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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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ホズマ・エンジェルとウィンディバンク

このパペットホームズで、『花婿失踪事件』を原作にしているのが「消えたボーイフレンドの冒険」です。ある日ディーラー寮の女子生徒、メアリー・サザーランドが、付き合っていた彼が失踪したと言って、221Bに相談にやって来ます。このメアリーについてはまた改めて書きますが、その「消えた」彼、ホズマ・エンジェルはクーパー寮の6年生(最上級生)で、背が高く無口な男子生徒でした。しかも食べ物や音楽など、すべての面で趣味が一致していて、メアリーは夢中になってしまいます。メアリーは視力が悪く、眼鏡をかけていましたが、ホズマからは眼鏡をかけていない方がいいと言われます。さらに、自分が卒業しても忘れないでほしいと言い、元々乙女チックなメアリーの心をわしづかみにしてしまいます。ところがある時、ホズマは学校の裏手にある洞窟に入ったまま出て来ませんでした。

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ホズマ・エンジェル(左)とメアリー・サザーランド
(シャーロックホームズ公式サイトより)

一方でメアリーはホズマと知り合った後も、幼馴染のウィンディバンクとも交際を続けていました。このウィンディバンクはやはりクーパー寮の男子生徒で、メアリーと同じ2年生です。ある時ホズマはウィンディバンクについてメアリーに尋ねますが、メアリーはただの幼馴染と答えます。しかしそう言いつつも、ウィンディバンクと別れることはしませんでした。この一部始終をメアリーから聞いたホームズは、ラングデール・パイクにホズマが在籍しているかどうかを調べさせます。ホームズはどうやら、ホズマとウィンディバンクは同一人物であると睨んでいたようです。そして6年生にホズマ・エンジェルなる生徒はいないことがわかります。ホームズは221Bにメアリーとウィンディバンクを呼び、ホズマはウィンディバンクの変装だという自分の推理を話します。

windibank 2
ウィンディバンク(シャーロックホームズ冒険ファンブックより)

その前にホームズとワトソンは、実際にホズマが失踪したという洞窟にも行き、隠し出口があったことを突き止めていました。(この洞窟は、その次の「赤毛クラブの冒険」にも出て来ます)そして無口で低い声や、メアリーに眼鏡をかけるなと言ったことは、自分の正体を見破られにくくするためだったことを指摘します。ウィンディバンクは何かと移り気なメアリーに、自分に対して注意を向けさせるため、ホズマ・エンジェルになりすまして彼女を独占しようとしていたのです。ウィンディバンクは得意げですが、自分が騙されたと思ったメアリーはいい気持ちはしません。そんなことするなんてひどいわと、221Bを出て行く彼女をウィンディバンクは追いかけます。尚この後のエピソードで、2人は仲よさそうにしているところから、どうやら無事によりを取り戻せたようです。

[ 2019/06/07 23:30 ] パペットホームズ | TB(-) | CM(0)

ベッポと石膏像破壊事件

先日のカバ顔のバーニコットとおたまじゃくし絵画コンクールで、石膏像破壊事件にもちょっと触れています。元々は「最初の冒険」は『緋色の研究』をベースにしていますが、もう1つ『六つのナポレオン』も原作となっています。美術の授業で多くの生徒が作らされたカバの石膏像が、次々と壊される事件が起こり、バーニコットもその件で憤っていました。そして転校して来て、ホームズと同じ部屋に入ることになったワトソンは、ある夜誰かが石膏像を、しかもわざわざ明るい場所で壊しているのを目撃します。壊していたのはやはりベイカー寮のベッポで、221Bにモリアーティ教頭を連れて来て、ワトソンが壊していたと濡れ衣を着せようとします。しかしベッポが、ワトソンが有刺鉄線を飛び越えて逃げたというのを聞いたホームズは、左脚にケガをしている(それでラグビーの第一線を退いた)ワトソンが、そんなことはできないと反論します。ついやってもいない罪を認めようとしたワトソンに、教頭先生はやっていないのならそう言うようにと注意して去って行きます。

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石膏像破壊犯人のベッポ
(シャーロックホームズ公式サイトより)

