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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 73その2

『武将ジャパン』、大河コラム第36回関連記事、前半部分への疑問点です。

鎌倉殿の13人感想あらすじレビュー第36回「武士の鑑」 - BUSHOO!JAPAN
(武将ジャパン)
https://bushoojapan.com/taiga/kamakura13/2022/09/19/170929


1.そのころ戦場では、義盛の不意打ちがあっさりと見破られていました。
なぜわかったのか?
義盛は慌てふためいていますが、やはり兵法書理解の差でしょう。
進軍の際にズンズン歩いて鳥がバタバタと飛び去っていたら、一目瞭然でバレてしまいます。そもそも重忠は高所に陣取っています。
義時はまっすぐ来る相手に備え、守りを固めていました。

兵法書がどうこうと言うより、義盛は脇から攻めると口にしており、重忠もまたそれを見抜いていた以上当然かと思います。現に戦場で重忠は、敵軍に和田がいないと言っていますね。それとここでは鳥が飛び立つシーンなどはありません。

2.周囲に武士や郎党が集まると、あの計算高い義村ですら、こう宣言します。
「手を出すな! 誰も手を出してはならぬ!」
総大将同士が組み合って戦うなんて、それこそ兵法書通りじゃない。
それでもあの義村すら天意に呑まれたように見守るしかない。

武者さんとにかく兵法書にこだわりたいのは分かりましたが、この場合は昔から共に戦って来た戦友同士が敵味方となったことで、いわく言い難い何かにかられたからと思われます。

3.この二人の勝敗は何が分けたのだろう?
天命の差でしょうか。この場面はかなりおかしいように思える。なぜ重忠はとどめを刺さないのか?
私は天命ということにしたい。
重忠を見る義盛も、泰時も、義村も、何かに打たれたような顔になっている。
もう重忠は人ではない何かになったのかもしれない。
こんなにボロボロなのに荘厳です。

そもそも重忠は戦をしに行ったわけでもなく、また坂東武者の潔さにこだわっている以上、自分が有利になった状況下であっても、相手を討つのをよしとしなかったからではないでしょうか。

4.誇り高く、己の命より名を守った重忠。そんな巨大な星からすれば、保身に走る時政はなんと小さく醜いことか。
大江広元も、執権殿は強引すぎたと振り返っています。
御家人たちのほとんどは畠山に罪がなかったと語り、八田知家も同意。

先日も書きましたが、時政には時政の考えがあってのことです(りくの考えと言うべきかも知れません)。但し、そのやり方はあまりうまくなかったと言えるでしょう。仮に時政がりくほどの策謀家であれば、もう少し重忠をうまくあしらい、自分達の評価も落とさずに済んだ可能性もあります。無論この場合、別の形でトラブルが発生することもまたありますが。

5.「畠山殿を惜しむ者たちの怒りを、誰か他のものに向けては?」
またまた広元が恐ろしい提案をしてきました。
罪を誰かに押し付けよ、とのことですが、では誰に?
「重成に?」
時政が義時にそう言われてギョッとしています。

重成の場合、史実では最初からこれに加担していたと言われてもいるわけで、処刑されるのもやむなしではありました。ただ三谷さんの脚本では欲に目がくらみ、最終的に濡れ衣を着せられたという設定となっていますが。そして広元の「恐ろしい提案」ですが、取りあえず時政の面目を保ち、ことを極力穏便に解決するには、これしかなかったのではないでしょうか。

6.「わしはな、皆の喜ぶ顔を見ていると、心が和むんじゃ」
そうしみじみと語る時政は、やはり天命が理解できておりませんね。
時政はりくの言いなりだ。悪女とそれに翻弄される男、いわばマクベス夫妻のように思える。
時政とりくの老成できないバカップル。いたずらに歳っただけで、成熟はしていない。
この手の組み合わせは悪女論で語られがちですが、堕落させた女と堕落する男、悪いのはどちらなのか?
時政は優しい。気のいい頼り甲斐のある男。
その本質は不変のまま、しかし低い方へと流されました。

この『鎌倉殿』に於けるマクベスについて、別のコメントでも目にしたことがありますが、ちょっとそれはどうかなと思ってはいます。あとバカップル呼ばわりは、武者さんがりくを嫌いと言うこともあるかと思います。もっと客観的に見れば、それぞれの立場があることくらいはわかるでしょう。

その一方で、
「この手の組み合わせは悪女論で語られがちですが、堕落させた女と堕落する男、悪いのはどちらなのか?」
とあり、女性であるりくを一方的に責め立てるのは、やはり気が進まないようでもあるわけで、寧ろこういうことに対する武者さんの心理を知るうえで、興味深くもあります(これは小檜山氏名義の朝ドラ評も同じ)。
あと以前も書いていますが、りくを演じる宮沢りえさんが、三谷さんはりくをこれまでの悪女と同様には書きたくないと言っていたと、そうガイドブックでコメントしています。

それと本質的に時政は坂東武者で、御家人は昔からの仲間であり、幕府の中枢は身内であるため、そこが見方の甘さにつながったとも言えるでしょう。

ところで時政の「和む」という言い方について

「『和む』という時政の言葉も、サイコパスでもなんでもなく、普通の人間がやらかしがちなよくある過ちでしょう。ダメ大河でもありがちで、具体例を挙げますと、2019年『いだてん』でこんなシーンがありました」

とあって、『いだてん』と『青天を衝け』に対する批判というか誹謗中傷と言うべきものが長々と書かれているのですが、例によって例の如くなのでここでは省略します。

7.所領の分配を尼御台に任せると言い、広元もこれには納得です。
別に恋愛感情ではなく、このあまりに尊い何か特別な存在に心酔しています。
広元は色気がある方ではない。
比企能員が設定した宴で美女たちのお酌を受けていてもムスッとしていた。
そんな広元が甘ったるくなるとすれば、それは尊敬できる相手だからです。

と言うより、広元はそもそも比企能員のような武者に馴染めていないし、政子に対しては、頼朝の未亡人という意味で尊敬はしていても一線を超えることなく、寧ろ時政にぶつけるとすれば、彼女ほどの地位でないと難しいと読んだからではないでしょうか。しかし「甘ったるくなる」と言う表現もどうかと思います、「女性に寛容な態度を取る」とでも書いてほしいものです。

8.政子本人は断ろうとしますが、それでも広元は、尼御台から御家人に所領を与えてやって欲しいと粘る。
自分が口を出せば政(まつりごと)が混乱すると警戒していました。彼女は頼朝の言いつけを心に留めている。なんと貞淑で素晴らしい女性なのでしょうか。

りくがあまり好きでない(しかし女性であることで否定はできない)ものの、政子は大好きと言っていい武者さんらしさがここでも現れていますね。無論彼女も、かつては夫のすることにあれこれ言っていたわけで、尼となってから、いくらかは卓越した物の見方をするようにはなりました。

9.「そのさき、あなたが執権になるのですか?」
「私がなれば、そのためになったと思われます」
「私が引き受けるしかなさそうですね」
「鎌倉殿が十分に成長なさるまでの間です」
政子にそう言う義時。この対話は重要だと思います。
姉も、弟も、どちらも権力が欲しいわけでもない。

どうでしょうね。義時の場合は、いずれ自分が執権にと考えていて、取りあえず冷却期間を置いたようにも見えますし、この人が権力を握ったら握ったで、色々な事態が出来することになるのですが。

あと

10.幼主が成長するまで母が政治を行うことを、東洋史では【垂簾聴政(すいれんちょうせい・御簾の向こうで政治を聞いている)】と称します」

たぶんこれを出してくるだろうなと思いました。ただし必ずしも幼帝の母親というわけでもなく、当時の皇后や皇太后が政を行っていたと言うべきでしょう。かの西太后も、そうだと言われています。

11.7月8日――尼御台の決めた恩賞の沙汰を二階堂行政が読み上げています。
動揺したりくが「執権殿をさしおいて政子がしゃしゃりでるとは!」と怒り、政子が口出しすると政(まつりごと)が混乱すると責めている。自分だって散々引っ掻き回していることは全く無視。
時政は怒り、脇息を蹴り飛ばします。
りくも驚くほど、時政は激怒しているのでした。

はっきり言って、政子と義時の密談など、りくは知る由もありません、政に関わらないと言った政子が権力欲を出して、ああいう場に出てきていると思ったでしょうし、しかも執権たる自分の夫を差し置いてとなるわけですから、怒りをぶちまけたとしても無理はありません。しかし
「政子が口出しすると政(まつりごと)が混乱すると責めている。自分だって散々引っ掻き回していることは全く無視」
とありますが、政が混乱するとは言っていません。りくが言っているのは
「なぜ政子がしゃしゃり出るのです」
「政に関わらないはずではなかったのですか」
であり、なおかつ父である執権殿(時政)を差し置いたことで憤懣やるかたないわけです。
それと
「自分だって散々引っ掻き回している」
と書くのなら、どこをどう引っ掻き回しているのか具体的に書いてほしいですね。


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[ 2022/09/24 01:15 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 73その1

『武将ジャパン』、大河コラム第36回関連記事、前半部分への疑問点です。

鎌倉殿の13人感想あらすじレビュー第36回「武士の鑑」 - BUSHOO!JAPAN
(武将ジャパン)


