ」で検索すると、『麒麟がくる』とのそれではなく、1年前の『西郷どん』と『いだてん』のバトンタッチの記事がヒットしますが、この手のセレモニーはもう終わったと考えるべきなのでしょうか。

それからネット記事などでは、『麒麟がくる』の制作発表時の「戦国のビギニングにして『一大叙事詩』」という表現を使っている物もあります。しかしながら、この「戦国のビギニング」とは一体何ぞや。要は始まりの意味ですから、草創期の戦国時代と言いたいのかもしれません。ならばビギニングなどと言わずに、きちんとそう書けばいいのです。しかもこの時代は戦国の始まりというより、寧ろ第二世代ではないかと思います。この大河では片岡愛之助さん演じる今川義元が出て来ますが、この義元の父親である氏親とか、武田信玄(晴信)の父親である武田信虎の頃が、草創期と言えるのではないでしょうか。

ちなみに公式サイトに、制作統括の落合蒋氏のインタビューがありますが、このような言葉が出て来ます。

「大河ドラマの原点でもある戦国時代を描いてみたい」

戦国は確かに人気がありますが、大河ドラマの原点なのかどうかはちょっとよくわかりません。それから、

「それまでの価値観が崩壊し新しい価値観が芽吹きはじめた戦国の世は、まさに時代の過渡期です。それは、戦後の日本や、昭和から令和にかけての日本と通じるところがあるのではないでしょうか。」

この表現は制作発表時のNHK ONLINEにもありましたが、ちょっとこじつけのような印象があります。言っては何ですが、やはり数字の取れる戦国をやりたい、しかも明智光秀の新事実(室町幕府再興)がわかったから、大河化したいということではないでしょうか。

「戦国ファンの方々にとって見応えのあるものであることはもちろん、戦国がどんな時代か知らない、明智光秀なんて知らないという人たちも楽しんでもらえるドラマになっています」

これはセールストークと解釈するべきかと思いますが、明智光秀を全く知らずして、光秀主人公の大河を観るのはちょっとしんどいでしょう。

何よりも、このインタビューのページの最後に、戦国の世を初めて4Kでフル撮影とありますが、NHK的に一番強調したかったのは、この部分ではないかと思われます。

飲み物-ランプと水とウイスキー
[ 2019/12/28 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

ラグビープロリーグ構想の軌道修正 続き

先日の、清宮氏のプロリーグ構想の軌道修正の続きです。もう一度、これについて詳しく書かれているNEWSポストセブンのリンクを貼っておきます。

ラグビープロ化構想、「待った」かかった背景にW杯での成功

このブログにもしばしば登場する村上晃一氏は、2ページ目でこのように指摘しています。

「日本代表のパレードで5万人の観衆が集まるなど、開幕前には誰も想像していませんでした。ラグビー人気が爆発したことで、わざわざプロ化しなくても今のトップリーグを活かせばいいんじゃないか、という考え方が、協会やトップリーグに参加する企業の中でも出てきた。そこで、どのような形でプロ化するかがまとまらなくなってしまい、詳細の発表もできなくなってしまったのです」

まず、まとまらなくなったという点については後述します。そして「わざわざプロ化しなくても今のトップリーグを活かせばいいんじゃないか、という考え方が、協会やトップリーグに参加する企業の中でも出てきた」というこの箇所の、協会やトップリーグの一部の考えには疑問です。具体的にどのような企業なのかは無論わかりませんが、今回のワールドカップのベスト8は、トップリーグのみで培われたものではないと思います。無論得た物が全くないわけではありませんが、それに加えてスーパーラグビーでの経験、ジェイミー・ジョセフHCのハードワーク(これは代表選手が口を揃えて言っていました)、さらに自国開催の利があってこそのものだと思います。無論企業には企業の事情があるのも事実でしょう。しかし、トップリーグのおかげで好成績を納められたというのは短絡的といえます。仮にリーグ上位チームが、スーパーラグビーのせめて中位チームと互角に張り合えるレベルであれば、また話は別ですが。

そして川淵三郎氏のコメントです。

「ラグビー協会が一致して彼に協力するかと言ったら、なかなか抵抗勢力が多いらしく、『時期尚早だ』という理事もいる。ただ、それは私がJリーグを発足したときにも言われたこと。いま彼に必要なのは、トップリーグの各企業を訪ね歩いて、プロ化する気はあるか、どこをホームスタジアムにしたいかなど“企業の本音”を聞くこと。『俺の意見が正しい』といった上から目線ではなく、企業が何を望んでいるかを懇切丁寧にヒアリングすることが大事です。
彼がすごくよいアイデアを持っていることは間違いないし、W杯が盛り上がって勢いがあるうちにプロ化が成功してほしい」

