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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  2016年01月

真田丸-2

さて、第2回「決断」 です。第1回が「船出」、次回が「策略」ですから、この大河ではサブタイトルは漢字二文字のようです。さて、いよいよ追い詰められた武田勝頼と、岩櫃城へ向かう昌幸の家族たち。その彼らを武装した農民たちが襲い、兄弟は母山手殿の反物をばらまいて時間稼ぎをします。しかし慣れない山道で一行はかなりの苦難を強いられ、最終的には怪しまれないように農民に扮装します。そこへ小山田八左衛門の一行がやって来て、一行を岩櫃城まで案内することになります。

一方で父の昌幸は、勝頼一行が岩殿城へ向かい、しかも娘の松が武田の人質を解放されたことから、何かあると感じ取っていました。その勝頼は甲斐の田野村に潜伏していましたが、いよいよ織田が攻めてくることになり、木賊山で父信玄に詫びて自刃します。享年37でした。そして焼け落ちた新府城にやって来たのは、徳川家康と家臣の本多正信でした。焼け跡の香炉をつかんでやけどをしてしまい、大騒ぎをする家康。かつての武田の家臣である穴山梅雪は、その家康に味方することになりますが、家康はこの人物をあまりよく思っていませんでした。

一方小山田信茂と茂誠は笹子峠にいて、勝頼を織田に引き渡すかどうか迷いますが、流石に信茂もそれはためらわれました。そして織田信長の子である信忠が甲斐に入り、信茂は臣従を誓いますが、織田としてはこのような恩知らずを受け入れるわけには行かないと、信茂の首をはねるべく連れ去ってしまいます。その本陣である甲斐善光寺には、勝頼の首が置かれていました。

さて真田家の方ですが、兄弟や女性たちは八左衛門に謀られてしまいます。相手の兵に囲まれて、もはやこれまでと思ったその時、八左衛門の腕を矢が射抜きます。矢を放ったのは、その場に駆けつけた父昌幸の兵でした。こうして一同は無事に岩櫃城入りしますが、ここで昌幸は、息子たちを前に、北条につくべきか上杉につくべきかを尋ねます。考え込む2人に、昌幸はいいます。
「わしは決めた、織田につく」

しかし織田につくことを決めたのはいいのですが、その後ほどなくして本能寺の変が起き、真田一族はまたも岐路に立つことになります。ところでコメディ的描写の多い三谷さんの脚本ですが、今回は農民になるため顔に泥を塗りまくるシーンまで登場します。そこまでしなくてもという気もしますが、とにかく顔を見られては大変という気持だったのでしょう。
泥を塗りまくるといえば、『炎の英雄シャープ』で、前線に高齢の兵ばかり送られてくるから、不正が行われていないかどうか探りに行けといわれたシャープと、軍曹のハーパーが新兵を装って本国の陸軍本部に潜り込むのですが、その時本人たちであることを悟られないために、泥を塗りたくるシーンがあります。また、一族を謀った八左衛門の兵が、なぜか母上(山手殿)や、婆様のとりにしがみついて倒れるのはちょっと苦笑物でした。昔のバスター・キートンの喜劇でしたか、ああいうのがありましたね。
[ 2016/01/18 01:15 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

真田丸に見るシャーロックホームズ

以前、『真田丸』のホムワト的な要素もチェックできればといったことを書いていましたが、第1回「船出」で、早くもそれらしき部分がちらほらとありましてので、ここにあげておきます。大体において作家や脚本家など、文章を書く人にはその人なりの表記方法、あるいはクセのようなものがありますので、あるいは三谷さんが執筆するうえにおいて多用する表現が、大河と人形劇の似たような状況で出て来たものであるとも思われます。

