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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  2016年03月

Sanada Maru Casting

The Cast of the drama is as below.
Cast Character Map
(English website of Sanada Maru)

Masato Sakai who plays the role of main character SANADA Nobushige was once a famous supporting actor. But he became popular as leading actor when he starred in “Hanzawa Naoki” broadcast in 2013. It is his third appearance in Taiga Drama following to “Shinsengumi!” (2004) and “Atsuhime” (2008).

Yo Oizumi who acts SANADA Nobuyuki, elder brother of Nobushige became known when he started appearing on a TV programme “Suiyo Dodesho” (How do you like Wednesday?) . He is also known as stage actor and voice actor.

Masao Kusakari, who was a model and later became an actor. He acts SANADA Masayuki, father of Nobuyuki and Nobushige. In 1985, he played the role of SANADA Yukimura (Nobushige) in “Sanada Taiheiki” and now he respects for the activity of Tetsuro Tanba who plays Sanada Masayuki in it.

Needless to say, some supporting actors as Seiyo Uchino (TOKUGAWA Ieyasu), Kenichi Endo (UESUGI Kagekatsu), Hideo Kurihara (SANADA Nobutada, brother of Masayuki), Masanobu Tskashima (HOJO Ujimasa) and Masahiko Nishimura (MUROGA Masatake) make the drama exciting so do the actresses as Mitsuko Kusabue (Tori, grandmother of Nobuyuki and Nobushige), Atsuko Takahata (Kaoru, wife of Masayuki) and Masami Nagasawa (Kiri, childhood friend of Nobushige).

The image shows Masao Kusakari as SANADA Masayuki.
(From the guidebook published by Sankei Shimbun)
真田丸真田昌幸
[ 2016/03/15 23:30 ] Taiga Drama Sanada Maru | TB(-) | CM(0)

残穢-住んではいけない部屋-

『残穢-住んではいけない部屋-』を観に行きました。既に前評判でかなり怖いとか、ホラーとかといわれていた作品ですが、実際に観ていてやはり怖かったです。単に怖いというより、怨念のようなものを感じるといった方が正しいかもしれません。

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主人公の「私」は小説家で、雑誌に読者の実体験である怪談も執筆している。かつてMさんという人が、子供の頃泊まった遠い親戚の家の、河童のミイラの話を題材にしたこともあった。今回は都内の学生「久保さん」から、写真が同封された手紙をもらった。大学でミステリー系サークルに所属している久保さんは、寮を出て憧れの一人暮らしを始めたが、その部屋で何か物音がすると書いていて、同封されていた写真は、物音がする部屋のものだった。

久保さんと何度か会って、彼女が住むマンションの土地について、近所の人にも協力を得て調べたところ、そこにはかつてかなり大きな家があったことがわかった。しかも久保さんの部屋のみならず、隣室や上の階の方でも物音がしていた。物音は何か台がひっくり返るような音、そして布が地面を引きずるような音だった。調べて行くうちに、かつてその敷地にあった家で、和服を着た女性が自殺をしていたことがわかる。

台が引っくり返るような音はその時のものだった。また布が地面を引きずる音も、ほどけた帯が畳の上を引きずる音だった。しかも上の階の住人の子供が、いわゆる「見える」子で、首吊りの死体を目撃していた。調べて行くうちに、前に住んでいたいくつかの家族には問題があったこと、そしていたずら電話をしまくる子供がいたこともわかり、久保さんの隣室の人は、その正体不明のいたずら電話に悩まされていた。また久保さんの前に住んでいた人は、近所にはいないはずの赤ん坊の声に悩まされていた。

その人は、その後引っ越した後に自殺していた。その自殺した部屋には、今は別の人物が住んでいた。その物件の大家さんに話を聞くと、その人は自殺する前に大家さんにあいさつに来たが、深夜ということもあり、翌朝にしてくれと大家さんは言って、そのまま眠ってしまったらしい。夢だと思っていたのが、自殺していたことがわかってかなり驚いたようだった。

私はその後、やはり作家の夫と新居に移った。結局久保さんの隣室の家族は転居し、久保さんも別の部屋に引っ越した。そこは音もなく快適だと久保さんは言っていた。また作家仲間の協力を得て調べて行くうちに、かつてその家に住んでいた家族のこと、その家には精神を病む息子がいたことなど、一連の怪奇現象とのつながりが色々わかって来た。

