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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  2018年01月

Sego-don Epidode 2 "Rippa na Osamurai" (A True Samurai) 1

In 1846, Kokichi is 18 years old and calls himself Kichinosuke. He becomes Kōrikata kakiyaku tasuke, an assistant of the secretary who is in charge of agricultural administration. Though the rice crop failures, farmers suffer from the heavy tax burden and debts. And a village headman (shōya) offers a bribe to Inoue, Kichonosuke's superior to escase from the situation. Then a girl suddenly runs out. She is called Fuki and a daughter of a farmer called Heiroku who is worried by duns. She should sell herself into prostitution unless her father clears his debts. Kichinosuke gives his stipend and the money Inoue received to the duns as a makeshift.  

西郷どん2役人になった西郷
Kichinosuke (Ryohei Suzuki) engages in agricultural administration

As having no money, he attempts to catch an eel for his brothers and sisters. The members of the Saigo Family are forced to do piecework at home by having a new son Shingo (later Saigo tsugumichi). Kichibe-é who learns Kichinosuke gave his money to farmers scolds him. Then Ōkubo shōsuke appears there. He becomes Kirokusho kakiyaku tasuke, an assistant of the secretary in charge of managing documents administratipn. And Nariakira, heir of Narioki plans to gather 2,000 samurais of the domain to drill the firing of cannon. But it is refused ZUSHO Hirosato, superior vassal of Narioki. Hirosato reconstructed the finance of the domain and cleared off the enourmous debt of Shigehide, great grandfather of Nariakira  who planned to reform Satsuma. But Hirosato is said to have received large sum of money instead.

西郷どん2吉之助と正助
Ōkubo Shōsuke (Eita, right) visits Kichinosuke

Fuki lives in a little shanty with her father, her mother Tami who is ill and her brother Ippei. She says it will be all right if she serves somebody. Kichinosuke offers them some onigiri, rice balls he has as his lunch. One night a party to congratulate Shōsuke is held at the house of Kichinosuke but Shōsuke refuses drinking sake because of his stomachache. While Kichinosuke and his friends chat away, AKAYAMA Yukié brings them a red sea bream (*). And Ito brings a bottle of sake. Kichinosuke and Shosuke are surprised with Ito who becomes a young woman and she works at Yukié’s house to study under him (**). Ito grills the fish and Kichinosuke says that he hopes that Nariakira will be the lord not only for themselves but also for farmers.

西郷どん2おにぎりを食べるフキと一平
Kichinosuke (left) offers his lunch to Fuki (Rinka Kakihara) and her family

MURATA Shinpachi tells him that Narioki intends Hisamitsu to succeeded him, not Nariakira. Narioki believes Hirosato unquestioningly. And both Hirosato and O-Yura think ill of Nariakira. On the other hand, ARIMA Shinshichi and ARIMURA Shunsai joke with each other and accidentally drop a dish on which the red sea bream is placed on the ground. Then Ito tells them that it would be presumptuous of you who waste good food to argue how the domain should be.

(*) The fish is served at celebrations in Japan.
(**) Though it may be fictional, it is thought to be so unusual in Satsuma at that time.

The images are from the official website of "Sego-don".

[ 2018/01/16 01:00 ] Taiga Drama Sego-don | TB(-) | CM(0)

西郷どん第2回「立派なお侍」

成長した小吉は吉之助と名を改め、郡方書役助(こおりかたかきやくたすけ)となります。そこで百姓たちの有様を目にし、彼らに手を差し伸べようとするのですが…。一方で父斉興が自分に家督を譲らないと思った斉彬は、ある行動に出ます。

