fc2ブログ

ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  2017年01月

ONO Harunaga

ONO Harunaga was one of the vassals of TOYOTOMI Hideyoshi and the eldest  son of Okura-kyo no Tsubone, nurse of Yodo Dono (Chacha). He participated in both campaigns of the Siege of Osaka and committed suicide when Osaka Castle fell. He is said to have been a real father of TOYOTOMI Hideyori.

Despite one of the vassals of TOYOTOMI Hideyori, he was exiled to Shimofusa, one of the provinces in Kanto area in 1599 on a charge of murdering TOKUGAWA Ieyasu. Next year, he was permitted and became to serve Hideyori again. In 1614, he took the charge in administering the Toyotomis after KATAGIRI Katsumoto lost his position and the Winter Campaign of the Siege of Osaka broke out. Though he negotiated the Tokugawas to be reconciled them,  he was injured by someone who was against him and the Summer Campaign could not be avoided. 

In this drama, he is an official and has power in the Toyotomis. At first he dislikes SANADA Nobushige (Yukimura) but becomes to understand him. However what he and Nobushige intends to do is always stopped by his mother.

The image shows Tomohiko Imai as Ono Harunaga.

真田丸修理
[ 2017/01/25 23:30 ] Taiga Drama Sanada Maru | TB(-) | CM(0)

Onna Joshu Naotora Episode 2 Gakeppuchi no hime (A Maiden on the Edge)

O-Towa hands Kamenojo a flute he left near the well. Then they exchange their clothes to trap the vassals of the Imagawas who chase him and make him escape easier. Meanwhile,  many boys are checked in the residence of the Iis and then two men of the Imagawas bring a boy at that moment.

But it is not Kamenojo but O-Towa. Her parents and Take who nurses her are surprised and O-Towa speaks them the fact. Soon after the vassals of the Imagawas left Ii-no-ya and funeral of Naomitsu is held though is attended by very few people.

Then Ono Izuminokami Masanao visit them and reads Gechijo, command letter from the Imagawas aloud. Everyone in the place doubt why he, senior vassal of the Iis receives it instead og Naomori. The reason is mentioned in the letter that Niino Samanosuke, brother of Chika is discharged from overseeing the clan and Izuminokami himself is assigned to the post.

おんな城主直虎和泉守
Ono Izuminokami (Mitsuru Fukikoshi) reads a command letter aloud.

Chika gives O-Towa a tsuzumi,  a hand drum Naomitsu purchased in Sunpu, capital of Suruga, current eastern Shizuoka. She decides to practice tapping it until the homecoming of Kamenojo. And she is told by Nankei that there are several answers to each question. At that time, Naomori decides to make his daughter marry Tsurumaru, son of Izunokami to continue the Ii clan but O-Towa who yearns for Kamenojo refuses it.

O-Towa meets Tsurumaru near the well of Ryotakuji Temple. She tells him that she is going to marry Kamenojo and wait for him, though it means that she refuses the marriage with Tsurumaru in his presence. O-Towa plans to leave home to break off the engagement and meet Kamenojo, who is going to escape to Shinano, current Nagano.

おんな城主直虎おとわと鼓
O-Towa (Miu Arai) practices tapping a tsuzumi

On her way to Shinano, she enters a tumble-down cottage to have a rest. But there is a poorly-clad man with disheveled hair. He is a vagrant who is made the scapegoat when there is a trouble with neighbouring village resulting the death of some people. After she goes asleep, he finds that something valuable in her luggage and villagers search O-Towa who is thought to be kidnapped.

On the following day, he brings O-Towa to the residence of Naomori but he tells his vassals to kill him. The man trembles with fear but O-Towa says that it's all her fault and the man is rewarded for it. Though she goes home safely, she still refuses the marriage with Tsurumaru and blames her parents for having another option.

Chika is anger with her words and locks her up in her room. O-Towa still considers other method to avoid the marrigae with Tsurumaru to realise the promise with Kamenojo. At such time, Naomori agrees the engagement ignoring O-Towa's will but Take, who carries meal to her screams for she shears off her hair by herself.

