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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  2019年10月

The Rugby World Cup 2019 - 7

In the semi-final last Saturday, England attacked New Zealand (All Blacks) aggressively. Though the All Blacks made a counter-attack but didn't go well and unexpectedly they were scoreless in the first half. In the second half, they scored one and only try in the match. And England's pressure was so hard for the All Blacks to deal with. English players scored some tries and penalty goals and advanced to the finals. However, England's standing in v-shape line while the All Blacks' HAKA before the match was criticised and fined.

RWCイングランドVSオールブラックス
England v. All Blacks on the 26th  Ocotober

Another semi-final was played on the following day. The toughness of South Africa (Springboks) gave the Welsh team pain and some of the players in red jersey were forced to leave the match because of their injury. The match was so-called a seesaw game but at last  the Springboks were 3 points ahead and left Wales behind. In this match, Eddied Jones who coaches England was in the stands to scout both teams one of which are going to play against his side next Saturday.

RWCウェールズVS南アフリカ
And South Africa v. Wales on the 27th October

It is said that Prince Henry, Duke of Sussex and Cyril Ramaohosa, president of South Africa will watch the finals.

The images are from the official website of the Rugby World Cup.

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[ 2019/10/31 23:15 ] Others | TB(-) | CM(0)

ハロウィンとジャック・オー・ランタンの由来

今年もカボチャの季節です-といっても冬至ではなくてハロウィンです。そもそも日本では馴染みの薄かったこの祭りですが、主にコスプレイベントとして広まるようになりました。そのためハロウィン即ちコスプレと思っている人も、あるいはいるかもしれませんが、これはアメリカ的商業主義の影響と思われ、その点クリスマスと似ています。ただしハロウィンはキリスト教の祭りではありませんし、寧ろ教会によっては異教の祭りとして嫌う所もあります。またコスプレイベントの度が過ぎて狂喜乱舞となり、一部自治体で問題化してもいます。

そもそもこのハロウィンは古代ケルト文化のドルイドの祭りで、コスプレというか仮装も、この時期になると出現する悪魔や妖怪から身を守るためのものでした。子供たちが仮装してお菓子を貰う「トリック・オア・トリート」もこれに由来するようです。一方でこのハロウィンは収穫祭も兼ねていました。またカボチャ提灯、つまりジャック・オー・ランタンは、死後の世界へ行けない男の魂が、カブ(元々はカボチャでなくてカブ)を提灯にこの世を彷徨っているという説、あるいはカブに憑依している説などがあります。またハロウィンは冬に入る時期に祖霊を迎える祭りの意味もあり、その点ではユール(北欧でいうクリスマス)にも似ています。

このハロウィンの翌日は諸聖人の日(万聖節)ですが、この日はカトリックや聖公会では祝われるものの、一般的なプロテスタントで祝うことはありません。そのためプロテスタント諸派の信者が多い国では、諸聖人の日よりハロウィンの方が盛んになったともいわれています。偶然というか、この日は宗教改革記念日です。マルティン・ルターが九十五箇条の提題を、ヴィッテンベルグ城教会の前に掲示した日ですが、ただこれとハロウィンのつながりはちょっと考えにくいです。

ハロウィン
[ 2019/10/31 00:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

相棒とホームズ

まず先日の「シャーロックそして相棒4」の補足です。『シャーロック』に出て来たジムのマネージャーだったか、「鏑木」さんという人物がいましたね。もちろん、「かぶらぎ」と読みます。

『相棒』を和製シャーロック・ホームズと呼ぶ人もいます。無論このドラマは、所謂シャーロック・ホームズ的な主人公のドラマとは大きく異なっています。どちらかといえば、ホームズの世界を日本社会の組織、特に警察組織に落とし込んで再構築した物と呼ぶべきでしょう。杉下右京は風変わりな人物ではあるのですが、元々のホームズに見られるエキセントリックさは影を潜めており、その点が日本人に受けるのだろうと思います。ところでいささか強引ではありますが、『相棒』の人物をホームズのキャラに当てはめてみると

杉下右京-シャーロック・ホームズ
亀山薫、神戸尊、甲斐亨、冠城亘-ジョン・H・ワトソン
捜査一課その他他部署の刑事及び鑑識官-レストレード他スコットランド・ヤードの刑事
副総監、刑事部長及び監察官-ジェームズ・モリアーティ
宮部たまき、月本幸子-ハドソン夫人
片山雛子-アイリーン・アドラー

