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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  2019年02月

2019スーパーラグビー第2節結果

スーパーラグビー第2節の結果です。
赤文字勝利チーム)

ハイランダーズ 36-31 レッズ
サンウルブズ 30-31 ワラターズ
クルセイダーズ 38-22 ハリケーンズ
ブランビーズ 54-17 チーフス
シャークス 26-7 ブルーズ
ストーマーズ 19-17 ライオンズ
ジャガーズ 27-12 ブルズ

秩父宮でのサンウルブズの試合ですが、正に熱戦と呼ぶにふさわしい試合ではありました。一時はワラターズをリードしていただけに、1点差の負けが如何にも惜しく感じられます。ラグビーの場合、1点差ならペナルティゴールでひっくり返せますからね。途中トンプソン ルークがシンビンで退場となるも、引き離されなかった点は評価できました。この試合でいいプレイを見せた南ア出身のゲラード・ファンデンヒーファーは、ヤマハ発動機の五郎丸がフランスのトゥーロンと契約した後、このチームのフルバックに入った選手で、7月に日本代表資格が与えられます。彼の姿をワールドカップで見ることができるのでしょうか。

サンウルブズ、豪州代表ズラリのワラターズと大熱戦。スーパーラグビー2019
(JSPORTS公式サイト)

次回はニュージーランドでチーフスとの対戦ですが、さてどうなりますか。

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[ 2019/02/27 23:00 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

Rugby in Japan 3

Super Rugby is a competition of men's rugby union from five unions - Argentina, Australia, Japan, New Zealand and South Africa. Its origin was South Pacific Championship in the 1980's but in 1996, it started as Super 12 as a competition of professional teams. 
(In rugby union, players were permitted to receive payments and benefits by playing in 1995)

In 2006, it changed its name into Super 14 with the addition of two teams and in 2011, three teams joined and it expanded to Super Rugby. In 2016, the Jaguares (Argentina) and the SunWolves (Japan) joined and in 2018 the competition was reorganised and two South African teams withdrew from it.

https://super.rugby/superrugby/

Current franchises are as below.

New Zealand 
Blues (Auckland), Chiefs (Hamilton), Hurricanes (Wellington), Crusaders (Christchurch), Highlanders (Dunedin)

Australia 
Reds (Brisbane), Waratahs (Sydney), Brumbies (ACT), Rebels (Meibourne)

South Africa
Bulls (Pretoria), Lions (Johannesburg), Sharks (Durban), Stormers (Cape Town)

Argentina
Jaguares (Buenos Aires)

Japan 
SunWolves (Tokyo)

The results of the SunWolves was not so good until now. Regrettably, they lost the match by a narrow margin (1 point) by the Waratahs at their home Prince Chichibu Stadium. A big shirt was shown at the stadium before the kickoff.
(From the official website of HITO-com SunWolves)

ヒトコムサンウルブズビッグジャージー
[ 2019/02/27 22:45 ] Others | TB(-) | CM(0)

炎のランナーとオリンピックといだてん

本当は『炎のランナー』の様々な描写、ユダヤ人やスコットランド人とイングランド人との確執とか、ケンブリッジブルーとか、はたまた聖書の言葉などについて触れたかったのですが、もう少し先にします-今週中にはアップします。ところで先日あらすじを書いた時に、この『炎のランナー』では、祖国のため家族のため、リデルの場合は神のためという言葉をしきりに口にしています。この神のためというのは、牧師のリデルらしい発想です。信仰のためと置き換えることもできるでしょう。

『炎のランナー』では、アマチュアリズムとプロという、後世に引き継がれる問題について触れています。正しくはノンプロとプロというべきでしょうか。そのためスポーツを続けるということにおいて、如何に本業と両立させるかを考えることになり、エイブラムスの手紙のシーンで、仕事をおろそかにしないといった旨が書かれています。ちなみに日本の場合は学校メイン(後に学校→企業アマ)だったせいで、これに関するジレンマがあまりなかったといえます。しかも学寮長はアマチュアリズムを主張し、世界大会での栄光たるべき勝利至上との板挟みにもなっています。

