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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  2019年06月

近現代大河と新大型時代劇 その2

昨日投稿した分の続きになります。近現代物であっても『山河燃ゆ』などはオーソドックスだったと書いていますが、今年のももう少しオーソドックスな、たとえば金栗四三と嘉納治五郎をメインに、彼らのみを追って行ったのであれば観続けたかもしれません。しかし落語を入れるなど、ドラマの構成そのものにやや癖があり、それに結局馴染めなかったわけです。仮に近現代でなく、戦国や幕末が舞台であっても、こういう構成の作品であったら観続けたかどうかはわかりません。やはりここでいえるのは、大河などのTVシリーズと映画や舞台は違うということです。『真田丸』も三谷ドラマではありましたが、流石に『清須会議』とは違った描き方になっていました。

私の場合、女性主人公の大河もこの点では同じです。今までの女性主人公大河は戦国または幕末が舞台で、それぞれの作品で評価が分かれますが、やはり男性の主人公の生き様を追って行くのとは描き方が異なります。またこの戦国や幕末がメインというのに、異を唱える人も多いとは思われますが、乱世である方が描きやすいし、1年持たせられるというのも大きいでしょう。鎌倉時代などでも、たとえば北条泰時などは若い頃承久の乱も経験していて、主人公になれる人物でもあるのですが、知名度の点でいくらか弱いでしょうか。

ところで新大型時代劇が作られた背景には、その当時はTVの時代劇の市場が大きかったこともあるでしょうし、最初から近現代大河を3年やるという企画であった以上、作りやすかったともいえます。今回は今年のみで、また来年からは時代劇に戻るため、代替の時代劇の要望がそこまで大きくなかったかとも思われますー無論、全くなかったわけではないと思いますが。もうNHKとしても、大河は今後続けるべきか続けないのか、もし続けるとしたら明治維新までに限定するのか、今後どのような人物を描きたいのかといったことを、明確にするべきでしょう。

飲み物-カクテル
[ 2019/06/23 23:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

近現代大河と新大型時代劇

NHKの木田放送局長が記者会見で、「(『いだてん』は)視聴率が全てではない。レベルの高い大河を貫いてもらいたい」「(主人公が無名だとか時代的に近いなど)それを含めて魅力でもある」とコメントしたとのことです。この大河のみならずNHK関係者にありがちなコメントですが、どうも具体性を欠くように感じられます。しかも視聴率が全てではないと言いつつ、5月半ば頃の8パーセント台の時に、「悪くてもこの辺で止まっているのかな」と言ったこともあることから、やはり視聴率は気にせざるをえないのでしょう。もう少し高い数字をキープしていれば、「視聴率が全てではない」もまだ説得力はあったのですが…。『平清盛』のように一旦は7パーセントまで下がったけれど、次は10パーセントまで盛り返したなどという例も、今のところないわけですし。

以前も書きましたが、クドカンカラーが出過ぎなことが、私がこの大河を観なくなった一因です。無論映画や舞台であれば、この描き方でも説得力があったでしょう。しかしこれは一年物で週一回の放送です。やはりそういったジャンルとは違った描き方が求められるわけです。また主人公や途中背景がよく知られている、途中から観ても入って行けるといったドラマでもありません。確かに宮藤氏のファン中心に、これを好きで観ている人がいるのも事実でしょう。しかし一方で視聴を止め、民放に流れて行った人も多いであろうことを考えると、ある種の「でんでん現象」、つまり従来のファンは姿を消し、コアなファンだけが残って評価しているという印象を受けざるを得ないのです。これは『直虎』にも似た物を感じたことがあります。

1980年代半ばにも、近現代三部作が作られたことがあります。しかしその時と今年とでは、異なる点もあります。80年代半ばには、大河の時代が現代に近いということもあり、新大型時代劇が作られました。『宮本武蔵』、『真田太平記』そして『武蔵坊弁慶』です。1987年からの大河の時代劇復帰で姿を消しましたが、近現代大河が苦手な人に取っての居場所は、当時はちゃんと用意されていたわけです。しかし今回はそれがなく、昔からのファンは民放に居場所を求めています。こういうファンのニーズに応えられないのであれば、やはり明治維新までの時代設定を崩すべきでなかったかと思われます。それと80年代半ばの大河をすべて観たわけではありませんが、少なくとも『山河燃ゆ』などは、今年の大河に比べるとかなりオーソドックスな描き方であったと思います。

