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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  2017年05月

風林火山第8回「奇襲!海ノ口」

行く先々で仕官を断られ、しかも武田信虎を討つ野望に燃えている勘助は、平蔵が縁で真田幸隆の食客となり、幸隆から見込まれて、2人で海ノ口城に向かいます。その海ノ口城で勘助は知恵を授け、雪も降って来たことから、武田勢は引き上げざるを得なくなります。恐らく軍師がいるとにらむ晴信。そんな中晴信はしんがりを申し出、引き上げたと見せかけて奇襲を行い、見事海ノ口城を落とし、しかも即座に撤退を始めて、今度は勘助が驚くことになります。

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勘助は平蔵と共に、真田幸隆の書状を持って海ノ口城に行き、城主平賀源心に目通りする。武田の戦いぶりを見極めるのが目的だった。この牢人者が、兵法に通じた者であることを知った源心は、城についての感想を勘助に問う。この城は堅固ではあったが、勘助は合戦を前に、泥を塗るように具申する。渋る源心に、火矢が刺さった時の燃焼を防ぐためだと言う勘助。そして武田勢は、その海ノ口城を目指して進軍していた。

信虎は、この城は総攻めで、3日で落ちると踏んでいた。女子供を捕虜とし、他は撫で切りにすることで、信濃の国衆たちを脅かすつもりでいたが、予想外の反撃に遭い、しかも火矢を放っても城は燃えなかった。初陣の晴信は、雪が降り始めるのを気にしていた。実は源心も、同じことを考えていた。雪で動きが取れなくなり、武田勢は撤退することになると読んでいたのである。しかし源心も勘助も、井戸の水脈を絶たれる危険があることを感じており、甕や壺に水を張らせ、城が建つ山の斜面のところどころに埋めさせた。

勘助が水の様子を調べたところ、表面に波紋があったことから、武田の金堀衆が、水を断つために地下を掘っていることがわかった。しかし掘り進んで行く内に、急に土砂崩れが起き、平賀勢が矢を放った。武田方の教来石景政は反撃に及んだが、矢を射られたうえに藁を投げ込まれ、煙の中を引き返した。意外な事態に信虎は驚く。そして晴信は、この城には相当な軍師がいるとにらんでいた。その後雪も降り始め、武田勢は陣を退かざるを得なくなる。そんな折、晴信は父信虎に、しんがりを務めたいと願い出る。

雪で敵の追い討ちがまず予想できない時に、しんがりの栄誉をほしがる晴信を、信虎は小馬鹿にしたように笑う。退却して行く武田勢を見ながら、勝利の喜びに浸る源心だったが、勘助は追い討ちをかけないと、また春になって武田が攻めてくると忠告する。しかし源心は、疲れた兵たちを休ませたいうえに、うつけとして知られる晴信が、しんがりとはいえ引き返すことはないと多寡を括っていた。また、大井の援軍も城を去って行ったが、相木軍は留まった。

しかし、退却したと見せかけた晴信は、途中で馬を止め、兵たちを休ませて酒を振舞った後、海ノ口へ引き返した。しんがりは形ばかりで、はじめから引き返して奇襲するつもりだったのである。援軍も去り、不意を突かれた海ノ口城では、源心はじめ全員が奮闘するが、なすすべもなく敗れて行った。この時平賀夫人は自刃し、戦の行方を気にしていた娘の美瑠姫は、やはり自刃しようとしていたものの相木市兵衛に止められる。

結局晴信は兵300で海ノ口城を落とした。父信虎の8000の兵に比べたると微々たる数であった。しかしその後城に入った晴信は、即座に退却を始めるよう板垣信方に指示する。晴信に付き従っていた板垣は、それではお屋形様が喜ばれませぬと止めるが、晴信は、父を喜ばせるためのものではないと答える。そんな晴信主従を、天井裏からのぞき見る勘助と平蔵。しかしその時平蔵が弓を引き、晴信に矢を放ってしまう。

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昼にこれを観て、夜に『おんな城主 直虎』を観ましたが、どうもこちらを夜に持って来た方がいいのではないか、そう思ってしまうような、スリリングな展開でした。というか、直虎のキャラ設定と、城主編になってからの、朝ドラ的な展開がどうも気になってしまうのですが…こちらについては、また別に書く予定です。しかしじわじわと危機的状況が押し寄せているのに、隠し子の話題で1エピです。井伊谷はまだ平和ということなのでしょうか。

(2017年5月24日修正)

[ 2017/05/22 00:00 ] 大河ドラマ 風林火山 | TB(-) | CM(0)

YAZAWA Yoritsuna

YAZAWA Yoritsuna was a younger brother of SANADA Yukitaka, uncle of Sanada Masayuki and father of Yazawa Sanjuro. He became a monk at first but returned to secular life later.