1.時政は狡猾です。爺様(じさま)こと三浦義明の仇討ちだとして三浦一門をけしかけている。

時政の場合は、武蔵が欲しくて御家人を煽っている感じですね。脇も甘いし。狡猾というのは、自分を利するためにずる賢く立ち回ることであり、寧ろ三浦義村の方がそういう形容がぴったり来そうです。

2.感情に流される義盛と、感情を一切断ち切って進む義村がそこにはいます。同族、同時代、似たような環境でこうも違うとなると、先天性の個性があるのでしょう。

「先天性の個性」と言うより、ここは「持って生まれたものの違い」とでもしてほしいです。

3.今でこそ湘南リゾートのイメージが強い由比ヶ浜ですが、この浜では結構人骨が発掘されます。
当時から「処刑あり、火葬あり」といった調子で、かなり大量に出てくるんですね。
(中略)
今年の湘南は、爽やかなイメージではなく日本版『ゲーム・オブ・スローンズ』こと『鎌倉殿の13人』観光を展開していて、なかなかシュールなことになっていますね。

いつから『鎌倉殿』が、日本版『ゲースロ』になったのでしょうか。武者さんの個人的願望でしょう。

4.間が悪いのが北条泰時です。義時の継室・のえが実は悪女であることを伝えようとして、怒鳴り返されます。
「今はそれどころではない!」
時房に出直すよう諭され、廊下に出た泰時は彼女とすれ違うのですが……なにやらお腹を抱えて苦しそうな表情をして、うめいています。

当初はのえのことで、何か別のことが発覚したのかと思ったのですが、どうもそうではなさそうでした。しかしもう義時も感づいているでしょうし、のえも妊娠している以上離縁は難しいでしょう。

5.ちょっと気になるのが泰時の性格です。
彼は空気が読めません。
どこかギスギスした雰囲気で、父も叔父もイライラしているとなれば、察することもできるはず。しかし彼はそういうことが苦手です。一言で言えば不器用なのでしょう。
そんな夫の欠点を補うのが初でしょう。
これまでも義時と泰時の間でクッション的な役割をこなしてきました。
彼女がいないところだけに、泰時もああなってしまったと。

「そんな夫の欠点を補うのが初でしょう」とあるのですが、無論この回に初は出て来ませんし、彼女がいないからああなったとも一概に言えないかとは思います。私としては、そういう泰時の性格がやや鬱陶しく感じられますが。

6.実朝は下文を取り下げたいと戸惑っています。あんな卑劣な騙され方を祖父にされて気の毒ですが……それでも義時は、一度取り下げたら威信に傷がつくと認めません。
これは世の真理かどうか?
一度決めたことを撤回することの是非とは面白いものです。義村あたりなら案外あっさり取り下げるかもしれない。

征夷大将軍たる人物と、御家人の義村を同列に論じることはできないのではないでしょうか。重みが違いすぎます。

7.『真田丸』の真田昌幸はホイホイ方針を変えて、「朝令暮改の何が悪い!」と開き直っていましたね。
そうすることで「この表裏比興が!」と言われることをどうでもいいと割り切れた。性格が左右しますね。彼は少数派です。

こちらも、なぜ鎌倉時代と戦国時代を同列に論じるのか不明です。ついでながら『真田丸』の昌幸の性格は、戦国という混とんとして掟破りが当たり前とも言える時代とよくマッチして、かなり面白いものがありました。

8.そもそも時房は、北条家の中でも立場が強くありません。異母弟である北条政範の下にいるような立ち位置であるからこそ、りくからも手厳しく言われる。

母親の身分の違いでしょう。りくの子である政範は、若くしてそれなりの官位も貰っており、異母弟と言えども時房は頭が上がらなかったわけです。

9.畠山は必ず討ち取るという時政に、しなだれかかります。
「しい様はいかないで」
「わしは御所に残って鎌倉殿をお守りする」
醜悪の極みを見せつける男女。この姿を覚えておきましょう。
我が身可愛さだけを考えている下劣さ。重忠とちえが蓮の花のような清浄の極みだとすれば、これは泥そのもの。
同じ夫婦愛でも大違いだ!

何だか時政とりくが、「醜悪の極み」だの「我が身可愛さだけを考えている下劣さ」などと言われていますが、時政には時政の考えがあったわけで、一概にこう表現するべきかどうかはかなり疑問です。一方で重忠とちえも「蓮の花のような清浄の極み」などと書かれていますが、何だか気恥ずかしくもあります。無論武者さんがそう思うのならそれでいいのですが、ただあくまでも個人レベルでの話です。
せめて
時政とりくは何とでも武蔵を手に入れておきたく、そのため畠山を討つ必要があった、一方重忠はこの事態にどう対応するべきか悩み、わずかな手勢を連れて、ちえと言葉を交わした後鎌倉へ向かう。この時の別れが、夫婦の永久の別れとなった。
くらい書いてほしいです。

10.なお、この一連の場面で、時政がりくを叱りつけた理由に「女子は黙っておれ!」という言葉はありません。
これは現代への配慮だけでもない。
巴御前のような女武者もいるし、当時は性的な役割分担がそこまで強固ではありませんでした。
本当に畠山は謀反を企んでいたのか?

まず最後の
「本当に畠山は謀反を企んでいたのか?」
改行を忘れたのでしょうか。どうもそれまでの文章とはあまり関係がなさそうなので。
そしてこの「女子は黙っておれ」云々ですが、巴御前のような女武者なら戦国期にもいますけどね。

そしてなぜこのような記述があるのかと思っていたところ、このようなツイを見つけました。

https://twitter.com/Sei_Kobeee/status/1571740540647141376
大河ってそんなにいうほど「戦は嫌でございますぅ」と女どもが言ってましたか?あれだけ長い歴史のものなので全部見ておりませんけど。ミソジニー混じりのインターネットミームの類じゃないかと思っていますが。

この「戦は嫌でございます」はかの『江~姫たちの戦国~』で登場します。ですから他の大河ではともかく、この中ではそういうセリフが出て来ますし(と言うか、第1回からかなり凄まじい展開でちょっと驚きますが)、『花燃ゆ』にもいくらか似た表現があります。しかし武者さん的には、この大河はもう10年以上前のもので、10年ルールが適用されるのではないでしょうか。それとここに来て急にこういうことを言い出したのは、一体なぜなのでしょうね。

11.そうはいっても大軍勢で囲まれたら終わりだと三浦胤義が張り切ると、兄の義村が「黙っていろ!」と諭す。兄弟でも性格は正反対のようで、同時に兄として弟を導く気力もあまりなさそうですね。

ネタバレになりますが、この胤義は後に承久の乱で、京都方について兄と敵対することになります。それもあって、この頃から不仲であるという描かれ方になっているのでしょうか。

12.ここでちょっと気をつけたいのは、兵法の理解度です。
『孫子』や『呉子』などはこの時代にもあり、そういう書籍を読み、理解したとわかる武士の言葉も残されています。
とはいえ個人差があります。
布陣を理解している重忠と泰時は、漢籍を読みこなしているとわかります。重忠は「武衛」が「佐殿の唐名(とうみょう)」だと理解していたし、泰時は『貞観政要』を愛読していると判明しております。
そう言い合う義時と義村。これもこの二人の教養が滲んだ言い回しともいえる。
矛というのは古代中国の武器で、それを収めるというのは漢籍を読んでいれば出てくる言い回しです。時政や義盛は使わなさそうですが、その義盛が重忠との交渉役に選ばれました。

また漢籍ですか(苦笑)。ここで重忠は、武衛のことを理解しているとありますが、ドラマ中で上総広常に、頼朝のことを武衛と呼べと言ったのは義村ですね。

それと「矛」(鉾)ですが、古代中国に限らず日本でも使われており、特にこの鎌倉時代までは武器として使用されたとも言われています。また祭りでも鉾が登場することはあり、たとえば大阪の天神祭には鉾流神事(ほこながししんじ)がありますし、京都の祇園祭の山鉾巡行も有名です。古事記にも出て来ますし、少なくとも矛または鉾は何であるのか、知っている人は多かったでしょう。ちなみに天神祭の鉾流神事は10世紀半ば、山鉾巡行は9世紀半ばの清和天皇の時代に始まっています。


飲み物-スミスウィックのスタウト
[ 2022/09/23 01:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』第36回「武士の鑑」あらすじと感想-2

第36回「武士の鑑」後半部分です。


義時は行きかけて「しょんべんちびった」と言い、驚いた泰時がすぐに着替えを取りに行こうとするが、これは義時の冗談だった。

重忠は敵軍に義盛がいないのを見て、嚆矢を放つ。重忠が攻め入るのを実朝は懸念し、三善康信は数の違いに言及する。しかし八田知家は普通なら重忠の負けだが、御家人たちが畠山の潔白を信じ始め、身が入らずどう転ぶかわからないと言う。戦場では畠山軍が、和田の部隊が離れた所から自軍を攻撃していたのを目撃し、和田の兵に攻撃を仕掛ける。なぜわかったと義盛。

義時軍は正面から来る重忠を見て、守りを固めるように言う。そのため重忠は義時軍の背後に回り、泰時は太刀を抜いて応戦しようとするが、その重忠の後ろには義時がいた。2人は相まみえ、義時は刀身をへしおられたものの、今度は兜を捨てて再び重忠と争う構えを見せ、重忠も兜を脱ぎ捨ててこれに応じる。そして義時は馬上から重忠に飛びつき、2人とも地面に転げ落ちた。

