fc2ブログ

ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  ドラマ

シャーロックそして相棒9

グレこと小暮クミコの誕生日にかけつけて、若宮純一は、前の事件から立ち直れていない誉獅子雄をイタリアンレストランに誘います。その気がなさそうだった獅子雄も後から現れ、他の皆がコース料理を頼むのに、自分はアラカルトをオーダーします。ところが店の名物料理である、うずらのカチャトゥーラが準備できず、しかも味も変わっていました。ソムリエの加藤が個室にいた料理評論家大石からクレームを付けられ、それに編集者のみずえも加担し、別の客聖子は大きな声を出すなと言い、店内に不協和音が流れます。

予約で一杯のこの店で、なぜ名物料理が出せないのか。何か起こったに違いないと保室は睨み、さらにメニューのお任せコースが後から貼り付けた物であることに気を留めます。そして結婚記念日で来店していた不破達彦と凛子ですが、凛子がイヤリングを無くしたことから、獅子雄が探すのを手伝います。結局それはトイレの近くにあり、さらに獅子雄は掃除道具入れの中で死体を発見します。

被害者は店を辞めると言って、その日の厨房に出なかった新井でした。その他にも料理人の1人西岡の眼鏡に傷がついていたり、パティシエがジャガイモの皮を剥いていたりと奇妙な光景が厨房で繰り広げられます。シェフの古賀にいわせれば、新井は休みとのことでしたが、殺人事件とみて間違いなさそうで、クミコは所轄の警察署と連絡を取ります。

また古賀の言動の不自然さ、個室の客であるみずえと、食事をせずワインばかり飲んでいた客の聖子の振る舞い、やはり客として来ていた不破夫妻の行動などから、獅子雄はデザートコースに入る前に彼らを呼び集め、自分の推理を披露します。この中で料理を否定した者は店を出て行き、その他の面々に疑いがかかります。実は料理評論家と共に来ていたみずえは編集者で、新井と関係がありました。また聖子はビジネスパートナーとして新井を引き抜いていたのに、その新井が他のパートナーと契約していて不満そうです。

新井は自分がいなくなることで、うずらのカチャトゥーラを準備できず、料理評論家の不興を買うようにしており、また古賀にわざと完璧な料理を作らせないよう、レシピ帳を西岡に持ち出させ、さらにソムリエの加藤が前科者であることから、このレストランを終わらせて彼の行き場をなくすことを計画していました。

加藤はドライフラワーの入った花瓶で加藤を撲殺します。掃除道具入れに隠したその遺体を、さらに奥の方へと隠したのは不破でした。不破は工務店を経営しており、このレストランの建設にも携わっていたため、間取りを知っていたのです。また不破の妻凛子は、トイレに立つ以外にも外に出て携帯をチェックしていました。イヤリング探しに立ち会った獅子雄が見たその画面には、借金の取り立てと思しき着信がいくつもあり、経営に行き詰まった夫妻は、この食事を最後の晩餐として心中するつもりだったのです。

古賀は新井が憎かったと話します。また古賀の不自然な言動は脳梗塞によるもので、いずれこの店は閉店する運命にありました。しかし不破夫妻は、古賀が主に作ったこの料理が懐かしく、美味であったと語り、昔からこの店を知る人物であったことがわかります。最後に獅子雄は、ティラミスを作ってもらい、純一に食べさせます。しかしこれは、いずれ来る2人の別れの前奏曲のようなものでした。

尚この作品は『まだらの紐』のプロットがかなり採り入れられていますが、『ブルース・パーティントン計画』もあると指摘する人もいます。ただこのシリーズの一連の作品に感じることですが、人物が色々いて、原作に沿った展開にするには、1時間枠に収めるのは難しいように思います。せめて1時間15分程度にすれば、もう少し細部まで描くことができるでしょうし、もう少しシンプルに、引き算の描き方でいいと思うのですが。

それとこの回は、レストランという限られた空間にいる人々に容疑がかかっており、その意味で『相棒』のシーズン9の第12回「招かれざる客」を思わせます。結婚指輪に意味を持たせるところも似ています。ただしこちらはレストランではなくオーベルジュが舞台です。ではその『相棒』、12月4日放送分です。これは前後編に分かれており、4日はその前編になりますので、今後明らかになる部分もあることをお断りしておきます。そういえばこちらも、桝本が結婚指輪をしていますね。

キーボードの埃が原因で、大掃除中の特命の2人ですが、冠城亘に電話が入ります。幼馴染で、かつて新聞記者だった桝本修一からの連絡で、新聞社から週刊誌に移り、研究費3億円を横領した東修大学の皆藤教授の保釈の件で、何かネタがないか法務官僚の冠城に情報を求めていました。しかしもちろん、冠城は今は警察官です。しかも皆藤の保釈金は何者かに盗まれており、法務省では騒ぎとなっていて、警視庁では捜査に乗り出します。

