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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  2016年11月

真田丸あれこれ その60(豊臣編&徳川編)

あれこれ続きですが、その前に。何でも屋敷プロデューサーが、最終回のサブタイを募集したいといったことをコメントしていたとのこと。実はガイドブックでは既に最終回のサブタイはあるのですが、視聴者からも募りたいということでしょうか。

それから、先日投稿した分で、秀頼が断を「下す」という表現が、断を「定める」になっていましたので、訂正しています。

信繫と三成の共通点
先日も触れていますが、信繫(幸村)は断を下すのは秀頼と言いながら、トップが和睦に動くのを見ると茶々に働きかけ、和睦はなりませぬと言わせるのはなんだかなあと思います。ちょっと恣意的かなと思うゆえんです。あれでは秀頼の面目も丸つぶれですね。
元々昌幸亡き後信繁が主人公となり、大坂入城を果たした時、かつて馬廻り衆であったとはいえ豊臣家トップに意見し、堺の港を抑えましょうなどと、大野修理のお株を奪うような発言をするあたりには、ちょっともやっとした印象がありました。しかし籠城戦が決まり、真田丸の戦いが行われるまでは、それもリーダーシップとしてプラスの印象があったのですが、戦いが終わった時点で、この点が裏目に出ている感もあります。今後の豊臣の状況を示唆しているようにも取れます。
それと信繁の場合、大蔵卿局が有楽斎の意見に同意するのと反対に、有楽斎の言葉に悉く反発しているようにも見えます。これは石田三成が、家康に悉く反発していたのを思わせます。しかし勝っている状況での和睦は、むしろこちらの要求を相手に呑ませることもできるわけで、問題は和睦そのものの内容でしょう。これは次回明らかになると思われますが、むしろこのチャンスに、どこで強く出て、どこで折れるかを練っておかなければならないのですが、豊臣方にそれだけの謀臣はいるのでしょうか。

きりのオーラ
奉公先で、あるいは自分に好意を持ってくれた人に対して、悉く不幸を起こすきり。今回も、自分を評価してくれたお寸が、砲弾によって落ちてきた鯱の下敷きになっています。茶々への奉公は、悪い予感しかありませんが、互いに持っているオーラがあるレベルで中和すると、逆にいい結果を招くかもしれません。
しかし彼女がそばに仕えていながら、さほどのことも起きなかった寧(高台院)と婆様は、強運の持ち主なのか、あるいは彼女のオーラを跳ね返すだけの力があるのかのどちらかでしょう。実際この2人には、何かしら共通するものがあります。

叔父上、そして出浦、久々の参上
久々に信尹叔父上、そして出浦さん登場です。二人とも実に存在感があります。まず信尹の方ですが、家康から信繁調略を持ちかけられて、あっさり出来ないと言います。調略しても多分無駄だということを察しているのでしょうが、一応形だけでも城に入り、書状を手渡すわけです。信繁はそれを破ってしまうものの、火の中に投げ込むことはせず、破った書状を元に戻します。何やら伏線ぽい描写です。
また信尹は、その前に信吉の陣を訪れており、信政が兄を立てようとしないのを懸念します。兄弟の絆をきちんとしないと、何事もうまく行かないというのを熟知しているせいでしょう。そして家康には不首尾に終わったことを告げるわけですが、最初に調略を命じられた時、こうも言っています。
「(信繁は)我等兄弟と違い、義に厚い男」
いささか家康への面当てのようにも取れますが。しかし信繁の「義」も、兄信之が徳川に忠誠を誓い、真田家の未来を保証してくれているからこそのものといえます。兄弟の絆云々は、このことをも示唆しているのでしょうか。それにしても信繁も義があるのなら、お家のおんためにとか、もう少し大見得を切ってもよさそうなものですが。
そしてその信之は、大坂行きという、徳川家の信頼を思い切り損ねるような行動を起こしかけ、妻の稲と出浦昌相から止められます。これが露見すれば真田は終わりであり、またこっそり兵糧を運び込むことなどできないと昌相は言います。この人が言うと、さらに真実味が増します。そして蜘蛛の糸?を信之に投げて姿を暗ますわけですが、信之の行動には何かしら落ちがつきますね…。

飲み物-ミルクティ2
[ 2016/11/24 01:59 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

