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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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『舞いあがれ!』第18週「親子の心」第4話&第5話

遅くなりました。第18週第4話(第85回)と第5話(第86回)です。


第85回
祥子から舞に、「ヤング釣りフェスタ」のチラシが同封された手紙が来る。いつか相談を受けた釣り教室だった。舞は祥子から電話で、若いもんにウケそうかと訊かれて、バッチリちゃうと答える。一方祥子は、舞が飛行機の部品を作っていることを知る。お父ちゃんの夢まであと一歩と言う舞に、無理せんでぎばっとぞぉと祥子。そして品質試験の結果報告の日となり、荒金がIWAKURAにやって来る。

舞とめぐみ、そして笠巻と結城は結果報告に立ち会う。品質は朝霧工業のと比べても遜色ないが、本発注は朝霧工業に頼むと荒金。設備と資格が不十分だからかと尋ねる舞に荒金は、すぐに量産態勢に入るからと答える。めぐみは、このような機会を頂戴しただけでも光栄だと言い、浩太の夢であったことを話すと、荒金は懐かしいと言い出す。実は荒金は新人の頃浩太の世話になっており、オール日本製の飛行機を作ると夢を語り合っていた。

そのため荒金は、浩太が会社を辞めて工場を継ぐのが信じられなかったが、奥様とお嬢さんにお会いして、あの時の夢がここに残っているのが嬉しかったと言う。また、航空業界の市場は今後も需要が拡大するので、力になりたいと言ってくれる。IWAKURAの旗印のもと、東大阪のいくつかの会社がタッグを組むなら、そう遠い話ではないとの荒金の言葉に、めぐみはかつて自動車業界参入のために工場を拡大させ、その後リーマンショックで社員をリストラし、浩太も心労で世を去ったことに触れる。

夢のある話にはリスクもある、今の自分はそれに挑む勇気はなく、何とか今の形を守って行くのが精いっぱいであり、IWAKURAが航空機部品に特化することは、この先もないと言い切るめぐみ。その夜舞は仏壇にボルトを供え、お父ちゃんが夢見た航空機部品やでと言う。そしてめぐみには、お母ちゃんも同じ夢見てるもんやと思ってたと言うが、めぐみは見てたよと答える。

この4年でIWAKURAが何とか軌道に乗り、次に目指すのは浩太の夢だと思っていたが、今回のチャレンジでその大変さがわかったこと、またそれだけではなく、自分がこの先会社をどうして行きたいか、考え直すきっかけにもなったと言うめぐみ。相談せんと勝手に決めてごめんと言うめぐみに、お母ちゃんかっこええ社長さんやわと舞。怒られるかと思ったと笑うめぐみは、舞が一緒に頑張ってくれたよって、これからもよろしゅうにと言い、こちらこそと舞は言う。

お父ちゃん許してくれるやろかと言うめぐみに、舞は「このボルト、よう作ってくれたな。ありがとう」言うてくれてるわと答える。その後デラシネで舞はこのことを話し、父の夢をかなえられなかった舞は、これから何したらええんかと言う。
焦ることないよと貴司。ゆっくり時の流れに任せ、新しいことが見つかるまで待ったらええと言う。その後仕事中に舞の形態の着信音が鳴る。相手は荒金だった。

舞はその後会議室に行き、皆さんに早くお伝えしたくてと、菱崎重工から自動車部品の製造を直々にお願いしたいと言われた旨を伝える。そしてエンジン用ボルトの図面も送られて来た。この素材は硬く、IWAKURAの金型では難しかったが、舞は東大阪の工場を全部回って頼もうと言い、めぐみや笠巻も同行することになる。一方そのめぐみはノーサイドで悠人と会っていた。IWAKURAの権利をおふくろに返そうと思っていると言い出す悠人。

めぐみはオーナーでいて貰いたいと言うが、悠人はこうしといた方がええと言い、サインして送るように言う。しかしめぐみは何があったのかと不安に思っていた。実は悠人は、今月の投資レポート見た投資家から、解約請求が何件も来ており、仲間の高橋から半年で10パーセント以上やられている、こんな上げ相場の中で半年も一人負けしていたら、愛想尽かされて当然と言う高橋。しかし悠人は、勝てる見込みは十分にあると答える。

第86回
ある土曜日。水島と吉田が東大阪を訪れ、舞はデラシネを使わせてくれと貴司に頼む。ノーサイドに連れて行ったら「たまたま」臨時休業で、うめづも町内会の慰安旅行で。こちらも「たまたま」臨時休業だった。自分ち行ったらええやんかと言う貴司に、これまた「たまたま」水道の調子が悪くお茶も出せないのである。2人は無理しなくていいよ、駅前まで行けば何かあると言われるが、結局貴司はデラシネの部屋を提供することに決める。

舞は自分たちと貴司にお茶を入れるが、水島は貴司君と付き合ってるのといきなり尋ねる。生まれた時からずっと幼なじみだと舞。それだけ長かったら恋愛云々じゃないかと吉田。一方舞は、なぜこの2人なのかを尋ねる。水島は、俺がたまたま大阪に用があって来て、たまたま吉田に電話したら、フライトで大阪にいると言われ、大阪なら舞もいるので会いに来たのである。今日はたまたまばっかりだと舞。吉田は副操縦士で、キャプテンにはまだ遠かった。そして矢野(倫子)や中澤ともたまに空港で会うらしい。

水島曰く、柏木は日本に帰っていないらしいが、舞には初耳で、連絡を取っていないのかと訊かれてしまう。別れても仲間なんだから、遠慮なんかしなくていいのにと水島。その水島は実家のスーパーの副店長になっていたが、水島は舞だって航空機用のネジを作っていてすごいとほめるが、舞はうちは航空機の部品はやらない、キャプテンとか店長とかの目標がある2人が羨ましいと言う。しかし舞なら何でもできる、目標なら今の会社の仕事でなくてもいいと貴司は口を挟む。

水島も、舞は俺なんかよりよほど経験も豊富で、吉田もパイロットの資格がなくなるわけじゃないと言う。空も飛べるし部品も作れる、そんな人なかなかいないと水島。そして貴司は。舞の未来はものすごく開けてんねんでと言う。舞は何か元気が出て来た。すると水島は、前向きになれたところで大阪の女の子紹介してよと言う。水島は吉田共々難波に繰り出すつもりでいた。2人とも全然変わってへんかったと言う舞に、ええ人らやな、色んなとこに仲間がおって羨ましいと貴司。

そして舞は何かを思い出したようで、例のチラシを貴司に見せる。釣りフェスタはその翌日に行われることになっており、お客が沢山くるようにと祈る舞。そして五島では魚拓を取ったり、釣った魚を料理したりといったイベントが行われていた。豪のアイデアをほめる信吾に、魚ば釣ってヤングも連れたなんてなと豪。一太も料理を口にし、ばえー、うまかと言うと、来ていた女性からばえーとはどういう意味かと尋ねられる。驚いた時とか、感激した時に使う方言だと一太。

百花というその女性と一太は馬が合うようだった。豪は、一太の運命の出会いかもしれんと背中を押そうとする。一太はガァッパ(河童)の伝説について話すついでに、ガァッパよけだとひょうたんを持って歩いてみせる。祥子はかつて一太が、舞にガァッパよけだと言って、ひょうたんを持って歩く姿を披露していたのを思い出す。しかし一太は調子に乗って、テーブルの上のものを引っくり返してしまうが、百花は特に慌てるようでもなく、一太は心を動かされる。

百花は大阪のデパートで働いており、島のおいしい料理や郷土愛に触れ、大阪で物産展を開かないかと申し出る。五島の魅力を伝える大きなチャンスで、祥子は自分たちもそのことを話し合っていたと百花に話す。このイベントの成功を舞はめぐみに話すが、めぐみは悠人の例の話が気になっていた。その頃悠人は、26億円の損失を一気に取り戻しており、さすがだなと高橋に言われる。

勝てる見込みは十分あるって言ったやろと悠人。しかし高橋は、やばいやり方してないやろなと。いくらお前でも大逆転が過ぎやしないかと言う高橋に、元々有望な会社に目を付けていたこと、問題ないわと高橋。とはいえ、悠人はどこか不安そうだった。そして雪乃は店の準備の最中、TVで悠人にインサイダー取引の疑惑が浮上していると報じているのを見て、勝を呼び、さらにめぐみに知らせようと出て行く。


IWAKURAが試作したボルトは荒金にも評価されますが、量産する必要があるため、自社ですべてできる朝霧工業が請け負うことになります。めぐみも今回の試作で、新しいことに取り組むことのリスクの大変さを知り、かつての自動車製造部品用に工場を大きくした後、リーマンショックで経営難に陥ったことから、もうその轍を踏みたくないと考えたようです。

すると今度は荒金から電話があり、自動車部品をIWAKURAに発注してくれます。これにはIWAKURAの社員も大喜びです。一方五島では、若者を呼び込むための釣りフェスタが行われます。

また舞を水島と吉田が「たまたま」訪れ、舞も2人をノーサイドやうめづに連れて行くも「たまたま」休業で、しかも家の水道の調子が「たまたま」悪く、デラシネに行くことになります。そのデラシネでは、舞たちの話を聞いていた貴司が、航空機部品作りはやらないというのを聞いて、目標なら会社の仕事でなくてもいいと言ってくれます。

その前にデラシネに行った時も、時の流れに任せたらええとアドバイスする辺りが貴司らしいです。しかし貴司も変わっていませんが、水島も変わっていませんね。

もう1人変わっていないのが一太で、本質的な部分は、小学生の頃から変わっていないと言うべきでしょう。その一太は釣りフェスタで会話を交わした百花のことが気に入ったようです。彼女は大阪にいるようですが、東大阪の舞と何か関係を持つようになるのでしょうか。

そして悠人。ここのところ色々な人たちの出会い、別れ、そして諦めなどがある中で、唯一今までとんとん拍子に我が道を歩いていた感がありましたが、急にめぐみにオーナーを戻すと言い出したため、めぐみはそれをひどく気にしていました。さらにその後、彼がインサイダー取引に関わっていたことが報道されてしまい、TVを観ていた雪乃は驚いて知らせに行きます。


飲み物-冬のティータイム
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[ 2023/02/06 00:15 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第18週「親子の心」第3話

第18週第3話(第84回)です。


ノーサイドに八神がやって来て、久留美に謝る。母が勝手にやったと言う八神に、なぜ来なかったのかと尋ねる久留美。父に説得されていたと言う八神の言葉に、八神の父も反対していることを久留美は知る。両親は説得する、久留美ちゃんを愛していると、八神は久留美の手を取って言う。

デラシネには毎日のように北條が来ていた。貴司は舞にお茶を入れようとするが、舞は打ち合わせで疲れたやろと自分でお茶を入れる。しかし貴司は何か悩んでいるようで、出版のことかと舞は尋ね、舞に嘘はつけないと言いつつも、歌集売んのて大変やなって、ちょっと心配になっただけと答える。そして台所を出た貴司は、店先に久留美がいるのを見つける。

