fc2ブログ

ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  2017年05月

『翔ぶが如く』

そろそろ5月も下旬ということで、来年の予習を始めようと思い、『翔ぶが如く』のDVDを観ています。この作品で大久保一蔵(正助、利通)を演じている鹿賀丈史さん、『西郷どん』では島津斎興役です。ところで西郷吉之助役の西田敏行さん、『八重の桜』では、会津藩士の西郷頼母の役ですが、薩摩の方は肥後西郷氏、会津の方は三河西郷氏の流れを汲んでいます。西田さんと言えば、三英傑で織田信長を除く2名、そして徳川秀忠を演じたことでも有名です。
(*西郷氏関連の記述で誤りがありましたので、訂正しています)

この『翔ぶが如く』は、司馬遼太郎氏の原作で、それ以外の幕末関連作品も原作に含まれています。ちなみに脚本は、小山内美江子さんです。薩摩といえば、文久2年の寺田屋事件や、蛤御門の変、薩長同盟や鳥羽伏見の戦いなどが有名ですが、かの桜田門外の変にも薩摩は絡んでいます。大老井伊直弼の行列に斬り込んだ浪士は、水戸浪士だけではなく、薩摩藩士有村俊斎(海江田信義)の弟治左衛門も、その中に含まれていました。

今年の主役の末裔の暗殺に、来年の登場人物の弟が絡むわけです。尤も、政治関係がどこまで描かれるのか、心もとなくはあります。あまり描かないのも面白みに欠けるのですが…。しかし井伊直弼といえば、『翔ぶが如く』で三郎どん、つまり島津久光を演じた高橋英樹さんは、『花燃ゆ』でこの役を演じています。また『篤姫』では、斉彬公の役です。結構幕末絡みの出演が多いですね。これは松坂慶子さん(来年西郷満佐子役で出演)もしかりですが。

飲み物-お洒落なランプとウイスキーグラス
[ 2017/05/27 01:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

HOJO Ujinao

HOJO Ujinao was the second son of Hojo Ujimasa and the fifth head of the Hojo (Go-Hojo) s who ruled Sagami, current Kanagawa. After his father succeeded his grandfather Ujiyasu, the relationship with the Takedas was improved and the Hojos allied with some other daimyos. He succeeded Ujimasa who retired in 1580 but continued to retain the real power.

After ODA Nobunaga was killed by AKECHI Mitsuhide in 1582, the Hojos fought against TAKIGWAWA Kazumasu, vassal of Nobunaga over the territory ruled by TAKEDA Katsuyori and controlled by Nobunaga after the fall of the Takedas. But the tide of war was against Kazumasu and finally the Hojos fought against TOKUGAWA Ieyasu. But in October 1582, he allied with Ieyasu (*).

After that he invaded into Shimotsuke (current Tochigi) and Hitachi (current Ibaragi). Besides TOYOTOMI Hideyoshi, who became to govern Japan instead of Nobunaga asked him to visit Osaka and pay homage to him but he didn't. To make the matter worse,  the Hojo's occupation of Nagurumi Castle of the Sanadas was considered to be unlawful and Hideyoshi and other daimyos besieged his castle in 1590.

After the surrender, he became a priest and sent to Mt. Koya and was discharged then. But he died of smallpox at the age of thirty in 1591.

In this series, he is described as a unserious young lord of Sagami who is warned by his father. But in the Siege of Odawara in 1590, he becomes responsible and advises Ujimasa not to be besieged any more though he is not keen to listen to his words.

(*) A series of conflicts over the territory is called "Tensho jingo no ran".

