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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  2017年11月

直虎と女性大河-20

『おんな城主 直虎』、あと4回になりました。しかし徳川とか織田とか、この大河にしては戦国らしい描写があっても、おとわが出て来ると話がおかしくなる。また万千代も一万石取りの割には重みがない。特におとわは、『花燃ゆ』の美和と同じようなスタンスとなっているわけですが、それでも美和はまだ、思う男性は一人だけでしたし、明治になっているのに、というか明治になっていたからなのか、武家がどうこうと自己否定をするようなことはありませんでした。

『江~姫たちの戦国~』は、歴史描写はちゃんとあったのですが、主人公をはじめとする、女性キャラの絡み方がやはりよくありませんでした。しかしこの3つを比較した場合、一番まともでした。「戦はいやじゃ」もありましたが、今の『直虎』のおとわの言葉に比べたら、まだ可愛いとさえ思えます。しかしNHKは、この3つの女性主人公の大河に対する視聴者の反応から、きちんと何かを学んだのでしょうか。

最近NHKの受信料の取り立てが厳しくなっていることは、かなり問題視されています。実際動画を撮った方などもいるようですが、闇金の取り立て同然に、家の中にまで入って来るともいわれています。そうまでして徴収した受信料が、こういう大河や、クロ現のような番組に使われていることに、本来はもっと抗議していいでしょう。今後電波オークションを巡って、NHKも、経営方針を余儀なく変更されることになるかもしれません。

無論こういうのが好きという人もいるでしょう。それはともかくとしても、好きではないが、こういう作品でも受け入れたいという人もいるようです。しかし受信料を使い、しかも大河枠を使って放送されている作品には、もっとシビアになってしかるべきかと思います。今年は特に、「城主」というマジックワードによって、期待した人も多かったかと思います。しかしふたを開けてみれば、いつもの女性大河、しかも『花燃ゆ』以下などと言われる作品となりました。

もう大河の主人公は男性「限定」でいいはずです。無論『天地人』のような例もありますし、あまり有名でない男性だと、50話は厳しいかと思います。そもそもNHKの制作陣にやる気が感じられない、あるいは間違った方向にやる気を出しているというのが、一番の問題点であると思われますので、この際外部委託するとか、時代劇専門チャンネルと組んで制作するとかした方が、面白いのが作れるのかもしれません。

無論、女性主人公を全くやるなというわけではないのですが、もっと重厚な描き方をしてほしい。原作をつけて、群像劇的に周囲の男女も描いてほしい。そして主演も、それなりの女優さんにお願いしてほしい。前出の3作の場合は特に、主人公の設定がどうもチャラくていけません。言い方を変えれば、女性大河をお気楽に描くという時点で、その実女性主人公を、かなり軽視していると取れるわけです。それで質のいい作品が作れるとは思えません、作らない方がましでしょう。

飲み物-ホットカフェオレ
[ 2017/11/21 00:45 ] 大河ドラマ おんな城主 直虎 | TB(-) | CM(0)

おんな城主 直虎-45 悪女についてあらすじ&あれこれ

信康事件、家康はあの手この手で、何とか信長の機嫌を損じずに、ことをうまく運ぼうとします。しかし瀬名が、武田への内通の証拠と思われる文を残し、石川数正と共に行方をくらまします。家康の計画に、暗雲が立ち込めることになります。

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おとわは瀬名に会うために岡崎城に行くが、そこで信康を捕える徳川の家臣たちを目の当たりにする。その中には万千代と万福もいた。家康は、信康を幽閉するための城をくるくると変えて時間稼ぎをし、その間に今川氏真を立てて、北条と密約をかわそうとする。しかし瀬名は、自分が武田と内通したという証拠を残すと、石川数正だけを連れて姿をくらませてしまう。井伊谷に立ち寄った二人はおとわと会い、更に家康の策を伝えに来た万千代と万福に会う。そこで二人は、家康の策を知らされる。おとわは二人を匿おうとする。

さらにおとわは、瀬名が疑いを掛けられ、家のために命を捨てることをなじるが、既に瀬名は覚悟を決めていた。そして数正と龍潭寺を後にし、途中で数正と別れると、徳川の兵に捕らえられ、斬首される。その後氏真は、北条と話が付いたことを報告に来るが、既に家康の許には瀬名の首級が届いていた。家康も万千代も、それぞれが自らの責任であると主張する。瀬名の内通は酒井忠次によって織田信長に知らされ、信長は好きにせよ、余も好きにすると酒井に伝える。そして信康は、天正7(1579)年9月15日、自害して果てた。これにより岡崎城は混乱する。