久留美は例のノーサイドでの件を話す。結婚は自分たちだけの問題だけではないから、反対されるのはいいが、お父ちゃんのことであんな言われ方されるとはなあと久留美は言い、また父佳晴が土下座したことにも不満だった。あれでは仰る通り、情けない父親ですと認めたようなもんやと久留美は憤るが、どんだけかっこ悪くても、何とか娘に幸せになってほしい親心とちゃうかなと貴司。舞は久留美の肩に手をやる、

一方佳晴は道子とうめづに来ていた。金持ちか何か知らんけど威張り腐って、話聞いてるだけでムカムカすると雪乃。勝は、八神君はええ子やったけどなと言うが、子はええ子でも親はそうとは限れへんねんてと雪乃は返す。佳晴も、圭子が言ったことは真実と認めていた。居酒屋でアルバイトして、ちょっとずつお金ためてんのちゃうのと言う道子に、1年でたった5万やと佳晴。

久留美に取ったら自分は呪いみたいなもん。俺から解放されな久留美は幸せになられへんと言う佳晴に、子供の気持ち勝手に決めつけたらあかんでと勝は忠告し、痛みや苦しみもようわかってくれてるはずやてと雪乃は言う。その時梅うめづに八神が入って来て、佳晴に頭を下げる。そして家に戻った佳晴は寝てしまう。

翌朝いそいそとシャツに袖を通す佳晴を久留美は不思議そうに見るが、佳晴は八神が紹介してくれた会社の面接に行くことになっていた。デスクワークで定時帰りてありがたい仕事やないか、アルバイトで肉体労働するのも限界やったからなと佳晴。久留美はそんなん望んでへんと言うが、俺は望んでんねと佳晴。もうこれ以上お前の足引っ張りたないんや、このチャンス絶対逃さへんから、お前は自分の幸せだけ考えといたらええと言う佳晴に、久留美は当惑する。

そしてIWAKURAで仕事をする舞の携帯に、久留美から電話がかかって来る。久留美はノーサイドで八神と会っていた。お父さんのことなら心配せんでええと言われるが、久留美は指輪を返し、やはり結婚できないと言う。佳晴の仕事のことを勝手に進めたのは謝るが、お父さんさえちゃんとしてくれたら、結婚できるねんてと言う八神に、ちゃんとしてくれたらて何と久留美は尋ねる。

八神は、久留美が今のままでは不幸なので、自分が助けたいと思ったのである。助けてほしいなんか思ってへん、私の大事なお父ちゃんやねんと言う久留美。そして八神に、別れてくださいと頭を下げる。その久留美を見て舞は心を痛める。八神が去った後、舞はホンマにええのと久留美にと話しかける。その時佳晴が入って来る。

八神にお礼の電話をした際に、久留美と別れたことを知ったのである。あんなこと言われて、結婚なんかでけへんわと久留美。佳晴は面接に行った会社の資料を出し、ここなら八神さんのお母さんも納得してくれはる、お父ちゃんのせえでこないなっとると佳晴は言い、舞からも何か言ってくれと頼むが、舞も佳晴のせいではないと思っていた。

それでも頼むから幸せになってくれと詰め寄る佳晴に、久留美は涙を浮かべながら今でも十分幸せで、後悔していないと言い、涙の理由を訊かれて、スッキリしたら出て来たと答える。お父ちゃんはお父ちゃんなりに頑張ってくれたらそれでええ、それが私が一番望んでいることだと久留美は明言し、涙をこぼす佳晴に泣かんといて面倒くさいわと言う。


ノーサイドで起こった事件、結局久留美はデラシネに行き、貴司から佳晴のしたことは親心だと言われます。そして佳晴はうめづに行き、子供の気持ちを勝手に決めつけるなと勝から忠告されますが、そこへ八神がやって来ます。どうも八神が現れたおかげで、子供の気持ちを決めつけないように言われたはずの佳晴は、やはり自分のせいで久留美が不憫だと思ってしまったようです。

そして紹介された会社の面接に行くべく準備をするわけですが、ここでも久留美はそんなことを望んでいないと言います。恐らくそのせいもあったのでしょう。久留美は八神と別れる決心をします。八神は確かに久留美を愛してはいたのでしょうが、それは父親のせいで不幸であろう久留美を自分が助け、父親にも定職を紹介してあげるといった感情に突き動かされており、本来の「愛する」の意味合いとはどことなく異なる、何か独善的とも感じられるものでした。

それを考えると、久留美も別れて正解だったのではないかと思います。もしこのまま八神と結婚しても、結局は、感覚のずれに悩むことになったのではないでしょうか。

今回はこの久留美が主人公的存在ですが、貴司は貴司で歌集を出すことの大変さに気づいているようです。短歌で生計を立てられればそれがベストですが、何か理想と現実のギャップに苦しむのではないかとも思えて来ます。

しかしノーサイド、今回はとりわけラグビー関連グッズが多く見られました。無論望月家にも、佳晴の現役時代のトロフィーなどがちゃんと飾られており、この佳晴さん、6年後に迫ったワールドカップと何か関わりを持つのではないかと思われます。と言うか、そういうストーリー展開だと嬉しいです。

飲み物-注がれる紅茶
[ 2023/02/02 01:15 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第18週「親子の心」第1話&第2話

第18週第1話(第82回)と第2話(第83回)です。

第82回
悠人はうめづでお好み焼きを食べていたが、この日の午後7時からは団体の貸し切りで、しかも祝賀会が開かれるようだった。そして貴司、舞そしてめぐみが入って来て、舞は兄を見て驚く、うめづ来るんやったらうちにも寄りなさいとめぐみ。しかし悠人はこの後東京に戻る予定だった。たまにはお父ちゃんにも顔見せたってと言うめぐみに、はいはいと返事する悠人。

そこへ勝と雪乃がクラッカーを放ち、貴司の長山短歌賞受賞を祝う。実は雪乃は貴司が短歌に興味を持ち始めた頃から、短歌について勉強していた。照れる貴司に、歌人梅津貴司の門出を祝う会やないか、お好み焼き食べ放題やでと勝。悠人も結局祝賀会に加わり、途中で席を立とうとするも、めぐみと舞に引き止められる。

貴司君は親孝行やなとめぐみに言われ、おとん、おかん、ありがとうと貴司。こんな賞を貰えたのも、好き勝手していた僕をずっと見守ってくれていたからだと貴司は言い、感謝してますと礼を述べる。貴司の言葉に涙する雪乃。舞も改めて祝意を述べるが、勝は舞が飛行機部品のプロジェクトリーダーであることに触れる。

舞はボルトの試作品が完成し、強度の試験があることを伝える。うまいこと行ったらええなと言う貴司に、職人さんらが一生懸命作らはったネジやから大丈夫と舞。浩ちゃんも喜んでるわと勝。そこへ仕事で遅くなった久留美が入って来て、やはり貴司におめでとうと言った後、紹介したい人がいると言う。

久留美と一緒に入って来たのは医師の八神蓮太郎で、しかも久留美は八神から貰った婚約指輪をはめていた。うめづの店内は拍手と歓声に包まれる。今日はお祝いのオンパレードやと雪乃が言い、勝は新たなお好み焼きの準備に取り掛かる。八神もうめづの味が気に入ったようだった。お医者さんにもファンドマネージャーにもお墨付き、それがうめづのお好み焼きやと勝はお代わりを持ってくる。

ファンドマネージャーと不思議そうに訊く八神に、久留美は舞の兄で、今は時の人と悠人を紹介する。もしかして岩倉悠人さん、よくTVに出てますよねと八神。こんなとこで有名人に合えるなんてと八神は言い、こんなとこはないんちゃうと軽くダメ出しをされる。舞は婚約のいきさつについて尋ねる。久留美は恥ずかしがるが、八神は僕からストレートに結婚してほしいと言ったと打ち明ける。

よく気がつくのでいつも助けて貰っていること、最初はただの職場の同僚だったのが、しんどさも吹き飛ばしてくれる笑顔に惹かれ、気が付いたら愛していたと言う。愛という言葉に反応する悠人、めぐみ、そして勝と雪乃。ふだんそんな言わへんやんと言う久留美だが、ふだん言われへんから、久留美ちゃんの大事な人らの前で言いたかってんと八神。

これからよろしくお願いしますと八神は言うが、悠人は携帯に来た知らせを見て舌打ちをし、ごちそうさんと言って何万もの金を雪乃に渡す。ええから取っといて、貴司君の受賞祝いと久留美ちゃんの婚約祝いと言って去って行く。その後八神は舞と貴司にダブルデートを申し込む。貴司君とはただの幼なじみと舞。八神は舞に若いドクター紹介しますよ、独身いっぱいいてんでと言い、雪乃はええやんと言うが、久留美は、舞が仕事が大変なのを知っていた。

舞は貴司に、貴司君、久留美、私の新しい門出の日て感じやったなと言い、みんなこれからますます忙しなるなと言う貴司に、うれしい忙しさやわと答える。強度試験頑張ってと貴司。舞の机の上には、貴司の
「君が行く 新たな道を 照らすよう 千億の星に 頼んでおいた」のハガキがあった。
そして新しい週が始まり、ボルトの品質試験の日がやってくる。試験場の朝霧工業に舞、笠巻そして結城が到着する。

緊張して来たと言う舞に、引け目に感じることあらへん、俺らかてちゃんと完成さしたんやからと笠巻。この会社は航空機部品だけに特化しており、今回はIWAKURAと同じボルトの発注を受けていた。大きな会社で、笠巻曰く
「うちの10倍くらい敷地あるんとちゃうか」
実際工程ごとに建物が分かれており、珍しそうに眺めていた舞たちを、社員が案内してくれる。

熱処理まで御社でされてるんですねと尋ねる舞。材料調達から完成検査まで、すべて一貫生産できるようになっていると言われ、結城は、
「本気で航空部品を扱うねやったら、こんだけの規模がいるっちゅうことや」
と言う。そこへ荒金が、ライバル社の視察はどうですかと現れる。舞は朝霧工業をほめつつ、弊社も自信を持ってお見せできる製品をお持ちしましたと荒金にボルトを渡し、正々堂々戦わせていただきますと意を新たにする。

第83回
ボルトの品質検査は、まず細かい傷の有無のチェックから始まる。この点は大丈夫だった。その次はボルトが切れるまで引っ張る検査が行われる。この時の力の単位はニュートンで、36,500ニュートン以上の力に耐えることができれば合格となる。しかしニッケル基合金とはいえ、ボルトのように細く加工していると、この場合はハードルが高かった。

朝霧工業のボルトは39,000ニュートンを超えていた。IWAKURAのボルトもそれをクリアするが、朝霧工業の社員は、本当に御社でお作りになったのかと尋ねる。もちろんやないですか、何かおっしゃりたいんですかと結城。しかし舞はうちだけの技術ではなく、父の代からお付き合いのある、他の工場の機械を借りたと言う。

せやからこれは、東大阪の技術が結集したボルトであると舞。ではもし本発注を受けるとなった場合、その時も他社に協力を求めるのかと尋ねられ、そのつもりだと舞は答える。しかしそれは考えが少々甘いように思う、本発注はもっと多数の製品を作ることになり、時間も費用もかなりのもので、他社がメリットを感じるようには思えないと指摘される。