この石膏像は、ジェファーソン・ホープのシーンでも登場します。もちろんこのホープが出て来るシーンでは、『六つのナポレオン』ではなく『緋色の研究』が原作になっています。ホープは手先が器用で、非常に巧みにカバの石膏像を作っていました。しかし退学が決まったホープに対し、ワトソンがこれだけうまければ彫刻家になれるよと励ますのですが、ホームズはその石膏像を壊してしまいます。ワトソンは怒りますが、ホープは特に気にも留めていないようです。もちろんホームズの真意は別のところにありました。以前221Bに依頼に来た女子生徒が、指輪を無くしたと言っていたのです。ホームズは自分は捜し物はしないと言いますが、この石膏像が次々と破壊されるのには、指輪の件と関係があるのではと踏んだわけです。最終的に、ホームズが作ったカバの石膏像、ワトソンの言葉を借りれば、カバでなくてまるでピーナツといった感じの石膏像の中にその指輪はありました。ベッポがこっそりその指輪を、乾きかけの石膏像の中に隠していたのです。しかしホームズ位ヘタ(失礼)に作っていれば、どれに隠したかすぐわかったのではないかと思うのですが…。このベッポはその後、ミルヴァートン先生関連エピにも登場します。

[ 2019/05/31 00:15 ] パペットホームズ | TB(-) | CM(0)

カバ顔のバーニコットとおたまじゃくし絵画コンクール

バーニコットというのは、元々正典『六つのナポレオン』に登場する医師ですが、パペットホームズでは、クーパー寮の生徒という設定になっています。顔の下半分が大きく、鼻の穴の間隔が広いことからカバに似ており、作品中でも「カバ顔の」と形容されることがあります。しかし本人は「僕はカバに似ているけどカバじゃない」と言っています。このバーニコットが最初に登場するのは「最初の冒険」の、美術の授業で作ったカバの石膏像を壊されたシーンです。前出『六つのナポレオン』のバーニコット医師も、所有していたナポレオンの石膏像を盗まれたうえに、粉々に壊されてしまっています。この石膏像破壊事件には、転校したばかりのワトソンもあわや巻き込まれそうになりますが、最終的にベッポが犯人であることがわかります。このバーニコットは絵がうまく、そのため美術関連のエピソードでは、依頼人となって登場しています。それが「百匹のおたまじゃくしの冒険」(原作・海軍条約文書事件)です。ビートン校では創立者のパーシー・フェルプス卿が、子供の頃おたまじゃくしという渾名であったことにちなみ、おたまじゃくしを題材にした絵画コンクールが毎年行われていました。

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保健室にやって来たホームズ(左から2番目)とその後ろのワトソン、一番左がバーニコット
(シャーロックホームズ公式サイトより)

バーニコットはクーパー寮代表として参加することになります。その他の代表は、アーチャー寮はワトソンが転校して来た時に、寮の案内をしたスタンフォード、ベイカー寮はダンカン・ロス、そしてディーラー寮はウィルスン・ケンプでした。尚ダンカン・ロスの「赤毛クラブ」で、ロスが別のエピソードに登場すると書いていますが、それはこの「百匹のおたまじゃくしの冒険」です。バーニコットは百匹のおたまじゃくしを、抽象絵画風にキャンバスに描き込み、途中で息抜きをしようと外へ出た隙に、何者かに絵を盗まれます。ショックで気絶したバーニコットは保健室で気が付き、ホームズに事の一部始終を話します。ホームズはケンプもまだ絵を提出していないこと、保健室は夜間も施錠されていないことから、ケンプが犯人で、しかも保健室に絵を隠した可能性が高いと睨んで、アドラー先生の許可を得て張り込みます。そしてケンプから絵を奪い返すものの、実はその絵は偽作で、本物は、バーニコットと同じ時間帯に仮病で保健室にいたマイクロフトがすり替えていました。こうしてケンプは他人の絵を自分の物にし、署名をして提出します。しかし当のバーニコットは、もしこの絵が優勝したら、それは絵を描いた自分が評価されたのだから構わないと、かなり達観したことを言います。

しかし優勝したのはバーニコットの絵ではなく、ダンカン・ロスの「赤いおたまじゃくし」でした。この時ロスは赤のカツラをつけています。また優勝メダルは、おたまじゃくしがモチーフになっています。

[ 2019/05/28 23:45 ] パペットホームズ | TB(-) | CM(0)