飲み物-お洒落なランプとウイスキーグラス
[ 2019/06/23 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

きのう何食べた?第10回あらすじと感想

店長の不倫の後、妻のレイコがエステティシャンとして美容院で働くことになります。そのレイコから好きな人に浮気されないようにと言われた賢二は、小日向と親しくする史朗に、疑いの目を向けるようになるのですが…。

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店長三宅の妻レイコがエステティシャンの資格を持っていることもあり、賢二が働いて入る美容室に、エステルームが作られることになった。三宅も前に不倫をしてはいたものの、こう見ると結構仲のいい夫婦ではあった。尤も三宅に言わせれば罪滅ぼしでもあった。

賢二が帰宅すると、史朗が封筒を差し出した。昨日千葉市役所から届いていた扶養届書だった。賢二の父親賢一は生活保護を受給しており、しかも賢二が物心ついた時にはもう家におらず、たまに帰って来ては暴力を振るって金を持って出て行っていた。最後に賢一に会ったのは賢二が中3の時で、既に身長も伸びていた賢二に賢一はびびり、その後来なくなったが母は離婚しなかった。この書類は、父が生きているという唯一の証だった。

美容院に戻って来たレイコは、三宅の不倫相手の妹島にエステを勧めていた。室内に何かしらぴりぴりした雰囲気が漂うようになり、賢二も戸惑っていた。帰宅したら今度は、史朗が火曜日に航抜きの飲み会をやろうと小日向大策と連絡を取り合っていた。賢二はレイコから、好きな相手に浮気なんかされたら駄目よといわれ、史朗が小日向と連絡を取ったり、またトートバッグを貰っていたりする(*)のを見て、浮気されるのではと落ち着かなくなる。賢二は店の改装を理由に小日向との飲み会を断り、史朗にも断ってくれと頼む。

史朗は、小日向が自分たちに会いたがるのは、ジルベールこと航の悪口を言いたいからだぞと言うものの、賢二にしてみれば、小日向は史朗のタイプであるため、浮気してしまうのではないかと不安に思っていた。さらにかつては自分も恋人を裏切ったことがあり、そのため相手を傷つけたことがあったと涙ながらに話す。しまいには、こんなこと言ったら愛想付かされるのに自分は馬鹿だと、涙をぽろぽろこぼした。賢二の気持ちを汲んだ史朗は、小日向に断りの電話を入れる。

一体何があったのかと訊く史朗に、店長の家がごたごたし始めていることを伝える賢二。そしてトートバッグは小日向に貰ったのかと尋ねるが、実はそのバッグは小日向でなく佳代子に貰ったものだった。レジ袋を持たない主義の史朗に、佳代子が自分には大きいからとくれたのである。そして2人は夕食に餃子を作る。そして土曜日の朝、賢二も店の改装で休んでおり、2人のブランチに史朗はクレープを作ることにした。

史朗が準備をしている間掃除をしていた賢二は、三谷マミの若い頃の水着のポスターを見つける。それは小日向に貰ったレア物だった。そうこうするうちにクレープができ上がり、2人はハムエッグと野菜のスライスやツナマヨを挟んで、ビールを飲みながら美味しそうに食べる。それとは別に、デザート用のバナナなどの具も準備されていた。その時賢二はふと、中3の時に賢一にもう来ないでくれと言ったことを思い出したと話す。自分が許せない人と一緒に生活を続けるのはしんどいと言う賢二は、このような話をしたことを史朗に謝る。

史朗は賢二に、もう謝らなくていいと言う。謝り倒されるよりありがとうと言ってもらった方が嬉しかった。そんな史朗に賢二は、今度は小日向と航と4人で温泉に行きたいねと話をもちかける。史朗は、あの2人と一緒に行って、小日向と一緒に温泉に浸かったりしたら、また変な嫉妬をするだろうと笑いながら話すが、賢二は言ってみたかったのだと言う。史朗は内心、確かに小日向は自分のタイプであり、その意味で賢二にすまないと思っていた。