おとわは例の井戸の側で、武家の世はこういうことばかりだと嘆く。南渓はそんなおとわに、ならばそなたがやってみろと言い、おとわは浜松城へ向かって万千代と面会し、ここでもまた戦に関して繰り言を述べる。その頃家康は、皆の意見を聞いた結果がこれだと言い、最早誰の指図も受けない、自分ですべて決めると言い張る。しかし万千代は、負け戦は間違いを正すことが肝心と言い、おとわが持って来た、瀬名の紅入れを家康に渡して、御方様が見ておられますと家康に忠告する。その紅入れは、龍潭寺で瀬名がおとわに贈ったものだった。

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今回の気になった点です。

  • 北条との密約云々、実はこの大河に登場しないことが絡んでいて、それを描かないので何かおかしくなっている。詳しくは後述
  • 井戸での出会いが偶然すぎで噴飯もの
  • おとわが自分より身分が上であるはずの瀬名に、タメ口を利くのもおかしい
  • 例によってはおとわが、武家はこうだの、家のために命を捨てるなだの、この当時としてはありえないであろうことを平気で言う。これも後述
  • どう見ても瀬名の犬死。こんな設定でなく、きちんと自害をさせた方がよかった
  • おとわが浜松に行って、しかも一万石取りの万千代と立ち話というのも変


まず北条と密約というのは、要は御舘の乱絡みですね。先日の田中城攻めでも触れましたが、この時北条は養子に出した上杉景虎(長尾景虎ではありません)が、家督を巡って景勝と争い、間に立った武田勝頼が不在の時に、景勝が景虎を討ち取ってしまいます。このため北条は武田との盟約を破棄し、徳川について武田を攻めることになるのですが、それが全然描かれていないので、家康が信康を延命させるために打ち出した、苦肉の策のようになっています。


それからおとわですが、彼女の目つきがまたすさまじい。ちょっと某野党の議員を思わせるのですが、それはともかく。まず瀬名へのタメ口に始まり、龍潭寺ではこう言います。


死んでいく奴は皆左様なことを言う!

お家のために命を捨てるは己の本懐。

そんなことばかり言いよる!

残される者のことを考えたことはあるか。

助けられなんだ者の無念を考えたことはあるか!

もう二度と私はあのような思いはしとうない!

徳川殿を大事というなら、どうか左様な思いはさせないでくれ


さらに井戸端でも、南渓にこう言います。

理不尽に命を差し出せといわれ
差し出す方は本懐などと笑い

この時代、こういう発想はまずないでしょう。むしろ瀬名の考えの方が普通であったと思われます。仮におとわがこういう考えであったとしても、物言いが下品すぎる。特にこの点に関しては、以前から何度か触れていますが、『風林火山』にぶつけている感があります。これに関しては、改めて書きたいと思います。しかし戦がどうこうと言う割には、万千代もその後何度も戦で手柄を立てますし、徳川家に至っては、大坂の陣で豊臣家を滅亡させてしまうのですが。

それにしても、龍潭寺で徳川が運が強い云々と言っていますが、瀬名が助かったのは人質交換がうまく行き、なおかつ石川数正が馬を飛ばして駆けつけたからです。しかし、それに関する数正への言葉がないのですね。あの時おとわもいたでしょうに。それと例の碁石、あれは『花燃ゆ』の「ボタオ」を連想させます。同じ無名の女性主人公の大河同士で、似たシーンが登場です。

あと石川数正の「お方様ほど美しい人はいない」、結局何を言いたかったのでしょう。要は、瀬名と数正が駆け落ちでもしているような雰囲気にしたかったのでしょうか。この大河は、どうもこういうシーンが目につきます。さらに人物設定も、これも以前も触れましたが、通り一辺で深みに欠けるなと思います。それから菜々緒さん、初めての大河で頑張ったと思いますが、残念ながらこの人は今一つ奥方という感じではありません。

[ 2017/11/20 23:45 ] 大河ドラマ おんな城主 直虎 | TB(-) | CM(0)