ウェールズ戦結果

先週末のウェールズ戦、30-33の正に惜敗でした、惜しい!!この試合、双方互角ともいうべき戦いぶりで、本当に終盤、ウェールズがドロップゴールを入れるまでは、どうなるかわからない試合でした。ゆえに「惜敗」であり、日本は本当に「勝つためにウェールズに来た」わけです。詳しくは、村上氏のブログ記事に画像入りで詳しく書かれています。

日本代表、健闘もウエールズ代表に惜敗
(ラグビー愛好日記)

こちらのレポートもどうぞ。

ラグビー日本代表、金星を逃す。「レッドドラゴン」撃破まで、あとわずか
(JSPORTS公式サイト)

画像を見ると正にお祭り気分です。ウェールズだからというせいもありますが、結構強豪国というのはこういうところがありますね。ちなみにCymruはウェールズ語で言うウェールズ、日本はウェールズ語ではSiaponです。プリンシパリティというのは、プリンス・オブ・ウェールズが元首の「公国」を意味していますが、個人的にはミレニアムスタジアムの名称の方が好きです。

ちなみにウェールズは、元々はケルト人の公国で独自のプリンスがいました。しかしイングランドのウェールズ征服後、国王の嗣子がプリンス・オブ・ウェールズとなりました。尤もチャールズ王太子は、あまりラグビーはお好きでないらしい。

さて、次回はフィジーとの試合です。この試合は確実に勝ってほしいところです。このウェールズ戦でつかんだ手ごたえが、追い風になるといいのですが。

[ 2016/11/24 01:00 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

真田丸あれこれ その59(豊臣編)

ではあれこれです、まずは、豊臣編から。

和睦を巡る確執
徳川と和睦する件で、牢人たちを嫌がる大蔵卿局と、仕掛け人である有楽斎は大いに乗り気になります。そして秀頼にも同意させるのですが、そこへ茶々が現れて、この城の真の主は私だから、私が判断すると言ってしまいます。
無論これは、信繫(幸村)が茶々に直訴したこともあるのですが、断を下すのは秀頼自身と言っていたはずなのにと、秀頼はいささか不満げです。それに対して、その断が誤っていれば、如何なる手を使ってでも食い止めると信繁。これ、どうなのでしょうね…何やら秀頼が、信繁の傀儡のように見えてしまいます。しかも信繁が秀頼の傳役などの立場であれば、誤っていればお諫めすると言うのもわかるのですが、あくまでもこの時点では一介の牢人ですから、そのへんちょっと無理があるように思えます。
そもそも豊臣家トップの足並みがそろわない点にも、一因はあります。茶々なり秀頼なりが、一言決めてしまえばいいわけですが、それをやらないから、あるいは大蔵卿局がかき回すから、彼らからすれば下目である信繁が、何やら矛盾した行動に出ている感もあります。しかし大蔵卿局が、あまりにも敵役になっていないでしょうか…これは茶々も、あるいは家康も似たところがありますが。

母の思いと息子たち
その茶々は、信繫に対して、自分は秀頼と一緒にいられればいいと口にします。一方茶々の妹の初(常高院)は、姉は両親同様に、火の中で死にたがっているのではないか、でも本心は言わないと、これまた信繁に話します。どうも茶々も何を考えているか、今一つわからない面があり、秀頼と一緒にいられればいい、どこかでひっそり暮らしたいなどと言う反面、和睦はなりませぬときつく言い放ちます。
自殺願望にせよ何にせよ、何らかの思惑があってのことなのか、あるいはただ単に、息子可愛さゆえのことなのかよくわかりませんが、これで秀頼はまた、どうすればいいのか迷うわけです。一つ前でも書いていますが、信繫も自分の意を通そうとして、茶々と秀頼を利用している感もあります。ドラマで主人公を前に出すのはお約束ですが、三谷さん、ここまで描かなくてもよかったような。
それから信繁の妻の春。戦の話を聞かされて、春が大助はまだ若い、陽動作戦など老い先短い者にやらせろと言ってしまい、内記がうまく受け流すシーンですが、この春と茶々がまただぶります。しかしこの『真田丸』の秀頼は、一応信繁という相談相手がいるわけですが、『葵 徳川三代』の秀頼は本当に孤独そうでした。幸村だってこんなに優しくないし、結構牢人たちも、放火して武器をかっぱらおうなどと言っていますし。

