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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  2018年12月

西郷どん第47回「敬天愛人」その3

第47回その3です。ついに総攻撃が始まり、隆盛はじめ多くの士族がその中で散ります。糸はその後家族に、隆盛の言葉を伝えます。そしてその翌年、大久保利通は、不平士族によって絶命します。

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政府軍の総攻撃が始まり、西郷軍も反撃に出るべく私物を火にくべてしまう。ここで村田新八の腹が鳴ってしまう。隆盛は言う。
「甲突川に鰻でん取りに行きたかどん、もう時がなか。残念じゃ」
一同は笑い、その後隆盛はおはんらが侍の最後を務めるんじゃと言って号令をかけた。
「チェスト~!気張れー!」
しかし政府軍の最新式兵器の前に兵は倒れ、桂久武も弓で政府軍の軍人を仕留めたものの、銃弾を浴びて戦死する。そして桐野利秋は、政府軍に加わっていた川路利良に頭を撃たれて落命し、村田新八も自決した。

その砲声を隆盛の家族たちも、島津久光と海江田孝次も聞いていた。従道は、東京へ帰ることにした。辺見も銃弾を受けて死亡、隆盛は右脚を撃たれるも、鬼神の如き表情で政府軍に立ち向かう。その時、彼の腹部を弾がかすめた。
そして糸は、屋敷内の祠に一礼し、おやっとさあでございもしたと声をかける。その時犬の鳴き声がした。ツンとゴジャが戻って来たのである。糸はことの次第を悟ったようだった。そして家に戻った大久保利通は、戦が終わったと満寿に伝えた。満寿は吉之助さあはと問いかけ、利通は帽子と鞄を取り落として泣き叫ぶ。
「吉之助さぁ~!!」
再び明治37(1904)年、菊次郎は「父は天を敬い、人を愛しました」と話していた。さらに己の身を捨ててでも人を愛したからこそ、これほどまでに人から愛されたのだと思いますと話した。

隆盛の死は方々に知れ渡った。徳川慶喜の邸では、ふきがそのことを伝えていた。皆を放っておけなかった、立派なお侍というふきに、慶喜はこう言った。
「俺みたいに逃げればよかったんだ、牛男」
そして巷では、錦絵により西郷星が評判になり、その星に手を合わせるといいことが起こると信じられていた。牛鍋屋の2階では、勝海舟がこうつぶやいていた。
「とうとう星になっちまったかい西郷どん、龍馬とよろしくやっててくんな」
この西郷星の正体は火星だった。奄美では愛加那が別れの唄を歌っていた。そして東京では、自分の屋敷を建てた従道が、鰻を食べながら涙していた。この屋敷は、兄たちを迎えるために建てたものだったのである。

西郷家は元の平穏を取り戻していた。そして菊次郎は熊吉の肩を借りて戻って来た。菊次郎の失われた右脚には義足がつけられていた。
「兄さぁ、もう杖はいらんとな」
寅太郎が声をかける。菊次郎は「見ちょけよ」と言い。義足の感触を確かめるように、ゆっくり歩いて見せた。その後糸は、隆盛が使っていた毛皮の敷物の上に「敬天愛人」の揮毫を広げ、家族に隆盛の言葉を言って聞かせる。自分の死で言いたいことも言えなくなってはならないこと、これからの国作りは家族たちに託されていること、逆賊の子であることを恥じることはないと話す糸。寅太郎は、父上は西郷星となって皆に拝まれているというが、糸は夫はそのようなことを喜ぶ人物ではなく、弱い物に寄り添って奔走し、心の熱い「ふっとか」お人であったと伝える。

翌明治11(1878)年5月14日、利通は内務省から赤坂の皇居へ向かおうとしていた。相変わらず減らず口を叩く岩倉具視は、新富座で団十郎が西郷を演じて大当たりらしい、見に行かないかと誘う。大久保はいずれと言い残し、馬車を走らながら、いつか懐中にしまっていたCangoxinaの紙を見つける。しかしその直後、不平士族らに馬車を止められてしまう。彼らは斬奸状を見せ、利通を引きずり出してめった突きにした。利通は抵抗するすべもなく、全身に傷を負っていたが、
「おいはまだ死ねんど、やらねばばらんこっがある…」
こう言って、例の紙に手を伸ばしたが、既に立ち上がるだけの力はなくその場に倒れた。その時、吉之助の声が聞こえたような気がした。
「大久保正助を忘れて来た」
それは、かつて共に肥後へ向かった時の吉之助の声だった。

再び城山総攻撃の日。腹部に銃弾を受けた隆盛は、渾身の力を振り絞って起き上がろうとしたが、最早立つことはかなわなかった。地面に倒れたまま青空を仰いだ隆盛は、消え入るような声でこう叫んだ。
「もう…ここいらでよか…」
それが隆盛のいまわの言葉となった。

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まず「晋どん、ここいらでよか」がなかったのに驚いた人も多いかと思います。私も当初はそう考えていましたが、皆が武器を取って立ち上がった時に、その可能性は薄いなと感じました。そして隆盛が腹部を撃たれた時、これは今までとは違う方法で行くなと思いました。あのシーンを楽しみにしていた方には残念だったでしょうし、ああいう形での出撃があるのかとも思われますが、あれはあれでまた一つの描き方ではあるでしょうし、むしろ意図的にそれを描かなかったといえるでしょう。