中でも、その家に嫁入りした女性は、九州で炭鉱を営む家の出身だったが、その女性が嫁入りの際に持参した掛軸が、何らかの災厄をもたらしたようだった。福岡県出身でこの手の話題に詳しい会社員に話を聞くことになり、その人は話をするだけでも祟られる怖い話だと前置きしたうえで、話を進めた。

かつてその炭鉱で火事があり、何人かの炭鉱労働者が犠牲になっていた。実はMさんがかつて泊まった家は、その家の後に建てられたものであり、河童のミイラの正体はその労働者たちだった。結局私は、持病の肩こりが悪化していていたものの、作家仲間、そして久保さんと今はミステリースポットとなったその家に忍び込み、そこですべてのことを知った。その家の中は神棚や祭壇が多く見られ、またお札なども沢山貼られていて、また主人はいわくつきの怖いもの、持つ人が不幸になるといった物のコレクターでもあった。あるいはそれで、自分に起こる犠牲となった労働者の怨念を防ごうとしていたのかもしれない。

しかしこの、事故物件のマンションを探す旅はいつまでも終わりそうになかった。そんな折久保さんが、事故物件でないはずの自分の部屋でまた物音がするようになったこと、そして、そろそろこれを止めないかと提案して来た。そしてその後、かつて久保さんの隣に住んでいた家族が、無理心中したとテレビのニュースで報じられ、私や久保さんを始め、この話に関わった人たちにも、様々な異変が見られるようになって行った…。

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ごくざっとしたあらすじですが、グロテスクな物があまりない代わりに、何か精神的に訴えかけてくるものがあり、かなり日本的なホラーともいえますし、いささかの後味の悪さも感じられます。また「私」が仲間とミステリースポットに出かけるシーンには、多少ミステリー的な雰囲気もあります。

「私」を演じたのは竹内結子さんですが、ご本人は撮影中かなり怖かったと語っています。また「久保さん」が橋本愛さんで、作家仲間の平岡夢明(平岡芳明氏がモデル)が佐々木蔵之介さんですが、この平岡の嵌りっぷりが妙にインパクトがあります。女性がメインの割には女性らしい絶叫系の怖がり方がなく、この手のことに興味を持ち、冷静に物事を進めて行く中で怖さが見えて行く展開になっています。

[ 2016/03/15 21:30 ] 映画 | TB(-) | CM(0)

真田丸情報あれこれ-視聴率とメールと出演者

さてこの『真田丸』、目下視聴率が16パーセント台で推移しています。ネット上では人気があり、関連ツイートもかなり多いのに、なぜこの数字なのかとも思われますが、やはり
  • BS視聴が多い
  • 録画視聴が多い
  • 裏番組と競り合っている
こういう理由が挙げられます。また、過去の織田信長→豊臣秀吉路線の戦国大河とイメージが違うとか、あるいは真田、北条、上杉が活躍する、上信越の戦国史に興味が無いという人もいるようです。結構北条攻めとか、上杉と徳川のバトルなどは、戦国史の中でも大きな位置を占めますし、この機会に観るという方法もありなのですが。徳川の上杉攻めがなければ、関ヶ原の戦いもあったかどうかはわからないし、もしあってもかなり違った形のものとなっていたでしょう。

それから3月10日の三谷幸喜氏のエッセイ「三谷幸喜のありふれた生活」(朝日新聞)で、三谷氏が、番組に対して好意あるメールが増えた旨のことを書いています。『真田丸』には関連ツイートが多い、つまりそこそこ関心を持たれているのに、好意的なメールが少なく、批判的なものが多いらしい。そこで一部のブログで、ツイートだけでなく、NHKにメールを送ろうという試みがなされた結果、好感を持っているというメールの割合が、それまでより増えたらしいのです。ちなみにNHKオンラインの「みなさまの声」で、このエッセイが発表された時点での最新情報である、2月29日から3月6日の情報を見ると、その前の分よりも好意的な意見の率が相当伸びています。これについてかなり詳しく書かれたブログもありますが、個人ブログと思われますので、リンクは貼らずにおきます。「三谷幸喜のありふれた生活」で検索するとヒットするかと思います。

