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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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リーグワン及び豪州戦関連情報

ラグビー関連情報です。

まずリーグワンの法人名が、一般社団法人ジャパンラグビーリーグワンとなりました。それから、日本ラグビーフットボール協会会長の森重隆氏が、リーグの理事長を兼任していましたが、9月30日付で、株式会社ロッテホールディングス代表取締役社長の玉塚元一氏が理事長に就任、森氏は副理事長となっています。これに関しては、ビジネス経験のある人物の方が、理事長にはふさわしくないかと思っていたこともあり、一歩前進と考えるべきでしょう。

法人名変更および理事長交代のお知らせ
(JAPAN RUGBY LEAGUE ONE)

同サイトで、2022年1月からの各ディビジョンの対戦カード(PDF)も発表されています。それから開幕節の試合は以下の通りです。

10月4日メディアカンファレンス情報

しかし「11月11日11時11分発売」、そう来ましたか。11月11日と言えば「鮭の日」または「ポッキーの日」を連想してしまいます。またこの同じページに、各チームの新ジャージーや、リーグコンセプトが紹介されています。

それから10月23日は、日本代表と豪州代表(ワラビーズ)の試合が大分の昭和電工スタジアムで行われますが、これに伴い、羽田-大分の便が増便されるとのことです。尚試合はJSPORTS及び日テレ系列で放送され、JSPORTSオンデマンド及びHuluで配信されます。

飲み物-ブラウンエール

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[ 2021/10/07 00:30 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

スポーツの情報発信方法とリーグワンとブランコ氏

横綱白鵬引退絡みで、スポーツ(含武道)の情報発信について投稿しています。実は29日に、日本ラグビーフットボール協会から、新リーグ「リーグワン」関連の記者会見第二弾が予定されているのですが、この発信の仕方、どうもどこかまずいのではないかと思われます。

一度ご紹介しているかとは思いますが、下記のリンクがリーグワンの公式サイトです。

(JAPAN RUGBY LEAGUE ONE)

9月28日現在で、このサイトに確かに情報はありますが、SNSのアカウント関連が全く見当たりません。恐らく今後発表されるのと思われるので、念のため現時点でのサイトのスクショを取っています。しかし今の若いファンを取り込むのなら、ツイッターとインスタのアカウントくらは作っておくべきでしょう。

それと情報そのものも、どうも通り一遍な印象があります。下方へ移動して行くと、MIND IDENTITYなるものがあり、それにスローガンめいたことが書かれてはいるのですが、どうも今一つ具体性に乏しいのです。主語がないのが一番の問題ですが、どうも日本協会のサイトの一部を、加筆修正しただけのような感じです。

先日ご紹介した川村慎選手のnoteには、上層部はスポーツビジネスの経験者ではないから、選手が変えて行かなければならないとありますが、なぜスポーツビジネスのプロを連れてこなかったのでしょうか。寧ろチーム単位では、そういったビジネスの経験者を雇ったりもしてりいるのですが、肝心のリーグがこれでは、求心力を欠くことにもなり兼ねません。つくづくラグビー界は、トップダウンが下手だなと思う所以であり、また選手頼みの体質も改善されていないなと思います。これは昔の代表チームもそうでした。

それと協会関係者が、リーグ上層部の兼任をしている点、これもデメリットと言えるかも知れません。本来協会とリーグは、分けて考えるべきものです。

一応この体制で3シーズンやるようですが、その間にリーグに物申すことができるチームが、どのくらい出て来るのかと思います。

それからこれは余談ですが、かつて日本協会の理事を務めたこともある人物が、もう30年程前になりますが、海外のラグビー紹介本を出したことがあります。それはいいのですが、当時フランス代表だったセルジュ・ブランコ氏について、強豪国の選手たちが彼につけた渾名は「水銀」、とにかくとらえにくいといったことが書かれていました。

しかし「水銀」=とらえにくいと書かれても、ちょっと何のことだかわからないと言う人もいるはずです。私もそうでした。そして考えてみたところ、水銀は英語でマーキュリー(mercury)であり、これはローマ神話の神、メルクリウス(ヘルメス)と同じです。このメルクリウスは他の神々の伝令でもあり、また盗人の守護神とも言われ、とにかくすばしっこくて抜け目のない神です。恐らく強豪国の選手たちは、素早くてチャンスを逃さず、手抜かりのない(実際名選手でした)ブランコ氏を、メルクリウスに例えたのだと思われます。