保釈金を準備した弁護士の鴨居達彦と、東修大の准教高瀬佳奈恵はテーザー銃で負傷し、病院で手当てを受けていました。高瀬は捜査一課の調査で、盗まれるリスクの高い現金で持ち出したのは、皆藤が一刻も早く出たいと言ったためだと答えます。しかし皆藤は当時の東修大学の学長を過去に横領で告発し、自分は研究一筋であったはずなのに、なぜ横領の容疑を認めたのかも疑問でした。そして杉下は病院で冠城に病院で出会い、その後皆藤に面会します、皆藤は刑務所での生活に耐えきれずに容疑を認めたわけですが、杉下はそれを不審に思います。一方鑑識の益子桑栄は、この2人も含めてテーザー銃を使った犯罪が増えたと言います。

東修大学を訪れた杉下と冠城は、皆藤の研修室の研究員から、最近は色々呪われていると聞かされます。まず研究員の岡田が階段から落ちてケガをし、皆藤のインタビュー記事が掲載予定のはずが差し替えられ、企業からの支援を断られ、さらに皆藤の横領発覚、女性研究員へのストーカー、そして保釈金強盗と正に災難続きでした。しかし青木年男が防犯ビデオを辿って行った結果、岡田のケガの現場やストーカーの現場に同じ男がいるのがわかります。この男はその後中央区の板越第一ビルから出て来て、その後同じビルに姿を消していました。

このビルには皆藤を支援していた、ライフケアテクノロジーという企業が入居していました。流れを調べた杉下と冠城は、この一連の事故や支援打ち切りが意図的に行われたと考えます。しかも研究室に名刺があったことから、差し替えられたのは桝本によるインタビュー記事だとわかりますが、桝本は冠城に、皆藤と接触があったことを黙っていました。そしてライフケアテクノロジーを訪ねた2人に、社長の三島は経営方針の見直しから支援を打ち切ったと言います。しかしそこの清掃員の言葉から、三島は挨拶しても返事もせず、例の男は武田といってよく三島を訪ねていることがわかります。

皆藤はインタビューを通じて告発をしたかったようで、保釈金強奪事件は彼の保釈を阻むのが目的のようでした。しかも強奪グループの行動から、皆藤の情報が洩れていたことがわかります。皆藤が保釈されると立場が危うくなる人物がいるようですが、その情報を流していたのは桝本でした。桝本は事実婚の妻はいましたが、サルウィンでのボランティア中にテロに巻き込まれていました。しかし桝本はそれを隠そうとしており、行動にもどこか怪しげな点がありました。

2人は刑務所の皆藤にまた面会し、皆藤の不可解な行動が少しずつ見えてきたこと、皆藤を知ることが犯人につながると伝えます。容疑を認めて保釈されたい皆藤の計画を、阻む人物は一体誰なのでしょうか。そこで冠城は、捜査本部に出向いてギブ・アンド・テイクだと言い、容疑者の写真を見せてもらいます。その中には未決の井上輝男という男がいました。この人物には強盗犯の谷口、そして佳奈恵が同じ日に面会をしており、どうやら佳奈恵はライフケアに便宜を図るともちかけられ、例の強奪事件に絡んでいたようです。

捜査一課が強奪グループのアジトを探した時は、既にもぬけの殻でした。そして佳奈恵は保釈金を持って東修大学へ向かいますが、例のグループの襲撃を受け、駆け付けた杉下と冠城により病院へ搬送されます。

飲み物-ラテアート
[ 2019/12/09 14:37 ] ドラマ | TB(-) | CM(0)

シャーロックそして相棒8

まず11月25日放送の『シャーロック』からです。

経産省の官僚柴田と紳士服店店員の三崎が心中します。2人の遺体が発見された部屋には、死んだライオンの写真があり、裏には遺書と思われる謎めいたメッセージがありました。その後2人は死亡推定時刻の違いから心中とはみなされず、またメッセージはヴィジュネルの法則に基づいて書かれており、「SUTTON ARAN SECRECY」であることがわかります。

サットンはビジネススクールで、その校長亜蘭世津子に誉獅子雄は会いに行くものの、世津子は心中と決まったわけでもないのに心中と口にします。何よりも、秘書の北山彩という女性が怪しそうです。その後柴田の葬式で獅子雄は兄の万亀男と出くわします。万亀男はディオゲネスというクラブに弟を連れて行き、談話室以外では喋るなと言って、元々エリート養成の目的で作られたサットンビジネススクールが、2010年に経営者が変わった後マルチビジネス化していることを教えます。

このため経産省も調査に乗り出し、柴田はスパイだった可能性が出て来ます。このため警察も及び腰になり、さらに秘書の北山が柴田に同行していた可能性も浮上します。また三崎は官僚や政治家を相手にする職業柄、ビジネススクールに通って接客術を磨きたいと考えていました。その後イタリアンレストランを出る世津子にレオは獅子雄のメッセージを渡します。それには「クレタ人は嘘つきだ」について回答するようにとありました。この世津子に獅子雄はどこかで会ったイメージがありましたが、それは前世殺人の際のビデオで体験談を話した女性でした。