牢人たちの夜討ち
そして『真田丸』の牢人たちですが、こちらはそこまで殺伐とはしていないまでも、いつのまにか信繁が総大将にようになっているのが、他の4人には今一つ面白くありません。しかも徳川は、夜になると嫌がらせ作戦をして来ます。そこで塙右団衛門も含めて、夜討ちを仕掛けることになりますが、長宗我部盛親は、土佐の元領主がそんなことはできぬと言い、明石全登はミサを理由に不参加を表明します。この辺りの展開、三谷作品だったかどうかは忘れましたが、何かで見た記憶があります。ドラマのシーンとしては、割とありそうです。
そして盛親は、恐らく止めると思ったのでしょう。信繁にこのことを伝えるのですが、当の信繫自身がこれに参加して暴れ回ります-と言っても、結構スローモーションが入っていますが。しかしこの時代、二刀流は完成されていたのでしょうか、あと与左衛門の特製マリネが登場します。
しかし牢人たちも活躍の場があまり与えられないせいで、相当ストレスをため込んでいるようです。砲弾が天守閣を襲った時も、厨でちゃんばらみたいなことしてましたし。あとバテレンさんに加えて「長さん」には笑いました。

飲み物-カクテル
[ 2016/11/23 07:00 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

『太平記』第九章 鎌倉幕府滅亡ノ事

いよいよ鎌倉幕府滅亡です。しかし『太平記』はこれからがいよいよ正念場なのですが…幕臣である足利高氏が後醍醐天皇側につくことになり、鎌倉攻めの新田義貞は、剣を稲村崎で海に投じます。

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名越高家が討死し、南北の六波羅は風雲急を告げる事態となっており、兵をかき集めることに腐心する。そして北朝の光厳天皇、後伏見上皇、花園上皇は北の六波羅の館に入る。一方で、高氏の長男で人質に取られていた千寿王は、潜んでいた大蔵谷を何者かによって連れ出された。

5月7日未明、足利高氏は2万5千余りの兵を率いて丹波を出たが、今日に到着する頃にはその倍になっており、これに赤松の軍、そして後醍醐天皇の側近である、千種忠顕の軍が合流した。迎え撃つ六波羅勢は6万騎であったが、足利連合軍はこれを破り、六波羅の南北それぞれの探題は、帝と上皇を連れ落ちのびて行った。

しかし南探題の北条時益は途中で落命、光厳天皇は負傷、そして多くの敵軍を前に、北探題の北条仲時をはじめ400人以上の武士が自害して果てた。光厳天皇と二人の上皇は京へ送還された。そして上野では、新田義貞が挙兵していた。

幕府は京に軍を送る予定だったが、まず新田勢を討ち取ることにした。武蔵国小手指原で両軍は相まみえる。その最中、六波羅陥落の知らせが伝わり、退却する幕府軍を追って、新田軍もまた鎌倉へと馬を進めた。5月21日、稲村崎沖に敵の船を見た義貞は、海が開かれんことをと、剣を海に投げ入れる。

その後潮が引いたのを見た義貞は、馬を進めて鎌倉に入る。酒宴を張っていた北条高時は、嶋津四郎を当てにしていたが、あっさり降伏してしまう。さらにその後、新たに探題職を任じた金沢貞時、そして大仏貞直も戦死、高時たちは東勝寺へと逃げる。そしてその場で高時、長崎円喜と弟の高重、駿河時顕らも自刃して、鎌倉幕府は滅亡した。元弘3年(1333)5月22日だった。

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鎌倉幕府が終焉の時を迎えます。大河ドラマでは、確か金沢貞時も東勝寺で自刃する設定でした。また新田義貞勢は稲村崎を渡った後、極楽寺口から鎌倉入りします。この後時代は建武の新政となるわけですが、そこで今度は新たな問題が表面化します。

それからここのところお休みしていた『応天の門』、また来月辺りから再開しようと考えています。年末に始めるのも何ですが、年明けはまた新しい大河もスタートするので、その前からぼつぼつ始めておいた方がいいかと思っています。

[ 2016/11/23 01:15 ] | TB(-) | CM(0)

真田丸-46

さて真田丸の戦いも終わり、秀頼が家康攻めに乗り気になります。しかし信繁(幸村)は、まだその時期ではないと諌めます。一方この敗戦に怒り心頭の家康は、豊臣方を和睦の席に引きずり出すため、ついに大砲(大筒)を持ち出します。