全くの夢物語ではないと荒金。品質試験にはまだ日数がかかるため、結果は後日報告されることになった。その後舞がデラシネに立ち寄ると、陽菜と大樹が、貴司君は作戦会議中だと言う。長山出版の担当者リュー北條が来ていて、舞は北條の名刺を渡される。一方貴司は、強度試験の結果を教えてなと言う。

北條はなおも貴司にあれこれ要求していた。舞は陽菜と大樹にも帰るように促す。北條は写真をチェックしながら、梅津さんの歌は東京の編集部でも評判がいい、だから出版する歌集は全力で売り出したいと言う。礼を言う貴司にまずは服装と髪型かな、今度ちゃんとした場所で宣材写真を撮ろうと言い出す。スタイリスト呼ぶからさと言う北條に、当惑する貴司。

歌集売りたいなら作者の顔が大事よ、せっかくの男前なんだからさと言い、写真集いけるんじゃないかとまで言い始める北條。一方久留美は不機嫌そうな顔つきで、ノーサイドで1人コーヒーを飲んでいた。そこへ舞が入って来る。久留美は父佳晴が、あさって八神の家族と顔合わせということで、やけに張り切っており、しかも八神はいい料亭を予約すると言うのに、それをここでやるって聞けへんねんと言う。

佳晴は舞に挨拶をし、ネクタイの感想を久留美に訊く。ええんちゃう、何かいかついセールスマンみたいでと久留美。ホンマやなと道子。そしてその日がやって来て、ノーサイドは14時まで貸し切りとなる。ネクタイが歪んでいないか久留美に訊く佳晴。お父ちゃん、精一杯見栄張ったるからなと言う佳晴に久留美はうなずく。そこへ八神の母圭子がやってくる。

佳晴は緊張しながらも挨拶をする。お父様と蓮太郎さんはと尋ねる久留美に、今日は私1人で参りましたと圭子。そして単刀直入に、蓮太郎とあなたの婚約はなかったことにしていただきますと言う。圭子は佳晴に向かい、定職にお就きになっていらっしゃいませんよねと尋ね、離婚もなさっているそうだし、色々事情もおありなんでしょうけど、そのようなご家庭の女性と、うちの息子と結婚させることはできひんのですとずばずばと言う。

蓮太郎さんはご存知なんですかと訊く久留美に、もちろん存じておりますと圭子。そして今後一切、息子とは関わらんといてくださいませねとダメ押しのように言い、ごめんあそばせと席を立つ。しかし佳晴は圭子の前に立ちふさがり、いきなり土下座をして、もっぺん考え直したってくださいと頼み込む。

おやめなさいと言う圭子に俺のことは俺のこと、久留美とは何の関係もないんですと言う佳晴。圭子はそもそもこんな店で顔合わせは非常識、あなたの提案と言うじゃないですかと詰め寄る。娘の邪魔したなかったんですと佳晴。俺なんかが高い料亭行ったら、緊張して話もできへん、不細工な姿見せるだけです。そやけどここやったら自然とラグビーの話ができる、俺にはラグビーしか取り柄があらへんのですと佳晴。

ここやったら、かっこええお父ちゃんでいてられるかも分からへん思てという父を、久留美は見つめていた。しかし圭子は
バカバカしい、何がラグビーよと帰りかけるが、佳晴は圭子のすねにしがみつき、久留美はちゃんとしたようできた娘なんです、お願いします、娘には幸せになってもらいたいんですと言い張る。お父ちゃん、もうええと久留美は言い、そして圭子に申し訳ありませんでしたと頭を下げる。


貴司の受賞に加え久留美の婚約で、うめづではお祝いモードが高まります。しかも舞たちが苦心したボルトも、後は品質検査を待つだけでした。一見何の興味もなさそうにお好み焼きを頬張る悠人は、勘定の時に何万もの金を雪乃に渡します。貴司と久留美へのお祝いで、すべて自分が奢るということなのでしょう。

そして八神先生、婚約までのいきさつをすっかり話し、なおかつ舞にも若い医師を紹介するなどと言い出します。しかしどうも、これでめでたしめでたしとは行かないようです。

舞のボルトの検査はうまく行きそうでしたが、IWAKURAだけで作っていないことから、正式に注文が来た場合はかなりの数であること、その時他社の協力を求めるのかと言われます。瀬川さんの機械を借りたのは、いずれわかることでしたが、このことで舞や笠巻、結城があれこれ考えるシーンがあってもよかったかと思います。

舞は「東大阪連合」的なシステムを目指しているようですが、朝霧工業のように、難易度の高い部品をすべて自前できる工場にしてみれば、いくらか不安に感じられもしたでしょう。

そして受賞した貴司に対し、担当のリュー北條は早速イメージ戦略を考えます。しかしどちらかと言えば、貴司はこういうのが苦手ではあるようです。さらに久留美。父佳晴は八神家との顔合わせを、ノーサイドでやろうと言います。八神が選ぶ料亭では、気おくれしそうだからというのが理由のようです。

しかしその場に現れたのは八神の母の圭子で、望月家はうちにふさわしくないと言わんばかりです。そして立ち去ろうとする圭子を佳晴は必死に止め、久留美はいい娘だからと言いますが、その久留美は圭子に謝るのが精一杯でした。前作のヒロインは、反対されて弁当攻勢に転じましたが、彼女は料理人でもないし、いくら何でもあそこまではやらないでしょうが。


飲み物-コーヒーとケーキ
[ 2023/02/01 00:45 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第17週「大きな夢に向かって」第5話

第17週第5話(第81回)です。


ボルトの試作が続く。しかし50本目の試作でも満足できる仕上がりではなく、結城は温度調整を細かくしようと言うが、そこに小森が現れ、時間を変えてみたらどやと言い出す。電気炉に入れておく時間を長くしろと言うのである。小森のアドバイスを受けて、5分のところを6分半にしてみる舞と結城と尾藤。

工場を閉める長井の送別会が、うめづで内々で開かれる。ボルトの圧造はうまく行き、あとは笠巻に引き続きやって貰うことになるが、圧造が温間やったら、転造も温めながら加工することになると笠巻は言い、そのため、1個ずつ加工できる丸ダイスを使おうと考える。IWAKURAには平ダイスしかないが、笠巻は何か当てがあるようだった。

ここで曽根が口を開き、長井の社長としての努力をねぎらう。長井も別れの挨拶をし、明日から普通の女の子に戻りますと言って、女の子ちゃうねん、若い子分かれへんやろと突っ込まれる。ほどなくして小森もIWAKURAに戻ってくるが、小森には1つ条件があった。航空機部品の試作をさせてくれ、先代の夢を俺も一緒にかなえたいと言うのである。

舞も異存はなかった。そして今度は、笠巻の師匠に当たる瀬川の工場へ赴く。長い間使っていない機械だったが、手入れがされていて使えそうだった。笠巻の手つきを見ながら瀬川は変わってへんなあ、若い頃から手際ようて腕前ピカイチやったと言う。IWAKURAの大黒柱だと舞。

最初の試作品はうまく行かず、温度を上げることにする。完成までの最終段階に入っており、何本も失敗した挙句、何とか納得が行くものが出来上がる。めぐみも、他の社員たちも完成を喜んでいた。社長、大きい一歩ですねとめぐみに話しかける舞。

舞は帰りにデラシネに寄り、ボルトの完成を貴司に報告する。チーム東大阪で頑張ったと喜ぶ舞だが、その時電話が鳴る。長山出版の北條という人物からで、先日の応募作品50首は梅津さんのオリジナルで間違いないかと尋ねる。しばらく経って貴司は、ありがとうございますと電話を切った。

作品が長山短歌賞を受賞したと貴司は舞に言う。受賞を喜ぶ舞に、舞ちゃんのおかげやでと貴司。そして久留美にも連絡をするが、久留美は電話に出なかった。彼女はその頃ノーサイドで八神と会っており、指輪を贈られていたのである。つまりプロポーズだった。その夜舞は夕食を摂りながら、めぐみに貴司のことを話す。

才能が花開いたんやなと言うめぐみに、努力も実を結んだと言う舞。舞とおんなじやな、努力が実って航空機部品できたとめぐみは言うが、次の週の品質検査が控えていた。お父ちゃんはえらい大変な夢を持ってしまったとめぐみ。その頃岩倉家の前には悠人がいたが、家にも入らず、うめづにも寄らず立ち去って行った。


試作が続いていたボルトですが、瀬川さんの工場の機械を使わせて貰って、やっと完成品ができます。しかしその後の品質検査をクリアしなければならず、まだまだ難関が待ち構えています。一方で貴司は長山出版の北條という人物から、短歌賞受賞の知らせを受けます。

舞のおかげだと言う貴司。舞自身は何もしていないと言いますが、作品を選ぶ手伝いをしたわけだから、少しは関わってはいるでしょう。しかし北條とは執権殿のような苗字ですね。あと長井社長の「普通の女の子」は、70年代のキャンディーズ(伊藤蘭さんがいたグループ)の解散宣言でボケてみたようです。

一方で、久留美は八神先生からプロポーズされます。このシーンを見て気づいたのですが、2013年ということもあって、舞は既にスマホを持ち歩いていますが、久留美はまだガラケーのようです。しかしノーサイドでプロポーズですか…いやそれはこのドラマらしくていいのですが、八神先生ならレストランで告白かと思ったので。

あとボルト完成までの日程、何やら航空学校の訓練日程表を思わせます。そして岩倉家の前で迷っているような悠人。仕事で問題を抱えているのでしょうか。まあここまでおめでた続きだと、次は何か波乱含みの展開になるのでしょうね。この悠人の行動が、それを物語っているようです。

予告を見ると、八神先生のお母さんらしき人物が登場します。同時に久々に「ドーベルマン望月」こと佳晴も登場で、久留美の結婚に黄信号が灯りそうな予感がします。あと舞が水島と思しき人物、そして一太とも会っているようですが、肝心のボルトはさてどうなるのでしょう。


飲み物-温かいカフェオレ
[ 2023/01/28 01:45 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第17週「大きな夢に向かって」第3話&第4話

第17週第3話(第79回)と第4話(第80回)です。それから朝ドラ関連投稿は「朝ドラ」カテゴリーに移しています。


第79回
荒金はめぐみに工場をいつ建てたのかと訊き、めぐみは5年前に、自動車部品を作るために新しくしたと答える。航空機部品への参入を尋ねられて、めぐみは返答に窮するが、そこへ舞が入って来る。舞は荒金に挨拶をし、荒金はボーリガード社の話題を持ち出す。この会社は高級自動車メーカーとめぐみは言い、一方舞は、航空機分野では世界トップクラスであると言う。

菱崎重工ではこのボーリガード社の研究開発案件を抱えており、航空機用の新型エンジンのボルトを試作して貰えないかと荒金は言う。正式な発注を見据えた試作とのことだが、めぐみは航空機部品が未経験のため断ろうとする。しかし舞はボルトの図面を見せてほしいと頼み、荒金は部外秘の図面を舞に見せる。舞は少し検討したいと言うが、実はこのボルトは既に朝霞工業に発注済みで、ただ試作が遅れていた。