そしてツンとゴジャが戻って来ることで、糸は何かを感じ取ったようです。それが彼女が家族に、隆盛のいわば遺言を伝える動機になったともいえます。そして大久保利通、満寿にどのようにして隆盛の死を伝えるかと思っていましたが、ああいう方法で来ましたか。無論自分が提案した降伏を受け入れなかったことから、多少の覚悟はしていたでしょうが、ある意味自分が隆盛を殺したようなものですから、かなりの責苦に苛まれていたかとは思われます。しかも自分は鹿児島に行かず、勧業博覧会に力を入れると言った、その同じ場所で隆盛の死を悲しむことになったわけです。

それから市川團十郎、この時は九代目の時代ですね。以前團菊爺・菊吉爺というのをご紹介したことがあります。要するに「昔はよかった、それに引き換え今のは」ということなのですが、この團菊の團がこの人物です。新富座に多く出ていたのは、正に岩倉が言った通りです。この人は歌舞伎の改革にも力を注ぎ、歌舞伎俳優の社会的地位を上げたことでも有名です。前の市川團十郎、今の海老蔵さんの亡くなられたお父様の三代前に当たります。

西郷星の後、ヒー様こと徳川慶喜(この時点では雰囲気こそ違えど、ヒー様に戻っている感があります)と勝海舟が登場します。しばらく登場していなかっただけに、やや唐突感がなくもなかったのですが、そこは関連人物故入れないわけには行かないでしょう。面白いのは、この2人が牛つながり(無論隆盛も「牛男」ですが)だということです。ヒー様は絵、勝海舟は牛鍋屋です。ちなみに松田翔太さんは1985年生まれ、遠藤憲一さんは1961年生まれでそれぞれ丑年ですが、これは何か関係があるのでしょうか。あと隆盛が鰻を取りに行きたいが時間がないと言うところ、従道が鰻を食べているところ、いずれも降伏を促す手紙が関係していそうです。

大久保利通を演じた瑛太さんの、公式サイト内「週刊西郷どん」のコメントにもありましたが、この人は本当に幸せだったのでしょうか。隆盛がある意味周囲から担がれたとはいえ、仲間と共に散って行ったのに比べると、思い残すこともあったでしょう。しかもかなり孤独な人物として描かれており、実際そうだったのかもしれません。だからこそ最後の方で、吉之助と呼ばれていた頃の隆盛が、出迎えに来るという設定になったと思われます。この大河では、死に方も共通したところがありますし、それで敢えて隆盛に自決させなかったとも取れます。ところでこのような事件の再発を防ぐため、その後要人には近衛兵が付くようになったそうです。今でいうSPです。

[ 2018/12/21 01:15 ] 大河ドラマ 西郷どん | TB(-) | CM(0)

Sego-don Episode 47 Kei-ten, Ai-jin (Respecting Heaven, Loving people) 2

This is the second part of the post about the episode 47. The third one will be posted tomorrow.

9 days have passed since the Government Army surrounded Mt. Shiroyama. At the headquarter of the army, some officers insist on launching an all-out attack against them but YAMAGATA Aritomo says,
"He considered all of us in the past and no one think that he was reduced to a rebel".
Then he adds it's so difficult to deal with his army in Mt. Shiroyama. KAWAJI Toshiyoshi suggests to Aritomo that he should press the commanders includes Takamori commit hara-kiri and release other soldiers instead. He attempets to make them die glorious deaths. But they receive a telegram from ŌKUBO Toshimichi and Jūdō who sees it make some soldiers deliver it to the Saigō army.

西郷どん47書状を読む隆盛
Takamori (Ryōhei Suzuki) reads a letter that says about the surrender

Takamori reads the letter that conveys the mesaage of the telegram. It says that the Government Army will attack Mt. shiroyama at 4 o'clock the next day but if the Saigō Army surrenders until 5:00 pm, he will be spare Takamori's life. Takamori says to himself that Ichizō is optimistic and showing him mercy will dug his own grave. Then he refuses the surrender though KIRINO Toshiaki asks him to survive and find an opportunity of going into action again. But Takamori tells him and others that he should die to stop other former samurais from starting a rebellion again.

西郷どん47降伏について話す隆盛
Takamori (far right) tells KIRINO Toshiaki (Takurō Ōno, far left), MURATA Shinpachi (Arata Horii, second from the left), KATSURA Hisatake (Jun Itoda, second from the right) about the letter.

Toshimichi explains about the exhibits from each prefecture to the foreign guests  at a national industrial fair but one prefecture submits nothing to the fair. It is Kagoshima. One of the guests raises a matter of the rebellion but he declares that it will end soon and any war will be expelled from Japan. Then he sees his pocket watch and confirms it's 4:30 pm. After a while he receives a message that Takamori did not surrender. He is confused about it but makes a speech in front of the guests. But when he mentions Japan established by samurais, he is at a loss for words and goes to the empty shelves for the exhibits from Kagoshima and removes the sign of "Kagoshima Prefecture" that annoys him at last. Also in Kagoshima, Aritomo and Jūdō confirm that it has turned 5.