ジェイベズ・ウィルソンの「赤毛クラブ」&「青い白クマ」

赤毛の持ち主ジェイベズ・ウィルソンは、赤毛クラブなるものに誘われて、活動を始めます。これは、ダンカン・ロスの「赤毛クラブ」に書いている通りです。活動と言っても何の変哲のない物を、ただ赤く塗って行くだけです。しかしロスは、赤毛クラブの総本部がロンドンにあると言い、メンバーは全員赤毛だから実に壮観だとウィルソンに教えます。しかし赤毛クラブなるものが、そもそも美術クラブのロスが、ウィルソンに邪魔されずに絵を描くために作ったものなので、総本部なる存在はもちろんありません。結局ウィルソンに邪魔されずに絵を描き上げたロスは、赤毛クラブを解散してしまいます。そしてウィルソンもロスも、また別のエピソードに登場することになります。ウィルソンは「愉快な四人組の冒険」で、メアリー・モースタンから髪の色がトマトみたいといわれ、大いにむくれて部屋に引きこもってしまいます。その時はちょい役でしたが、それとは別に、結構重要な役で登場することもあります。それが「青い白クマの冒険」です。このエピソードは『三破風館』と『青いガーネット』が原作になっています。

Red-Headed Club
「赤毛クラブの冒険」のウィルソン(中央)とダンカン・ロス
(シャーロックホームズ公式サイトより)

アーチャー寮のガルシアとヘンダーソンが221Bに飛び込んで来ます。ウィルソンを探しているようですが、ここにはいないとホームズは2人を追い返します。そして隠れていたウィルソンに出て来るように言いますが、そもそもの発端はぬいぐるみでした。袋に入ったそのぬいぐるみは、青いけれど白クマらしく、ウィルソンはある時上から落ちて来たというこれをすっかり気に入っていました。そこでホームズとワトソンは、掲示板に張り紙をして元の持ち主を探し出します。すると、このぬいぐるみが意外に多くの人の手を渡って来ていたのに驚きます。しかも『青いガーネット』も原作であるように、このぬいぐるみの中には仕掛けがありました。何だかんだで、ウィルソンはぬいぐるみを手放さざるを得なくなり、代わりにハドソン夫人がトマトのぬいぐるみを作ってくれます。そのハドソン夫人が髪からトマトスープを連想したり、メアリーにトマトみたいなどと言われつつも、ウィルソンはトマトが好きなようです。トマトというか、赤いハートにへたをつけたような感じではありますが。エピソードそのものについてはまた後日。

[ 2019/05/20 01:00 ] パペットホームズ | TB(-) | CM(0)

ハドソン夫人はベイカー寮の寮母

ホームズといえばワトソンとハドソン夫人、この3人の関係は切っても切れないものです。パペットホームズのハドソン夫人は、ベイカー寮の寮母で、生徒たちの食事も担当しています。クッキーを焼くのも大好きで、221Bにやって来た依頼人にクッキーを振る舞ったりもしています(消えたボーイフレンドの冒険)。ただしホームズは、時と場合にもよりますが、あまりそのクッキーを食べたがりません。ビートン校に転校したばかりのワトソンが、夕食時に嬉しそうにクッキーを貰っているにも関わらず、そのクッキーは食べない方がいいと忠告します。ハドソン夫人のエプロンに猫の毛がくっついており、彼女は猫と遊んだ後、手を洗うような人ではないというのがその理由です。しかしハドソン夫人はそのことを知ってか知らずか、「最初の冒険」で、自分にかけられた濡れ衣を晴らしてくれたホームズに、山のようにクッキーを持って来て、これから毎日クッキーを焼いてあげると言い、ホームズとワトソンにキスまでして、「あなたたちは私の息子よ~♪」と歌いながら去って行きます。このハドソン夫人は歌も大好きで、いつも同じメロディーを口ずさんでいます。

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クッキーを配るハドソン夫人
(シャーロックホームズ公式サイトより)

このメロディーは特にサントラに収録されているわけではなく、「ハドソン夫人のテーマ」(NHKに確認済み)という名前で親しまれています。「愉快な四人組の冒険」の時も、221Bにジョナサン・スモールと歌いながら入って来ていました。クッキーを焼くこと、歌に加えて、裁縫も得意なようです。現に「青いシロクマの冒険」という、シロクマらしき動物のぬいぐるみが事件に関与した時に、肉団子やウサギ、トマトのぬいぐるみを作ったりもしています。何かと世話好きで、頼まれてもいない221Bの掃除をしてホームズを怒らせたりする反面、まだらの紐(ヌマドクヘビ)を見つけた時には、あわてふためいて221Bへ飛び込んで来たりもします。しかも、ホームズが学校を去る一因となったダグラス邸の殺人について、わざわざホームズに知らせに来たりもしています。近くで殺人があったなんて言ったら、門限かどうかも関係なくホームズが出て行くこと位わかりそうなのに…。赤毛のジェイベズ・ウィルソンの髪を見て、今日はトマトスープにしようなどと言ったこともありますが、基本的には愛すべき人物であり、ホームズの味方であるのは事実です。