そのため返事は早めにお願いしたいと荒金。なぜご依頼いただけたのかとめぐみは尋ねるが、荒金は航空機産業には新たな力が必要と言い、舞が発言したように、中小企業が本当にその力になりうるのか興味を持っていた。そして荒金は舞の発言にあった、IWAKURAの持つ優れた技術を証明してほしいとも言う。舞は挑戦するべく、ネジ作成担当の社員に図面を配る。結城や宮坂は難易度の高さに驚き、相良は今うちか持っている資格だけではできないと言う。

舞は試作段階なので資格までは求められないことを話し、笠巻の意見を訊く。正直なとこ難しいと笠巻。新型エンジン用のニッケル基合金で作るわけだが、IWAKURAではこの素材を扱ったことがなく、宮坂からもニッケルは難しいとの声が出る。IWAKURAの機械では難しいんとちゃうやろかと言う宮坂に、よその工場に手伝って貰うのはどうかと舞。しかし笠巻は、よそもそれぞれに大事な仕事を抱えていると言う。

また結城は、この図面をなんぼ見ても具体的にどんな機械が必要か、何をどこに頼めばいいのかわからないと言う。しかし難しいからこそIWAKURAで挑戦したい、これが成功したらIWAKURAはもっと成長できると舞は言い、これまで生き延びてこれたのは、今までチャレンジするのをやめへんかったからじゃないかと笠巻に尋ねる。笠巻は浩太に言われて、新しい金型を作った時のこと、浩太はそれで作った試作のネジを見て、いける、どんどん新しいことにチャレンジして行こうと話したことを思い出していた。

よその工場には自分が掛け合うと言う舞に、お父ちゃんも頑固やったけど、あんたそれ以上やなと笠巻。最終的に笠巻は請け負ってくれる。めぐみに向かい、先代社長の夢に挑戦させてくれと言う舞。めぐみのOKも出て試作が始まる。その夜めぐみは仏壇にこのことを報告する。IWAKURAのみんなが、浩太さんの夢かなえよって頑張ってるとこ、見せたいなあ、リーダーは舞なんやでとめぐみ。

その時玄関のチャイムが鳴る。雪乃が城崎に行って来て、土産をくれたのである。めぐみは雪乃を家に上げ、雪乃は舞ちゃんがプロジェクトリーダーなんて大したもんやんかと驚き、セミナーで舞が発言したことを聞いて、頼もしいやんか、浩太さんいはったら喜んだやろになと言う。仕事一辺倒の舞の結婚を気にするめぐみに、雪乃は今の若い子はのんんびりしている、貴司も一生独身ちゃう、短冊にな短歌書いてモテんのは平安時代までやっちゅうねんと笑う。

その舞が立ち上げたのは、IWAKURA夢プロジェクトだった。ボルト試作の難易度は高かった。高熱や振動という過酷な環境を避けられない航空機の部品は、高い品質を求められるが、ニッケル基合金は硬くて加工が難しく、失敗を重ねつつ最適な方法を模索するしかなかった。さらに舞は、JISQ9100mの取得の勉強も進める必要があった。


第80回
昼休みの休憩室。舞は食事をしながら居眠りをし、山田から遅くまで頑張り過ぎとちゃうと訊かれてしまう。そこへ結城や笠巻たちが入ってくるが、ボルトの試作はなかなかうまく行かなかった。ニッケルやなかったらもっと簡単と土屋。しかし宮坂はニッケルやなかったら、ジェット機のエンジンの高熱に耐えられないと言う。宮坂も勉強していたのである。そして
笠巻は長井さんとこに相談してみよと言い出す。

あそこならニッケルも扱うてんのとちゃうかと言い、他の社員たちも同意する。その長井金属には、かつてリストラになった小森がいた。舞は小森の、ここで働いていることが俺の自慢という言葉を思い出していた。そして舞と笠巻はうめづで、長井の代わりに来た小森と話す。そして笠巻はニッケル基合金を扱っていること、舞は航空機のエンジン用のボルトであることを話す。しかし頭部成形がうまく行かなかった。

小森はヘッダーを使っているのかと尋ねる。素材が金型に焼き付くと言う笠巻に、小森はうちではニッケルは温めて加工していると答える。プレス機を使って、電気炉から出した物を直接叩いたら、加工しやすくなると小森。ただIWAKURAにある機械では無理で、舞は長井金属の機械を使わせて貰えないかと申し出る。試作を絶対成功させたいと言う舞に、長井さんがええねやったら、俺は別にと小森は言う。頼んで貰われへんかなと笠巻。

小森は承諾するが、頭を下げる舞に勘違いせんといてな、あくまで先代と笠巻さんのためやと言う。そして長井金属に出向き、ニッケルを温めての試作が始まる。舞は手数をかけたことを詫びるが、長井はこの機械も、最後に浩ちゃんのために働けて喜んでいると言う。実は長井は、来月で会社を畳むことにしていた。後継ぎもおらんし潮時やろと言う長井は、職人たちの再就職先を探していたが、小森はまだどこも決まっていなかった。

こないだIWAKURAさんとこに戻られへんか聞いてみい言うたと長井は言う。しかし小森はそれについて話しておらず、IWAKURAに戻る気はないらしい。やむを得ざる理由でリストラしたものの、小森はここで働いているのが自慢だと言っていた。めぐみはもう一度小森と話すが、小森はリストラされた時の悲しさ、悔しさが忘れられずにいた。

しかし次の仕事の当てはなく、めぐみはリストラのことを詫び、もう誰にもそんな思いをさせたくない、この4年間で会社を変えて来たと言う。それは前に小森が言っていた、働いていることに誇りを持てるような会社だと言う舞。1日だけ来て貰えないか、今のIWAKURAを見てほしい、それでも働きたくなかったら諦めると言うめぐみ。小森は壁の夢プロジェクトのボルトの図を見て、自分が初めて作ったネジを思い出す。

一方五島では、知嘉島の未来を考える会というプロジェクトができ、信吾がアイデアを求めていた。撮影所から映画館、昆虫博物館にばらもん凧美術館、水族館や蝋人形の館など様々な意見が飛び出すが、箱物を作るには予算がなかった。さくらは島のよかとこば書いて10人に送り、受け取った人がさらに10人に送ればいいと言う。そりゃ不幸の手紙たい、却下と信吾。そこへ一太が腹減ったと入ってくる。

豪は一太にもアイデアを求め、一太は無人島にテーマパークを作る案を出すが、無論予算はなかった。一太は、若い子が遊びに来るような島やったら、凜も慶太も福岡行かんかったっち思うと言う。しかし一太が注文した「むっちゃんの気まぐれパスタ」から夜釣りの話になり、釣り教室を豪が提案する。祥子は舞に聞いてみるといい、営業中の舞に電話をしてみる。舞も営業先に釣り好きの若い人がいて、五島の話に興味を持っていると答え、かつてさくらに釣りを教わって楽しかったと話す。


IWAKURAが航空機のエンジンのボルトの試作に挑みます。しかしニッケルという、今まで扱ったことがない素材のためうまく行かず、長井金属に相談することにします。ここにはかつてリストラの対象となった小森がいました。小森は口を利いてくれたものの、リストラされたことがまだ心の中でくすぶっているようです。

試作をしながら長井は、来月で会社を畳むことを舞たちに伝えます。しかし小森はそのことには触れず、IWAKURAには戻りたくないようで、めぐみはその小森ともう一度話をしようと考えるのでした。あと浩太の夢、小森とIWAKURAとの確執などもあって回想シーンが多いです。

そして久々に五島です。島の活性化のために、みじょカフェでアイデアを求める信吾ですが、皆が出すアイデアはどれも予算オーバーでした。と言うか、島への留学制度はどうなったのでしょうか。そして一太が入って来て、「むっちゃんの気まぐれパスタ」を頼んだところ、夜釣りに行ったから昼寝しているとさくらは言って、一太を呆れさせます。

しかしそれを聞いた豪は、釣りがいいと言い出し、祥子は舞に聞いてみると信吾の携帯を借ります。しかし哀川翔さん演じる豪が、最初にカブトムシを集めた昆虫博物館のアイデアを出したのには笑います。あと凜、慶太は福岡にいるのですね。

しかしこの釣り教室の計画について、なぜ祥子が舞に聞こうとしたのか、その辺が今一つわからないのですが…。あと舞も営業先で釣りが好きな人、五島に興味がある人がいると言うのであれば、それらしいシーンがあってもよかったかなと思いますね。ボルト作りの方はそれなりに流れがわかるのですが、こちらの方はちょっと唐突な感じがします。


飲み物-ミルクが注がれる紅茶
[ 2023/01/27 01:15 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第17週「大きな夢に向かって」第1話&第2話

第17週第1話(第77回)と第2話(第78回)です。

第77回
2013年8月。舞がIWAKURAの社員となって4年が経った。舞は今や営業部のエースとなり、仕事を取って戻って来るのみならず、ネジの作成についても、結城や尾藤と積極的に掛け合うようになっていた。そしてネジ作りの原料の仕入れも順調に伸び、めぐみは10トン増やすつもりでいた。無論機械も増やす必要があり、また段々手が回らなくなったことから、人も増やした方がいいと舞はめぐみに提案する。

めぐみはかつてリストラした3人にも声を掛けるが、皆今の職場が順調であるため、戻って来てとは言えなかった。そして梱包のパートとして、かつてリストラされた西口、入江の再雇用を舞は考える。2人からは前に断られていたが、舞はもういっぺん頼むつもりだった。

一方貴司はデラシネを任され、かつてと同じように店を子供たちに開放する一方で、短歌作りに励んでいた。貴司が子供たちを送り出している時に、舞がやって来る。貴司は自作の短歌を50首選び、長山短歌賞に応募するつもりでいた。短歌の芥川賞と呼ばれるこの賞はハードルが高いが、応募して批評して貰うことがステップアップにつながると貴司は考えていた。

舞は貴司の作品を見て、他人とは違うことろを見ていると評価する。貴司は台所でナポリタンを作り、舞もめぐみが会食で遅くなるため、ご馳走になる。そのナポリタンは名古屋の喫茶店で覚えたものだった。自分ももっとレパートリーを増やしたいと言う舞に、仕事頑張ってんねんから無理せんでいいとちゃうと貴司。舞は新しい仕事が取れたのを嬉しそうに貴司に伝える。

家に帰った舞は浩太の写真にIWAKURAが順調であると報告し、浩太の夢だった飛行機の部品を作りたいと話す。そして西口と入江も、梱包の仕事に戻って来た。舞は2人が辞める時、浩太が必ず立て直すと言ったことを思い出す。お父ちゃんとの約束、守ることができてよかったなとめぐみ。そのめぐみに、舞は大事な話があった。舞は航空機産業参入支援セミナーのパンフレットを見せる。航空機の部品を作りたい会社が集まるようだが、めぐみはうちにはまだ無理と言う。

舞はIWAKURAの技術はよそに負けていないと言い、技術はあっても設備があれへんと言うめぐみに、人も機械も増やしていると言う。しかしそれは現状維持のためだった。機械ももっと要る、工場も広げなあかんと言うめぐみに、やる気にさえなれば不可能な話やないと舞。品質保証はどないすんのと言われ、JISQ9100を取得すると言う。部品作りも品質保証も、もう勉強は始めているが、自分1人では駄目で、一緒に来てほしいとめぐみに頼む。