(*) 無論、賢二が勝手にそう思い込んでいるだけです。

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賢二の父親賢一が登場します。賢一は家族を捨てて家を出てしまい、その後は生活保護を受けながら千葉で暮らしていました。そのため親族に扶養を依頼する扶養届書が来るようになり、母に変わって賢二が受け取っていたのですが、賢二も賢一を扶養する意志はなさそうです。そもそもが酒の力を借りないと何もできず、しかも乱暴なことをする賢一を賢二は許せず、中学生の時に、迷惑だから帰ってくれと言っています。許せない人と一緒にいるのはしんどいと思う一方で、好きな人には浮気されたくないという賢二の心の動きが今回は中心になっています。

ところで史朗の方ですが、浮気しないでくれと、思い切り感情を露わにする賢二にいささか戸惑いつつも、賢二の気持ちを汲んであげています。そしてクレープを作るシーンですが、「粉ふるいがないから」ザルで粉と砂糖を振るっているというのはちょっと新鮮です。最初はおかずクレープ、そして次はデザート用で、しかも午前中にビールを飲みながら食べる、これは如何にも男性らしい食事風景と言うことができます。

<今回のメニュー>
おかずクレープ(ハムエッグ、ツナマヨ、トマト、キュウリ、レタスなど)
おやつクレープ(バナナ、ホイップクリーム、チョコレートソース、ヨーグルト、蜂蜜など)

飲み物-グラスビール
[ 2019/06/22 01:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)

Rugby in Japan 6

The league matches of Super rugby has finished. Regrettably, the team are in the lowest rank of SR this season. I think their poor results was caused by the balance between the team and so-called "Wolf Pack", team B of Japan (Brave Blissoms). Above all, Japan should get good results in the World Cup as the host country next autumn so it needed to strengthen Japan most of whose players also play for the SunWolves. It's one of the reason why the Sun Wolves couldn't play well. 

Needless to say, there are some players who displayed their talents includes Luke Thompson in this year's SR. Thompson who is 38 years old once decided to return to his mother country New Zealand but joined the Sun Wolves last January. Not only Thompson but other players as Semisi Masirewa, Hayden Parker, Fumiaki Tanaka, Gerhard van den Heever, Kazuki Himeno, Kenki Fukuoka and Michael Leitch did their best. though next year's SR will be the last chance for the team, the JRFU must decide how to strengthen the team and Japan after the World Cup immediately. And it also needs to promote TOP League more than before.

201906日本代表合宿
The national squad at training camp in Miyazaki
(From the official website of the JRFU)

And a bad news. Ryōta Kabashima who plays for TOYOTA Verblitz was arrested because of the illegal possession of cocaine. The Verblitz announced that they would withdraw from the TOP LEAGUE CUP that will start on the 22nd of June.

[ 2019/06/22 00:45 ] Others | TB(-) | CM(0)

『応天の門』都で流行りたりける暦の事二

道真は胡散臭いと思っていた暦が、実はかなりの知識のある者によって作られたことがわかります。そして陰陽寮へ行き、石川幹麻呂という人物の手になることを突き止めます。幹麻呂は才能ある陰陽師でしたが、人員整理で解雇されていました。

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出回っていた暦は、玉は西に置くべしとか、出かける時は裏戸に白い糸を結べ、何日は東の方角に詣でよといった具合に、盗人が欲しい物の目星をつけやすく、またいつ出かけているかがわかりやすくなっていた。無理しても守れなくてもいいとも書かれていたが、完璧主義で信心深い人物にしてみれば、それを守らないということは考えられなかった。ある意味彼らは騙されやすい人物でもあった。まだ風邪が治っていない道真はその暦を見ていてあることに気づき、白梅に父是善の暦を持ってこさせる。その暦は実は、かなり知識がある者が作った物と思われたからである。

