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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  2017年02月

II Naohira

II Naohira was a son of II Naouji, father of II Naomune, Naomitsu and Nankei. And he is a grandfather of II Naomori and Naochika, great grandfather of II Naotora. He established Ryotanji Temple.

He survived mid-Sengoku period and many of his children and grandchildren died before him. He became to take care of Toramatsu, son of Naochika who was killed by ASAHINA Yasutomo, vassal of the Imagawa clan. But he died in the battle just after that and he was inherited by his great-granddaughter Naotora. There were various views on the reason of his death such as death from disease or poisoning.

In this drama, he is described as a high-spirited old man and loves Jiro (Naotora) and Naochika. On the other hand, he hates the Imagawas and Ono Izuminokami so much and rebels against the order of IMAGAWA Yoshimoto. And his hidden property in his fief Kawana trouble both Naochika and Masatsugu.

The image shows Gin Maeda as Ii Naohira
(From the official website of Onna Joshu Naotora)

おんな城主直虎直平
[ 2017/02/17 01:15 ] Taiga Drama Onna Joshu Naotora | TB(-) | CM(0)

ONO Masanao

ONO Izuminokami Masanao (Izuminokami is his title) was a senior vassal of the II clan. He was a father of ONO Masatsugu and his younger brother Genba. His clan the Onos is said to be the descendants of the clan demoted from the nobility.

In the 1540s, the Iis were controlled by the Imagawa clan. But II Naomitsu and his brother Naoyoshi prepared to meet the Takedas from the north. Masanao, who was displeased with the fact that son of Naomitsu was to succeed his cousin Naomori. So he gave a slander accout to IMAGAWA Yoshimoto that Naomitsu and Naomori plan to rise in rebellion against the Imagawas. They were killed in Sunpu and Naomitsu's son escaped to Shinano.

In this drama, he is a stranger in Ii-no-ya but serves the Iis. He is cool, sharp, always on the alert and wears black kamishimo, a suit of Kataginu and hakama. He informs Imagawa Yoshimoto that Ii Naomitsu betrays him and made him be killed in Sunpu and it forces Kamenojo escape to Shinano. As a result, O-Towa decides to become a priest and  his plan of making his son Tsurumaru marry her fails. However he continues to put the Ii clan in a very insecure state and it's inherited by Masatsugu.

The image shows Mitsuru Fukikoshi as Ono Izuminokami Masanao.
(From the official website of Onna Joshu Naotora)

おんな城主直虎小野和泉守
[ 2017/02/17 00:45 ] Taiga Drama Onna Joshu Naotora | TB(-) | CM(0)

大河とどう付き合うべきか 2

2月13日投稿分の続きです。「どう付き合うべきか」とは大袈裟かもしれませんが、一年物で登場人物も多いこと、特に今年は4月頃には新キャストが登場すること、登場人物の多くがあまり知られていない点を考えれば、下調べして観るのがわかりやすいとは思います。主人公が三英傑の大河でさえ、家臣がマイナーだとか、その当時の歴史イベントがよく知られていないということもあります。無論、ドラマそのものの描かれ方も重要になって来ますが。
この頃は1980年代頃の大河が再評価されています。当時はBSやCS、ネットもなく、視聴人口が多かったせいもあります。また大抵は原作があったため、原作に目を通しておけば、ドラマの世界に入って行きやすかったともいえるでしょう。尤もその当時もあの描写はおかしいとか、ありえないとか色々いわれてはいたようですが。

『おんな城主 直虎』は、今後次郎と直親の関係もさることながら、小野政次との関係というか、対立関係が明確になり、それがメインとなって行くでしょう。この対立が描かれるようになると、戦国的な色彩が、より一層強くなって来るだろうと思われます。実際政次は、かなり黒くなって行きます。
やはり大河ですから、ある程度残忍な物、戦闘もあってしかるべきですし、この部分が女性大河にとかく欠けがちなこともあったので、期待したいところではあります。ただ戦闘に関していえば、恐らくは桶狭間そのものより、その後の混乱の方が主に描かれることになるようです。

