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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  2016年12月

上杉景勝とハムレット 4

まずは「徳川家康とハムレット」の話題です。内野聖陽さんが来年、ジョン・ケアードの『ハムレット』に出演します。

ハムレット 東京芸術劇場
(公式サイト)

しかし映画『関ヶ原』で井伊直政役の北村さんがホレーショ、そしてオフィーリアには、『おんな城主 直虎』にも出演の貫地谷さんですか。というか内野さんと貫地谷さんて、『風林火山』の山本勘助とミツですね。

では景勝公。本来いなかったはずの大坂で、源次郎良くやったと言っているのはちょっと違和感ありでしたが、今までこのドラマの位置づけは

景勝=ハムレット
家康=クローディアス
正信=ボローニアス
兼続=ホレーショ
信繫=オフィーリア

こういう感じなのかなと思っていました。信繁即ちオフィーリアというのも何ですが、関係を見て行くとそうならざるをえないので。しかし一方で、このドラマの景勝という人物は、信繫が家康に立ち向かう部分にひどく感情移入したがるところがあるわけです。
いうなれば、己の義に沿う部分のみを見ているともいえます。あるいは、石田三成が挙兵しようとしたところに現れて、共感を覚えたりというのも、それと似通っているでしょう。

自己心理学という心理学があります。その中で、自分と似た存在を確認したいという欲求を、双子転移と呼ぶらしいのですが、この上杉景勝と真田信繁、あるいは石田三成の関係からは、いくらかそれと似たものを感じます。
しかし実際に景勝が、ここまで信繁に共感していたのかどうか。恐らくこれは三谷さんの創作と思われます。石田三成はともかく、真田信繁に対してそこまでの感情を抱いていたのかどうかは不明です。
また、この上杉景勝の描かれ方に関しては、いずれ『真田丸』のまとめ(来週もしくは年明けアップ予定)でも取り上げる予定です。

飲み物-マティーニ
[ 2016/12/24 01:45 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

白いトナカイの伝説

以前ご紹介した、コミック『シートン動物記』に収録されている「白いトナカイの伝説」です。時期的にクリスマスということで。

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春のノルウェー、ヨツンハイムの峰。メスのトナカイ、バーシムレに白い毛のオスの子供が生まれた。白い子の誕生を祝うフォセカルの歌を聴く、スベッカムじいさんと孫のクヌート。スベッカムじいさんはクヌートに、フォセカルは水の精や幸運の精ともいわれ、いい兆しがあると歌で知らせることを教える。しかしその時の2人には、それが何の兆しであるのか、まだ見当もつかなかった。

自然界の掟は厳しい。強い者、自分から学ぼうとする者だけが生き残る世界である。その年生まれたトナカイの子の中で、生き残ったのは例の白いオスの子だけだった。ある日、草を食んでいる白い子をクズリが狙っていた。自分を狙おうとしているクズリに、白い子は生えかけていた角で胴を突いた。母親のバーシムレがクズリを踏みつぶすも、白い子は何度も何度もクズリの体を突き続けた。

3年後、スベッカムじいさんはトナカイを追っていた。半野生のトナカイは、調教すれば橇を引くにはうってつけと言うじいさん。その中に、白いトナカイがいるのをクヌートが見つける。それはあの白い子の、成長した姿だった。じいさんは鞭でしつけるようなことはせず、徐々にトナカイに歩み寄り、心を開かせるようにした。その年のクリスマスの頃、スベッカムじいさんのトナカイ、ストルバックは氷上レースで次々と優勝し、ノルウェー全土に知られるようになった。

じいさんはストルバックが勝つたびに、引き具に銀の鈴を一つずつつけてやった。ストルバックには様々なうわさが飛び交うようになり、100キロの距離を20分で走ったなどという噂もあった。また、雪崩で埋まった村を救うために、65キロを駆け抜けて救援を呼びに行ったとか、クヌートが薄氷を踏み破り、川に落ちたのを救ったという話もあった。しかしフォセカルの予言は、これだけにはとどまらなかった。