さて前置きが長くなりましたが、こういう記事がありました。

内野聖陽が「真田丸」で新境地 (BIGLOBEニュース、cache)

内野さん、『風林火山』とはまた違った役どころですが、この家康は妙に嵌ります。実際はこうであったのかもしれない、何やらそういう印象をも抱いてしまいますし、これだけ小心だからこそ天下を取れたというのもあるでしょう。それから脇役関連でこちらのお2人です。

脇役の光るNHK大河ドラマ「真田丸」…注目はこの2人!/芸能ショナイ業務話(Yahoo!ニュース、cache)

この叔父上、信尹役の栗原英雄さんもいいです。テレビ出演が初めてとは思えないほど様になっていますし、何よりも信繁に対して「儂のようにはなるな」という、決めのセリフがまたいい。舞台出身だけあって声もいい方です。脇役がいいと作品が引き締まりますね。近藤正臣さんはマイペース、とかく憎まれがちな役を、飄々と演じているようです。『国盗り物語』の明智光秀も、40年以上経つとここまで老成したわけですね。
そして声がいいといえば、先日の「クールな直江兼続」で紹介させていただいた村上新悟さんもしかりです。実は過日『風林火山』第34回「真田の本懐」を観ていたら、この方が真田家の家臣、春原惣左衛門の役で出演していました。4年連続大河出演以前にも、大河に出ていたのですね。
ところでこの「真田の本懐」は、砥石城奪還のため真田幸隆が山本勘助と謀略するという設定ですが、流石にあの安房守昌幸の父ではあります。またこの中では、後にその昌幸となる三男源五郎が、剣術の稽古をする場面が登場します。
カクテル
[ 2016/03/15 00:56 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

真田丸-10

では第10回「妙手」のあらすじに行きます。真田昌幸を始め国衆たちは、徳川について北条の補給路を断つものの、あろうことかその徳川と北条があっさり和睦してしまいます。この先信濃の国衆たちはどうなるのでしょうか。

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真田の領地が徳川と北条とで勝手に分配されてしまい、同じ国衆の室賀正武が怒りをあらわにする。一方昌幸の弟信尹は、浜松城で徳川家康に、和睦はしても真田との約束を忘れないように念を押す。家康は信尹を胡散臭く思っていたが、同時に西の羽柴秀吉のことも気がかりになっていた。そんな家康に本多正信は、真田は雑魚だが猛毒を持っているかもしれないと忠告する。家康は昌幸を呼び寄せようとするが、昌幸は急病と偽り、信尹、信幸、そして信繁の3人を談判に当たらせる。

信幸は上杉の脅威に備えるため、海士淵(尼が淵、あまがふち)に城を築いてほしいと依頼する。この海士淵は上杉の虚空蔵山城の正面にあり、ここに城を築くことで上杉を牽制することが可能だった。信繁から図面を見せられた家康は、築城を引き受けるものの、その代わりに沼田城を渡すようにと言う。北条との和睦で、沼田城を北条のものとすることになったためだが、これには信幸も反発し、本多忠勝の威嚇に信繁が応える。結局この件は先送りとなった。

信幸は未来の舅である忠勝とのやり取りに疲れ果てていた。一方で家康は、先に沼田を与えると信尹に約束したことを後悔していた。そんな折、阿茶局が人質の件で家康に話を持ってくる。木曽義昌に預けられた人質は、後に徳川のものとなったが、その中に「ふてぶてしい老女」がいるという、それは薬草摘みにいそしむとりであった。家康は、徳川への臣従への交換条件として、とりを真田に戻す。無論この裏には、沼田領に関する交渉を有利に進める狙いもあった。

信幸と信繁が、とりと共に真田屋敷に戻って来た。昌幸はことの次第を聞き、一旦沼田領の問題を棚上げした。沼田領は北条が関東統一のためにも手に入れたい城であったが、ここの城主は昌幸の叔父に当たる矢沢頼綱で、武田のために手に入れたこの城を死守するつもりでいた。この件は北条に委ねられることになり、北条の使者が文書を持ってやって来るが、その場で頼綱はこの使者を殺してしまう。これがもとで北条の攻撃を受けるも、頼綱は大奮戦して沼田城を守り抜いた。またとりは薫(山手殿)やこう、侍女たちを呼んで今後の人質対策を練るが、きりは一人だけ違う意見を吐く。