『真田丸』との比較は、やはり難しいとも先日書きました。そもそも舞台が違います。東海道沿いの地域と、信濃の、それも越後に近い山中とではやはりかなり状況が異なっています。真田にとっては、武田の家臣に組み込まれながらも、先方衆として本領安堵されてもいますし。
また真田家の場合は、当主が己を利する側につく才に長けていたこと、どこの支配も受けていないことに加え、家中の裏切りもありません。一方井伊家は今川に支配され、当主は凡庸で、家老が勢力を持っており、あまつさえその家老が、今川の味方として井伊と対立します。井伊は家の存亡の危機に立たされるわけで、その意味では井伊の方がむしろ辛酸をなめてもいます。

今年も大河関連ツイは色々出回っています。早くも直虎のスピンオフに言及したツイもありますし、前回放送後のトレンドベスト5に「#傑山」が入っていたなどという情報もあります。確かに龍潭寺の僧もなかなか曲者ぞろいです。小野政次、そして徳川家康などと並んで、かなりキャラが立った存在であるといえます。
ツイート拡散もいいのですが、メールやFAX、手紙などを送る方法も効果があります。感想文程度でもいいし、やってほしい企画などがあれば送ってもいいでしょう。私もメールと手紙を送っていますし、昨年は家康か上杉主従視点でのスピンオフを作ってくれと、手紙を送ったこともありました。実現可能かどうかはともかく、当事者に直に送るのは結構脈ありかとも思います。

飲み物-コーヒーと砂糖とミルク
[ 2017/02/17 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

About Taiga Drama

Taiga drama is the general term of year-long historical drama series produced and broadcast by NHK. It has been broadcast since 1963 and ”Onna Joshu Naotora" is the fifty-sixth one. I like it as well as "Sanada Maru" broadcast in 2016.
真田丸2
Masato Sakai as SANADA Nobushige is pictured on the cover of the guidebook of "Sanada Maru"

"Onna Joshu Naotora" is a story of II Naotora, chatelaine of Ii-no-ya Castle in Totomi Province, while main character of "Sanada Maru" is SANADA Nobushige (Yukimura), a samurai who won fame in the Siege of Osaka. In the past, each series was based on a novel or some novels but  it becomes to be originally written by a scriptwriter recently. "Onna Joshu Naotora" is written by Yoshiko Morishita and "Sanada Maru" is written by Koki Mitani.

おんな城主直虎乗馬姿
Naotora (Ko Shibasaki) on horseback

Especially the series whose main character is a woman tend to be sweet and the heroine asserts herself excessively and criticised by viewers in that respect. But in this drama, such description is rather moderate and that's why I expect it. 

[ 2017/02/16 00:30 ] Taiga Drama | TB(-) | CM(0)

ブリスベン・テンズと2017スーパーラグビー

まず先週末のブリスベン・テンズからです。実は日本から出場のパナソニック・ワイルドナイツが、この大会で決勝トーナメントに進出という快挙を成し遂げました。惜しくも決勝Tでは、スーパーラグビー勢の前に完敗でしたが…。村上晃一氏の「ラグビー愛好日記」にその様子が書かれていますので、リンクを貼っておきます。

パナソニックワイルドナイツ、ブリスベンで躍動
ブリスベン・テンズの初代王者はチーフス
(ラグビー愛好日記)

それから、この大会中に元オールブラックス、スーパーラグビーチーフスの選手でもあったシオネ・ラウアキ氏が35歳で亡くなられました。ユーストに続いて、またも世界的なラガーマンの訃報です。お悔やみ申し上げます。