その当時、ノルウェーとスウェーデンは連盟関係にあった。そして国会議員のボルグレビングは、反国王派の高官に接近して、金をもらっては国民を煽って独立させ、自分が権力を握ろうとしていた。ボルグレビングは宣誓書を作って仲間に署名させ、いざ状況が不利になった時は、自分だけ寝返るつもりだった。ボルグレビングの集会に行っていたスベッカムじいさんは、何かがおかしいことに気付いた。

じいさんは文字は読めなかったが、人を見抜く洞察力があった。集会の後、じいさんはボルグレビングの仲間に、宣誓書にボルグレビング自身の名前が書かれているかどうかを確認し、そこでみんなは初めて彼の悪だくみに気付く。じいさんは、次の集会が行われるニスチューエンへとストルバックを走らせ、ニスチューエンでは、ボルグレビングの署名がない宣誓書に、誰も署名しようとしなかったのである。

ボルグレビングは不意打ちを食らった思いだった。そして群衆の中に、一人だけ署名をしなかった、スベッカムじいさんを見つけた。ボルグレビングはニスチューエンでの失敗がばれないうちに、急いでベルゲンに向かおうと考え、じいさんにストルバックを借りたいと申し出る。じいさんは断るが、ならば反逆罪で牢にぶち込むと言い出す。じいさんは仕方なくストルバックと橇を貸すが、ボルグレビングのトナカイへの態度は、如何にも荒っぽいものだった。

ボルグレビングはストルバックを走らせ続けた。やがて嵐が来る前触れの雲が垂れ込め、ストルバックは歩を緩めた。こんな時、スベッカムじいさんならすぐに引き返すのだ。しかしベルゲンへの道を急ぐことしか頭にないボルグレビングは、ストルバックを容赦なく鞭で打ったため、今度はストルバックは猛スピードで、子供の頃を過ごしたヨツンハイムの方へと走り出した。ボルグレビングは悲鳴を上げたが、トナカイは走り続けた。

翌日、ボルグレビングはベルゲンには到着しなかった。何が起こったのかは定かではないが、ストルバックもボルグレビングも、目にした人はいなかった。スベッカムじいさんは、大きな鈴を手に持っていた。今度ストルバックが戻ってきたら、今までで最も大きな勝利を納めたストルバックの、引き具につける予定の鈴だった。じいさんは反逆罪に問われることもなく、その後ノルウェーは無血の独立を勝ち取って行く。

ヨツンハイムの峰の近くでは、今も雪嵐の夜には、白いトナカイが引く橇が現れ、橇に乗った男が、気がふれたように叫んでいる。そしてトナカイの角の間には小人が立ち、ノルウェーの幸運とストルバックについて歌うのである。

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如何にも北欧らしい物語といえます。イメージとしてはワイルドハント、あるいはカナダ東部の言い伝えである、空飛ぶカヌーを連想します。この中で小人となっているのは、元々はトロールと呼ばれる妖精で、『ハリー・ポッター』のシリーズなどにも登場しています。

[ 2016/12/24 00:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

真田丸あれこれ その68 (+ おんな城主 直虎)

いよいよあれこれも大詰めです。一応67以外で、最終回で気づいたことを書き出してみます。

  • 作兵衛が007並みに二度死ぬシーン。二度目のはなくてもよかったのでは?
  • 毛利勝永のシーンをもう少しやってほしかった。徳川勢を蹴散らして信繁(幸村)にチャンスを与えたはこの人物なので。
  • 佐助、この時55なら直江兼続と同年代。しかし最初出て来た時から全然変わっていない
  • 内記が死ぬシーンは、昌幸の忠臣といった感じでちょっとよかった
  • 茶々が死ぬのは怖くないと言いつつ、その実一番死ぬのを怖がっていたようにしか見えない
  • 秀頼が、何かやりたそうでいながら結局何もやらせてもらえなかった
  • きりが消息不明
  • 家康が逃げるシーンが正に伊賀越え(笑)。この家康で1年間やっても面白かったかも
  • 安井神社のシーンはなくてもよかったと思われる。むしろ敗走する信繁に大坂城がかぶる、そんなEDを期待していた
  • 正信と信之の相部屋シーンは面白かったが、終盤のエピで、信之のシーンにやけに落ちがつきまくるのがちょっと疑問
  • 家康が信繁を「戦でしか生きた証を立てられない」と言っていたが、信繫自身は、冬の陣を除けばそこまで戦で主導権を握った印象が無い