このようになるでしょうか。無論組織を描いたドラマであるため、1つのキャラに複数の人間が該当するのも珍しくありません。甲斐峯秋とか、暇課長こと角田課長がどのような位置づけになるかはいささか不明ですし、青木年男はワトソン的部分とモリアーティ的部分があるように思えます。さらにアイリーン的な人物も、片山雛子以外に何名かいるでしょう。

杉下の相棒が「ワトソン」と呼ばれたのは、シーズン12の「右京さんの友達」が最初かと思います。しかし、やはり今シーズンは『花の里』は登場しませんね。シーズン10のように、途中から新女将登場でしょうか。

飲み物-ローズヒップティー
[ 2019/10/31 00:15 ] ドラマ | TB(-) | CM(0)

シャーロックそして相棒4

まず28日放送された『シャーロック』、ボクシングの試合観戦に出かけた誉獅子雄と若宮純一ですが、肝心のタイトル防衛戦に臨むボクサー、梶山が姿を現しません。所属ジムの会長は急病と言い訳しますが、それは嘘でした。しかもその直前、男性が男坂で殺されており、その殺人を探って行くうちに、梶山の控室にあった"James Phillimore"の傘から意外な過去が浮かび上がって来ます。それは梶山の実質的な妻であった女性・優子の持っていた傘と全く同じ物でした。

ボクサーの急な失踪、さらにその妻が亡くなったことなどを辿って行く限り、『スリークォーター失踪』が思い当たります。もちろん傘の話は、『ソア橋』のジェームズ・フィリモア氏の傘が基になっています。ただ一民間人である若宮が、梶山が通っていた高校を訪れて個人情報を聞き出すというのは可能なのでしょうか。それと今回は、この傘と失踪を前面に出すために、ドラマ全体がそれに引っ張られた印象が無きにしも非ずです。書かれざる物語が基になっているため、如何に他の作品をベースにするかというのはわかるのですが、ちょっと「原作探し」ドラマになっている感があります。

一方で『相棒』のシーズン11に「ゴールデンボーイ」というのがあります。こちらは無名のボクサー荒木が、世界的に有名な相手を打ち負かしたことで一躍脚光を浴びる話ですが、実は彼は金銭トラブルに巻き込まれ、自ら命を絶つ破目になります。ちなみに『シャーロック』では、梶山は犯人ではありませんでしたが、『相棒』の方では荒木が、自分をゆすろうとした宮坂を撲殺してしまいます。筋立てはかなり違いますが、この両者にもやはりいくつかの共通点が見られます。

  1. 被害者が高い所から落とされている
  2. ボクサーの関係者が事件に絡んでいる
  3. 真実を知るためまたは捜査のために、登場人物がジムに入門する
  4. チケットが渡されるシーンがある
  5. 熱いコーヒーをこぼすシーンがある

まず1ですが、『相棒』ではマンションから飛び降り自殺という設定になっています。実はこの時、犯人が逃げた時に部屋に風が入り込み、カーテンが揺れるのを甲斐が目撃しています。さらに2、『シャーロック』ではジムの会長が犯人でした。そして『相棒』でも、荒井のトレーナー石堂が、スポーツ賭博に関係していた柳田を殺しています。そして3、『シャーロック』では梶山の息子、『相棒』では甲斐亨がジムに入門する設定です。また4ですが、『シャーロック』では梶山の息子が、最後に見に来てくれとチケットを渡すのですが、『相棒』は荒木が甲斐にチケットを渡すものの、その時本人は既に死を覚悟しており、その意味で切ないものがあります。あと5の熱い物をこぼすシーン、これは『シャーロック』では毎回のように出て来ますが、『相棒』では石堂が、当初右手の包帯を見とがめられるものの、熱いコーヒーをこぼしたと言い、実際に火傷の跡を見せます。

一方先週の『相棒』は、シーズンに1回はある子供、または10代の少年少女がメインの展開となっています。恋人を失った男と、妹を母親に殺されている少女が、ひょんなことから行動を共にするわけですが、そもそもの発端が、益子鑑識官の猫が失踪したということになっています。益子さん、猫を飼っていたのですね。この益子+青木年男体制になって既に4シーズン目、早いものです。