今年もスーパーラグビーは、JSPORTSで毎週4試合を放送、そして2016年のセレクトゲームも放送予定です。また2月18日には、プレシーズンマッチということで、新設の北九州スタジアムで、トップリーグオールスターゲームが行われます。サンウルブズ契約選手もトップリーグに合流予定で、さらに今年の日本代表もこの結果で選ばれることになり、その意味でもかなり意味のあるゲームとなりそうです。

なおスーパーラグビーの試合はJSPORTSオンデマンドの他に、ジェイコムオンデマンド、スカパー!オンデマンド、そしてみるプラスでも配信されることになっています。

[ 2017/02/15 22:30 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

おんな城主直虎あれこれ その6

第6回のあれこれです。

次郎と直親の会話に見る今後の伏線
まず次郎と直親の関係なのですが、従来の女性大河では、女性(ヒロイン)が理想的、男性が現実的であると決まっていましたが(『江』の「戦は嫌じゃ」などはその好例)、この場合次郎=出家とはいえ家付き娘、直親=後継者扱いとはいえ傍系の場合、多少事情が異なってくるようです。

直親「僕は君と一緒になりたいんだ、還俗して二人で駆け落ちしよう」
次郎「私は井伊家の直系で、本領安堵と引き換えに出家しているのに、そんなことできるわけないでしょう」

直親のセリフにある「自分に何かあった時」云々、これは遠州錯乱で男系が虎松以外絶えてしまうことへの、明らかな伏線です。かなりネタ晴らしがされてもいますので、その辺が単なる逢瀬とはいささか違った展開のようにも思えます。しかし傑山がやっているのは、次郎に対しての諜報活動でしょうか。

鷹と雀
それともう一人の主人公?松平竹千代と瀬名。女性ばかりの歌会で、未だご縁がないことに言及されて席を立つ瀬名。かつて思っていた氏真には何羽も鷹が献上され、一方で人質の竹千代が何をしているかといえば、一人で雀を飼っている。この2人の好対照もまた、その後の2人の逆転を暗示している感があります。しかしこの時代、名だたる武将に鷹が献上されるのはよくあることですが、むしろ雀を飼いならそうというその発想が、ある意味なかなか斬新で、一筋縄では行かないように見えますが。

今川憎しは正義なり
さて年齢の割に血気盛んで、都合の悪いことは聞こえない井伊の爺様。直親の駆け落ちを受け入れたのも、要はアンチ今川のためなら、何でもするということでしょうが、あれでは左馬助も苦労しそうです。かの真田の婆様も似たようなものでしたが、こちらは、特定の人物の言うことだけが、なぜか聞こえないという芸の細かさでした。この爺様もそのくらいの芸を使い分けられていたら、また井伊の辿る道も違っていたのかもしれませんが…やはり井伊の男性は、この人には頭が上がらなさそうですね。

牧野家と雪斎の城攻め
それから左馬助が駿河で話していた牧野殿とは、牧野貞成のことかと思われます。甥の成定かとも思われますが、成定だとこの時30前後ですから、それにしては年齢が行っているようです。この牧野家の分家が、後の長岡藩藩主牧野家となります。また雪斎が落としている城というのは大高城、沓掛城、蟹江城辺りかと思われます。無論この当時、尾張の織田方も反撃し、今川方の村木砦を落としたりもしているのですが、今川はさらなる反撃に転じ、それが桶狭間へとつながって行くことになるわけです。

小野兄弟
兄と弟でかなり性格が違いますね。弟は何やら一言多いようにも感じるのですが、結構突っ込みが鋭い人物です。理論派の兄と直感派の弟というか、子供の頃、鶴丸お兄ちゃんが本を読んでいたそばで、藁馬で遊んでいた亥之介、あの辺で既に違いが出ていたような感もあり。そして政次も、父和泉守に似て来たというか、似て来ざるを得なくなったように見えます。無論この当時、今川の配下に井伊がある以上は、今川の許可を得ないことには動けないし、今川視点からすれば直親は謀反人の子でもあるわけで、その点彼の言葉は正論ではあるのですが。

飲み物-ホットカフェオレ
[ 2017/02/15 00:45 ] 大河ドラマ おんな城主 直虎 | TB(-) | CM(0)

NANKEI Zuimon

NANKEI Zuimon was a priest of Rinzai School of Zen Buddhism. He was born as secomd or third son of II Naohira and became a pupil of MOKUSHU Zuien, first high priest of Ryotanji Temple. He was one of influential priests in Tokai area in the Sengoku period.