He served TAKEDA Nobutora but became to serve his son Harunobu (Shingen) with Yukitaka after Nobutora went into exile. In 1563, he captured Iwabitsu Castle in Kozuke. After the death of Yukitaka, he served his nephew Nobutsuna but he killed at the Battle of Nagashino in 1575 and Masayuki took over the Sanada clan.

Then he became a vassal of Masayuki and captured Numata Castle in 1580. While the Tokugawa Army attacked the Sanadas in 1585 (Siege of Ueda), he fought against the army of HOJO Ujikuni, uncle of Hojo Ujinao at Numata Castle. After that, his son Sanjuro Yoriyuki (Yoriyasu) succeeded him.

In this series, he is described as a passionate and noisy man. Though he distinguished himself in some battles, he is sometimes unreasonable like a child and kills a messenger dispatched by a daimyo despite it means war declaration. He is hale and healthy at eighty but dies suddenly.

The image shows Toshiki Ayata as Yazawa Yoritsuna
(From a DVD of "Sanada Maru")

真田丸矢沢頼綱
[ 2017/05/21 23:30 ] Taiga Drama Sanada Maru | TB(-) | CM(0)

直虎と南方仁 17

第18回、そして第19回の『おんな城主直虎』ですが、主だった部分での『JIN-仁-』との共通点は、それほどには感じられませんでした。無論、仁の咲への告白とか、ペニシリン製造所が放火されてしまうといった部分に、それらしきものを感じ取ることはできます。ただ、その前後の状況が異なっています。
しいて言えば、和宮の毒殺未遂事件で、牢に入れられた仁のために、野風がルロンに身請けをしてもらい、その金を蔓として渡す、その点が政次の真意と似通っているでしょうか。長屋を追い出された野風は、仁友堂で働いていたものの、その後出て行っており、所詮花魁などあのようなものだと医師たちは噂しますが、実はきちんと仁のために金を作っていたわけです。
あと個人的に、『直虎』の種子島と『仁』のペニシリンが、その当時画期的な存在ということでちょっとだぶります。無論、実際には幕末にペニシリンは存在しませんが。

ところで先日、『真田丸』のきりの方が、直虎よりもまともだと書いています。きりも結構うざいといわれ、賛否両論ありましたし、信繁にタメ口なのも如何なものかと思われましたが、彼女の方がもう少しさばけていたような印象があります。
大坂に行った時も、さっさと侍女の口を見つけて、そのまま居ついてしまいましたし。無論これは、ドラマが進むにつれて、彼女の存在感が増して来たこととも関係しているでしょう。最終的には茶々の侍女たちの中で、頼れる姉貴的な存在になってもいます。直虎の場合、それに比べるといくらかウェットな印象があります。

しかし21日放送分のサブタイも「第三の女」ですが、そのものずばり「直親の娘」などでもいいかと思うのですが…。

飲み物-カクテル
[ 2017/05/21 00:45 ] 大河ドラマ おんな城主 直虎 | TB(-) | CM(0)

Onna Joshu Naotora Episode 19 Tsumi to batsu (Crime and Punishment*)

Farmers in Ii-no-ya gather in their cotton in autumn 1565 though SETO Hokyu still stays in Sunpu. And KONDO Yasumochi, one of the Ii-no-ya Three visits Naotora and says that somebody from the Iis' territory cut down and stole some trees in his fief. He claims her to hand the thief overbut Naotora objects to it and they go to the forest together. They find that not only Yasumochi's but those of the Iis were cut down and stolen also.

MATSUSHITA Jokei has not informed about the situation in Mikawa yet. And in Sunpu, IMAGAWA Ujizane is irritated that his matchlocks are not nearly finished despite the relationship with the Takedas is growing bad. Hokyu tells him that the butt is incomplete with a joke but it makes Ujizane angry and they are mediated by ONO Tajimanokami Masatsugu. After that Hokyu and Masatsugu see Jukeini who recovers her health passes through a corridor. 

