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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  2019年09月

今振り返って思うこと-2

9月21日付の投稿に書いた、「平尾氏絡みで色々書いていたマスコミ」について。

これは「ラグビーメディアに思うこと-4 ライターの節度」や「ラグビー代表と平尾氏番外-1999ワールドカップとメディア その2」にも書いていますが、当時はワールドカップの場合、事前は持ち上げてリーグ敗退すれば批判する、大雑把に言ってその繰り返しでした。無論ライターによっても方向性は異なっていて、中には比較的きちんとした記事を書く人もいました。この「きちんとした」というのは、批判するべき部分は批判するが、闇雲に批判しないといった意味です。尚「ラグビー代表と平尾氏番外-1999ワールドカップとメディア その2」で、私情を挟んでやしないかと思われる記事があったとも書いています。

これがその人個人のブログやSNSであればまだしも、報酬と引き換えに書いている記事にそういう記述があったということは、書かせている方にも疑問を抱かざるを得ませんでした。ちなみに『ナンバー』の記事でしたが、同じ号でもう少し中立的な文章があったことも書いておきます。これはその当時に限らず、今でもNumberWebなどで似たようなことがあります。1つのテーマで見方の違う記事を載せるのはそう珍しくもないと思いますが、しかしその当時の一部の記事に関しては、どう見ても単なる「アンチ平尾」になってやしないか、そういった印象もかなり受けました。

それとは別に、以前日本ラグビー狂会についても書いたことがあります。この会の出版物の中で、平尾氏が監督時代に、ミーティングを行っているレストランや料理店に関する文章もありました。その中で取り上げられていたのはとある比較的高価な店で、頻繁に通っていたとのことでしたが、ならばその地域で他にどのくらい飲食店、しかも個室付きでミーティングにふさわしい店がどのくらいあったのか、それも論じられてしかるべきだったでしょう。確かにその当時、代表の成績は芳しいものではありませんでしたが、だからミーティングに高級店を利用するなということであれば、ちょっと違うのではないかと思われます。また平尾氏自身、自分を批判するマスコミに対して、どのような対策を考えていたのかなと思います。今では無論、知る手だてもありませんが。

その当時から、代表強化環境もかなり変化し、代表そのものの顔触れもフィットネスもかなり変わりました。しかしラグビーマスコミというか、ラグビー記事の質は果たしてどの位変化したのでしょうか。

飲み物-ビール2種類
[ 2019/09/24 00:45 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

2019ラグビーワールドカップ23日の試合と日本代表トレーニング再開

本日は1試合のみです。

ウェールズ-ジョージア(豊田スタジアム、43-14)
前半でウェールズが既に29点。さてどうなるか、ジョージアがこのまま完封されるのかと、昨年6月の日本との試合が脳裏をよぎります。しかしそのジョージア、後半で2トライ2ゴールと健闘でした。後半だけでいえば五分で、しかも意外といっては何ですが、オフロードパスはジョージアの方が多かったのですが…。結局どれだけ走ったか、どれだけマイボールラインアウトを取れたか、そういう点が失点、果てはこのスコアにつながったと思います。ジョージアもそこそこ力があるだけに残念。

それから先日、アイルランドの試合に備えて浜松入りした日本代表がトレーニングを再開です。

こっちにもチャンスはある
(2019ラグビーワールドカップ公式サイト)

記事中のアイルランドのランキングですが、1位だったのが2位となっています。これはニュージーランドが1位に返り咲いたためで、日本も再び9位となっています。無論世界1位でも2位でも、強さに変わりはありませんが。サントリー元監督、かつての日本代表コーチの沢木敬介氏によると、アイルランド対策としては
「最初の3フェーズでゲインを切り、相手には切らせない」
「ハーフ団に自由を与えるのと、セットプレーで不利になることは禁物」
(ぴあ『Go!Japan』より)
とあります。さて、どのような戦略を練っているのでしょうか。

尚明日も明後日も1試合のみなので、どちらかはラグビー関連投稿をお休みして、別のテーマで書く予定です。

[ 2019/09/23 23:45 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

2019ラグビーワールドカップ22日の試合

イタリアーナミビア(花園ラグビー場、47-22)
前半は晴れ、後半は最初の方で雨後晴れという天気は、台風の影響もあってのことでしょうか。「聖地」で初めての予選リーグ、試合の方は、6か国の一員であるイタリアが、当初は余裕でリードするかと思っていたのですが、アマチュア選手も名を連ねるナミビアが、意外に(失礼)健闘で驚きです。無論イタリアが、今一つ波に乗れていなかったせいもあるにはありますが。最終的にはボーナスポイントもゲットで勝ち点2、ナミビアのワールドカップ悲願の初勝利は今後に持ち越しとなりました。

アイルランド-スコットランド(横浜国際総合競技場、27-3)
昨日のニュージーランド-南ア戦もかなりの迫力でしたが、この試合がまた凄まじい。一応この2チームもまた6か国メンバーであり、そう点差はつかないだろうと思っていましたが、見事に裏切られました。何せアイルランドのリロードが速い速い、スコットランドはボールを持っても、アイルランドのディフェンスに阻まれ、アイルランドの選手のシンビンにも関わらず、ついに1トライも奪えず。こちらも雨のせいで、双方ノックオンもありましたがスコアには響かず。緑のモンスターかと思われるアイルランド、次なる相手は日本です。