是善は道真が陰陽寮へ進むものと決めてかかるが、陰陽寮は難関であると説得する。しかし道真の関心は別なところにあった。胡散臭いと思っていたその暦には、月食や日食の情報が書かれていた。本来このような情報は、天子の星回りや政に悪影響を与えるので、暦に書くのは控えることになっていたのである。この暦を作った陰陽師は相当な知識があると踏んだ道真は、長谷雄と探しに行こうとするものの、体力が限界に来ていてその日は無理だった。

道真は長谷雄と久々に大学寮へ行くが、目的は陰陽寮だった。しかし仲間は盛んに陰陽寮の悪口を言う。元々これは長谷雄が持ち込んだ話であったが、長谷雄はそこに現れた業平にことの次第を喋ってしまう。このようなことははじめから検非違使に任せろと言う業平だが、そこは抜かりなく道真の見解を聞いておくことにした。調子のいいことをと思いつつ、道真は陰陽寮の人物が作った可能性があると例の暦を見せる。かなりの知識があるにも関わらず、その者がなぜ盗みに等加担するのか道真には不可解だった。

結局業平でも長谷雄でもなく、道真が陰陽頭家原郷好(いえはらのさとよし)に会うことになる。郷好は道真の持参した暦を見て、何か心当たりがあるようだった。郷好は、恐らくこれは唐からの技術者が来たことにより、人員整理の対象になった古川幹麻呂という男だろうと言う。幹麻呂は出身は貧しかったが、暦の観測と計算に於いてはずば抜けていた。道真はそれだけ才があるならどこでもやって行けると言うが、郷好は、才のある者が陽の目を見るとは限らない、才とは機に恵まれたものと答える。その機を作るのは、天ではなく人ではないかと道真は内心思う。

家探しが行われることになった、幹麻呂の家に検非違使たちが押し掛け、一同を連行して盗品をすべて持ち去る。「真面目な人だったのに」と近所の者から声が漏れた。道真はその者たちをかき分け、幹麻呂に声をかける。幹麻呂は菅家の跡取りだなと言い、道真が暦のことについて、本を一通り読んだと話すと、自分はあの本に触れるまで10年かかったと答える。さらにこの暦を世間に流したのは、クビにした陰陽寮への仕返しかと聞かれ、幹麻呂はこう言った。
「食うためだよ。それ以外に何があるんだ?」

さらに幹麻呂は続けた。
「お前は跡目を継ごうが継ぐまいが、食いっぱぐれる心配はない。俺は下男のようなことをして努力したが、名家に跡取りが産まれたらそれまでだ」
そして、自分は自分の才を食うために使っただけだと再度言い、その後は検非違使たちに連行されて行った。道真は幹麻呂の言葉がひどく胸に突き刺さった。

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珍しく長めのストーリーです。都で流行っている暦の通りにしたところ、あちこちで盗難が相次ぎ、長谷雄が付き合っていた女性も同じ目に遭って、道真の所へ相談にやって来ます。ところが道真は風邪を引いて寝込んでいました。しかしこういう話になると身を乗り出す辺り、よくよく好きであるといえるでしょう。しかもこの暦は、単に盗み狙いのでたらめな代物ではなかったのです。

これを作った人物は相当の知識があると睨んだ道真ですが、暦に関心を持ったこと、陰陽寮に掛け合おうとしたのを陰陽師志望だと受け取られ、父からも仲間からも、あそこは難関だの止めておけだの言われてしまいます。そして陰陽頭に会うことになりますが、何やらこれも業平や長谷雄から押し付けられたような格好になりました。そして、この暦を作ったのが古川幹麻呂という男であることがわかります。

この幹麻呂は陰陽寮をいわばリストラされてしまい、生活のために私製の暦を作って人々を外出させたり、大事な物をわざわざ目立つようにさせて盗んだりしていました。善男善女を騙すのも問題ですが、幹麻呂にしてみれば、生きていくためのやむを得ない方法でした。道真に対して、自分は相当苦労したのに、お前は食いっぱぐれる心配がないからいいなと言って去って行き、その言葉は道真に重くのしかかります。家原郷好の「才とは機に恵まれたもの」が頭をよぎったかもしれません。

[ 2019/06/21 00:45 ] 応天の門 | TB(-) | CM(0)