おんな城主直虎あばら家の男
O-Towa is brought by a man (Tsuyoshi Muro) in the cottage to her parents' residence

[ 2017/01/25 07:00 ] Taiga Drama Onna Joshu Naotora | TB(-) | CM(0)

おんな城主直虎あれこれ その3

亀之丞が去り、今度は鶴丸と夫婦約束をさせられそうになって、あの手この手でその場をしのぐおとわですが、髪を剃ったことが今川家に知れ(というか小野和泉守が知らせ)、井伊家はおとわを人質に差し出すことになります。しかし駿府まで足を運んだものの、結局、おとわの出家と引き換えに本領安堵を許されるのですが、その陰には何があったのか。

今川に従う井伊
まず井伊家が人質を出すのはうなずけます。面従腹背であろうとも、一応は服従する姿勢を見せておいた方が、今川に与える印象はよくなるわけです。今川も、これから三河攻めに向かおうという時に、三河に近い遠江の小領主に、謀反でも起こされては厄介なわけですから、一応の妥協策と見るべきでしょう。その代わり三河攻めでは働いてもらうという辺り、やはり隙あらば井伊を潰す気満々ではあるわけですが、まさか今川の人質である三河の小僧に、その後この家が仕えるようになるとは、夢にも思っていなかったでしょう。

ご隠居の鶴丸拉致
そして川名のご隠居、直平の鶴丸拉致事件も交渉を進めるうえで有利になりました。直平一人が鶴丸を連れ去っても、どうにもならないだろうとは思うのですが、交渉の道具には使えたわけです。これが直平と南渓の連携プレイであったとしたら、井伊家もなかなかですが、ちょっとその可能性は低そうです。ともあれ、これだけ血気にはやっているという人間がいると話を進めた辺りで、既に雪斎の腹も決まっていたかと思いますが、それでも人質への含みを残す辺りはなかなか侮れません。

南渓と佐名
一方、この駿府行きで、最も外交に力を入れるべき南渓和尚ですが、雪斎には押し切られる、佐名には手紙を引き裂かれるで、何とも後手後手に回っている感があります。何か『真田丸』の昌幸の失敗を思い出してしまいます。うまく行かなくなるとしらを切りとおす、屁理屈を並べるといった感じですね。南渓も、おとわの追求にいささか窮して、最後は明日はどうなるともわからぬ、諸行無常などと言ってしまう辺り、本当に策がなかったのでしょう。結局佐名がフォローしてくれるわけで、「そういう性分じゃ」と言い当てる辺りは流石に兄妹ではありました。

和泉守の立場
そしておとわの蹴鞠での奮戦、これは後年の、直虎と氏真の対立を連想させます。その一方で和泉守は、おとわがおとなしく人質になってくれそうにないばかりか、鶴丸がご隠居に連れ去られてしまい、自分の今川での立場などなど、目論見が大きく外れそうで困り果てた様子です。まあ、どう見てもおとわが、普通に人質になるとは思えないのですが…。ちなみに公式サイト「今川家の人々」には、和泉守を演じている吹越満さんのインタビューがあり、こういうコメントが登場します。

自らの野心のためだけに動いているのか、実は周囲と意見を違えても井伊家を思うが故に信念を貫いているのか、どちらにも取れるので、実際にどんな思いを抱いていたのか本人に聞いてみたいくらいです(笑)。

意外と策士ではない、秀才タイプの真面目人間とも取れなくもありません。そして、その部分を、どうもあの長男が受け継いでしまった感もあります。とまれ、おとわは勝負に勝ったから、出家と引き換えに本領安堵を太守様がしてくれたと思っているのでしょうが、裏で色々あったようです。そもそも太守様が、能の稽古をしていたというのも怪しいもので、実際は雪斎と最終決断をしていたのではないかと。