イングランド-トンガ(札幌ドーム、35-3)
トンガの首相でラグビー協会会長も務めたサミュエラ・アキリシ・ポリバ氏(9月12日死去)を悼んで、トンガ代表は喪章をつけてのプレイでした。この試合もアイルランド-スコットランド戦同様、トンガが攻めるもイングランドの選手に阻まれ、仕方なく蹴るという展開でした。イングランドはトライとペナルティゴールでの得点を積み重ねて、1ペナルティのみのトンガを突き放しますが、最後の最後でトンガの攻撃が見られそうだっただけに、あれは惜しかったですね。それとイングランドの選手が相手ゴールになだれ込むプレイも見られ、そのせいか、ビデオ判定が結構多い試合でもありました。

今日の分からスコアを併記しています。

それから21日のフランスとアルゼンチン(ロス・プマス)の試合です。この試合、先制したのはアルゼンチンですが、その後フランスが得点を重ねて前半終了時は20-3となりました。これはフランス代表のタックルミスが少なかったこと、走る距離が長かったことが理由として挙げられます。しかし後半はアルゼンチンがラインアウトからのトライを2本、さらにペナルティゴールで2点差まで詰めます。時間的にも逆転の可能性はあり、そしてペナルティゴールで一旦は逆転するものの、フランスがドロップゴールを決めて再逆転。その後フランスもアルゼンチンもペナルティゴールのチャンスを得るも両方とも失敗、結局フランスが2点差で勝利となりました。

というわけで、観ている側には面白い試合ではあったのですが、アルゼンチンに取っては実に残念な結果となりました。しかし今後イングランドも加え、このプールの1位と2位はどこになるのかまだ見当がつきません-というか、直接対決になってみないとわからないというのが本当のところでしょう。双方のファンは当然盛り上がっていましたが、アルゼンチンのレデスマ監督が、落ち着かなさそうに何度も立ち上がっていましたね。

イタリア-ナミビアの試合を解説した田邉淳氏(クボタスピアーズアシスタントコーチ)が、ワールドカップは全国、オリンピックは関東と話していてうなずけました。そこがワールドカップ(国単位)とオリンピック(都市単位)の違いです。

明日は豊田スタジアムの1試合のみで、ウェールズとジョージアという、ちょっと面白そうなカードです。しかしジョージアやナミビア、ウルグアイなどの試合は地上波ではなかなか放送されず、JSPORTSのみとなっています。味のあるチームだと思うのですけどね。地上波あるいはNHKBS放送の場合は、ある程度数字を見込めるメジャーな国と開催国日本中心になるのでしょう。この点、1999年大会から完全中継をして来たJSPORTSはやはり頼りになります。

[ 2019/09/23 00:30 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

2019ラグビーワールドカップ日本-ロシア戦及び21日の試合と開会式

では昨日の日本-ロシア戦からです。この試合、最初はかなり硬さが見られました。呆気なくロシアに先制点を取られた感もあり、まずいなと思ったものの、自分たちのペースをつかんでからはかなりスムーズに動けるようになり、トライも生まれました。といっても、最初松島選手のトライかと思われたのは、生憎ノックオンの判定でしたが…。後半に入ってからはいつものペースに戻り、終わってみれば30-10でボーナスポイントまで手にした、正に会心の勝利ではありました。最優秀選手のトロフィー授与は、かつてのオールブラックス、今や「神戸製鋼の」ダン・カーターでしたね。

ただこれで決勝トーナメント云々はまだ早いかと思います。この次のアイルランドに勝って、初めて決勝Tが見えてくるといえそうです。ロシアも危険な選手はいましたし、彼らを封じ込めたことは評価するべきことですが、これ以上に強い相手は沢山いて、そのチームに勝たないと悲願のベスト8は見えて来ません。無論対戦チームも対日本、特に対松島策を打ち出してくるものと思われます。恐らく次の試合は福岡、マフィ両選手も復帰してくるでしょうし、アイルランドはセットプレイで不利にならないこと、相手を混乱させることが必勝策ともいわれています。

ところで開催国のゲームが初戦で硬くなる件、無論どのチームでも初戦は緊張するものですが、特に開催国は自国のファンの期待というプレッシャーがあり、その結果やらなくてもいいミスをしてしまいがちになります。ここ何回かのワールドカップでもそうでしたし、2007年のフランス大会では、開催国のフランスがアルゼンチンに負けて初戦を落としています。その一方で、試合感覚が比較的空いているなどのメリットもあります。21日は日本代表も、都内で小中学生との交流を楽しんでいたようです。

リーチ主将ら、日本メンバーが小中学生と交流
(ラグビーワールドカップ2019日本大会公式サイト)