The image shows Yoshihiko Hosoda as HOJO Ujinao
(From a DVD of "Sanada Maru")

真田丸北条氏直
[ 2017/05/27 00:30 ] Taiga Drama Sanada Maru | TB(-) | CM(0)

風林火山徒然-6

第8回「奇襲!海ノ口」ですが、無論この奇襲とは、武田晴信の奇襲のことです。勘助の作戦も、平賀源心の勝利も、つまりはこの奇襲の前提であったという、何とも戦国的な、情け容赦のないサブタイでもあります。しかしこの回の合戦の描写は、なかなかのものです。ロケ収録というのも好感が持てますし、勘助が、水を断つために武田方が地下を掘り進めているのを察知し、逆襲するなどという展開は結構非凡なものがあります。この描写は原作にも登場しない、全くのオリジナルということですが、大森さんの創作そのものの勝利ともいえます。しかもこの時刃向かった武田の教来石景政、後の馬場信春は、この作戦を考えた男から、戦術指南を受けるようになるとは、夢にも思っていなかったでしょう。

この『風林火山』は原作にない部分、つまり勘助が武田に仕えるまでに、諸国を流れ歩いて仕官先を求める描写が、とにかく面白いといわれています。無論武田に仕官した後も、調略あり合戦あり、真田幸隆や相木市兵衛との再会ありで、結構充実しています。適度に合戦が挟まれているせいで、そこそこカタルシスを得られるようになっているのが、戦国大河らしくもあり、また、ドラマとしても面白いという一つの要因にはなっているでしょう。合戦も川中島のような、大掛かりなものは限られますが、小規模なもの、戦闘シーンが殆どないものであっても、一応それらしい雰囲気を出してはいます。

以前、直虎と風林火山、大河にふさわしいのはという投稿をしたことがあります。その中で、『直虎』の描写が朝ドラ的とも書いています。これは、『直虎』が日常生活に密着した、ミクロな部分はそこそこ描かれている時もあるのに、マクロな部分があまり描かれないというのにも関係しています。またこの大河は、主人公の設定もあり、今まで合戦らしき合戦が殆ど登場していません。無論、無理に合戦を入れる必要もないのですが、やはり主人公の日常生活の描写だけでなく、合戦に代わる結構えぐい調略とか、代理戦争的な意味合いを持つ争いなどが、入れられてしかるべきではないかと思ってはいます。

飲み物-エールビール
[ 2017/05/26 00:30 ] 大河ドラマ 風林火山 | TB(-) | CM(0)

ITAGAKI Nobukata

He was born as son of ITAGAKI Nobuyasu, vassal of the Takedas and served both TAKEDA Nobutora and his son Harunobu (Shingen). He was one of the Twenty-Four Generals of Takeda Shingen.

After Nobutora was exiled to Suruga, he supported his lord Harunobu with AMARI Torayasu. In 1542, Harunobu schemed to kill SUWA Yorishige who ruled Suwa, a part of Shinano. But his distant relative TAKATO Yoritsugu planned to succeed Yorishige and was beaten by him dispatched by Harunobu. Then he kept Uehara Castle in Suwa and ruled the area.

He continued conquering Shinano by order of Harunobu and beat a local ruler KASAHARA Kiyoshige at Shige Castle and defeated him and his ally UESIGI Norimasa, Kanrei (*) of Kanto region at the Battle of Otaihara (Odaihara). But he was killed in the Battle of Uedahara in 1548. His family was extinct after that but was retrieved in 1558.

In this series, he is described as moriyaku (tutor or adviser) of Harunobu and introduces Kansuke to Harunobu. He often talks with Kansuke and tries to admonish Harunobu for his self-conceit. After the battle of Uedahara, Harunobu deeply regrets his death.

(*) Kanrei was one of the officials who administrated Kanto area in Eastern Japan.

The image shows Sonny Chiba as ITAGAKI Nobukata
(From a DVD of "Furin Kazan")

風林火山板垣信方
[ 2017/05/26 00:00 ] Taiga Drama Furin Kazan | TB(-) | CM(0)

To those who read the posts on Taiga Drama in English 4

Not only Taiga Drama, I also watch some contemporary dramas as "Aibou" (or Aibō that means partner),  a famous detective drama series in Japan that has been broadcast since 2001.  Needless to say, there are various dramas broadcast in the past or are being broadcast now but regrettably I cannot watch all of them. I watch some foreign dramas also. 