「興味なし!」
新府の屋敷に戻って来た真田昌幸が、長男信幸から、信繁が黙って物見に行ったこと、しかし徳川方の情勢を知る手がかりを得たことを話していたところ、とうに新府を捨てる覚悟でいた昌幸がこのように吐き捨てます。これはパペットホームズでは、ワトソンに女の子の話を振られたホームズがよく使う表現です。でもホームズも、アドラー先生にはいささか興味ありかと。

「源次郎様あるところ三十郎ありです」
矢沢三十郎が信繁にこう言うシーンが登場しますが、パペットホームズ『失礼な似顔絵の冒険』で、ミルヴァートン先生の部屋に潜入するのが嫌なら、行かなくてもいいんだぞとホームズに言われたワトソンが、「ホームズ行くところワトソンありだ」と強調するシーンがありますね。ちなみに『古畑中学生』にも登場します。

「武田の滅亡がちっとも嬉しゅうないのはなぜだ」
これは今後の展開の中で、徳川家康が口にするセリフですが、べインズが登場する『生真面目な証人の冒険』の終盤で、ベインズにほめられたホームズが「ちっとも嬉しくないのはなぜだ」と口にするシーンを思わせます。ここではワトソンの、「陸上競技をしている友達によれば、1人で走るより2人で走った方が記録が伸びる」というたとえも登場します。つまりホームズに取って、べインズというライバルはいい存在かもしれないということです。

しかし女性たちも含めた家族の前では「武田は滅びません」と言っていた父昌幸が、その直後、2人の息子の前では「武田は滅びる」と言ったり、富士山や浅間山が噴火しない限り大丈夫と口にしたそばから、浅間山が噴火してしまい、信繁が「火山ですから噴火もしますよ」と言ってみたり、いささかコント展開と思われるところもありますが、でも結構それが面白くもあります。適度に入れるのであれば、重苦しい雰囲気になるのを和らげているともいえるでしょう。

ホットココア
[ 2016/01/17 01:50 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

『応天の門』鏡売るものぐるいの事一

 久々に『応天の門』です。前回、菅原道真は藤原高子から「兄君はいるの?」と訊かれて「おりません」と答えます。しかし道真は、子供の頃兄に可愛がってもらっていたことを記憶に留めていました。なぜ嘘をついたのでしょうか。

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高子の屋敷での物の怪払いから戻った国経たちは体を清めていた。そこにやって来た基経は、兄たちから道真が高子の屋敷に来ていたことを知る。基経は、菅原是善にまだ息子がいたことを知り、是善の弟子にそのことで問いただすが、返って来た答えは、まだ出仕もかなわぬ文章生ゆえ、心配は無用とのことだった。

そんな折、在原業平が鷹を連れて菅原邸に現れる。道真を別荘に誘い、犬もいるので狩りをしないかと持ちかける業平。しかしその時、父是善は狩りはならぬと声を荒げる。怪訝そうな顔の業平に、慌ててその場を取り繕う是善。しかし道真の夢には、優しい兄からなぜか邪険にされた幼い日の記憶が現れる。

翌日大学寮に出た道真は、荷物を持った奇妙な男とすれ違う。さほど強くぶつかってもいないのに、あたかも体当たりされたようにうめく汚い身なりのその男は、何か酔っぱらっているようでもあった。そこに紀長谷雄がやって来る。高級そうな鏡を覗きこむ長谷雄に、どこで手に入れたのか尋ねる道真。それは、さっきの汚い身なりの男から手に入れたものだった。その男は石川殿の下男で、加持丸という名前であった。

道真はその鏡に何か引っかかるものがあった。品定めをしてもらおうと、昭姫のもとを訪ねて、唐の物かと訊いてみたところ、昭姫は唐ではなく晋の時代の物だという。しかもそれは交易品ではなく、貴人の墓地に共に埋葬された物だった。祟られるのではと顔色を変える長谷雄。一方道真は、このような盗品が、しかも石川殿の下男である加持丸に売りさばかれていることが露見すれば、国交と遣唐使に影響が出るのではと懸念する。