それから21日の試合について、ざっとですが

オーストラリア-フィジー(札幌ドーム)
前半はフィジーペース、後半も相手の敵陣中央にトライするなど、これは大物食いかの期待もあったのですが、その後反則が出て自滅した感がありました。特にフィジーに取ってシンビンは痛かったと思います。オーストラリア代表ワラビーズの方は、前半はミスが多く、後半からやっと本来のペースとなりました。ちなみにドームの試合でしたので、キックの時に風が全く影響せず、その意味では珍しい試合でした。ところでワラビーズの応援で、日本の甲冑をつけていた人がいましたね。

フランス-アルゼンチン(東京スタジアム)
生憎録画はしているものの殆ど観ていないので、試合の流れのみです。前半はフランスペースでハーフタイムは20-3。しかし後半アルゼンチン(ロス・プマス)が追い付き、トライとペナルティゴールで1点差に迫ります。実はこのトライ後コンバージョンが入らなかったのですが、これが入っていたらどうなったかわかりません。フランスは最後にドロップゴールを決めてアルゼンチンを突き放し、辛くも1勝を得ました。しかしこのプールはイングランド、フランス、アルゼンチンの三つ巴といわれるだけに、今後波乱含みの予感です。

ニュージーランド-南アフリカ(横浜国際総合競技場)
予選リーグ屈指の好カード。ニュージーランド(オールブラックス)のハカは、いつもの「カマテ」ではなく、強豪国に対して行う「カパオパンゴ」。先制したのは南アフリカでしたが、その後ニュージーランドが、前半20分過ぎから反撃に出て、一時は14点差まで引き離します。南アもその後10点を加えますが、そこはオールブラックス、1トライ1ゴールでは反撃できない点差にまで広げたうえで、きっちり逃げ切りました。南アは新星ヤンティースまで登場させたのですが…。

それから開会式について。

プロジェクションマッピングを多用したグラウンドに現れた、レンジ―もとい「連獅子」、もしやと思ったらやはり市川右團次さん父子でした。右近さん、君嶋博人とはまた違った、堂々たる歌舞伎役者としての出演でしたね。ワールドラグビーのボーモント会長のスピーチ、さらに名誉総裁の秋篠宮殿下の開会宣言で大会がスタートしましたが、やはりというか、味スタ以外にもあちこちでPVが行われていたようです。次の日本の試合は28日のアイルランド戦ですが、その前に明日アイルランドとスコットランドの試合が行われます。こちらもまた見逃せません。

[ 2019/09/22 01:15 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

葵徳川三代徒然-25

慶長14(1609)年に怒った公家への処罰により、翌8月に当の公家たちは流罪となり、女官は謹慎となります。女官を厳しく罰しなかったのは五摂家の意向でしたが、家康はそれには納得せず、女官たちを駿府まで引っ立てて来いとまで言い、家康はこれを側室たちへの見せしめにするのではという噂まで出ます。一方でお江は既に37歳であり、秀忠も若い側室を持つよう大久保忠隣が促したため、秀忠は大姥局の侍女お静に局部屋を与えますが、このお静は北条氏直のかつての家臣神尾伊予の娘でした。その後島津家久(忠恒)に琉球が与えられ、平戸にオランダ商館ができ、さらに福島正則が改築した居城を壊したこと、木下家定の所領の没収などが秀忠に知らされます。これは高台院が、兄弟に平等に所領を与えなかったため起こったことですが、これを巡って家康を立てる青山や土井といった家臣と、忠隣が対立します。

高台院は今は家康の天下故とことを達観します。この年の10月1日、女官たちは駿府へ送られ、家康は刀を抜いて
「外面似菩薩 内心如夜叉」
と何度も叫び、彼女たちを半ば脅すようにして、最終的には流罪にしてしまいました。このせいもあり、後陽成天皇の御退位の叡旨が家康に知らされますが、お世継ぎの名を賜るまでは知らぬ顔をしておけと家康は家臣に命じます。その頃秀忠はお静の許を訪れますが、大姥局は今出産すれば、お江の子供たちとの年齢が近いため、堕胎を命じていました。秀忠は1人寂しく鼓を打ちますが、一方で松平忠輝の行状の不品行を家臣たちが家康に直訴し、家康は忠輝を呼び出して叱りつけ、その後直訴した家臣たちは流罪または切腹を申し付けられます。さらに家康は先のことを考え、尾張名古屋、駿府、水戸それぞれの城主を決め、市姫には「とてつもない縁組」を考えていました。

翌慶長15(1610)年2月12日、家康は京都所司代板倉勝重に政仁親王の即位の根回しを、名古屋築城を西国の大名に命じます。豊臣家にも負担させようとするも、豊臣家は寺社の寄進優先で、さらに大名ではないと片桐且元は言いますが、家康に言わせれば「65万石の大名」でした。且元の忠義に免じて家康は目をつぶりますが、秀頼とは会いたいと言います。さらに茶室に秀忠を呼び、大名を押さえる策について質問した後、徳川を名乗らせるべき子の名を挙げるものの、忠輝には従来通り松平を名乗らせます。さらに市姫を政仁親王の中宮として入内させようとするものの、市姫は毒虫に刺されて早世、後陽成天皇の退位を1年遅らせるという荒業に出ました。3月に江戸へ戻った秀忠は、お江に和姫がその代わりになることを打ち明けます。さらに家康が子供たちに城を任せる予定であるのに対し、お江は国千代には、与えるべき城はないのではないかと気が気ではありません。