尚次回はそれぞれパワハラと「過重労働撲滅特別対策班」がメインとなっています。『相棒』はまた週刊フォトスの風間楓子が登場です。前シリーズの最終回にも出て来ていましたが、今シーズンはこの人物が色々と絡みそうです。

ところで『シャーロック』では江藤刑事が、何かと若宮の部屋に来てはコーヒーをくれと言い、若宮からここはカフェじゃないと言われていますが、あれもちょっと「暇課長」を思い起こさせます。考えて見れば、特命係のコーヒーメーカーは、元々亀山薫がコーヒーを淹れるための物でしたが、その後の杉下右京の相棒たちが誰もコーヒーメーカーを利用しなくなり、最早暇課長こと角田課長のための物となっていますね。

飲み物-バーのラテフロート
[ 2019/10/29 23:15 ] ドラマ | TB(-) | CM(0)

2019ラグビーワールドカップ関連あれこれ-2

先日の放送で色々気づいたことをざっと書いておきます。

まず、南アとウェールズの試合をがっぷり四つと書いていますが、日曜夜の日テレのスポーツ番組で、代表の田中史朗選手が同じことを言っていました。正に東横綱と西大関の四つ相撲のイメージです。しかしこれと全く同じ時間帯、しかも別の局のスポーツ番組に堀江選手が出演していて、これはどちらを観ようかとかなり迷いました。最初の方はザッピングというか交互に観て、ある程度時間が経ってから日テレに変え、結局ラグビー関連はすべて観ました。

その日テレのみならず多くの解説で、「タッチジャッジ」という言葉が登場しています。これは線審のことで、サッカーのラインズマンに相当しますが、以前この名称もアシスタントレフェリーになったとかいう話を聞いたことがありました。その頃投稿した中には、タッチジャッジをアシスタントレフェリーと書いたものがあると思うので、ここでお断りしておきます。個人的には、このタッチジャッジという名称は気に入っています。ラグビーの場合は、ゴールキックの成否を判定する役割もあります。

それからイングランドにワトソンという選手がいますが、ウェールズにはモリアーティという選手がいます。ホームズがいないじゃないかと言われそうですが、所謂シャーロック・ホームズのシリーズは、ワトソンなしには存在しえないものでした。(ワトソンがストーリーテラーに設定されているので)なおスコットランドのフランカーで、ハミッシュ(ヘイミッシュ)・ワトソンという選手もいます。ジョン・ヘイミッシュ・ワトソンからジョンをどけるとこの名前です。

NHKBS1では、28日にこの試合を再放送していました。この試合に限らずですが、NHKでの放送はNHKの実況(『奇跡ではない』の豊原氏)と解説がついています。無論事情はお察ししますが、放送局によって一々変えるべきなのかどうか。

それとこれはツイッターの情報ですが、ニュージーランド・ヘラルド日曜版のトップページが真っ黒でお通夜状態でした。今まであまりラグビーに関心がないとか観戦経験がない、特にこの大会でラグビーを知った人は、オールブラックスが負けるというのはどのようなものなのか、ある程度察しがついたかもしれません。これはかの国に取ってはかなり由々しきことです、しかもV3を目前にしていたのですから。あと試合後のアフター・マッチ・ファンクションについて書いている人もいましたが、正に、これこそラグビーとビールが切り離せない所以でもあります。

飲み物-ラテアート
[ 2019/10/29 01:00 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

2019ラグビーワールドカップ準決勝2試合と地上波の中継に関して

準決勝2試合です。

イングランド-ニュージーランド(19ー7、横浜国際総合競技場)
果敢に攻撃を仕掛けたのはイングランドの方でした。対するニュージーランドは、防戦一方でやりたいことをさせて貰えず、そのせいもあって前半は無得点と、いささかあるまじき展開になります。そして後半もイングランドが攻めの姿勢。ニュージーランドは相手のラインアウトの隙をついてトライを奪い、コンバージョンも決めて7点としますが、これが唯一の得点となりました。イングランドはディフェンスのよさと相手ミスを誘う姿勢で、さらにペナルティゴールでも点差を広げ、終わってみれば19ー7、ニュージーランドのV3の夢はついえました。

尚この試合のスタッツを見る限り、選手のランやアタックは、実はニュージーランドの方が上回っていました。しかしそれが得点に結びついていない。逆にイングランドはターンオーバーでニュージーランドを遥かに上回っており、しかもモールやラックの成功率も高い、結局こういう部分が勝利に結びついたと思われます。ニュージーランドのキアラン・リード主将、34歳の誕生日を白星で飾れず残念でした。