この中の某理事の「時期尚早」という言葉ですが、それではいつになればその時が来るのかと訊きたいところです。思い立ったが吉日という言葉がありますが、早めにことを進めるに越したことはありません。ただしこのコメントにあるように、プロリーグ発表をする前に各企業の意見を聞き、まず根回しをして、ある程度のめどがついてからの発表でよかったかと思います。2020年のトップリーグが終わってからでもよかったかもしれません。清宮氏の先を急ぎたがる姿勢と、それが寝耳に水状態だったトップリーグ参加企業の思惑が、うまくかみ合わなかったというのが、今回まとまりにくくなっている理由の1つとして挙げられるかと思われます。

清宮副会長とプロリーグでも書いていたことですが、

  1. 細部をまだ詰めていないせいか、具体的なことがよくわからないので、今年中にはある程度決めてほしい
  2. TVの放映権による資金に望みを託しているが、川淵氏は観客の入場料収入も大事にするべきと言っている
  3. 清宮氏は年間売り上げ500億円を目指しているが、そこまで言うのであれば、もっと明確な収益プランを示してほしい

今後こういった点をもっと具体化する必要が出て来そうです。特に1の細部を詰めていないというのが、トップリーグ側が戸惑う大きな原因となっているように見えます。しかし清宮氏も、ある程度は各チームの意見を聞いているのかと思ったのですが…この辺りどういう状況だったのかは不明です。一部メディアでは、反対のチームもあると報道されていましたが、これがはなから反対なのか、条件によってはプロに賛成なのかもよくわかっていません。

ただチームによって温度差があるのは事実のようで、プロリーグ構想発表後、まずパナソニックが賛同の意を表明したとも上記の記事にあります。実際私も、賛同するならまずこのチームだろうと思ってはいました。また他の強豪チームとして、サントリーや神戸製鋼の名前もありますが、いずれもこのように述べています。
「現状のトップリーグから変化しなければならないという点においては賛成ですが、まだ明確に回答できるような状況に来ておりませんし、新リーグがどのような形になるか決まっていない以上、回答ができません」(サントリー)
「プロ化は現状打破のための一つの考え方と受け止めているが発展のためにベストな手段が何なのかなど本当にしっかりとした議論をしていく必要があると考えている」(神戸製鋼)
この先どのようなリーグになるのか、現時点ではまだ不明ですが、現時点では詳細がわからない分、まだ慎重な姿勢を取らざるを得ないといった様子が窺えます。

さらに清宮氏は欧州市場と肩を並べるとか、ワールドカップ開催12都市を拠点にすると語っています(『Rugbyぴあ』がんばれジャパンラグビー!特集号)が、欧州市場と肩を並べるには、それ相当のセールスポイントがなければなりません。さらにワールドカップ開催都市に関していえば、東京から釜石まで様々な規模の都市があり、それぞれに求められるインフラの規模は異なります。開催都市をすべて拠点とするよりは、秋田のようなラグビーどころもありますし、開催地が存在しないけれどラグビーを普及させたい地域として中国・四国地方、さらには北陸地方なども検討されてしかるべきでしょう。

しかし前回の投稿の、大八木氏のコメントにもありますが、ラグビーというのは企業がかなり関与しており、社会人として頑張りたいという人も少なからずいるようです。ただそれと、プロリーグというのは必ずしも相反するものなのかどうか。プロ契約でプレイした後に、新たに次の目標を設定するという方法も無論ありますし、実際に日本人でそれをやってのけた人もいるのですが。言っては何ですが、やはり企業におんぶにだっこの姿勢ではおのずと限度があるのではないでしょうか。景気が悪くなって、ラグビー部を廃止した企業も過去にいくつもあるのですから。

それからサンウルブズは、来年を以て一旦スーパーラグビーから去ることが決まっています。つまり、代表強化の手段が1つ減ることになります。新リーグはその代替策となれるのか、それで次のワールドカップはベスト8を目指せるのか、その点も考慮に入れておくべきでしょう。無論今後サンウルブズの位置づけをどうするかも考えておく必要がありますが。
(2019年12月26日一部加筆修正)

飲み物-レッドビール
[ 2019/12/26 01:00 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

もろびとこぞりて/Joy to the World

メリー・クリスマス/Merry Christmas.




[ 2019/12/24 22:00 ] その他/others | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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