それとオリンピック関連で、『いだてん』の嘉納治五郎が、私が観た限りでは、オリンピックは平和と友好の祭典といった意味のことを繰り返していたと思います。もちろん当時の日本はオリンピックの知名度が低かったということもあり、どちらがいいとか悪いとは言いません。両者はコンセプトも全く異なります。しかしただオリンピックが素晴らしいだけではなく、それ以外の面も描けば、もう少し味が出るのではと思います。無論この大河が今後どのように描かれるのかはわかりませんし、私は第6回で観るのをやめましたが。

それとこれも先日視聴率関係で、関西の方が関東よりも低いと書いています。これに関しては、金栗四三は確かに熊本出身ではありますが、基本的にドラマが東京ベースなのもあるかと思います。これもちょっと書いていますが、関西が登場しないというのもその一因でしょう。金栗が関わった箱根駅伝なども、今では全国放送されていますが、これ元々は関東ローカルの大会です。視聴率がすべてではないとも思いますが、ただ過去の大河も視聴率を云々されたわけで、避けて通れないことではあるでしょう。

それから武者さんについて、今少し。この人に関していつも不思議に思うのですが、映画などの話題はともかく、自分がかつて勤めていた会社のことなどを、普通書くだろうかと思います。それも個人のブログならいざ知らず、ドラマ関連のコラムにです。しかも自分はこうしたのに上司に無視されたとか、ブラックな会社だったとか、それと一体何の関係があるのだろうと思います。この人によれば、『まんぷく』に出て来る萬平の会社をそれになぞらえたいのでしょうが、それは僻目であり、ドラマをきちんと観ていない証左でもあるかと思うのですが。

飲み物-ホットカフェオレ
[ 2019/02/27 01:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)

The Unposed Photographs of Sego-don

At the end of last January, the official website and the accounts of twitter, facebook and Instagram of "Segodon" were deleted like those of other Taiga Drama series. There were interesting photos on the website and other SNS sites. The below is the one of them. In this photo, Ryōhei Suzuki presents a bouquet of flowers to Keiko Kitagawa as Tenshō-in after her last appearance in the series. Presenting a bouquet to an actor or actress is an established custom when he/she finishes shooting. Needless to say, such photos are one of the PR plans of NHK.

西郷どん篤姫(北川景子)クランクアップ
Yōko Minamino as Ikushima, Keiko Kitagawa as Tenshō-in and Ryōhei Suzuki as Kichinosuke
(From left to right)

Not only presenting the bouquets, many of the photos of the cast in the green room (or dressing room) were posted also. Though some of them oppose in the series, they are on good terms in the room. In some photos, they seem to be really relaxed but in the others they become tense. Despite being the "unposed" photographs, the actors or actresses sometimes strike a pose responding to a photographer's request. Not only on the SNS sites, they in the room are introduced in a special programme of the series also. In it, Suzuki talks about how he gains weight with Tetsuji Tamayama as KATSURA Kogorō. 

西郷どん吉之助と岩倉 
Shōfukutei Tsurube as Iwakura Tomomi (left) and Suzuki as Kichinosuke

[ 2019/02/27 00:00 ] Taiga Drama Sego-don | TB(-) | CM(0)

同列に論じられない大河と朝ドラ

朝ドラの話をしたいと思いますが、その前に。たまたま見たオリコンのサイトで、『いだてん』のチーフディレクターが、「作品を良くすることしか考えていない」とコメントしていました。また出演者のうち宮崎美子さんが、熊本での公開収録時に「もっとたくさんの人に観てほしい」と語っており、中村勘九郎さんは「玄人受け(他局のスタッフなど)はいい」と話していたそうです。

スタッフとしてもキャストとしても、あまり視聴率が上がらないのは気になるとは思います。ただ一視聴者としては、ドラマの進行そのものがわかりづらく、それでギブアップしたともいえますし、また大河を観るのは玄人よりも素人の方が多く、必ずしもこの両者の見方は同じではないでしょう。それにしても「もっとたくさんの人に」は何ともいえないものを感じます。

ところで朝ドラです。元々朝ドラは大河とは違い、主に家庭の主婦が、慌ただしさから解放された朝のひと時、あるいは、よりゆっくりした時間が取れる昼間に観るというのが基本になっています。1週間(6日間)が1つのユニットでテーマがあり、15分番組であることから、毎日観るのに無理のない設定で、構成は比較的シンプルになっているといえます。他に家事をしながらでも、ドラマの進行がわかると言ってもいいでしょう。