西郷どん47内国勧業博覧会での利通
Ōkubo Toshimichi (Eita) makes a speech at a national industrial fair

Takamori tells his fellows that he is ready to die and he must do so to stop any war in Japan. Shinpachi believes that he doesn't want to survive alone. That night they have a drinking party and Takamori says he should prepare for another place of death for young soldiers (*) but some men includes Toshiaki say it's the very place to die because they can see Mt. sakurajima beyond. And Takamori tells shinpachi that his frock coat is very dirty and smells but he says it's so important for him. Actually, a photograph of a French women whom he get acquainted with in France is sewn to the inside of the coat. After that Takamori puts the dagger given by Nariakira in front of him and says to it that the era what he wanted to realise has come.

At the dawn on the 24th of september 1877, the Government Army started all-out attack.

(*) It seems that he regrets a bit that he could not make such young and passionate men fight fully.  

[ 2018/12/20 01:00 ] Taiga Drama Sego-don | TB(-) | CM(0)

西郷どん第47回「敬天愛人」その2

では第47回その2です。城山は包囲され、大久保利通は西郷の助命と引き換えに降伏を迫ります。しかし隆盛は降伏せず、利通は落ち着かない気持ちでスピーチを始めますが…。

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政府軍が包囲を始めて9日が経ち、軍の陣営では総攻撃を望む声が強くなっていた。しかし山県は言った。
「今ここにおる者(もん)で、西郷さんの厚意にあずからんかった者がおるか」
「西郷さんが賊になり下がったと、心から思うておる者がおるか」
事はそう易しくないと、山県は厳しい表情を浮かべる。川路利良は、隆盛以下隊長たちの自裁を条件に降伏を呼びかけようとする。砲撃で死なせるのではなく、名誉の死をという山県の考えだった。その時、東京から大久保利通の電信が来た。それは、大久保利通からのものだった。従道はそれに目をやり、城山に連絡させる。

利通が伝えたのは、明日午前4時に総攻撃を仕掛けること、しかし午後5時までに降伏すれば、西郷は助けるということだった。その手紙を見た隆盛は、利通の手紙に甘いと漏らし、自分に情けをかければ、自分の首を絞めることになる。こげな情は受けられんと言う。西郷先生だけでも助かって、また新たに動きを起こしてくれという桐野達に隆盛は、自分が死ななければならない、そうすれば不平士族たちも別の行き先を見つけると言う。

利通は内国勧業博覧会に出席していて、海外の来賓に各県の出品を説明していた。しかしある県だけ出品がなかった。それは鹿児島だった。戦の件を切り出された利通は、
「大丈夫、もうすぐ戦は終わります。いや、日本から戦そのものがなくなります」
こう断言した。そして時計に目をやったところ、約束の5時まで30分ほどだった。しばらくして鹿児島からは、隆盛が降伏しなかった旨の電信が届く。その直後利通は演説を行わねばならず、最初の方こそうまく取り繕ったが、「侍が作った日本を…」と言いかけて言葉に詰まり、ついに気になっていた鹿児島県の札を外してしまう。鹿児島でも山県、従道が懐中時計を見ていて、5時になったのを見定めた。

城山で隆盛は、自分は死ぬ用意ができていることを伝え、またこれ以上の戦を防ぐためにも自分は死ぬべきだと話す。村田も、隆盛だけが生き残ることはないと信じていた。その夜最後の酒宴で、若いもんにはもう少し別の死に場所を見つけたかったと言うが、桐野はじめ一同は、桜島を観ながら死ねるのだから、これほど最適の死に場所はないと叫ぶ。また村田新八のフロックコートがあまりにも臭いと言う西郷だが、これは大事な物であると新八は言う。その裏には女性の写真が縫い込まれていた。その夜隆盛は例の脇差を前に、ようやく殿の言われた時代が来もすなと一人話しかける。そして翌朝、政府軍の攻撃が始まった。

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この降伏に関しては、実際は山県有朋の手紙によるものといわれていますが、今回は大久保利通が電信で伝え、それを書状にした物を渡しています。ただし話を切り出したのは、やはり山県となっています。山県も一旦は不祥事で役職から外されたものの、その後徴兵令の制定などで、隆盛はこの人物を呼び戻しています。そして、村上新悟さんのあの独特の声が、この軍議のシーンで生かされました。

しかし自分に情をかけてはいかんと、その要求を受け入れなかったことが、逆に利通に十字架を背負わせる原因となってしまいます。折あしく、内国勧業博覧会で演説を始める直前のことで、案の定途中で言葉につまり、しかも自分の視界に入って来る「鹿児島縣」の表示が目障りで仕方なかったようです。この書状の左の方に、「兄と甲突川で鰻を取り」といった文句が見えます。これは従道関連でしょうか。ところで再来年つながりになりますが、このシーン、『国盗り物語』の小説の方で、本能寺攻撃を前にした明智光秀が放心状態で、直前の連歌の会で粽を出された際、笹をむかずに口に入れていたという描写を思わせます。

ところで利通の手袋、ドレスグローブと呼ばれる物ですが、どうやらセーム革のようです。その一方でかなり汚れまくった村田新八のフロックコート、実は内側に、フランス人女性と思しき人物の写真が縫い付けられていました。何だか服の色にふさわしからぬ赤い糸で、しかも縫い目が粗いところを見ると、自分で縫い付けたのでしょう。それから先日書いていた『ラ・マルセイエーズ』を演奏するシーン、あの辺見十郎太が歌い出すシーンの作詞は、公式ツイッターによれば田上晃吉さんだそうです。