ところでNHKの実況で、前半序盤でニュージーランドにアドバンテージには触れていたものの、その前のイングランドのノックオンには何も言及していませんでした。こういう点にはもう少し注意してほしいですね。また同じ試合で、スタンドにかつてのニュージーランド代表だったタナ・ウマガ(ウマンガ)氏が来ていました。しかしNHKは、これにも言及しておらず何とも残念です。(JSPORTSでは解説がこのことに触れていました)

南アフリカ-ウェールズ(19ー16、横浜国際総合競技場)
続いて南アとウェールズ、がっぷり四つの展開とでも呼びたくなる試合。双方ディフェンスが強固で、特に前半はなかなかトライを取れる雰囲気ではなく、ペナルティゴールで得点を重ねて行きます。後半まず南アのハンドレ・ポラードのトライで均衡が破れますが、ウェールズも相手ゴール前のスクラムで押しまくり、ファフ・デクラークが密集に巻き込まれてタックルに行けなかったことから、ジョシュ・アダムズがトライを返します。

しかし双方とも得点パターンが同じ、スコアも同じということで、これはひょっとして延長戦ありかとも思いました。しかし後半終盤、ウェールズのペナルティでポラードがゴールキックを決め、これで3点リード。ウェールズは終盤になって、自陣ゴール前でミスを繰り返し、結局南アがボールを蹴り出して勝利。しかしイングランドといい南アといい、スコアが同じ19点だったというのは偶然でしょうか。

4大会ぶりの準決勝で、ウェールズがよく健闘した試合ではありました。しかし総合力では、やはり南アの方が上ではあったでしょうし、ピンチになっても、自分たちに有利な態勢に立て直せるだけの力はあったかなと思います。ターンオーバーはウェールズの方が多かったのですが、タックル数は南アがウェールズの2倍近くあり、このチームらしさが感じられました。尚イングランドのジョーンズHCは、今回は決勝の相手チームの偵察のため来場していました。

ところでこれも地上波に関してですが、NHKも日テレも最優秀選手の紹介はありません。要はJSPORTSでしかやっていないわけです。時間枠の問題、あるいはマスターカード提供なので、公共放送としてはそれを嫌うなど理由はいくつかあるでしょう。しかし地上波のみで試合を観ている人の場合、最優秀選手は公式サイトまたはSNSで見るしかないわけです。本当は、こういうのも放送したうえでのワールドカップ中継ではあるのですが。

それと地上波は国際試合の中継数が少ないせいもあり、有名選手を紹介する時はやはり通り一遍なところがあります。選手の実績を詳しく紹介するには、局側の放送実績もまた必要であると思われます。これは先日の「スポーツとメディアの関係-2」で書いていますが、今後ラグビーが数字が取れるという理由で、地上波のラグビー中継が増える可能性が無きにしもあらずで、それは期待したいところです。ただし、あまり中途半端な新規参入はしてほしくはありません。

さて3位決定戦は1日の18時から、NHKBS1とJSPORTSで放送予定です。第1試合のニュージーランドと第2試合のウェールズを見ていると、これはあるいはウェールズ3位かとも思います。もちろん、ニュージーランドが戦法を変えて来る可能性も大いにありますが。

それと、指先で楕円球をくるくる回すのが特技の南アのデクラーク選手、スクラムハーフなれどタックルが強く攻めにも転じるプレイスタイル、小柄で長髪である点などは、ワールドラグビー副会長のピショート氏の現役時代を思わせます。

[ 2019/10/28 00:03 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

2019ラグビーワールドカップ関連あれこれ

さて準決勝第1試合、イングランドとニュージーランドの試合は、これもご存知の方が多いでしょうが、イングランドが勝って決勝進出を決めました。この試合については明日書く予定ですが、ニュージーランドは本調子でなく、反則が多かったことのも響きました。ちなみにハカ(カパオパンゴ)の時にイングランドがV字型に並んだこと、あれを鶴翼の陣とツイートしている方がいましたが、確かにそう取れなくもありません。

尚明日の南アとウェールズの試合、南アが自分たちの力を出し切れば決勝進出と思われますが、ウェールズも何を仕掛けてくるかわかりません。かなりディフェンスが強固な試合になると思われます。もし南アが勝った場合、決勝での南アとイングランドの試合は12年ぶりです。今まで南アは12年に1度(1995、2007)の割合で優勝しています。それで行くと今年は優勝する大会であるといえるのですが、さて。