その後道真と長谷雄は師の橘広相と出会う。何でも口から泡を吹いた男が、八省院の書倉に鍵をかけて立て篭もっているらしい。師の話では、石川殿の下男加持丸だという。やはり祟りだと慌てふためく長谷雄、しかし道真には何か思い当たることがあるようだった。

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長谷雄の鏡がもとで、またも事件に首を突っ込むことになる道真です。石川殿の下男、加持丸という怪しげな男が、盗品を売りさばいていたことを怪しむわけですが、あるいはその加持丸と、記憶の中にある兄とは何か関係があるのでしょうか。

ところで在原業平は、実際にも鷹使いの名手であったといわれています。実際、古代の天皇には鷹狩を好まれた方も多く、嵯峨天皇編纂の鷹狩指南書(新修鷹経)まであるほどです。元々この鷹狩はアジアが発祥で、その後ヨーロッパに伝わったとされています。
[ 2016/01/17 01:10 ] 応天の門 | TB(-) | CM(0)

真田丸サイト「閑話休題」高木渉さんインタビュー

今日も『真田丸』です。といいますか、公式サイトの高木渉さんのインタビュー記事のご紹介です。

特集 閑話休題 別冊!インタビュー  ~小山田茂誠役 高木渉さん~

確かに間違いなく高木さんです(笑)。
ちなみに今回の出演は、やはりというか昨日の記事で触れた、吉川邦夫プロデューサーからのオファーだったようです。パペットホームズが取り持つ縁で出演が決まったとのことで、あのワトソンの声の演技もかなり大きかったのではないかと思います。ちなみにツイッター情報によると、パペットホームズは今年中の再放送、あるいは新作放送は予定が無いとのことです。パペットの展示なども現段階では未定のようです。今年は大河でワトソン、もとい小山田茂誠を楽しむことになりそうです。

大河好きのお父様が喜んでくださったというのは、ご本人も嬉しかったでしょうね。しかし第1回の放送、上田でパブリックビューイングが行われていて、しかもサプライズゲストだったとは初耳でした。高木さんは『新・三銃士』でも『シャーロックホームズ』でも、結構興味深いコメントがあるので、それも追々『真田丸』絡みで紹介できたらなと思います。

飲み物-コーヒー
[ 2016/01/16 00:20 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

真田丸あれこれ

すみません、今回もまた『真田丸』です。昨年のように「本編」「続き(本編の補充)」そして「番外編」のようにするべきか思案中ですが、今回は恐らく、昨年よりも書くことがあるのではないかと思われるため、とりあえず今は番外編を設けていません。しかし、大河ブログみたいになりつつありますね…。パペホもまた早い時期に第2シリーズをやってほしいです。三谷さん、よろしくお願いいたします。

まず初回のあらすじで、一部ミスというか思い違いがあったことをお詫びしておきます。今は修正済みです。さて、視聴率が初回は関東で19.9パーセント、関西で20.1パーセントだったとの由。『花燃ゆ』はいうにおよばず、『軍師官兵衛』よりも高くなっています。尤も制作サイドとしては、さほど数字にはこだわらず、自分たちのやりたいことをやるという方針のようですから、私としては、15パーセントから20パーセントの間であればいいのではないかと思っています。これもある意味、『花燃ゆ』が数字を気にして方針変更をした、それが反面教師の役割を果たしているのかもしれませんが。

それからOPを見ているとわかりますが、制作クレジットが屋敷陽太郎氏、そして吉川邦夫氏になっています。この吉川氏はパペットホームズのディレクターで、私が結構好きなエピソード『愉快な四人組の冒険』の演出担当です。というか『新選組!』のディレクターですね。パペホのメモリアルブックでの、紀平プロデューサーとの対談のプロフにも「2016年の三谷さん脚本の『真田丸』では制作統括・演出を務める」とあり、あの「愉快な四人組」のディレクターが制作にかかわるのなら、これは期待できるとというのも、『真田丸』が待ち遠しく感じられた一因であるともいえます。