信繁は矢沢三十郎を、父である頼綱の加勢に行かせるように昌幸に依頼する。そして信繁は、沼田城の件を終わらせるために、上杉を調略するように昌幸にいわれた。しかしこの間上杉を裏切ったばかりの真田に、当主である景勝がいい顔をするとは思えなかった。信繁は、まだ家臣の反乱がくすぶっており、しかも隣国の越中とも臨戦状態の越後に赴き、春日山城で薙刀を構えた兵たちに取り囲まれる。何しに来たとの直江兼続の問いに、信繁は、自分は実は真田昌幸の子であることを告白する。

そんな信繁に景勝は興味を抱く。信繁は海士淵の城について話し、上杉の侵攻を防ぐためと徳川には言ったものの、本当はその逆で、上杉を徳川から守るための城であると話す。また真田の意地、武士としての誇りという言葉を使い、義に篤い景勝を感動させ、更に戦芝居をして、あたかも真田に勝ったように見せかければ、北条は上杉を恐れて沼田城どころではなくなるというのが、信繁の言い分だった。案の定景勝は信繁に賛同する。兼続はいい顔をしなかったが、景勝はそれで騙されたのであれば、それまでであると踏んでいた。

その後、両者は法螺貝や太鼓を鳴らし、あたかも戦をしたように見せかけて、その後上杉が上野に攻め込むという印象操作を行った。このため北条としては、沼田城から兵を引き上げざるを得なくなった。北条は家康に、沼田城の件で真田を説得してくれという文を受け取るが、家康は秀吉の方が気になっていた。すると本多正信が、秀吉と戦をするためには、東の憂いは取り除くべきであると進言した。それは、真田昌幸の暗殺を意味していた。

信繁は、梅から子ができたことを告げられていた。上杉との仕事をうまくやりおおせ、彼女を迎えることを決めて、自分の妻になってほしいと梅に伝える。無論梅は身分が低いため、側室として真田屋敷に入ることになる。その頃浜松城に、信濃からある人物が招かれていた。それは室賀正武だった。

(2016年3月16日一部修正)

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非常にテンポの速い回です。海士淵、お正月の番組で堺さんが「セリフで言う」と言っておられましたが、2回登場しました。しかし信繁もあれだけ「策」に抵抗を示した割には、随分調略がうまくなっていますね。もちろん、上杉景勝がいい人だということもあります。お兄ちゃんが遥かに難易度の高い「狸」徳川家康、強面本多忠勝、策士本多正信のトリオと交渉しなければならず、身も心も疲れ果てた感じだったのとは対照的です。

しかしこの回を見る限り、どう見ても一番貧乏くじを引いているのは徳川家康のようです。自分の財布から築城費用を出して、しかも上杉には徳川よけの城のようにいわれ、挙句の果てはその上杉が攻めてくるため、自分が和睦の条件として北条に差し出す沼田城が、また真田に戻ったも同然の状況なのですが…。

[ 2016/03/15 00:00 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

山手殿と石田三成

先日も書いた『葵-徳川三代』ですが、この中で江守徹さん演じる石田三成が、子供たちを前に、「おじの真田昌幸様」と口にするシーンがあります。石田三成の子供たちのおじが真田昌幸、つまり石田三成は真田昌幸と義理の兄弟ということになります。なぜそうなるのかといいますと、これは昌幸の妻山手殿(『真田丸』では薫)の出自が関係して来ます。

山手殿の出自には、いくつか説があります。京の公家に連なる血筋の女性という説が有力で、『真田太平記』そして『真田丸』ではこの説が採られているようです。その証拠に、昌幸をはじめ他の家族は麻の着物、あるいは絹であっても地味な物を身に着けているのに、母上の薫だけはいつも艶やかな絹の衣装をまとい、扇子を飾っています。無論これは、昌幸がそうすることを許しているわけですから、結構昌幸も公家に連なる女性を娶ったことを、誇らしく思っているのかもしれません。

しかしそれとは別に、宇多頼忠の娘という説もあります。宇多頼忠も豊臣家の家臣でしたが、兄の改易により自分の領地を返上し、娘皎月院の夫である、石田三成の元に身を寄せたといわれています。この皎月院の姉が、山手殿であるともいわれており、『葵-徳川三代』では、こちらの説が採られているようです。ただしこれも確たる証拠はなさそうです。また、石田三成が直江兼続と懇意であったことや、いわゆる直江状についても異論があるようです。