Historical dramas other than Taiga Drama are mainly broadcast on NHK or NHK BS Premium and occasionally by commercial broadcast stations. To tell the truth, the NHK ones are sometimes more attractive than Taiga Drama series. And it's one of the reasons why some viewers discuss how Taiga Drama series should be and make them more interesting on the internet. 

I will write about such dramas if I have a chance. 

[ 2017/05/25 00:00 ] Taiga Drama | TB(-) | CM(0)

2017スーパーラグビー第13節と第14節、そしてウィンドウマンス

まず、ロジャー・ムーア氏が亡くなられたとのこと。この方は俳優になる前、学生の頃にはウェールズ出身らしくラグビーをやっておられた由。お悔やみ申し上げます。

そして、全仏オープンがそろそろですが、この会場であるロラン・ギャロもラグビー絡みです。フランスはヨーロッパ大陸随一のラグビー国でもあるせいか、ラグビー絡みの人物事物が結構あります。

では前節の結果です。(赤文字勝利チーム)
チーフス 24-31 クルセイダーズ
ストーマーズ 30-22 ブルーズ
ハリケーンズ 61-7 チーターズ
フォース 6-55 ハイランダーズ
サンウルブズ 17-38 シャークス
ライオンズ 51-14 ブルズ
キングズ 10-19 ブランビーズ
ワラターズ 50-23 レベルズ

サンウルブズ、後半に突き放されシンガポールでの初勝利ならず
(JSPORTS公式サイト)

サンウルブズ、準ホームでのシンガポールの試合は黒星続きです。これはちょっと残念。次節は秩父宮でチーターズ戦、しかもその翌週からウィンドウマンスであるだけに、すっきり勝ってほしいところです。次回はニュージーランド勢の試合の中継が多く、楽しめそうです。
ところで今年は、4年に1回、ワールドカップ中間年のブリティッシュ・ライオンズの遠征です。このチームは英国系ユニオンの主力選抜のチームで、南半球の強豪国と試合を行っており、今回はニュージーランドに遠征です。6月にはアイルランド代表も来日しますが、このライオンズに主力選手を引き抜かれたチーム、しかもホームゲームとあっては、きちんと勝っておきたいところです。

[ 2017/05/24 21:00 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

義信事件と父子の確執

さて『風林火山』では、武田信虎が嫡子晴信の廃嫡を考えますが、『おんな城主 直虎』ではその晴信(信玄)が嫡子義信を謀反のかどで幽閉します。その2年後、義信は廃嫡されて自害します。これにより、諏訪勝頼が嫡子と決まるわけですが、二代続けての父子の相克は、なかなかすさまじいものがあります。源氏にはこの手の骨肉の争いが多いともいわれますが、当事者同士の争いに加え、恐らくは家臣団の思惑もあってのことでしょう。

一方で徳川家康も、最初の妻である築山殿(瀬名)と、嫡子信康を死に至らしめることになります。これは武田内通説や父子の確執説がありますが、家康譜代の家臣団である三河武士団が、今川の家臣の娘である、築山殿を煙たがったのも一因とされています。実際先日の放送関連でも書きましたが、酒井忠次はその三河武士の典型のような、今川憎しの姿勢を貫きます。これに比べると、石川数正は冷静であるといえます。そして、相変わらず家康は煮え切らない態度を取っています。

実際この時家康は、既に兵を動かしており、かつての主今川とも渡り合ってもいますが、井伊はまだ独立していません。無論自前で兵を動かすだけの余力はありません。そこで今後の展開なのですが、結局「戦わずして勝つ」のか、遅まきながら多少は資金を作って武装するのか。これだけ今川と武田の仲が悪化して、しかも政次が、高瀬は間者かもしれないと言っているにも関わらず、それに対する明確なビジョンが見えて来ませんね…井戸に向かって叫ぶ前にやるべきことではないかと(苦笑)。