そしてOPテーマ、よく聞くと尺八が使われています。最初琵琶かなと思ったのですが尺八でした。オーケストラとの和楽器とのコラボは、テーマ、劇伴を問わず珍しくはなくなって来ていますし、パペホでもべインズの登場シーンとか、ミルヴァートン先生の部屋の場面に登場しています。それから今回は公式サイトに英語版が登場しています。多少手間とコストはかかるかもしれませんが、海外に紹介するにはやはり便利です。

そしてツイッターの公式アカウント、なぜか「高木渉ですこんばんは」などというハッシュタグがあります。PRの皆さん、結構遊んでいませんか?(笑)あとインスタグラム(サイトからリンクあり)にも高木さんの画像がありましたね。何だか高木さんが主役のようです。尤も小山田茂誠は準主役というべきかもしれませんが。
飲み物-赤ワイン 
[ 2016/01/15 01:21 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

真田丸のOP

このところどうも『真田丸』づいているようです。ビートン校関連でもアップしようかと考えているのが、あるにはあるのですが…。ところで今日は、ホームズにも関連のあるものの話題です。それは何か?答えはバイオリンです。

この『真田丸』のOPのテーマは、バイオリン中心になっています。演奏は三浦文彰さんで、番組公式サイトによれば、高揚感と同時に土着のイメージ(泥臭さ?)といったものを感じさせる楽器が、バイオリンだからということのようです。恐らくは1丁で様々な音を出せるため、1人の登場人物の様々なシチュエーションを描き分けるにふさわしいということなのでしょう。あと「オーケストラとソロが相対する」というのが、対位法を学んだこの方らしいです。

インタビュー 音楽 服部隆之さん (番組公式サイト) 

このバイオリンソロは、ジェレミー・ブレット主演の、『シャーロック・ホームズの冒険』の冒頭部分をを彷彿とさせます。あと雰囲気は違いますが、ITVの『ミス・マープル』のエンディングテーマもストリングス中心でした。

このOPは『花燃ゆ』に比べると暗く重めで、それゆえ現時点では、違和感を覚える人もいるのではないかと思います-私は結構、これ好きなのですが、他の戦国物と比べた場合、『風林火山』のような乗りのよさがあまりないのは事実です。しかし、これは服部さんのコメントにもあるように、バイオリンにこだわったこともありますし、そして、戦国時代だけで終わらないことも一因かと思われます。

『真田丸』は戦国時代の合戦だけでは終わらず、むしろ信長横死後あたりからが真田の正念場となるわけで、その後の父子の生きざまを表現する上で、ああいった雰囲気にならざるをえないのかなとも思います。ですからタイトルバックの城や壁の重厚さも納得できるのですが、そこにCGがいきなり入ってくるのにやや唐突な印象があります。無論、これも『真田丸』が日常化するにつれて慣れて行くのでしょう。大河は最初の一月ほどは、どうしても前作と比較しがちですし、特に今回の場合、前作のOPだけは確かにインパクトがありましたから。

飲み物-カフェオレ 
[ 2016/01/13 00:43 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

真田丸-1 続き 武田勝頼と真田昌幸

この大河に登場する武田勝頼は、武田家の当主ではありますが、正室三条夫人の子供ではなく、側室であり、諏訪頼重の娘である諏訪御料人の子です。この諏訪御料人の本名は知られていませんが、『風林火山』では由布姫、『武田信玄』では湖衣姫となっています。元々勝頼の「勝」は、父信玄の幼名勝千代から、「頼」は諏訪家に代々伝わる文字であり、諏訪家を継ぐべき人物で、また高遠の城主でもありました。しかし信玄と三条夫人の子で、勝頼から見れば異母兄となる義信は、信玄暗殺に加担したとされ、一部の家臣は処罰されて、義信自身は幽閉されて間もなく亡くなります。このような経緯から、勝頼が武田家の嫡子となって家督を継ぐに至るわけです。