おんな城主直虎賊の身柄確保(19)
The man (Yuya Yagira, centre) who is a thief is captured at last

Toramatsu improves his skill in gomoku narabe, Five in a Row and Koten says he neither wins nor loses the game. Naotora hears it and remembers the words "winning without having a battle" (**) that Masatsugu told her. Meanwhile Naoyuki stands sentinel to protect the trees and there appear the thieves at last. They attack Kondo's men by blowgun. And the head of thieves is the man whom Naotora saw at the bottom of a waterfall and near the well of Ryugu-kozo.

He is captured by Naoyuki and handed over to the Iis. Though Naoyuki says that he should be beheaded, Naotora who takes his kindness to her into consideration opposes it (***). They stay a decision until Masatsugu returns from Sunpu but Naoyuki says that he will agree with it also. Then Masatsugu returns and agrees with beheading him. He says that there is the possibility that he commits a theft in Sunpu and it's the disloyalty to Ujizane. However Naotora hardly accepts it. 

おんな城主直虎龍潭寺での直虎と政次(19)
Naotora (Ko Shibasaki, right) and ONO Masatsugu (Issei Takahashi) at Ryotanji

They talk about it in details at Ryotanji with the cooperation of Nankei. Masatsugu says that a pardon for him allows many thieves rush into Ii-no-ya. Naotora insists that he should not be beheaded but should be imposed on work service instead. Masatsugu accepts it and gives her the information concerning the Imagawas. Naotora ponders on the alliance of Suruga, Kai ruled by the Takedas and Sagami ruled by the Hojos but becomes entangled. And the man is in jail and and guarded by Ketsuzan.

Masatsugu visits Naoyuki's house and proposes him that they should hand the man over Mochiyasu. Naohisa, younger brother of Naoyuki hears their conversation and tells about it to Naotora. Then she visits Masatsugu with anger and quibbles about his decision. After her talk, Masatsugu asks her in a casual manner.
"Have you finished your story?"
Then he adds that the lord should protect his or her people from thieves.

おんな城主直虎寿桂尼と氏真(19)
Jukeini (Ruriko Asaoka, right) advises her grandson Ujizane (ONOE Matsuya) to gain over Ieyasu who betrayed them.

But the man escapes from the jail. He makes OKUYAMA Rokuzaemon, who guards him in place of Ketsuzan sleep with a dart and joins his company again. Yasumochi gets angry and asks Masatsugu to inform it to Ujizane but he is so busy dealing with the Takedas. Jukeini advises him to gain over TOKUGAWA Ieyasu who once betrayed them.

At that time, a girl who calls herself a daughter of Naochika visits Ryotanji.

(*) "Tsumi to batsu" is the Japanese title of "Crime and Punishment" written by Fyodor Dostoyevsky.
(**) The words of Sun Tzu.
(***) It seems that she mixes up public and private matters.

The images are from the official website of "Onna Joshu Naotora".

[ 2017/05/21 00:00 ] Taiga Drama Onna Joshu Naotora | TB(-) | CM(0)

今後の大河ドラマ雑考-12

今後の大河ドラマ雑考-10で、今後の直虎予想というテーマで書いていますが、それに関していくつか修正した方がいいと思われる点がありますので、ここでやっておきます。この時点では、このように書いていました。

1.主人公が出家して寺で暮らしているため、戦国大河に付き物の孫子の兵法や戦支度、分国法などの軍事や政治絡みのことよりも、説法が多く登場するということもあり、そのためいくらか浮世離れした印象があったのも事実。
2.小野政次は、最終的に直虎とは完全に対立はしなくても、徳川とは対立することになる確率が高い。その「完全に対立しない」有様が、どう描かれるのか。
3.還俗すれば本領安堵も当然なくなるが、そこは、今川もそんな昔のことは忘れているだろうと、すっとぼけてほしい。


まず1ですが、孫子の兵法と今川仮名目録はこの後出てきます。しかしどうも登場の仕方が単発的で、とりあえず戦国だから出しましたといった雰囲気になっています。しかも孫子の兵法も、直虎が変に曲解しているというか、打ち首を否定するための自説補強、あるいは屁理屈として引用しているような印象があります。また直虎自身が、完全に浮世に染まっています。