ですから大河と朝ドラを比較するのは無理があるといえます。無論大河同士もそうであるように、特定の共通するシーンの描写を比較することなら可能かもしれません。ただ大河と朝ドラとでは、共通する時代背景や登場人物を探すことの方が、むしろ難しいと思います。しかし武者震之助さんがまた『いだてん』と『まんぷく』を比較しています。

大河では親が子供を思うのに、朝ドラでは天ぷら鍋と子供たちを放置してどうのこうの(別に鍋は放置していなかったと思います)。また女だけが家事をするなとのことですが、『いだてん』で男性は家事をしていたでしょうか。この辺が如何にも無理があります。加えてまんぷくラーメンは火をきちんと通していることもあり、食中毒はうちの製品ではないと言っているのに、みんながやっていることが汚いじゃないかと揶揄してもいます。しかもそれにガマガエル騒動までこじつける始末。

またセリフの「クッソー」などを批判していますが、言葉の汚さは武者さんも同じでは。そして、明らかにパクリと思われる製品を作ったテイコ―食品に抗議に行くも、猿渡社長が一歩も後に引かず非を認めないのを、チキンラーメンの発明は安藤百福氏でない説に結び付ける。いやいや、ドラマでは萬平はちゃんとラーメンを発明していましたが。この猿渡社長のマウンティングというべき態度が、武者さんのちょっと意味不明な自己主張にだぶると言っては言いすぎでしょうか。

他にも、長谷川博己さんが出演している映画『サムライマラソン』のことがやたらに書いてありますが、まず『まんぷく』の15分間をきちんと観てからにしてほしいものです。

それから映画といえばもう一つ。司馬遼太郎原作で土方歳三を描いた『燃えよ剣』が映画化されます。主演は岡田准一さんですが、なんと近藤勇役で鈴木亮平さんが出演です。西郷と対極にある人物のため、ちょっと悩んだけどOKしたとのことでした。

飲み物-ラテアート
[ 2019/02/26 00:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

The Future Development of "Idaten" and the reason why I stopped writing about the series

This may be the last entry on "Idaten" in English. This is the development of the story from now on and it is based on the story in the guidebook. 

Shisō and Yahiko Mishima take part in the Olympics 1912. However Yahiko withdraws his entry from the race and Shisō goes missing during the marathon race. He loses his memory in the race. Later he remembers that a local family gave him who is exhausted a glass of lemonade and a cinnamon roll. He returns to Japan and decides to clear his name next time. But the Olympics 1916 is canceled because of the WWI. He takes part in the Olympics 1920 in Antwerp but he cannot bring his ability into running. On the other hand, he marries Suya who loses her husband and then has a son. He tries to improve Japanese sports includes that of women and realises Hakone Ekiden.

Kōzō Minobe becomes a pupil of TACHIBANAYA Enkyō. But he drops put when going on tour to tell stories and is imprisoned because of lodging without money. He cannot tell stories on stage in Tokyo and stays in Shizuoka. Then he becomes to know a boy called Masaji who is a son of a sake brewer. He who is a member of a swimming society in Hamamatsu later enters the Asahi Shimbun and devotes himself to host the Olymics 1964.

After the Olympics 1912,Jigorō Kanō is confused becaus the Japan Amateur Athletics Association is deep in debt. He protests the cancellation of the Olympice 1916 but in vain. And in Antwerp 1920, he decides to retire.

Hyōzō Ōmori who heads the Japanese team in 1912 dies of tuberclosis.

In the post below, I write about why I stopped writing about "Idaten".

いだてん四三と弥彦
Shisō (NAKAMURA Kankurō VI,left) and Yahiko Mishima (Tōma Ikuta)

The image is from the twitter of "Idaten".