大坂の陣関連のエピについては、今までも何度か触れましたが、もっと荒々しさ、戦の中に日常生活がある緊張感があってもよかったかと思います。特に最終回には。別番組ということもあり、比較するのはできるだけ控えて来ましたが、『真田太平記』の夏の陣の回の、何か圧倒するような雰囲気が欲しかったなとは思います。三谷さんのやり方で、あれに伍するようなシーンは作れなかったものかと、そこが残念です。


それから『おんな城主 直虎』関連です。産経新聞出版のガイドブック(ニッコームック)を購入してページをめくっていたら、徳川家康と並んで石川数正も登場ですね。『真田丸』では、数正の裏切りは真田信尹が調略したことになっていますが、さて今度の描写はどのようになるのでしょう。無論これから先、『真田丸』に登場した、以下のような人物が再び出てくると考えられます。


武田信玄

武田勝頼

本多忠勝

本多正信

豊臣(羽柴)秀吉


誰が演じることになるのでしょうか。それから、このガイドブックでは、直虎を知る10のキーワードとして、最終的に関ヶ原辺りまで紹介されています。またかの伊賀越えには、実は井伊直政も随行していますが、この時直虎はまだ存命でした。こちらでもう一度伊賀越え、ひいては関ヶ原も描かれるのでしょうか。ちなみに『真田丸』の時も、もちろん大坂夏の陣まで紹介されています。


それと、この大河のナレは中村梅雀さんですが、インタビューで、今回の脚本はかなり速いペースで進んでいるとのこと。何やら三谷さんと対照的ではあります。無論、特に今回は創作が多いということもあるでしょう。ところで梅雀さんといえば、『葵 徳川三代』のナレでも有名です。この時はジェームス三木氏が脚本担当でしたが、これに至っては「放送がはじまる頃には50話全部出来上がっていた」のだそうです。


飲み物-パブのビール3杯

[ 2016/12/23 01:30 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

さらばシベリア鉄道

この曲の作者である大滝詠一氏が亡くなられて、もう3年になります。その当時アップされた動画ですが、既にかなりの再生回数になっています。如何にも冬のシベリアといった感じのメロディーと、画像の両方をお楽しみください。



[ 2016/12/21 23:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

2016-17トップリーグ第12節結果と第13節

まず前節第12節、今シーズンいささか振るわなかった東芝が、59-12で近鉄に快勝です。その他ヤマハ発動機とサントリーはそれぞれ神戸製鋼とトヨタ自動車に白星。今シーズンはプレイオフがないため、このままいけば、どちらかが優勝という可能性が濃厚になりました。

ただし1月に、サントリーは東芝と神戸製鋼との試合を残しています。東芝が先日の勝利で勢いづけば、サントリーの前に立ちふさがらないとも限りません。しかしサントリーと東芝といえば、一時はプレイオフ優勝決定カードだったのですけどね。

その他には、NTTコミュニケーションズやキャノンも好調で、それぞれ6位と9位です。現在勝ち点20台、12位のNECまでは、来シーズンもトップリーグ残留となりそうですが、それ以下は今後の試合如何となっています。ちなみにトップリーグは、今シーズンは13位から15位までのチームが入替戦に進みますが、最下位のホンダは勝ち点6とかなり厳しく、自動降格の可能性が強くなっています。