情報源が何であったのかは不明ですが、同じ紹介するのであれば、こういう点をもう少し考えてほしかったなとは思います。確かに水銀は常温常圧で凝固しない唯一の金属であり、その流動性がブランコ氏の動きを思わせるという意味にも取れますが、そもそも水銀がマーキュリーと呼ばれるようになったのは、このメルクリウスの柔軟でそつのない性格と関連があると見られたためで、どちらにしても、行きつく先はこのメルクリウス神となるようです。

飲み物-ギネススタウト

[ 2021/09/29 00:45 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

ラグビーワールドカップ2023まであと2年

ワールドカップフランス大会まで、あと2年を切りました。尚日本の初戦の相手はアメリカ2位のチームで、カナダ、アメリカまたはウルグアイのいずれかになります。トリコロールの公式球も決まり、ツイッターにアップされていますので、関連ツイートのリンクを貼っておきます。仏英両語で「ついに決まりました」とありますね。


さて、ラグビーのワールドカップの予選は、前大会でリーグ4位以下のチームに限り行われます。欧州、アメリカ大陸、アジア太平洋、アフリカの予選を勝ち抜いたチームが、晴れて本大会出場となるわけです。この場合欧州は2位まで、アメリカ大陸は3位まで、アジア太平洋は2位まで、そして敗者復活チームが出場資格を得ます。尚アジア太平洋の内、サモアが既に出場を決めているので、残りは1枠(恐らくトンガ)となります。

欧州の場合は、ルーマニア、ロシアそしてジョージアが出場を争うことが多いのですが、スペインやポルトガルも出場したことがあります。実は2019年大会、日本は初戦でルーマニアと戦うことになっていたのですが、ルーマニアが出場停止となったため、ロシアが相手となっています。

またアジアで唯一出場経験があるのは日本のみです。アジア地域ではかつて、日本と香港または韓国が覇権を争うという時代もありましたが、今の日本と互角なチームがなく、そのためアジア各国から選手がトップリーグ(来年からリーグワン)でプレイをしたり、モンゴルから札幌山の手高校に留学生が来たりもしています。

その日本は、10月に豪州代表のワラビーズと対戦予定です。いくらホームで、しかも相手もレベルを落としてくると考えられる-主にリザーブ選手を試す目的-ものの、なかなか勝てそうな相手でもないのは確かです。しかし日本がオセアニアと欧州の中継点にあるため、彼ら南半球の強豪に調整の場を提供し、試合を行うというのはうまいやり方ではあります。


飲み物-ブランデーグラスのビール

[ 2021/09/11 00:00 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

パラリンピック車いすラグビースケジュール

パラリンピック開幕ということで、日本が金メダルを目指す車いすラグビーと、その日程について。

車いすラグビー 競技ガイド 

車いすラグビーの競技日程・スケジュール
(いずれもNHKパラリンピックサイトより)

22日の『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』でも紹介されたこの車いすラグビー、元々マーダーボール(murder ball)などとも言われるだけあり、本来のラグビー同様に激しい攻防が見どころの競技ではあります。また競技ガイドにもあるように、車いすは攻撃用と防御用の2タイプがあり、ボールは所謂楕円球ではなく、丸いボールを使うのが特徴的です。また前方へのパスは、普通のラグビーでは反則(スローフォワード)になりますが、車いすラグビーではOKです。

日本の初戦は25日午後8時のフランス戦です。その後

8月26日午後2時 日本VSデンマーク
8月27日午後2時 日本VS豪州

の順で予選リーグを戦い、
27日が準決勝と順位決定戦、28日が決勝と3位決定戦です。

それからラグビーリパブリックの関連記事を置いておきます。

車いすラグビー日本代表は『金』候補。東京パラリンピック、いよいよ開幕

この記事の2ページ目で、ケビン・オアーHCが唱える『BELIEVE』とありますが、かつて15人制男子代表を率いたジョン・カーワン氏もこの言葉が好きでした。

飲み物-ギネススタウト
[ 2021/08/25 00:45 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