そして航空機の部品作りを真剣に考えて貰うのが舞の狙いだった。これがどれだけ大変なことか、勉強するほどわかって来た、安全性も耐久性も厳しく要求されるが、だからこそIWAKURAの皆と挑戦したいと舞。うちのチームやったら作れると言う舞にめぐみは、勉強しているのは知っていた、お父ちゃんの夢やから気持ちもわかる、しかしやはりリスクが大きいんちゃうかとめぐみは不安げだった。

しかし舞は浩太が、一歩ずつ登って行ったら山の頂上にたどり着けると言っていたことを話す。IWAKURAに取っての山の頂上は飛行機の部品作りではないかと言い、かつての浩太のチャレンジも続けますという言葉のように、技術を磨いて工場も大きくして、飛行機にうちの部品を載せたいと言っていたことを舞は思い出していた。お父ちゃんの夢かなえたい、航空機の部品絶対作りたいと言う舞。一緒に山の頂上を目指そと言われ、めぐみもその気になる。

第78回
デラシネでは子供たちに交じって貴司が短歌を作り、舞は航空機部品の勉強をしていた。それを見ていた陽菜(ひな)という女の子が、大人も勉強するんやと言い、舞は航空機の部品を作りたいから、いっぱい勉強せなあかんのよと教える。一方陽菜と一緒に来ていた大樹は、プールに行こうと陽菜を誘うが、陽菜は行きたくなさそうでセミ捕りをしようと言う。

陽菜は帰り際に、2人付き合ってんのと尋ねる。友達だと舞。貴司は、陽菜ちゃんと大樹君みたいに、ちっちゃい頃から仲ええねんと言う。やがて勉強が一段落ついた舞は、見直しを手伝おうと言う。勉強はええのかと訊く貴司に、気分転換と舞。おかげで締め切りに間に合うと、貴司は原稿を封入して郵送の準備をする。舞は封筒を両手にはさみ、貴司君の思いが伝わりますようにと願いを込める。

出て行こうとする舞を貴司は呼び止め、ホンマは結構プレッシャーがある、賞に出すことは全力でぶつかることやからと本音を打ち明ける。けど賞なんか関係なくて、短歌に込めた思いが伝わったらそれでええんやなと貴司。一方めぐみは悠人とノーサイドで話していた。工場が赤字が出たらすぐ売り払ったろ思ってたけど、毎月ちゃんと家賃もはいって来るし悪ない投資先やわと悠人。

めぐみはその後、航空機部品のセミナーに出る予定だった。舞がお父ちゃんの夢叶えたいてとめぐみ。悠人はかつて浩太が飛行機の部品を作りたいと言っていたこと、それに対して自分が何年かかんのやろと言ったことを思い出していた。やれるだけやってみたらと悠人。その時周囲で、あれは岩倉悠人ではないか、俺めっちゃ憧れてんねんという声が聞こえる。悠人は2人分のコーヒー代を払い、店を出ようとすると、先ほどの若者が声をかけようとする、一瞥だにせず去るその姿に、かっこいいの声が上がる。

セミナーには多くの人々が集まっていた。自動車の部品が3万店であるのに比べ、航空機は300万点にものぼり、幅広い産業の裾野が必要であること、大企業のみならず、技術力の高い中小企業の協力が不可欠であった。しかし参加者の中からは、材料加工や設備や工具を一から揃えるには、我々の規模の会社では大変である、そのための資金援助はお考えでしょうかという声も出る。

資金援助は無理だが、アドバイザーとしての専門家の派遣など、行政と連携して体制を整えていきたいと関係者は答える。また大掛かりな設備投資は、既存の製造形態を、航空機部品に特化した形態に全面的に変えることになり、それだけの体力のある企業しか参入できへんのではという質問も飛び出す。そうならないためにこのようなセミナーを開催し、共に考えて行くという返事が返って来る。逆にそのハードルを飛び越えるには、どうすればいいかという質問が出て舞は手をあげる。

舞は自己紹介をするが、岩倉という名に反応する関係者がいた。舞は航空機の部品作りが父浩太の夢であり、自分も同じ夢を目標に掲げていると話す。中小企業の参入の1つの方法として、複数の会社が協力すればいいと考えていると発言し、また東大阪の様々な工場が、それぞれ得意な技術を組み合わせることで、高度な製品を生み出すことが可能だと言う。数社が集まって1つの工場を作り、一括受注、一貫生産に対応できれば発注元にもメリットがあると舞。

先ほどの関係者も舞の意見を聞いていた。そしてセミナーが終わった後、舞に名刺を渡す。その人物は菱崎重工の荒金と言った。荒金はIWAKURAが東大阪でネジをやっていることを知り、舞の発言を興味深く聞いたと伝えるが、一方で複数の会社の協力は可能かと舞に尋ねる。舞は東大阪には独自の技術を持つ町工場が多く、力を合わせれば素晴らしいものが作れると言う。

荒金はそれぞれにプライドがあり、思惑があるからと協力に不安を示すが、舞は、自分たちで作った優れた部品を最高の物に使ってほしいという思いがあると言い、だから航空機部品へのチャレンジに同調する工場があるはずだと、荒金が続ける。荒金は御社にも優れた技術があるかと尋ね、ありますと言う舞。荒金は興味を示したようだった。菱崎重工は日本でトップクラスであり、浩太が工場を引き継ぐ前に勤めていた会社でもあった。

その後舞はまたデラシネに姿を見せ、貴司にセミナーの感想を聞かれる。舞は勉強になった、ほんで航空機の部品目指すんは大変やなと思った、けど諦めへん、一歩ずつ進むわと舞。舞はその日の夕食に、そうめんと夏野菜の天ぷらを作ろうとしていたが、この暑さでの揚げ物はお母ちゃん嫌がるかなと舞は悩む。そんな舞に貴司は、この野菜を刻んで麺つゆにつけ、それをそうめんに載せて食べたらいいとアドバイスする。山形でそないして食べてたわと貴司。

それからしばらくして営業から戻って来た舞に、藤沢と山田がいま誰が来てはると思うと訊く。かの菱崎重工のお偉いさんがうちの工場見たいってと言い、舞は荒金さんかと訊いてちょっと行って来ると場を外す。2人は、なぜ舞が荒金の名前を知っているのか不思議そうだった。


2013年。IWAKURAの業績は順調に伸び、舞は航空機産業への参入を考えるようになって、めぐみと共にセミナーに参加します。この時セミナーに来ていた関係者が、舞の意見に耳を傾け、IWAKURAを訪れることになります。ただいつも思うのですが、舞は確かに前向きで、真面目なキャラではあるのですが、「やる気にさえなれば不可能な話やない」とあっさり言ってしまうのはちょっと違和感があります。ダメもとでいいから参加してみないか、お父ちゃんの夢もかなえたいしとでも言うのであれば、私としてはもう少し納得できるのですが。

しかし菱崎重工という名前、浩太が長崎で働いていた会社と言えばあそこですね。ここの相模原の会社がのラグビーチームは、今のリーグワンに参加しているダイナボアーズです。ラグビーと言えば、ノーサイドに2019ワールドカップを東大阪でとありましたが、実際花園では
プールB1試合
イタリア-ナミビア
プールC2試合
アルゼンチン-トンガ
アメリカ合衆国-トンガ
プールD1試合
ジョージア-フィジー
の、4試合が行われています。

そして貴司。ナポリタンと言いそうめんと言い、各地を転々として来た彼ならではと言えそうです。この山形のそうめんは「だし乗せそうめん」のことでしょうか。

舞が取得しようとしているJISQ9100は、航空・宇宙関係の品質マネジメントシステムですね。航空学校、そしてネジの講義などなど、彼女は何か学んでいるという印象が常にあります。それと悠人。家族でいるシーンはまだ金髪でなかったから、そこそこ昔ですね。しかし彼も、若者たちから憧憬の目で見られるようになったのですね。

そしてデラシネの常連の2人の子供たち、彼らも今後のストーリー展開に絡んで来そうです。

飲み物-淹れたてのホットコーヒー
[ 2023/01/25 07:00 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第16週「母と私の挑戦」第5話

第16週第5話(第76回)です。それと先日の投稿で、ダイス関連のURLを、ネジ関係のと取り違えていたので直しています。失礼いたしました。


めぐみは悠人の職場を訪れていた。自動車業界がリーマンショックから立ち直りつつあること、そして技術と設備がしっかりしたIWAKURAはこれから伸びて行くと、悠人の投資を求める。工場を買い取ることでIWAKURAに投資してほしいと言うめぐみに、いっぱしの経営者みたいだと悠人。経営者として頼んでると言うめぐみに、悠人は理解を示しつつ、これはビジネスだから、支払いが滞ったらすぐ工場を売り払うと明言する。

そしてめぐみは社員の前で、その資金で足りなかった人材を雇える、手当ももっと出せると言い、皆さんと一緒にIWAKURAを成長させて行きたいと決意を述べる。

休憩室で舞に、これまでは従業員とその家族の生活に責任があったが、これからは悠人への責任も生まれると言うめぐみ。彼女が背負う物は重くなった。何や力湧いてきたわと舞。取りあえずの目的は試作品の成功だったが、これには全社員が協力することになり、めぐみは試作合格後の量産スケジュールの相談を受けることになる。

舞はその光景を目にしつつ、藤沢の差し入れを取り分けながら、浩太の言葉を思い出す。
「今ここには全部そろてる。ええレシピも機械も職人もな。
ここには全部詰まってる。従業員らと力合わして進んで来たこれまでの思い出も…これからの夢もや」
舞の目の先には、IWAKURAのスローガン「小さなネジの、大きな夢」が見えていた。

納期まで1週間となり、工場では連日ネジの試作が続いていた。そしてネジはやっと完成し、舞に手渡される。結城はめぐみから礼を述べられ、皆から拍手を送られた。そしてネジは合格し、大量注文がくる。さらに結城はIWAKURAに戻って仕事をすることになった。

舞はこのことを五島の祥子に伝える。よかったなと祥子。今から営業に行くと言う舞に、ぎばっとぞぉと励ます。その夜才津家では月見が行われ、むっちゃんも同じ月見ちょっとかなとさくら。時差があると突っ込む信吾だが、すぐに冗談と笑う。その日は朝陽の母美知留も姿を見せ、朝陽が学校に行けるようになったと礼を言う。挨拶はよか、しょっちゅう会えるとやけんがと祥子。美知留と朝陽は五島に移住し、美知留は漁協の仕事をすることになっていた。

朝陽は五島を去る貴司に手紙書くと言う。ありがとう、元気でなと貴司。信吾は都会でうまいうやれん子を、島で受け入れる仕組みばちゃんと作っていきたかとです。子供(こどん)の未来も、島の未来も明るくなるけんねと豪。貴司は朝陽を見送り、東大阪へ戻って舞、久留美と食事をする。五島も変わって行くんやなと舞。五島の未来に乾杯しようかと久留美。