それから『真田丸』のあらすじは改めて書きたいと思いますが、しかしあそこまでやるか?と思うようなことを次々やってしまうのが何とも意表を突いています。上杉についたことは、上田合戦への布石となっていますね。布石といえば、昌幸は碁石を使った戦略を練ることには長けていますが、囲碁そのものの腕は家臣の高梨内記の方が上に見えます。

それと、梅が信繁の子を宿したと告げ、信繁の側室となります。この先はネタバレですが、実はこれには裏があるようです。結局女の子が生まれるわけですが、この子の存在が、『真田太平記』の昌幸の側室の子と多少だぶります。
飲み物-コーヒーとキャンドル
[ 2016/03/14 01:00 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

真田丸あれこれ その8

では今回も気づいたことをあれこれと。2週間ぶりの室賀正武の「黙れ!こわっぱ」が楽しめましたが、しかし犬猿の仲の昌幸と手を組もうという、あまりの豹変ぶりに何やら恐ろしい気もします。しかもすっかり本気で信濃連合国家を作る気になっていますからね…信濃と上野を北条と徳川で分け合うことになり、さて昌幸はどうする?-というか、どう出る?

「叔父上」信尹の逃げ足が速いですね。まず任務完了後、この手のことに慣れない、従って足手まといになりやすい甥とその近侍(矢沢三十郎)を先に逃がし、身一つで悠々と去って行く辺り、工作員の見本というべきでしょう。春日信達の一件で、信尹が怪しいとにらんだ直江兼続もなかなか鋭いのですが、やはりここは信尹が一枚上手だったようです。

きりがどう見ても侍女という感じではないですね。そもそも若殿の前で饅頭(おはぎかおこわのように見えますが)を投げつけたり、その前日もやはり饅頭を壁にぶつけて立ち去ったりで、それは信繁は梅の所に行きたくもなります。そして梅が農民としての立場から、戦があれば田畑も荒れるから、今回は無くてよかったという場面、兄作左衛門が、殿の為なら命は惜しくないが、普段は農作業をしていたいという場面はそれぞれ実感がこもっています。しかし「源次郎様には死んでほしくない」のセリフ、あれは既に「愛しています」と同義ですね。作左衛門がそれとなく気を利かせて、場を外すのに泣けます。

その前のシーンで、作左衛門が畑を荒らす面々に難渋し、武田の頃はこんなことは無かった、お父上にこの信濃を引っ張ってほしいといったことを口にするのは、これへの伏線かと思われます。連合国家構想もまとまりにくく、しかも徳川につくとなればすんなりまとまる辺り、やはり信濃において、求心力のある存在が必要とされているのは事実のようです。これはかつてのヨーロッパも同じで、小国は常に大国に翻弄される立場にあったわけで、小国がどう生き残るか、そして、大国と軍事面でどのようにわたりあうかもまた大きな課題でした。

そんな中で信繁の、塀を失わずに補給路を断つ作戦はなかなかのものです。これは彼独自の発案なのでしょうか。だとしたらなかなかのものです。策を弄するなど汚いというちょっと青臭い、ある意味少年らしいところのある信繁ですが、梅から、お父上が策を用いるには、兵を無駄死にさせないということもあるのではないかと諭され、覚醒するわけです。

それから徳川のダブル本多のキャラの違いがまた面白い。本多忠勝は正面から北条を迎え撃つように主張します。そりゃ、本多忠勝が100人もいるのであれば、正面からの作戦も可能でしょうが…一方本多正信は抜け目なく、真田を使いましょうやと進言します。しかし正信が軍議の席で食べていたのは、あれは何だったのでしょう。

さて今回は、鷹も重要な役割を果たしていました。北条氏政から逃げ出したのではなく、意図的に放たれた鷹が、上杉、徳川、真田それぞれの本拠地を巡って、戻って来るという設定です。この鷹もいわば工作員であるといえそうです。しかし北条と徳川の和睦のシーンがいやはや何とも…面白いです。それから高坏の金平糖は、氏政の好物なのでしょうか。