***************************

斉彬と出会ってから6年後の弘化3(1846)年、小吉は吉之助と名乗り、郡方書役助となっていた。その年は米が不作で、百姓たちは重い年貢と借金にあえいでいた。吉之助の上役井之上に、庄屋の園田は目こぼしのためにこっそり賄賂を渡す。そこへ小娘がいきなり走り出て来た。この娘は百姓平六の娘ふきで、借金取りに追われており、払えなければ身売りをさせられるのである。吉之助は放っておけず、自分のわずかな禄を渡し、また井之上の金を渡してその場を引き下がらせた。

禄を渡してしまったため、帰りに鰻を獲ることを考える吉之助だが、獲れたのはエビが2匹だった。それでなくても西郷家は弟の信吾が生まれ、内職をしなければ生活ができず、野菜は自給自足だった。そこへ禄を渡してしまった吉之助は、吉兵衛にひどく叱られる。その時大久保正助が現れた。正助は記録所書役助の役目に就いていた。そして藩主の嫡男である斉彬は、藩士2000人を集めて大砲の調練をしようとするが、家老の調所広郷からにべもなく断られる。調所は先々代の改革に伴う借金をどうにか帳消しにしたが、一方で50万両を懐に入れたともいわれていた。

一方ふきは、掘立小屋のような家に住んでおり、母は病気であった。自分が奉公に上がればなんとかなると考えるふき。吉之助は自分の握り飯を、ふきと弟の一平に食べさせる。そして西郷家で、正助の役目就任の祝いが行われた。正助は酒を勧められるも、胃が痛むと断る。たわいもない話が続く中、赤山と糸が、それぞれ鯛と酒を持って現れた。成長した糸に目を見張る吉之助と正助。糸は赤山のところで下働きをしていた。糸が鯛を塩焼きにし、吉之助は百姓たちのために、斉彬を担いで藩主にしたいと洩らす。

しかし村田新八は、斉興は久光を藩主にしたいという考えだと言う。斉興はもはや調所に頭が上がらず、調所も、お由羅も斉彬をよく思っていなかった。有馬新七と有村俊斎がふざけ合い、そのはずみに鯛を皿ごと落としてしまう。食物を粗末にする人が、お国を語るのはおこがましかと糸。

その斉彬は、薩摩の沿岸警備に関する建白書を幕府に出すことにした。しかし斉興は、老中にこれが知れたらどうなりるのかと言い、幕府の手先と斉彬を批判する。またお由羅も、斉彬に辛辣な言葉をかける有様だった。しかし斉彬は赤山に、翌日江戸に立つことを告げる。幕府は薩摩の琉球の取り扱いや密貿易に、不審な印象を抱いていた。斉彬は父を追い落とし、藩主として今度は薩摩に戻ることを望んでいた。

当時の薩摩の年貢の取り立ては厳しく、また役人の不正や賄賂も横行していた。これを取り仕切る定免法を、吉之助はどうにかしたいと考える。そこで調所のもとへ足を運ぶが、調所は多少の不正があっても、年貢の取り立てがうまく行けばいいと取り合わない。しかし百姓を守りたいと言う吉之助に、調所は全ての田で坪刈りを行うように命じる。吉之助は赤山の許しを得て、糸と共に検見取をすることにした。

しかしそこで吉之助が見たものは、隠し田だった。年貢の対象にならないように、百姓たちはこっそり隠し田を作って米を作り、金に換えていたのである。その夜吉之助は赤山邸に行き、赤山靱負に頼み込んで、斉彬に会わせてもらうことにした。また農村の実情を書類にして渡すつもりでもいた。正助は止めようとするが、かつての斉彬の言葉は、吉之助の大きな励みになっていたのである。

ふきは岩山家で働くはすだったが、結局それは反故になり、売られることになった。糸はわずかながら、家から持って来た米を差し出す。また糸からそのことを聞いた吉之助はふきの家へ走るが、ふきは覚悟を決めていた。
「立派なお侍さぁに敢えて嬉しゅうございもした」
ふきはそう言い、別れ際に桜島を眺める。また赤山は何とかして斉彬を引き止めるが、結局西郷は来なかった。誰かを待っているのに気づいた斉彬に、お目にかけたか二才がいたが、今頃その者は、百姓のために駆けずり回っていると答える。