ところで来週から全国高校大会が花園ラグビー場で始まります。そのためのコンテンツも色々ありますので、詳しくはこちらをどうぞ。

高校ラグビー
(JSPORTS公式サイト)

しかしこの高校大会も、常勝チームとそうでないチームがかなりはっきりしているため、これとは別に高校生に経験を積ませる必要があります。ゴールデンウィークに行われる、ワールドユース大会などはその一例でしょう。今は大学の選手権も行われていますが、高校からトップリーグに行くのが本当は一番伸びるといわれます。今シーズンのパナソニックに現役筑波大生の山沢選手が入りましたが、これがもっと普及すれば、また状況が変わってくるでしょう。

初の大学生トップリーガー山沢が考えさせること… 学生世代強化へ二重登録解禁を
(産経ニュース「ラグビー通信」)

[ 2016/12/21 23:00 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

『おんな城主 直虎』情報3

まず、『おんな城主 直虎』のカテゴリを新設しました。それに伴い、関連記事をそちらに移動させています。それから『真田丸』のあれこれ第二弾ですが、書きたいことがまとめきれていないので、もう少し後にアップする予定です。

さて『おんな城主 直虎』、NHK大河ドラマストーリーをはじめ、4社からガイドブックが出ていて、他に関連ムックや本も発売されています。今月の上旬にアマゾンを覗いた時はまだ少しでしたが、やはりというかかなり種類が増えています。
ガイドブックに関していえば、例年内容は大体似通っているのですが、無論いくらかは違いが見られます。ただし最終回まで載せる、つまり完結編があるのは当然NHKだけで、後はすべて前後編のみです。

しかし直虎は、大人になってから、つまり柴咲コウさんが演じるようになってからは、尼僧から還俗した後、あのおかっぱ姿になるようです。直虎はあの髪型で終生通すことになるのでしょうか。
それから予告を見た限りでは、桶狭間の戦いとか結構先の方の合戦まで撮影されているようです。女性が主人公ではありますが、やはり合戦シーンなどは泥臭く、かつ緊張感が感じられるものであってほしいです。『真田丸』も戦国ですが、その辺がちょっと弱かったので。

飲み物-ラテアート
[ 2016/12/21 01:00 ] 大河ドラマ おんな城主 直虎 | TB(-) | CM(0)

真田丸あれこれ その67

では、あれこれです。今回特に感じたことその1。

逃げるは恥だが役に立つ
同じことを考えた方も多いかもしれません。徳川父子の退きっぷりは、正に見事というべきでした。しかも逃げ出した後に機を窺う家康、流石に歴戦の将だけのことはあります。これができたからこそ、この人は生き延びて天下を取れたともいえるでしょう。できればナレーションでなく、セリフで表現してほしかったです。
そして秀忠。こちらは正に「逃恥」の人ですから、実に様になっていました。大坂の陣関連エピでは、豊臣より徳川方の描写の方が面白く感じられましたし、寧ろ、徳川がいたことで引き締まった感があります。

信繫のセリフ
このドラマの主人公は、やはり昌幸と家康、そして秀吉だったのだなと改めて感じます。信繁の主人公としての役割は、本当は大坂の陣絡みのみですから、これは無理からぬ話でもあります。父や兄の陰に隠れている印象もあり、そのため出番を多く作ろうという狙いがあったのも事実でしょう。
しかし、この回の家康と対峙している時のセリフ、あそこまで長くなくてよかったかと思います。普通に「お命頂戴つかまつる」程度でもよかったかと。やけに父がどうこう、愛する人がどうこうと言っていて、結局秀忠に狙われたわけです。家康が相手をしていたのは、あるいは秀忠が来るまでの時間稼ぎだったのでしょうか。