風林火山第34回「真田の本懐」

勘助が越後から解放され、信濃へ戻ります。一方で、砥石崩れは真田の責任という声があり、勘助は真田幸隆に策として海野家再興案を持ち出します。しかし忍芽と源太左衛門は、一足先に常田の屋敷へ交渉に赴き、幸隆に力を貸すよう依頼します。

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勘助は越後から信濃へ戻った。一方晴信は深志城に本陣を置き、村上義清は小笠原長時を擁して平瀬城へ向かっていた。天文20(1551)年の夏、勘助は久々に晴信とその家臣たちとの再会を果たす。そなたはしぶといと小山田信有。諸角虎定は、また村上と戦うことになったと言い、飯富虎昌は、小笠原もしぶといと言う。また景虎の印象を晴信に訊かれた勘助は、あれは武将でなく坊主、他国を我がものにするためには戦いませぬと言い、馬場信春はその言葉に目を丸くする。また晴信は、砥石崩れは自らの采配がもとだとも言う。

しかし馬場は、砥石崩れは真田幸隆の失策であると断言し、今の武田家に足らぬは武辺であると言って憚らなかった。真田自身はどのように考えているのかと、勘助は松尾城を訪ねる。策士策に溺れるとの喩えを持ち出した勘助に、我が殿をさげすむのなら出て行ってくれと忍芽は言う。また相木市兵衛は、自分の策が原因だから儂を攻めろと言うが、勘助は庇い合っても困ると言い、今日は策を授けに来たと話す。それは城ごと乗っ取ってしまうという作戦だったが、それが出来ぬのだと真田幸隆は苛立たしげだった。

そこで勘助は、海野家再興を持ち出した。幸隆と対立している弟の常田隆永、あるいは忍芽の兄の河原隆正も、これで納得して武田に降るのではないかという、勘助の策であった。しかも海野家の戦死した嫡男、幸義には姫がいて、河原がその姫を守っていた。これは晴信の知るところとなり、晴信は幸隆に、盲目で出家した二男、龍芳を目合わせることを勧める。海野家の祖は盲目であったとされ、勘助も目は見えるが隻眼である、そなたは目の見えぬ者とかかわりがあるようじゃと、晴信は幸隆に伝える。幸隆も、この縁談を承諾した。

幸隆は春原若狭守に文を持たせた、忍芽も文を持たせたが、もし縁談の承諾が得られない時も、春原を無事に返してほしいという思いやりからだった。春原は葉月と共に、河原のいる上野に向かう。その後、徳次郎と源五郎、二人の弟たちに槍の稽古をつけていた嫡男源太左衛門を伴い、忍芽は神社へ参拝に出かけたが、その後行方をくらました。春原の弟惣佐衛門がそのことを知らせ、また葉月は、若狭守が河原を連れて来たことを伝える。忍芽と源太左衛門は常田の屋敷へ向かい、夫を助けるように説得する。

しかし常田は、忍芽たちが自分の意志で来たとは思わず、兄の差し金であると思っていた。海野家再興のことも話すが、常田は乗って来ず、ついに忍芽は、自分の命と引き換えに殿を許すように口にする。無論幸隆は、この場合咎められるようなことは何もしていなかった。また源太左衛門は、父が武田に降ったことが罪ならば、腹を切ると言う、常田が源太左衛門の前に置いた脇差を、しかし手に取ったのは忍芽だった、それで自刃しようとする彼女を、かつて間者であった深井が止める。そこへ幸隆と、河原がやって来た。

河原は既に武田に降る覚悟でいた。また武田は、海野一族の滅亡などを望んでいないと言われ、最終的に常田は兄への敗北を認める。その後勘助は、幸隆に会おうとするが相木に制された。幸隆は妻と嫡男に向かい、このようなことでそなたらを失えば、家臣にも領民にも顔を合わせられぬと言い、また忍芽に、そなたがおらねば生きてゆけぬとも言う。それを聞いた相木は、自分は妻にあんなことはよう言わぬわとつぶやく。そして砥石城に火が放たれ、調略された須田新左衛門は、武田へ降ることになった。