吉之助はふきが去った後、悔し気につぶやく。
「おいは立派なお侍なんかなじゃなか、女子一人救えんやっせんぼじゃ」

***********************

まずご存知の方も多いと思いますが、笑福亭鶴瓶さんが、岩倉具視役で出演予定とのことです。
笑福亭鶴瓶さん 大河ドラマ『西郷どん』出演決定!
(NHK ONLINE)

それから今回の島津斉彬ですが、吉之助の上位互換的な印象があります。ある目的のために邁進したい、されど資金がない(斉彬の場合は、使わせてもらえない)という意味では、両者はそっくりであり、これが斉彬と吉之助が、馬が合う一因になったともいえます。しかし策謀を巡らせることができる点では、流石に吉之助よりも上といえます。

そして隠し田です。これは昨年の『おんな城主 直虎』の隠し里を思い出させます。しかしこちらの方が、より切実な事情であるといえます。要は不作であろうが何であろうが、すべて定免法で年貢を取り立てたがり、しかも賄賂や不正に対して平気な役人に対し、百姓たちもまた対抗して考えた手段であるのは事実でしょう。その意味ではなかなかしぶといわけで、この場合は何やら吉之助の一人相撲といった感もありますが、こういう背景が結構出て来るというのは予想外であり、興味深くもあります。

そのふきが去り際に、桜島を見るシーンがあります。これは『篤姫』で、輿入れする篤姫が、船上から桜島を見るシーンを連想させます。篤姫はその後二度と桜島を見ることはありませんでしたが、ふきの場合はどうなるのか。

しかしかつての郷中仲間、茶坊主の俊斎も有馬新七も実に騒々しい。騒々しいならまだしも、せっかくの鯛を庭に落としてしまう辺り、いつまで子供なのだと言いたくもなります。ところで糸は、赤山靱負の下で学問をしているということですが、無論創作にせよ、かなりレアなケースだといえます。この糸自身は、あまり詳しい史料はないようですが、お転婆設定というのは『翔ぶが如く』によるものも大きいのかもしれません。

ところでこの大河の視聴率、初回と第2回が同じ15.4パーセント(地上波)という珍しい出だしとなっています。その一方でBSの視聴率がかなり高いようです。こちらは初回が4.9パーセント、第2回が5.6パーセントと、『真田丸』を思わせるものがあり、その意味でもちょっと珍しいといえます。

[ 2018/01/16 00:45 ] 大河ドラマ 西郷どん | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-27

実は『応天の門』を投稿しようかと考えていたのですが、『おんな城主 直虎』の大河館が14日で閉館ということを知り、大河関係にしました。通常は丸一年ですから、いわば任期を全うしたわけですが、『真田丸』大河館がかなり長く開館していたため、やけに短く感じられます。なお『西郷どん』に関しては後述しますが、あらすじと感想については、明日投稿する予定です。

他の大河でもそうですが、『直虎』も結局回収されなかった伏線がありますし、商人たちのこと、自然のこと、そして直政の母であるしののことなども、今一つ詳しく描かれなかった嫌いがあります。それと直虎の労咳が突然過ぎでした。せめて『風林火山』の由布姫のように、ある程度の期間を置いてから発病させるべきでしたし、その一方で、描かれなくてもいい部分が長々と尺を取ってもいました。

後最終回の後半で、小牧長久手を持って来たのもちょっと無理やりな感がありました。無論直虎が直政に、戦に出陣して家康を助けるように言っていたのであれば、それも納得できるのですが、この人は最後の方で、かなりの頻度で家康に、戦無き世を願うと言っていたはずです。しかし戦無き世にするには、そのための戦をしなければならず、そこに矛盾があったといえるでしょう。「徳川の戦はきれいな戦」と言いたかったのでしょうか。