ほな貴司にも乾杯したってと雪乃が新聞を持ってくる。新聞の一般公募の歌壇に、今月の新鋭歌人という見出しで、貴司の作品が紹介されたのである。着眼点が面白いという評価が添えられており、皆が褒める中、貴司は大げさやねんと言いつつ嬉しそうだった。そして貴司は、久留美が八神と交際していることに触れ、3人はそれぞれの仕事と生活に乾杯した。

そこへ珍客が現れる。かつてのデラシネの店主、八木だった。八木も新聞を見ており、心にスッと溶け込む歌、作れるようになったやんかと言って鍵を渡す。デラシネの鍵だった。これからはお前に任せる、ええ風吹いて来たわと言って八木は去って行った。そしてめぐみは社員の前で借金を完済し、大きな仕事も受注した、IWAKURAは新しいスタートを切ると言う。

めぐみはどんどん仕事を受け、IWAKURAのネジを色んな機械に使ってほしい、そのためにチーム力を上げたい、よくなるにはどうしたらいいか考えてほしいと言い、舞はアイデアを入れるための目安箱を見せる。その箱の表の部分はネジを利用して、人間の顔のように作られていた。楽しく働いて貰えるよう何でもやる、会社を育てて行こうと言うめぐみ。

舞は仏壇に、五島のツバキのハンカチの上に載せたネジを備え、自分が初めて取った仕事と話しかける。悠人も力貸してくれて結城も戻り、浩太さんおったらよっしゃ、乾杯しよかと言うてるとこやわとめぐみ。そのめぐみは浩太に会いたいなあとめぐみは言い、舞は色々教えてほしいことがあったと、早すぎる浩太の死を悲しみつつ、けどな、なんやお父ちゃんに助けてもろたような気ぃすんねんと言う。めぐみはこれからも見守っててなと話しかける。


何だか最終回のように、色々なことがスムーズに片付いて行きましたね。めぐみが悠人に工場買収を持ちかけるところ、もう少し尺を取るかなと思っていたのですが…。しかしこの半年で工場を売る、続けると二転三転して、やっと落ち着くべき所に落ち着いたような気はします。あと第15週の「決断の時」の第2話と第3話関連投稿で、舞が悠人に投資してくれと持ちかけるシーンで、私はこう書いています。

「それと投資の件、あれはやはり妹として兄に相談しているという印象が強いですね。もしめぐみが会社を引き継ぐことになり、社長という立場で、投資家としての悠人に依頼をしたら、あるいは相談に乗るのではないかと思われます」

でめぐみは今回社長、経営者として投資家としての悠人に相談を持ちかけた結果、受けて貰えたということですね。

おかげでIWAKURAは借金も返済でき、結城を雇い直すこともできたわけですが、その後に融資返済を猶予して貰うため、リストラした3人がいます。その中の小森という社員、舞が戻って来て貰えるようにと言っていた人ですが、この人は結局どうなったのかなと思います。

それから久留美と八神先生が付き合っているのはいいのですが、久留美のお父さん、かつてのドーベルマン望月こと佳晴はどうなっているのでしょうか。最近全然登場していませんね。

そして貴司。朝陽も学校に行けるようになり、母親と五島に住むことになったようです。そして貴司もばんばの所を去って、東大阪に戻ることになりました。さくらはむっちゃんもこの月を見ているかなと言い、信吾は時差があるからなどと言っていましたが、むっちゃんはまだ海外にいるのですね。海外への赴任が決まったのが、ちょうど舞が航空学校行きを決めた頃だから、もう4年ほど経っているでしょうか。

その貴司は歌人として新聞で紹介されています。そしてそれを見計らったかのように、かの「おっちゃん」八木がうめづを訪れ、デラシネの鍵を渡します。いい歌を作れるようになった貴司に、デラシネを任せたいと思ったのでしょう。

結局貴司はデラシネの次の店主となり、久留美は八神先生とあるいは…となりそうですが、舞は今後どうするのでしょうか。来週から4年後(2013年)で、飛行機のネジ作りを始めるような雰囲気ではありますが。あと由良先輩のその後も気になります。


飲み物-湯気の立つ紅茶
[ 2023/01/21 00:45 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』に関しての武将ジャパンの記事について その3

『武将ジャパン』大河コラム関連、今回は3ページ目です。


『どうする家康』感想あらすじレビュー第2回「兎と狼」 - BUSHOO!JAPAN
(武将ジャパン)
https://bushoojapan.com/taiga/ieyasu/2023/01/16/172912

唐突にネット広告の話。

ネット広告は、ユーザーの履歴行動から選び、画面に表示されます。
ゆえに今年であれば『どうする家康』のVOD宣伝が大きく出てくるはずですが、U-NEXTあたりは未だに『鎌倉殿の13人』が前面に押し出されてきた印象があります。
私の検索履歴からすれば、どうしたって今年は家康の方が多いのに、なぜか鎌倉がプッシュされる。
歴史雑誌でもまだ鎌倉時代関連の記事が出ていますし、流行り廃りの激しいネットメディアですらこんな調子です。

あくまでも私の経験ですが、特定のサイトに繰り返しアクセスしていると、それに関連する広告、または検索結果が出てくることがあるようです。武者さんはまだ『鎌倉殿の13人』関連サイトに何度もアクセスしているのではないでしょうか。
そして
「歴史雑誌でもまだ鎌倉時代関連の記事が出ていますし、流行り廃りの激しいネットメディアですらこんな調子です」
歴史関連メディアでは、メイン記事は家康または戦国ではないのでしょうか。記事として鎌倉時代のもあるにはあるでしょうが。

東京オリンピックが目前であっても、2020年には2019年大河ドラマ『いだてん』の話題は出ませんでした。

まず『いだてん』の視聴率があまりにも低かったこと、そして新型コロナウイルス関連報道が中心になったことが挙げられると思います。無論オリ・パラも1年延長されましたし。

そして『まんぷく』関連。

2018年下半期朝の連続テレビ小説は『まんぷく』でした。
日清食品が世界に誇るカップヌードルの開発秘話がベースになったドラマですが、この放映時、おかしなことが起きています。
そもそもチキンラーメンという食べ物は、主人公の夫が一から開発したものではなく、台湾の伝統食品を日本向けにパッケージ化して売る商品の特許を買い取っただけでした。
しかしドラマでは日清食品の言い分をそのままに主人公夫妻が開発したとして流したのです。
それを告発する記事がネットニュースだけでなく、週刊誌にも掲載されましたが、NHKの関連番組では訂正せずそのまま流していたのです。
ドラマの創作にあわせて史実を捻じ曲げることがあってよいものでしょうか。

私はチキンラーメンは、安藤百福氏が自分で開発した物だと思っていましたが、一説によれば台湾の麺を、日本人の口に合うようにしたとも言われています。ただドラマでは、萬平が自分で開発したという設定になっています。
もし「NHKの関連番組では訂正せずそのまま流していた」のであれば、どのような関連番組であるか、どのような形で流されていたかを具体的に書いてほしいものです。これに限らず、武者さんの主張は裏付けが取れないものも結構ありますので。

あと
「日清食品が世界に誇るカップヌードルの開発秘話がベースになったドラマですが、この放映時、おかしなことが起きています。
そもそもチキンラーメンという食べ物は、主人公の夫が一から開発したものではなく、台湾の伝統食品を日本向けにパッケージ化して売る商品の特許を買い取っただけでした」
これ、商品はチキンラーメンかカップヌードル、どちらかに統一した方がいいのではないでしょうか。順番としてはチキンラーメンを開発し、それからカップヌードルとなっています。
このまんぷくヌードル、『ちむどんどん』の良子の家にもありましたね。

前回放送で、心が痛かったのがイッセー尾形さんでした。
老将の鳥居忠吉を演じていて、歯が抜けているため、何を言っているかわからない。
別にそれだけなら問題ありませんが、笑い者にされてしまうような様子がイジメのようで辛かったものです。
忠義の武将に対してあまりに失礼ではないでしょうか?
そう感じていたら、作り手は真逆のようで“ネット爆笑”を取れたことを誇るような記事があり、さらに心痛を感じてしまいました。

あの忠吉の演技ですが、何を言っているのか他人には聞き取りにくく(『わからない』のではありません)、そのため身内が通訳することもあると言うわけですが、これは「笑い者」とは別であると思いますが。実際忠吉はよくわからない時と、比較的ちゃんと喋っている時があるのは、あらすじと感想でも書いています。第1回のあらすじと感想3では
「虚説ではない、太守様は桶狭間にてご休息の折、待ち伏せしていた織田軍に襲われ、奮闘空しくお討ち死になされた」とちゃんと喋っていますし、あるいはこの時こそ、彼ら三河衆が待ちわびた日であったからではないかとも書いています。

それを言うのであれば、『真田丸』で信繁改め幸村はこのような格好をして口調も忠吉そっくりで、大坂城で好奇の視線を浴びていたわけですが。武者さんが『真田丸』に批判的であれば、実際にここまで老いてもいないのに、周囲を欺くため、このような格好をしてけしからんなどと言うのでしょうか。

真田丸変装


確かに「やい、じじい!」と若武者が老将に食って掛かるシーンは『鎌倉殿の13人』でもあり、三浦義村が高齢になったときにやり返されたのは小気味よいと思いましたが、本作の場合は違いますよね。
華流時代劇では、年長者への無礼な言動は、儒教の敬老精神に照らしあわせて最悪の愚行であるため、そんなシーンは出てきません。
仮にそんな場面があるとすれば、人格低劣な小悪党を描くときになります。

義村が若い頃年長の武者をじいさん呼ばわりし、いつの間にか自分がじじいと呼ばれている、因果応報だと武者さんは書きたいのかもしれませんが、この場合、比較するべきは三浦義村ではありませんね。義村をじじいと呼んだ北条朝時の方だろうと思います。
そして例によって
「華流時代劇では~」
日本は儒教国家ではありません。しかも儒教道徳が広まるのは江戸時代に入ってからで、この当時そういう発想がどのくらい行き渡っていたかどうか疑問です。

それが『どうする家康』では、何度も実験をしてまでも表現したい、ウケ狙いの小道具にされている。
これを軽薄と言わずして何というのか。
突如、思いついたように『論語』を唱えられても、作品としてどうにもチグハグなのはそのせいでしょう。
暗記で試験は乗り切るけど、本質的には聡明でない――そんな人を見ているような、嫌なリアリティだけはあるんですけどね。

なぜ「ウケ狙い」なのでしょうね。この鳥居忠吉の関連記事のリンクがあったのでそれを見ましたが、そういう言葉は出て来ません。老家老である忠吉を、イッセー尾形さんがいわば如何にユーモラスに演じるかに比重が置かれているかとは思いますが。どこが軽薄なのでしょうか。
そして
「思いついたように『論語』を唱えられても」
とありますが、榊原小平太は論語を手にしていても、さして勉強に気乗りがしているようでもないし、唱えてもいないはずですし。このシーンでは漢籍や儒教的発想はさほどに重要なものではないのが窺い知れます。