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真田丸の戦いの勝利に秀頼は気をよくし、信繫をほめた後、茶臼山の家康本陣へ総攻めを行いたいと言い出す。しかし信繁は、今は守りを固くすること、そして、兵をみだりに死なせないことを秀頼に具申する。秀頼が、自分はほめられて伸びる男だから、何でも話してくれと口にしたため、信繫は、自分の言葉の重みを自覚してほしいと言う。その一方で家康は、本陣でエゲレス製大筒の到着を、今か今かと待ちわびていた。

家康は大筒が届くまでの間、兵たちを3つに分け、夜間に鬨の声や太鼓の音をさせる作戦に出た。これに震え上がる侍女たち、しかしきりは落ち着くように言う。信繁たちはさして気にも留めず、坂団右衛門が犬の鳴きまねで応じる。茶々も勝利を喜ぶが、妹の初は、両親同様、自分も燃え盛る城の中で死にたがっているのではないかと懸念する。そうは見えないという信繁に、初は、姉は本心を言う人物ではないと洩らし、あなたを頼りにしているとも口にする。

一方江戸では、信之と平野長泰が、江戸への旅支度を整えていた。しかし稲は信之を、あまりに無茶であると止める。その時、この江戸屋敷に匿われて療養を続ける出浦昌相が現れ、これが徳川に知れたら、真田は終わりだと信之に言い渡す。自分も父や弟同様に無茶をしたいと言う信之に、お前のは先が見えていない昌相は言い、怪しげな糸を信之に投げつけて去る。結局大坂へは、平野が一人で出向き、真田は関わらないことになった。

大坂では大助の陽動作戦を家族と内記、作兵衛がほめた。しかし母親である春は、今後のことを考えて大助の身を案じる。また作兵衛は、城の一隅に畑を作っていた。その一方で、出番がなかった又兵衛や勝永は不満そうだったが、信繫は、またせめて来るまで待つように諭す。そして徳川本陣では、なぜ大坂城を総攻めしないのかと言う秀忠に、勝つだけではなく兵を死なせないことも大事と正信が言う。奇しくも、信繫が秀頼に対して言ったのと同じセリフだった。

家康は真田信尹を呼び、甥の信繁を調略して寝返らせるように言った。信尹は再び徳川に仕えていたのである。およそ20年ぶりの再会を果たした信尹と信繁。信尹は家康の書状を信繁に渡し、読まなくていいと告げて去って行く。家康には不首尾であったことを伝えた。信尹が去った後、家康はこう洩らす。
「食えぬ男よ」
そして本多正純は、有楽斎に和睦で城内の意見をまとめるように命じる。

この件で信繫は猛反対するが、勝っている今のうちこそ和睦と主張する有楽斎、そして牢人たちをよく思わない大蔵卿局は、秀頼に和睦を受け入れるように要請する。これに対して大野修理はなすすべがなく、信繫に世茶々を説得するよう依頼する。茶々は秀頼の前に現れ、自分こそ主だと主張する秀頼に、母親たる自分こそまことの城主と言い、和睦を否定する。しかしこれは、秀頼可愛さゆえのことでもあった。その一方で、徳川の嫌がらせと和睦の件で牢人たちはむしゃくしゃしていた。

皆は塙団右衛門をリーダーに、夜討ちを企てるも盛親と全登は不参加で、盛親は信繁にこのことを告げる。すると信繁も夜討ちに加わり、蜂須賀の陣を襲う。その後家康の本陣には、待望の大筒が届き、家康は片桐且元に、狙っては大変だからと茶々の居場所を事前に確かめる。無論これは逆で、茶々の居場所を狙わせるためのものだった。カルバリン砲から放たれた砲弾は、天守閣の鯱を破壊した。二人の侍女がその下敷きになったのを見て、茶々は哀れなほどにうろたえる。

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さて一旦戦が終焉に向かう一方で、様々な問題が起きて来ます。詳しくはまたあれこれで書く予定ですが、どうも大坂城内の対立する人々の存在が、秀頼、ひいては修理や信繁にも少なからず影響していて、それが矛盾を生み出しているようにも見えます。きりもベテランになり、すっかり頼られる先輩となるその一方で、家康期待のエゲレス渡来のカルバリン砲、茶々を怯えさせるには十分効果があったようです。しかし内野さんの「エゲレス」に『JINー仁ー』を思い出します。