須田は名を信頼と改め、源太左衛門は信綱という名をもらった。そして村上義清は坂木に戻ることになる。村上は既に小笠原長時の無力さに愛想を尽かしており、長時はその後京へ向かった。そして幸隆は砥石城をまかされ、真田の庄も戻って来た。ここに寺を建て、晃運字伝を呼び寄せたいと話す幸隆。そんな時勘助はある墓の前に、自分が持っていて摩利支天があるのを見つける。それは矢崎十吾郎の墓だった。そして越後では、道安が越後から出て行った途端、砥石城を奪われたことを、宇佐美定満が景虎に伝えていた。

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「しぶとい」という表現が、最初の方で2度にわたって出て来ますが、どうも最後の晃運字伝につなげるためのようにも取れます。勘助が鉄砲で撃たれた際、「この侍はまことにしぶとい」という、あのセリフですね。またあの時、忍芽の兄の河原隆正が武田を討つと言っており、今回降ったところを見ると、あの回(第24回)とかなり関連付けた感もあります。

この回で、子供時代の真田昌幸(源五郎)が登場します。おまけに常田隆永の「人をたばかるは真田の家風か」というセリフまで登場し、こちらはまるで、『真田丸』と関連付けたかのような一コマです。また矢崎十吾郎の墓が、かつての真田領にあるところに、村上と真田の勢力のせめぎ合いを感じさせるものもあります。これで、再び摩利支天が勘助の手元に戻ることになりました。

[ 2017/11/20 01:30 ] 大河ドラマ 風林火山 | TB(-) | CM(0)

Sanada Maru Episodes 46-48

Episodes of Sanada Maru

Episode 46 Hodan (Cannonball)

Hideyori praises Yukimura for his exploit. But he tells Hideyori to be cautious and make Ieyasu irrititated. And Hatsu (Joko-in), younger sister of Chacha asks Yukimura to persuade her to be calm. She seems to believe that she will die in the flames of war like her parents.

Ieyasu orders SANADA Nobutada who serves him to scheme Yukimura to betray Hideyori. Nobutada thinks it's impossible but it makes him happy to meet his nephew for the first time in more that twenty years. Then he hands letter of Ieyasu to him. It says how he will treat him when he betrays Hideyori. Nobutada tells him that he doesn't need to read it and later tells Ieyasu that it results in failure.

ODA Urakusai supposes Hideyori, Yukimura, Ono Harunaga and his mother Okurakuyo no Tsubone that they should make peace with Ieyasu because it's the golden opportunity to do it. Though Hideyori hopes to postpone it, he finally agrees with the negotiation. But Chacha refuses it strongly. Yukimura who wants to triumph Ieyasu is not keen also thinks so. Then Ieyasu orders his soldiers to fire a culverin and its cannonball hits the keep of Osaka Castle where Chacha lives.

Episode 47 Hangeki (Counterattack)

The hit kills some of the maids of Chacha and it unsettles her mind. It is the plot of Ieyasu to threaten her and from this, the trend towards making peace with Ieyasu becomes to grow.
Hideyori says that he will accept the condition however it's inconvenient for him if the world becomes peaceful. Ieyasu says that he hopes reconciliation on the surface but in reality he plans to pressure Hideyori to obey him and make the castle defenseless.

Urakusai hopes to sit at the negotiation table but Yukimura stops it because he feels him suspicious about him. Then it has been arranged that two women, Acha no Tsubone, concubine of Ieyasu and Hatsu discuss what to do after the battle. But Hatsu is ignored and Acha no Tsubone makes Okurkuyo no Tsubone, who accompanies Hatsu agree with her idea and it's decided that the moats of Osaka Castle are filled.

Because of this, the castle becomes defenseless. Yukimura droops his shoulders but his comrades in arms encourage him. Espacially Hideyori says that he will continue fighting against Ieyasu, quoting Yukimura's word "Those who always have a hope can clear his own future". It makes Yukimura renew his determination.

Episode 48 Hakka (Firing)

GOTO Matabei and MORI Katsunaga assault the headquarter of Ieyasu at night. On the other hand, Urakusai tries to inform Ieyasu that some ronins will attack him on the following day. But he is detected that he is a spy of Ieyasu by Yukimura and leaves Osaka Castle. Sasuke attacks Ieyasu and kills him but it is his double.

Hideyori's vassals worry that the provisions in Osaka Castle become to decrease and ronins are eager to fight against Ieyasu again. Then Hideyori permits them to meet their wives and children to make themselves at ease. Meanwhile Yukimura plans to construct a new fort. And he also visits his nephews, sons of Nobuyuki with Daisuke.