[ 2018/12/19 23:45 ] 大河ドラマ 西郷どん | TB(-) | CM(0)

2018-19トップリーグ総合順位決定戦三回戦と神戸製鋼の優勝

トップリーグ総合順位決定戦三回戦の結果です。
赤文字勝利チーム)

リコー 26-30 クボタ
パナソニック  41ー43 NTTコム
トヨタ自動車 12-15 ヤマハ発動機
神戸製鋼 55-5 サントリー
コカ・コーラ 31-36 トヨタ自動織機
日野 34-37 宗像サニックス
東芝 31-18 キヤノン
NEC 24-30 Honda

では試合寸評です(クボタ-NTTコムは前回分)

クボタ-NTTコム
中堅チーム同士互角の試合になるかと思ったものの、どうもクボタが劣勢に立たされっぱなしです。しかも相手シンビンを、うまく生かすチャンスだったのにそれができず、ボールを取られ、しかもNTTコムにプレッシャーをかけられ続けて、結局予想以上の点差になった感もあり、クボタが得点できたのが後半10分過ぎまでであったことを考えると、これは何か示唆するものもあります。ちなみにクボタの立川キャプテンにいわせれば、レフリーとのコミュニケーションがうまくできていなかった由。

リコー-クボタ
そのクボタ、今度はリコーとの対戦です。先制したのはクボタ、互いに点の取り合いによる面白い試合で、12-20で前半を折り返します。後半に入ってもそう点差は開かず、後半39分台で4点差に迫った時には、これはリコー行けるかもと思ったものです。しかしクボタも前節の敗戦がある以上、そう簡単に負けるわけにも行かず、かてて加えてリコーに痛恨のノックオン-正にあれこそ「痛恨の」と呼ぶべきでしょう。結局試合はそのままクボタ白星、リコーはものにできたかもできないチャンスを生かせませんでした。

コカ・コーラ-豊田自動織機
下位チーム同士の決戦。豊田自動織機の先制もコカ・コーラがすぐに追いつきますが、前半から点差をつけられて行きます。10-36になった時点でかなり一方的な試合運びになりましたが、実はそこからコカ・コーラが得点を重ねて行き、12点差とします。さらにその後バードルのトライで5点差までに攻め寄ったのが後半34分。あと1トライ1ゴールで追いつけ、しかもひっくり返せる点差でしたが、それを生かすことができず…。この回4チームは23日に入れ替え戦ですが、この時勝っていれば、より御しやすい相手と組めただけに残念。

日野-宗像サニックス
前節シーズン初勝利の宗像サニックス。こちらも前半日野が優勢なのですが、前半35分からサニックスが追い上げて来ます。それでも日野の優勢は動かないように見えましたが、後半30分過ぎにサニックスのトライで4点差となります。前出クボタとリコーも終盤4点差になり、リコーのノックオンとなりましたが、相手シンビンもあり、サニックスはその後王授榮のトライで1点リード、さらにコンバージョンも決まって37点と試合をひっくり返してそのまま終了。日野の選手泣いていましたね。ラグビーの得点形態からすると、こういうこともあるわけです。

神戸製鋼-サントリー
今シーズンの大一番。その割に、点差が開き過ぎたような…。

決勝にふさわしい顔ぶれですが、正直言って接戦とはほど遠い試合展開になりました。サントリーの頑張りもありましたが、元オールブラックス監督ウェイン・スミス体制で、しかもダン・カーターを入れた神戸製鋼のアタックは、その頑張りをも打ち破るものであったのです。というか、どうもサントリーのディフェンスが神戸製鋼に押されっぱなしで、しかもディフェンスに穴が開き、そこを相手に抜けられる、ボールを簡単に取られるという、如何にも「らしくない」展開が続きました。かろうじて前半18分、サントリーに唯一のトライというか得点が入るものの、その後は一貫して神戸製鋼ペース。後半に入ってもサントリーは流れをうまく修正できず、既に後半20分を前に勝負あったの形になりました(48-5)。結局神戸製鋼は後半38分にもトライを追加して50点台の大台に乗せ、終わってみれば予想外の大差となりました。

ちなみに神戸製鋼とサントリー、トップリーグ最初のシーズン(2003年)には黄金カードでした。しかしその後東芝、三洋電機(現パナソニック)の台頭により、神戸製鋼は優勝戦線から遠ざかってしまい、優勝を初めて経験した選手も多かったようです。そのためチームの歴史を再確認し合ったということでした。またかつて神戸製鋼を支え、2016年に急逝した平尾誠二氏の写真を持参したファンもいましたし、表彰台に立った橋本キャプテンも、平尾氏の遺影を抱きしめていました。詳しくは下記のコラムでどうぞ。

神戸製鋼が15年ぶりの優勝、「ロッカールームは笑顔でいっぱい」。トップリーグ

一戦一戦の価値が重く、中身の濃い試合が続いた トップリーグ18/19総括

いずれもJSPORTS公式サイトより。

しかし来週からもう高校選手権なのですね。新装成った花園での、初めての大会です。

[ 2018/12/19 23:30 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

お詫びと関連話題

まずお詫びです。『西郷どん』第47回後編のアップは明日になります。というか、前・中・後に分けるかも知れませんので、悪しからずご了承ください。それから、今日書こうと思っていた感想をここで2つ書いておきます。