人質を出したがらない理由
そして身内を人質に出すのが日常的だった時代に、なぜ井伊は人質をためらうのか、それには佐名の件が絡んでいるようです。佐名は今川に人質に行き、お手付きとなった後「雑巾のように」忘れられた存在となった後、関口家に迎えられたことが影を落としているように見えます。しかも直平は、今川の軍門に下ったことから、娘の佐名を人質として今川に送ったものの、このような経緯を辿ったことから、人質に乗り気でなくなったと言えるでしょう。しかしこれより後とはいえ、人質の中には、もっと不幸な目に遭った人もいるのですが…駒姫(最上義光の娘、豊臣秀次の側室)とか。

飲み物-ホットココア
[ 2017/01/25 00:30 ] 大河ドラマ おんな城主 直虎 | TB(-) | CM(0)

おんな城主 直虎-3 おとわ危機一髪

第3話のあらすじです。ところでこの大河のアバンは前回のおさらいだけでなく、その回の放送分も入っているようですね。おとわがなぜ自分で髪を剃ったのか、その理由がアバンではっきりしました。そして、小野和泉守がこれはダメだと去って行くのも。

*************************

たけの悲鳴を聞いてかけつけた直盛と千賀、そして小野和泉守は、おとわが自分で髪を剃り、額から血を流しているのを目の当たりにする。おとわは出家するといい、頑なに鶴丸との夫婦約束を拒んだ。また、鶴丸が父和泉守のしたことを悔いていたとも言い、これでは無理であると小野和泉守はその場を離れる。千賀はお下知に従うしかないと言い聞かせるが、おとわは南渓受け売りの「答えはひとつではない」をぶち、千賀はきつい声で言う。
「それはもう聞きました!」

今川義元より井伊家に文が届く。それには忠義の証として、おとわを駿府に差し出すようにしたためられていた。これを聞いた直平は、戦しかないといきり立つ。屋根の上でこの会話を聞いていたおとわは、井戸端で出会った南渓に泣きつくが、南渓は人質に行かねば取り潰し、行かずに兵を挙げても取り潰しと飄々としたものだった。その後南渓は、おとわの出家を今川に認めさせることを直盛と千賀に約束する。今川はおとわが出家したことではなく、井伊が下知に従わないことを不快に思っていた。

南渓の計画はまずおとわに出家させ、家督を継げない状態にして今をも喜ばせ、その後ほとぼりが冷めるのを待って、還俗させるというものだった。また南渓は、駿府で雪斎禅師に会うことをおとわに伝える。しかしおとわは南渓の妹で、今川家に人質にやった佐名について、誰も口にしたがらないのを不思議がっていた。南渓は、誰も頭が上がらぬからじゃと答える。そしておとわは、伯父の新野左馬助や乳母のたけと共に駿府に向かった。今まで見たこともないきらびやかさに圧倒されるおとわ。

おとわとたけは佐名の嫁ぎ先の関口家に入る。そこには娘の瀬名がいて、蹴鞠の稽古をしていた。義元の嫡男である龍王丸に勝てば、褒美として妻になれ、今川を手にすることができると野心を燃やす瀬名。しかしその頃井伊谷では、鶴丸が何者かに拉致されていた。おとわの曾祖父直平のしわざだった。直盛は直平のいる川名に赴き、直平を説得する。そこに囚われていた鶴丸は、父を困らせるには弟もさらわねば意味がないと落ち着いた表情で口にする。

関口家ではおとわが佐名に目通りした後、佐名は井伊の味方ではないのかとたけに尋ねる。たけは、かつて佐名が今川に人質に出され、義元のお手付きとなったことを話すが、おとわは無論お手付きの意味がわからず、鬼ごっこで鬼から背中に手を付かれることと勘違いし、それはひどいと佐名に同情する。また南渓は雪斎と会い、井伊は人質を出すのを嫌うこと、それには佐名も関係していることを話し、雪斎にとりなしを頼むものの、やはり人質の線が濃厚であった。また南渓は寿桂尼にとりなしをしようと、佐名宛ての文をおとわに持たせる。

しかし佐名は、その手紙を引き裂いてしまう。南渓は自分の計画が頓挫したと知るが、まだわからぬ、道は一本とは限らず、明日何が起こらぬとも限らない、諸行無常じゃとおとわに言う。そうこうするうちに、おとわが今川家に上がる時が来た。和泉守に案内されて、おとわとたけのみ入ることを許される。その頃寿桂尼は、ある文に目を通していた。また鶴丸の拉致が和泉守に知らされるが、その時雪斎が現れる。一方おとわとたけの前には、大方様である寿桂尼が姿を現わす。