世津子の許に乗り込んだ獅子雄は、クレタ人は嘘をついている、ついていないどちらも不正解であると言い、遺書は自分をおびき出すため世津子が書いたこと、世津子が柴田がスパイであることを見抜き、チョコレートを北村に渡して食べさせたことを指摘します。彩は実は柴田に思いを寄せていたのですが、三崎と愛人関係にあることに嫉妬し、世津子はそれを利用したのでした。同居していた三崎は柴田の遺体を見て、残ったチョコレートを食べてそのままこときれます。

また世津子がサットンをマルチビジネス化した背景には、守谷壬三の影もありました。そして世津子はホワイトチョコと普通のチョコのトリュフを獅子雄に差し出し、好きな方を食べろと言います。その時獅子雄が、彩に目を覚ませと言ったのを合図に、江藤たちが入って来ます。獅子雄はチョコレートを食べようとせず、世津子は残った1つを食べて息絶えます。

帰宅後獅子雄は、留守中に万亀男が訪ねて来て、約束を破ったと言っていたことを伝えます。しかし万亀男は、最初からこうなることを承知でそう伝えたのでした。

マイクロフトに当たる誉万亀男が登場しますが、何とも冷たそうなお兄さんです。この人物が出て来るため『ギリシャ語通訳』の一部が出て来ますし、最後のチョコレートのシーンは『緋色の研究』を連想させます。そして赤い蛭は『金縁の鼻眼鏡』の冒頭に登場します。ただこのドラマは、やはり原作探しドラマといった部分があるせいか、ちょっとベタというか、如何に原作をわからせるかに重点を置いているようにも見えます。チョコレートの殺人といえば、『相棒』のシーズン13の「苦い水」を思い出します。アーモンドパウダーによるアナフィラキシーで死に至る展開でした。では『相棒』です。

あるホテルの喫茶室で、杉下右京は伊丹憲一の婚活デートを目にします。しかしそれを陰から見ていた芹沢にアポ電強盗の知らせが入ります。被害者の大井川君枝は、息子で医師の大和が通勤途中に人を殴ったという知らせを、勤務先の病院の弁護士から受けます。示談金を準備することになって、金庫に2000万あると打ち明けてしまい、そして警官を装った2人組に襲われて金を奪われる破目になります。無論伊丹もこの捜査に参加することになったうえに、相手の母親から断られて不機嫌な様子です。

君枝の話から、杉下は親が代理で参加する婚活パーティーの、プロフィールシートが情報漏洩の原因であるのに気づきます。そして自ら親を装って婚活の場に赴きます。また大和はプロフィールシートとは異なり、悪くはないが頼りない人物でした。杉下は青木年男を息子ということにして、他の親たちと接触します。自分には資産があり、将来起業年男の援助をすると話したところ、結局阿久津琴音、津田のぞみのそれぞれ母と父からデートの約束を取り付けることに成功します。この両名のどちらかから詐欺業者に情報が渡っていたわけですが、阿久津の母には6000万の負債がありました。

当の青木は自分の情報を勝手に使われたことに腹を立てますが、角田から事件解決のためと頼まれてデートを引き受けることにします。青木はデートに向かうものの、琴音からは母の再婚が決まって融資をしてくれるからと断られてしまいます。琴音の結婚とはつまりそれが目的でした。さらに津田は偽名であることがわかり、津田の娘で保育士ののぞみは、プロフィールシートとは全く違う雰囲気でした。のぞみは婚活用の写真だというものの、杉下はどこか怪しいと睨み、プロフィールシートののぞみのエプロンに目をつけます。

そのエプロンはもえぎやま保育園の物で、写真は秋山のぞみという保育士でした。彼女は5年前にガンで死亡しており、父親も津田でなく秋山耕平という人物であることがわかります。デートに現れたのぞみは、実は詐欺を働く半グレ集団のメンバー、広瀬乃愛でした。このため中園参事官が囮となって、息子が既婚女性を妊娠させたという情報に騙されたふりをし、最終的に半グレ集団のアジトを突き止めます。事件解決後、杉下は秋山に協力してくれた礼を言います。

秋山は妻も娘も失い、脚を悪くしたため大工の仕事を続けられなくなって、警備の仕事をしていました。またガンで子を亡くした親を支え合う会に入っていたところ、その情報を悪用されて自らも詐欺に遭っていました。そんな経験から、高額をはたいて子供の結婚相手を探す親に腹が立ち、情報を詐欺グループに流していたことがわかります。不公平だという秋山に、不公平を乗り越えられたら不公平ではないと杉下は諭します。

その後中園は大喜び、伊丹も断られた相手とよりを戻して大喜びで、果ては君枝が警視庁を訪れ、杉下と婚活をしたいとまで申し出ます。

今回この両方の共通点はあまりないのですが、しいて言えば、マルチビジネスと詐欺に共通するものとしての「お金」でしょうか。あと一方では男同士、もう一方では男女のカップルが登場します。

尚このテーマの一つ前の分で、『シャーロック』の原作の一つが『ギリシャ語通訳』と書いていますが誤りでした。修正しています。

飲み物-温かいカフェオレ
[ 2019/12/03 00:00 ] ドラマ | TB(-) | CM(0)