そして塙団右衛門役の小手さん、犬の鳴きまねうまいですね。三谷さんは『新選組!』でも隊士にインコかオウムの言葉をしゃべらせていましたが、こういう趣向を凝らすがお好きなようです。しかし動物の声といえば、やはり山寺宏一さんです。パペットホームズで、犬のトビイやネズミのベイカー寮遊撃隊をはじめ、動物の声をすべて担当、もちろんシャーロック・ホームズと兄マイクロフトの声も担当ですから、正に離れわざであるかと。

[ 2016/11/22 01:30 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

今後の大河ドラマ雑考 5

この先の大河ですが、今年と来年が戦国で再来年が幕末、そしてその翌年がオリンピック前年ということで、近代から現代という時代設定になっています。恐らく2020年は、オリンピックイヤーということもあって、それなりの作品が放送される可能性もあります。江戸時代になるのか、あるいはかなり本格的な戦国物になるのか。一方で、『真田丸』の屋敷プロデューサーは、続編についても検討したいと発言されている由。

ところで、大河ドラマの時代設定といえば、80年代の現代劇三部作を除けば、やはり戦国と幕末が両雄といえます。その他源平がメインの平安末期から鎌倉時代、赤穂浪士討ち入りの元禄時代などがあります。さらにそれより少ない回数ですが、下記のような時代設定の物も存在します。

  • 平安時代中期(風と雲と虹と)
  • 平安時代中期から末期(炎立つ)
  • 鎌倉時代中期(北条時宗)
  • 鎌倉時代から南北朝時代(太平記)
  • 室町時代中期(花の乱)
  • 安土桃山末期から徳川家光までの時代(葵 徳川三代)
  • 江戸時代前期(樅の木は残った)
  • 江戸時代中期(八代将軍吉宗)

また戦国時代も、所謂三英傑がすべて登場しない物(毛利元就/風林火山-ただし後の家康である松平元康が登場)もあります。しかし一方で、そろそろ登場してもいいのに、まだ採用されない時代もあります。

まず鎌倉時代前期、承久の変直後くらいの時代が描かれません。これは、源平からの続きとしてはやや長すぎるというのもあるのでしょう。承久の変くらいまでが、一つの時代を描き切るにはちょうどいい長さであると考えられます。ならば『北条時宗』のように、元寇と絡める方法もあります。
そして戦国時代前期、これもあまり描かれていません。明応の政変(将軍家後嗣を巡る政変、これにより足利将軍弱体化が進む)や地方の領主の蜂起のように、それなりに題材はあるはずなのですが、今一つ知名度がないというのも理由です。これは他の番組、あるいはドラマなどでまず知名度を高め、それから大河化するのが望ましいようです。
それから江戸時代が意外と描かれていない。この時代は歴史イベントが限られているせいもあるので、人物を詳しく描くような形になり、それでは50話持たせられないということもあるのでしょう。であれば数人をまとめて、たとえば江戸時代中期の、蘭学者の生きざまを描くようにしても面白いかと思われます。

大河も終盤で、いよいよ年の瀬が近くなりました。次の日曜日から待降節(アドベント)も始まりますので、そろそろテンプレを、クリスマス仕様にするべきかと考えています。

飲み物-バーのラテフロート
[ 2016/11/21 02:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

SANADA Nobutada

SANADA Nobutada was the fourth son of Sanada Yukitaka, younger brother of Sanada Masayuki and uncle of Sandada Nobuyuki and Nobushige.

He was adopted by KATSUNO Masayo in his childhood and called KATSUNO Masaharu. He served the Takeda clan but he named himself Sanada Nobutada after the fall of the Takedas. Then he served the Hojos and the Tokugawas. He also served GAMO Ujisato but returned to the service of the Tokugawas  because of a trouble caused by the death of Ujisato. He rendered distinguished service both in the Battle of Sekigahara and the Siege of Osaka and became a great vassal of the Tokugawas.

In this drama, he is described as a man who is good at entrapping the enemy with a trick to support his brother. Nevertheless, he tells his nephew Nobuyuki who admires him not to become like him. Later he meets the nephew who carries his point in the Siege of Osaka.