そして2ですが、直虎と完全に対立はしませんでした。というか、あっさり種明かしをしてしまったため、いささか拍子抜けした感もあります、無論、完全に互いを受け入れているとも言い難いのですが、これはどうも、両者が違う次元にあることが原因と思われます。

それから3.表向きは還俗していないので、本領安堵はそのままという姿勢になっているようです。しかし還俗していない割には、随分きれいな着物を着ているなというのもまた事実です。これ、頭巾をかぶって法衣のままであった方が、説得力があったかもしれません。


どうも城主編になって、何か主人公がご都合主義的になり、言動が劣化しているような印象があるのですが、しばらくこういう描写で、またその後盛り返すということになるのでしょうか。しかし井伊が一番落ちぶれる時期に、それで視聴者を惹きつけられるのかとも思います。だから、他所から来た人間にアシストさせて、急場を乗り切る展開になるのでしょうか。

しかし先日、河東の乱から描いてほしいと書きましたが、本当は今川氏の遠江支配から描いてほしかったです。これによって、今川と井伊の関係が明らかになるわけですし、その方がこのドラマの大筋がわかりやすかっただろうと思います。


その前にも、大河はそれぞれの個性があると書いており、それは今も変わっていません。主役の目を通した見方でいいと思います。ただし、30にもなろうとしている、しかも寺で修行した(はずの)主人公が、小娘のように騒ぐのはどうかと思います。こうなると、本来領主の器ではない人物を、無理やり創作で持ち上げているようにも見えます。それならば、結局メジャーな人物を主人公にした方が、面白いじゃないかといわれても反論できないわけです。

出だしはまあそこそこだっただけに、ここひと月ほどの描写はやはり疑問です。まだこの先どうなるかはわからないにせよ、夏にかけては、ドラマの全体像が決まる時期であり、いつまでも主人公に、試行錯誤させておくわけにも行かないでしょう。このドラマは『江』のような戦は嫌路線でもなく、『花燃ゆ』のような不倫路線でもありませんが、主人公が女性ということで、ここのところ、どこか大甘な設定になっているのも事実です。


来年の『西郷どん』もあまり期待はしていませんが、むしろこの『直虎』と、どう違うのかを観てみるという手もあります。無論BL発言に関しては、誰得なのかとは思いますが。


飲み物-パブのビール3杯

[ 2017/05/20 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『相棒』第5シーズン第4話「悪魔への復讐殺人」

先月に直虎と風林火山と相棒、それぞれの作品の高橋一生さんという記事を投稿していますが、これに登場する「悪魔の囁き」の続編です。村木重雄に影響されて人を殺めた、高橋さん演じる安斉直太郎が、今度は自分が殺されるはめになります。

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精神科医、内田美咲の助手として、村木重雄のカウンセリングを行ううちに、彼に感化され、女性を殺しては片方の耳のピアスを奪うという凶行を繰り返していた安斉直太郎が、腹部を鋭利な刃物で刺されて殺害された。この安斉は、杉下と亀山によって逮捕され、精神鑑定の結果、刑事責任能力なしと判断されて不起訴になっていた。

しかしこれに、被害者の遺族をはじめ世間の批判が相次ぎ、安斉は検察によって強制入院させられていた。この事件は、退院が検討され、看護師と共に外出訓練をしていた矢先に起きたものだった。また、付き添いの看護師である堀切真帆も負傷していた。犯人に、外出訓練のことを知らせたのは誰なのか。

被害者の遺族の父親である、末次が警視庁に自首してきたが、証言は何ら体をなさないものだった。しかも看護師の堀切は、犯人の顔は見ていないらしい。末次が堀切から外出訓練のことを聞いたとも考えられるが、堀切と末次の接点がどこにあるのかは不明だった。

杉下と亀山の取り調べは難航する。そんな時2人は、内田美咲と再会する。彼女は、実は末次の治療を担当していたのだった。末次は、娘を殺されて精神面で不安定になり、安斉の人物像を知りたがっていた。内田は、安斉が犯罪に手を染めていたのを見抜けなかった、自身の責任を感じていた。