与左衛門
過去を持つ料理番の復讐といった感じですが、如何にも一癖ありそうな感じなのに、なぜ気が付かなかったのか不思議といえば不思議です。有楽斎より先に、この人を疑うべきだったでしょう。この、とかく牢人たちが後手に回る感があるのは、敢えてそうしているのかとも思われますが、これでは家康に裏をかかれても仕方がありませんでした。
5人もいたのですから、1人くらいあの親父に話が筒抜けなことをほのめかしてもよかったのですが。この点、結局牢人たちも、真の意味で戦慣れしていなかったのでしょう。

伊達政宗と上杉主従
信繫の奮戦ぶりを遠くから見る上杉景勝。しかし本当は、この人は京の警備を任されていたようですから、直江兼続共々、ここにはいないはずなのですが。まあ、京で大坂城落城を見て大坂に駆けつけ、井戸から千姫を救い出した『天地人』よりはまだましかとも思います。
一方上杉と敵対しているはずの伊達政宗も、なぜか同じ場所にいたのですね。恐らくこの後、伊達陣でずんだ餅でもご馳走になったのでしょう。しかし、伊達と直江の舌戦聞きたかったなあ…。

象山は討幕派か
そして最後のナレに突如登場した佐久間象山。恐らく、この徳川の世が終わる時、松代藩から英雄が出たという形に持って行きたいのでしょうが、ちょっと無理があるようです。この佐久間家と真田家がとりわけ縁が深いとか、あるいは来年の大河が幕末であるのなら、まだ説得力があったかもしれません。
それと佐久間象山が江戸幕府を倒したかどうかも微妙です。開国派、公武合体派で、いつも洋式の鞍を馬に置いていて、そのため攘夷浪士に暗殺されたのは事実ですが。

しかし登場人物のその後などは、やはりきちんと描いていただきたかったですね。三谷さんが敢えてそのようにしたという意見もあります。しかし『真田丸』はシリーズ物でもなく、これが正真正銘の最終回で、しかもスピンオフの制作がまだ決定しない段階では、敢えて伏線を残すというよりは、やはりきちんと終わらせてしかるべきだったでしょう。

飲み物-ドリップコーヒー
[ 2016/12/20 00:30 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

真田丸-50

いよいよ最終回です。全体的な感想としては、先日も書いたようにちょっと中途半端に感じられました。それは「あれこれ」で詳しく書くとして、まず、あらすじから行きます。

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信之は江戸へ戻る途中、尼寺の一隅に宿を借りるが、もう一人の客と相部屋となる。その客とは本多正信であった。同じ部屋に寝ている正信の寝息と、寝言がひたすら気になる信之。一方大坂城では、十勇士が怪気炎を上げていた。そこに信繁(幸村)と佐助がやって来て、信繫はまたここへ戻って来ることを彼らに伝え、勝利し、命を惜しむようにと告げて去って行く。そして2人は与左衛門を成敗するため、厨へ向かう。

与左衛門ははじめ信長、次いで秀吉に仕えたが、妻と娘が秀吉に手籠めにされて自殺したことを根に持ち、豊臣と大坂城を滅ぼすつもりでいた。信繁は刀を抜くが、与左衛門は串で自分の胸を刺す。その後牢人たちの配置が決まり、秀頼の出馬を待たずに、千成瓢箪の馬印を掲げて出発することになった。信繁は出陣前に茶々に挨拶する。茶々は死ぬことは怖くないと言うが、信繫から実際の死の様子を聞かされて怯える。信繁は「望みを捨てぬ者にこそ道は開ける」と茶々を諭す。

自分の評価を気にする信繁に、人のまことの価値は時が決めると内記。外では早蝉が鳴いていた。茶々はきりとかるたを取りながら、左衛門佐がこの戦は勝つと申したと言い、きりも同意する。一方徳川陣では本多正純が、秀頼の出馬阻止のため、信繫が徳川についたという嘘を流す案を出す。考え方も父親に似て来たと苦笑する家康。信繁や勝永の牢人たちは、敵は戦知らずで連携も悪いと楽観するが、その時毛利陣に松平忠直隊が発砲し、毛利側もこれに応戦したという知らせが来る。