歩兵たちがやってくるが、義村は誰も手を出したはならぬと制し、両者は短刀を抜いて応戦し合う。ついに両者は殴る蹴るの応酬となり、義時は何とか落ちていた短刀を拾い上げるものの重忠に奪われる。そして重忠は義時を仕留めたのか、ふらつきながら馬に乗り、その場を去った。

戦は夕方には終わり、時政は実朝に無事重忠の謀反を静めたと報告する。重忠はその後手負いのところを愛好季隆が射止めており、首が間もなく届くと時房が伝える。首を持ち帰ったのは義時で、重忠は逃げず、所領に戻って兵を集めることもしなかった。逃げるいわれ、戦ういわれがなかったからだと言い、ただ己の誇りを守ることのみに徹したと言うが、時政は面白くなさそうだった。その時政に義時は首実検を要求し、執権を続けて行くのであれば首を見るべきだと言い放つ。

大江広元も時政の強引さを批判し、御家人の間にも、重忠の無実を信じる空気が漂い始めていた。広元は誰かに罪を押し付けることを勧め、重成がその罪を被ることになった。時政は気乗りがしなかったが、最終的にはそれを受け入れ、重成は捕縛される。これは義時の策で、こうすることで御家人を時政から遠ざけようとしたのである。そして後始末は、自分で勝手に動き回った罰として義村にやらせることになった。

義村は時政の命令だと言って、重成の首を刎ねる。りくはこれで仇討ちができた、後は重成の分も長生きしていただくと夫に寄り添う。そして、これで畠山の所領は北条のものと言うりくに、時政は武功のあった者に分け与えるべき、皆の喜ぶ顔を見ていると心が和むと言うが、りくは不満げだった。一方義時は、所領の分配は政子に任せるという大胆な句を打ち出す。それでは政が混乱すると言う政子に、既に混乱の極みであると義時は言い、さらに重成の死に触れた政子に、命じたのは執権殿ですと義時は答える。

なぜ止めなかったのかと問う政子に、義時は、自分がそうするように勧めたからだと答える。重成は時政に退いて貰うための捨て石だった。恐ろしい人になったと政子は驚くが、すべて頼朝に教えて貰ったことだと義時は言う。父を殺すのではないかと政子は懸念するものの、義時は今の自分があるのは父のおかげだと言う義時。次の執権に就任するのかと訊かれ、自分が就任しては、そのために父を追いやったようでまずいと政子の就任を促す。

政子の執権職は、実朝が十分に成長するまでの限定的なものだった。政子も実朝には頼家の二の舞をさせたくはなかった。一方実衣は反発し、実朝に政治的実権を持たせないための策だと、実朝の前であるにも関わらず平然と言い放った。しかし実朝はこの討伐に責任を感じており、政子に一任することになった。一方で時政に関する訴状への署名は、かつての景時のそれをはるかに上回っており、いささかやり過ぎの感があった。

時政も自分が嵌められたことに気づくが、義時はこれはなかったことにすると言い、その場は何とか切り抜けるが、時政には御家人が反発するから、あまり前にに出るなと諫める。また恩賞の沙汰にしても、自分のまいた種と考えてくれと言い、時政は哄笑してやりおったなと言う。その後政子から恩賞が与えられるが、りくに取っては元々の執権である夫を差し置いてのこの行動が、如何にも面白くなかった。


まず「しょんべんちびった」などと言わせるのが、如何にも三谷さんらしくはあります。緊張をほぐす狙いもあったのでしょうが、戦場慣れしていない泰時は、かなり神経質になっているようです。そして和田義盛、自分たちだけあそこにいても、当然気づかれますね。

無論この当時の戦としては、このようなものでしょう。しかしどうも戦国大河の合戦のイメージを基準にすると、何だか陣形がばらけているようにしか見えないし、歩兵も足軽のように整然としておらず、正に武家政権の原初期の戦の一つの形ではあります。戦国期は戦が日常化することで、如何に効率よく戦うかが求められたことでかなりの変化を見せ、無論逃げること、撤退することもまた将の採るべきひとつの方法でした。あとこの頃の薙刀は刃が短く、これより後になるにつれて長くなり、さらにその後は槍が主な武器となって行きます。

義時と重忠、最初は騎馬で、中世ヨーロッパの馬上槍試合(トーナメント)と思われるような応戦、そしてその後は義時が相手を引きずり降ろしての乱闘。何やら喧嘩に毛が生えたようにも見えますが、それはさておき、短刀の取り合いに勝ったかに見える重忠は、そのまま馬に乗ってその場を後にしますが、生き残ったのは義時でした。重忠は愛甲季隆に討ち取られ、その首を持参した義時は、重忠は逃げもせず、また兵を増員しに戻ることもせず、己の誇りを貫いたと言い、暗に父の執権職が危ういと口にします。

見方によっては、重忠を討たせることもまた、父の失脚を狙うための策略であったとも取れます。それはともかく、牧の方(この大河ではりく)が騒いだこと、重忠との戦などの大部分はすべて『吾妻鏡』の記述によるものです。但し『吾妻鏡』では稲毛重成が最初から関与したことになっています。重成の弟の榛谷重朝もこの時殺されており、そして何よりもこの時、義時に男児(政村)が生まれたことになっています。この人の子孫の茂時は、鎌倉幕府滅亡の際、執権高時と運命を共にします。

個人的にはこの戦闘部分よりも、それに至るまでの方が面白くはありました。そして次回ですが、いよいよと言うか、平賀朝雅を巻き込んでの騒動となりそうです。


飲み物-ブロンドのエール
[ 2022/09/21 01:15 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』第36回「武士の鑑」あらすじと感想-1

『鎌倉殿の13人』第36回「武士の鑑」前半部分です。今回からあらすじを少し短めにしています。


実朝の花押入りの下文により、御家人たちは畠山追討に乗り出す。武蔵で兵を調えているのがその理由だと時政は言い、三浦義村や和田義盛に爺様の仇討ちができると持ちかける。そして時政は早速息子重保を由比ヶ浜におびき出そうとし、自分が出て行くと怪しまれるため、娘婿の稲毛重成にそれを命じる。うまく行けば畠山の後釜に据えると言われた重成は、この策に乗る。また時政は、重保は殺すなと命じていた。

しかし義盛はどこか複雑な思いだった。義村の弟胤義は、義時に伝えなくていいのかと尋ねるが、板挟みになって苦しい思いをするだけと義村はあっさりと答える。一方義時は時房からこのことを聞き、ほぞをかむ思いだった。するとそこにひょっこり泰時が現れ、のえのことを話そうとするが、出直せと言われる。その後泰時はのえとすれ違うが、のえは悪阻のようだった。その頃重忠は鎌倉へ向かう。

実衣は畠山は謀反を企んだと言うものの、実朝は下文を取り消したがる。しかしそれは自らの威信を傷つけることでもあった。義時は重忠を、鎌倉殿と話すために呼び寄せたと言い、実朝は重忠への恩を忘れていなかったが、その頃由比ヶ浜には重保が謀反人を討つべく駆けつけていた。しかし謀反人とはお前たちのことだと言われ、手向かいしなければ命は取らぬと言われるものの、重保は太刀を抜いて斬りかかる。時政は重保が殺されたことをを知って悔やむが、義村はこう答える。
「やらなければ、やられていた」

一方重忠は重保のことを知ったのか、二俣川の手前まで来てそれ以上進もうとしなかった。りくはすぐに兵を差し向けるようにと言う。このまま引き下がれば戦に、このまま進めばその気はないということだった。向こうが戦をする気がないのなら、戦っても無駄だと義盛は言うが、りくは畠山は謀反人だとの姿勢を崩さない。時房は政範を失った無念はわかるが、すべてを畠山に押し付けるのはよくないと忠告するもの、りくは政範がああいうことになって、腹の底では笑っているのだろうと頑なに言い張る。

その時泰時が来て、重忠が鶴ヶ峰に陣を敷いたようだと伝える。そこは敵を迎え撃つには格好の場所だった。義時も義村も義盛も、あいつは死ぬ気だと言い、だったら望みをかなえてあげようとりく。時政は妻にそれ以上口を挟むな、腹をくくった兵は強いと諭す。義時は父に、自分を重忠討伐の大将にしてくれと願い出るが、それは戦をしないためのものだった。義時は時房に、御所に残って時政を見張るように言う。そしておじけづく泰時に義盛は、自分を見て学ぶようにと言う。

時政はりくへの先ほどの言葉を詫び、りくは自分は戦の心得を知らない、的外れなことも言うと自らの行動を弁明する。時政は御所で実朝を守るつもりだった。また政子は重忠の謀反には懐疑的だったが、執権である時政がそう言う以上どうしようもなく、義時は政子に、いずれ腹を決めていただくことになるかも知れない、つまり、時政の執権職からの追放を暗示するようなことを仄めかした。

武装して鶴ヶ峰を目指した御家人たちだが、重忠から一望できる場にいてはひとたまりもなかった。しかも重忠は華々しく散る覚悟のようだった。義時はまず矛を収めさせると言うが、その役目は義盛が引き受け、義村も同意する。それでもらちが明かない時は、腕相撲で勝負すると義盛。その頃足立遠元は、時政が恐ろしいと政子に直訴していた。その遠元は目元がけいれんしており、所領に戻って休むことを政子は提案して、長年伝えてくれたことへの礼を述べる。