和製ホームズと『麒麟がくる』

フジ月9『シャーロック』と、テレ朝『相棒』についての投稿が延び延びになっています。特にフジの方はまた次の回が放送されるので、明日には投稿する予定でいます。ところでこの『シャーロック』の方ですが、やはりというかどうもというか、BBC版をなぞったような印象も受けるには受けます-目の付けどころは悪くないとは思いますが。日本の社会にホームズを落とし込むと、『相棒』になるのではないかというのは先日書きましたが、同じ月9の『ガリレオ』も、ある意味日本社会に於けるホームズと呼ぶべきでしょう。

ところで大河ドラマの公式サイトが、まだ情報をアップできない状態です。元々12月8日からコンテンツを更新だったのですが、それがさらに1週間延びています。スタートも1月19日になっていますし、無論1月5日に予定されていたPVも中止になりましたね。色々なところでスケジュールに影響が出ています。ところで来年は戦国大河ですが、合戦シーンはどの位あるのでしょうか。別に合戦が多ければいいとは言いませんが、戦国大河であまり少ないのも不自然なので。合戦は今まで観た限り、一番スケールが大きくて本格的なのはやはり『葵 徳川三代』でした。この作品には予算が多めについていたそうですが、やはりお金をかけるとあれだけのことはできるのです。

その後は『風林火山』の川中島の戦いでさえも、人数が少なく感じられました。『真田丸』の大坂夏の陣しかりでした。やはりもう少し予算はかけてほしいところです。まだ更新されていない『麒麟がくる』の公式サイト(https://www.nhk.or.jp/kirin/)を見る限り、物見櫓のセットの画像などがありますし、「撮影好調!写真集」などというロケシーン関連と思しきコンテンツもあり、どのようなシーンが出て来るかに期待です。恐らくは稲葉山城陥落とか姉川、長篠などでしょう。尤も現段階では何回放送するか未定とのことですが、まさか半年ということはないと思います。ただ半年大河も検討されてしかるべきではありますが。

飲み物-ランプと水とウイスキー
[ 2019/12/02 00:45 ] ドラマ | TB(-) | CM(0)

シャーロックそして相棒7

前回(11月18日放送)の『シャーロック』。シャーロックこと獅子雄は、自分は子供の頃、固定観念にとらわれない方法で犯人探しをしたことを聞かせますが、その時少年が彼らの部屋を訪れます。獅子雄は純一を代わりに出しますが見破られてしまいます。その少年は祖父が介護施設を出て行方不明になったこと、さらに河川敷で祖父の袋を探したことを話します。その袋には白い粉が入っていました。

獅子雄は、これは危ないやつかもと思い、虎夫にその場所に案内させます。その場の様子で、祖父寅二郎は何者かから車に乗せられたことがわかります。しかし不審な車の目撃情報はありませんした。そして虎夫を心配した母道枝からの電話で虎夫は帰宅し、寅二郎も家に戻っていました。獅子雄は寅二郎に連絡先を渡して去りますが、同じ頃毒物による殺人事件が起こり、しかもその側にはトランプのカードが落ちていました。

そして寅二郎は獅子雄を訪ね、自分はさらわれて金庫破りをしていたことを打ち明けます。寅二郎の正体は1950年代に活躍した須磨の大鼠、通称須磨寅という盗賊でしたが、悪い人間からしか盗みを行いませんでした。寅二郎が車に乗せられている時聞いたラジオ、介護士の方言、元相棒の銀次のことなどから、獅子雄は寅二郎が、介護施設のガレージにあった金庫を開けさせられていたこと、また車は遠距離を走ったのではなく、同じ場所を何度も周回していたことを突き止めます。

また野球チームの選手が急病という設定で、実際にスタッフの手を借りて介護施設の車に乗り込んだことから、どうやって拉致されたかの手がかりも掴んでいました。獅子雄は動画で寅二郎を呼び寄せます。この犯人は施設のスタッフで、今は亡き銀次の世話をしていたスタッフが金のありかを教えられていたのでした。また寅二郎の袋の粉は、鼠小僧の墓石を削ったものでした。終戦直後、孤児であった2人は盗みに手を染めるようになったものの、山守組の鐘を盗んだ時に銀次が右手の指を失い、その後足を洗っていたのです。

しかも寅二郎はその後、右手の親指は絶対使わないようにしていました。さらに奪った金の被害総額は4000万だったにもかかわらず、実際には3800万円しかありませんでした。獅子雄は何食わぬ顔をして、虎夫に200万の請求書を渡し、さらにその200万円の隠し場所の図を渡して言います。
「とっとと解いて払ってくれ」

さて『相棒』です。杉下と冠城は、あるアパートの清掃をしている和江から、不審な音がする空室を調べてほしいと頼まれます。その部屋にはメロンの箱が置いてあり、杉下が開封したところスプレーが発射され、杉下が目にダメージを負います。その場にいた区役所のケースワーカー、友里の助けで病院まで連れて行ってもらい、1週間仕事を休むようにと言われるものの、翌日は特命係に出て来ます。