西郷従道が西郷家を去った直後に糸が現れます。この時従道は、脱帽のままで敬礼をしています(西郷どん公式サイトより)。

西郷どん47西郷家を去る従道

通常挙手の敬礼は帽子をかぶったままなので、不思議に思った方もいるかもしれません。しかし明治6年の陸軍敬礼式によると、将校は顎紐なしの帽子をかぶっている時は、帽子を取ると規定されています。

この場合挙手敬礼なのか普通のお辞儀なのかは不明ですが、その前の部分で、顎紐付きの帽子の場合は右手を挙げて帽子に及ぼす(この場合、届かせるといった意味か)とあるので、顎紐なしの場合も、帽子を脱いだうえで同様にするということでしょうか。その意味であれば、これは正しいといえます。

尤も延岡で山県有朋に会った時は、帽子を脱いで普通にお辞儀をしています。あるいは相手が兄嫁の糸だからということで、例外的にこういうポーズをしたともいえそうです。ちなみに陸軍軍人がすべて帽子に挙手で敬礼を行うのは、明治20年に陸軍敬礼式が改正されてからです。

なおこの明治6年の陸軍敬礼式は、国会図書館のデジタルコレクション「布告類編. 明治6年」の第4巻、78ページから始まっていて、帽子と敬礼の関係については第6条となります。ネットで閲覧可能です。かの徴兵令についても記されています。

それから村田新八が城山で最初に弾いていた曲は、ヴェルディの『イル・トロヴァトーレ』に登場する『我らの山へ(Ai nosti monti)』です。あの山へ帰ろうと、ジプシーの老婆アズチェーナと放浪の騎士マンリーコ(実は伯爵の弟)が歌う設定です。考えてみればこの城山も、西郷軍にしてみれば「我らの山」というべきなのかもしれませんし、イメージは違えど、何となく「ロビン・フッドと仲間たち」という印象もなきにしもあらずです。

飲み物-コーヒー
[ 2018/12/19 01:15 ] 大河ドラマ 西郷どん | TB(-) | CM(0)

Sego-don Episode 47 Kei-ten, Ai-jin (Respecting Heaven, Loving people) 1

西郷どん47菊次郎 
Saigō Kikujirō (Toshuyuki Nishida) talks about the Satuma Rebellion 

In 1904, SAIGŌ Kikujirō makes his staff hang his father's writing "Kei-ten, Ai-jin" in a frame on the wall of his office. Then he began talking about the Satsuma Rebellion. He says,
"when a new era comes like a rolling wave, some people cannot ride on it. So my father Takamori hugged, swallowed and took the samurais who were left behind". 

Kikujirō as mayor of Kyoto says that someone who accompanied Takamori at that time said,
"As time goes by, my affectionate feelings to him becomes stronger and I want to share his fate". 
 
On the 17th of  August 1877, Takamori and his army depart Nobeoka and go toward to Kagoshima where they regard the place of their lkast battle. Then YAMAGATA Aritomo visits the field hospital and asks Ito where her husband departed for but she answers nothing. And Jūdō, Deputy Minister of the Government Army (the Imperial Army) who was permitted to go to Kyushu and arrives in Nobeoka.

西郷どん47延岡での別れ3 
Takamori (Ryōhei Suzuki, second from the right) says good-bye to his family

Jūdō finds that the right leg of Kikujirō has lost and realises it's because of the shooting of the Government Army . He bows to her and apologises Ito but she tells him such a high-ranking officer of the Government Army should not behave so. Then Aritomo learns that the Saigō army departed for Kobayashi and even further south via Eno-dake, a mountain in the Kyushu Mountains. They arrive in Kagoshima and climb Mt. Shiroyama and at last they see Mt. Sakurajima. Takamori remembers that he inscribed the letters "Cangoxina" on a stone at the same place and finds it. It makes them feel nostalgic. They try to recover Kagoshima from the Government Army and fight well at first but the latest style of weapons make them retreat and hide in the mountains.

西郷どん47城山へ戻った西郷軍2
Takamori in Kagoshima with Katsura Hisatake (Jun Itoda, far left), Murata Shinpachi (Arata Horii, second from the left) and Kirino Toshiaki (Takurō Ōno, far right)

Ōkubo Toshimichi is busy with preparing for a national industrial fair. When he comes home, he learns that his house is Kagoshima was burned because of street fighting. He feels happy that his wife Masu and children now live with him in Tokyo but Masu suggests to him that he should go to Kagoshima and help his old friends in Mt. Shiroyama. He warns her to shut up. In Kagoshima, Ito, Kikujirō and Kumakichi return home with Jūdō. But Koto who learns that her son Sōsuke accompanied Takamori tells Jūdō to stop the war at once. She presses him hard and says,
"Are you going to kill our brother?"
KAWAGUCHI Seppō persuades her not to blame him because it's him who brought Ito, Kikujirō and Kumakichi to Kagoshima. Toratarō who hears his aunt's words asks Jūdō to beg for his father's life but Ito warns him. 
"It's the shame of the Saigō family".
Jūdō leaves home with his attendants but immediately after Ito goes out of the house. He tells his sister-in-law that Takamori hides in Mt. Shiroyama. Ito is already prepared for the worst and tells him to do his duty because there may be a reason why he remains in the Government Army. She says,
"My husband will say the same thing as me to you".