義盛は説得に行った重忠にやけになるなと言うが、重忠は筋を通すだけだと言い、北条のやりたい放題で、武蔵を奪い、息子に濡れ衣を着せたうえ、自分も義時の言葉を真に受けてこのざまだと言う。そして重忠は「戦など誰がしたいと思うか」と叫び、ここで退けば畠山は臆病者となる、戦い抜いて畠山の名を歴史に刻むと言う。

もう少し生きていれば楽しいこともあると義盛は言うが、今の鎌倉で生きるつもりはないと言い、さらに重忠は腕相撲も断った。結局戦で決着をつけることになり、義時は重忠を謀反人として討ち取るための命令を下す。義盛は視野が狭まっている重忠に対し、脇から攻めると言うが、そのことは重忠に見抜かれていた。

義時は功を焦らず、戦がどのようなものか見て置けと泰時に言い聞かせるが、泰時は怖くないのかと父に尋ねる。義時は言う。
「敵は畠山重忠だぞ、怖くないわけないだろう」


この畠山討伐ですが、結局平賀を討てない以上、畠山を討つという方法を選択せざるを得なかったとも取れます。しかも北条は、比企のいない武蔵を欲しがってもいました。鎌倉幕府と江戸幕府の違いは、時代的背景もあり、絶対的な力を持つ支配者が、自分の支配下にある武士集団を、法で持って統べることができるかできないかの違いもあったのですが、いずれにせよ幕府ができて日が浅い内は、こういうこともまた起こりえたと言うべきでしょう。

和田義盛が重忠は見栄えもいいし頭も切れる、自分と同じ匂いを感じると言っていますが、それはちょっと違うような気がします。無論義盛の風貌もある種のインパクトを感じさせますし、彼ならではの役割があるのも確かです。しかし義盛がそれなりに老けた雰囲気であるのに比べ、重忠はあまり変わりませんねーこの時既に40代なのですが。

足立遠元、もう1人の武蔵の御家人であるわけですが、どうもこの人はあまり脅威とはなっていないようで、政子もそれとなく引退を勧めます。

りく。男たちの中に混じって、とうとうと自らの持論を述べる辺りは、シェークスピア劇に似た物を感じさせます。彼女が畠山を討てと言うのは、政範可愛さゆえの畠山への私怨をも感じさせますが、前出のように平賀を討てないのであれば、この場合畠山が、いわばスケープゴートとならざるを得ませんでした。無論義時が出陣前に政子に話したように、時政が執権の座にいるのもまた問題視されてはいます。ただ義時が執権の座についた後も、御家人粛清は続いてはいますが。

しかし義盛の腕相撲云々、確かに腕相撲で決着がつけばベストなのですけどね。それと泰時は、かなり戦に対して怯えがあるものと見えます。それとのえの件は一体何なのでしょうか。


飲み物-グラスに入ったビール
[ 2022/09/20 01:15 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 72その3

『武将ジャパン』大河コラムの記述への疑問点です。尚、72の1と2で、関連リンクを置くのを忘れていました。失礼いたしました。

何でもMVPは歩き巫女(おばば)と畠山重忠だそうで、

この二人は幽冥の世界――要するに半分あの世にいます。
巫女は高齢であるし、水を跳ねて呪文を唱え、占いをするときにそうなる。
そうすることで相手の魂やこれから先に待つ世界が見える。
巫女だけに、あの世とこの世の境目にいけるのです。
畠山重忠は違う。
最後の場面は死の予感と覚悟ゆえに、半分魂が抜けてきている。
そんな不思議な場面になっていました。
もうこの世界に生きていないから、義時の迷い、魂も見えてしまっている。
そういう得体の知れない相手に問い詰められて、義時は「それ以上は……」と参るしかない。

私としてはおばばの方はまあ納得できます。無論これはサプライズだからということもあります。しかし重忠、私なら重保にするかと思います。若さゆえに真実を突き止めようとしながらも(この辺泰時に似ています)、結局報われることはありませんでしたし、父重忠が運もあって、その後頼朝の御家人になれたものの、この人物にはそういう未来も約束されませんでした。

で、この部分

「最後の場面は死の予感と覚悟ゆえに、半分魂が抜けてきている。
そんな不思議な場面になっていました。
もうこの世界に生きていないから、義時の迷い、魂も見えてしまっている。
そういう得体の知れない相手に問い詰められて、義時は「それ以上は……」と参るしかない」

ですが、これは寧ろ彼の、坂東武者としての最期を飾りたい、そのような気持ちの表れであり、「お前が執権にならないと、同じことの繰り返しだ」と言いたげなようにも見えます。
しかし「半分魂が抜けてきている」とは、どのシーンでそう感じたのでしょうか。それを書いてほしいですね。

そしてこの後、山田風太郎の『幻燈辻馬車』とか、例によって『麒麟がくる』などが引用されているのですが、どうもこういうのが余計に感じられます。

その後の総評(毎度書いていますが、ページ数稼ぎのように見えてしまいます)、これも

平賀朝雅、りく、北条時政――どいつもこいつも、圧倒的でカリスマのある悪ではなく、卑劣な保身で滅んでゆきます。
彼らは、自分こそが被害者だというアピールに余念がない。

とありますが、卑劣な保身というのは彼らだけではありません。当の義時もまた義村も、やっていることは敵対勢力から見たら、卑劣な保身と言わざるを得ないところもあるでしょう。
あといつも思うのですが、「どいつもこいつも」なんて言い方も止めたらいいのに、言葉遣いがよくないなと思いますね。
そして武者さん、こういう書き方が好きですね。

「あいつらのせいで安全が脅かされる!」というのは差別と迫害、格好の言い訳です。

確かにこれはある種の言い訳かも知れませんが、「差別と迫害」を一々絡ませることもないでしょう。この人が本当は何を書きたいのかが窺い知れます。で、三谷さん関連。

三谷さんがストーリーテラーとしての高みにどんどん登ろうとしていて、彼が前に立って突撃するからこそ、スタッフもキャストも食いついてゆく。
そんな理想的な流れがうまくできていると思えます。
三谷さんじゃないとこれはできない。そう思えるのが複雑なプロットです。
「ちょっと難易度高すぎねえか?」
時政を真似て、そうスッとぼけて言いたくもなる。中盤以降その傾向がどんどん強くなっていると思えます。

三谷さんの見方は人それぞれですが、そう思わない人物、だからこそ馴染めないという人物もいるわけで、そういう人々の気持ちも汲んだ上で、こういう文章を書くべきかとも思いますが。何よりも、好きだからほめそやすのと、真の意味で評価するのとはそもそも別物でしょう。
あと「複雑だから」「難しいから」素晴らしいというのも、要はそういう難しさがわかる自分が素晴らしいと言いたいのだろうなと思います。

で、その後も似たような感じの文章が続き、最終的にまたゲースロが出て来たり(本当にこれ好きですね、これを引用しないとコラムを書いた気になれないのでしょうか)、果ては

今作の演出は重要です。去年とは比較にならないほどレベルがあがりました。
2021年大河は天狗党の処理があまりに“ゆるふわ”だとこぼしたところ、真っ当に見ていたらそんなわけないと絡まれました。

とあったり。実際ちゃんと観ていたら、「ゆるふわ」ではないと思うのですが。結局嫌いな作品に対しては、いつまで経ってもこうなのだろうなと思います。

で今度は五代友厚がどうのこうの、さらに

日本人が見て胸がぐるぐるしたところで、これだけVODが普及し、韓流華流時代劇も強い時代では先細りです。朝ドラの二番煎じなんて滅びるしかない。
そういう流れと訣別した今年は、まぎれもなく大河の歴史を大きく進めたと言えます。
世界的にあれだけヒットして、歴史劇や歴史観までもを変革したとされるGoTぐらいは、大河と比較する上でも最低限見ているべきではないかと私は思います。
以前記事に、でしゃばったことをしないで国内ドラマだけ見ていればいいと書かれましたが、それは違うでしょう。
あの作品を抜きにして歴史劇を語るなんて、2020年代にはもう無理があるのですから。
今年の大河は歴史劇、ひいては視聴者の歴史観まで鍛える。極めて秀逸な作品です。

結局ゲースロのことを書きたいのか、それとも大河のことを書きたいのか。ごっちゃになっていますね。しかも具体性に乏しいし、何よりこのコラムに言えることとして、日本語がちょっとおかしく、文章がこなれていない印象です。

あと小檜山氏のツイで、こういうのがあったので置いておきます。

https://twitter.com/Sei_Kobeee/status/1569870839637745664
体を動かすスポーツマンシップがそんなに健全だというなら、鎌倉時代前半はもっと平穏なのでは?それでは情操教育で問題があるからと和歌を詠んだり、仏典や漢籍を学んだりしたんですよね。

ラグビー観戦者として言っておきますが、スポーツマンシップというのはそもそも19世紀頃に出て来た概念です。当然鎌倉時代にスポーツマンシップも、ましてやスポーツもあるわけがありません。武士は軍人でもあり、武芸を磨く一方で、和歌や書物を読むことが奨励されるようになっています。武者さんは以前、弓矢を捨てて書物や和歌、蹴鞠に打ち込むようになったという意味のことを書いていましたが、それはありえません。

ちなみに16日は鶴岡八幡宮の流鏑馬神事でしたが、規模は縮小され、流鏑馬は行われなかったとのこと。


飲み物-グラスビールと泡
[ 2022/09/17 01:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 72その2