それから今大会の珍聞奇聞の1つとして、これがあります。

日本のコンビニに海外記者が虜 SNSで最強サンドイッチ論争「優勝国を選ぶより難しい」
(The Answer)

そもそもはヤマザキのランチパックの投稿が発端だったと思いますが、ついに3大コンビニのオリジナル商品が紹介されるまでになっているようです。

先日第1回ワールドカップ後の代表監督について、かなりざっと書いています。実際ワールドカップで勝ったか負けたかしか書いていないと思いますが、かつての監督、特に平尾氏までの歴代監督とその強化スタイルについて、そしてそれが代表にどのような影響を与えたかについては、前にもラグビー代表と平尾氏関連記事や、ラグビーメディアに思うこと関連記事で書いています。ただ最近の、外国人ヘッドコーチに関してはあまり書いていないので、何かで書けたらとも思います。

それから準決勝第1試合はNHK総合で観ましたが、録画はJSPORTSにしています。NHKのは流石にお行儀はいいのですが、反面物足りないというか通り一遍な部分もあります。それとハーフタイムのトークショー的なコーナー、何もこの時だけ五郎丸選手を出さなくても、解説席にゲストとして呼んで話をさせればいいかと思いますし、このために映ってしかるべき部分が映らないということもあるのです。無論NHKですから、代表選手が出て来るリポビタンDをはじめ、関連企業のCMも観ることはありません。こういう部分がNHKで試合を観るうえでのネックといえるでしょう。

[ 2019/10/27 01:00 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

葵徳川三代徒然-29

大坂冬の陣を懸念した朝廷は、慶長19(1614)年、和議を行うように家康の許に勅使を差し向けます。しかし家康はこれは武家と武家の争いと知らぬ顔です。勅使がこれは勅命であると言うことで、やっとことが和議の方向に動き出し、家康は加藤家から献上された八代みかんを勅使に持たせます。そして常高院と阿茶局が京極高次の陣所で会見し、所領は安堵のこと、淀殿の江戸下向は不要のこと、しかし大坂城の二の丸三の丸は取り壊すことといった和議の条件を聞かされます。大坂方は当然取り壊しには反対で、千姫を盾に一戦交えようといった意見まで出ますが、結局誓紙の取り交わしが行われ、豊臣方は条件を呑むことになります。もちろん家康だけでなく、秀忠も誓紙を取り交わしていました。秀忠は関ヶ原遅参の原因である上田合戦で、対峙した真田幸村を今度こそは討ち取ろうと思っており、また幸村も同じ考えであることを知ります。さらに大坂に向かった阿茶局の前に、千姫が姿を現します。

しかし早急な二の丸、三の丸の打ち壊しに豊臣方が難色を示します。さらにこの件で牢人たちが怒り出し、彼らをすべて放逐する策が打ち出されますが、逆に幸村は、今度は牢人だけで戦おうと提案します。その後秀忠も上方を去り、江戸へ戻ってお江を喜ばせます。秀忠は常高院の働きを評価し、浅井三姉妹は強者ぞろいじゃと言って、兄弟姉妹の結束を説きます。しかしここでも竹千代は頼りなげです。しかし大坂城の蓄えも苦しくなり、3月になって常高院たちは、駿府城にいわば金の無心に出かけます。ところが家康は、京都所司代が大坂に不穏な動きがあると知らせたとのことで、彼女たちを人質に取り、さらに秀頼に国替えを命じます。これに応じようとする秀頼ですが、淀殿は許そうとせず、潔く討死するべきと声を荒げます。そして片桐且元は、大和龍田に所領を与えられ、大坂城は既に牢人たちが横行している有様と家康に伝えます。それはあたかも、飼い犬に手を噛まれたが如き状態でした。