内田が提出した診療記録により、末次もまた責任能力なしで不起訴処分になりそうだった。しかしこれは、不起訴とすることで、内田が安斉への監督不十分を逃れるための策とも取れた。しかしもし末次が犯人だった場合、だれが情報源であるかが問題だった。2人は、内田が安斉の外出訓練予定を知っていたことを突き止め、彼女が教えたのではないかと問うが、内田は小さく笑っただけだった。

亀山の妻美和子も、この問題を取材しており、ケガが治って京都の実家にいる堀切に会いに行く予定だった。美和子が自分のと一緒に作った弁当を、杉下の隣でほおばっていた亀山が、ふとこのことを洩らし、亀山は杉下と共に京都へ向かうことになった。かつて堀切が勤務していた、関西の病院での訪問看護のリストに、牧百合江の名を2人は見つける。この人物もまた娘の死で精神を病んでいた。

しかも堀切は東京勤務となってからも、しばしば牧に接触していた。その際に、安斉が悔い改め、治療に励んでいることを話した結果、牧が犯行に及んだのだった。牧は再び自殺をはかっていたが、
一命を取り留め、逮捕となった。

その後内田の前に、杉下が姿を現す。そして亀山、堀切もやって来た。堀切は言う。
「安斉さんは優しい人でした」
牧百合江のことを話した時、安斉はできるだけ一緒にいて、一人にしてはいけないと堀切に忠告していた。それは医者としての言葉なのか、加害者としてのそれなのかと問う堀切に、安斉はこう言った。

「医者としての診断なのか、加害者としての言葉なのか、今の僕にはわかりません」

安斉の件で責任を感じ、職を辞そうとする内田に、杉下はこう言う。
「もう二度とこんな事件は起こさない。そういう気持ちで、続けることはできないんですか」

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いきなり刺される安斉。そして、安斉を殺したと自供する末定、実際に手を下した牧もまた精神を病んでおり、最終的には、美和子の精神鑑定に関する記事を、亀山が読むところで終わります。誰が犯人であるかをはっきりさせるというよりは、精神面でのハンディと、精神鑑定の何たるかを前面に押し出したエピソードといえます。
しかしこの中の

「医者としての診断なのか、加害者としての言葉なのか、今の僕にはわかりません」

は、安斉という人物の二面性を表す言葉として、なかなか示唆的でもあります。
一方大河で小野但馬守が、主である直虎を諫める時に

「目付としての忠告なのか、幼馴染としての言葉なのか、今の私にはわからない」

と言ってもおかしくなさそうですし、実際この2人とも、どちらともつかない微妙な立場に立たされているといえます。『直虎』の場合も、結局誰が彼の失脚の糸口を作ることになるのか、はなはだ曖昧模糊としそうです。

[ 2017/05/19 23:30 ] ドラマ 相棒 | TB(-) | CM(0)

風林火山徒然-5

まず『風林火山』関連の投稿ですが、やはり
エピソード
徒然
歴史的背景(隔週)
で行くことにしました。エピソードは、次の日曜の放送後から始める予定です。

さて第7回ですが、仕官先を求める勘助は、相模の北条氏を訪れます。そこで期せずして、勘助を今川の家臣と信じ込んでいる、福島越前守の息子、彦十郎と鉢合わせすることになります。北条の当主氏康がその場をとりなし、勘助を漁師小屋に連れて行って、サザエのつぼ焼きを振舞います。見た目は悪くても、食すればうまいとは、そのまま勘助に重ねられた言葉でもありました。しかし氏康も、武田を討つには己の大望のみを見よと、晴信と同じことを言い、間者という名目のもと、追放してしまいます。

一方で武田家では、晴信が初陣の機会に恵まれずにいました。父信虎との不仲は明らかで、三条夫人が信虎に晴信の話題、とりわけ信虎の愛馬である鬼鹿毛の話題を振りますが、信虎は晴信の口からそれを言うように促します。しかしその実、妻を使って自分をたらし込んだと思い込み、晴信が直々に鬼鹿毛を所望した際は、弟の次郎(のちの信繁)に譲るとにべもない有様です。これにより、信虎追放の伏線が、張られて行くことになります。