武将ジャパン大河コラム後半部分関連記述への疑問点です。

鎌倉殿の13人感想あらすじレビュー第35回「苦い盃」 - BUSHOO!JAPAN
(武将ジャパン)
https://bushoojapan.com/taiga/kamakura13/2022/09/12/170814


1.確かに千世は美しい。しかし実朝は、雛人形ではなく生身の女性を愛したいのかもしれません。それこそ心の底から恋歌を贈りたくなるような恋をしたいのかもしれません。
実朝は、気晴らしに表をぶらぶらしたいと告げ、泰時がお供をします。

実朝が「生身の女性を愛したい」のなら、なぜ和田館に行くのか、それが疑問です。それこそ誰かに案内させて、しかるべき女性に巡り合うと言う方法もあるはずなのですが…御台所との睦まじい姿も出て来ませんし、年齢(数えの13歳)のせいもあるのでしょうが、意外に女性に関心を持たないように見えます。

2.りくが平然としていると、政子は追撃の手を緩めず、畠山を討つなどトンデモナイことだと伝えます。
「ごめんなさい、わからないわ」
あくまでトボけるりくは、政範は急な病死だとして、畠山を討つという話が初耳のような態度を取っています。
さらには、御家人同士が殺し合うのはもうたくさん、と話を打ち切りながら、彼女は手にしたハサミで菊の花までジャキジャキと切り落としていました。
政子との会話など、全く耳に入っていませんね。

政子の会話が耳に入らないというより、聞いていながら聞いていないふり、自分には全く関係ないふりをしているのではないでしょうか。しかもこの時、政子は「小四郎が、そう…」と言っているにもかかわらず、それを無視して自分のペースに引きずり込もうとしていますね。

3.(注・重忠は)義時が父を庇うことに理解を示しつつも、武蔵へ帰ることとしました。
このままでは戦になる。
義時にそう訴えられても、念のため戦支度をすると返します。

「このままでは戦になる」ではなく、「この先は一手誤れば戦になる」、つまりちょっとでも誤れば戦になると義時は言っており、状況次第では回避できるということをにおわせています。最後の方で重忠に会いに行き、互いに言葉を交わすのも、義時は、そう信じていたからではないでしょうか。

4.畠山を退け、足立を退け、北条が武蔵を治めねば、政範だけではなく、次は私の番かもしれない。
「それはいかん!」
時政はハッとしている。最早その段階まで来ているというりくの脅しを鵜呑みにしていますね。

ここのところですが、りくは北条が武蔵の国をすべて治めるのですと言い、それに対して時政は
「りく、やっぱりわしら無理のし過ぎじゃねえかな」
と答えており、身の丈に合わないことをしているのではないかと、仄めかしているようにも取れるのですが、このセリフが抜け落ちていますね。大事なセリフではないかと思います。

5.政子がそう懸念すると、同席していた大江広元は、我らが鎌倉殿を見つけられないと言うことは、時政も見つけられないと励まします。
そして、不意に実衣へ向かって「いい匂いだ」と声をかける政子。急に何かと訝しみつつ、京都から貰ったと答えています。
私達の日常でも、緊迫した場面で本題とは関係ない話は出てきますが、それとなく実衣と京都の関係が垣間見える話ですね。

ここの部分ですが、実朝のことを話していて急に犬の鳴き声が聞こえ、皆目配せをします。つまり、誰かが来たかも知れない、父上ではないかというのが一同の暗黙の了解としてあるわけで、だからこそ話題を変えたわけでしょう。京との関係も無論あるでしょうが、ここで大事なのは時政が来たことではないでしょうか。

6.実朝の側にきて紙を取り出し、花押を記すように告げる時政。
これは何が悪いのか?
疲れているから確認しない実朝か?
悪意を持った時政か?
どんな時代でも、常に人間の悪意やミスはあります。
だからこそ重要な決め事だけは絶対に漏らさないシステムが必要となる。
今回の一件は、時政もわざと文面は見せず、孫の実朝にサインを促していましたが、「文章の中身を読まなければ花押は記さない」あるいは「重臣にも確認させる」といったシステムがあれば防げたでしょう。

時政と実朝両方に非があると思います。実朝の場合はまだ若いせいもあり、側近が注意しておくべきでした。また本人が帰るなり、何よりも先に例の和歌に目を通そうとしているのから見ても、このことをそう重く見ていなかった、あるいは執権である祖父に逆らえなかったなど色々考えられるでしょう。それと
「重要な決め事だけは絶対に漏らさないシステム」
と言うよりは、
「花押が必要な文書はその前に内容を確認するシステム」
でしょうね。
ところでこのシーン、『真田丸』の秀吉の遺言を思わせます。

続きはまた改めて

飲み物-テーブル上のマグのビール
[ 2022/09/16 01:15 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 72その1

『武将ジャパン』大河コラム、第35回前半部分の記述に関する疑問点です。それと最近の投稿を少し手直ししています。

鎌倉殿の13人感想あらすじレビュー第35回「苦い盃」 - BUSHOO!JAPAN
(武将ジャパン)

1.早くお世継ぎに恵まれればよいと返答するのえに対し、義時が尋ねる。
「子が欲しいか?」
「欲しくないと言えば嘘になりますが」
なんでしょう、このヤリトリ。
義時もちょっと気色悪いし、のえの返答も嘘くさくてムズムズしてきます。

まず、別に私は「気色悪い」とは思わなかったのですが。義時も3人目の妻を迎えた以上、自分の血を残しておきたいと思ったでしょうし、「欲しくないと言えば嘘になりますが」という答えも、こういう場合は常套手段でしょうね。

2.直後に、のえは、祖父である二階堂行政に生々しい本音を暴露していました。
物語上の伏線であると同時に、現実ってそんなもんだなぁとも思えますよね。

のえの場合、どのような意図で義時の許に送り込まれたかはともかくとしても、既に先妻(比奈)、先々妻(八重)の子供たちがいることで、さてどうしたものかと思うのでしょうし、ここで義時を辛気臭い呼ばわりしているのは、あまりその手のことに乗り気でないせいもあるかと思われます。この人物のこういう部分、りくと絡めてくるのでしょうか。

3.まずいですね。義時が不真面目な性格で、妾にするくらいならマシだったかもしれない。正室にしたことで非常に厄介なこととなりました。
にしても、存在そのものが災厄となってしまう主人公の妻とは斬新。

この場合、不真面目即ち妾とならないのではないでしょうか。正室との間に子ができず、妾腹の子を跡継ぎとすることもあったでしょう。また存在そのものが災厄という妻なら、こちらは側室ではありますが、たとえば『風林火山』の由布姫も似たようなものかと。結局彼女は諏訪に送られることになりますが。

4.オロオロするばかりの時政は、気弱なお前を見ているとどうしたらいいかわからなくなると泣きつくしかない。もはや、完全にりくの操り人形だ。
「わしが言いたかったのは……」
「わかっております。もう大丈夫」
ひとまずりくは回復するのでしょうか。

りくの操り人形とありますが、寧ろ時政自身が、自ら進んでりくの言葉を受け入れ、また彼女を頼りにしているわけですから、これはこれで円満な夫婦関係ではあるでしょう。ただこの2人の存在が、トラブルの元になってしまうのですが。

5.ただ、重保も若く、真っ直ぐ過ぎました。もう少し相手を泳がせるなり、証拠を固めておけばよかった。例えば政範の遺体を調べられたらよかったのですが……。

別に容疑者を追っているわけではないし、そこまでは考えが及ばなかったでしょうし、実際にそんなことをしても、千世を迎えに行くのが目的である以上、越権行為になるでしょう。

「相手を泳がせる」も「証拠を固める」も、こちらが常に相手を追跡していることが条件ですし、ましてこの場合水面下で何かを企んでいるわけでもないのに、「泳がせる」は難しいのでは。私の場合は、朝雅がもう少しひねった殺し方をするのかと思っていたところ、毒物を食事に混入させるというのが、予想外にストレートな展開に見えました。

6.(注・朝雅に重保が毒を盛ったと聞いて)りくは頭がくらくらしているし、血が昇っておかしなことになっている。それでも信じてしまった。

まず「くらくら」ではなく、「くるくるする」とりくは言っていますね。
そして「それでも信じてしまった」とありますが、寧ろ冷静さを失っていたからこそ、信じてしまったと思われます。

7.法医学なんてない時代の怪事件を、ミステリにするのは楽しいことです。三谷さんもノリノリでしょう。

どうでしょうね。解決方法が限られるから、かえって難しいような気もします。実際、江戸版ホームズをやっていてそう思います。

8.義時がデレデレしていると、義村に惚れているのかと尋ねられ、惚れていなければ妻にはしないと返している。
もう嫌な予感しかありません。父の時政が目の前で振り回されていても、自分は大丈夫だと思い込んでいますね。

このシーンですが、義時は別にデレてもいませんけどね。確かにのえに好意を持ってはいるでしょう。そして時政が振り回されると言うのは、この1つ前のシーンで時房がそう言ったからでしょうか。それに対して義時は、あれは余計だったと一応言っていますが。

9.八田知家ではなく、義村がのえを検分していたら結婚していなかったのかも……。

だから義村でなく、知家に見極めさせたとも取れます。

10.前回、義村が実朝に語っていた処世術は真実なのでしょう。
遊ぶけど、惚れはしない。相手が深く情けをかけてくれるほど深く付き合わない。冷たいようで重たくないし、短期間、遊ぶ相手としてはいいのでは?
あのわけのわからない処世術講義は、義村と義時の恋愛観の違いを見せる意味もあったのでしょう。