しかし父信玄の死後、織田と徳川が勢いづき、武田を攻撃するようになります。無論勝頼も彼らを相手によく戦いますが、長篠の合戦で多くの家臣や兵を失ったことで、その後の武田家の命運がほぼ決定づけられます。その後も北条氏との同盟強化を行うものの、上杉謙信亡き後の後継者争いの和睦をし、景勝が後継者となったことで、北条氏との関係が悪化します。後継者争いにおいて、景勝のライバルであった景虎は、北条氏出身だったからです。その後北条氏を敵に回すこととなる一方で、新拠点を作るべく新府城の着工を行います。そして勝頼は高天神城の戦いで敗北し、これによって家臣の間に不協和音が生まれると同時に、信長の工作によって朝敵認定されます。信長はこれで、武田氏壊滅の大義名分を得たわけです。

一方真田昌幸ですが、真田幸隆と夫人(恭雲院、『真田丸』では本名がとり、『風林火山』では忍芽)の三男として生まれ、武田家に近習として仕えていました。無論これには人質としての意味もありました。『風林火山』では、幸隆が三男の源五郎を近習にしたと勘助に話す場面があります-ちなみに『風林火山』では、よく勘助が真田幸隆や相木市兵衛と酒を酌み交わす場面が登場します。その源五郎昌幸は、三男であったため、元々家督を継ぐ予定はありませんでした。しかし2人の兄が長篠の戦いで戦死したことから、真田家に戻って当主となりました。そして様々な軍功を立て、1580年、天正8年には安房守の官位を賜っています。

そして織田の攻撃と共に、勝頼は新府城に火をかけて落ち延びるものの、家臣たちの裏切り、寝返りにあい、天目山の戦い後に自刃します。これで甲斐武田氏は滅亡、真田家は信濃の一領主に戻りますが、昌幸は織田につくことを考えていました。しかし織田信長が本能寺で自害し、その後は秀吉と家康が台頭して来ます。また東国の領主たち、特に上杉氏や北条氏との確執から天正壬午の乱、さらに徳川氏との戦いである上田合戦を経て、ようやく豊臣秀吉に臣従します。この時には、上杉に人質として出仕していた信繁を呼び戻し、大坂に向かわせています。

武田氏は武勇に優れた家柄ではありましたが、信長の調略を止めることは不可能でした。また勝頼にも、偉大な父を凌げるかどうかで、かなりのプレッシャーがあったと思われます。朝敵認定というのは、幕末の長州、あるいは徳川家の例にもあるように、討伐されても仕方のない存在となるわけです。恐らく義信が家督を継いでいて、勝頼が諏訪家の当主であったのなら、また違った人生を送っていたでしょう。そして真田昌幸も、兄たちが生きながらえていたら、ここまで有名になることも恐らくはなかったわけで、特に戦国時代というのは、そのような思いがけない運が転がり込む時代でもあったわけです。

飲み物-コーヒーとキャンドル  
[ 2016/01/12 01:05 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

真田丸-1

やっと始まりました『真田丸』。信幸、信繁兄弟が主役ではありますが、何といっても父上の真田昌幸が実に渋くてかっこいい。草刈正雄さんは、若い時に『真田太平記』で信繁(幸村)を演じていますが、今の方がやはりより重厚な雰囲気です。まだ兄弟が十代半ばと若く、その分ちょっと軽い印象があるにはあること、木村佳乃さん演じる姉の松が、かなり現代的な言葉遣いであること、そして今後の真田家がたどるべき道に、家族が口を挟むことなどが多少疑問に感じられますが、見方を変えれば如何にも三谷さん的でもあります。そして、今なお引き合いに出すのも何ですが、『花燃ゆ』に比べたら許容範囲内であるということです。