飲み物-お洒落なランプとウイスキーグラス
[ 2016/03/13 01:00 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

葵-徳川三代の大坂の陣

2000年放送の大河ドラマ『葵-徳川三代』の大坂の陣のエピソードを観ました。これは今まで観た中で、一番本格的に描いてあります。真田丸の戦いも出て来ます-というか、真田丸の構想まできちんと語られていて、この辺りはジェームズ三木氏も、かなり脚本を練り上げたのでしょう。また大坂方に関して、津川雅彦さん演じる家康があれこれ策謀を巡らすのも、如何にも「らしい」感じです。新・大型時代劇(大河が現代劇の3年間、平日に放送された時代劇)も含めると、『真田太平記』に続いてよく描かれているようにも思えます。

ところでこの『葵-徳川三代』で真田幸村(信繁)を演じているのは、西郷輝彦さんです。この配役は、齢四十九の幸村ということを考えてでしょう。こちらもどちらかといえばワイルド、ちょっと武張った感じです。ただ最期が、相手方の銃の標的になって落命するという設定で、ちょっと呆気なかったのが残念。追い詰めるところまで家康を追い詰めてほしかったのですが、やはり徳川三代が主人公ということもあったのでしょうか。いや、家康もかなり追い詰められて逃げ出してはいたのですが、両者が差しで向かい合うところがあってもよかったかと。やはりあれは『真田太平記』だから可能だったのでしょうか。

ところで、この中で伊達政宗を演じているのがすまけいさんですが、この政宗が如何にも豪快な印象でいい。個人的には渡辺謙さんと同じか、むしろしのぐほどであるとも思えます。この当時の政宗は既に数えの50、真田幸村と同年代で、既にそこそこの風格のある武将であったと思われます。『天地人』の松田龍平さんは、若い頃の政宗であればよかったのですが、この年代を演じるにはやはりちょっと線が細い印象があったのが残念です。

天王寺・岡山合戦、つまり真田、毛利勝永、大野治房たちが徳川方に突撃した戦いの様子も、かなり丁寧に描かれていました。この作品では関ヶ原の戦いも、かなり大がかりに丁寧に撮影されているため、その後の大河でもこのシーンが一部使われたともいわれています。また出演者もそこそこベテランの俳優さんが多く、オールスターキャスト的な側面もあったようです。この『葵-徳川三代』は、確か西田敏行さん演じる秀忠が、関ヶ原に向かう途中で中山道を通り、そこで真田昌幸の妨害に遭い(第二次上田合戦)、関ヶ原に遅れて駆けつけるところから始まります。真田氏が2度目に徳川氏に勝利した戦いです。

大坂夏の陣での大坂城落城により、豊臣氏は滅びますが、秀頼には側室との間に何人かの子がいました。大坂方により、その子たちは逃がされますが、長男国松丸は捕らえられて処刑され、長女は尼となります。この辺りを描いているのも評価できます。

カプチーノ
[ 2016/03/12 01:20 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

何を残して何を省くか-真田丸と花燃ゆそれぞれの描かれ方から見えるもの

『真田丸』の前に昨年の『花燃ゆ』のおさらいです。松陰が処刑された回からもうすぐ1年近くになろうとしています。この頃までは『花燃ゆ』も、それなりに大河ドラマとしては観られました。しかしその後は、本来幕末大河で描かれるべきものが何やら片隅に追いやられるようになり、更に真木和泉不在の蛤御門の変で久坂が亡くなった後は、明らかに「幕末男子の育て方」とは別方向の「志、曲げませぬ」をテーマとしたドラマとなりました。しかしこの「志」が、具体的に何であったのかは今もよくわかりません。

無論蛤御門の変以前にも、たとえば桜田門外の変が描かれないとか、あるいは寺田屋の変のように、薩摩絡みの歴史イベントがないといったこともありました。そもそも長州が登場するのであれば、何らかの形で絡んでくるはずの薩摩が、まるで出て来なかったのも不思議でした。また桜田門外の変を描かなかった割に、井伊直弼がマンツーマンで松陰に詰問をしていたり、あるいは志士たちの活動があまり描かれない割には、いきなり四か国艦隊砲撃とか蛤御門の変だとかいう展開になるのも妙でした。