そんな中ある動画で、マンション建設予定地で男性の死体の発見が流れます。このマンション、そして例のアパートは不動産会社テイトーハウジングが関与していました。しかも死体はそこの社員森田であり、上司の竹村とうまく行っていなかったことがわかります。そして和江は、杉下のケガは自分に責任があると思い、こちらも上司の真山を伴って謝罪します。

しかも和江はあの時、不審な足音を聞いたと話します。その後冠城はテイトーハウジングの社員、絵梨と出会って、竹村と森田の関係を聞き、さらに森田の遺体から放たれていた異臭の正体、アクリロニトリルが、この会社の管轄の倉庫から盗まれていました。杉下は竹村に取調室の中を走るように頼みますが、和江の言う足音とは別物でした。

その後森田が担当していた物件は古い物件や事故物件が多く、入居者は生活保護受給者で、しかも住人の1人野川が入居者を監視していました。杉下は青木から紹介された「バディ」というアプリで、ここの管理が花畑管理サービスであることがわかります。一方真山は事件のことをすべて把握した和江を、殺害しようと企てます。

約束の倉庫に向かった真山ですが、そこにいたのは杉下と冠城でした。そこで2人は真山と森田がつるんで、生活保護者から金を搾取していたこと、その分け前を巡って対立し、真山が森田を殺そうと企てたこと、そして足音が和江の証言とそっくりなことを指摘します。真山が箱にスプレーを仕掛けたのは、視力を奪って森田を殺すためでしたが、これは杉下たちが来たため失敗に終わり、慌てて部屋のベランダから飛び降りた隙に足を痛めたので、やや不自然な足音になっていました。

そして今後はアクリロニトロルを盗み出し、これを使って森田を殺害します。暗い倉庫内で、相手との距離感覚を掴みにくい杉下は、病院で知り合った莉奈が言っていたように、杖で部屋の広さを確かめ、彼女がくれたビーズの人形をほどいてまき、音を頼りに真山を取り押さえます。そして最終的に、生活保護絡みでつるんでいた友里も逮捕されます。

今回のこの2つに共通する点として、

動画で情報を得る
「相棒」の存在が強調される
身近な人間、それも福祉関係の人間が犯罪に絡んでいた

こういうところでしょうか。『シャーロック』の場合は寅二郎と銀次の関係ですが、『相棒』の場合はいつもの冠城に代わって、青木が教えてくれた「バディ」なるアプリが登場します。これは込み入ったことは苦手ですが、比較的簡単な質問なら答えてくれ、しかもメールまで送付してくれるなかなかの優れものです。これには暇課長も驚き、生身の相棒の方がいいと言う冠城に、バディは憎まれ口は叩かないと杉下は答えます。

ところで『シャーロック』のツイートなどを見る限り、このドラマを観る目的とは、やはり原作探しとそのアレンジなのかなと思ってしまいます。原作そのものに関していえば、『技師の親指』がベースになっているのは確かです。

それと冒頭の、生徒を模したマネキンは少々不気味でした。本当はこの回、『古畑中学生』的なものを連想していたのですけどね…。今回は寅二郎を演じる伊武雅刀さんのシーンはいいのですが、虎夫のシーンが引き立て役といった印象もあります。しかしドラマそのものの面白さでいえば、私はやはり『相棒』の方が面白く感じられます。そういえば『相棒』にも伊武さんは出演していました。それから、この回に登場する森田というテイトーハウジングの社員、ラグビー選手という設定です。

飲み物-キャンドルとワイングラス
[ 2019/11/25 00:45 ] ドラマ | TB(-) | CM(0)

「ついてない女」月本幸子

 『相棒』に月本幸子が登場したのは、シーズン4の「ついてない女」からです。幸子の夫は、闇金である城代金融の仕事を任された司法書士でしたが自殺し、その後彼女は城代金融絡みのヤクザである、向島の情婦となっていました。そして夫の命日、幸子は向島の殺害を図り、自分は香港へ高飛びします。しかし向島を銃で撃った時に、コートに血がついてしまい、慌ててベンチコートを代わりに羽織って車に乗りますが、途中でその車の調子がおかしくなります。

その時、当時の「相棒」だった亀山薫が助け舟を出し、幸子は亀山の車で成田へと向かいます。無論杉下右京も一緒でした。しかし幸子は2人が警官であることを知り、身バレを恐れて新宿からリムジンバスに乗ることにします。しかも杉下は例によって、ベンチコートが他の服装と合わないことを指摘しており、幸子はリムジンバスに乗る前に新しくコートを買って、ベンチコートをバス停に残して乗車します。しかし杉下は、ベンチコートは忘れものだと言ってバスに乗り込み、そのまま一緒に成田へ向かうことになります。

バスの中の杉下は、幸子の言動を不思議に感じていました。幸子はヨーロッパに行くといっていながら、香港にも向かう予定でいたのです。これではかなりの強行軍です。もちろんそれ以外にも言葉の端々には、明らかに取り繕っていると思われる部分がありました。一方亀山は、そのベンチコートのロゴから、とある草サッカーチームのメンバーを調べていました。そしてチームのメンバーに、向島の名前を見つけます。