1582年、天正10年。織田や徳川が勢力を拡大する中で、没落しつつある武田家の当主勝頼は、家臣の小山田信茂や跡部勝資に、織田を討つべく、小山田の城である岩殿城に入ることを勧められます。しかし勝頼は、甲斐を捨てるには忍びないとなかなか聞き入れようとしません。また昌幸は、自らの城である岩櫃城に勝頼を迎え入れようとします。勝頼はその後、人質でもあった昌幸の華族を解放し、小山田の人質である松も真田の元に帰すものの、自らは岩殿城に入ることを選び、真田家は勝頼の岩殿城行きのために、自分の手勢を割いて与えます。

それまで住んでいた新府城に火を掛け、岩殿城に向かった勝頼一行でしたが、離反者が後を絶たず、出発時600人ほどいた一行は、最終的には100人を切るほどになっていました。そして、小山田も結局勝頼を裏切り、織田方につくことになります。もはや四面楚歌の状態となった勝頼は、戻るべき城もなく落ちのびて行きます。その一方で、真田家の一行は農民に変装し、様々な苦難と出くわしつつも、岩櫃城を目指して行きます。

そしてOPですが、これは前半がロゴと4種類の壁、後半がCGによる真田の赤備えの軍勢となっています。テーマはバイオリンとブラスが中心のようで、昨年のOP(これだけはよかったのです)に比べるとやや重めです。戦国物にあるアップテンポな雰囲気というより、真田の知略をイメージしているかのようです。また、第1回だからなのかどうか知りませんが、アバン、OPの前の導入部分が無く、本編の一部がOPに挟み込まれるようになっています。

まだ若い兄弟や女性が出て来るところでは、それなりにコミカルというかちょっと現代的ではありますが、昌幸や武田の家臣たちの登場場面は流石にこれぞ大河で、重々しい雰囲気です。昨年はあまりこういうシーンがありませんでしたね。それから高木渉さんが結構よかったです。小山田茂誠は最後の方まで出て来ますから、この人を主軸にして観るのもよさそうです。第1回を観て、全巻観返したはずの『風林火山』をまた観たくなりました。作品は違えど、一応真田三代を見られますので。ただ、『風林火山』は第四次川中島の合戦で終わっていて、『真田丸』は1582年からのスタートです。10年間のブランクがあり、また武田家の運命を決定づけた長篠の戦いがこの2つには出て来ませんので、それは他の大河で補填することになりそうです。

それから『真田丸』は『花燃ゆ』と違って、一発変換できるのもありがたいです。

飲み物-ドリップコーヒー
[ 2016/01/11 01:25 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

海難1890

映画『海難1890』についてのあらすじと感想です。 

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1889年(明治22年)、医師の田村は、和歌山県の紀伊大島樫野、現在の串本町で地元の漁民たちの診療を無料で請け負っていた。田村にはハルという助手がいたが、このハルは婚約者を海で亡くし、その後口が利けなくなっていた。一方、日本の遥か西にあるオスマン・トルコ帝国では、親善使節団が軍艦エルトゥールル号で、日本へと向かっていた。一行の目的は、明治天皇への表敬訪問だった。海軍将校のムスタファは、身重の妻と元提督の父に別れを告げて日本へ向かう。

エルトゥールル号は到着がかなり遅れたが、それでも無事公式行事をすませた。しかし折悪しくコレラ患者が出たため足止めを余儀なくされ、その間に水兵たちに甲板で気晴らしと鍛錬を兼ねてレスリングをさせ、兵曹のペギールと親しくなる。一行が帰国の途についたのは1890年(明治23年)9月のことだった。その頃接近していた台風のために、蒸気帆船であったエルトゥールル号はマストを折り、ついに石炭も焚けなくなって、樫野崎沖で座礁する。その大きな物音に、漁を早じまいして遊郭で遊んでいた漁師たち、遊女たちは何事かと驚く。