そもそも安政の大獄が本来の大名への謹慎処分でなく、松陰を罰するための場として描かれ、薩摩や水戸との絡みがなく、水戸浪士が井伊を襲うという展開に持ち込めないため、桜田門外の変だけは省略という展開になってしまったわけです。しかし井伊が彦根藩上屋敷で夫人と会話をし、正に屋敷を出て行かんとするシーンが流れたわけですから、視聴者の多くは、いよいよこれから桜田門外の変かとわくわくしたことでしょう。私もそうでした。このような展開にするのであれば、井伊直弼は、人物のアウトラインだけを描いて済ませるという方法もあったはずです。

たとえば『真田丸』も信繁目線で描かれているため、本能寺の変などはかなり省略されていました。しかし、それ以前に信長の登場シーンがきわめて少なかったわけで、その分信濃の情勢はかなり時間をかけて描かれているわけですから、それはそれで説得力があるのです。清須(洲)会議しかりです。しかし『花燃ゆ』では、井伊直弼の末路となる桜田門外の変が描かれない割に、この人物による威圧面接紛いの尋問がやたらに描かれたというのは、やはりアンバランスといわざるを得ないのです。また長州の情勢が、ダークサイドも含めてきちんと描かれていたかというと、残念ながらそうではありませんでした。こういう部分が、大河としてはまずかったなと思います。

長州もディープに描けばかなり面白いのです。『花神』のダイジェストが、『花燃ゆ』本編よりも、よほど幕末の長州の何たるかを窺い知ることができるというのは以前にも書いています。文(美和)の回想で、その当時の長州の勢力争いを描くという方法もあったはずです-ちょうど今『真田丸』で国衆同士の軋轢とか、あるいはどの大名につくべきかで、あれこれ策をめぐらしているような感じです。やはりこういう部分が随所にあり、それがどのように集大成されるかによって、大河としての旨味は出てくるものでしょう。

ところで『真田丸』第8回「調略」では、海津城の百日紅が登場します。その前にも諏訪の法華寺で、桜が咲いているシーンがありましたが、この辺りの季節感の採り入れ方はうまいなと思います。なぜ『花燃ゆ』はタイトルに「花」があるのに、花による季節感があまり出せなかったのでしょうか。確かに文(美和)が花を活けているシーン、藩主夫人都美姫の背後に、なぜかいつもヒマワリがあるシーンを始め、反乱などの場面で象徴的に花が使われるというのはありました。また、高杉晋作逝去時に季節外れと思われる桜が咲いていたりもしましたが、何かスポット的で、花による季節感を出すことで、ドラマの中の時間の経過をわからせるという演出があまりなかったようです。

今回の『真田丸』は特に男性中心、策略中心ということもありますが、これを観ることにより、『花燃ゆ』に何が足りなかったのかが見えて来るというのも事実で、その意味でも目が離せない作品です。今後『真田丸』の展開が進むにつれて、またこれに類するテーマで書くかもしれません。

ところで『花燃ゆ』で久坂玄瑞を演じた東出昌大さんは、司馬遼太郎氏の作品のファンだそうで、今年の「奈の花忌」シンポにもパネリストとして参加しています。好きな作品のトップが、河合継之助を描いた『峠』とは渋い。この次に大河に出演する時は、男たちの思惑が渦巻く作品であってほしいです。

司馬さん没後20年で「菜の花忌シンポ」(産経ニュース)

【BOOKセレクト】東出昌大が心打たれた「司馬遼太郎作品」…12日で没後20年
(スポーツ報知)
シナモン珈琲
[ 2016/03/11 02:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『応天の門』道真、明石にて水脈を見る事

前回兄の死の秘密を知り、得業生試を目前にして家出をした道真ですが、一体どこに行こうとしているのでしょうか。

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道真はまず昭姫の元へ行き、どこか遠い所へ行きたいから、船に乗せてくれと頼む。いきなり唐などへは無理ですよと答える昭姫に、とにかく遠くへと頼み込んだため、昭姫はこう口にする。
「どこか遠い国へ行って別の人間になれるものであれば、それは楽なことでございましょうねえ」
結局昭姫は明石行きの船に乗せてくれ、店の男をつけてくれる。しかしひどい船酔いに苦しみ、それでも後へは戻れないと言って、明石に着くが、船酔いで弱っていたためその場にくずおれてしまう。