毛利は本多忠朝隊を退け、真田信吉の陣へと迫る。決断を迫られる信吉だが、命は受けていないと腰を上げない。信政は陣の外に出て応戦し、兵の一部を負傷させてしまう。毛利はその後も小笠原、榊原、諏訪、酒井を蹴散らす。そして信繁の陣では、信繫が大助に城へ戻って、秀頼に出馬を促せと命じていた。さらに、自分が寝返るという噂を払拭するかのように兵を動かす。その大坂城では、与左衛門が秀頼に、信繫が徳川と内通しているところを見た自分が、刺されたと嘘の情報を流していた。

信政は単独行動をたしなめられる。信吉は弟を、大御所様を守るために応戦したのだを庇うが、信政は面白くなかった。そして陣を出たところへ、今度は信繫の軍がやってくる。信政の後を追った三十郎は、断腸の思いで信繫に向かって行くが、信繫は三十郎をかわして去って行く。信繁軍が迫っていることを知らされた家康はその場を逃げ出し、また秀忠も、大野治房の軍勢が押し寄せるのを観て陣を去る。しかし優勢に流れたはずの豊臣軍が、一旦城へと引き上げ、しかも馬印を持って立ち去ったことから、秀頼が引き上げたと豊臣方に動揺が走る。

馬印が引き上げるのを見て雑兵たちが逃げ出し、大坂城は騒動となる。秀頼出馬を促す大助に、真田は裏切り者と大蔵卿局が言葉を浴びせるが、佐助は与左衛門こそ間者であると言う。その頃厨では、与左衛門が方々に火を放っていた。さらに戦の流れが変わり、豊臣方は苦戦や撤退を強いられていた。出馬する秀頼を、死んではいけない、生きる望みを捨てるなと引き留める茶々。そして千姫や侍女は、きりを先頭に、兵たちに守られて徳川陣へ向かう。その途中、きりは真田と徳川の戦いを目にする。

その一方で、大坂城では死闘が続き、内記は昌幸の位牌を手にしたまま絶命、先に弾丸を何発も浴びながら、自分の畑の上で大暴れした作兵衛も力尽きる。そして信繁は、再び家康を前に馬上筒を向けていた。既に今は徳川の世、戦の時代は終わったと言う秀吉に、自分はあなたを撃たなければならないと信繁。最初の一発が逸れ、二発目を撃とうとして腕を撃たれて馬上筒を落とす。そこには秀忠が鉄砲隊を引き連れてやって来ていた。佐助が爆薬を炸裂させるが、徳川の優勢は揺るぎようもなかった。

その様子を、伊達と上杉主従が遠方から眺めていた。信繁の姿に感動する景勝と、戦は終わり申したと告げる兼続。やがて信繁と佐助の主従は安居神社に退き、信繫はもはやこれまでと覚悟を決める。同じ頃、春は子供たちと伊達本陣を発ち、すえは夫と仲睦まじく暮らし、そして高台院となった寧は、片桐且元から大坂落城を聞かされていた。千姫は父や祖父との再会を喜ぶ。そして信之は、正信から如何に領民を統治するかを聞きつつ、歩を運ぶ。そこへ綱家が早馬で現れた。信之はその場で、大坂の陣の顛末を聞かされる。

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様々な場面が登場するのですが、あまり豊臣方で印象に残るものが少ない気がします。内記と作兵衛の奮戦は印象的でしたが、肝心の主人公があまりそうでない。むしろ、徳川方の方に印象に残る場面があった、そんな最終回でした。

[ 2016/12/20 00:00 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

『真田丸』最終回について少々

詳しくはこの後また書きますので、少しにとどめておきますが、ちょっと物足りない印象がありました。このブログでも書いていますように、大坂の陣関連エピ、つまり昌幸がいなくなった辺りから、多少もやっとしたものがあったのですが、シーンによっては結構そこそこのものもありました。ただし戦のシーン、これがやはり今一つな感じがあり、そのため合戦主体の最終回に、しわ寄せが及んだ感じがあります。