一方勘助は山伏姿で、真田の郷を訪れていました。そこで思いがけず平蔵を目にするものの、手なずけていない暴れ馬に乗った平蔵は、落馬してしまいます。その馬を乗りこなす勘助に、その地の領主、真田幸隆は愛想よく振舞いながらも、馬に乗る山伏というのを怪しみ、家臣に刃を向けさせます。しかしその後、この二人は意気投合し、幸隆はしばらく真田の郷にとどまることを勧め、勘助の戦術の話などを聞き出します。

真田の郷では、幸隆の妻忍芽も勘助を気遣ってくれます。この時彼女は身重で、その姿にミツをだぶらせる勘助。しかし直に武田の、佐久への侵攻の知らせが届きます。この侵攻は、武田晴信に取っての初陣でした。武田が標的とする海ノ口城へ、勘助と平蔵は、幸隆の書状を持って駆けつけます。馬を走らせる勘助の後を、どうにか馬を走らせる平蔵。そして2人は、海ノ口城に到着します。城主平賀源心への書状をかざし、城中へ入る2人。

花倉の乱でも武田を討つことがかなわず、この機会を狙う勘助ですが、さてどうなるのでしょうか。

勘助と晴信は、戦場で2度目の出会いを果たすことになります。海ノ口城の戦いは、晴信の奇襲が功を奏した戦いでもあり、このドラマでは、この時の出会いが勘助の運命を決定づけることにもなります。

その他にも、北条氏康との出会いと別れ、福島彦十郎との出会い、真田幸隆との出会いや平蔵との再会などなど、色々な意味で今後の伏線となる人々やシーンが登場します。しかし信虎の態度は、あれはとても嫡男に対するものではないでしょう。奇しくもその嫡男が、今度は自分の嫡男に対して同じような振舞いをしてしまうわけです。それにしても、金田明夫さんの飯富虎昌、高橋一生さんの駒井政武に、『民王』を連想します。

飲み物-アイスコーヒーブラック
[ 2017/05/19 00:45 ] 大河ドラマ 風林火山 | TB(-) | CM(0)

Ume

Though her real name is unknown, she was one of the concubines of SANADA Nobushige and younger sister of HOTTA Sakubei. She gave birth to a girl called Sue.

In this series, she is a farm woman who lives with her brother Sakubei. She and Kiri, daughter of TAKANASHI Naiki are rivalsin love but Kiri finally accepts her marriage. Though she is from the lower-class and regarded as concubine, Masayuki, father of Nobushige allows them to have their wedding ceremony (*). But there is a plot of killing MUROGA Masatake behind it.

The reason why she marries Nobushige is her pregnance but she is not in reality. Luckily she becomes pregnant soon and has a baby. And in the Siege of Ueda in 1585, she goes out to the castle town with naginata (Japanese halberd)  and is attacked and killed by the soldiers of TOKUGAWA Ieyasu. Sue is nursed by Kiri at first but is finally brought up by her uncle Sakubei.

(*) As concubine was thought to be a maid with her private room, there was no custom that a man and his concubine held a wedding ceremony. 

The image shows Haru Kuroki as Ume
(From a DVD of "Sanada Maru")

真田丸梅

[ 2017/05/19 00:00 ] Taiga Drama Sanada Maru | TB(-) | CM(0)

おんな城主直虎あれこれ19-補足

先日方久の地金がどうこうと書きましたが、実在の瀬戸方久は、徳川が侵攻してきた際に失脚したといわれています。このドラマでは、どのような退場の仕方をするのかわかりませんが、金の切れ目が縁の切れ目的になる、あるいは、何かの取引で諜報活動が明るみに出るといった展開になる可能性もあります。
しかし政次が予想外に長く登場するようなので、井伊直政の徳川への仕官は、かなり遅くなりそうです。恐らくは昨年のように、最後の10エピほどで、徳川家臣としての直政が描かれるのではないかと思います。関ケ原が登場するかどうかも不明ですが、今年は映画もありますので、そこまで大々的にはやらないように思えます。

しかしガイドブックを読んでいて思うのは、直虎のキャラ設定として
まっすぐである
ピュアである
こういう記述が目立つことです。この時代、まっすぐでピュアというだけで、政をやって行けたかどうかは疑問です。無論井伊にはそう策略があるようにも見えず、また大国今川の一員的存在ではありましたが、そんな中で死力を尽くして生きた女領主、しかも普段はおとなしいが、ここぞという時に、辛辣な一言を浴びせるような存在を期待していたのですけどね。もちろん、小野の裏切りもあってよかったと思います。