家康は且元に、秀頼が側室に産ませた子について問いただしますが、かつて傅役を務めた且元に取って、こればかりは家康に知らせるわけには行きませんでした、家康は意に介しませんでしたが、ついに息子で名古屋城主の義利の婚礼に向かわんとする際、秀頼の大和郡山への国替えの拒否の知らせを受けます。これにより、福島正則を除く諸国の大名を大坂攻めに向かわせ、秀忠の妻お江は、自分も大坂に行くと言い出す始末です。暴走する牢人に手を焼く治長は、意見の違いから弟治房に切りつけられる破目になります。4月24日、淀殿に家康の意向を伝える目的で常高院が大坂に戻りますが、淀殿の肚は既に決まっていました。一方家康と秀忠は、大坂方が野戦に打って出ることを知ります。そして浅野幸長と大野治長が衝突、5月5日には道明寺の戦いが起こり、方々で牢人たちと大名たちの争いが繰り広げらえれる中、秀頼も出陣することになります。しかしその秀頼にもたらされたものは、牢人たちの苦戦と戦死の知らせでした。

まず「役目大儀」、あるいはそれに類する表現が3回登場します。
勅使に家康がかけたもの
家康が常高院と阿茶局にかけたもの
家康が片桐且元にかけたもの
淀殿が常高院にかけたもの
この「役目」の多くは、片桐且元以外、大坂の陣に何らかの形で絡んでいます。無論且元にかけたものの、結果的にはうまく行かなかったものの、大坂城の内部を探るために、何らかの形で聞き出そうとする家康の意図が読み取れます。しかし秀頼は国替えにも応じようと言い出す物の、淀殿は城を枕に討ち死にせよと言い放ちます。その後、秀頼を逃がそうとしても牢人共に襲われるからと妹の常高院に話しますが、秀頼が家康の言いなりになることで、最終的には幕府から追いつめられるであろうと考え、その様を恐らく黙って見ていられなかったとも取れます。

ところで後藤又兵衛が功を焦るなと言われる辺りに、既に道明寺の合戦の敗北が示唆されています。『真田丸』で初めて大坂の陣のシーンを見た人がこの大河を観ると、かなり描かれ方が違うと感じるでしょうが、この作品ではこういう描かれ方になっています。当たり前ですが、それぞれのキャラもかなり違っています。そしてあちらの宇喜多秀家の中の人が、こちらでは兄に斬りつけた大野治房を演じています。また牢人たちが家康を倒すという「義」の旗印のもとに集う姿が、こちらではもっと泥臭い感じで描かれてもいます。しかし牢人たちを養う金銀は既に大坂城になく、なのに城内は牢人で溢れかえっていたため、行き場を失った彼らの暴走、ひいては夏の陣も時間の問題であったといえます。それから京都所司代による、京都市中の牢人のつけ火の件、これは幕末に江戸市中でわざと狼藉を働いた、薩摩御用盗を連想させますね。それにしても大坂の南部に於ける野戦というのは、南北朝の頃の戦いを彷彿とさせます。その当時は無論、楠木正成と幕府方である六波羅探題との戦いでした。

飲み物-赤いカクテル
[ 2019/10/27 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

南半球強豪勢との試合及び歴代の代表監督(HC)たち

まず先日書いていたSANZAARとの会談について。日本の南半球最強決定戦、ザ・ラグビーチャンピオンシップへの参戦プランが具体化しています。

日本、南半球最強決定戦の参戦具体化 英誌にWR幹部が明言「2021年が目標」
(The Answer)

記事中の、ワールドラグビーのピチョット(ピショート)副会長の発言によると、今後6か月以内に戦略的ね計画を打ち立て、来年には許可が下り、再来年に実現の運びとなる予定です。一方でスーパーラグビーに於ける日本の今後について、現時点で詳しい情報はありません。

それから先日、代表チームのHCまたは監督について触れています。ワールドカップが始まったのは1987年でしたが、その時は同志社大の監督を務めた岡仁詩氏がチームを率いていました。しかし直前になって宮地克実氏に代わります。こういう直前の監督交代劇のせいか、あるいは経験不足のためか、日本の第1回ワールドカップの成績は3敗で(当時は4チーム×4プール制)、しかもイングランドには大量得点を許しました。その後紆余曲折を経て、1989年に宿沢広朗氏が就任します。宿沢氏は情報収集と緻密な試合分析とで、第2回ワールドカップでアイルランドに善戦し、ジンバブエから勝利を挙げます。

その後新日鉄釜石(当時)で現役時代を送った小藪修氏が就任しますが、この人は情報収集などにあまり力を入れず、フィジカル面を重視しました。この方法はワールドカップでは全く歯が立たず、特にニュージーランド戦の145失点はファンを失望させました。小藪氏の後はサントリーの山本巌氏が2年務め、そして平尾氏となります。この頃から代表に外国出身選手が多くなり、「チェリーブラックス」(チェリーブラックスとオールブラックスをくっつけたもの、ニュージーランド出身が多かったため)と揶揄されるようになります。しかしこのチームもワールドカップではうまく機能しませんでした。