また、やはり淀殿とか秀頼がどうなったかは描かれるべきだし、あれではきりの消息もわからないままです。それと信繁(幸村)と家康が対峙するシーンも、ちょっともたついたような感がありました。与左衛門がすべての元凶だったという設定も、何だかなあという気がしますし。同じ三谷さんの『新選組!』のラストと比べると、どこか収まりが悪く見えました。それから最後のナレの、佐久間象山がどうこうというの、無くてもよかったと思います。

それと『おんな城主 直虎』、1月一杯は子役中心の構成のようで、柴咲さんや高橋一生さんが登場するのは2月からのようです。今度の家康は、松平元康の頃からの登場です。また今川義元は、特に今回は悪役的な部分があるせいなのかどうか、お公家さんの雰囲気ですね。元々今川義元は、こういう感じで描かれることが多かったのですが、『風林火山』の谷原章介さんの義元は、かなり違ったイメージでした。

飲み物-ミルクティ2
[ 2016/12/19 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

相棒2015元日スペシャル「ストレイシープ」その3

『相棒』2015年元日スペシャルの「ストレイシープ」、第3弾です。小料理屋の女将の誘拐は何と結びつているいるのでしょうか。また、25日に犯罪を犯すと予告された議員とは何者で、そして、西田悟己は何が原因で自殺したのでしょうか。

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樹海で集団自殺した中の一人には、粕谷栄子もいた。元々は老舗料亭、一松の仲居であったが、この店は、国会議員天沢大二郎の行きつけの店でもあった。この粕谷栄子は、仲居としては報酬が明らかに高く、杉下は天沢の愛人であったのではと疑う。本来清廉潔癖さが売り物であった天沢は、汚職事件で取り調べを受けていたが、その調査に当たったのが検事であった橘高だった。

橘高の取り調べはかなり強硬で、家族のことまでチェックしており、天沢の妻はそれがもとで亡くなっていた。当然、天沢側の橘高への反発はかなりのものだった。その後杉下は、花の里で大河内と会う。大河内は粕谷栄子を知っており、その栄子はやはり仲居であった佐伯紫乃と親しかった。その紫乃こそが、誘拐された小料理屋の女将だった。

杉下は甲斐を誘い、亡くなった西田悟己の部屋へ行って遺書を見せる。その遺書には、杉下を愛していたこと、しかし、花の里の女将である幸子と恋仲だと勘違いをし、自分で毒を飲んで、死ぬことにしたと綴られていた。しかし甲斐は、動機があまりにも幼いと指摘する。杉下は、彼女の死と飛城には何か関係があるのではと考える。

橘高が犯罪を行うとされた25日の前日、24日に警視庁は橘高本人の警備を強化する。その一方で、杉下と甲斐は紫乃の小料理屋を訪れるが、長期休業の張り紙を目にする。しかし店の前には宅配の食品が積まれ、しかも日数が持たないような食品や牛乳も入っていた。しかも入口には鍵がかかっておらず、また店内で紫乃の携帯を発見した2人は、誘拐されたことを確信する。

紫乃の携帯に橘高の番号が登録されていること、しかも偽名で登録されているのがわかる。恐らく栄子と天沢同様、紫乃と橘高も愛人同士であること、しかも紫乃を誘拐したのは飛城であり、そのため橘高が脅されていると杉下は推理する。その橘高は、昼食を行きつけの「洋食サイトウ」で摂っていたが、飛城の脅迫で、最早無人となった天沢家に入り込み、拳銃を手にするようにと命じられる。

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国会議員の橘高に犯罪を促そうとするその理由、また西田悟己が自殺しようとした事情に、何かが見え隠れします。彼らの背後に見える大きな黒幕こそが、飛城と名乗る人物なのでしょうか。

[ 2016/12/19 00:45 ] ドラマ 相棒 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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