それと、やはり河東の乱から描いてほしかったなと思います。なぜ井伊が今川に複雑な気持ちを抱くようになったのか、あれが断片的でもあった方がよりはっきりしますので。しかもこれが河越城の戦いにつながり、しかも直虎が頭を悩ませていた、甲相駿三国同盟へともつながって行くわけです。
しかし武田信玄と山県昌景のキャスト、まだ決まらないのでしょうか。そろそろ登場してしかるべきかと思うのですが。何だか『西郷どん』のキャスト発表の方が、率先して行われているように見えます。

それからPR動画でもドラマでも、ラッパー的な人たちが出て来て、踊りまくっている光景を何度か目にします。例の茶屋での人集めの時もそうでした。恐らくこれは風流踊と思われます。永禄年間に、駿河を中心に流行したという記録も残っています。これには、コスプレ的な意味合いもありました。
恐らく龍雲丸のテーマと思しき、一風変わった民族音楽的なBGMも、それを踏まえているのだろうと思います。しかし、あれはちょっと変わり過ぎではないかと思います。

そして第19回では、寿桂尼が武田信玄のことを「親を追放するような男」と表現していますが、その当人と正室三条夫人の仲人をした人物ですから、よけいそう思えるのかもしれません。しかもその追放された親は、今川家に世話になるわけです(信虎の娘が義元の正室)。
一方『風林火山』では、なぜ信虎を追放するに至ったのか、その伏線ともいえるシーンが登場していました。それについては、また詳しく。

飲み物-ローズヒップティー
[ 2017/05/18 00:00 ] 大河ドラマ おんな城主 直虎 | TB(-) | CM(0)

ワールドカップ2019組み分けとARC、そして2017スーパーラグビー第12節と第13節

まず、先週行われたワールドカップ抽選についてです。ラグビーの場合、20チームが4プールに分かれ、それぞれ上位2位が決勝トーナメントに進出します。2019年大会は、次のような編成になっています。

プールA      プールB       プールC       プールD
アイルランド(4)  ニュージーランド(1)  イングランド(2)  オーストラリア(3)
スコットランド(5) 南アフリカ(7)           フランス(6)          ウェールズ(8)
日本(11)      イタリア(15)        アルゼンチン(9)    ジョージア(12)
ヨーロッパ1位      アフリカ1位        アメリカ1位      オセアニア1位
EOPO勝者    敗者復活優勝者       オセアニア2位    アメリカ2位

注…()内は2017年5月10日時点での世界ランキング。EOPOは、ヨーロッパ2位と、アジア・オセアニアプレーオフの勝利チームによるプレーオフ。アジア・オセアニアプレーオフとは、アジアラグビーチャンピオンシップ優勝チームとオセアニアカップ優勝チームによるプレーオフ。敗者復活優勝とは、EOPOの敗者と、アメリカ、アフリカそれぞれの地域の次点チーム、そしてアジア・オセアニアプレーオフの敗者のうち、1位のチームのこと。またアジアラグビーチャンピオンシップ優勝チームは日本だが、開催国で出場が決まっているため、今回は香港となる見込み。

ちなみに、香港戦は0-16で日本の勝利。完封試合でした。

イングランドや南半球勢がいないプールに入ったものの、油断はできない今後の日本代表の強化について、ジョセフHCのコメントです。

村上晃一が語るラグビー 「楽観できないプールA、日本代表の悲願達成には周到な準備を」
(JSPORTS公式サイト)

それから先の話ではありますが、来年11月にオールブラックスとのテストマッチが行われることになりました。こちらは村上氏のブログより。

オールブラックス来日試合決まる
(ラグビー愛好日記)

さてスーパーラグビーです。
前説はこのような結果でした。(赤文字勝利チーム)
ブルーズ 50-32 チーターズ
ブランビーズ 6-13 ライオンズ
クルセイダース 20-12 ハリケーンズ
レベルズ 24-29 レッズ
ブルズ 10-17 ハイランダーズ
キングス 35-32 シャークス 
ジャガーズ 6-16 フォース

次節サンウルブズはシャークスと、準ホームのシンガポールで対戦です。他にチーフスとクルセイダーズ、ストーマーズとブルーズも面白そうです。

[ 2017/05/17 22:30 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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