義元は能の稽古をしており、その間蹴鞠の見物を勧められるおとわ。しかし龍王丸に勝てば褒美がもらえるということで、勝負に名乗りを上げる。初めての蹴鞠に四苦八苦し、家臣たちの間に転がり込んで頭巾を落としたり、転倒したりしながらも何度も勝負を挑み、ついに龍王丸に勝ちを納める。そこへ義元が現れ、これは卑怯だという龍王丸にわき目も振らず、おとわは褒美として、井伊谷に帰してくれと頼み込み、義元もそれを承諾した。

結局井伊谷に戻れることになり、おとわの出家を条件に井伊家は本領安堵となった。南渓が雪斎に、井伊では戦だと息巻いている者もいたと伝えたことから、下手に人質を出させて謀反を起こされるよりは、本領安堵させ、三河攻めに使った方が得策であると考えたのである。そして南渓は、帰郷前に佐名の許を訪れる。結局佐名は寿桂尼にとりなしてくれたのだった。おとわ一行は井伊谷に近づき、直盛は水路を渡って娘の方へと歩み寄る。

*************************

龍王丸に勝って、井伊への帰還をつかみ取り喜ぶおとわ。しかしその陰には、大人たちの様々な思惑や駆け引きがありました。それにしてもおとわが駿府に行ったからと言って、鶴丸を拉致する直平もちょっと短絡的では。どう見ても腹芸ができず、ことごとく和泉守と反りが合わないのはわかりますが、拉致などしても、下手すれば事がこじれるだけではないかと。一方で鶴丸は、実に落ち着き払ったものでした。

[ 2017/01/24 00:45 ] 大河ドラマ おんな城主 直虎 | TB(-) | CM(0)

映画『関ヶ原』キャストその2

キャスト第2弾が発表されました。

岡田准一主演映画『関ヶ原』、東出昌大、中越典子、伊藤歩、滝藤賢一ら追加キャスト発表
(リアルサウンド映画部)

公式サイトにもアップされていますね。

第二弾キャスト発表!
(映画「関ヶ原公式サイト」)

リストアップしてみます。(敬称略)

  • 平岳大(島左近)
  • 東出昌大(小早川秀秋)
  • 中越典子(島左近の妻・花野)
  • 北村有起哉(井伊直政)
  • 伊藤歩(忍者・蛇白)
  • 音尾琢真(福島正則)
  • 和田正人(黒田長政)
  • 遠藤賢一(豊臣秀吉)
  • キムラ緑子(北政所)
  • 西岡徳馬(前田利家)


しかし東出さんが金吾中納言ですか、今まで浅利陽介さんのイメージが強かったから、これはかなり違った雰囲気ですね。そして北村さんの井伊直政、『おんな城主 直虎』の菅田さんとかぶりそうです。まだまだ他にも、今後発表されるキャストがいるようです。しかし直江兼続と本多正信、それから本多忠勝を誰が演じるのか、それを早く知りたいものです。西軍であと10人ほどいるということは、当然大谷刑部や毛利輝元、宇喜多秀家も登場するのでしょう。


[ 2017/01/22 23:00 ] 映画 | TB(-) | CM(0)

稀勢の里優勝、横綱昇進へ

おめでとうございます。19年ぶりに日本人横綱誕生なのだそうで。一方昨年の初場所で優勝した琴奨菊は、カド番で負け越し、関脇に転落だそうです…。しかし四人横綱なんて久々ですね。90年代に曙、武蔵丸、若貴兄弟がいた頃以来でしょうか。
[ 2017/01/22 22:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

直虎と南方仁 2

『おんな城主 直虎』テーマなのに、のっけから『真田丸』関連で恐縮なのですが、『真田丸』の直江兼続役、村上新悟さんのインタビュー記事がこちらにありますのでご紹介しておきます。主な内容としては来歴、そして『真田丸』についてですが、最後にこのようなコメントもありました。