The image shows Kaoru Kobayashi as Nankei Zuimon
おんな城主直虎南渓

He inherited the position of high priest from Mokushu Zuien and supported the Ii clan. When II Naomitsu was murdered, his vassal IMAMURA Toshichiro Masazane consulted with him and made Kamenojo, Naochika in his childhood escape to Shinano. And when many members of the Iis were caught up in a political confusion, he talked with the wife of II Naomori and recommended Jiro Hoshi become the head of the clan as II Naotora. Moreover, he created the opportunity to make Toramatsu (later Naomasa) serve TOKUGAWA Ieyasu as page.

"Nyankei" in a basket.
おんな城主直虎にゃんけい

In this drama, he is called Nankei,  Nankei Osho (high priest) or Osho sama (*) and occasionally gives advice to Jiro. And two monks, Koten and Ketsuzan help him gathers information for the Iis. He loves drinking sake despite being a Buddhist priest and keeps a cat called "Nyankei" by viewers and the production crew. The name is after Nankei and cat's meow in Japanese.

(*) A kind of honorific expressions like "Father" in Catholicism.

[ 2017/02/14 01:15 ] Taiga Drama Onna Joshu Naotora | TB(-) | CM(0)

おんな城主 直虎-6 初恋の別れ道

第6回「初恋の別れ道」のあらすじです。先日も触れていますが、次郎法師が還俗しないこと、そして亀之丞改め井伊直親が、奥山朝利の娘しのと結婚することで、その後の井伊家の方向性が定まることになります。一方但馬守政次の方は、父和泉守政直と同じ道を歩み始めます。

*************************

亀之丞は次郎と一緒になるつもりでいた。それを近くで見守る傑山。そこに現れた南渓は、こういうことになるのうと口にする。その後井伊の館では、亀之丞の元服が執り行われ、肥後守直親と名乗ることになった。10年待った甲斐があったと感慨深げな直平。謀反人の子でありながら、元服をさせてもらえたことに嬉しさを隠せず、井伊に尽くすことを誓う直親。それを見た政次の弟、玄蕃(亥之介)は兄にささやく。
「よう生きておられたのう」
弟を制する政次。その後直盛から、玄蕃と奥山孫一郎(朝利の息子)が紹介される。また次郎の還俗の話も出るが、政次は、すべて太守である今川義元に許可を貰ってからだと答える。

直親は龍潭寺を尋ね、元服後初めて次郎に会う。2人は直満の塚へ行くが、そこで直親から還俗の話を持ち出され、次郎は戸惑いつつも、自分の出家は井伊家の本領安堵と引き換えであるため、勝手に還俗はできないと打ち明ける。策を考えねばと直親。井伊家では直平が、わざわざ10年前の本領安堵で伺いを立てる必要はないと息巻くが、新野左馬助が今川に赴いて様子を探ることになる。そこで牧野家の人物と出会い、今川氏の尾張侵攻によって、太原雪斎が次々と城を落としているため、何かを頼めば兵を出すように命じられることを悟る。

その今川の館では、女性たちの歌会が催されていた。その場で瀬名は輿入れについて訊かれるが、自分はさほど急いてはおらぬと言って、その場を立ち去る。そして庭で鷹に餌をやる氏真を目にし、その一方で雀を飼いならそうとしている竹千代を見る。竹千代が鷹を貰えなかったせいだが、雀は懐かぬし狩もせぬ、鷹を貰えなくて悔しくはないのかと問い詰める瀬名。そして井伊谷に戻った左馬助は、今川義元の出兵のことを伝え、次郎の還俗はひとまず見送った方がいいと直盛に話す。