父子の確執だけのみならず、母子の確執も無論あります。土田御前と織田信長、お東の方(義姫)と伊達政宗などはその典型ともいえますが、特に後者は誇張されているともされています。いずれにしても戦国時代は、正室は実家を背負う存在でもありましたから、それによる夫との対立、ひいては自分の推す子に家督を継がせたいという気持ちもあったでしょうし、それで家臣団が二分されたりすると、とかく厄介なことになりがちです。しかも伊達政宗に至っては、母が可愛がっていた弟を殺したという説まで残されています。

義信事件に戻りますが、この時は義信の傅役であった飯富虎昌も絡んでいました。このため弟の源四郎が山県と苗字を変えることになります。この山県昌景の赤備えが、侵攻した先の井伊、そして真田信繁にも影響することになります。また武田の駿河侵攻に当たっては、穴山信君(梅雪)が結構大きな役割を果たしています。信君は義信事件では、信玄の方に与していたと考えられていますが、その彼も後に、武田を裏切り織田につくことになります。

飲み物-アイスコーヒーブラック

[ 2017/05/24 00:15 ] 日本史 | TB(-) | CM(0)

Takase

Takase was a daughter of II Naochika and a halfsister of Ii Naomasa. She was born between him who escaped to Shinano in his childhood and a local woman.

おんな城主直虎高瀬
Hikaru Takahashi as Takase

She is said to have been born when her father II Naochika (Kamenojo)was sheltered in Shinano because of the rebellion plan of his father Naomitsu. But some say that she was born in Ii-no-ya. Later she married KAWATE Yoshinori, a vassal of the Iis by order of TOKUGAWA Ieyasu.

おんな城主直虎高瀬2
Finally she becomes a daughter of the Iis

In this series, her mother who is called Yuki tells her that she was born between her and a man called Kamenojo from Ii-no-ya. After her death, she visits Ii-no-ya to see her father Naochika. But she knows he has already died. After looking into her background, she is identified as a daughter of the Iis and meets the members of the Ii clan.

The images are from the official website of "Onna Joshu Naotora".

[ 2017/05/23 23:30 ] Taiga Drama Onna Joshu Naotora | TB(-) | CM(0)

おんな城主直虎あれこれ20

まず今回、小野政次が、高瀬が間者であることを疑うべきと言ったのは、この時代としては正論でしょう。ただでさえ、武田と今川が不穏な関係になっているのに、素性の知れぬ小娘を、そう易々と受け入れていいものかというのは当然なわけです。むしろその考えを共有できない直虎とか、中野直之、奥山六左衛門の方が、無防備であると言われても仕方ないわけで、その無防備さが恐らく牢の警備にも出ていたわけでしょう。しかし政次も、他の大名家などであれば、ごく当たり前の家臣ではあるのですが、井伊家では異端扱いされるわけですね。

その一方で、井戸に向かってなんだかんだぶちまけるのは、どう見ても朝ドラ的展開です。直親が何を言ったとか、それに対する恨みつらみとか、はっきり言ってどうでもいいことなのですが…要はここで問題になっているのは、高瀬の素性であり、直親が他に女を作っていた、許せないという個々の事情ではないわけです。この当時、武士が一夜の宿を求めて、主人が伽の相手に娘を差し出すなどというのもあったでしょう。直虎もしのも憤懣やるかたなかったにせよ、ああいう描き方が何か軽いのですね。中世的な見方をあれこれ持ち込む一方で、こういう部分だけ現代的解釈というのが、どうも要領を得ないのですが。

ところで高瀬が言っていた河三郎とは、あれは河童のことでしょうか。その高瀬が松下常慶を気に留めるシーンがありますが、彼女は間者ではないにしても、何らかの形でこの人物を知っているようです。この時代、年頃の娘が一人で遠路旅をするのは、かなり危険です。間者や素破などに救われた可能性もあります。しかし彼女の着物がほつれまくりの穴だらけで、『風林火山』の勘助の着物よりもみすぼらしい。井伊家の娘になって、きれいな着物をもらってよかったねと言ったところでしょうか。それとこれも着古された毛皮の胴着に、昨年の真田昌幸を思い出します。