He meets them at the headquarter of Nobuyoshi. He is a gentle young man but his brother Nobumasa is rude and opposes Daisuke. After returning to Osaka Castle, Yukimura finds something at the corner of the garden and finds it is a flintlock (*).

Yukimura hurries Hideyori and ONO Harunaga up to prepare for next battle to take back some of Toyotimi's territories to supply the provision. And ronins are given money from the treasury by Ono Harufusa and purchases guns. Soon after Nobuyuki receives a letter from Yukimura that hints at his death.

(*) It is Sen no Rikyu who buried it before his execution because his seal is put on the box containing the flintlock.

The image shows Masato Sakai as Sanada Yukimura shoots a flintlock.
(From the DVD series of "Sanada Maru")

真田丸幸村フリントロック
[ 2017/11/20 00:45 ] Taiga Drama Sanada Maru | TB(-) | CM(0)

『炎立つ』についてのあれこれ

『炎立つ』を観始めたので、それについて少し書いておきます。これは1993-94年の放送スケジュールの変更に伴い、大河史上唯一、2年にわたって放送された作品です。全体的には3部構成となっており、奥州藤原氏をテーマにした、地域性の強い作品となっています。そのため一般受けしづらかったということは、少し前にも書きましたが、題材としては興味深いものでした。間に戦国とか幕末を挟みながらの放送であれば、そこそこよかったのでは思います。また、原作者と脚本家の確執から、第3部が原作に則った展開にならなかったようで、それが如何にも残念でした。

OPの構成は、『太平記』とちょっと似ています。騎馬武者が走るシーンと、それ以外のシーンが交互に来る形になっていますが、『炎立つ』の場合は雪と黄金、そして鹿踊りが登場します。音楽は菅野由弘氏で、実はお父様が江刺市の近くのご出身で、思い入れがあったとのこと。疾走感あふれるパートとスローな展開の、基本ABAの構成です。またこの騎馬武者が、北の軍勢ということで毛皮をまとっていること、そして平安時代後期の、それも地方の豪族をイメージしているため、大陸風の甲冑を着けての雪中の進軍で、どこか中央アジア的な雰囲気です。

話は地元の豪族の安倍氏と、源氏や清原氏の対立が、奥六郡を舞台に勧められて行きます。これに、藤原秀郷(田原藤太)の流れを汲む藤原経清が絡み、経清と安倍氏の娘の間の子、清衡が奥州藤原氏の祖となります。この安倍氏の娘、結有がかなり行動的で気が強く、悍馬と噂される女性として描かれています-しかし「ゆう」というと、どうしても『風林火山』の由布姫を連想します。この役を演じているのは古手川祐子さんですが、『おんな城主 直虎』で祐椿尼を演じた財前直見さんも出演しています。お二人ともお若いです。

飲み物-キャンドルとワイングラス
[ 2017/11/19 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

風林火山の歴史的背景22-越後へ落ち延びる武将たち

第33回で鉄砲を手に入れた長尾景虎ですが、その後北条氏康が上野に攻め入り、関東管領上杉憲政は居城平井城から落ち延びて、越後へと向かいます。この時景虎は憲政を、御館に住まわせています。後に「御館の乱」の名の由来ともなりますが、それは景虎、後の謙信が亡くなった後の話です。憲政は、いわば越後に亡命して来たわけですが、平井城が落ちてすぐ向かったのではなく、しばらくは北条軍と対峙していたともいわれています。

この時憲政の子龍若丸が、北条に捕らえられて、殺害されています。その後景虎は憲政の養子となり、さらに関東に攻め入って、最初の小田原城の包囲戦が行われましたが、これは成功しませんでした。また憲政が越後へ逃げ延びた天文21(1552)年、景虎は家臣を上野に派遣して、北条との合戦を繰り広げています。そしてこの同じ年、今度は信濃守護であった小笠原長時が、武田軍に追われて越後へと落ち延びます。

さらにこの翌年、今度は村上義清が景虎の援軍を頼ります。一旦は村上領から武田の軍勢を追い出したものの、再度武田に追われて越後へと逃げます。これにより、今度は景虎が自ら信濃に攻め入って、武田と対陣することになります。これが第一次川中島の戦いですが、景虎は上洛したいという思いを抱いており、にらみ合ったまま両者の対決は終わります。なおこの上洛では後奈良天皇に拝謁し、さらに「ちゃんばら将軍」こと足利義輝にも目通りしています。

飲み物-マティーニ2
[ 2017/11/19 00:00 ] 大河ドラマ 風林火山 | TB(-) | CM(0)

TSUDA Kenmotsu

TSUDA Kenmotsu Kazunaga was a monk of Negoroji Temple. He led Negoro shu, a group of monk soldiers with matchlocks.