[ 2019/02/25 23:30 ] Taiga Drama Idaten | TB(-) | CM(0)

NHK絡みでいくつか

まず、公益社団法人受動喫煙撲滅機構という組織が、『いだてん』の喫煙シーンが多すぎると抗議をしたことをツイッターで知りました。昭和30年代といえば、まだまだ喫煙が当たり前だったでしょうから、それはやむを得ないのではないかと思います。私はもうこれを観ていませんが、別に喫煙シーンが視聴を止めた理由ではありません。しいて言えば、喫煙シーンが割と目立つかなと思ったことはあります。

それとこの大河関連でもうひとつ。少し前に視聴率に関して書いていますが、産経ニュースの記事によれば、関東より関西の数字の方が低い傾向があるようです。生憎これは有料会員限定で、私は登録していないのでグラフのみを見たのですが、初回が12.9パーセント、第5回のみ関東よりやや上です。関西は関東より数字が高めに出ることが多いと思っていただけに、ちょっと意外でした。関西が登場しないせいもあるかもしれません。

それから先日NHKの予算に関して触れています。無名の主人公のうち、女性主人公の大河は合戦シーンが少なく、そのため多少予算を削れる可能性もあります。ただ今年の場合は主人公はさほど有名ではありませんが、外国ロケなどをやっていますので、そこそこ予算はついているかと思います。ところでNHKといえば、今度組織改編が行われます。

ここで、ETV特集などを手掛けて来た文化福祉部が分割されることについて、反対意見が出ています。しかし個人的に見て、ETV特集のドキュメンタリーなどには、これは少しおかしいのではないかと思われる番組もありました。元々NHKは、第二次大戦後にGHQの介入を受けていますから、本来の日本的な発想とはどこか違った発想が見られる傾向があります。尤もこの傾向はNHKだけでなく、他のメディアにもいえることですが。

しかしNHKも職員の報酬は結構高いのです。まずそれを自分たちの手で削減することから始めてはどうかと思います。それと、これは何度も書いてはいるかと思いますが、民放のような番組は不要かと思います。さらに報道番組にしてもドキュメンタリーにしても、結構編集したりとか事実と違うことを言ったりもしています。あとニュースに出て来る人物が、エキストラだったこともありました。

こういうのはいい加減止めるべきでしょう。甚だ曖昧な言い方ですが、受信料で賄っている以上、もうちょっときちんとした番組作りはできないものでしょうか。そして受信料の強制徴収も止めて、受信しない世帯には電波を止めるようにすればいいのです。面白い番組もありますが、一方で本当に「みなさまのNHK」かと思われることもありますので。

飲み物-バーのラテフロート
[ 2019/02/25 00:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

炎のランナー

1978年、ロンドンではハロルド・エイブラムスを追悼する礼拝が行われていた。アンドリュー・リンゼイ卿は、胸に希望を抱き、かかとには翼をつけていたとオリンピックに出場した頃を振り返り、今はオーブリーと自分だけになってしまったと語る。

1924年パリ五輪を前に、イギリスの陸上代表チームは合宿を行っていた。海岸を走って行く選手たちを、犬を連れた父子が見ていた。その後エイブラムスは自室で手紙を書いていたが、チームメイトから室内でのクリケットに誘われる。

1919年10月、エイブラムスとオーブリーはタクシーに相乗りし、ケンブリッジ大学のキーズ学寮(カレッジ)に到着した。エイブラムスは入寮の手続きを済ませ、後からやって来たオーブリーは寮の職員から、彼の専攻は反体制哲学か、少なくとも聖歌隊員ではないなと皮肉めいた言葉を聞かされる。その後晩餐が行われた食堂では、第一次大戦で戦死した卒業生たちの名が刻まれていた。学寮長は演説を行い、祖国のためという言葉を強調する。

エイブラムスたちは各クラブの新入生勧誘を見て回り、陸上競技のクラブに入る。そしてカレッジ・ダッシュに挑戦し、同じ学生で貴族のアンドリュー・リンゼイと競り合った末勝負をものにする。その様子をキーズとトリニティ両学寮の学寮長が窓から見ていた。2人はエイブラムスについて話し、父親は金融業であること、学業は問題がないが、自己保身のためには攻撃的になると結論付ける。さらに勝利したエイブラムスを見てこうも言った。
「やはりユダヤ人は神に選ばれし民なのか」

一方スコットランドでもスポーツイベントが行われていた。この時賞品を授与する役目となっていた牧師のエリック・リデルは、中国生まれで、演説で故郷スコットランドのすばらしさに触れる。さらに自身も200ヤードのレースに加わって優勝した。そして日曜日、リデルは礼拝の司会をした後、ラグビーをしている少年たちを見て、今日は安息日だからいけないと諭す。牧師であるリデルに取っては、走ることは神のためであり、いわば信仰と同義であった。しかしレースで勝利するということは、伝道にも役立つことであった。そのためレースに出る時は、自身の説教も加えることにした。