次郎は村でかかし作りにいそしんでいた。そこへ村人が、還俗は簡単にできるとある村人の例をあげて話す。寺へ戻った次郎は、自分が井伊の女(むすめ)でなければとつぶやく。そこへ南渓が、饅頭2個と徳利、皿2枚を持ってやって来る。徳利には道威、皿には中と伯と書かれていた。南渓は、かつて超の国王道威は、2人の大臣、中と伯のいずれかを追い払うべく、饅頭を2個ずつ与えた話をする。2人とも1つを食べ、もう1つを中は腹を空かせた者にやり、伯はそのまま持っていてかびさせてしまった。このうちどちらが大臣の座を守ったかと次郎に問う。中と次郎は答えるが、意外にも答えは伯だった。

直親は次の領主としての仕事に熱心に取り組んでおり、武術に優れ、しかも聡明で、人心を引き寄せる何かがあった。その直親を、政次は幼い頃は頼りなかった、しかし苦労したのだろうと玄蕃に話す。そんな折直親が小野家を尋ねて来る。直親の物腰や態度を見て、やはり聖人君子であると話す玄蕃に政次は、小野に対しては、腹に一物あると考えておけと忠告する。そして直親は、家臣たちに武術の稽古をつけていた直平に、直盛には話せないこととしてある相談をする。

その頃龍潭寺では、次郎が南渓と千賀から、還俗が見送られたことを聞かされる。千賀は、次郎を井伊家のために犠牲にしていることに、後ろめたさを感じていたが、南渓は、僧の暮らしもそれなりに楽しんでいると千賀に話す。そして次郎は竜宮小僧の井戸に行くが、そこへ直親がやって来て、おとわを死んだことにし、別人の名を名乗らせて夫婦になろうと持ちかける。潜伏先は川名で、その地を治める直平にも了解を取っていた。次郎は自分が遺書を置き、水死したことにして、井伊谷を離れることにするが、いざ決心すると寂しくなり、井伊の館を出て来た千賀の前で涙を流す。

千賀は直親にはしばらく結婚を見送らせ、また次郎が屋敷の前に来て泣いていたことを直盛に話す。その次郎は遺書を書いていて饅頭を目にし、ある決心をする。それは、自分は死ねないということだった。次郎は直親、饅頭の例を持ち出し、今ここで備えを無くすことは上策なのか、自分がかびた饅頭であってこそ井伊家は安泰であると説く。直親も次郎を抱きしめ、かつて置き去りにしたことを詫び、葬り去るべきは自分の心であると悟る。その後寺へ戻った次郎は、千賀に気づく。千賀は直盛が、必ず還俗の約束も取り付けると話し、我慢をさせて続けたことを娘に詫びる。

一方直親は直盛から、次郎との結婚は見送るように言い渡される。待ったところで、次郎は井伊を誰よりも思う竜宮小僧なのだから、一緒にはなれないと話す直親。結局今川へ報告するのは、直親の帰参と家督相続のみと決まり、また朝利の娘しのとの縁組も決まった。このような態度に腹は立たないのかと問う政次に直親は、但馬もそろそろ身を固めろと言う一方でこう話す。
直親「おとわはそなたの物にはならぬ」
政次「考えたこともない」
また今川の館では、雀を飼いならした竹千代に瀬名が驚いていた。

*************************

井伊家の今後が定まって来る一方で、子供の頃に常に一緒だった3人が、それぞれの道を歩くようになって来ています。しかし直親の方がどちらかといえば理想主義で、次郎の方が現実的ではあります。井伊家の総領娘としての責任は、それだけ重いということでしょうか。その一方で、小野政次の今後、そして龍潭寺三人衆(南渓、昊天、傑山)が今後どういう行動を取るのかも楽しみです-この龍潭寺は、直虎の生涯に結構影響を及ぼしています。そして、竹千代と瀬名のその後も。