[ 2019/05/14 01:00 ] パペットホームズ | TB(-) | CM(0)

ヘレン・ストーナーとまだらの紐

ヘレン・ストーナー、ホームズ正典では『まだらの紐』に登場する女性です。このパペットホームズでも、『まだらの紐』と『這う男』を組み合わせた「まだらの紐の冒険」に登場しています。ヘレンはここでは化学の新米教師で、同じ化学の教師であるロイロット先生について、一人前の教師になるための実習をしています。しかしある夜、ひょんなことからロイロット先生が廊下を、しかも四つん這いで走っているのを見てしまい、221Bへ相談に来ます。ヘレンはそのことにひどく怯えており、実際幸薄そうな印象を受けます。その夜実験室に行ったホームズとワトソンは、先生が奇妙な格好で走っているうのを目の当たりにし、部屋が荒らされているのを見て驚きます。ロイロット先生はある人物のために、動物の気持ちになりたかったのだと打ち明けます。その人物とは、ビートン校一の動物通のシャーマンでした。生徒を愛してしまったことに責任を感じた先生は、学校を辞めることになります。生活指導の担当でもあったロイロット先生の代わりに、生徒の指導をすることになったのはモリアーティ教頭でした。

Helen Stoner 
ヘレン・ストーナー(中央)とホームズ(左)とワトソン

ところで「まだらの紐」がどこで登場するかですが、これは冒頭でハドソン夫人が偶然目にしてしまい、驚いて221Bに駆け込みます。その後シャーマンが、それはヌマドクヘビだと言い、ホームズやワトソン、ハドソン夫人らと談笑しているところをロイロット先生が注意します。シャーマンは、最近先生はやけに厳しいと言いますが、恐らく先生の秘められた愛も関係していたと考えられます。またヘレンが去った後221Bにロイロット先生がやって来て、何の話をしていたのか尋ねますが、ホームズは返事をせず、寒いとクロッカスが早く咲くらしいよなどとすっとぼけます。またロイロット先生は暖炉の火かき棒を捻じ曲げてしまいますが、ワトソンも対抗して渾身の力をふりしぼって棒を曲げ、先生は驚いて去って行きます。このクロッカスと火かき棒は原作の『まだらの紐』にも出て来ます。さらに先生が走っていた騒ぎの最中、シャーマンがヌマドクヘビに襲われてしまい、ロイロット先生はシャーマンを助けようとヌマドクヘビに襲い掛かります。その後ロイロット先生は、手持ちの動物関係の本をシャーマンがいる動物小屋の外に置いて学校を去って行きます。

[ 2019/05/08 23:45 ] パペットホームズ | TB(-) | CM(0)

アーサー・モースタン

新しい時代が始まりました。だからというのではありませんが、いつものラグビーは1日延長で、平成から続いている「愉快な四人組の冒険」、今日でこのエピの締めくくりをしたいと思います。ビートン校内にいたジョナサン・スモールは、自分が作った『あなたは宝物』の歌詞を『アグラの宝物』と変えられたこと、しかもアーサー・モースタンやショルト―兄弟が自分との約束を破って、その曲でコンクールに出ようとしていたことを知ります。アーサーに掴みかかるスモール。そしてアーサーとショルト―兄弟の部屋から楽譜を盗み出し、ケガを負わせます。しかしショルトー兄弟の方は盗みそびれました。そのため事件当日はまだ校内にいて、しかもトビィが来ない屋根に上っていたところを、ベイカー寮遊撃隊に見つかり、屋根から落とされたというわけです。その場にいたメアリーは、悪いのは兄だと言い、そこへホームズたちとのやり取りを聞いていたアーサーが現れます。アーサーはスモールを保健室へ連れて行き、仲間を裏切るような奴にいいハーモニーは生み出せないと反省します。

Arthur Morstan
アーサー・モースタン
(シャーロックホームズメモリアルブックより) 