西郷どん47西郷家を去る従道
Saigō Jūdō (Ryō Nishikido) raises his hat to Ito (*)

At Mt. Shiroyama, MURATA Shinpachi plays "Ai Nosti Monti" on the concertina (**) however it sounds sad. So Takamori who goes out of the cave and says he want him to play a tune that makes everybody happy. Then Shinapachi takes off his hat and begs his fellows to throw money in it if the tune pleases them. Then he performs "La Marseillaise". They includes Takamori dance to it and many pieces of military currency called Saigō-fuda are thrown in the hat. And in Tokyo, Toshimichi pulls s drawer of his desk open to take a paper knife out and finds a small bag given by Takamori. In the bag, a piece of paper on which     "Cangoxina" is written. The days of his childhood occurs to his mind and the voice of Takamori after the Boshin War echoes in his head. 
”I hope you will establish the country that can be on a par with other countries”

西郷どん47手風琴を弾く村田
Murata shinpachi plays the concertina

At the headquarter of the Government army in Kagoshima, officers talk about the full-scale attack to Mt. Shiryoyama.

(*) At that time, an army officer who wears a cap without chin strap takes off his cap and raises his hand in salute.
(**) Needless to say, the French national anthem was not known widely in Japan. But Shinpachi accompanied the Iwakura Mission and visited Europe and saw opera also. And as for his instrument, I write it is a bandoneon in another post but it seems to be a concertina.

The images are from the official website of "Segodon".

[ 2018/12/19 00:15 ] Taiga Drama Sego-don | TB(-) | CM(0)

西郷どん第47回「敬天愛人」その1

今回は最終回で拡大版なので、前半と後半とに分けます。市長室の菊次郎が再び登場します。父が揮毫した「敬天愛人」の額を掛けさせた後、西南戦争敗走の顛末について話し始めます。

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明治37年京都。西郷菊次郎は「敬天愛人」の額を市長室の壁に掛けさせ、話を切り出した。新しい時代が大きな波となって押し寄せた時、その波に乗り切れない者が出て来ると言い、さらに、父西郷隆盛は御一新から取り残された侍たちを抱きしめ、飲み込み、連れ去りましたと続けた。
明治10(1877)年8月17日、西郷隆盛一行は延岡を発って、糸や菊次郎、熊吉を残して終焉の地鹿児島に向かった。菊次郎の言葉がかぶる。
「1日西郷に接すれば1日の愛が生じ、3日接すれば3日の愛が生じる。親愛の情は日々募り、最早去ることができない。ただただ生死をともにしたい」
隆盛に従ったある人物の言葉だった。その後陸軍卿山県有朋が、糸や菊次郎がいる病院を訪ね、どこへ行ったのかと尋ねるが、彼らは何も答えなかった。そこへ、やっと許可を得て駆けつけた陸軍卿代理の西郷従道が駆け付けた。

従道は菊次郎の脚が片方ないのに気づき、義姉の糸に頭を下げるが、糸は、政府の偉いお方がそのようなことをするものではないと諫める。すると山県へ連絡が入り、西郷一行は可愛岳(えのだけ)を経て小林、さらに南へ向かったという情報が入る。その南は鹿児島だった。西郷一行は城山へ登って桜島を眺める。隆盛は子供の頃、この場所でCangoxinaと書いた石を見つけて懐かしむ。鹿児島を政府軍から取り戻そうと、政府軍を相手に西郷軍は戦闘を開始した。最初は功を奏したが、やがて政府軍の兵器の前に手も足も出なくなり、城山の山中に退却するしか方法はなくなった。

大久保利通は、内国勧業博覧会の準備に勤しんでいた。その頃鹿児島の家が焼けたという連絡が入り、お前たちを呼んでいてよかったと言う。満寿は、鹿児島のお仲間の許へ行かなくていいのかと夫に尋ねるが、利通は妻を諭した。
「口が過ぎる」
その頃糸と菊次郎、熊吉も西郷家へ戻っていた。しかし宗介は隆盛と一緒であることを知った琴は、いますぐこの戦をやめろ、兄さぁを殺す気かと従道に詰め寄る。その琴を、菊次郎たちが無事に帰れたのは信吾のおかげじゃと川口雪篷がたしなめる。そして寅太郎は叔父に命乞いをするが、西郷家の恥じゃと糸は厳しく叱る。そして去って行く従道は、出て来た糸に、兄は城山にいると言うが、糸は既に覚悟を決めており、あなたも覚悟のうえで政府軍に留まることを選んだのだから、役目を果たせと伝えてこう言った。
「きっと旦那さぁもそう仰せらるに違いなか」

城山では村田新八が手風琴で『我らの山へ』を弾いていた。しかし調べが悲しいため、隆盛はもっと賑やかなやつを聞きたいと言い、村田は帽子に投げ銭をと言って、『ラ・マルセイエーズ』を弾き始めた。一同はそれに合わせて踊り、隆盛までもが踊りの輪に加わる。村田の帽子には、軍票(西郷札)が次々と投げ込まれた。その頃利通は引き出しのペーパーナイフを取り出そうとして、ある袋を見つけた。それはかつて隆盛から貰った、Cangoxinaの紙が折りたたまれて入っていう袋だった。子供時代の思い出が利通の脳裏に蘇り、隆盛のこの言葉が響いた。
「世界に負けん日本国をつくってくいやい」