He is said to be a descendant of a brother of KUSUNOKI Masashige, a samurai who opposed ASHIKAGA Takauji in the Middle Ages. He traveled to Tanagashima Island (*) by himself and purcahsed a matchlock. Then he ordered a sword smith called Shibatsuji Seiemon to make its copy. Therefore many matchlocks were become to be made around the temple.

He had a good command of matchlock and invented his own art of firing arms called Tsuda-ryu hojutsu (the Tsuda school of gunnery).

In this series, he is described as a strong-nerved man who has enough knowledge about gunnery. He became to get to know Kansuke when he was a ronin who traveled over the provinces.

(*) It is said that a matchlock was first introduced in the island though there is another theory about it.

The image shows Kotaro Yoshida as Tsuda Kemmotsu.
(From the video of "Furin Kazan")

風林火山津田監物
[ 2017/11/18 23:45 ] Taiga Drama Furin Kazan | TB(-) | CM(0)

ラグビー代表と平尾氏 15

1999年ワールドカップ、日本の第二戦は開催国であるウェールズでした。かつてアームズパークと呼ばれていたスタジアムは、ミレニアムスタジアムと名前を変えて大幅に改築されました。試合前には、その少し前に起きた鉄道事故の犠牲者を悼んで、黙祷が行われ、その後両国の国歌斉唱となりました。男性のコーラスグループが、それぞれ『君が代』と『ランド・オブ・マイ・ファーザーズ』を歌いましたが、『君が代』が実に見事に歌い上げられていたのには驚きでした。アクセントがおかしいと言ったこともなく、合唱だけ聴いていれば、日本人が歌っているのと何ら変わるところはありませんでした。

ならばこちらも、相手をしのぐプレイを見せたいというのが人情でしょう。そして実際、前半はそこそこいい試合になっていました。サモア戦の時のような硬さがなく、いくらか試合慣れしていたようにも見えましたし、大畑、ツイドラキ両選手がそれぞれトライを挙げた場面では、たとえ勝てなくてもかなり接戦できるのではないかという印象もありました。何よりもサモア戦で見られなかったトライを、前半で2本見ることができたのも、その期待をさらに膨らませたともいえます。しかし後半に入ると、状況は一変してしまいます。

後半はウェールズに押される形となり、日本のいいプレイは影を潜めます。そして、ウェールズに対して防戦一方となりました。こうなると日本は不利ですし、逆にウェールズにしてみれば、自分たちの思う展開に持ち込めたことになります。まだ点差が開かないうちに、選手交代をするべきだったのですが、なぜかそれが行われませんでした。特にスクラムハーフの村田亙選手は、流れを変えるためにも、ウェールズ優勢の展開になった時点で、早めに出しておくべきでした。しかし交代が行われたのは、試合の趨勢があらかた定まってからでした。

結局最終スコアは、15-64で日本の完敗でした。選手は揃っていたのに、なぜここまで点差が開いたかという点については、やはり「型」のなさに平尾氏がこだわるのも一因と指摘されていました。実際このワールドカップが終わった時点で、日本代表は「勝つ」のではなく、「国際試合として、おさまりのいいスコアに持って行く」のが目的だったのではないか、そのような声も聞かれました。中には善戦と見る向きもありました。無論これが選手交代を行い、代表のあるべき型をきちんと決めての敗戦であれば、そうも言えたのでしょうが、持てるべき力をすべて出していない印象がありました。