公家たちを追放し、女官たちも流罪にして、幕府の権力を見せつける家康ですが、実際の将軍は無論秀忠でした。ちなみに「外面似菩薩 内心如夜叉」というのは、文字通り、女性は菩薩のように見えるが内心は夜叉のように恐ろしいという意味で、元々は仏道の修行の妨げになるのを戒めたものです。さらに「身分の高いおなごほど始末に負えぬ」とも口にしていますが、これは暗に淀殿のことをも言っているかと思われます。一方秀忠は側室のお静と共に過ごそうとするも、大姥局から、まだ出産は早いので、堕胎するようにと宿下がりさせられたことを知ります。父子の側室事情は対照的であるともいえますが、お静が牢人の娘であることに加え、乱世と太平の世の違いと取ることもできるでしょう。さらに水戸家と尾張家もできることになり、お世継ぎがいない時のバックアップ体制も整うことになりました。

ところで松平忠輝は素行不良で、一部の家臣が家康に直訴に及びます。秀忠でなくて家康です。これに生母お茶阿の局が口を挟み、当の家臣たちは処罰されます。その後秀忠の斡旋で高田藩主となりますが、これは舅の伊達政宗があれこれ言ったせいでもありました。忠輝が悔しさに障子に手を突っ込むシーンがありますが、これを見ると『真田丸』の信繁の妻、春が障子を指で突くシーンを思い出します。さらに名古屋築城、市姫急死による後陽成天皇の退位延期要請となり、これに渋る公家たちに、ならば践祚の費用も持たず、崩御の際も大名たちを参列させないといわば脅します。また築城に金を出さず、さらに人も出さないと言う豊臣家ですが、家康はそれを許す代わりに、秀忠との対面のことで且元に念を押します。この時且元の手を取ったのは、後々自分の下に置くことを考えてのことでしょうか。

飲み物-お洒落なランプとウイスキーグラス
[ 2019/09/22 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

2019ラグビーワールドカップ開幕と今振り返って思うこと

松島や ああ松島や 松島や

ということで、松島幸太朗選手のハットトリックもあり、30-10でロシアに勝利の開幕戦でした。ロシア相手ならもう少し点が取れるだろうといわれそうですが、自国開催の初戦というのはこういう傾向はあるようです。そういった初戦独特の雰囲気をはじめ、この試合及び開会式については、また詳しく書きたいと思います。さらにラブスカフニ選手も1トライで計4トライとなり、ボーナスポイントもゲットでした。

その松島選手、『zero』だったかと思いますが、ドリブルからトライに持ち込むプレイが紹介されていたことがありました。この人は子供の頃サッカーをやっていたせいもあり、こういうプレイもできてしまうわけですが、オールブラックスのボーデン・バレットも同じことをやっていたことがあります。ちなみにバレット選手もサッカー経験者です。ラグビーも以前は、ドリブルを使ったプレイが多かったらしいのですけどね。

ところで今の日本代表の
フィジカルを強く
個で前に出る
やり方というのは、かつて平尾誠二氏がやりたかった「素の力の強さ」と多少似ているような気もします。無論20年前は日本代表のコーチ陣も、選手もプロ契約ではなかったこともあり、ティア1の国と対戦したうえでチームを改善することもできず、かなり難易度が高くはありました。日本の場合、ある程度選手を拘束してフィジカルを高めるようにしないと、世界レベルでの戦いは厳しいかと思います。その意味で、日本こそ最初に「プロ化」すべきだったかのでしょう。無論そのためには協会を動かす必要があったのですが、当時はやはりそれも困難だったようです。それから平尾氏は決め事を作るのを、型に嵌めるという理由で嫌いましたが、これはやはり決め事を作り、それに沿った形で強化を行うべきだったでしょう。

あの当時はマスコミも平尾氏絡みで色々書いていましたが、無論それがすべて正しいかといわれるとそうでもないといえます。これに関しては序盤戦が終わった頃に書けたらと思います。

明日は
オーストラリア-フィジー(札幌)
フランス-アルゼンチン(東京)
ニュージーランド-南アフリカ(横浜)
の3試合が行われます。
特に3番目、しょっぱなからまるで決勝カードです。いずれの試合も、どちらが勝ってもおかしくはないかと思われます。フィジーの番狂わせを見てみたいです。

[ 2019/09/21 00:00 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

1ラグビーファンの視点から見た『ノーサイド・ゲーム』2

「1ファンの視点から見た」その2です。『ノーサイド・ゲーム』は池井戸ドラマらしく、ラグビーをテーマをすると同時に、ビジネスをテーマにしたドラマでもあります。そのためラグビーチームのみを描くのではなく、主人公の職場に於ける立場とか、家庭なども勢いドラマの中に盛り込まれて来ます。そのため純粋なラグビードラマとはなっていません。『陸王』が陸上一辺倒のドラマでなかったように、ドラマの中の人間関係にラグビーが絡んで来たという見方の方が正しいかと思います。無論ラグビーはラグビーで、選手の苦悩や選択はしっかり描かれています。