The images shows Hideo Kurihara as Sanada Nobutada.
(From the official website of Sanada Maru)

真田丸信尹
[ 2016/11/21 00:00 ] Taiga Drama Sanada Maru | TB(-) | CM(0)

大坂の陣-『真田丸』と『葵 徳川三代』比較 2

まず『葵 徳川三代』の夏の陣の回のアバンです、『真田丸』次回の予習となりそうです。しかし、葵と桐の使い分け方、なかなか趣向が凝らされていますね。

葵徳川三代アバン1 

葵徳川三代アバン2

葵徳川三代アバン3

では比較に行きます。

本多正信
近藤正臣(真田丸)、神山繁(葵 徳川三代)
家康の謀臣で秀忠の側近。『真田丸』では、信繫に味方するような素振りも見せる。どちらの作品でも、向かって右の画像に見られる仁王胴(仁王の体に擬した甲冑)を着ける。

真田丸正信     葵徳川三代正信

本多正純
伊藤孝明(真田丸)、渡辺いっけい(葵 徳川三代)
正信の嫡男で、家康の側近。いずれの作品でも、父正信同様謀を行うが、父ほどの才はない。

真田丸正純     葵徳川三代正純

大野治長
今井朋彦(真田丸)、保坂尚輝(葵 徳川三代)
大蔵卿局の息子で、秀頼の側近。牢人衆に主導権を奪われるのを快く思わないが、『真田丸』では幸村とウマが合うところもあり、また母に頭が上がらない。

真田丸修理     葵徳川三代修理

片桐且元
小林隆(真田丸)、小林稔侍(葵 徳川三代)
賤ヶ岳七本槍の一人。関ヶ原の戦いの後、秀頼の傳役となるが、方広寺鐘銘事件がもとで失脚し、大坂の陣では徳川方となる。『真田丸』では、石田三成が持参した桃を大事に育てる。また『葵 徳川三代』では、淀殿の驕慢ぶりを諌める。

真田丸片桐且元     葵徳川三代片桐    

[ 2016/11/20 02:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

真田丸に見るシャーロックホームズ 40

さて第45回とパペットホームズ、双方に相通ずるものですが、実は今回は『新・三銃士』とダブるところもありますので、それから行きたいと思います。この『新・三銃士』の最後の方で、国王軍がラ・ロシェルの砦に立てこもる反乱軍と戦うのですが、いくつか共通する点が出て来ます。一部前回でも触れていますが、以下の通りです。
  1. ダルタニアンが親衛隊長となるが、リシュリュー枢機卿による銃士隊の分裂狙いだった
  2. ダルタニアンがコンスタンスの居場所を突き止めるため、ミレディーに罠を掛ける
  3. 砦の中の反乱軍がめちゃくちゃに強い
  4. ダルタニアンが敵方からスカウトされる
  5. アトス「これからは銃と大砲の時代だ」

まず1、これは一枚岩でない豊臣方を連想させますし、2は、有楽斎にかまをかける信繁(幸村)を思い出します。3はいわずもがなですが、『新・三銃士』の場合はダルタニアンではなく相手の方ですね。そして4と5、これは恐らく次回で明らかになるでしょう。


それから、信繁が有楽斎にかまをかけるシーンでもう一つ。正典ホームズの場合は、相手へのかまかけはもちろんそう珍しくはありませんが、パペット版でも無論登場します。第17話「本当に困った校長先生の冒険」で、問題児ケンプを罠に嵌めて、本当のことを聞き出すシーンがありますが、ケンプを221Bに入れたホームズが、レストレードに呼び出されて221Bを出て行き、代わりにワトソンがケンプの相手をすることになります。

ワトソンは、この人形に向かって自分の気持ちを話すといいと言って、コアラの人形を置いて出て行き、ケンプが本音を喋ります。すると窓際のホームズ人形が、なぜか「ありがとう、ケンプ!」と叫び、レストレードとワトソンも入室して来ます。ホームズは部屋から出た途端、身代わりの人形と入れ替わっていたのでした。しかしこの時のワトソンの、ケンプに対して説得するような姿勢を見ると、如何にも医師の息子だなと思わされます。

しかし有楽斎と博労淵の件、自分がスパイだというのを晒しているようにしか見えません。尤も与左衛門との共犯説もありますが。


ところで三谷さん、以前人形劇で『カラマーゾフの兄弟』をやりたいと言っておられましたが、この小説を戦国風にアレンジしてみても面白いかと思います。この小説に登場する無神論を、戦国期の混乱に置き換えてみるというのもありでしょう。


飲み物-ビール2種類

[ 2016/11/20 01:15 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

『小犬のワルツ』Chopin Waltz No. 6 in D flat major, Op. 64, No. 1, "Minute"

今回もショパンですが、ポロネーズではなく『小犬のワルツ』(音源不明)です。テンポの速さをお楽しみください。


[ 2016/11/19 02:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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