岸壁にたどり着いた男たちが見たものは、難破した船と流れ着いた大勢の乗員たちだった。皆は手分けして彼らを寺へと運び、田村は治療を施した。意識を失っていたムスタファも寺に搬送される。心停止状態にあったムスタファを前に戸惑う女たち。田村はハルに、心臓マッサージをするように命じ、ハルは一旦は躊躇したものの、ムスタファを蘇生させる。

その後救出された者たちに、村人は自分たちの乏しい食物を分け与える。しかし生き残った者は69人であるのに対し、死者や行方不明者は500人以上という大惨事だった。ムスタファは自分が生き残ったことに罪悪感を覚える。その後、田村の知己である海軍軍人藤本の働きもあり、生存者の多くはその後神戸の病院に移送されたが、ムスタファたち数名は遺留品のチェックのためにしばらく樫野にとどまった。その頃、金貨やサーベルが無くなっているという話を部下から聞き、ムスタファは村人が金目当てで持ち去ったのだと決めつける。

自分が生き残ったことに加え、村人がこのような行為をしたことに憤るムスタファ。しかし田村は、ムスタファをある場所へ連れて行った。そこでは女たちや子供たちが、金貨やサーベルを洗ってぴかぴかに磨き上げ、また破れた衣服を洗濯して繕っていた。そして男たちは、大事な漁を休んで船を出し、遺体や遺留品を探していた。その姿にムスタファは声もなかった。

その後ムスタファも樫野を去る日がやって来た。皆の見送りを受けながら、船に乗り込むムスタファ。その後帰国して、妻と2人で自分の子供を見守るムスタファに、こちらも村人に子供が生まれて祝賀気分に浸る樫野の様子がオーバーラップする。そしてこの事件は、過去のものとなって行った。

それから95年後の1985年、イラン・イラク戦争の最中のテヘランはロケット弾による空襲が激しくなり、在留日本人の帰国が始まっていたが、日本航空は安全が確保できないという理由で派遣を渋り、また当時は自衛隊機の海外派遣ができず、国会承認が下りなかった。テヘランの日本人学校の教師である春海は、ひょんなことからトルコ大使館員のムラトと知り合う。子供たちを日本に返そうとしている中、ムラトの車で日本大使館に行き、救援機をトルコに要請してくれと頼む春海。

トルコ側の許可は下りたが、問題は空港で自国の救援機を待っているテヘラン在留トルコ人に、このことをどう納得してもらうかだった。結局ムラトが彼らに呼びかけ、日本人を飛行機に乗せてあげてくれと頼み、このエルトゥールル号の話を持ち出した。当初は渋っていたトルコ人たちも、結局は日本人を優先し、高齢者や子供のみを救援機で帰国させて、政府が安全を保障している陸路で帰国することになった。

そして自分も飛行機に乗ろうとする春海に、ムラトは言う。
「どこかで君に会ったような気がする」
「私も」

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田村の役は内野聖陽さんです。そして、この最後の部分でおわかりかなと思いますが、春海とムラトは、ハルそしてムスタファと同じ俳優さんが演じています。春海とハルは怱那汐里さん、ムラトとムスタファは、トルコ人俳優のケナン・エジェさんです。この映画は日本とトルコの合作で、エルトゥールル号遭難から125年を経て制作に至りました。なお、映画の最後の部分で、トルコ大統領の挨拶が流れます。