ラグビー新リーグについて言いたいこと 2

ラグビーのリーグワン関連です。
今年の5月までのトップリーグを発展的解消して、2022年1月からこのリーグが発足することになり、チームもそれぞれに準備を進めつつあります。

このリーグワンの名称が決まったのは7月のことで、リーグの概要についても一部発表されています。またこれに関して、大島和人氏の記事をラグビー新リーグについて言いたいこと 1に貼ってもいます。
今回ご紹介したいのは、トップリーグ選手会会長で、NECグリーンロケッツ(リーグワンではNECグリーンロケッツ東葛)でプレイする、川村慎選手のnoteです。一応urlだけ置いておきます。

誰が為に「ONE」は在る
https://note.com/shinkawamuranote/n/n8df950b5bd55

実はこちらにも、大島氏の記事が紹介されており、大島氏の言わんとすることは、恐らくは川村選手のみならず、多くの選手に共有されているのではないかと思われます。

内容としては目次にあるように、川村選手自身が覚えた違和感、企業スポーツのデメリット、協会のガバナンスの不在などについて書かれています。しかも大島氏の記事同様、真の改革は選手がアクションを起こすことだとも書かれています。
実際このガバナンス不在というのは、新リーグを立ち上げるうえで、トップダウンの決断ができにくい一因ともなっていますし、記者発表の席で、インパクトを与えにくい一因ともなっているようです。

首脳陣よりも選手が率先して行動するというのは、かつて、ワールドカップでなかなか勝てなかった時代に、代表チームでも見られたと言われてもいます。それを思えば現場の、それも最前線にいる選手たちの危機感はかなり強いことが窺えます。

飲み物-パブのビール2
[ 2021/08/19 00:45 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

ラグビージャーナリズム関連追記

一応、追記「らしき」ものです。

3回にわたって日本のラグビージャーナリズム、特に1999年大会の報道へのいわば不信感、南米の2チームに関する記事などについて書いて参りました。今後も、ラグビー関連記事でおかしな点、物足りなく感じる点はまだまだ出て来るでしょうし、気づいた点に関しては、また書いて行きたいと思います。

この99年の報道陣の中で、特に代表首脳陣を激しく責めていた人もいます。リーグ敗退しただけに、その気持ちはわからなくもありませんし、他の記者も同様でしたが、その人はどうも感情論に走っているようで、いただけませんでした。しかし実際あの時は、何か他に理由があって、代表首脳陣を更迭しようとしていたようにも見え、何とも妙なものでした。ちなみにこの当時、日本代表としてプレイしていたジェイミー・ジョセフ氏が、今の代表HCです。

尚南米の2チーム、アルゼンチン代表(ロス・プマス)とウルグアイ代表(ロス・テロス)自体は面白いチームだとは思います。つまるところ、南米だからという理由で特別視しない、ラテン系というキーワードで一括りにしない、特定の選手の業績や行動のみを強調しないのであれば、特にどうということはないのです。

それと新リーグを控えているにしては、ラグビー関連メディアが少ないと思います。無論ネットメディアもありますが、季刊レベルでいいので、あと一つ専門誌、関連誌がほしいところです。『サッカーダイジェスト』辺りがやってくれないでしょうか。

飲み物-アイスティー
[ 2021/07/31 23:45 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

大友氏の記事に見られる「南米びいき」とラグビージャーナリズム その3

先日の投稿分と言うか、3つ前の分の続きです。1999年ワールドカップの報道に関しては、『ラグビーマガジン』や、当時JSPORTSのメインコメンテイターでもあった村上晃一、小林深緑郎両氏の記事はまだよかったと言えます。

しかしそれ以外の記事では、やけにラテンの熱い乗り的といったイメージを強調したうえで、この時8強入りしたアルゼンチンや、NZを倒して決勝進出したフランスと日本を比較したがっていたりもしました。しかしそもそも日本とは民族性そのものが違うのですから、何とも腑に落ちないものがありました。日本のリーグ戦敗退を問うのであれば、違う方向で持って行くべきでした。