[ 2017/02/14 00:15 ] 大河ドラマ おんな城主 直虎 | TB(-) | CM(0)

大河とどう付き合うべきか(ネタバレあり)

早いもので、『おんな城主 直虎』も既に6回分のエピが終わりました。大河ドラマとしてはまだ序盤ですが、この序盤で基礎固めがなされ、今後の方向性が決まることが多いため、この時期は結構重要です。
2月12日放送の第6回「初恋の別れ道」に関していえば、今後の井伊家の帰趨が、これでほぼ決まり、次郎法師の還俗なし、もちろん亀之丞改め直親との結婚もなしとされたわけです。あらすじは次回で書きますが、直親はかつて小野但馬守政次との縁談が進められていた、奥山朝利の娘しのと縁組みすることになります。

ところでこの結婚に関する描写が、ラブストーリー的だという指摘もネット上にありました。確かに、当事者同士の話し合いが中心でことが決定しているため、そう取れなくもないのですが、一方でこれはやむを得ないかなとも思います。
要は直親が、かつての夫婦約束をしたおとわと、どうしても一緒になりたくて還俗させたいわけですから、勢い二人の会話がメインにならざるをえないわけです。無論次郎も、南渓和尚に相談してはいるわけですが。

この大河に関する批判ももちろんあります。たとえば『真田丸』との比較、あるいは合戦があまりないとか、子役の頃の方が面白いとか様々です。まず『真田丸』との比較ですが、正直言って比較にはならないでしょう。無論同じ国衆ということで、似通った点はありますし、前にも書いていますが、何か対になる部分があるとも思います。
しかし『真田丸』は小ネタも多く、大河の中ではむしろ特殊な方です。『真田丸』イコール大河全般ではないのですから、これで初めて大河をきちんと観た人には、今年の分も含め、他の作品も観て違いを味わってもらいたい。一部のイベントは継続中ですが、そろそろ2017年モードとなってもいいのでは。正直な話、『真田丸』もリアルタイムでは結構批判されていました。こちらは『真田太平記』との比較で、別番組ではありますが、テーマが同じ分比較されやすいとは思います。

それから合戦シーン不在に関しては、ここ何年か同じような状態が続いています。合戦シーンは経費もかかりますから、そうそうできないという事情もあります。無論NHKも大河を看板とするなら、ドラマ関係を整理して、予算を今の倍くらいに計上した方がいいかとも思うのですが。また合戦シーンだけでも結構飽きるものです。問題は、なぜその合戦に至ったかを詳しく描くことでしょう。
それから子役云々ですが、今年は子役の登場期間が長かったため、ある種「子役ロス」的になっている人もいるようです。ただいつまでも子役を出しているわけにも行かないわけです、肝心の大人の部分の尺が少なくなりますし。恐らく2月が終わる頃には、大人の俳優さんに慣れる人も増えて来るかと思います。

それとやはり大河を観るのであれば、多少は予習をしておいた方がいいかもしれません。見始めてから人物や事件がわからないということがないように、ネットでも本でもとにかく目を通しておく、ガイドブックを1冊でもいいから買って読むようにしておくと、多少なりとも相関関係がわかります。
無論、先のストーリーがわかるのが嫌だという人もいるでしょう。しかし、ある程度先のストーリーがわかって、それに向かってどう動いて行くかを見るという楽しさもあります。第6回のストーリーもとどのつまり、その一月半後、つまり、直親が暗殺されるのを見越したうえでの設定でもあると思われます。

(2017年2月13日加筆修正)

飲み物-エスプレッソ
[ 2017/02/13 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

Onna Joshu Naotora Episode 5 Kamenojo kaeru (Kamenojo has come back to Ii-no-ya)