この遭難事件はもちろん実話です。クレジットの終わりの方に、串本にある遭難記念碑の掃除をしている小学生が、何人か登場します。また、かつて柏崎市には、トルコ共和国の初代大統領のケマル・パシャの騎馬像がありましたが、その像も今はこちらに映されています。映画とは多少違いますが、この事件とその後のトルコをAAで表現したサイトがありますので、リンクを貼っておきます。(フォントはMSゴシック推奨)また、自衛隊機を飛ばせられなかったのは野党の猛反対があったためで、その後これへの反省から海外派遣法が施行されました。
http://tana.pekori.to/tear/log/0412.html
ところでこの映画の脚本は、『花燃ゆ』群馬編の担当でもある小松江里子さんですが、はっきり言ってこちらの方がずっといいです。特に紀伊大島樫野の描写はいい。ただ、1985年のテヘランで、日本人学校の教師の春海が、自分で大使館に行って便宜を図ろうとする姿にはちょっと違和感がありました。ハルとムスタファをだぶらせる意味もあったのでしょうが、あの場合はやはり彼女でなく、日本人学校の校長先生なりが頭を下げるべきだったでしょう。ちょっとその辺りが『花燃ゆ』的でしたね。

それから中東らしく、涙壺と思しきものが登場します。これは夫が不在の間、妻があなたを想ってこれだけ泣きましたと、涙をためておく容器のことで、クラシックなデザインのものもありますが、この映画では普通のガラス容器といった感じです。1982年の、古道具屋を舞台にした映画『時代屋の女房』には、アンティークな感じの涙壺が登場します。
[ 2016/01/10 22:46 ] 映画 | TB(-) | CM(0)

シャーロッキアン度検定問題集

先日の記事で触れていた「シャーロッキアン度検定問題集」の問題を、こちらに転載しておきます。腕に覚えありと思われる方は、是非挑戦を。

W・S・ベアリング=グールド著、小林司・東山あかね訳『シャーロック・ホームズ ガス燈に浮かぶその生涯』河出文庫より
1.次の色の名を含んでいる事件の題名は何でしょうか。 
  黒、赤、赤、緋、白、白、緑、黄、青。
2.次の数詞を含んでいる事件の題名は何でしょうか。 
  二、二、三、三、三、四、五、六。
3.犬が出て来る事件名を三つあげてください。 
4.モリアーティ教授の名が出てくる事件を三つあげてください。
5.ホームズが次のものに変装した事件名は何でしょうか。  
  a. 牧師 b. 浮浪者  c. 鉛管工  d. 水夫  e. 古本屋の老人  f. 老婆  g. 馬丁 
  h. アヘン窟の老人  i. 船長   j. 老ばくち打ち
6.ベイカー街遊撃隊の少年たちが活躍した事件名を三つあげてください。
7.ホームズが犯人を見逃がしてやった事件名を五つあげてください。
8.ホームズが暗号文を解読した事件を四つあげてください。
9.次の動物が出て来る事件は何でしょうか。
   a. 馬 b. マングース c. コブラ d. ライオン e. クラゲ f. ヘビ 
   g. ブルドッグ  h. クモ i. 鵞鳥 j. サル k. ネコ l. 山シギ m.キジ
10.自転車の出て来る事件名を四つあげてください。
11.指輪が重要な役割を果たしている事件を二つあげてください。
12.次の乗物の出てくる事件名は何でしょうか。
         a. 地下鉄 b. 潜水艦 c. 帆船 d. 自動車
13.ヴァイオリンが描かれている事件を三つ以上あげてください。
14.ホームズが電話を使った事件は何でしょうか。
15.事件の中に電燈が現れているのは何でしょうか。
16.ホームズが手がけた事件のうち、依頼人が殺されてしまったものを二つあげてください。
17.ホームズが何らかの失敗をした事件を六つあげてください。
18.犯罪と直接には関係のない物語を七つあげてください。
19.結婚式の出て来る主な事件を四つあげてください。
20.ホームズが自宅から一歩も外へ出ないで解決した事件を三つあげてください。
21.シャーロック・ホームズとワトスンの生活と性格の特徴をあげてください。

回答は1週間後をめどに発表予定です。

飲み物-お洒落なランプとウイスキーグラス 
[ 2016/01/10 01:30 ] シャーロック・ホームズ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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