しかも同じラテン系でありながら、この時不発に終わったイタリアやルーマニアへの言及は何もなしで、これでは筋が通らないだろうと思ったものです。この時の、特に『ナンバー』関連記事は、正にアルゼンチンとフランス(一部ウルグアイ)のため、特にアルゼンチンのピチョット氏とフランス・フィフティーンのための記事と呼んでいいものもありました。またそれとは逆に優勝した豪州をディスる記事もありましたが、これはやはり失礼ですね。

そして、これも過去に数回書いているとは思いますが、日本もアルゼンチンもプロ(日本の場合はプロ待遇の外国出身選手)の数は同じで、サイズの面では寧ろ日本が優っているのに、なぜこんなに差がついたのかと揶揄するが如き記事も見られました。ちなみにその記事を書いた記者の方、今はベテランと言っていい存在で、JSPORTSで番組を持っていると書いておきます。

ご本人、あるいはそれを依頼した側は、非常に受けると思ったのかも知れませんが、私としては、こういうのを見るたびに、日本のラグビージャーナリズムの未熟さを感じずにはいられませんでした。今のラグビージャーナリズムが、成熟しているかどうかは何とも言えませんが、若手で、それなりにことを冷静に見られる人物は出て来ているかなと思います。

その99年より後になりますが、アルゼンチンがティア1に加入を認められた際も、ピチョット氏が率先して発言したこと(ティア1とティア2のギャップ)が引き金になっていますし、また2007年大会でベスト3に入った時も、彼の活躍の影響は多分にあり、その意味でこの人の存在は大きいです。また彼の発言が、日本に取ってもプラスになったのも事実だろうとは思います。ただ組織より一人のカリスマ的人物が影響力を持つということは、見方を変えれば、常に組織で持ってことを回す日本と、必ずしも相容れるものではないということです。そしてそういう点は、先日投稿分の会長選挙にも少なからず影響したのかも知れません。

またこの辺如何にもラテン系と言うべきなのか、今回のセブンスでも、アルゼンチン代表は試合でレッドカードを貰ったりもしていますし、ウルグアイの場合、ワールドカップでせっかくフィジーに勝ちながら、最終試合の後、熊本のクラブで選手が暴れたなどという話もあります。これは「ウルグアイ 熊本」などのキーワードで検索すると出て来ます。正直言って、ラテン系の乗りは必ずしもプラス面にのみ発揮されるのではなく、マイナス方向に振り切れることももちろんありますので、やはり大友氏の記事には、その2つをバランスよく盛り込んでほしいとは思います。

サッカーも同じことが言えるかと思います。ただサッカーの場合、やはりラグビーとは多少記事の傾向が異なっており、ラテン系の国が元々多く、それ故彼らのメリット、デメリット双方が周知されている感があります。その辺りが、少なくとも1999年までは、フランスを除けば「希少価値」とも取れた、ラグビーに於けるラテン系国の存在、そして、その存在を取り囲むちょっと特別な価値観とは、無縁でいられるのではないでしょうか。ただこれは、あくまでも私が目を通したことのあるサッカー記事、サッカー関連ツイ等の範囲内ではありますが。

ところで「ラテン系」という言葉を何度か使っていますが、元々アルゼンチンやウルグアイは、所謂中南米のラテン系国家、様々な民族の血が入った人々の多い国とは異なり、イタリアをルーツに持つ人が多く、そのためヨーロッパと近いと思っているふしもあるようです。実際、EUの国で外国人枠でなくプレイする選手もいます(これはサッカーも同じ)。こういう点から、いくらか白人意識が強いと言う人もいます。またそのためか、彼らが美形で素敵というファンもいるようですが、残念ながら私はあまりそうは思いません。

南米2国を語る(但しメリット、デメリット双方込みで)のはいいのですが、逆にラグビーはそこそこ強いながら、日本も含めた他国に選手が流出しがちな所謂アイランダー=フィジー、サモア、トンガについても、この際南米2国と同列に論じていいと思います。無論国の在り方も、民族性も違うわけですが、彼らのラグビー界における存在とプレイもまた無視できないものはあります。南米を語るのであれば、彼らアイランダーもまた、分けて考えるべきではないでしょう。でないと、このように言っては何ですが、民族差別、人種差別とも取られかねないかと思います。
(この項終わり)