エイブラムスの父はユダヤ系のリトアニア人であり、いわばイギリスには何の縁もなかった。反骨心旺盛なエイブラムスは、兄が医学の権威であり、自分がケンブリッジで学んでいることから、自分はイギリス人だという信念を強く持ち、それをオーブリーに力説していた。エイブラムスはスコットランドとフランスの競技会を観に行き、他の選手から倒されても走り続けて勝利したリデルに衝撃を受ける。その時競技を観に来ていたサム・マサビーニに、コーチになってくれるよう頼むが、マサビーニは申し込みはコーチからするものだと言う。マサビーニはアマチュア規約にとらわれず、競技を果たし合いとみなす人物だった。

エイブラムスは仲間たちとオペラ『ミカド』を観に行き、主演女優のシビルに夢中になって食事に誘う。シビルの弟はエイブラムスのファンだった。そのことを聞いた仲間たちは一斉に驚く。エイブラムスはなぜ走るのかを尋ねられ、ユダヤ人であるという自分の敵に対する武器だと答える。そして1923年、エイブラムスとリデルが直接対決する日がやって来た。これでエイブラムスは僅差でリデルに敗れ、マサビーニがコーチにつくことになった。マサビーニは有名選手とそれぞれのタイム、走り方の癖などをエイブラムスに叩き込み、フォームを変えさせ、焼石の上を走るつもりで走れと言う。

リデルも練習に余念がなかった。妹のジェニーは、兄が伝道に乗り気でないことを懸念する。リデルは学位を取り、さらにオリンピックにも出た後中国へ戻る予定で、それまでは妹に任せていた。またシビルもエイブラムスのことで、仲間であるリンゼイの屋敷を訪れていた。リンゼイは、エイブラムスはトップを目指しているからと彼女を励まし、その後庭にハードルを並べさせて、グラスを上に置いてシャンパンで満たす。シャンパンをこぼさないように跳ぶつもりだったが、最後の最後でグラスが揺れ、シャンパンがこぼれた。

エイブラムスはキーズ、トリニティの学寮長たちと食事をする。2人はマサビーニについて尋ね、彼がイタリア系でアラブの血が入っていることを知る。そしてコーチをつけること、エイブラムスの勝利至上主義はプロの考えだと言い、学生はアマチュアの道に徹するようにと言う。しかしエイブラムスは学校のため、家族のため、そして国のためと言い、紳士的敗北が理想ですかと尋ねる。学寮長たちは金の栄光よりはいいと主張するが、エイブラムスはこう答えた。
「お2人とも神の無作為の如き勝利を望んでいる。そんなのは子供の運動会で言うことです」
2人たちは、神が違えば人生の目標も違うと顔を合わせる。

そんなエイブラムスに、オリンピック出場の知らせがもたらされた。エイブラムスは100メートルと200メートル、そして仲間のリンゼイは400メートルとハードル、ストラードは1マイル、オーブリーは障害物で、もちろんリデルも名を連ねていた。選手団はパリへ向かう船に乗るが、エイブラムスは見送りに来てくれたシビルに会っており、出航ぎりぎりに船に飛び乗った。選手たちを追っていた記者の一人は、リデルに予選は日曜日だと告げる。リデルは初めてそのことを知り、安息日に走ることでひどく悩んで、このことを団長に相談する。オーブリーは船内の陽気な雰囲気を母への手紙に書き綴っていた。

他国の選手団もパリに向かっていた。アメリカはプロのコーチをつけ、全員がコーチの指示に従って練習をしていた。エイブラムスたちは映画館で、彼らのライバルであるアメリカ選手団の到着映像を観る。いよいよオリンピックが始まったが、リンゼイはハードルで敗れてしまう。一方リデルは王太子に招待され、ラグビーの話を振られる。彼がいたスコットランド代表はイングランド代表から2トライを挙げていたが、今度は味方でよかったと王太子は話す。

安息日にレースをやらない主義のリデルは傲慢だと言われるが、他人の信仰に立ち入ることこそ傲慢だと言い返す。その場へリンゼイがやって来て、自分が出場する木曜日の400メートル走をリデルに譲る。そしてエイブラムスは100メートルの予選に出るが、アメリカのパドックに敗れていた。エイブラムスはマッサージを受けながら、部屋に来ていたオーブリーに、自分は何を求めているのかわからない、今は勝つのが怖いと言う。ほどなく決勝だが、マサビーニはグラウンドへは行かなかった。