2019スーパーラグビー第18節結果とワールドカップその他関連記事

第18節(最終節)結果
赤文字勝利チーム)

ハイランダーズ 49-12 ワラターズ
レベルズ 8-59 チーフス
ジャガーズ 52-10 サンウルブズ
ハリケーンズ 29-14 ブルーズ
ブランビーズ 40-27 レッズ
ストーマーズ 9-12 シャークス
ブルズ 48-27 ライオンズ

サンウルブズに取っての今年のスーパーラグビーが終わりました。
実は申し訳ないのですが、この試合を観ていません。一応下記の記事によると、ハーフタイム間際でペナルティトライを取られたのは痛かったようです。一応来シーズンが最後のシーズンとなりますが、その前にワールドカップが控えています。まずワールドカップで結果を出し、その後来シーズンのトップリーグとスーパーラグビーに向けて、何を補強して行くかという形になるでしょう。また同じJSPORTSのサイトに、村上氏の総括記事もアップされています。

サンウルブズ、最終戦で勝利の雄叫びはあげられず。スーパーラグビー
https://news.jsports.co.jp/rugby/article/20190310216896/

序盤は好勝負を繰り広げるも2勝14敗の最下位に ヒトコムサンウルブズ2019シーズン総括

このサンウルブズの国内での位置づけ(SRを離れてもしかるべき強化の場が必要と思われます)については、下記のブログ記事でも言及されています。

ラグビーファン創造戦略について議論するセミナー開催
(ラグビー愛好日記)

特に今年はワールドカップイヤーでもあり、自国開催のため無様な結果は残せず、ウルフパックの方も活動させなければならないこともあり、選手の入替もかなりあったという事情も絡んでいたでしょう。尚アルゼンチンの強化体制ですが、以前国内リーグを作ろうとして、結局財政面の問題からそれができず、常に選手を海外に出すスタイルを取っています。但し日本の場合、そもそも海外にルーツを持つ(外国人枠に縛られない)選手が少ない、フィジカル面でやはり劣る部分がある、海外は引退後が不安定などという理由から、トップリーグの集客効果を上げ、なおかつサンウルブズの立ち位置を明確にする方法が求められてくるでしょう。

それから京都の下鴨神社で、ワールドカップの成功祈願の集いが開催されました。

ラグビーW杯の成功祈願、元日本代表の元木氏らが京都の下鴨神社で

慶應から三高へ伝わったラグビーは、その後同じ京都の同志社でもプレイされるようになります。

それと、吹田市の拳銃強奪事件で被害に遭った古瀬鈴之祐巡査が、佐賀工業高校ラグビー部OBだったことから、合宿中の日本代表スコッドが激励の動画を撮影しました。これに関しては、佐賀工ラグビー部の先輩である五郎丸歩選手もツイートを投稿しています。

ラグビー代表が動画で「頑張れ」 襲撃された巡査へ 拳銃強奪事件

記事はいずれも産経ニュースより。

[ 2019/06/19 23:00 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

ミス・シャーロック第3回「ヘッドハンターの素顔」

ある著名な科学者が、電気ショックを受けて廃人同様になります。何かのパスワードを聞き出すのが目的のようですが、一体何のパスワードなのでしょうか。そして、シャーロックに依頼に来た玲子をヘッドハンティングした亜里沙の真の目的とは?

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ある男が、前頭葉に電気ショックを与える拷問を受けていた。その男は科学者の綿貫弘だったが、度重なるショックで前頭葉が壊滅し、廃人同様となってしまっていた。

一方医療関係以外の仕事をやってみようと思った橘和都は、図書館でアルバイトとして働くことになる。面接の帰り道、シャーロックからパクチーラオを買って来てくれとメールで頼まれ、買って帰ったところ、それはパクチーでパクチーラオではない、取り替えるようにいわれる、シャーロックは護身用品の開発ついでにエッセンシャルオイルを作っていて、イランイランは媚薬だなどと説明していた。そこへ波多野君枝が、乗馬クラブの仲間の娘さんが依頼して来たと言ってその人物を通す。