杉下はバスの中ということで、鑑識の米沢守も交えてメールで幸子の背景を洗い出しており、幸子も杉下が何をしているか薄々感づいていて、落ち着かない様子です。そして杉下に、自分はついていないのだと過去を語り始めます。その間に亀山は、向島の住所がダミーであることを知り、本当の自宅の所在地を聞くため城代金融に乗り込み、その結果向島の自宅へと足を踏み入れます。そして杉下のアドバイスにより、虎の毛皮の敷物をめくったところ、その下の貯蔵庫に、弾丸を浴びたもののまだ生きている向島を発見します。

バスが成田空港に到着し、幸子が搭乗しようというその時になって、携帯の電池が切れた亀山は、つけて来た城代金融の社員の携帯を使い、向島を見つけたことを伝えます。幸子の高飛びの計画はは水の泡と消え、またも自分はついていないといいますが、幸子が香港で接触するはずだった相手も、当局に逮捕されていました。寧ろ、日本の警察に逮捕されてよかったですよと杉下は幸子に言います。実際香港での逮捕は日本よりもシビアだろうと思われます-昨今の香港の映像は、それがエスカレートした状態に見えます。

後に幸子は刑務所の脱走騒ぎに巻き込まれ、出所してからはハウスクリーニングサービスの社員から、食品会社社長の間宮の家の家政婦となります。しかし間宮から求婚されたことに裏があると思い込み、警察を呼んだことでこの話は終わってしまいます。その後杉下の紹介で「花の里」を任され、昨シーズンの終盤で福祉関係の仕事に就くまで、女将として杉下、神戸、甲斐、冠城やその他警視庁関係者とも顔なじみになりました。しかし今後花の里はどうなるのでしょう。

飲み物-ホットココア
[ 2019/11/14 00:00 ] ドラマ 相棒 | TB(-) | CM(0)

シャーロックそして相棒6

先日の『シャーロック』は、カナリアと宇井宗司という名前から、『ブラック・ピーター』の中の事件がモデルになっていると思われます。但し不眠症の少女綾香と、PTSDの権威のカウンセラーという関係はかの『ミス・シャーロック』を連想させます。この綾香は自分が生まれる前に殺人を犯したと言い、それは綾香が前世で人を殺していた、前世殺人ではないかということで、誉獅子雄ががぜん乗り気になります。しかしその綾香は塾帰りに男に襲われ、不眠症となって大学病院でカウンセリングを受けていました。そのカウンセリングを担当していた医師の平田は退官し、その後は宇井の担当となっていました。

実は綾香の母で陶芸家の美樹は、島根で高校時代を過ごしていました。そして宇井も島根の出身で、しかも高校を中退した後、20代半ばで医師を目指していたのに獅子雄は気づきます。実は宇井は美樹を好きになり、交際を考えていたのですが、美樹にストーカー呼ばわりされて高校も中退していたのです。その仕返しとして、自分の患者となった美樹の娘、綾香の記憶を操作して、前世殺人であると刷り込んでいたのですが、綾香はそれを見抜いていて、実は記憶を操作されたように見せかけていました。また平田も心筋梗塞で死亡します。

宇井がカウンセリングを行う部屋にはカナリアがいました。そこで獅子雄もカナリアを飼うことにし(ペット禁止物件であるにもかかわらず)、籠を持って平田の家を訪れた所、カナリアが一酸化炭素に反応し、鳴くのを止めてしまいます。しかし平田は自殺ではなく、家を訪れていた宇井が記憶操作をしたことに怒ったため、持病の心臓病の発作が起こり、宇井が故意に薬を与えずそのまま息を引き取っていたのでした。ただこの回、やたらにカナリアが出てくるのは、ちょっとベタな展開だったように思うのですが…。

そして『相棒』。タイトルが『さらば愛しき人よ』で、かの『さらば愛しき女よ』を思わせますが、こちらもやはり昔の恋人がテーマでした。スノウというペンネームの覆面詩人が青酸カリで殺害されます。しかし実はスノウはこの詩人、真悠子ではなく竹田ユキという女性で、ユキ即ちスノウだったわけです。しかもそのユキは冠城亘の元恋人で、詩集の中に冠城の写真を挟んでいました。ところがこのユキが被害者と同居していたこと、しかも殺害の前日に1000万円もの大金を下ろしていたことから、ユキが疑われることになります。

冠城は、かつてよくユキと会っていた喫茶店を訪ね、そこのマスターに連絡先を教えて貰います。しかしユキが電話に出ることはなく、しかも話を聞きに行った出版社では、スノウは真悠子であることになっていました。その後青木年男の調査により、竹田ユキは本名を南侑希といい、少女の頃に父親のDVを受けていたことがわかります。そのため父親を青酸カリで殺して不定期刑となり、その時彼女の情状酌量を訴えたのが同級生の真悠子でした。侑希は過去を隠すため名前を変え、自らの生きる証として詩を書いていたのですが、冠城の携帯に、もう探さないでくれと彼女のメールが届きます。