これは『功名が辻』でも同じでした。主人公の千代は夫の昇進を願いつつ、でも戦を望まないという、ちょっとダブスタな描き方をされていました。いずれも家康が戦国の世を終わらせた、だから家康についたことで平和を望んだとなるのでしょうが、こういう、如何にも先の世を知っているような描写は、正直どうかと思います。『風林火山』の雪斎も元信に対して、あたかも先を予見したような言葉を残しますが、これはまだ弟子であるがゆえの身びいき、あるいは願望と取れなくもありません。

ところで『西郷どん』ですが、現在のところ結構面白く観ています。『真田丸』でも、主人公が男性だと安心できるといったことを書いていますが、今回もそれは同じです。というより、如何に著名な女性であっても、1年持たせるのはやはり困難です。第2回については明日にでも投稿予定ですが、結構当時の薩摩の歴史や事情も窺えます。あと、有名な俳優さんが脇を締めている感があります。昨年も最初は、そういう人たちが締めていたはずなのですが…。

今後のキャストも、恐らく『翔ぶが如く』『篤姫』両薩摩大河の出演経験者から選ばれる可能性があります。一方で結構斬新なキャストもありそうです。現時点で長州や土佐、幕府関係者が未発表ですが、さてどのような顔ぶれになるのでしょうか。

飲み物-レッドビール
[ 2018/01/15 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

風林火山第41回「姫の死」

由布姫退場回であると同時に、雪斎の退場回でもありました。この雪斎がいなくなったことにより、今川家が勢いを失い、そして人質であった元信が台頭することになって行きます。一方武田は木曽攻めを行います。

***********************

勘助は晴信から、由布姫が吐血したことを知らされる。諏訪の小坂観音院へ向かった勘助に由布姫は会い、諏訪湖を久々に見たいと言う。戸外で由布姫は勘助に、四郎のことを頼むと言い、勘助を戸惑わせる。また生まれ変われるのなら、男に生まれてお屋形様や勘助と戦をしたい、政を行いたいと言い、さらに男でもなく、水鳥となって自由に空を羽ばたきたいとも口にした。姫様には生きて頂かなければ困りますると言う勘助に、そなたを困らすのが私の癖と由布姫は答え、そして、庭に咲いている桃を折って来てくれと頼む。

高島城に入っていた晴信がやって来て、桃を活けた部屋で三人が語らう。例のことで由布姫に意見を聞きたいと言う晴信に、勘助は嫁取りのことかと表情を変える。しかしそれは、木曽への出兵のことだった。不穏な動きを見せる木曽一族に対して、越後とどちらを先に討つべきかを晴信は由布姫に尋ね、由布姫は木曽をまず討って、その後晴信の姫を木曽と縁組みさせることによる、両家の間は盤石になると言う。晴信はこの意見を入れ、勝てば真っ先にそなたに知らせると言い、真田と相木の調略が行われる。

その頃晴信が陣を敷いた朝日城で、伝兵衛は鉄砲を点検していた。そこへ葉月が来て、なぜ伝兵衛は独り身なのだと尋ねる。葉月とのやり取りの中で伝兵衛は、自分がどうやら彼女を愛していることに気づく。また勘助は木曽へと発つが、由布姫にしばし引き止められ、戦が終われば嫁をもらって、山本家の血筋を絶やさぬように約束させる。また、己が家のことをおろそかにする者に、四郎は託せぬとも言う。しかしこれは由布姫にもつらいことであり、これが二人の今生の別れとなった。そして勘助が木曽福島で策を練っているところで、狼煙が上がる。