飲み物-スノーアンドテル
[ 2021/07/31 01:15 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

大友氏の記事に見られる「南米びいき」とラグビージャーナリズム その2

先日の投稿の続きです。「ワールドラグビー会長選に関する2つの記事」の中で、今度は日経新聞に言及している部分です。この時日経の谷口記者は、このように書いています。(少し長めです)


一連の流れからすると「昇格」は自然の流れでもある。選挙中、ピチョット氏の側も日本を「ティア1入り」させる意向を伝えてきたと関係者は明かす。だとすれば、重要なのは選挙の行く末を見定め、新たなリーダーからの確約を得ることだったのだろう。
「今回は日本のラグビー界にとって極めて大事な選挙だった」と協会幹部は言う。「大一番」への準備は1年近く前から進めてきた。W杯中には開催国の利を生かして多くの関係者と面談。投票の締め切り間際まで両陣営をはじめ、様々なルートで情報収集に努めている。

(ピチョット氏は)ティア1とティア2の対戦機会の増加などの改革を訴え、各国のメディアやSNS(交流サイト)に大量に露出。昨年のW杯中には日本協会のスタッフの連絡先まで尋ねるほどの熱心さで周囲を驚かせた。

終盤には両陣営に痛手が発覚する。ボーモント氏を支持するフィジー協会の会長に同性愛への差別行為の疑いが発覚し、突然の辞任。ピチョット氏にも、設立した企業がWRとの利益相反にあたるという批判が出た。

「寝返り」も相次いだ。ボーモント陣営に立つと公にしていたルーマニアが反対派閥に移った。逆に、アフリカ協会は地元の大国、南アフリカなどの意思に反してボーモント氏に2票を投じている。
選挙中にはピチョット氏が勝ちそうな局面もあったというが、最終的な票数はほぼ日本の分析通りだった。刻々と変わる潮目を読み、適切な時期に適切な交渉をすることで、次期会長から言質を取ることに成功した。

選挙結果は日本の処遇以外にも様々な影響を及ぼす。例えば代表選手の資格。現在、選手は3年間住んだ国の代表になれるが、来年からは期間が5年に延びる。ピチョット氏が勝てば、資格はさらに厳格になる見通しだった。日本代表は多くの海外出身選手を抱えるだけに「ボーモントでよかった」と代表関係者は胸をなで下ろす。


この記事からは以下のような点が読み取れ、寧ろこちらの方が会長選挙の全体像もわかりますし、なぜ日本がボーモント氏に入れたかも納得できます。

  • ピチョット氏も日本のティア1入りには賛成であった
  • 但し日本としては、新しい会長の確約がほしかった
  • ピチョット氏は特に選挙活動には熱心だった
  • 終盤でそれぞれの候補に痛手と言っていい事態となり、また寝返りも相次ぐ
  • 両候補は日本のティア1入りに賛成だったが、ピチョット氏だとより外国出身選手の代表資格が厳格になる可能性もあり、最終的にボーモント氏に落ち着いて関係者は一安心した

大友氏の記事は、ピチョット氏への思い入れはわかるのですが、両候補がどのような選挙活動を行い、「日本に取って」どのようなメリットがあったのかが書かれていませんし、ボーモント氏や彼を支持した勢力が、何やらヒールのようにも見え、それに立ち向かうピチョット氏が正義の味方といった印象がなきにしもあらずでした。正直これは如何かとも思ったものです。一方この日経の記事の場合、別にピチョット氏を悪く書いているわけでもなく、また日本が投票したボーモント氏はこのような人物で、日本が彼に投票したことでどのようなメリットがあるのか、そういった部分がよく理解できる文章になっています。

先日も書きましたが、『ナンバー』の記事も会社が同じというだけで、週刊文春化せざるを得ないのでしょうか。大友氏の記事が本来持っている中立性が、どこか薄れたように見えたのはやはり残念でした。