さらにスモールとの約束を守ると言って、ショルト―兄弟と共に「ごめんなさい」をハモって聴かせます。スモールはそれに「忘れたよー」と返します。そこでトンガがキャッキャッと飛び跳ねて喜ぶという、何とも人形劇らしい終わり方ですが、まだそこで終わったわけではありません。この事件が解決する前に、メアリーはまだビートン校に入る前、自分宛てに来る差出人不明の絵葉書のことをワトソンに話していましたが、実はそれを送っていたのはスモールでした。彼の『あなたは宝物』の「あなた」とはメアリーのことだったのです。ここに来てワトソンには既に恋敵が現れたのですが、ワトソンはメアリーに夢中で、「あなたは私の宝物♪」と調子っぱずれに歌います。ところでなぜこの4人のメンバーがわかったのか、それはアーサーの部屋にあった、破られた署名からでした。これをつなぎ合わせたことで4人の名前がわかり、パイクに探らせたのです。尚このアーサーの顔、世界的に有名な4人組の1人で、今なお現役の人物がモデルになっています。

[ 2019/05/02 00:30 ] パペットホームズ | TB(-) | CM(0)

ショルトー兄弟

前回のジョナサン・スモールに続いてショルト―兄弟です。このショルト―兄弟はディーラー寮の生徒で、やはり音楽活動をしていました。双子であるためハーモニーがとても美しく、それを聞いたアーサー・モースタンが一緒にやらないかと持ちかけ、そこにジョニーも加わってザ・トレジャーズが結成されます。このザ・トレジャーズはかなりの人気となりますが、学校対抗のコンクールのため、生徒でないジョニーが外れることになります。これを恨んだジョニーがアーサーを襲ったと考えられますが、ホームズは別に理由があるのではないかと疑います。そしてその夜、ショルト―兄弟もまた何者かに襲われます。引っかき傷を負った2人は、兄弟げんかをしたと言い張りますが、手当てをしたアドラー先生は、2人とも爪は伸びていなかったと言います。流石に「見るだけではだめ、観察しなきゃ」とホームズを諭すだけのことはあります。ディーラー寮は立ち入り禁止で、生活委員のレストレードに待ったをかけられますが、ホームズとワトソンは隙を見て中へ入り、ショルト―兄弟の部屋へ入ります。

Thady Sholto 
サディアス(サディ)・ショルトー

部屋には、ワトソンがサディにあげた薬が落ちていました。サディが体のあちこちが痒いというため、ワトソンがパイクから買った薬を1つ譲ったのです。しかもその薬には、アーサーが襲われた時に、アーチャー寮の屋根についていたのと同じ足跡がありました。そこでホームズはシャーマンから犬のトビィを借り、薬を嗅がせて犯人を見つけ出そうとしますが、これは結局失敗に終わります。またその部屋から、ザ・トレジャーズの曲のパート譜が一部だけ見つかったことから、どうやら犯人の目当ては楽譜であることがわかります。ホームズは今度は、「ベイカー寮遊撃隊」なるネズミたちに犯人探しを手伝わせます。トビィが犯人を追い詰められなかったことから、犯人は犬の来ない場所に隠れているようで、隊長のウィギンズをはじめとする遊撃隊は、ディーラー寮の屋根の上にいたスモールを見つけ出し、ネズミが苦手なスモールと「相棒」のサル、トンガは屋根の上から落ちてしまいます。

Bart Sholto
バーソロミュー(バート)・ショルトー 

「ゲームは終わりだ、ジョナサン・スモール」
ホームズはこう言って、スモールに近づきます。ワトソンが仲間を次々と襲ったのはあなたかと尋ね、スモールは、あいつらは仲間じゃねえと言います。そしてスモールは、なぜこのようなことになったのかを話し始めます。それは、元々彼が作った曲である『あなたは宝物』を、『アグラの宝物』というタイトルで歌詞を書き換えられたこと、そして、コンクールには出ないという約束をしたにも関わらず、それが破られたことが原因でした。

(画像は『シャーロックホームズ』メモリアルブックより)

[ 2019/04/22 23:30 ] パペットホームズ | TB(-) | CM(0)