その人物は灰谷玲子と言い、ヘッドハンティングを受けて支度金も振り込まれ、会社を辞めたにも関わらず返事が全く来ないと言う。そのヘッドハンターは椎名亜里沙といい、雑誌記事から東京タワーと増上寺の近くの、13階以上のマンションに住んでいることがわかる。早速そこに行くと、妹の由麻が応対に出た、華やかなイメージの姉と違い、由麻はひどく地味だった。何とか亜里沙と連絡が取れ、玲子は提出していた書類を返してもらう。シャーロックはその封筒に書かれた「832939202280611312376」という数字に目を留める。

その後シャーロックと和都は、玲子が以前勤めていた大手のモーソン製薬に向かった。綿貫の弟子である真田が応対に出た。特別研究員である真田のIDカードの紐は黄色だった。この色の紐の社員は7人いたが、玲子の退職で6人となっていた。どうやら亜里沙の目的は、IDカードを使って玲子になりすまし、自由に出入りするのが目的だったのではとシャーロックは睨む。そして和都は図書館で働きはじめ、作家志望という米山俊夫と親しくなる。しかしそこで和都は、床に綿貫の本を並べて座り込んでいるシャーロックを目にする。

綿貫の著書には「恐怖を消す薬」の記述があり、シャーロックはそれが気になっていた。そして和都と共に、真田が昼食を摂っている蕎麦屋へ向かい、この薬は強力すぎて、人間を冷酷な殺人マシンにしかねないこと、政府が絡んだ極秘プロジェクトであることを聞き出す。そして2人は健人に会うが、健人はシャーロックにこの件から手を引くように言う。健人はデータを開くには2段階のパスワードがあること、トラップが仕掛けられていること、そして公安部も動き出していることを伝えた。関わるかどうかは自分で決めるとシャーロック。綿貫の拷問はパスワードを聞き出すためのものであり、そして数字を封筒に書いたのは亜里沙だった。

ミス・シャーロック第3回シャーロックと和都
和都(貫地谷しほり、左)にイランイランのエッセンシャルオイルの瓶を見せるシャーロック(竹内結子)(Hulu Japan公式サイトより)

カウンセリングに行った和都は、図書館のことや米山のことを話し、カウンセラーの入山真理子は、そのミサンガは恋のお守りかと尋ねる、しかしそれはシリアでもらったものだった。男を虜にする薬が無いかと和都が話す一方で、シャーロックは和麻の勤務先である工場を訪れていた。和麻はこの間話して以来亜里沙からは何の連絡もないこと、子供の頃両親が離婚し、父に引き取られた姉は虐待を受け、父は傘の先が頭に刺さって死んだこと、姉は虐待を放置する社会を恨んでいるといったことを話す。

和都はシャーロックの、イランイランのエッセンシャルオイルの瓶を持ち出そうとするが、シャーロックに瓶を変えたことを聞かされ、シャーロックから、首の後ろにイランイランのパッチを貼ってもらう。そのシャーロックは由麻から電話をもらい、例のマンションへ行ってみる。すると窓の一部が割れていて、赤い文字でadamasとあった。シャーロックはそれからlily of the valley、つまりスズランであると読み解く。しかし部屋には盗聴器が仕掛けられ、すべて亜里沙に知られていた。シャーロックは米山と昼食中の和都に、すぐ来るように言い、米山の持ち物から単なるヘミングウェイに憧れるヒモ男と決めつける。

しかしこれで気分を害した和都は行こうとせず、シャーロックが1人で亜里沙のいるホテルに向かうことになった。そこでシャーロックは、玲子が自分に依頼したのを知って封筒に数字を書き、解かせるように仕向けたのである。2段階目のパスワードを解いてくれと頼む亜里沙を断るシャーロックだが、由麻が図書館から和都を連れ出し、自分のアジトで拷問にかける準備をしていた。パスワードの解読に失敗したら、和都が電気ショックの拷問を受けることになる。実は虐待を受けたのも父を殺したのも、社会を恨んでいるのも亜里沙ではなくこの由麻だった。