それとやはり南米2か国が、大友氏に取って「推し」の存在であるのはわかりますが、悪い点、デメリットをあまり書かず、いい部分のみを殊更に書くのはフェアではないでしょう。確かに彼ら、特にアルゼンチンは地力はあるのになかなか勝てなかった、それが1999年になってベスト8まで行ったというのは、ある意味喜ばしいことではあります。しかし彼らの様子をありのままに書くのと、彼らを持ち上げるのとはやはり違うのです。持ち上げるという書き方はあれですが、高評価もあまりに頻度が高いと、やはりそのように見えてしまいます。

ところでこの99年大会に関しては、このブログでも何度か書いており、「ラグビー メディア 1999」で検索してみると以下のようになります。

https://bakerhouse221b.blog.fc2.com/?q=%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%83%93%E3%83%BC%E3%80%
80%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%80%80
1999&page=0

このリンク中の「ラグビー代表と平尾氏番外-1999ワールドカップとメディア その2」(https://bakerhouse221b.blog.fc2.com/blog-entry-1945.html)という投稿では、私はこのように書いています。

このワールドカップでもう一つ気になったことがありました。その前の大会でも見られたのですが、外国の代表チームの姿勢を殊更に持ち出し、見習えといわんばかりの論調が目についたことです。これは一つ前のでも書いていますが、大会前にデスクの要求もあったとはいえ、あれだけ代表をもてはやしたあとで、リーグ戦敗退となれば手の平を返したように、よそのチームを云々する姿勢には、どうも節操というものが窺えません。ラグビー記者諸氏も不満があるのでしょうが、それを記事にするのもどうかと思います。

実際これはおかしなものでした。平尾氏への不満なのか、チームの敗退への不満なのか、ラグビー協会そのものへの不満なのか、そのすべてなのか。理由は色々あるのでしょうが、何か、この報道態勢の不自然さを感じさせもしました。
(この項続く)

飲み物-ギネススタウト
[ 2021/07/30 00:30 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

大友氏の記事に見られる「南米びいき」とラグビージャーナリズム

ラグビー関連です。結局オリンピックの男子の七人制は

金 フィジー
銀 NZ
銅 アルゼンチン

となりました。しかしフィジー、流石に七人制の帝王です。

ところでこのブログでは、ラグビーライターの大友信彦氏に関しても何度か投稿しています。この人は記事そのものは読みやすく、よく取材をしているなとは思いますが、アルゼンチンやウルグアイなど、南米びいきのところがあり、それがしばしば文中で頭をもたげることがあります。

今回も、最終的に銅メダルを獲った(そのこと自体は評価したいです)アルゼンチンに対し、日本が不調な時は彼等に勇気づけられる的な記事もありましたが、私に言わせれば、それはちょっと違うのではないかと思います。

それと関連しますが、比較的最近、と言っても1年以上前ですが、「ワールドラグビー会長選に関する2つの記事」(https://bakerhouse221b.blog.fc2.com/blog-entry-3373.html)という投稿をしています。この中で『ナンバーウェブ』の大友氏の文章を一部引用していますが、これもどう見ても、会長候補で元アルゼンチン代表の、ピショート(ピチョット)氏寄りとも思える記述が目につきます。ただこの投稿自体が長めなので、まずここで引用した大友氏の文章について、かいつまんで述べておきます。


ワールドラグビーの会長選挙で、元イングランド代表のサー・ビル・ボーモントが続投することになり、ピチョット氏は落選した。コロナ危機ということもあり、安定した路線を取ったことになる。日本もティア1になったことだし、ピチョット氏はまだ若いから次もあるだろうという判断なのだろう。

しかし日本はティア1という特別なサロンに入れられ、かつての名誉白人のように脱亜入欧に甘んじるのか。それとももっと多くの仲間に、努力してここまで来いよと呼びかけるのか。ボーモントの後ろの老獪な紳士たち、ネオコンのような影がちらつく。それでもピチョットに投じられた、45%の票のうしろにある膨大な人口と市場は無視できない。