「義村と義時の恋愛観の違い」
なら、わざわざ実朝の前で見せなくても、他のシーンで見せる方法もあったかと思うのですが。


飲み物-ジョッキのビール
[ 2022/09/15 01:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』第35回「苦い盃」あらすじと感想-2

第35回後半部分です。


実朝は泰時に、妻の初について尋ねる。気の強い女子で叱られてばかりですと答える泰時に、実朝は、文句を言っているのにのろけにしか聞こえないと言い、久々に表を歩きたいから供をするように命じる。

政子はりくと話をする。りくは政範の死は悲しいが、あまり急で身に沁みないと話し、自分の中で政範は生きていると言う。それならよいのだがと言う政子。りくはその政子にこう答える。
「3人もお子を亡くされたあなたの前で、つらい顔をしていたら罰が当たります」
政子は話題を変え、重忠は頼朝が大事にしていたこと、そしてちえの夫であると話しかける。さらに畠山を討つなどとんでもないと言うが、りくは何のことだか分からないと話をはぐらかす。

政子は尚も、畠山が政範の一件に関わっているように見えないと言うが、そんな噂があるのかと、りくは初めて聞いたかのような顔をし、政範は急病で死んだのであると言い、畠山を討つなど心外と言った感じだった。政子は、義時がそう伝えたと言うものの、りくはこの話には乗らず
「なぜ畠山と戦わなければならないのです」
と述べる。政子もこれには同意だった。りくは、もう御家人同士が殺し合うのはたくさんだと言いつつ、仏壇に供える花に容赦なく鋏を入れる。

重保は自分が毒を盛ったとされたことに憤り、毒を盛ったのは平賀殿ですと主張する。その息子は重忠は制し、朝雅と重保を並べて詮議をと義時に依頼する。しかし朝雅は京に戻ってしまっていた。重忠はそれが嘘をついている、後ろめたさの証拠であると言い、すぐに連れ戻して討ち取りたい考えだった。しかし朝雅が上皇の近臣である以上、それは不可能だった。
京を敵に回すことになると言う義時に、重忠は
「我らがいわれなき罪で責められてもよいのか」
と言葉を荒げ、床を叩く。

重忠は執権殿(時政)の狙いはそこであり、畠山を滅ぼして武蔵をわがものにする考えであると、義時に詰め寄る。そして義時が父親を庇う気持ちは分かるがと言い、答えようとする義時にうむをいわせず、武蔵に戻ると言う。この先は一手誤れば戦になると義時は注意するが、念のために戦支度はさせて貰う、自分も鎌倉を灰にしたくはないと言い捨てて重忠は出て行った。義時は所在なげに、重忠がつけた床の傷に目をやる。

実朝はまたも和田義盛邸を訪れていた、ここに来ると気持ちが落ち着くと実朝は言い、楽しそうに食事をしていた。実朝は義盛とは気兼ねなく話ができるようで、義盛もよくそう言われると答える。泰時は義盛の子供について尋ねるが、義盛は飯を書き込みながら言った。
「みんなでかくなっちまって、俺に寄り付かねえんだよ」
巴は将軍職について尋ねるが、実朝は黙ってしまう。すこしは羽目を外した方がいい、息苦しい所に年がら年中いたら息が詰まっちまうと義盛。

食事が終わり、義盛は面白い所にお連れすると言って、館の庭に設けられた天幕に実朝一行を連れて行く。そこには「おばば」と義盛が呼ぶ、年老いた歩き巫女がいた。このおばばは占い師でもあり、義盛は一行を甥っ子たちだと紹介する。おばばは義盛が一月体を洗っていないこと、泰時が双六が苦手なことを当て、そして実朝には、雪の日に出歩くな、災いが舞っていると告げる。

義時は時房を連れて時政に会い、重忠は頼朝に救われて幕府に忠義を尽くして来た、すべては畠山に罪を押し付けたい奸臣の讒言であると言う。誰かと時政は尋ね、例えば平賀朝雅であると義時は答える。時政は動機がないと言うが、朝雅は政範を亡き者にして次の執権を目論んでいる、真偽をただすこともなく重忠を罰すれば、後悔することになると父に迫る。

畠山討伐を待つようにとの義時の言葉に、時政はうなずく。しかしりくはそれに不満で、畠山は討たなければならないと時政を煽り、梶原と比企の例を挙げ、より多くの御家人を従えなければすぐに滅びる、力を持つとはそういうことであると言う。畠山と足立を退け、北条が武蔵国のすべてを治めると主張するりくに対し、わしらは無理のし過ぎではないかなと時政は言い聞かせる。

しかしりくは、政範だけではすまないと言い、今度は私の番かも知れない、そういうところまで来ているとりくは夫を焚きっける。ただ兵を動かすには、鎌倉殿の花押のある下文が必要であり、ならばすぐ御所へとりくは夫をけしかける。時政は御所へ向かうが、実衣は鎌倉殿は休んでおられる、父上と言えども従うわけには行かないと通させない。しかしそれは嘘で、実朝はまだ戻っていなかったのだった。

皆を集めるようにと実衣は康信に言う。広元はなぜ黙っていたのかと康信の責任を問い、行政は賊にでも襲われたらえらいことだと言う。近習たちが探すことになったが、文官たちも動き出した。このため御所の中は慌ただしくなっており、時房は遠元から、実朝がいなくなったことを知らされる。一方当の実朝はまだ和田館にいた。義盛と鶴丸が相撲を取り、泰時が行司を務めている間、実朝はおばばに妻を娶ったが、自分の知らない所ですべてが決まったと打ち明ける。

おばばは何か察するところがあったようだが、素知らぬ顔で、悩みは誰にでもある、自分も年齢のせいで体が硬くなったと言う。そして実朝には、お前の悩みはお前だけのものではない、遙か昔から同じことで悩んで来た者がいる、この先もお前と同じことで悩む者がいることを忘れるなと告げ、悩みとはそういうものじゃと言う。実朝は涙しながらも、どこかすっきりした表情だった。

実朝の行方は知れず、康信は自ら責めを負う覚悟だった。一方時房は姉たちに時政のことを打ち明け、実衣は政子に、時政が鎌倉殿に会いたがっていたことを伝える。畠山討伐の許可がほしいのだろうと時房。政子も鎌倉殿はおとなしいから、強く出られたら従ってしまうと案じる。時政より早く実朝を見つけ出そうとする時房に政子は、身内である重忠となぜ戦うのかと不満を洩らす。

広元は、自分達が見つけられていないということは、執権殿(時政)も見つけられていない、よい方に考えるようにと忠告する。あなたに言われると心が落ち着くと政子。そこへ犬の鳴き声が聞こえ、誰かが来たことを皆察して、政子は急に話題を変える。案の定そこへ時政が現れ、鎌倉殿は見つかったか、ここに隠れてんじゃねえのかと軽口を叩き、その場に腰を下ろす。

時房は見つかったらすぐ伝えると言い、政子も実衣も帰館するように促す。時政は席を立つが、実は帰らずに廊下に立ったまま、実朝の帰りを待っていた。その実朝は和田館で泰時、鶴丸と酒を飲み、義盛は泰時が苦手な双六をやろうと言い出す。しかしそこへ八田知家が現れる。そして康信がうろたえていた御所へ、実朝一行が戻ってくる。

時政は廊下でそれを立ち聞きしていた。実朝は心配をかけたことを康信に詫びる。その後例の和歌の冊子を手に取るが、そこへ時政がやって来て、花押をいただきたい文書があると言い、内容を見せずに文書を机の上に広げる。そして武蔵では畠山の館で、義時が重忠と酒を酌み交わしていた。父は分かってくれたと義時は言い、重忠がなすべきは、鎌倉殿に会って、潔白を誓う起請文を提出することだと言う。義時は父の気持ちが変わる前に、早めに伝えておく必要があった。

重忠は自分を呼び寄せて討ち取るつもりではないだろう、いざとなれば容赦はしない、相手が如何に多かろうが自分なりの戦い方をすると言うが、義時も畠山の強さは理解していた。重忠はさらに、もし時政軍と戦うことになったら、義時にどちらにつくつもりかと尋ね、執権殿であろう、鎌倉を守るためにはそれでいいと言う。だからこそ義時は戦にしたくはないのだが、重忠は、北条の邪魔になる者は必ず退けられる、鎌倉の為とは便利な言葉だが、本当にそうなのだろうかと、疑問を投げかける。

本当に鎌倉のためを思うなら、あなたが戦うべき相手はと言いかける重忠に、それ以上は言うなと義時。しかし重忠はなおも、あなたは分かっていると口にする。


実朝が行方をくらます一方で、時政が畠山討伐に乗り出します。尤も時政も、身の丈に合わないことをしているのではと感付いており、主にりくの思惑によるところが大きかったと言えます。りくは北条の一員であると強く意識しており、だからこそ比企の時も、率先して敵対するようなそぶりを見せたわけで、ある意味元々の北条の人物ではないからこそ、このような行動に出たと取れます。無論時期執権にと思っていた、一人息子を失った恨みもあったでしょう。しかし真犯人と言うべき朝雅に言いくるめられ、矛先は畠山に向けられることになりました。