その常慶が織田と武田の同盟について、直虎と南渓に説明し、松平は実質織田の家臣のようになっていると話します。一方で家康は常慶に、今川が飯尾の件で和睦を求めて来たと言います。これは、氏真が曳(引)馬城の城主飯尾連龍(致実、むねざね)を攻めた際に攻め落とせず、永禄8年末に謀殺したというものですが、その理由は、家康と内通したためでした。飯尾家に関しては、中野父や新野左馬之助の曳馬城攻めの時に、もう少し描くべきだったでしょう。何よりも周囲の大名や領主も描かないと、井伊家そのものの立ち位置がはっきりしないので。しかし今川は敵と強調する酒井忠次、如何にも三河武士です。

それから直虎がしの相手に、娘ができると調略もできると言っていますが、井伊家に調略という概念があったのかと、ちょっと不思議です。無論これが『真田丸』であれば、昌幸が人質の駒が増えたと喜ぶわけですが、井伊の場合は、どう見ても調略とは縁遠そうな存在です。しかし、正室との子ならまだしも、母親が名も知れぬ者であれば、人質としての価値はやはり下がります。彼女は史実では、家臣の許に輿入れすることになるようです。昨年のすえが、石合十蔵と結婚したのも、母親の身分が低かったためと捉えることができます。

それと南渓和尚ですが、しれっと嘘をつくあたり、登場人物の中で、一番間者に向いているように思います。一方瀬戸方久は、駿府での種子島の製造を、今川の鉄砲鍛冶に奪われたと不満げですが、まあ、そんなものでしょう。しかしこの人は、ますますギャグ担当要員の印象が強くなっています。結局新天地気賀を目指すわけで、ここはぱっと見『真田丸』の安土城下に似た都市です。この気賀、現在の浜松市北区細江町に当たる地域のようで、江戸時代には井伊谷三人衆の近藤氏の子孫が、ここの関所を管理していました。ちなみに、かの清河八郎がここの関所を破ったことで知られています。

そして例の謎の旅の男、盗賊の頭が、この気賀に現れます。今後しばらくはこの人物が、何かにつけて登場することになりそうですが、あまりオリジナルキャラに頼るのもどうかとも思います。無論、そうでないと50話持たせられないのかもしれません。また、主人公を引き立たせるためのオリキャラであればそれも納得です。しかし、オリキャラに主人公が引っ張られるような展開になりそうな予感です。何よりこの主人公は、年齢や立場の割に子供だなと思います。しかも孫子や今川仮名目録を読んでいたはずなのに、それから何も学んでいないように見えてしかたありません。

飲み物-アイスティー
[ 2017/05/23 01:00 ] 大河ドラマ おんな城主 直虎 | TB(-) | CM(0)

おんな城主 直虎-20 第三の女

直親の娘を名乗る少女が井伊谷に現れ、一騒動となります。その一方で、久々に松平家康と石川数正、そして新たに酒井忠次が出てきますが、かなり短時間の登場でした。残念。そして今川家はいよいよ危なくなり、瀬戸方久は、鉄砲を駿府の鍛冶に任せるといった氏真に立腹し、新天地気賀を目指すようになります。しかし武田信玄といい、山県昌景といい、未だキャストが発表されないのですが、どうなっているのでしょう。

*************************

直親の娘を名乗る少女が龍潭寺にいることを知り、直虎と祐椿尼は寺へ向かう。そこには貧しい身なりをした少女がいて、信濃言葉で、母が死んだため父を頼って来たと言う。ユキというその母は、父親は井伊谷の亀之丞だと娘に教えていた。しかし娘がいることなど、井伊家でも龍潭寺でも誰一人として知らず、高瀬と名乗るその娘はその場を去ろうとする。しかし直虎は、しばし井伊の屋敷にとどまるように勧める。また高瀬は、父である直親が井伊の当主であったことを知り驚く。