それは、長尾景虎が攻めて来たということだった、木曽攻めは中断され、両軍は犀川を挟んで200日の間にらみ合う。長尾方の宇佐美定満は、旭山城を挟んだ葛山に陣を置くことを提案する。これで武田とも五分になると宇佐美。この付城の策に相木と真田は感心するが、それは兵糧が尽きれば武田は終わるということでもあった。秋山虎繁は、敵を褒めている場合ではないと言い、勘助は、今川方に間に立ってもらうことにした。そこで太原雪斎が長尾陣を訪れ、荘子の言葉を持って和睦を申し入れる。

武田は当てにならぬと言う景虎に、ならば自分を信用してほしいと言う雪斎、宇佐美は、雪斎の経歴を景虎に教え、景虎も結局和睦を受け入れる。晴信は雪斎に酒を振舞うが、雪斎はわずかしか飲まず、早々に駿河に戻り、松平元信に酒を用意させた。元信が六歳の時から手塩にかけた雪斎は、彼が元服したことに喜ぶ。また武田北条は大したことはない、ゆくゆくはそなたが今川の力となり、天下の平安をと言ったところで雪斎は昏倒し、帰らぬ人となる、この松平元信、ひいては元康と名乗ることになる青年は、後の徳川家康である。

雪斎の死は今川家に大きな衝撃をもたらした。そして諏訪では、由布姫の最期が迫っていた。勘助は後ほど来ると聞いた由布姫は、木曽との戦のことを訊き、勝ったと答える晴信。また四郎の元服後の名を勝頼と決めたと聞かされ、その名に恥じぬように生きよと四郎に伝える。志摩の嗚咽を聞き、自分はもう死んだのか、まだ自分は空を飛んでおらぬと言いつつ、由布姫は亡くなった。その頃武田方の藪原砦では、木曽は恭順の姿勢を見せているが、家中が二つに割れているため、守りを緩めない秋山を勘助がねぎらう。

その時彼方の方で鬨の声が上がり、木曽の兵たちが攻めて来た。声の方へ向かおうとする勘助に、伝兵衛が急ぎ足でやって来た。そして勘助に、諏訪の姫様が亡くなられたと伝える。驚きのあまり声も出ず、辺りの声も聞こえない勘助。やがて、取り落とした兜を拾うこともなく刀を抜き、鬼神の如く木曽の兵を倒して行った。あの、自分を困らせる姫がもうこの世にいないということが、信じられない勘助は叫んだ。
「さようなことがあるわけがなかろう!」

***********************

この木曽攻めの際の当主は木曽義康、そしてその子が木曽義昌です。木曽義昌といえば、『真田丸』で滝川一益から人質を受け取り、その人質の一人だった真田幸隆の妻、とりから「信玄公の前で小便を洩らしおった」といわれた、あの小物臭漂う人物です。

そして由布姫が亡くなったことで、勘助は何やら八つ当たりの如く、木曽軍の兵に襲い掛かります。由布姫から山本家を絶やさぬようにいわれ、その後ある方法を考え出す勘助。一方このことを勘助に知らせた伝兵衛は、葉月が色仕掛けで諜報をするということに抵抗を覚え、自分の葉月への思いに気づくことになります。

[ 2018/01/15 00:15 ] 大河ドラマ 風林火山 | TB(-) | CM(0)

西郷どんの歴史的背景1-妙円寺詣りと島津の退き口

何やら『風林火山』のようですが、『西郷どん』について、こちらの方でも書いて行こうかと思います。尚あらすじと感想の方で、右肩負傷に関して変更というか修正をしています。

今までの大河の中で、妙円寺詣りと吉之助の右肩について触れたのは、これが初めてのような気がします。その意味では、初回からちょっと面白い展開だなと思います。この大河は人間ドラマと銘打ってはいますが、こういう、今まで描かれなかったような主人公の歴史的背景も、もっと描いてほしいと思います。面白い展開といえば、この斉彬との出会いそのものがフィクションであるわけで、その意味では結構型破りであるともいえます。