「放送中の「おんな城主 直虎」も、終盤は兼続が生きた時代と重なっていると思います。5年連続の大河出演というか、2年連続の兼続役、狙っていますよ(笑)。」

その次に「それは冗談としても」とあるのがちょっと残念ですが、兼続つながりで、来月南魚沼の雪まつりにゲストとして出席だそうで、また『真田丸』の撮影裏話などもあります。しかし『おんな城主 直虎』も、後半は直政中心になるようなので、関ヶ原辺りまでやれば、また直江状のシーンなど再現される可能性もありです。そもそも兼続と直政は同年代ですし。尤もそれを読むのは、内野聖陽さんではなく、阿部サダヲさん演じる家康になるのですが…。無論兼続でなく、他の役の出演でも嬉しいです。

直江兼続役の村上新悟さん 役者人生懸け臨んだ「真田丸」 「イケボ」高評価は想定外
(産経ニュース)

では本題です。先週は、おとわと亀之丞、そして鶴丸とのやり取りが、同じ森下さん脚本の『JINー仁ー』を思い出すと書いていましたが、今回は母娘のやり取りにそれを感じます。ご存知のように、『仁』では橘兄妹の母、栄と咲とが衝突し、コロリ騒動の最中、仁の元に行くと言って咲は家を飛び出してしまいます。この辺とおとわの家出とがちょっとかぶりますし、またそれぞれ母が強い存在であるという点でもダブります。結局この時、栄は白衣を仁たちのために縫って届けてあげるのですが。
森下さんが意識的に咲をおとわ、ひいては直虎にだぶらせているのかどうかはわかりませんが、何となくそれらしい印象はあります。『おんな城主 直虎』の他の登場人物も、『仁』の登場人物といくらか似通った部分はありそうなので、追々その点についても書けたらと考えています。
しかしやはり梅雀さんのナレに「オルムシュタイン校長」を思い出します。

飲み物-ホットカフェオレ

[ 2017/01/22 00:45 ] 大河ドラマ おんな城主 直虎 | TB(-) | CM(0)

プレ「ラグビー代表と平尾氏」その2 トップリーグと代表強化

先日アップした分の続きです。大学の続きと社会人(現トップリーグ)、そして代表について。

以前、ラグビー関連本だったかと思いますが、社会人と学生の対戦は、あんこ型力士と舞の海(90年代当時の話です)のようで面白いといった下りを読んだ記憶があります。しかしこの場合は、同じカテゴリー同士の対戦です。社会人と学生とは、同じカテゴリーではないわけです。またある大学のコーチが、企業だって大学生がいなければ困るというコメントをしたこともありますが、これもちょっと同意しかねます。これはむしろ、20歳前後のラガーマンの居場所が大学しかないと言うことであり、本来はトップリーグのユースを整備した方がいいように思われます。

いずれにしても、社会人と大学は別カテゴリーであり、交流するのは構わないとは思うのですが、同じ選手権で競わせ、しかも大学の方にマスコミが同情的になるのは、やや腑に落ちない部分ではありました。その後カテゴリーよりも、大学の試合だけでは若手が育たないという点が問題視され、こちらに書いたように、トップリーグとの二重登録解禁をとメディアが言い始めています。このトップリーグ、かつての社会人もまた紆余曲折がありました。元々は会社の福利厚生の一環で、その時々の状況によって廃部や休部も相次ぎ、トップリーグになってからも廃部に至ったチームもあります。

かつて、ラグビーがアマチュアに限定されていた頃の日本ラグビーフットボール協会は、日本のラグビーは世界に冠たるアマチュアリズムと公言していました。しかしそれは、社会人選手が所属する企業あればこそのもので、当然選手たちは企業のロゴ入りジャージーを着て試合をし、また彼らのトレーニングや会社の中での配属も、もちろん企業の努力によるものでした。それだけ企業が関与しているにもかかわらず、協会がアマチュアリズムを標榜するのも妙な話ではありました。