娘の素性を知ろうとする直虎だが、手掛かりがつかめない。あるいは、かつて直親が信濃で世話になった松岡家の者が、身寄りのない子を不憫に思い、差し向けたということも考えられた。直虎は南渓に、松岡に確認を依頼する。一方、寺でその少女を見た虎松は、新野屋敷に戻った後、母のしのに、自分には姉がいるのかと尋ねる。しのは井伊の館へ行き、直虎にことの真偽を確かめるが、今身元を調べている最中だと直虎は答える。

しのは、夫婦約束をしていた時にもかかわらず、このようなことになり、お気の毒だと皮肉めかして言う。しかし直虎は当主であるからと、形ばかりは平然と振舞う。そしてなつは、このことを義兄の小野但馬守政次に話していた。そして評定の席では、村の警備に加えて、高瀬のことも話題に上る。実の娘であれば、家内に加えられるようにと言う直之に、わかっておると不満げに返す直虎。しかし政次は、間者の可能性もあると言い、昨今の周辺国の事情を考えて、よく考えるように諭す。

そして松平家康は、今川からの書状を手にしていた。それには、飯尾連龍の件に関して和睦を結びたいとあり、対武田のための和睦であることが読み取れた。しかし酒井忠次は、今川は敵と明言し、石川数正は、今は手を差し伸べるのは難しいと意見する。そこで家康は松下常慶を呼び、曳(引)馬城の成り行きを見届けるように命じる。その頃井伊家では、高瀬が崖を登って祐椿尼のために花を取っていた。その時間者という言葉が直虎の脳裏をよぎる。

南渓は、松岡家から書状が来て、ユキという女は実在したと直虎に話す。そして、自分も実は不義の子であると話すが、直虎は信じなかった。南渓は、自分の嘘がばれたことに気づくが、父親とはあいまいなものであると話す。また政次は、もし間者であれば寝返らせて受け入れることもでき、また追い出したところで恰好はつくと話す。しかし直虎は、高瀬が床を拭きながら鼻歌を歌っているのに気づき、その音色は間違いなく、亀之丞の笛のそれであった。また、笑顔もどことなく似ていた。

高瀬がほぼ直親の娘であることがわかり、お披露目がなされることになった。しかし直虎は、かつて彼が自分にかけた言葉を思い出し、その一方で他に子を作っていたことに納得が行かなかった。直虎がいた竜宮小僧の井戸にしのもやって来て、同じ悩みを打ち明ける。2人は直親が生きていれば言ったであろう恨み言を、井戸に向かってぶちまける。また高瀬は、自分の母がひどいことをしたと詫びる。そしてお披露目が行われ、高瀬は井伊家の一員となった。

その後高瀬は寺へ手習いに通うが、そこへ松下常慶が現れる。その常慶を気にする高瀬。常慶によれば、武田の駿河侵攻は織田絡みだった。松平は既に織田の臣下のようになっており、武田の庶子勝頼の妻には、織田家の姫が決まっていた。直虎もこのような事情により、瀬名への文を出しにくくなっていた。そして1566年、永禄9年となり、政次が新年のあいさつに訪れた駿府の氏真は、武田を海に出さぬと息まいていた。一方、駿府での種子島の製造を、他の業者に奪われた方久は、気賀を目指すことを決める。

*************************

突如直親の娘が現れたと思ったら、今度は今川の窮状、さらに織田の進出と慌ただしい回です。というか、今川の窮状には織田と松平がかなり絡んでいるのですから、その辺りも詳しく描いてほしいところです。それから直虎としのの、何やら朝ドラを彷彿とさせる描写はどうにかならないものでしょうか。

一応『風林火山』にエピソードを新しく加えたことで、こちらの方のエピソードとあれこれ(感想)をどうしようかとも考えています。一つにまとめてしまうことも検討に入れていますが、あくまでも今後の展開次第です。

[ 2017/05/22 22:30 ] 大河ドラマ おんな城主 直虎 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

TopNTagCloud