In 1554, 23rd year of Tenbun, Jiro Hoshi is busy in helping people in Ii-no-ya. At that time, Ono Izuminokami Masanao, who becomes more powerful in the Ii clan plans to make his eldest son Tajimanokami Masatsugu (former Tsurumaru) marry a daughter of OKUYAMA Tomotoshi, one of the vassals of Naomori. Though Tomotoshi refuses it, Izuminokami tells him calmly that he can be a grandfather of the head of the Iis. Izuminokami tells his sons that his clan will be more influential but he falls ill.

IMAGAWA Ujimasa, son of Yoshimoto marries a daughter of HOJO Ujimasa.  Sena, who made a promise of mariage with him in her childhood keeps up appearances but is dissatisfied with it at heart. At that time, a dopey boy stays in the residence as hostage of the Matsudairas. Later he becomes a famous samurai called TOKUGAWA Ieyasu and established Tolugawa Bakufu and future husband of Sena. But he is a twelve-year-old boy at the moment and plays go alone.  

おんな城主直虎井伊家家臣
Ono Izuminokami  (Mitsuru Fukikoshi, in black clothes) shows off his existence in the Ii clan

Naohira visits Ryotanji Temple and asks for Jiro to curse Izunokami to death but she answers it's not priest's duty. Then Jiro asks her father Naomori why Naohira hates Izuminokami. Naomori tells her it's caused by Sana. Jiro visits Izuminokami in sickbed and asks him about it. He says that he made the daughter of Naohira as hostage to the Imagawas to save the situation after the detection of Naohira's secret communication with the Hojos, enemy of the Imagawas.

Izuminokami adds that nobody believes him but Jiro accepts it and tells him that way of thinking varies from parson to parson. He bends his sick body and bows to Jiro and promises  that Masatsugu won't be a spy of the Imagawas like him. But after she returned to Ryotanji, Izuminokami tells Masatsugu that his plan worked well. Masatsugu realises that what he said to Jiro is false. He tells his father that he doesn't hope to become a samurai like his father however Izuminokami refuses it. Not long after, he died.

おんな城主直虎直盛と亀之丞
Kamenojo (Haruma Miura, right) returns to Ii-no-ya and meets Naomori (Tetsuta Sugimoto, left)

Meanwhile, TAKEDA Shingen who allies himself with Imagawa Yoshimoto and HOJO Ujiyasu invades into southern Shinano where Kamenojo takes refuge. Naomori decides to make him come back to Ii-no-ya and tells Masatsugu that the engagement with a daughter of OKUYMNA Tomotoshi will be broken off. Masatsugu takes it and says to his lord.
"And the thorn in the Ii's side has gone away, sir. Everything will go well."
The thorn means hid deceased father.

Masatsugu meets Jiro and tells her the return of Kamenojo. Jiro says that she does't have any interest with him any more, for she is a priest now. However Masatsugu points out that she sticks to his appearances contrary to her words and she has evil passions. What is more, she dreams in which kamenojo appears though it is not him but his rugged father Naomitsu. She tries to mortify the passions while Kamenojo returns to Ii-no-ya with his vassal Toshichiro .


おんな城主直虎次郎と亀之丞
Kamenojo meets Jiro (Ko Shibasaki, left), former O-Towa who enters into priesthood

Kamenojo is welcomed by the members of the Ii clan and Masatsugu. He talks about his experience in Shinano at drinking party and gets up from his seat to visit Jiro in Ryotanji. There Jiro returns from training to mortify the passions and finds Kamenojo after a short time. They talk near the well of Ryugu Kozo and Jiro asks him to support her father and the clan as adopted son of Naomori. However Kamenojo hopes to marry her. And Ketsuzan watches them near the place.

[ 2017/02/13 00:30 ] Taiga Drama Onna Joshu Naotora | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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