そういういきさつもあってか、ラグビーのシーンはシンプルに、プラチナリーグのみにとどまっています。代表とかスーパーラグビーをモデルにした国際リーグ、大学などは登場しません。君嶋はアストロズのGMであり、アストロズを軸に展開するべきものである以上、他に様々なカテゴリーのラグビーを描くことで焦点がぼやけるリスクを避けるためでしょう。この場合あくまでも、ビジネスあってのラグビーという視点であり、そのため現状の企業アマが抱える問題点、会社の方針に翻弄されるチームの悩みがクローズアップされてもいます。

一方で元選手たちの演技は光っていて、ラグビーの描写、あるいは選手と子供たちが絡むシーンなどはかなり楽しめるものでした。特に浜畑、里村や佐々など何名かの選手はかなりキャラが立っていて、ラグビーファン、あるいはラグビー観戦の初心者を魅了するのには役立ったと思われます。

それから青野とか滝川のような人物が、実はラグビーを身近に経験していたというのは興味深いものがあります。青野は実際経験者であり、滝川も自分では経験していないものの、父親が元選手で花園へ行っていたという設定です。この部分にのみ、高校ラグビーという他のカテゴリーの存在が窺えます。大学も登場するにはしますが、どちらかといえばラグビーそのものよりは、なぜ君嶋が柴門をよく思わなかったか、その描写のためのものという印象を受けます。

しかし先日も書きましたが、蹴球協会の方針がどうなったのか、それがプラチナリーグの今後を左右するものであるからこそ、描いてほしかったなとは思います。無論富永会長が解任され、君嶋に賛同するGMがあれだけいたことを思えば、大体察しはつきますが。あとやはり、ビールとラグビーの関わりも描いてほしくはありました。ところで君嶋の息子博人を演じた市川右近君と、父親の市川右團次さんは、味スタに開幕試合を観に行くとのことです。関係者は言うに及ばず、一般のスタンドにも意外と有名人がいるかもしれません。

飲み物-パブのビール2
[ 2019/09/20 01:15 ] ドラマ | TB(-) | CM(0)

Rugby in Japan 14

The Rugby World Cup starts on the 20th of September. Players were welcomed and got their caps. On the other hand, Wales coach Rob Howley was sent home because of his "potential breach" of betting rules.
(Sky News)

Japanese wing Kenki Fukuoka will not play for the opening match against Russia because his injury has not recovered perfectly.

In the 10th (and final) episode of "No Side Game", Kenji Wakisaka wins promotion by kicking Keiichiro Takigawa out of his position. It is him who told Yūya Kazama to hide the affair of oil and gets his account details because he has been his friend since high school. Hayato Kimishiha exposes it at director's meeting and corners him. Hayato also tries to stop his plan of abolishing the Astros. Wakisaka says that unless Japan Football Association changes its policy, rugby can never be popular and the president Shigenobu Tominaga is so concervative and dislikes change. But at the same time Hayato's phone rings. Shōsuke Kido, secretary of the association tells him that Tominaga was dismissed. Hayato asked Kido to have a meeting to dismiss him while director's meeting is held.

ノーサイド・ゲーム第10回脇坂
It is Wakisaka (Zen Ishikawa, left) who pulls the strings behind the scenes

Though director's meeting is over, Hayato has another hurdle. It is a final match against the Cyclones that lead in the first half and Jō Hamahata hurts his injured knee again. But he is going to play in the second half also and tells Hayato that this is the last match for him. Takuma Saimon makes Keita Nanao join the match. Then these two players lead the second half and Keita kicks three drop goals and scores 9 points. Though being pressured by the Cyclones, the Astros win the match at last and Jō who contributed to the victory despite his injury is praised by both teams after the match.

ノーサイド・ゲーム第10回優勝を喜ぶ君嶋家
The Kimishima family, Maki (Takako Matsu, left), Hayato (Yō Ōizumi, second from the left), Naoto (Atsuki Morinaga) and Hiroto (ICHIKAWA Ukon) celebrate the victory 

After that Hayato becomes to work at the main office of TOKIWA MOTORS again and his position is succeeded by Jō. One day he visits the ground in Fuchū and finds Takigawa also visits there. They talk about rugby and Hayato remembers that he was told whether rugby in needed or not in Japan by him before. Hayato tells him that rugby and the spirit of "No Side" are needed since there are many problems in the world even if "No side" is a fantasy used only in Japan. Then Takigawa says to Hayato, "If Japan becomes stronger enough to cope with major rugby countries, you are the very man to introduce the spirit to them".

ノーサイド・ゲーム第10回君嶋と滝川
Hayato talks about rugby with Keiichirō Takigawa (Takaya Kamikawa, right)

Children who play mini rugby under the coaching of the Astros, especially scrum half Hajime Sasa run to the ground. It is them who are responsible for the next generation of rugby.

ノーサイド・ゲーム第10回アストロズジュニア
And children who are responsible for the next generation of rugby runs to the ground
  
The images are from the official website of TBS.