従って
「作品としてどうにもチグハグ」
とも思えません。またなぜこのシーンが
「暗記で試験は乗り切るけど、本質的には聡明でない――そんな人を見ているような、嫌なリアリティだけはあるんですけどね」
となるのでしょうか。そもそもこの場合の嫌なリアリティなるもの、具体的にどういうことですか。例によって、また武者さんの自己満足というか、何となくわかったような書き方に終始している感じですね。

ここまで見て来て思うのですが、今年のはやらないで(あらすじもまともに書かれていないし)、別に場所を設けて、昨年の思い出に浸っていた方がいいのではないでしょうか。


飲み物-ホットウイスキー

[ 2023/01/20 01:45 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第16週「母と私の挑戦」第3話&第4話

第16週の第3話(第74回)と第4話(第75回)です。


第74回
出勤前の舞はネジの勉強に余念がなく、遅刻すんでとめぐみに言われて家を出て行く。そのめぐみは、斑鳩商事のネジの出荷のデータを見て、単価が安すぎて売るほど赤字になっていると藤沢に指摘する。その時はリーマンショックで仕事が減り、儲けが少なくてもないよりはマシと藤沢が単価を引き下げたのだった。済んだことは仕方がないと言うめぐみだが、これが赤字となってIWAKURAの経営を圧迫していた。

休憩時間に落ち込む藤沢。そして舞は笠巻からネジについて教わっており、笠巻は太陽光発電の時に発注されて、没になったネジを見せる。これでうちはえらい目に遭うたのに、まだ捨てていなかったのかと藤沢は言うが、笠巻に言わせれば、IWAKURAの技術がこれに凝縮されていた。2ダイ3ブロー(素材を2回押し込み3回打ちつける機械)で作ったネジである。舞は営業用にこのネジの完成品を貰う。ネジ好きな土屋がそれを見ていた。

さらに笠巻の補習が行われ、ネジの値段には金型代が影響する、藤沢はここを甘く見積もったと指摘する。この補習には、いつのまにか多くの社員が集まっていた。めぐみは金型1つで何本作れるかを尋ねる。笠巻は土屋に質問を振り、土屋は5万本てところかと答えて褒められる。金型が6万円なので、ネジ1本の金型代が1円20銭という計算になる。それに固定費や材料費を足したらと、めぐみは計算を始め、結局斑鳩商事のネジの値段は1本4円50銭にして、利益を出そうとする。

問題はそれを先方が受け入れるかだった。一方舞はカワチ鋲螺に行き、ネジを見せて、これを2ダイ3ブローで作るからコストを抑えられること。そして頭が大きくネジ部が短いという特殊な形状のため、丸ダイスで1本ずつ加工する工場が多いが、当社は独自技術を生産性の高い平ダイスで加工することを説明する。独自技術とはと聞きたがる森本に、社外秘だと舞。勉強しはったんですなと森本。

しかし森本は、お願いできる仕事はあれへんのですわと席を立つ。どんな小さな仕事でも精一杯やらせてもらうと言う舞に、森本はかつての浩太がだぶり、何やあんたのお父さん思い出しますわと言う。舞は必死に食い下がるが、結局仕事は貰えず、窓の外を飛行機が飛ぶ音が聞こえる。

めぐみと藤沢は斑鳩商事にいた。値段の交渉をするめぐみに、急にそないなこと言われてもなと担当の香川。そもそも藤沢がこの値段でお願いしますて踏み込むから、香川は受けたまでだった。さらに奥さんが社長になったことで、どこまでやりはるもんか期待していたが、それが値上げの交渉とは、やっぱり主婦が家計見直すみたいなことしかできはらへんのやねえと、歯に衣着せずに言う。

めぐみは主婦が家庭守るように、社長は会社を守らなければならず、材料費が高騰している今、このままの値段では会社を危険にさらすことになると反論する。あと3か月このままでやり、その間、4円50銭より安い値段で作れる会社をお探しになれたら、そちらに頼んでいただいて結構、けどそんな会社ありますやろかと言うめぐみ。

一方的に値上げをお願いするつもりはないが、めぐみは今後新しい依頼を貰えたら、設計段階でコスト面でメリットのある提案を、プラスアルファでさせてもらうように求める。さらに新しい価格は、弊社の職人たちの高い技術への、正当な対価と思っているとも言い、香川に頭を下げる。

藤沢は帰社後、めぐみのその姿勢をかっこよかったと社員たちに話し、そして「うちの職人らが持っとる高い技術への正当な対価じゃ。ワレ、文句あんのけ」と言ったなどと言い、垣内から奥さんそんなに柄悪くないと突っ込まれるが、一歩も引かずに決めてくれはったと藤沢は嬉しそうだった。

その話を立ち聞きした舞は事務所に戻る。仕事取れたのかとめぐみに訊かれ、全然と答える舞だが表情は明るかった。そこへカワチ鋲螺の森本から電話が入る。森本は薄型テレビのネジの、見積もりを頼みたいと言って来たのだった。取りあえず設計図を見てほしいと言われ、すぐ伺いますと嬉しそうに返事して出て行く舞の後を藤沢が追う。


第75回
舞と藤沢は会社に戻ってくる、すると社員たちがまだ休憩室に残っていた。山田曰く、お嬢さんが初めて仕事取ったって話したら、みんな図面見るまで信じへんてと言い、舞はいそいそと図面を見せて皆はそれに群がる。発注数も多く大きな仕事だが、土屋は設計者がいないのを気にしていた。設計、つまり、どのような工程でねじを作るのかを決められたのは先代社長の浩太と結城だけだったのである。すると結城に特訓されたと、尾藤がそれを買って出る。

しかし尾藤はしくじってしまう。5万円の金型がネジ1本を作っただけで壊れてしまい、笠巻は、塑性加工は色んな条件が絡むさかい、計算通りに行かへんもんやと言うが、尾藤は結城はいつも計算通りに結果を出していたと言う。無論結城の腕は現場で経験を積んだその賜物で、お前も焦らんと身に着けたらいいと笠巻は言うものの、納期まで一月で、誰か設計できる者を呼ぶしかなかった。社員は心当たりの人物を探すことにする。

舞は浩太の仏壇の前に座り、祈るような気持で結城に電話をする。しかし聞こえて来たのは留守電の声だった。舞は設計のことで助けてほしいと伝言を残し、うめづで待っていますと言うが、いくら待っても現れなかった。そして工場では尾藤も悩んでいた。その時足音がして結城が姿を見せる。結城は遅れたことを詫び、分かれへんことあったら、いつでも連絡してこいいうたやろと尾藤に言う。

そしてめぐみに、図面を見せてくれと頼む。めぐみはしばし悩むが、尾藤に図面を持って来させる。結城は壊れた金型も持って来させ、どの部分がよくなかったのかを把握すると、自分に金型を試作させてくれと頼む。渋るめぐみ。しかし結城はIWAKURAに恩返しをしたいと思っていた。相良は、他社の社員となった結城に図面を渡したことを訝る。お前にはプライドはないのかと尾藤に言うが、舞は結城に頼んだのは自分だと言う。

尾藤は結城が仕事の後、無償で手伝ってくれていること、来週の夜6時に作業をすることを告げ、社員たちの協力を求める。舞も、どないしてもこの仕事をやり遂げたいと頭を下げる。しかしそれやったら結城をちゃんと雇え、そんなんで品質が保てると思わへんと言う声も出る。その一方で山田が手を挙げる。しばらく合コンがないというのがその理由だった。土屋、藤沢も名乗りを上げ、お前らだけ残ってもなと宮坂も仲間入りする。しかし夜中までは許さんと言うのが条件だった。

無論笠巻も残ることになる。山田に礼を言う舞に、別にお嬢さんのためではないと山田。宮坂は、垣内ら他の部署もおらんと間に合えへんでと言う。そして結城がやって来る。宮坂はよう来れたなとまず口を開く。そして扇さん許してくれはったんやなと言うが、その宮坂に紛らわしい言い方すな、歓迎してへんのかと思うがなと笠巻。

その場の空気がほぐれ、やがて作業が始まる。結城は形状を変えた方がいいと言い、以前浩太とこれに似た加工をしたことがあって、油の吹き付け方の工夫なども教えて貰っていた。山田は皆に、うめづにお好み焼きを買いに行くと申し出、舞と藤沢も同行する。

しかしこのネジの転造の前に、寸法はいじらんとあかんかもと笠巻は言う。しかも試作品に結城は納得していなかった。こんな遅くまでありがとうと言うめぐみに、もうこんな時間かと結城。楽しくてあっと言う間だった、仕事する楽しさのようなものを、久々に思い出した、ここで仲間とネジを作るのがやっぱり好きやなあと楽しそうに結城は話す。

その結城に舞は戻って来てもらえませんかと口走り、すぐに勝手なこと言うてすみませんと打ち消す。ほな俺も勝手なこと言うわ、ホンマは戻って来たいと結城も同じ思いだった。そして家に戻っためぐみと舞は、結城に戻って来て貰えたらと思いつつも、雇い直すだけの金がないのも事実だった。

舞は風呂へ行き、めぐみは悠人から貰ったマンションのパンフレットを眺めて、悠人に電話をかける。シーンが切り替わり、めぐみは舞を始め、社員にIWAKURAの売却のこと、土地と工場を買ってくれた人に家賃を払い、ネジを作り続けることを伝える。その売却の相手は悠人だった。社員の間から動揺が走る。


営業回りが続きます。舞は笠巻のおかげで少しは詳しくなり、その点をカワチ鋲螺の森本に褒められるものの、肝心の仕事は貰えませんでした。一方藤沢に同行して貰っためぐみは、斑鳩商事の、ちょっとこわもてな感じの相手に交渉し、藤沢はその様子がかっこよかったと、社員に話して聞かせます。この交渉で相手に要求を飲ますのもさることながら、めぐみは経理の経験があるせいか、ネジ1本分の値段をさっと出すところなども、流石に仕事慣れしています。

そのめぐみの交渉について耳にした舞は、何やら心が弾むような感じだったのでしょう。仕事は貰えていないけど嬉しそうで、そこへカワチ鋲螺から電話がかかって来ます。薄型テレビのネジの発注でした。そう言えばちょうど地デジ化の時代だったのですね。舞が取った初めての仕事は大掛かりなものでしたが、肝心のネジを設計できる2人が最早おらず、結城の教えを受けた尾藤が作るもののうまく行きません。

結局結城に来て貰うことになります。めぐみは既に他社の社員になっていることもあり、結城に図面を渡すのをためらいますが、結城はIWAKURAへの恩返しのつもりでした。と言うか、仕事を貰うということは、とりもなおさずネジの設計と製造を意味するのですが、まだその辺りを決めていなかったようです。結城は試作品には満足していませんが、久々にIWAKURAでネジを作って楽しそうでした。

舞もめぐみも彼に戻って来てほしいのはやまやまでしょうが、如何せん3人の子供をIWAKURAの給料で養えず転職したわけですから、彼を再度引き抜くには、それなりの収益が見込めないとどうにもならなかったのです。ところで舞が結城に電話をする時に「章にいちゃん」と呼んでいますが、舞も社会人だし、ここは「結城さん」の方がよかったような気がします。無論後で顔を突き合わせている時は「章にいちゃん」でいいかと思いますが…で、結城が「結城さん」なんて、他人行儀だなどと言う設定でもよかったのではないかと。