しかし実在の人物によるフィクションであるため、一応はすんなり受け入れられます。これも、オリキャラがやたらに出て来て、本来あったとされる領域に割り込むと、ちょっと無理が出てくるのですが…。どうしてもフィクション抜きの大河は作れないわけですから、せめてそのフィクションの部分が面白くあってほしいものです。

ところで妙円寺は元々禅寺で、かの島津義弘の菩提寺でした。しかし明治の廃仏毀釈で寺そのものが破壊され、一時的に義弘の位牌などが徳重神社に移された後、再興の運びとなりましたが、未だに位牌は戻っていないといわれています。糸はともかく、西郷吉之助、大久保正助は実際に甲冑姿で参加したこの妙円寺詣りは、そのようないきさつもあり、今は徳重神社へ詣でる行事となっています。

そもそもは関ヶ原の敵中突破(島津の退き口)にちなむもので、島津義弘は捨て身の覚悟で捨て奸(すてがまり)、つまり犠牲となる兵の集団を次々に残して足止めをさせ、流石に徳川方も追撃をやめさせたというエピソードがあります。またこの時井伊直政が負傷しますが、子孫の井伊直弼の暗殺に、今度は島津家臣の有村次左衛門が加わる辺り、島津と井伊の因縁めいたものを感じさせます。本当は昨年の大河の終わりで、その辺りを強調すればよかったのですが。

飲み物-お洒落なランプとウイスキーグラス
[ 2018/01/14 00:30 ] 大河ドラマ 西郷どん | TB(-) | CM(0)

The Other Characters of "Fū-unjitachi, Rangaku Reboryūshi Hen"

The roles in "Sanada Maru" are highlighted in red.

Shinzō (Yoshimasa Kondō, HIRANO Nagayasu)

An official of the execution grounds in Kotsugahara and in charge of supervising those who dissect criminals. He doesn't seem to be satisfied with his job.

風雲児新蔵

Kunimatsu (Takashi Kobayashi, KATAGIRI Katsumoto)

An old man who dissects a criminal at Kotsugahara instead of his grandson Toramatsu. Though he looks frantic, he adeptly dissects the body.

風雲児国松

Kanzō (Tarō Minamoto*)

A man who asks HIRAGA Gennai for the script of Jōruri, a kind of ballad drama and tells him to keep the deadline (**).

風雲児寛三

(*) Minamoto is the author of the comic series of "Fu-unjitachi", the original work of the drama.
(**) Kōki Mitani who writes the script of this drama is famous for being a slow writer.

The images are from the video of "Fū-unjitachi, Rangaku Reboryūshi Hen".

[ 2018/01/13 23:45 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

風林火山の歴史的背景27-甲相駿三国同盟と一味神水

甲・相・駿の三国同盟というと、まず挙げられるのが善徳寺会盟です。善徳寺での武田、北条、今川の三者による顔合わせで、これをお膳立てしたのは、自らも善徳寺にゆかりがある太原雪斎だったといわれています。ところがこの善徳寺会盟、今ではその存在が否定されています。こういう大大名同士の会見が殆どなかったこと、この記述が一部の史料のみであること、しかも武田は川中島の戦いに集中せざるを得なかったなどがその理由ですが、雪斎が根回しをして決められたのは事実のようです。

これによってそれぞれ信濃平定、上野への進出、そして尾張との戦いに専念できることになるものの、一番有利と見られていた今川義元が、桶狭間で討ち死にしてしまいます。その後駿河、遠江、三河といった今川領の混乱に武田が付け込み、真っ先にこの同盟を破ってしまいます。ドラマでの義元の、和睦などあって無きに等しいと吐き捨てるが如きセリフは、正にこれを言い当てていたのかもしれません。実際義信事件もあり、最早武田は今川に攻め込む機会を窺うようになっていました。