[ 2019/09/18 23:30 ] Others | TB(-) | CM(0)

ノーサイド・ゲーム第10回あらすじと感想

最終回です。取締役会、サイクロンズ戦と君嶋に取って試練が続きます。しかし君嶋は取締役会の前に、蹴球協会にあることを提案していました。これにより脇坂が追いつめられます。そしてサイクロンズ戦、前半はサイクロンズの前に劣勢に立たされたアストロズを何とか勝たせるべく、柴門がある策を用いることにします。そしてアストロズは苦しみながらも、初優勝をもぎ取ることに成功します。

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サイクロンズ戦前、アストロズのファンクラブを呼んで公開練習が行われた。しかし負傷の浜畑譲は別メニューだった。しかしサイクロンズの監督津田は七尾が出ようが、負傷の浜畑が出ようが大した違いはないと踏んでいた。その時グラウンドに、見かけない男がいるのに気づいた。その男は赤木といい、ブルズの新しいGMだった。赤木はGMとしての君嶋隼人の考え、チームの改革に共感していた。一方君嶋家では、博人がジュニアチームのキャプテンになったものの、自分は何も決められないと元気なさげでした。その博人を君嶋は、多くの人が色んな意見を持っている以上、悩むのは当然だと励ます。この言葉は博人に自信を与えた。

ノーサイド・ゲーム第10回君嶋家
キャプテンを任されるも自信がなさそうな博人(市川右近、右から2人目)を励ます隼人(大泉洋、右)

蹴球協会の頑なな態度は相変わらずだった。今まで君嶋は何度も改革案を持ち込んだものの、門前払いを食わされていた。ある時協会を訪れた君嶋は、富永会長が木戸専務理事に、国内リーグよりもワールドカップの成功の方が先だと言うのを目にする。君嶋が柴門琢磨から聞いたところによると、木戸も改革を支持していたが、そのためには政治家でもある富永の力が必要で、富永のイエスマンになっていた。そんな木戸に君嶋は自分に賛同するGMをリストアップした新改革案を見せ、ワールドカップで大きな花を咲かせるだけでなく、その後も花を咲かせられるよう土壌改革が必要だと訴える。

アストロズの運命を決める取締役会が迫っていた。本社では脇坂賢治が、アストロズ廃部案を崩さなかった。そして君嶋は滝川を訪ね、風間有也の口座明細がどうやって洩れたのかを探ろうとする。そんなある夜、グラウンドに寝っ転がっていた君嶋に部員たちが近づいてきた。これはかつても見たことのある光景だった。その先頭にいた岸和田徹は、気分たちは必ずサイクロンズに勝つから、GMも戦って来てくれと激励の言葉を贈る。取締役会当日、新堂智也と共に本社に向かった君嶋は携帯である人物と話す。

ノーサイド・ゲーム第10回脇坂
買収劇を自分に有利に仕組んだのは脇坂(石川禅、左)だった


取締役会で脇坂は、過去36年間で450億の予算をつぎ込んで、リターンなしと滔々と述べる。予算の削減以外ありえないと新堂は言うが、脇坂は予算の削減を主張し続けた。社長の島本博は君嶋を呼び、現場の声を聞かせた。君嶋はここ2シーズンでも地元貢献を含むアストロズの変貌、さらにチケット売り上げ収益を強調する。しかし脇坂は協会の変革を要求する。富永が退任しない限り、収支が大きく変化することはないと言う脇坂だが、いよいよ採決に移る段になって、協会が富永を解任することにしたとの連絡が入る。君嶋が携帯を取ったのは、木戸がそれを連絡して来たからだった。

富永の解任は全会一致で可決され、プラチナリーグの改革が事実上決まった。それでも14億を九王朝する脇坂に島本は、企業は社会の皆と共有し合える何かが必要だと釘をさす。その後最終議題に移ったが、これは君嶋が提案した物だった。カザマ商事買収案に関する口座明細の開示に、トキワ自動車のある人物が関わっていたことを君嶋は明言する。その人物はオイルの件で風間に隠蔽工作をするように持ち掛け、口座の明細を提出させる。さらに買収直前になった際、オイルの件を明らかにして滝川を失脚させ、自分は取締役となっていたのである。

その人物こそ脇坂だった。脇坂は君嶋のこの言葉に色めき立つが。君嶋は風間有也を証人として呼んでいた。その前、君嶋は滝川と風間と食事をした時に、滝川が風間は捨て駒でしかなかったというのを聞いていたのである。すべては脇坂の出世のためだった。君嶋は言う。
「正々堂々とぶつかることもできないあなたは、ただの卑怯者だ」
君島はトキワ自動車から出て行くように脇坂に迫る。しかし君島にはまだ負けられない勝負があった。それはサイクロンズ戦だった。君嶋は真希に試合にくるように勧め、彼らが自分の誇りをかけて戦う姿は、言葉にできないくらい美しいと言う。席は用意するからと言う君嶋に、真希は「却下」と言う。彼女は自分でチケットを買っていたのだった。

ノーサイド・ゲーム第10回試合を見守る君嶋達
試合を見守る左から隼人、島本博(西郷輝彦)、新堂智也(藤原光博)