その後道真は、ある郷司の家で意識を取り戻した。その郷士の妻キヨに粥を勧められるが、彼女の所作や言葉が上品なことから、京の貴族の家で働いていたのではないかと見抜く。キヨは実は、京でとある公達に言い寄られたものの、結局は遊ばれていたことがわかり、いたたまれなくなって京を出て行ったのだった。そこへ夫の郷司常丸が帰宅する。この周辺の井戸が涸れ、作物が育たなくなったため、村人たちはしきたり通りに、6歳未満の女児を人柱として立てることを要請した。その6歳未満の女児に該当するのは、その集落では常丸とキヨの子のハツしかいなかった。

道真を家に運んでくれたのもこの常丸だった。道真は人柱などはやめて、新しく水脈を探そうと提案する。翌日常丸は道真を、京で学問を積んでいて、手助けをしてくれると村人に紹介するが、なかなか受け入れてもらえない。道真は植物の生え方を見て、ある地点を掘り始める。すると、水が出なかった時の自分の運命を悟っているのか、ハツもその場の土を掘り始めた。村人が総出で掘り進める中、道真はなぜ自分を信用したのか、自分の娘の人生まで賭けたりしていいのかを常丸に問う。

常丸は答える。もし出なかったら、まず道真を人柱にすると。道真は瞬間驚くが、常丸は、村人であっても水脈の探し方などわからない、でもあなたは知っていたから賭けてみたのだと続ける。人柱を口にする点に道真は合点が行かなかったが、常丸は、自分が覚悟を見せる必要もあると答える。やがて水、それも真水が出て新しい井戸ができた。まるで神通力だと騒ぐ村人に、道真は学問的な探し方を教えようとするが、村人が怪訝な表情を見せるため、ただ運がよかったのだと言い直す。

そこへひょっこり在原業平が現れる。この時期の明石はいいと言う業平に、道真は父からいわれたのかと問う。業平はそのようなことはないと言い、白梅が心配していたとも話す。そして学問をしても、誰も聞いてくれなければ意味がないこと、人を動かすには責任が問われ、判断が誤っていては人死にを招くことなどを業平に話す。言葉の端々から、道真が藤原氏に不満を抱いているのを感じた業平は、藤原が憎いかと訊くが、道真は、今の自分は文章生で何もできないことが憎いと言う。

ここで井戸掘りをしてはどうかと言う業平に、道真は潮風でかぶれるから、次の船で帰ると答える。そこへキヨがハツを連れてやって来た。実はキヨ、女房時代の清川に言い寄った公達は業平だった。かつては恨みもしたが、今は幸せに暮らしていること、そして、あの当時の公達の面影に憧れ続けていることを聞かされ、業平はどぎまぎする。そして道真は業平に訊く。
「で、あなた何しに来たんでしたっけ」
その頃京の菅原家では、新たな椿事が持ち上がっていた。

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昭姫が暗にほのめかした己の理想の限度、学問をしても耳を貸してくれないと無意味なこと、そして、人を治めることの難しさを、家出をしたことで身を持って実感し、村人に学問を説こうとして途中でやめる辺り、ちょっと成長したなとも思える道真です。しかし一方でいささか空気の読めない?発言を業平にぶつけるのは相変わらずで、しかも今回やって来た珍客には、今後振り回されそうな感じです。


[ 2016/03/10 00:20 ] 応天の門 | TB(-) | CM(0)

2016スーパーラグビー第2節結果と第3節

今週末、サンウルブズはシンガポールでチーターズと対戦です。といいますか、前節は試合が休みだったのに、今回などと書いてしまいすみません。訂正しています。第3節の放送予定は以下の通りです。土曜日に4試合で、全部観ると延々9時間近く観ることになります。

今週のラグビー放送予定 (J SPORTS)

日本代表選手所属チームのNZ勢は、2位から4位につけています。無論これは、元々のチームの地力のせいもありますが、その一方で豪州勢があまりよくないのが残念。しかし2月に始まって、夏まで続くリーグ戦ですので、途中何があっても不思議ではないわけです。無論好調なチームが、そのまま決勝トーナメントまで行くことが多いのですが、負けても着実にボーナスポイントを取っていると、黒星が多くても1位となることもあります。
[ 2016/03/10 00:20 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)
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まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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