その頃鹿児島の政府軍陣営では、城山総攻撃について議論されていた。

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西郷軍は延岡から山越えをして、ようやく鹿児島までたどり着きます。小林市まで来ると霧島連山が見えてくるので、隆盛たちは故郷に戻った気分になったでしょう。ところでこの回では、糸の存在感もかなり大きいです。

まず延岡の病院で、従道は菊次郎が右脚を切断したことを知り、西郷家の人々に頭を下げます。それを止めるのが糸です。さらに西郷家へ戻り、父の命乞いをする我が子寅太郎を糸が止めます。糸は隆盛の立場も、従道の立場も理解していました。一方で琴は宗介が隆盛に同行したことを知り、弟の従道に戦をやめろと感情をむき出しにして、雪篷に止められます。雪篷は琴に、従道の立場も理解しろと言いたかったのでしょう。

利通の妻満寿が登場します。満寿は鹿児島に行って加勢しなくていいのかと夫に尋ねます、この点前回の従道とちょっと似ています。しかし利通は口が過ぎると満寿を叱ります。利通は如何に内国勧業博覧会を成功させるが、そちらの方に腐心していました。しかし机の引き出しから見つけたあの袋と紙に、いくらか心が揺れるものはあったでしょう。結局あの2つは最後まで登場しましたね。

そして村田新八の『ラ・マルセイエーズ』、ちょっと興味深いです。無論当時は日本では知られていなかったでしょうし、皆勝手に歌詞をつけて踊るわけですが、元々この局は革命歌です。それが反乱軍とされた自分たちにふさわしいと思ったのかも知れないし、また、この曲のちょっと残酷な歌詞(汚れた血で俺たちの畑の畝ををうるおせ)というのも、あるいはこのような場であることを意識してのことでしょうか。六四天安門の時にも歌われたらしい。しかし新八さん、すっかりヨーロッパの大道芸人風ではあります。

それから鈴木亮平さんのブログの情報ですが、糸が菊次郎の看病に行く話、地元の証言があるようです。無論桂久武と一緒であったとか、その後隆盛と差しで話したかどうかはわかりませんが、延岡までは行ったらしいです。詳しくは鈴木さんのブログ『Neutral』の「敗走(西郷どんこぼれ話46 vol.2)」に記載されていますので、そちらをご覧ください。

[ 2018/12/18 01:30 ] 大河ドラマ 西郷どん | TB(-) | CM(0)

批判する心理とは

ここのところサイバーカスケードだの、エコーチェンバー現象だのといった、心理学に関する投稿をしています。今回は「なぜ人は批判をするのか」です。批判というのは、結構日常的にやっているものです。些細なこと、たとえばあの店のあれはよくないなどというのも広義の批判でしょう。無論特定のテーマを挙げて、「本格的」に批判を行うこともあります。そして中には、批判をするのが特に好きな人もいます。そのような人にはどのような特徴があるのでしょう。

まず自分が否定されたと感じると、否定した相手に対して批判を行います。そんなこと言うなんてひどいと相手に食ってかかるのが、このタイプといえます。しかし実際は相手は、その人を否定していないかもしれないのです。むしろその人が勝手に否定されたと決めてかかって、自分を擁護するために批判している例もあります。このような場合はなぜ否定したのか、あるいは否定したと相手に取られたかを説明するといいでしょう。でなければ、ほどほどに相手の気持ちを受け入れておくかです。

それから他人の意見にあれこれ突っ込みまくる、これも批判です。ただしこの場合厄介なのは、自分と違う意見の人にまで突っ込みを入れることです。こういう場合は問題解決よりも、批判することに意義を見出していることもあるので、あまりその人を説得しようとすると疲れます。よくSNSなどで、延々と水掛け論的なコメントがついていることがありますが、この一例といえるかもしれません。スルーしておくのが一番の方法でしょう。

それとちょっと似ていますが、皆を自分と同じ考えにしたい、これも批判を生む元です。その人は自分が正しい、だから自分に同調してほしいというわけですから、自分と違った意見に猛烈に反発し、批判することがあります。しかし考えなど人様々であり、全く同じという方がむしろ少ないのですから、それをさりげなくわからせるのが一番いい方法です。「過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる」というあれです。むしろ自分を変えた方がいいでしょう。

実際問題、ある対象を嫌い続けるとか、批判し続けるというのはかなり疲れることです。消耗するといった方がいいかも知れません。ストレスもかなり溜まります。ですから嫌いな対象、自分と相性がよくないと思われる対象はほどほどの批判にとどめるか、スルーしてしまう方が精神面ではむしろいいのです。ただし、それで嫌がらせなどの実害を受けている場合はまた別です。そのような場合は、まず弁護士に相談するべきでしょう。

認知バイアスという言葉があります。これは一言でいえば、自分の都合のいい方に物事を考える、いわば思考面での偏りです。そのため自分に都合のいい情報を求めるようになります。しかし認知バイアスは病気ではありませんし、誰にでもあるものです。逆に偏ることで、自分を守ろうとすることもあります。とはいえこのバイアスが過度になってしまうと、対人関係にひびが入ったり、またこの場合も批判的になってしまうこともありますので、気をつけたいところです。

飲み物-コーヒーとキャンドル
[ 2018/12/18 00:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)

A Special Programme on "Segodon" Before the Final Episode

I write about the special programme broadcast on the 15th of December. Ryōhei Suzuki is famous for getting right into his role and shapes his body or gains his weight depending on his roles. After finishing shooting last October, he told the press that he had not played but lived the role of SAIGŌ Takamori for 16 months. It may be true that he turned completely into Takamori.  