無論北条が武蔵をほしいと思っていたのも事実でしょうし、そこで荘園の監督職に就いている畠山と言うのは、いわば邪魔な存在でもありました。重忠が、北条に邪魔になる存在は退けられると言ったのも、それを踏まえてのことと思われます。またこの場合、畠山の兵の強さが、北条に危機意識を持たせてしまったとも取れるでしょう。

それと朝雅が毒を盛った件が、意外とストレートな展開だと前の分に書いています。もう少しひねった形、たとえば本当は時政あるいはりくに言われ、畠山重保を亡き者にしようとして誤って政範を殺したとか、そういう形に持ってくるかなとも思ったのですが、あまりひねると今度は朝雅の野心が見えにくくなり、北条に利用されたことになりそうです。

一方実朝。またもお忍びで和田館です。子供たちが独立したこともあり、義盛も寧ろこの来訪を喜んでいるように見えます。そして義盛は、館の片隅で暮らす歩き巫女に彼らを会わせます。いくら何でも、一月体を洗っていないと言うのは、単に体臭からそう判断したと思われますが、いくら冬場とは言えちょっと汚すぎでしょう。無論義盛のような人物が、こまめに入浴して清潔を保つと言うのも、ちょっと似合わないかと思います。そして泰時は双六が苦手だと言い、実朝には雪の日に出歩くと、災いがあると告げます。この人物の最期を見通しているかのようです。

尚泰時が双六を苦手とすることについて、双六の途中に殺された、上総広常の生まれ変わりだからという意見が、ネット上にもあるようです。それはともかく、双六というのはボードゲームであり、相手の心理を読むことも大事なのですが、どうも泰時はそれが苦手だったのではないかとも思われます。少なくともこの当時の双六に似たバックギャモンは、心理戦の要素が大きいとされています。

またおばばは実朝の悩み、つまり知らないところで縁談が成立したことについて、昔も、これからも同じことで悩む者がいると告げたため、実朝はかなり気が晴れます。しかしどう考えても、こんなに遅くまで和田館にいたら、御所でも皆騒ぐのは当然のことですが、義盛はそろそろ帰宅をと勧めるふうでもなく、こういうことに関して嗅覚が利く知家が現れます。そして、この人物の帰館を心待ちにしている人物がいました。それは時政です。義時は父の気が変わらないうちにと、武蔵の畠山館(今の深谷市の辺り)まで重忠に会いに行くものの、時政はもはや最初から畠山を討つもりで、そのための準備を進めていました。

ところでおばば役の大竹しのぶさん、事前のキャスト発表に名前はなかったと思われます。サプライズ出演でしょうか。それはそうと、あの扮装に『義経』のお徳を連想してしまいます。

飲み物-ビールと夜景
[ 2022/09/14 01:00 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』第35回「苦い盃」あらすじと感想-1

第35回「苦い盃」前半部分のあらすじと感想です。


実朝は三善康信に、政子が置かせた冊子について尋ねる。尼御台が書き写したと答える康信。その中で実朝が気に入ったのは、他ならぬ父頼朝の巻狩りの際の歌だった。政子はそういう頼朝の経験を、励みにするように実朝に言い聞かせ、思いを歌にしてみてはどうかと促す。

坊門家の千世の鎌倉到着が間近に迫っていた。早く跡継ぎが生まれるといいですねとのえ。義時は子が欲しいかと尋ねるものの、時政とりくの子の政範を例に取り、子がいたらいたで何かと大変だと言う。のえは義時には、泰時がいれば満足と言うものの、祖父の行政の前では、男児を産んで北条の家督を継がせると野心を露わにする。さらに、そうでなければあんな辛気臭い男に嫁がないと吐き捨てるように言い、その場を立ち去る。

その泰時は、のえのもうひとつの顔を図らずも目にしたことから、父にこのことを伝えるべきかと迷う。あまり関わらない方がいいと初は言うが、泰時はこのことをぼやいていた。そして元久元(1204)年12月10日、千世は鎌倉に到着し政子に挨拶をする。しかしりくの方は、自分が望んだこととはいえ、千世を迎えに行った政範は最早おらず、この姫と顔を合わせる気になれなかった。

そんなりくに時政は、子供の頃皿を割って父に叱られたこと、しかし皿に盛った料理のことは覚えていること、皿はいつもうまい料理を載せて俺たちの前へ並ぶと言って、りくを慰めようとするがこれは裏目に出た。りくは、政範と皿を一緒にされるのが面白くなかったのである。

慌ててその場を取り繕おうとする時政に、りくはしい様らしいと言ってようやく気を取り直す。やがて婚儀が執り行われるが、千世と実朝を見るりくは複雑な心境だった。また三々九度の盃を手にして戸惑う実朝に、実衣は召し上がってよいのですよと声をかける。

鎌倉に戻った畠山重保は義時に挨拶をする。政範の急死に関して大江広元は、人間わからぬものにございますと言うが、父重忠は、重保からその件で話があると伝える。重保いわく、政範が死んだのは到着して2日目のことで、宴の最中に突然倒れて帰らぬ人となっていた。しかも重保はその前夜、平賀朝雅が毒物と思しき容器を手にして、汁に混ぜるのかと医師に尋ねているのを聞いていたのである。

政範の死後、重保は朝雅にそのことを問い詰めるが、朝雅は知らぬ存ぜぬ立った。ならばあのやり取りは何であったのかと問いただす重保に朝雅は、自分は供応役である、味付けに気を配って何が悪いとはねつける。重保はそれは嘘だと食い下がるが、朝雅は、このことを人に話すと自分の正気を疑われると、侮るような言い方をする。

重保は義時に、2人の会話は決して味付けに関するものではなかったと訴え、義時も重保が知らせてくれたことをねぎらい、調べてみることにする。一方で朝雅は仏壇に手を合わせ、翌日京へ戻るとりくに伝える。りくもいずれ、東山の政範の墓所へ参る予定でいた。その朝雅は、政範の急死に関して毒殺の噂が流れていることに触れ、武蔵の国務を巡って重忠が北条ともめていることに言及し、重保が毒を盛ったようだとりくに吹き込む。

その上で朝雅は自分が疑われていると言い、畠山の策略に嵌るなとりくを牽制して畠山が何を言っても信じるべきではないと駄目押しをする。朝雅の言葉を信じ込んだりくは、時政に、政範の敵を取るように哀願する。時政は、畠山はちえの嫁ぎ先であると言うが、ちえはりくに取っては血縁関係にはなかった。そしてりくは、畠山は自分と政範を北条一門と思っていなかったからこそ、このような非常な真似ができると感情を高ぶらせる。

義時は朝雅にこの件について尋ねる。勘ぐる者も多いと言う義時に、朝雅は一番驚いているのは自分だと言う。義時は、遺体は速やかに東山に埋葬されたものの、冬の今なら遺体を移すこともできたと義時は言い、毒を飲ませると遺体の顔色が変わるので、すぐに死因がわかると義時は探りを入れる。しかし朝雅は一笑に付し、その後無礼なと義時を睨みつけて去る。

この件は軽率に答えを出すべきものではなかった。りくは畠山を討てと息巻いているが、時政もそのようなことはしたくはない、重忠はいい婿と言うものの、政範が可愛い息子であったのもまた事実だった。時房は、自分たちに取っても可愛い弟だったと父に同調する。しかし時政は畠山討伐でほぞを固めていた。そして義時は、執権と言えども、鎌倉殿の花押が入った下文がない限り、鎌倉で挙兵することはできないと父を諫める。

時房も義母上に振り回されるのはやめるように、息子として恥ずかしいと父に頼むが、時政は聞き入れずに立ち去る。最後のは余計だったと義時。その義時は三浦義村に相談する。義村は重忠は優男だが、必要なら立場を変える覚悟があると言い、例として壇ノ浦でも進んで漕ぎ手を射止めていたことを指摘する。

そこへのえがやって来た。繕い物をしていたと言い、義村に挨拶をする。義時はのえに酒の用意をさせるが、義村はのえが手を突いた時、飯粒がついているのを見て不自然に思っていた。握り飯を食べながら縫物はしないからである。

康信から歌を習う実朝は、あまり筆が進まなかった。康信は新しい御台所を褒め、気もそぞろになられるのも仕方はないと言う。しかし実朝は自分に侍している泰時の様子が気になっていた。その一方で義時は政子に会い、りくに会ってくれと頼む。政範を亡くして滅入っていたところへ、朝雅からあることないことを吹き込まれ。気を落ち着かせるために話を聞いてやってほしいというわけだった。そして義時は重忠と話をするつもりでいた。政子は、戦にしてはならぬと念を押す。


冒頭の頼朝の歌、平安時代は富士山から煙が立ち上っていた時代でした。『竹取物語』の富士山頂で薬を焼く場面も、この煙を踏まえたものとされ、また『更級日記』にも煙のことが書かれています。和歌を画面に入れるのは大河ではよく行われますが、特に『平清盛』で顕著でした。この大河が放送された2012年に、BBC版『シャーロック』の第2シリーズが放送されていますが、この時もメールの内容(日本語版)が様々な色やフォントで紹介されていましたが、大河の影響を受けたのでしょうか。

のえ。もうひとつの顔をちらちらと、分かりやすいほどに見せて来ます。逆を言えば裏でのどす黒い野心があるからこそ、別の面ではさばさばした、物わかりのよさそうな人物でいられるのかも知れません。りくの野心が可愛く見えてしまいます。