マサビーニは6本針のスパイクを使えという手紙と、お守りをバッグに入れてくれていた。そしてその決勝でエイブラムスは勝ち、金メダルを獲得する。マサビーニは大喜びするが、エイブラムスは1人静かに競技場を去る。リンゼイは仲間たちに、メダルを取ると必ずその空しさに気づくと言う。そしてケンブリッジのキーズとトリニティの学寮長たちもこれを知った。その夜カフェでマサビーニは、君は君自身とマサビーニに勝ったのだと言い、後はシビルの許へ戻れと促す。

リデルは400メートル走に出場した。アメリカのコーチは短距離の選手だからと高をくくっていたが、選手であるショルツの方は、油断できないものを感じ取っていた。そして次の文句を書いた紙をリデルに渡した。
「私をたたえる君を私もたたえよう」
決勝が始まり、リデルは優勝する。リデルをイギリス代表選手たちが取り囲んだ。

彼らは意気揚々と凱旋したが、エイブラムスは1人後から駅を出て、シビルと再会した。

リデルは第二次大戦末期に中国で亡くなり、エイブラムスは1978年1月に他界した。追悼礼拝後、アンドリューとオーブリーはエイブラムスを懐かしむ。

[ 2019/02/24 23:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

The People Concerned with the Olympics 1964 (Team 1964)

Kazushige Hirasawa (Gen Hoshino)

An officials of the Ministry of the Foreign Affairs and devotes himself to host the Olympics in Japan 

いだてん平沢和重


Ryōichirō Azuma (Yutaka Matsushige)

The Governor of Tokyo and improves the infrastructure of Tokyo

いだてん東龍太郎

Yukiaki Iwata (Tōri Matsuzaka)

A member of the JOC
いだてん岩田幸彰

The imegas are from the official website of "Idaten".

[ 2019/02/24 22:45 ] Taiga Drama Idaten | TB(-) | CM(0)

大河の主人公の知名度

ここのところの大河で思うのが、女性主人公をはじめとする、知名度があまり高くない人物が主人公の作品と、知名度がある男性の作品が交互に続くことです。女性主人公が隔年になった2010年代から、特に『八重の桜』以降からこの傾向が顕著になっています。山本(川崎、新島)八重という人は、新島襄の奥さんであったことは知っていましたが、それ以前をあまりよく知らなかったので、女性主人公の大河としては比較的興味が持てました。しかしそれ以後の女性主人公『花燃ゆ』の杉文(楫取美和子)、『おんな城主 直虎』の井伊直虎などは、それぞれ長州藩士や今川家が主人公の方が、収まりがいいのではないかと思いました。

今年の『いだてん』も、主人公の知名度が高いとはいえないかもしれません。もちろん陸上競技をやっていたとか、スポーツやオリンピックに詳しいのであれば別です。ですから半年単位にして、それぞれ別のシーンを描こうとしているのでしょう。それはいいのですが、如何せん東京オリンピックというのは、時代としてはかなり近いといえば近いのです。その当時を知る人は今もそこそこいます。だからそれを大河化といっても、特に年配の方はぴんと来ないかもしれません。かといって、金栗四三だけだと1年間はちょっとしんどいでしょう。しかし知名度があまり高くない、ニッチな人物を持ってくるというのは、あるいは予算の関係もあるのでしょうか。

著名な主人公とそうでない場合とでは、確かに後者の方が予算は少なくて済むかもしれません。女性の場合は特に、合戦などのロケが少ないからです。しかし予算はともかく、知名度が低くても他に著名な人物を絡ませるとか、大河でなくスペシャルにするなどの手はありそうなものです。以前女性主人公はBS時代劇にしてはどうかと書きましたが、それと似たような感じです。『坂の上の雲』形式という方法もありそうです。そういえば柳川市では立花宗茂を主人公にしたがっているようですが、九州戦国大河として描くなら納得です。その他にも候補は多いかと思いますが、今後はある程度の知名度のある人物と、そうでない人物は棲み分けた方がいいのではないでしょうか。

飲み物-赤いカクテル
[ 2019/02/24 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
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aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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