シャーロックは仕方なくパスワードを考え始める。スズランからあれこれ連想を飛ばして考えるが、なかなかパスワードが適合しない。その度に和都は電気ショックを受け、しかも最大電圧は1000ボルトにも達するようになっていた。結局3度続けてパスワードは成功せず、トラップによりデータが消去されてしまう。その時礼紋が入室して来た。シャーロックは、実はチョコレートの箱に見せかけたレコーダーを傍らにおき、パスワード関連のやり取りをライブ中継していたのである。またアジトの方でも篠田達也が電源を落とし、和都は救出された。

翌日和都とシャーロックは221Bで目を覚ました。そして和都は、シャーロックがわざとパスワードを間違えたことを知って驚く。そのせいで、自分はもう少しで廃人になるところだったのである。同時に和都は、なぜ自分の居場所がわかったのか不思議がっていた。実は首の裏のパッチはGPSだったのである。そこへ礼紋がやって来て、由麻のアジトにあったノートを見せる。それには「マリスステラ」という文字がびっしり書き込まれていた。マリスステラには北極星の意味があり、その北極星はこぐま座の恒星である。そして水野亜紀子のスマホケースにも、こぐま座の意匠があった。

このマリスステラというのは、何らかの組織なのか。シャーロックは考える。

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エッセンシャルオイル、スズランと植物に関連した描写が見られるエピソードですが、ヘッドハンターである椎名亜里沙が、灰谷玲子になりすましてモーソン製薬に出入りするのは、『株式仲買店員』が原作になっているようです。

そして和都は、図書館で知り合った米山という作家志望の青年に好感を持ちます。しかし彼と食事をしている場所に現れ、ヘミングウェイを真似たマリンボーダーのシャツにビーンのブーツ、ロレックスのバブルバックで、作家になった気分を味わっているだけとずけずけと言います。しかもキーボード主流の今の時代にパーカーの万年筆、なのにペンだこなし、さらに女と会話を合わせるための女性誌まで挙げ、元医師の和都に近づいて貢いでほしいだけのヒモ男と言ったことから、和都はなぜシャーロックに友達がいないのかわかると言い、彼女と行動を共にしないと言い出します。これが後で大変なことになるのですが…。しかしこの米山は、そそくさとその場を逃げ出してしまったことから、和都もこれ以上付き合わない方がよさそうです。

その和都、媚薬だと称して首の後ろにパッチを貼ってもらうのですが、実はこれはGPSでした。だからこそ、シャーロックも警察も居場所を突き止められたわけですが、それにしても米山が近くにいる時に、その媚薬を嗅がせてみようとする和都が何やらいじらしくもあります。しかし和都は、階段を下りてきてシャーロックの居間に入っているようですが、彼女はそのまた上(屋根裏?)にでも住んでいるのでしょうか。それからパクチーとパクチーラオの違いですが、パクチーラオはディルとも呼ばれていて、味がパクチーよりも濃いのが特徴だそうです。

あとシャーロックが真田から事情を聞くところで、食べかけの盛りそばに天かすをてんこ盛りにするシーンがあります。この辺りがシャーロックのシャーロックたる所以ではあります。

かてて加えて、昔習った元素記号を改めて思い出させられるエピソードでもありました。

[ 2019/06/19 01:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)

コロンボ雑感

最近『刑事コロンボ』の初期のDVDを観ていますが、流石に1970年代ということもあり、捜査方法をはじめ風景、食物、ファッション、生活習慣に加えて車も古いなという印象を受けます。ビデオはオープンリール式、テープレコーダーがやっとカセット式という時代で、無論TVも音声はモノクロ、ネットはおろか携帯電話もなく、電話もまだダイヤル式が主流です。監視(防犯)カメラもない時代なので、なかなか犯人が浮かび上がりません。無論その当時はそれが最先端であるわけです。かなり隔世の感がありますが、そのアナログな感じがまた一興でもあります。

ところでコロンボの大好物はチリ(チリコンカーン)です。日本でいえばラーメンとか牛丼のようなお手軽な食べ物です。これを大衆食堂で食べるのがお気に入りらしいのですが、捜査のために結構いいレストランに入った時も、特別にチリをオーダーして食べていました。コーヒー好きでもあると同時に、アイスティーもお気に入りのようです。葉巻の他にレーズンやキャンディを持ち歩いていたりもします。この、絵に描いたような敏腕の刑事とは程遠い雰囲気の人物が、相手を追い詰めて行くというのがこのシリーズの見どころであり、そのためによくここまでキャラを作り上げたものだと思います。