ところでドラマの中での善徳寺会盟では、一味神水が登場します。これは起請文を焼いて灰にし、それを神に捧げた水に混ぜて、一同でそれを回し飲みするものです。ただし酒で代用されることもあり、このシーンでは酒に混ぜたうえで、三人が盃に一杯ずつ口にする様が描かれています。この一味神水は他の大河でも登場しますが、いずれも神と人の一体化を現すもので、約束を破った者は神罰を受けるとされていました。

飲み物-パブのビール2
[ 2018/01/13 00:15 ] 大河ドラマ 風林火山 | TB(-) | CM(0)

風林火山徒然-38

第40回、今回はというか今回もというか、側室と同盟と嫁取りに集約された感があります。しかし晴信も自己弁護気味です。恐らく於琴姫にも、由布姫と似たようなことを言っているのでしょう。しかも勘助のためのリツとの縁談と言いつつ、実際は勘助と由布姫の接触を断ち切る狙いもあったようです。信濃平定後は諏訪に立ち寄る理由もなくなり、由布姫も捨て置かれることになりかねないわけで、由布姫が戦のことを訊きたがるというのは、あるいはその意味だったのでしょうか。

一方で、リツとの縁談を頑なに拒む勘助。この人は最初から妻を娶る気はなかったわけですが、原虎胤からお屋形様の命であるといわれて、流石に考えざるを得なくなります。拒み続けることもできなくなり、その末に打ち出した妥協案が養女だったのでしょう。しかし父の虎胤も結構猪武者的ですが、リツもなかなかに積極的ではあります。それにしても、女性のことでは何やら気まずそうにし、戦のこと、謀略のこととなると活き活きするのが、如何にも勘助らしいです。

そして武田家は、結局娘を手放さざるを得なくなります。長女梅が北条家に輿入れし、三条夫人は娘との別れを惜しみます。雪斎からいわれた慈愛の意味を、勘助はここで悟ることになります。ところでこの梅、黄梅院は夫の氏政との間に、何人かの子供を儲けて夫婦円満だったようですが、父が駿河侵攻を企てたせいで離縁され、その後病没します。ちなみに北条氏直は、この黄梅院との間の嫡子です。『真田丸』で、昌幸が北条につく(ふりをする)シーンがありますが、このいきさつを考えれば納得です。

ところで長尾景虎はといえば、叙任の礼を理由に上洛します。実際には京において、もっとやるべきことがあったようですが、ともあれ武田と北条を討つ大義名分がほしかったのも、理由の一つといえるでしょう。しかし将軍に目通りしようとしたものの、将軍はおらず、そのため後奈良天皇に拝謁し、勅許を賜ることになります。この時の景虎の束帯は赤ですが、これは景虎が従五位ということと関係があります。ちなみに明治以降は、五位であっても黒の束帯が許されるようになっています。

そしてこの回では、今川氏真が登場します。昨年の『おんな城主 直虎』でほぼ唯一評価できるのが、桶狭間後の氏真が登場する点ですが、『風林火山』での氏真はまだ少年であり、三国同盟が自分に関係あるかどうかも理解しておらず、祖母の寿桂尼から「阿呆」といわれてしまいます。氏真の父義元は、この北条との盟約に乗り気ではなかったのですが、考えてみれば、今川こそこの同盟によって、ひたすら西へ、果ては京へ行けるわけですから、信濃や上野にこだわる武田や北条と違い、大いに得るものがあったのです。

飲み物-コーヒーとキャンドル
[ 2018/01/12 23:45 ] 大河ドラマ 風林火山 | TB(-) | CM(0)

Sego-don Epidode 1 "Satsuma no Yassenbo" (A Useless Fellow of Satsuma) 3

At that time armoured Hisamitsu on horseback approaches them and learns that Shita-Kajiyamachi Gōchū won. Kokichi is surprised with the man who accompanies him because he is the "Tengu", SHIMAZU Nariakira. Yukié introduces him as the heir of the Shimazu clan and Nariakira tells them that Satsuma will be peaceful if they support the clan. That night a party is held at the house of Kokichi and his father Kichibe-é really enjoys it because his son was spoken to by Nariakira. But the words of Nariakira and Ito weigh on Kokichi's mind.