このウェールズ戦の翌日、サモアとアルゼンチンの試合が行われ、こちらは前半優勢だったサモアを、アルゼンチンが後半巻き返して勝利しました。これにより、日本が入ったプールDの順位は、得失点差が影響するといった、きわめて微妙な状況となっていました。ならば、その得失点差をうまく利用して勝ちたい、そういう雰囲気が代表の中に感じられてもよかったのですが、報道を見る限り、あまりそれは感じられませんでした。平尾氏はこのままで行くのか、あるいは最終戦でがらりとやり方を変えてくるのか、それが不明なまま、各チームは三戦目に突入して行くことになります。

飲み物-ブラウンエール
[ 2017/11/18 00:45 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

Furin Kazan 30 Tenka e no Michi (The Road to Conquer Japan)

Harunobu decides to send his vassals to manage the castles in the territory he occupied. He never strengthen the defence of Tsutsujigasaki residence as told by ITAGAKI Nobukata.In Echigo, NAGAO Kagetora becomes an adopted son of his elder brother to take over the Nagao clan in the future. Though the clan is the shugo of Echigo in reality, Kagetora respects justice and asks Uesugi Sadazane, the original shugo to mediate them and it makes Sadazane happy.  On the New Year's Day of 1549, Harukage who is ill in bed tells Kagetora to make their sister Momo hime marry NAGAO Masakage who opposes them. Harukage dies four years later.

風林火山30景虎と桃姫
Kagetora (Gackt, right) talks with his sister Momo hime (Naomi Nishida) about her marriage

Kagetora, who became a boy monk in his childhood but was so wild. Momo hime says that only she can do is acting as a go-between the two men, Kagetora and Masakage and accepts the marriage. She also tells about shobukiri (*) in their childhood and it may be happy if the conflicts in the world are resolved by it. And NAOE Sanaetsuna, superior vassal of Kagetora plans to make his daughter Nami serve Kagetora as maid. Sanetsuna seems to promote himself by making her Kagetora's concubine eventually. However he has no interest in woman.

風林火山30経典を受け取る浪
Kagetora hands Nami (Fusako Urabe, right) a scroll

That night Kagetora orders Nami to go out of his room but she hesitates. Kagetora feels it dubious and she says that she would like to sleep with him.
"Were you told or ordered it by your father?"
Nami denies it and kagetora asks her again,
"Then you told me it because of you own desire"
Kagetora sighs over human's desire and he hands her a scroll that is a sutra. He tells her that he will be comforted if she reads it (**).

風林火山30平蔵とヒサ
Hisa (Asami Mizukawa, left) and Heizo (Ryuta Sato) are surprised to heat the real intention of Yazaki Jugoro

At that time Masakage’s party fires Biwajima Castle managed by USAMI Sadamitsu. They are inpatient that they cannot make sure whether Sadamitsu takes the side of Kagetora or not. Kagetora feels sympathy with Sadamitsu who doesn't changes his mind easily. He hopes to make Sadamitsu serve him to unite Echigo but Okuma Tomohide, who formerly served the Uesugi clan meets SAdamitsu that he still hesitates to serve the Nagao clan. Sadamitsu says that if Kagetora despises the Uesugis, he will fight against him.

風林火山鉄砲の教授
Tsuda Kenmotsu (Kotaro Yoshida, right) instructs Denbei (Yoshiki Arizono, centre) and Kansuke (Seiyo Uchino) how to shoot a matchlock.

Both Kansuke and Denbei stay at Negoroji Temple in Kishu, current Wakayama and order one hundred matchlocks (***). TSUDA Kenmotsu, who is in charge of manufacturing matchlocks tells them it takes a lot of time. Kansuke gives some pieces of gold as advance payment. Then Kenmotsu says it needs a port because matchlocks should be transported by ship. Then Kansuke asks IMAGAWA Yoshimoto to rent a port in Suruga. On the other hand, Heizo who serves MURAKAMI Yoshikiyo is appreciated but SUDA Shinzaemon doesn't think well of him. Heizo returns to Chiisagata for a while. His master YAZAKI Jugoro also appreciates him and asks him to marry Hisa. Though Hisa was to become a concubine of Shinzaemon, Jugoro refuses it.