確かに2000年代に入るまでは、代表チームの有給スタッフはほぼ皆無、あるいはかなり限られていました。無論それも、企業が選手たちの面倒を見てこそのものでした。ならば協会と企業はもっと話し合いの場を設けて、今後の日本ラグビーをどうするべきかを話し合うべきだったのですが、1995年も1999年も、ワールドカップで勝てずにラグビー人気が傾いた時、協会が持ち出す切り札は大学でした。その後代表の改革が図られた時、まず企業との協力体制を敷いたのが、かつての代表監督であった宿沢広朗氏です。  

宿沢強化委員長、向井昭吾代表監督のもとで始まった代表は、まず企業から選手を出向させることから始まりました。実質的な代表への拘束です。これも最初は少人数でしたが、徐々に増えて来るようになりました。しかしこれだではまだ不十分で、社会人ラグビーをトップリーグにしてプロ契約を許し、代表強化の道筋をつけるに至ったわけです。しかし宿沢-向井体制でなくなると、かつての平尾監督時代の終わりのように、若手中心のチーム編成になって代表は求心力を失いました。平尾監督時代は今後触れますが、2005年になって外国人ヘッドコーチが招聘されるようになりました。
(この項続く)         

飲み物-ビール2種類
[ 2017/01/22 00:15 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

プレ「ラグビー代表と平尾氏」その1 社会人ラグビーと大学ラグビー

そろそろ平尾氏と代表について書こうと思っていますが、その前に、先日ラグビー関連で書いた大学ラグビーとその変遷について触れておきます。

もう大寒ですね。この時期は、北半球で秋冬にラグビーシーズンがある国では、いよいよシーズンたけなわといったところです。日本の場合は国内シーズンがそろそろ終わり、スーパーラグビーに向けての準備が始まります。しかしかつて日本のラグビーシーズンは、1月15日で終わっていました。これは大学中心のカレンダーであったのも原因です。日本の場合、戦前はラグビーは大学と軍隊のものだったと言われるほど大学の存在は大きく、戦後は大学と企業がラグビーを発展、普及させて来た一面はあるのですが、それは功罪半ばするものであったともいえます。

大学王者と社会人王者の一騎打ちは「日本選手権」と呼ばれていましたが、これは正直な話「選手権」とはほど遠い物でした。普通選手権というのは、せめて1回戦や2回戦、あるいは1次リーグから準々決勝、そして準決勝を経て決勝に至るものですが、それらのプロセスが悉く飛ばされ、トップ同士の決戦しかない、きわめて異形の選手権だったわけです。元々はNHK杯と呼ばれるエキシビション・マッチだったのですが、これが大きな意味を持つようになり、そし神戸製鋼V7辺りになって、両者の力の差から疑問視されるようになりました。

その後日本選手権は、いくらか選手権としての体裁を整え、まず社会人と大学のトップ4が争って、その勝者が次の段階に進むスタイルになりました。しかしこの場合、次の段階に進むのは殆どが社会人でした。本来ラグビーメディアは、大学を選手権に入れるべきなのか否かを、真剣に議論するべきだったかと思いますが、特に新聞は大学の健闘をたたえる声が多く、大学チームを入れることの是非については、どこか棚上げされたような印象がありました。

さらにその後、社会人リーグがトップリーグとなり、プロ契約選手が認められるようになりました。その一方で大学もまた留学生を入れたり、精鋭を集めたりしてチーム作りを行うようになって行きました。そして日本選手権も、最初の方の日程で大学チームを入れる方式となったのですが、殆どの場合、大学チームは勝ち上がることなく姿を消すようになりました。元々大学や高校のチームは、4年または3年で選手が入れ替わるため、固定されたチームを作りにくく、選手たちをどうまとめるかがコーチの腕の見せ所でもありました。

海外というか、日本以外の多くのワールドカップ常連国はクラブシステムです。イギリスの場合、バーシティマッチという、オックスフォードとケンブリッジの対抗戦があり、双方の大学がチームを編成して戦いますが、この選手たちも結構普段はクラブでプレイしていると言われています。また大学クラブというのもありますが、これも大学生のクラブではなく、OBもプレイしています。無論これはハイスクールも同じで、○○FP(Former Pupils)などというと名前のクラブもあり、こちらはOBが多いです。我が国の大学生、あるいは高校生のチームは、その点から見ると結構特異な部分があります。
(この項続く)