また如何にも「アメ車」といった車を乗り回す容疑者たちの車の中で、コロンボの愛車もひときわ目立つ存在です。元々プジョーの旧モデルだったらしいのですが、こんなの道路わきに止めても盗まれやしませんよと言われたり、挙句の果ては解体場に赴いたコロンボに、その車を捨てに来たのかと言われたりするなど、これまた持ち主同様、あるべき姿とは程遠い印象です。しかし、それがかえって気の利いた小道具となっています。

飲み物-アイスミルクティ
[ 2019/06/18 00:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『麒麟がくる』新キャスト発表とNスペPの不祥事

『麒麟がくる』の新キャストが発表されました。

《2020年大河ドラマ》“戦国武将&戦国の華” 出演者発表
(NHK ONLINE)

如何にも大河といった顔ぶれが目立ちます。個人的に佐々木蔵之介さん、谷原章介さんにはまた出演してほしかったので、願ったりかなったりです。谷原さんと眞島秀和さんは、『軍師官兵衛』でそれぞれ竹中半兵衛、顕如の役で出演していましたね。これは、前川洋一さんが脚本に加わるということもあるのかもしれません。佐々木さんは『風林火山』以来ですが、秀吉とは意表を突いたキャスティングです。実は官兵衛つながりで、濱田岳さんが秀吉かとも思っていましたが、この人は今は金太郎のイメージですね。

それから、松永久秀があの俳優さんとは如何にも適役です。足利義輝を演じるのは誰になるのでしょう。今川義元役の愛之助さんとはあるいは『まんぷく』つながりでしょうか。こちらは未だに『真田丸』の大谷刑部の印象です。無論太原雪斎や寿桂尼などの配役も気になります。ところで明智光秀の妻熙子ですが、この名は割と最近広まったものといわれています。元々『国盗り物語』では、光秀の妻の名はお槇でしたし、他に伏屋という名でも知られています。

しかし、足利義昭が『ミス・シャーロック』の礼紋警部というのはやや意外ではあります。

それとこのページで気になる点があります。
振り仮名が多い
カタカナ語が多い
この2点です。愛妾とか梟雄などの振り仮名はまだわからなくもないのですが、海老蔵さんのコメントの「精一杯」などに振り仮名は必要なのでしょうか。

また落合プロデューサーのコメントに、トラディショナルだのエネルギッシュなどとありますが、これも日本語に置き換えられるのではないかと思います。たとえばトラディショナルは「外連味の無い」でもいいでしょうし、「エネルギッシュ」は「勢いのある」でもいいでしょう。同じカタカナ語を使うのであれば、トラディショナルよりも「オーソドックス」の方が一般受けするかもしれません。
この大河は制作発表時から「ビギニング」という言葉も使われていますが、これも「草創期」ではいけないのかなと思ってもいます。但し戦国の草創期といえば、恐らく武田信虎の世代で、光秀の時代は第二世代に入って来るでしょう。戦国初期ではなく前期と捉えた方がいいかもしれません。この辺がちょっと腑に落ちない点で、何度かNHKにも伝えてはいるのですが、一旦出した看板を引っ込めるわけに行かないのでしょうか。

それからこの投稿でこのニュースというのも何ですが、

路上で女性押し倒し体触る 容疑のNHKチーフプロデューサー逮捕
(産経ニュース)

Nスぺにも関わっていたようですが、NHKはちょっと不祥事が多くないでしょうか。来年の大河は期待するものの、こういう点は如何なものかと思います。

飲み物-アイスコーヒー
[ 2019/06/17 23:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)

ト調のメヌエット/Beethoven's Minuet in G Major

ベートーベンの『6つのメヌエット』から「第2番ト長調」(ト調のメヌエット)。これもよく耳にするメロディーで、穏やかな雰囲気の心和む曲です。



Beethoven's Minuet in G Major that is mild and gives me peace of mind.
[ 2019/06/16 23:00 ] その他/others | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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