そして時政の皿の話。何かでこれに類する話を見聞きしたような気がしますが、生憎今はちょっと思い出せません。しかしりくは、政範は皿ではないと言わんばかりに怒りをあらわにします。尤もこの夫がこれ以上気の利いたことを言えるわけもなく、逆にそうだからこそ、自分の言うことを聞いてもくれるわけで、りくは何とか気を取り直します。そして実朝と千世の盃の儀に列席しますが、この2人にどこか曰く言い難いものを感じているようです。

その政範の件。なぜ夏場でもないのに、遺体を鎌倉へ移さずに京で埋葬したかについて、義時は暗に、毒物を飲ませたのではないかと朝雅に尋ねます。この毒が附子=トリカブトであった場合、確かに顔が歪んでしまうことはあるようです。毒を混入させるとは、三谷さんらしいミステリ仕立てですが、かなりストレートな展開にしたなと思います。余談ながらつい最近『名探偵ポワロ』の「黄色いアイリス」を観ましたが、この中でシャンパンに青酸カリを入れるシーンが登場します。この時は、殺される側の身内が犯人でしたが、2度目の殺人のための設定がいささか不自然に思えもしました。

そして畠山との戦にならないようにとの政子の期待、またも裏切られることになりそうです。あと重忠と重保父子ですが、場合によっては罪を被せられないように白を切りつつ、隠棲することもあるいはできたでしょうが、まだそういう時代ではなかったのか、あるいはそういう性格ではなかったのか。

飲み物-グラスに注がれたエール
[ 2022/09/13 01:15 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『武将ジャパン』大河コラムの視聴率関連記述に関して

『武将ジャパン』大河コラムの視聴率関連の記述です。尚元々の文章は記事のリンクが貼られていますが、引用文には貼りませんのでその点ご了承ください。それと最近の分で、意味が通りにくい箇所を多少直しています。

今年の大河は視聴率が低迷しているとして、こんなニュースがありました。
◆「鎌倉殿の13人」が危険水域! 大泉洋、菅田将暉、ガッキー…前半投入の反動か
ニュースにする以上、何かバリューが必要であり視聴率低下に目をつけたのでしょうが、これは何も今年に限ったことではなく、私は勝手に大河恒例の「夏枯れ現象」と呼んでいます。
中盤となれば主人公の師匠や親にあたる世代が抜ける。
初期キャストは豪華なメンバーが揃うものの、夏ともなればガクッと落ちることは避けられません。

夏枯れと言うよりも中だるみと言うべきでしょうか。要は、放送開始から4月~6月頃までは盛り上がりがあるけれど、その後やや主人公の立ち位置が安定し、あるいは作品によっては創作が多くなり、クライマックスまでの間場つなぎをする必要に迫られるわけです。ただ初期は豪華キャストで、その人たちが抜ける例があるにしても、すべての大河で同じことが起こるわけではありません。

例えば『真田丸』は、寧ろ春以降キャストの顔ぶれが増えて来た感があります。それと今年は頼朝はもういませんが、、主人公の親である時政もまだいますし、主人公に影響を与える人物は比較的多く残っている方だと思います。それと武者さんの場合、「今年に限ったことではない」としつつも、嫌いな大河であればここまで書くだろうかと思います。

そして視聴率低迷の原因を、私なりに考えてみました。
・地上波全体が減衰傾向にある
→あのドラマが低視聴率と煽る記事も増えています。若い世代を中心に、テレビを定時に見る習慣がなくなっているのです。
・時代がそこまで有名でない
→戦国や幕末と違ってなじみがありません。
・毎週鬱展開……
→これですよ。毎週毎週ドンドコドンと人が死ぬ鬱展開。そりゃ好き嫌いは分かれるでしょう。
・難解
→今年は伏線の張り方が複雑です。単純そのものだった昨年と比べると特に顕著です。
時代背景が理解しにくいため、頭に入ってこない。
美味い燻製肉でも、理解できない人からすれば「ただの焦げた肉」になるようなものです。
テレビですから、内容が理解できなければ視聴を止めてしまうのも仕方のない話でしょう。

地上波の視聴率が落ちているのは今に始まりませんが、裏番組が強くなっているのも関係しているのではないでしょうか。あまり有名でない時代なのはその通りです。この場合戦国が一番馴染みがあり、次いで幕末になるかと思います。そして源平を含むその他の時代は、幕末と同じかそれ以下の数字でしょう。あと「鬱展開」はどうかと思います。それを言うのなら、『風林火山』なども似たようなものですが、それが面白いと言う人もまたいるでしょうから。

そして「難解」
つまり今年は複雑だ、分からない人間は観なくなるといった、何やら上から目線と思われる論調になっています。武者さんらしいと言えなくもありません。しかし今回は「難解」と言うよりも、「癖が強い」のだろうと思います。つまり三谷さんの描写が好きでないから、コント的展開の乗りが好きでない人は視聴を止めるでしょうし、逆にそれが好きだと言う人は視聴を続けるのではないでしょうか。

あとこういう時に必ず『青天を衝け』を引き合いに出していますが、止めた方がいいと思いますね―止めない可能性が高いですが。別に昨年のが「単純そのものだった」わけではないし、ならばどこが単純だったのか、ここで例を挙げるべきでしょう。それができない、あるいはやらないのであれば何の説得力もありません。

そしてNHKプラスの再生数を重んじるから、NHKは『鎌倉殿』を失敗としないとありますが、失敗か否かはさておき、NHKプラスの再生数のみで論じるのもさてどうかと思います。本当に観たい人なら、録画して観るという方法もあるのですから。

そして『おかえりモネ』がNHKプラスの再生回数が高いとあり、泰時役の坂口健太郎さんが、『おかえりモネ』に出演した際の「俺たちの菅波」を、今度は「俺たちの泰時」として使っている、だから『おかえりモネ』の高評価は『鎌倉殿』にもいい影響を与えていると言いたいようです。そしてこういうリンクを貼っています。

「おかえりモネ」NHKプラス朝ドラ歴代最高 期間平均16・3% 大台超え一度もなく苦戦もSNS反響

しかし実は、『カムカムエヴリバディ』がそれを上回っているようなのです。

「カムカム」最終話 番組最高の視聴人数で有終の美 109話は「NHKプラス」全ドラマ最多視聴数を記録
(いずれもスポニチより)

NHKプラスの再生回数が高ければ、武者さん的には『カムカム』は当然失敗ではないはずですし、寧ろ高評価と言えるのですが、その割にかなり叩いていますね。

さらにその後、今年は関連書籍も多いとありますが、『青天を衝け』もかなり関連書籍は書店に並んでいました。無論これは近代の人だからとも言えるかとは思います。しかし何かにつけて『鎌倉殿』は凄いと言っている武者さんですが、どうも『青天を衝け』をかなり意識しており、それへの対抗意識で、『鎌倉殿』を肯定しているようにやはり見えてしまいます。もう少し肩の力を抜いてはどうでしょうか。

それからレビューやSNSのハッシュタグを見て、周りに合わせるのはよくないとありますが、それはその人の自由であり、武者さんがあれこれ言う問題でもないでしょう。

なぜ自分の感覚を大切にしないのか?
視聴率という基準そのものが時代遅れですが、それを信じる自分の感覚も見直すべきところに来ているのかもしれません。
言うまでもなく、ネットの声は発言者が精査できません。
確たる根拠を持っているのか。
それともフワッとした感性か。
それでもこんなネットニュースになれば信憑性が高まるから危険です。

お言葉ですが、視聴率が時代遅れと言うのであれば、なぜ視聴率を報じる記事をそこまで気にするのでしょうか。放っておけばいいと思います。時代が戦国でないとか、三谷さんの脚本はやはり癖があるからと、そのように考えておけばいいのではないでしょうか。

自分の感覚を大切にしないのかとありますが、誰でも他人の心まではわからないし、その人にどうこうしろとも言えないわけです。そして
「こんなネットニュースになれば信憑性が高まるから危険」
とありますが、武者さんは嫌いな大河の場合、その手のネットニュースのリンクをコラムに貼っていたのではないでしょうか。そして、

「このドラマ、嫌いなのって、私だけ?」
「このドラマって、もっと評価されてもいいと思うの、私だけ?」
おそらくや共感を得て安心したいのでしょう。
むろん、ドラマの感想だけで済んでいれば問題ありませんが、自身の生活に関連するニュースも同様の姿勢であれば、さすがに危険と言わざるを得ません。

いいか悪いかはともかく、共感を得て安心したい人も中にはいるのではないでしょうか。そして
「自身の生活に関連するニュースも同様の姿勢であれば、さすがに危険と言わざるを得ません」
とありますが、ニュースの見方も人それぞれであり、どれが正解と言うのは恐らくないかと思います。

ハッシュタグなりフォロワーの情報にも、何らかの毒が含まれていないどうか。
自身で見極める時代を私たちは今まさに生きていると思います。

ならば武者さんはそうすればいいでしょう。しかし武者さんの意に反する人がいても、よほど違法行為などをしない限り、それはそれで認められるものであると言っておきます。こう書くのは、『ちむどんどん』の反省会タグの存在もあるいは関係しているのでしょうか。あのタグ付きのツイートはまともなことも書かれていると思いますが。


飲み物-レッドビール
[ 2022/09/11 01:00 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)
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aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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