IRB(現・ワールドラグビー)は1987年に初めてのW杯を開催後、理事枠の拡大へと舵を切った。アルゼンチン、カナダ、イタリアと日本が新たに理事国入り。のちに世界6地域の地域団体にも理事枠(投票権)が開かれた。だが格差は依然残った。新規参入国・団体に1票が与えられたのに対し、「旧8カ国」には2票が与えられた。ラグビーの歴史の大半を築いてきた伝統国のエスタブリッシュメントたちは、実際の決定権を新参者たちに渡すつもりはなかったのだ。


大体このような感じですが、率直に言って、会長選を伝えるにしてはかなり偏った感があります。ぶっちゃけた話、弱者が強者に憤る、所謂ルサンチマン的なものを感じます。ナンバーも、あるいは最初からその目的で大友氏にこの記事を依頼したのでしょうか。

しかし思うのですが、自国チームが不本意な結果に終わった時、他のチームの方向を向いて、彼らの活躍を観て溜飲を下げるのは、個人のファンならともかく、報道を生業とする人物に取っては如何なものかなと思います。1999年のワールドカップの際はこれがかなりひどく、ラグビーメディアに関して疑問を持つ一因となりました。結局、今後の日本代表や協会のあり方について考察するよりも、勢いのある外国チームを参考にしろという論調になり、どこか出羽守的で、当該チームのすべてを肯定するにとどまった文章が目立ったのを覚えています。当時の監督が平尾誠二氏だったこともあり、何やら平尾氏アンチといった印象もありました。

尚この元々の投稿でも触れていますが、この会長選を、こちらはかなり客観的に見た日経の記事があります。次回はそれについて、また1つ上のパラグラフのゴシックの部分について書きたいと思います。
(この項続く)

飲み物-ウィルトシャービール

[ 2021/07/29 00:45 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)

ラグビー新リーグについて言いたいこと 1

7月16日、ラグビーの新リーグに関する発表がありました。現時点では新リーグの名称と、ディビジョン1~3のチームが公表されています。これに関しては、以下のリンクに詳しく説明されています。

ラグビー 新リーグ 名称 ・ロゴ 決定のお知らせ

ラグビー 新リーグ ディビジョン分け 決定のお知らせ

(いずれも日本ラグビーフットボール協会公式サイトより)

但し、このリーグに関してはこのような意見もあります。

“顔”が見えない新リーグ 日本ラグビーはどこに向かうのか?
(スポーツライター 大島和人)

このリーグに関しては、以前も東京新聞の記事リンクを貼った投稿をしていますし、今後もいくつかの記事を基に、新リーグが抱える課題について書いて行こうと考えています。従って、しばらくはリーグ関連またはオリンピックの七人制ラグビー、パラリンピックのホイールチェアラグビー関連が中心になるかと思います。

ラグビー関係者というのは、ラグビーが好きで情熱を注ぎ込むタイプの人が多く、それはそれで長所と言うべきなのですが、一方でビジネス経験があまりない、あるいは思い切った改革をできる人がいないという短所もあり、それが長らく日本のラグビーが抱える、宿痾のようにもなっています。上記の記事は、Jリーグ、Bリーグとの違い、今後どういう道を辿るべきかが書かれていますので、興味のある方はご一読ください。

しかしやはりスポーツはビジネスだなと思います。オリンピックにも同じことは言えるでしょう(オリンピックについてはまた改めて)。しかしリーグの準備が進むにつれて、どこか以前の協会らしい曖昧さが出て来てしまい、それが思い切った決断を鈍らせたとも取ることができます。かつてワールドカップで代表チーム首脳陣が明言を避け、努力はしていますとお茶を濁す一方で選手たちは頑張っていたと言われていますが、どうもそれがダブりますね。

この状況が繰り返される限り、曖昧な協会の態度、選手頼みの姿勢は改善されるようには見えません。これも同じ記事にありますが、結局協会よりも強豪チームが、このリーグを率いることになりそうな予感もしています。今のままでは、これもかつての協会のように、ファンの方を向いているのか否かも定かならずですし、本当にリーグが選手やチームのプライドをきちんと守れているのか、その点も気になります。

それから、2023年のワールドカップで日本代表が対戦するオセアニア代表は、サモアに決定しました。

飲み物-ビールと夜景
[ 2021/07/18 01:30 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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