そして最後でいきなりめぐみが、IWAKURAを売るなどど言っていますが、あれはめぐみの頭の中の風景なのか、それとも実際に起こっているのか、一体どちらなのでしょう。あと「どうなるIWAKURA」は、「どうする家康」の捩りでしょうね多分。

それと丸ダイスと平ダイスについて、山梨県の会社のサイトのURLを置いておきます。
https://www.nisseiweb.co.jp/formrolling.php?page=fmmachine


飲み物-白いカップの紅茶
[ 2023/01/20 00:45 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)

『舞いあがれ!』第16週「母と私の挑戦」第1話&第2話

第16週第1話(第72回)と第2話(第73回)です。


第72回
めぐみは社員を集めて経費削減と在庫処理への協力の礼を述べ、人員整理が終わったことを伝える。これで融資の返済期限も延長されるが猶予は半年であり、それまでに強固な収益基盤を作るべく営業に力を入れ、自分と藤沢と舞とで、新規事業を開拓するつもりだと言う。社員からは、なんでお嬢さんがとか、パイロットになるんちゃうのと言った疑問の声が上がる。

舞は内定を辞退したことを伝え、めぐみは新規の仕事を増やすべく、営業に人手が必要だと判断していた。舞は父が守ろうとしたこの会社のために、できることをやりたい、できないことも覚えて行ってできるいようになりたい、働かせてくださいと頭を下げるが、俺らの許可取る必要あらへんねと宮坂は言い、以上で話が尾張なら作業に行ってもいいかと尋ねる。

舞は藤沢にも挨拶をするが、藤沢も戸惑い気味だった。昼休みの休憩室。社員の間では、舞が梱包を続けるも発注が減っていることから、翌日から午前中は梱包、午後は営業であることを噂していた。相良は、そんな素人が仕事取って来られるほど甘くないと言うが、他にいませんやん、お嬢さんに頼らなあかんくらいうちはやばいという声も聞かれた。舞が家に戻ると、めぐみが電話をしており、ちゃんと考えて決めたことたいと話し、舞に代わると言う。相手は祥子だった。

祥子もめぐみのことを気にしていたが、舞はハカタエアラインの内定を辞退し、めぐみと工場を立て直すと決めたと伝えて、パイロットになるのを楽しみにしていた祥子に詫びる。謝ることはなかと祥子はその決心を褒め、舞はお母ちゃんは自分が支えるから心配せんといてなと言う。そして祥子の家に滞在していた朝陽は、今日初めて星空クラブの友達を連れて来ており、学校に行こうと誘われて、その気になっていた。

私も頑張ると言う舞は、その後夕食の席で、これから忙しくなるけど晩御飯は一緒に食べよなと言う舞。しかしめぐみは、金融機関に出す書類作りに追われて営業に手が回らず、舞は藤沢から指示を貰っていた。営業に慣れた藤沢の電話での応対に比べると、舞はいささか頼りなかったが、結局新規の仕事は見つからず、藤沢は直接会う方法を採る。要は飛び込み営業だった。手分けして回った方が早いという藤沢は言い、舞は1人で営業に向かうことになる。無駄に張り切ってはるわと山田。

しかしアポなしの営業では不在と言われ、舞は次のカワチ鋲螺に行く。ここはかつて浩太も仕事を貰い、規格外のネジの注文を受けて、会社を軌道に乗せたことがあった。担当の森本から御社とは10年以上のお付き合いと言われ、舞は単刀直入に、新しい仕事をいただけないかと言う。

しかし森本は厳しい言い方だが、経営経験のないめぐみが社長になったことで簡単に信用できなくなった、今のIWAKURAがどんなレベルの製品なら引き受けられるのか、ちゃんと理解しているのかと尋ね、未経験者が工場やって行くのはどだい無理と話を切り上げる。舞はショックだがその通りやと思い、ネジのことようわかったうえで営業できるようになりたいと、関連本のページをめくる。

隣の席の山田は彼氏いてはりますと訊き、いえと答えると、そんだけ素直やったらモテるやろなと言う。舞は転造加工と切削加工のコストの違いがわかるかと訊くが、もちろん山田はわからなかった。舞は笠巻に訊こうとして出て行き、廊下で出会った宮坂はこれからネジのお勉強かと言う。


第73回
笠巻のネジの補習授業にめぐみも加わる。社員たちはそれを見ながら、相良は笠巻さんもしんどいこっちゃ、素人に一から教えなあかん、その素人がうちの社長やからな情けないわと口々に言う。しかし土屋はネジが好きだからと仲間に加わり、山田は合コンへと向かう。笠巻の講義は続く。

転造ネジは圧縮するから金属のつながりが残る、だから強い、切削は金属のつながりが断ち切られるから強度は低くなるのである。しかも切削は断ち切ることによる材料のロスと、時間がかかることでコストが高くなる。夜、舞は倉庫でネジの勉強をしていたが、誰かが入ってくるのに気づきお帰りと声を掛ける。しかしそれは兄の悠人だった。

悠人は舞の内定辞退に驚き、アホちゃうかと言う。ネジ量る前に航空会社と先の見えへん工場、天秤にかけてみろやと言われ、お兄ちゃんには関係ないと言い返す舞。その悠人は舞から、夕食のカレーがあると言われても要らんと言う。そこへめぐみが戻って来て、舞はめぐみのためにカレーを温める。めぐみは悠人を見てどないしたんと尋ねるが、おふくろこそ何してたんと悠人。

たまった仕事を片付けていたと答えるめぐみは、半年以内の経営改善のために、新しい仕事を取らないと、融資の返済猶予は待たれへんと言われていると言う。しかし悠人は冷ややかだった。そしてめぐみは、雪乃に貰ったと梨を取り出して、悠人の前に置く。お父ちゃんにお供えしてあげてと言うが、悠人は拒否する。そして仏壇に手を合わせるめぐみに悠人はやつれたなと言い、否定するめぐみに話を切り出す。

その話は、工場を壊してマンションにしないかと言う提案だった。初期投資は自分がする、借金はなくなって、おふくろはマンションの家賃収入で生活できて楽になると悠人。めぐみは礼を言いつつ、楽やのうても工場を続けたいと言い、舞もお母ちゃんと工場を立て直すと決めたと言う。悠人は営業でどれだけ仕事が取れたかと訊くが、まだ一件も取れていなかった。

そんなんで半年後の経営どないする、潰すんやったら早い方がええ、半年ジタバタしても意味ないわ、連絡待ってると言って出て行ってしまう。舞はもっと営業を頑張ると言い、1人売り込みのシミュレーションを行う。しかしやはり仕事は取れなかった。戻ってみると山田は、合コンに備えてマニキュアした爪を乾かしていた。

今日も駄目だったと言う舞に、お嬢さんて要領悪いですよねと、まあ要領よかったらこの工場に来ぇへんか、パイロットになるチャンス捨ててと言う山田。私なんか、どっかに逃げる方法ばっか考えてますけどねと山田は言い、爪が乾いたようでほなお先にと席を立つ。舞は家に戻る途中、郵便受けに貴司からのハガキを見つける。自作の歌が書かれていた。
「君が行く 新たな道を 照らすよう 千億の星に 頼んでおいた」

舞はノーサイドへ行く。すると道子が大げさな身振りをして奥の方を指す。そこには久留美と八神がいた。バイオリンも弾けるんですかと久留美が尋ね、3歳からと八神が答える。私は鍵盤ハーモニカくらいしかと言う久留美に、ええやん今度セッションしよと八神。道子に言われて久留美は舞に気づく。舞と八神は互いに自己紹介し、舞は1人で別のテーブルに座る。

久留美嬉しそうですねと言う舞に、ハッピーハッピーハッピーやでと道子。舞はこれからネジの勉強をするつもりで、目を覚まそうとコーヒーを頼む。頑張ってんねんなあと言う道子に、会社の役には立ててない、要領悪いんかもと言う舞。何でもそつなくこなす人より、要領悪い人の方が人間らしくて好きやと道子は言う。その時八神に呼び出しが入る。はよ行ったげてとカバンを渡す久留美。

舞にいつから付き合っているのか訊かれ、仕事仲間と思っていたけど春に告白されたと久留美。しかしもっと仕事できるようになりたいと、一度は断っていたが、友達でいいからと言われ、食事したり勉強会したりしているうちに、別れるたびに胸がキュッとなることに気づいたと言う。もっとはよ教えてくれたらよかったのにと舞は言うが、久留美は舞に気を使って言わずにいたのである。

幸せ分けて貰ってめっちゃ嬉しいと言う舞に、久留美は八神に会ったら元気出る、付き合ってから前より仕事頑張れるようになったと楽しそうだった。舞はと訊かれ、舞は自分に来た貴司のハガキを見せる。星て千億もあるんやろかと久留美は言い、もっともっとあると舞は答える。


めぐみが社長になり、舞も営業担当としてIWAKURAに就職することになります。しかし営業と言うのは、自社の商品を売り込むためのもので、そのためには、ネジのことをすべて知っていないとできないはずですし、そうでないと取れる仕事も取れなくなってしまうと思うのですが。かつて浩太が仕事を貰ったカワチ鋲螺からも、めぐみが社長では不安と言われるのみならず、今のIWAKURAがどんなレベルの製品なら引き受けられるか理解しているかと舞は言われてしまいます。

これはちょっと甘さがあったと言わざるを得ないようです。結局舞、そしてめぐみもネジについて、笠巻から教わることになります。社員たちは何となく不安そうです。事情が事情だけにやむを得ないとも言えますが、ちょっと後手に回っている感、何かしらもどかしさを覚えるところがあります。率直に言って、今のIWAKURAは自転車操業と言っていい状態で、半年以内に仕事を取る必要があるわけですし。そんな中、悠人が急に戻って来ます。

悠人の発想は元々が合理的で、しかも工場に興味がないだけに、ここを潰してマンションにしてはどうかと言い出します。無論マンションを作るにしても、入居率のことを考えないといけないのですが、悠人はその点もチェックしているのでしょうか。それでも工場を続けたいと言う舞とめぐみに、半年ジタバタしても仕方ないと言い、父に線香を上げることもなくそのまま帰ってしまいます。

工場の事務を担当している山田は、舞とは正反対とも言える性格で、何が自分を利するかを真っ先に考えているようです。この人物のみならず、社員の様々なキャラが描かれていること、めぐみの方針に必ずしも賛成ではないことが描かれているのは、ドラマを観て行くうえで興味深いです。しかし舞が、どこかに飛行機と接点を残しておきたい、忘れたくないと1人悩むシーンが、もう少しあっていいかなとは思いますが。

そして久々に久留美の登場です。やはり八神先生と付き合うことになったようですね。彼女の場合職場恋愛であるだけに、互いの心が通じ合いやすくもあるようです。しかし久留美のお父さん、今どうしているのでしょうか。あと朝陽君、やはり祥子ばんばの所にいたのですね。祥子が浩太の葬儀に行く時は姿が見えず、東京に戻ったのかと思っていたのですが、あの後も五島の星空クラブに通っていたようです。


飲み物-冬のティータイム





[ 2023/01/17 23:45 ] 朝ドラ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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