しかも南家では、DVの件を黙っていたら生活は保障するとのことで、侑希の母親は何も言い出せずにいました。しかしそれと時を同じくして、侑希の過去がネット上にアップされます。その犯人は喫茶店のマスター金子でした。金子は侑希のすべてを知りながら、彼女が過去がばれないかと苦しむのを救うためと言い、事実をほのめかしていました。しかも真悠子を殺したのも金子でした。侑希の1000万円は口止め料だったのですが、結局金子は侑希をも殺し、スーツケースに遺体を入れて埋めていたのです。

『シャーロック』に関しては、前にも書きましたが、やはりちょっと「原作探し」の印象が強いかなとは思います。こちらが記憶操作なら、『相棒』は過去の封印と暴露といったところでしょうか。ところで『相棒』の方には、シルバースキンという言葉が登場します。これはコーヒーの生豆を覆う皮のことで、金子は真悠子にコーヒーを淹れて青酸カリを混入する際、ついいつもの癖で、味を悪くするこのシルバースキンを取り除き、その一部が鑑識の写真に写っていました。

以前シーズン13の「幸運の行方」で、トナーを使って金庫の暗証番号を見破るシーンがありましたが、その時杉下がトナーの粉がこぼれているのを見て、犯人がわかるという展開になっていたのを思い出します。しかし15歳の侑希は、父親を殺すのにどうやって青酸カリを入手したのでしょう。ネットの闇販売でも利用したのでしょうか。それと『シャーロック』で、宇井が平田のPCで遺書を偽造していますが、これは犯人がよく使う手ですね。

飲み物-ドリップコーヒー
[ 2019/11/13 00:45 ] ドラマ | TB(-) | CM(0)

シャーロックそして相棒5

それでは今回も『シャーロック』そして『相棒』についてです。前者はパワハラに遭った息子が自殺したと思い込み、その相手に復讐する母親の奇怪な行動を描いています。この母親はいわば息子べったりで夫とは疎遠であり、しかも愛人を作って時々通っていると彼女は思い込んでいます。しかしそれはとんでもない間違いでした。この母親、千沙子は看護師の経験があり、息子の遺体から血を抜いて(エンバーミング)、その血をパワハラをした上司であり、政治家の息子でもある町田の部屋にぶちまけます。しかし血液が飛び散っていたのは、ベッドの上だけでした。

遺体がそこにないこと、さらに床の上に血痕がないことをシャーロックこと誉獅子雄は怪しみ、さらに千沙子の態度に不審な点があったことから、彼女を問い詰めます。息子の貴之は自室のドアのノブに、ネクタイで首を吊って自殺していましたが、それはパワハラが原因ではなく、何かにつけて干渉してくる母親が原因でした。さらに夫に愛人はおらず、妻から離れて一人の時間を持ちたいため、アパートを借りていたことが判明します。千沙子は復讐のつもりでやったわけですが、実は町田自身には罪はなく、逆に彼女が死体遺棄をはじめいくつかの罪に問われる破目になります。

千沙子の家ではグッピーを飼っていましたが、その熱帯魚用のポンプをエンバーミングに使ったため、グッピーの数が減ってしまったのを獅子雄は見逃しませんでした。グッピーは、自分の子供を食べることもあると言う獅子雄が、いささか杉下右京的です。願わくば千沙子が息子の遺体を隠すのに、今日の『相棒』のようにスーツケースの中に入れるなどという方法を採ってもよかったかと思いますが、それはキャラ設定のうえでも、あるいは月9的にも難しかったでしょうか。尚この回は、『第二の汚点』をベースにしているということです。

一方10月30日の『相棒』ですが、厚生労働省の「過重労働撲滅特別対策班」(かとく)のメンバーである片桐が、謎の飛び降り自殺をします。実はこのかとくは代議士の松下から圧力を掛けられており、片桐は口封じのために殺されたと考えられてもいました。その少し前に、小学校の遊具のねじがゆるんで児童が死亡します。この遊具のメーカーであるヤクトー工業には、外国人技能実習生が多く働いており、その一人であるグエンが遺書を残して自殺します。原因はホームシックとされていましたが、実はこのヤクトー工業は彼らをろくに眠らせもせず、安い賃金でこき使っていました。ねじのゆるみはそれが原因でした。

片桐の自殺現場には、ジャーナリストの中川もいました。中川は週刊フォトスの風間楓子とも顔見知りで、トゥルース(truth)というネットメディアを起ち上げていました。実は片桐はグエンの遺書を預かっており、中川にそれを渡す約束をしていたのです。それには彼らの過酷な労働の実態が綴られていました。真実を追求する人物ということで、本来であればこのヤクトー工業の件について、記事を書くべきでした。しかし片桐は、松下と中川の板挟みになり自殺を選ぶことになります。