福島県双葉郡のJヴィレッジでその試合は始まった。Jヴィレッジが全面再開した記念の試合だった。試合前、アストロズは円陣を組み、柴門はここまでアストロズを守ってくれた君嶋に、選手に一言掛けてやってくれと言う。君嶋は最初はラグビーが嫌いだったこと、しかしアストロズに出会えてよかったこと、今はラグビーが大好きであることを口にし、そしてこういった。
「今日ここで、君達と最初に出会った時の誓いを果たそう。優勝だ!」

秩父宮のパブリック・ビューイングもほぼ満員状態で、開城には島本も着ていた。多むらの女将や滝川もこれを観ていた。しかし首脳陣は、七尾の精神面を案じていて、サイクロンズはそこを読んでいた。しかもサイクロンズはフォワードに球出しをさせ。里村をライン攻撃させることで、自分たちに有利な状況を作り出していた。サイクロンズが先制トライを奪った。その後サイクロンズはラックを形成し、ボールをキープするが、ラックに入ることを恐れていた七尾が、初めて意を決してラックに入った。これに首脳陣は目を見張った。

ノーサイド・ゲーム第10回青野と苗場
試合は青野(濱津隆之)や苗場(金山一彦)も観に来ていた

しかしサイクロンズの七尾対策のみならず、アストロズ対策は完璧だった。七尾がドロップゴールを蹴ろうとするとプレッシャーをかけ、佐々一が放ったパスを受けたのは里村で、サイクロンズは順調にスコアを積み重ねていった。里村はかつてのチームメイトにこう言う。
「お前らのやってることは全部わかってるんだ、これがサイクロンズなんだ」
また津田も、メンタル面の要である浜畑が出ていないのが、アストロズに不利になっていることを見抜いていた。実際、最初に津田が接触したのは里村でなく浜畑だった。しかも里村はアストロズ時代に考え出したノールックパスを仕掛け、味方のトライを呼び込んだ。

島本は言った。
「劣勢にある時こそ、人間はその本質を試されるんだ」
ここで佐倉多英はジュニアの子供たちに呼びかけ、アストロズの部歌を一緒に歌う。その歌はスタンドへの観客へ広がって行き、子供たちのみならず、大人たちも一緒になって歌っていた。

26-6で迎えたハーフタイム。柴門は浜畑を入れることにした。七尾も残したままでのダブルスタンドオフだった。負傷を押して出る浜畑を君嶋は気遣うが、GMだけにはと前置きして浜畑は言った。
「俺の選手生命は今日で終わりです」
さらに浜畑は君嶋の労をねぎらい、グラウンドへ出る。

このダブルスタンドオフのシステムは功を奏した。どちらかがマークされたら、どちらかがチームを引っ張ればいいのである。そして七尾は浜畑からのキックパスを受け、3本続けてドロップゴールを決めた。またわざとキックパスを阻止させる目的でサイクロンズのディフェンスを集め、その裏をかく形でパスを通した。パスを受けた岬洋は見事にトライを決めた。

ノーサイド・ゲーム第10回君嶋と浜畑
引退を決意した浜畑(廣瀬俊朗)を抱きしめる隼人

コンバージョンは外れたが、アストロズは波に乗っていた。しかしサイクロンズがトライを挙げ、浜畑は痛めた膝を再び負傷する。それでも浜畑はプレイを続けるつもりでいた。島本はそれを見ながら、自分の方が応援されているようだと洩らす。また、これは彼らの「ハカ」であり、まるで背中を押してもらっているよだと言うのである。その後佐々の奇抜なパスからトライが生まれ、アストロズはさらに追い上げて行った。

やがてあと1トライで優勝が見えたという時、サイクロンズがラックからボールを出し、アストロズがモールを形成する。そこであと1プレイのホーンが鳴った。アストロズのパスは最終的に浜畑に通り、浜畑は脚を引きずりながら敵陣を目指す。その浜畑が相手のタックルでタッチを割りそうになり、ボールが落ちたかに見えた。しかしそれを拾った七尾がトライを決め、アストロズは逆転する。スタンドからどよめきが起こった。多むらの女将も滝川もこれを喜んでいた。

ノーサイド・ゲーム第10回優勝を喜ぶ君嶋家
優勝を喜ぶ真希(松たか子)、隼人、尚人(盛永晶月)と博人

試合後は双方打ち解けていた。また負傷した君嶋には、両方のチームから拍手が起こった。津田も柴門をねぎらった。君嶋は子供たちからも祝福され、真希は一言「最高」と言う。そして君島は本社へ戻り、アストロズの部長となった。そしてGMには浜畑が就任した。この浜畑のやり方も、君嶋そっくりだった。

ある日久々にグラウンドを訪れた君嶋は、滝川を見つける。君嶋は、かつて滝川から「ラグビーはこの国に必要なものだろうか」と言われたことを思い出した。そして世の中は理不尽なことが罷り通るようになっている、だからこそラグビーは必要である、ノーサイドは日本ラグビーだけのおとぎ話かもしれないが、今この世界だからこそ必要だと話す。滝川は世界と互角に戦える強豪国になったら、その尊い精神を世界中に伝えることができると言い、それこそが君の使命なのかもしれないと付け加える。

ノーサイド・ゲーム第10回君嶋と滝川
グラウンドで語り合う隼人と滝川(上川隆也、右)