西郷どん1お世継ぎ様
The samurai accompanies Hisamitsu is the "Tengu", Nariakira (Ken Watanabe)

Kokichi disguises himself as a girl and goes out. Then he is collided with a man who pulls a cart and is yelled that a girl should walk the side of the road. And he sees the washing of men is separated from that of woman on the bank of Kōtsuki River. Ito sees him from the top of the bridge. But at that moment Kichibe-é appears and scolds him. After that he tells his father that he wants to serve Nariakira closely but Kichibe-é says it's beyond his social position. And He tells his son not to have an inordinate ambition and live a steadily life like him. Then he says that he keeps the ambition in the heart until it comes true.

西郷どん1小吉剣術
Kokichi (Ao Watanabe) practices swordsmanship

Kokichi improves his skill of swordsmanship. But one day he is injured his right shoulder by a lad called ODA Eisaku with his sword. He hates him due to the loss at Myōenji Mairi but drawing sword in Gochu is prohibited. His father tells him to commit hara-kiri though Kichibe-é tries to smooth things over. Eisaku and his father finally accept it and Eisaku grins secretly. It makes Kokichi feel unpleasant. A local doctor sees him and says it's hopeless (*). He cannot do practice swing of bamboo sword any more. Masa prays for his recovery.

About that time, Nariakira enjoys shooting with Hisamitsu. Nariakira plans to go to the Ryukyu Islands and Qing that is fighting against the British Armed forces. There Kokichi appears and it surprises him. Kokichi weeps and says that he is not worth living because he cannot use a sword any more. Nariakira thunders at him and tells him not to die. He says,
"The era of the samurai with swords will end soon and new samurai should listen to common people. Try to be a new samurai."
Kokichi asks him to meet again and Nariakira declares that he will meet him if he becomes strong in mind and body.  However, there is no historical fact that he was in Satsuma in 1840.

西郷どん1斉彬と小吉
Kokichi happens to meet Nariakira while he enjoys shooting

Yukié shows the boys of Shita-Kajiyamachi and Koremachi the world map and they know that Japan is small and the word "cagonxina" means "Kagoshima". And they climb Mt. Shiroyama and sink letters "cagonxina" into a stone. All of the boys hope to serve the lord of the domain and it's them who established the Meiji Government later.

(*) The role of the doctor is played by Yōsuke Yamashita, a jazz pianist. His ancestor is from Satsuma and knew SAIGŌ Kichinosuke well.

The images are from the official website of "Sego-don".

[ 2018/01/12 00:45 ] Taiga Drama Sego-don | TB(-) | CM(0)

2017-18トップリーグ総合順位決定トーナメント1

先週末に行われたトーナメントの結果です。
赤文字勝利チーム)

神戸製鋼 19-10 リコー
東芝 29-22 NEC
近鉄 8-29 宗像サニックス
NTTドコモ 14-19 コカ・コーラ
トヨタ自動車 11-17 パナソニック
サントリー 49-7 ヤマハ発動機
クボタ 30-31 キャノン
NTTコム 27-19 豊田自動織機

また試合レポートについてはこちらをどうぞ。

ジャパンラグビートップリーグ公式サイト

一方で大学と高校の選手権も行われました。しかし以前にも触れましたように、今現在は大学高校とも関心があまりないので、ここでは割愛します。何よりも試合を数多く経験させないという点で、制度疲労を起こしているように見えます。少なくとも高校生に関していえば、ワールドユースの方がリーグ形式であり、外国チームとも当たる分だけ、機能しているような印象を受けます。その予選が先日行われましたので、こちらもリンクを貼っておきます。

SANIX WORLD RUGBY YOUTH TOURNAMENT

[ 2018/01/11 22:30 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)
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aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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