ジョナサン・スモール

前回メアリー・モースタンをご紹介しましたので、今回は彼女とワトソンが出会うきっかけとなる『四つの署名』ベースの「愉快な四人組の冒険」です。とある早朝、ホームズは徹夜の末巨大なシャボン玉を作ることに成功します-というか、成功するかに見えます。しかしそこへハドソン夫人と郵便配達のジョナサン・スモールが歌いながら入って来ます。どなたかがブログに「突撃リサイタル」と書いていましたが、正にその通りです。ホームズとワトソンはこれに驚き、成功するかに見えたシャボン玉も壊れてしまいます。ハドソン夫人は歌うって気持ちのいいものね~と言いつつ、スモールを歌が大好きな郵便配達員のジョナサンと紹介し、2人は部屋を出て行きます。その後メアリーが221Bを訪れ、兄のアーサーが部屋に忍び込んだ不審者から暴行されてケガをしたことを話し、犯人捜査を依頼します。アーサーは、インドから来たアブドゥラというルームメイトがいましたが、アーサーは音楽をやっていて夜遅くまで練習することから、寝る時は耳栓とアイマスクをつけており、犯人に気づいていませんでした。

Jonny Small 
ジョナサン・スモール
(シャーロック・ホームズメモリアルブックより)

ホームズはそこで天窓に気づき、そこから屋根に出ます。屋根には足跡がついており、その足跡とこの事件は関係があるようですが、どう見ても人間の足跡には見えませんでした。メアリーも屋根に上がり、ワトソンも続きますが、屋根から落ちて頬をケガしてしまいます。このため情報屋のラングデール・パイクから奇妙なにおいの薬を買う代わりに、必要な情報を教えてもらうことになります。パイクが仕入れた情報によると、アーサーは双子のショルト―兄弟と一緒に音楽活動をやっていたということ、もう1人メンバーがいるが今は不明とのことでした。そこでホームズたちはショルト―兄弟に話を聞きます。流石ディーラー寮だけあり、2人の部屋にはグランドピアノがあります。双子の1人サディ(サディアス)が話をしているところへ、彼の兄であるバートが帰って来て、余計なことに首を突っ込むなとすごみ、ホームズたちを追い払ってしまいます。その後221Bにまたパイクがやって来て、もう1人のメンバーはジョニーで、外部の業者であることを伝えます。ジョニー、つまりあの郵便配達員のジョナサン・スモールだったのです。

[ 2019/04/15 00:30 ] パペットホームズ | TB(-) | CM(0)

バスカーヴィル君の事件の裏のもう1つの事件

何週間かにわたり、『バスカーヴィル君と犬の冒険』について書いてきました。しかしモンスタードッグ騒動、あるいはモンスターバナナ騒動以外に、もう1つの事件が起こっていて、ホームズはそれを任されていたのです。それは学校内に貼り巡らされた、奇妙な暗号の解読でした。ホームズがこれにかかりっきりになっていたため、ワトソンが事件解決に乗り出すはめになったのです。この暗号は人形(ひとがた)が使われていて、恐らくは特定の形が、特定のアルファベットを表すものと思われました。ある時点までは解決できたのですが、なかなか進みません。ヘンリーがモンスタードッグの正体追求を依頼した時の221Bには、解読を依頼したレストレードともう1人アガサがいました。アガサはすっかりアシスタント気取りです。

パペットホームズ踊る人形 
『バスカーヴィル君と犬の冒険』に登場する人形の暗号
(『シャーロックホームズ』メモリアルブックより)

その後ホームズが解読に頭をひねっていると、突如としてアガサが何か閃いたようで、すべての暗号を解読してしまいます。実はアガサはその前にも、ミルヴァートン先生に連れて行ってもらった大英博物館で、ロゼッタストーンを解読していました。こういう、どこか天才的な才能があるアガサですが、ホームズはそれが気に入りません。しかもその暗号の意味はこうでした。

”Even Holmes can never overwhelm Baynes”
(さすがのホームズもベインズにはかなわない)

さらにそこへ、勿体ぶった態度でベインズがやって来ます。これは所謂知恵比べでと言い、暗号解読のヒントを書いた紙をホームズに渡しますが、ホームズはそれを破ってしまいます。さらにアガサにも悪態をつき、そのためアシスタントであったはずのアガサは221Bに来なくなります。しかし結局は、ホームズが人形を使って謝ることで仲直りし、ヘンリーというライバルが現れたワトソンとメアリーは恋人同士となってミルクで乾杯します。そして、破ったはずの紙も元通りに修復されていました。

[ 2019/04/08 01:00 ] パペットホームズ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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