平尾氏が2000年のアイルランド戦後辞任し、向井昭吾氏が監督となります。この時代表選手の協会出向が実現し、選手を一定期間拘束できるようになりますが、まだ完全に軌道に乗っておらず、かなり負け試合が多い時期でした。しかし2003年のワールドカップでは全敗ながら一定の評価を得ています。ブレイブ・ブロッサムズという名称になったのはこの時です。その後萩本光威氏が監督となりましたが、若手中心のメンバーのため成績は振るわず、その後初めての外国人監督となったエリサルドHC(この時からヘッドコーチの役職名が定着)は、後に自国クラブ役員との兼任が発覚して辞任、後釜には日本でもプレイした経験のある、元オールブラックスのジョン・カーワン氏が選ばれました。

カーワン氏のやり方は一定の効果はあり、チームもいい状態ではあったものの、強い相手になかなか結果を出せませんでした。尚この時、田中史朗、リーチ マイケルといった選手が代表デビューしています。結局2011年のワールドカップ後カーワン氏は辞任、そしてエディー・ジョーンズ氏、ジェイミー・ジョセフ氏と続きます。ジョーンズHCは順目(展開と同じ方向)にボールを保持することを重視したのに対し、ジョセフ氏はそれにキックを採り入れる方法を重視し、これは今も継続されています。またジョーンズHCになって、久々にワールドカップで勝利する、しかも南アに勝つという偉業をやってのけました。

このジョーンズ氏の対南ア勝利と、今回の日本の予選リーグ突破は、強豪を倒したという点では共通していますが、実は似て非なるものです。前提となる戦い方が違うためです。また、この前は南アに勝ったのに、なぜ今回は負けたのかと思う人もいるかもしれません。しかし前回は予選リーグでの試合であり、今回は決勝トーナメントの試合である以上、それぞれの力の入れ方は異なって来るというのが理由として挙げられます。

飲み物-パブのビール3杯
[ 2019/10/26 00:45 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

2019ラグビーワールドカップ、ジョセフHCの続投要請他

先日書いていた日本代表のジョセフHCの再契約ですが、日本協会が正式にオファーを出したとのことです。

ジョセフHCに続投要請へ 日本ラグビー協会
(産経ニュース)

それからこれは前にも書いていますが、25日はスーパーラグビーの合弁事業である、SANZAARと日本側との会談が行われる予定です。

ジョセフHCの契約に関しては、2年契約という話もあったようです。しかし2年では如何にも中途半端です。恐らく2年様子を見て、さらに2年ということだったのかもしれませんが、今の時代それでいいのかという疑問が湧きます。
たとえば第2回ワールドカップで、ジンバブエに勝った宿沢氏率いる代表は、2年契約になっていました。というよりも、この当時は今のような正式な契約ではなく、協会から依頼されて監督をやっているという方が正しかったのです。その後も2年だけチームを任された監督もいましたが、如何せん4年を1つのサイクルとしている以上、それでは中途半端な印象を与えるし、またコーチングが十分でないまま後任者に引き継がれるのもマイナスでしょう。

その後平尾氏を監督に迎えた時に、当時の白井専務理事は
「情熱の続く限り」
と、特に期限を設けなかったのですが、代表監督などそう何十年もできるものではありません。しかもこの平尾氏のチームも、ワールドカップで結果を出せなかったこと、翌年のアイルランド戦で若手を大量投入し、その結果完敗して、事実上の引責辞任となったことから4年弱で終わりました。この時、なぜここまで若手を入れたのかはかなり疑問に思えました。チームのリセットとも取れますが、前年のワールドカップに出たベテランが抜けていたのはやはり誤算でした。

ところで以前、永田洋光氏について書いたことがあります。以前は「ラグビー狂会本」のメンバーでもあった人物で、最近はジョセフ氏への批判が多くなっています。その一方で、今の代表のいい点については全くとは行かずとも、あまり書いていません。元々好きな監督やHCは評価する一方で、好きでない人は批判する傾向があり、ライターとしてそれではどうかと思います。最近はヤフーの個人ニュースに加え、某タブロイド紙の記事も書いているようです。

[ 2019/10/25 00:45 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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