飲み物-パブのビール3杯
[ 2017/01/21 01:00 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

今後の大河ドラマ雑考 7(おんな城主直虎で感じたこと)

『おんな城主 直虎』が始まって2週間近くが経ちます。ネット上で「『花燃ゆ』みたいになるのではないか」といった書き込みを見たことがあったのですが、第二話まで観た限りでは、その可能性は低そうです。
女性大河ということで、そう観られやすいのかもしれませんが、考えてみれば女性大河といっても、キャストやスタッフによってかなり違って来ます。少なくともドラマの展開に関する限り、脚本家が何人も変わった『花燃ゆ』とは異なった作品となるでしょう。この『おんな城主 直虎』は近年の女性大河と比較した場合、『篤姫』そして『八重の桜』に近い感があり、反面『江~姫たちの戦国~』や『花燃ゆ』とは異質な印象があります。

一方で、今回は子供たちが大人みたいだという意見もあるようですが、子供を前面に出している以上、そうならざるを得ない部分はあるかもしれません。一方で大人、特に井伊家の男性がやや頼りないというか、情に流されやすい面があるのもまた事実です。
直盛を始めとする井伊家の男性が頼りないのは、そういう設定でしょう。実際ガイドブックの紹介にもそうあります。一方で妻の千賀が強い。むしろ井伊家は、小野和泉守が一番冷静で、かつ冷酷非情な見方ができる人物のように見えます-無論、そのため確執が起きやすくもなっているのですが。
また子供時代が長いため、子供の頃に貼られている伏線が、大人になって回収される可能性が高く、その部分にもどかしさを感じる人もいるだろうと思います。

最近は子供時代の描写が短い作品が多く、あるいは昨年のように、最初から大人の俳優さんが演じるという作品もあったため、やはり馴染みにくいという人もいるでしょう。しかし私自身は『独眼竜政宗』も『八代将軍吉宗』も知っているので、こういう描き方もありだと思いますし、久々なので逆に新鮮に見えます。
それから、とかく始めの方はまだ前年放送分の印象が強く、なかなか新しい設定に溶け込めないという側面もあります。実際私もかつてはそうで、特に前年が面白かった時は、なかなかそのイメージから抜け出せずにいました。しかし、大河はそれぞれの個性があるわけですから、最初からじっくり観て行くことで、また違った面を楽しむこともできます。

無論、作品レベルで何もかもリセットされるよりは、何らかの関連性はあった方がいいと思います。それは前に書きましたし、今でも変わっていません。しかし一方で登場人物が変わること、キャストやスタッフが変わることで、生み出される面白さもまたあるわけです。
近年ではあまり楽しめなかった『花燃ゆ』も、松陰が出ている頃は楽しめたのです。あの路線をその後継承できなかったのは残念でした。ただ再来年がオリンピックがテーマの大河になると、女性大河とはなりにくいように思えます。そうなると、やはり女性大河は今年で一旦終わるのかもしれません。

女性大河にしてもオリンピック大河にしても、従来の男性中心の歴史ドラマとは異なる分、多分に実験的な部分もあり、女性大河の場合はそれが成功した作品もあれば、しなかった作品もあると言っていいでしょう。ただ大河で「実験」をするというのも、ブランドイメージを損ねる危険が少なからずあり、正直リスクが大きいようにも思えるので、そのリスクを如何に軽減するか、NHKとしても考えてほしいところです。
『花燃ゆ』がその典型でしたが、出演者に累が及ぶことは必至です。しかもスタッフでなく、キャストのみに影響があるというのはやはり考え物ではあります。

どうもこのタイトルの記事、いつも何かしら同じようなことを書いているような気もしますが…何はともあれ、今後も『直虎』を楽しみたいので、期待を裏切らないでほしいと思います。

飲み物-ローズヒップティー

[ 2017/01/20 01:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

TopNTagCloud