In the special programme, he says that he is so delighted with playing the fulfilling life of Takamori  and use the experience in the future. It proves that he played the role with enthusim. On the other hand, he feels bewildered in the location shooting in Amami Oshima and Okinoerabujima Island because the shooting schedule ignored the time series. He says that it's hard to consider how to play in such situation.

As in a special programme broadcast last April, he says that regards Ken Watanabe as much more experienced actor. And in last weekend's one, he says he can communicate by signaling Eita who plays the role of ŌKUBO Toshimichi with his eyes and acting with him is quite impressive. He may be a kind of buddy for him. This programme emphasises how he concentrates in playing rather than making of the series.

In the special, he goes to Kagoshima by the Kyushu Shinkansen to promote the series and chats with other actors in a green room and such behaviours are so heartwarming. On the other hand, he struggled with using Satsuma dialect. And Eita as Toshimichi also seems to identify himself with Toshimichi.

Toshimichi was a person who had a bruising experience and Eita says in that his hair turned gray and actually suffered stomachache as Toshimichi did in the special. In a guidebook of the series published by Sankei Shinbun, he is told by Takeshi Kaga who has played Toshimichi in "Tobu ga Gotoku" in 1990 advised him to do his best in playing the role when his shooting finished. And Eita learned the difficulty in acting Toshimichi.

I enjoyed the programme features various scene and the interviews with some actors. And when Eita finished his shooting, a man who wears a top hat and kimono with bunch of flowers (gift for the actors and actresses who finished shooting) gets out of the carriage and says "Oyatto-sa-a" (Good job!) to him. The man was Suzuki himself and it was really a surprise.

西郷どん新幹線
Ryōhei Suzuki shows a humorous gesture by a wrapping Kyushu Shinkansen train that features "Segodon".
(From the Instagram of "Segodon")

[ 2018/12/17 23:45 ] Taiga Drama Sego-don | TB(-) | CM(0)

『西郷どん』最終回直前スペシャル

では最終回直前スペシャルについて。鈴木亮平さんの役者魂と先日書きましたが、この人の役へのなりきり方は、やはりすさまじいというか驚異的なものです。肉体改造してしまうのも、その一環といえそうです。クランクアップの時に「生ききった」というコメントがありましたが、収録期間中は正に西郷その人としての人生を送っていたのでしょう。

特に大河で、しかも西郷隆盛の人生のような「濃厚な人生をフィクションとはいえ自分が演じ、それを持ち帰る」(本人談)とコメントする辺り、最初から最後までかなり熱意を持っていたと感じ取ることができます。また奄美大島や沖永良部島での、時系列に沿わない撮影には、役作りで戸惑いを覚えることもあったようです。そういったせいもあるのでしょうが、自分の実年齢を超えた役は難しいとも言っています。

またこれは、4月のスペシャルでも放送されていたかと思いますが、渡辺謙さんに対しては、大先輩ということで接しているようです。なおかつ大久保利通役の瑛太さんとも、いうなればバディ感覚なのでしょう、互いに目を合わせるだけで、意思疎通がちゃんと出来るということなども語られていて、撮影裏話というか、主役本人が「如何に西郷になりきっているか」を強調した作りになっていました。

その一方で鹿児島行きとか、楽屋での雑談などは「この人ちょっと可愛いな」という印象もまたありました。しかし、やはり薩摩弁には苦労したようですね。その一方でもう一人の重要人物(この大河ではダブル主役ではないにせよ、準主役ではあるでしょう)、大久保利通を演じる瑛太さんもまた、大久保本人と一体化していたような感があります。

瑛太さんは実際撮影中に白髪が増えて、本当に胃痛も覚えたとのこと。特にニッコームックでの『西郷どん 続・完全読本』では、かつて『翔ぶが如く』で大久保役を演じた鹿賀丈史さん、今回は島津斉興を演じていましたが、クランクアップ時に「がんばってな」と声をかけたとのことで、確かに大久保役はかなりしんどいものがありそうです。友を裏切るに等しい部分もありますし。

楽屋やロケの雑然とした風景と、それぞれの出演者(西田敏行さん、小栗旬さんを含む)のインタビューの構成は結構面白く、45分枠でしたが楽しめました。しかし瑛太さんのクランクアップ時、鈴木さんが馬車に花束抱えて乗っていて、おやっとさあと下りて来たの、とんだサプライズでしたね。着物にシルクハットというミスマッチな格好だし、一瞬誰かと思いました全く。

飲み物-レッドビール
[ 2018/12/17 01:15 ] 大河ドラマ 西郷どん | TB(-) | CM(0)
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aK

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まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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