風林火山30今川館
Kansuke asks Imagawa Yoshimoto (Shosuke Tanihara) to use a port in Suruga

Kansuke  asks IMAGAWA Yoshimoto to allow the Takeda clan to use the port. Yoshimoto says ironically that Harunobu wants everything he sees but Jukeini allows it. Yoshimoto is going to fight againt the Oda clan of Owari. Jukeini also tells Kansuke that Yoshimoto's wife who is a sister of Harunobu is ill. There is the possibility that it may influence the alliance between the two clans if she dies. And the Hojos need reinforcements because Ujiyasu attacks Uesugi Norimasa in Kozuke but Nagao Kagetora decides to reinforce him. Ironically, it is the Nagao clan who took the place of Uesugi Sadazane, shugo of Echigo who is related to Norimasa.

風林火山30上杉憲政
Uesugi Norimasa (ICHIKAWA Sadanji, right) is bewildered in Kagetora's reinforcements.

Norimasa is surprised to hear it when he enjoys the dance of prostitutes but NAGANO Norimasa tells him that it needs reinforced to survive the clan. In Kai, Kansuke tells Harunobu about her sister and he hopes to make his lord control two seas by occupying both Echigo and Suruga. He also hopes to work in intelligence in Echigo disguising himself as a merchant of matchlock. Harubnobu allows it but it needs to attack OGASAWARA Nagatoki first. In 1550, Kagetora formally becomes the lord of Echigo after the death of Sadazane.

(*) A kind of swordplay as play using a leave of iris as sword.
(**) Such behaviour shows his eccentricity and belief in Bishamonten (Vaisravana).
(***) In Japan, matchlocks were manufactured in the temple, Omi (current Shiga) and Sakai.

The images are from the video of "Furin Kazan".

[ 2017/11/18 00:00 ] Taiga Drama Furin Kazan | TB(-) | CM(0)

風林火山徒然-31

第33回、勘助が琵琶島城→春日山城内の牢→春日山城の縁先、といった具合に移動して行きます。伝兵衛には、隙を見て逃げ出すと言っておきながら、結局こうなってしまいました。このため甲斐では、もはや勘助は生きているかどうかわからないといった、悲観論まで飛び出します。しかしお屋形様である晴信と由布姫とは、見解が異なりつつも、勘助が生きていると信じているようです。勘助とこの2人がトリオになる所以であるかと思います。

そもそも勘助を中心としたトリオは
勘助、伝兵衛、太吉
勘助、相木、真田
がありますが、さらに
勘助、晴信、由布姫
もまた成り立つかと思われます。実際、この3人のシーンが一度登場します。そういえば今川家もトリオですし、後に北条家も氏康、氏政、そして清水吉政の3人が登場することになります。

それから義信と飯富、信繁と諸角といった、2組の武田の子息とその傅役が登場します。しかしその直後に大井夫人が倒れてしまい、一騒動となります。例の不動明王の間といい、大井夫人逝去の伏線といった感がなきにしもあらずです。そんな中で大井夫人は、既に子が元服している晴信を、あたかも子供のように諭し、晴信もちょっとふくれ面をします。この辺の描き方は面白いなと思います。

あと、勘助が春日山城の縁先に連れ出され、景虎と一問一答するのもなかなかいい。政景とのごたごたも収まり、後は鉄砲100丁遅延によって、あいつを処罰するだけだと思っていたのでしょうが、実際にやり取りをしてみて、やや惜しくなった感がなきにしもあらずです。しかしまた「風林火山」を木に打ち付けるのを見ると、晴信に対してはよくよくの嫌悪感があるようです。

この『風林火山』の脚本の大森寿美男氏は、結構細かいシーンを入れて来ているのですが、それがあまりうるさくなく、異なった場面をつなぐうえでいい役割を果たしています。元々登場人物の裏付けがしっかりしていて、スムーズに展開ができるということもあるのでしょうが、テンポがいいなと感じます。無論、場合によっては流れがちょっと止まることもありますし、ここになぜこの場面?と思う時もありますが、全般にドラマとしての運びは悪くありません。

脚本家には、オリジナルを書いてうまく行く人もいれば、原作を脚色する方に長けた人もいます。『風林火山』は最初の10エピは創作ですし、その後もオリジナルの要素が入ってはいます。しかしそれでもドラマとしては成り立っています。一方今年の大河の森下佳子さんは、やはり原作があった方がうまく行く人のようです。今まで『JIN-仁-』とか『天皇の料理番』は悪くなかったし、当初期待もしていたのですが、やはりオリジナルで50話は厳しかったようです。

飲み物-パブのビール2
[ 2017/11/17 01:00 ] 大河ドラマ 風林火山 | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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