2人は、ジュニアの子供たちが走って行くのを見ていた。その彼らこそが今後のラグビーを背負う世代だった。

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さてカザマ商事の買収の件、自分に有利になるように糸を引いていたのは脇坂でした。君嶋はその脇坂を追い落とす一方で、蹴球協会の会長も追い落とすという大胆な策に出ます。取締役会の最中、なぜかスマホを手放さなかった君嶋の意図は、会議の結果、つまりは富永会長の解任を聞き出すことにあったのです。この富永は政治家という設定ですから、あるいは森喜朗氏辺りがモデルでしょうか。この方もラグビーがお好きなのは理解できましたが、協会内に大ナタを振るうまでには至らなかったこと、加えて高校大会の挨拶が長すぎたのがネックでした。

それからダブルスタンドオフですが、スタンドオフの選手の1人を正規のスタンドオフ(10番)、もう1人をインサイドセンター(12番)というケースはよくあります。この両方のポジションを兼任する選手も多いです。サイクロンズのスクラムハーフ、里村が攻撃参加することに対抗したとも取れます。しかし密集からの球出しは、別にスクラムハーフがやらなければならないものではありません。どこの試合だったか、プロップが出していたこともあります。

しかしこの回の協会のあり方、最後の会話のシーンなどを見ていると、先日投稿したプロリーグ構想を思わせるようなセリフもあり(実際社会問題を改善して行くという構想もあります)、またノーサイドを世界へ発信というのは、日本ラグビー協会の公式サイトの「『ノーサイドの精神』を日本へ、世界へ」そのままといっていいほどです。
(日本ラグビーフットボール協会公式サイト)
あと強豪国との戦い云々も、ワールドカップを示唆しているとも取れます。その意味でこれはやはり、ワールドカップ直前企画とも考えられます。

それにしても、蹴球協会はこの後どうなったのでしょうか。個人的にはそちらの方にも興味があります。あるいは、続編も予定されているのでしょうか。

「ノーサイド」の言葉を、特に試合終了の意味で使うのは日本だけだといわれています。海外ではタイムアップの表現が多いです。ノーサイドそのものは試合終了後に、敵味方の区別がなくなることを意味していますが、強豪国の選手でさえも知らないというのを、以前何かで目にしたことがあります。その意味ではかなり貴重な言葉ではあります。無論このノーサイドに続く「アフターマッチファンクション」も忘れてはいけません。早い話、試合の後シャワーを浴び、ビールを一杯やりながら騒ぐ時間のことですが、本来はこれもラグビーを語るうえで不可欠なものです。無論観客もビール好きで、ワールドカップに向けてのビール増産もむべなるかなです。

[ 2019/09/18 01:30 ] ドラマ | TB(-) | CM(0)

Sego-don Review 6 Kichinosuke in Edo

I resume posting this review again and sorry for my abeyance. SAIGŌ Kichinosuke loses his grandfather and parents in succession and divorced his first wife Suga. Then he departs for Edo with the money his family and his friends earned and gathered and Suga's money is included in it. In Edo, he is told to keep the garden of the residence of Satsuma domain because of breaking gates. But SHIMAZU Nariakira finds him in the garden and orders him onikawata, a kind of secret detective. Then he finds the hidden sides of various things. And Atsu hime, adopted daughter of Nariakira marries TOKUGAWA Iesada, the 13th shogun who has a weak constitution. But the real purpose of her marriage is not giving birth his child but laying groundwork for making HITOTSUBASHI Yoshinobu become next shogun in Ō-oku.

西郷どん8江戸へ発つ吉之助
Kichinosuke (Ryōhei Suzuki) departs for Edo 

Kichinosuke meets Yoshinobu for the first time at Isodaya,  a red-light disttrict. And he meets Fuki again. When she was a girl, Kichinosuke tried to save her from debt collectors but ended in failure. She is a prostitute who is called O-Yoshi and a favourite with HITOTSUBASHI Yoshinobu who is called Hî-sama and often visits there in disguise. He then becomes to know HASHIMOTO Sanai who serves MATSUDAIRA Shungaku, lord of Fukui domain. Kichinosuke who sympathises Nariakira's idea that saves the people from poverty and then becomes to think about the future of Japan by getting closed to Sanai who supports royalism.

西郷どん9吉之助あごをひねる斉彬
SHIMAZU Nariakira (Ken Watanabe, right) twists Kichinosuke's chin

At this point, Kichinosuke is an unsophisticated man who is not skillful in dealing with people. However, meeting many people in Edo and Kyoto later decides the direction of his career though it is once suspended. And though he loses some members of his family, he meets some women like Atsu hime and Fuki who influence his life instead. Unlike the series "Tobu ga Gotoku" that is also set in the 19th century Satsuma and broadcast in 1990, Kichinosuke, his family and some women who get to know him are emphasised in the series. The style is remarkable in describing the scenes in which Kichinosuke's encounter with Aikana and the marriage with Ito.  

西郷どん10ヒー様と吉之助
Kichinosuke bows to HITOTSUBASHI "Hî-sama" Yoshinobu (Shōta Matsuda)

[ 2019/09/17 23:15 ] Taiga Drama Sego-don | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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