そして中川と同じメディアの記者である西嶋が、片桐が自殺するところを目撃し、その靴を公園のごみ箱に捨てるところが防犯カメラにとらえられます。このため西嶋も疑われますが、犯人としては不自然な行動でした。西嶋は、もし中川は片桐が自殺なら、責任を感じて記事は書かないだろうと考え、敢えてこれを他殺に見せることで、中川に記事を書かせようとしたのです。そして結局中川は記事を書くこともなく、メディアからも去ることになります。その後『週刊フォトス』が松下の裏の顔をすっぱ抜き、また同じページで楓子が、中川が記事を書かなかったことを批判していました。

パワハラという点から見れば、『シャーロック』より『相棒』の方が、特にヤクトー工業での外国人への脅しのシーンなどは、それに近いように見えます。またこの中の、中川と楓子のそば屋での会話に「ネギ」という言葉が登場します。元々この言葉は業界用語で、特に接客業などで苦情をつけてくる客(九条ネギにちなむ)という意味がありますが、この場合は記事になる情報といったところでしょうか。最後に楓子が鴨南蛮を見て、こんな形でネギを貰いたくなかったと言いますが、これと、中川への批判とがつながって見えます。

それからこのジャーナリスト中川を演じたのは長谷川朝晴さんです。『真田丸』の伊達政宗といえば、ご存知の方もいるでしょう。しかしあの時の政宗は、どう考えても「すんだ餅」のイメージが強かったですね。しかし「権力の監視機構」であったはずのメディアも権力化し、それを一般人が監視せざるを得なくなった今のご時世ですが、この回もまた、メディアの中での様々な確執が垣間見えるシーンがありました。

飲み物-温かいカフェオレ
[ 2019/11/06 23:30 ] ドラマ | TB(-) | CM(0)

相棒とホームズ

まず先日の「シャーロックそして相棒4」の補足です。『シャーロック』に出て来たジムのマネージャーだったか、「鏑木」さんという人物がいましたね。もちろん、「かぶらぎ」と読みます。

『相棒』を和製シャーロック・ホームズと呼ぶ人もいます。無論このドラマは、所謂シャーロック・ホームズ的な主人公のドラマとは大きく異なっています。どちらかといえば、ホームズの世界を日本社会の組織、特に警察組織に落とし込んで再構築した物と呼ぶべきでしょう。杉下右京は風変わりな人物ではあるのですが、元々のホームズに見られるエキセントリックさは影を潜めており、その点が日本人に受けるのだろうと思います。ところでいささか強引ではありますが、『相棒』の人物をホームズのキャラに当てはめてみると

杉下右京-シャーロック・ホームズ
亀山薫、神戸尊、甲斐亨、冠城亘-ジョン・H・ワトソン
捜査一課その他他部署の刑事及び鑑識官-レストレード他スコットランド・ヤードの刑事
副総監、刑事部長及び監察官-ジェームズ・モリアーティ
宮部たまき、月本幸子-ハドソン夫人
片山雛子-アイリーン・アドラー

このようになるでしょうか。無論組織を描いたドラマであるため、1つのキャラに複数の人間が該当するのも珍しくありません。甲斐峯秋とか、暇課長こと角田課長がどのような位置づけになるかはいささか不明ですし、青木年男はワトソン的部分とモリアーティ的部分があるように思えます。さらにアイリーン的な人物も、片山雛子以外に何名かいるでしょう。

杉下の相棒が「ワトソン」と呼ばれたのは、シーズン12の「右京さんの友達」が最初かと思います。しかし、やはり今シーズンは『花の里』は登場しませんね。シーズン10のように、途中から新女将登場でしょうか。

飲み物-ローズヒップティー
[ 2019/10/31 00:15 ] ドラマ | TB(-) | CM(0)

シャーロックそして相棒4

まず28日放送された『シャーロック』、ボクシングの試合観戦に出かけた誉獅子雄と若宮純一ですが、肝心のタイトル防衛戦に臨むボクサー、梶山が姿を現しません。所属ジムの会長は急病と言い訳しますが、それは嘘でした。しかもその直前、男性が男坂で殺されており、その殺人を探って行くうちに、梶山の控室にあった"James Phillimore"の傘から意外な過去が浮かび上がって来ます。それは梶山の実質的な妻であった女性・優子の持っていた傘と全く同じ物でした。

ボクサーの急な失踪、さらにその妻が亡くなったことなどを辿って行く限り、『スリークォーター失踪』が思い当たります。もちろん傘の話は、『ソア橋』のジェームズ・フィリモア氏の傘が基になっています。ただ一民間人である若宮が、梶山が通っていた高校を訪れて個人情報を聞き出すというのは可能なのでしょうか。それと今回は、この傘と失踪を前面に出すために、ドラマ全体がそれに引っ張られた印象が無きにしも非ずです。書かれざる物語が基になっているため、如何に他の作品をベースにするかというのはわかるのですが、ちょっと「原作探し」ドラマになっている感があります。

一方で『相棒』のシーズン11に「ゴールデンボーイ」というのがあります。こちらは無名のボクサー荒木が、世界的に有名な相手を打ち負かしたことで一躍脚光を浴びる話ですが、実は彼は金銭トラブルに巻き込まれ、自ら命を絶つ破目になります。ちなみに『シャーロック』では、梶山は犯人ではありませんでしたが、『相棒』の方では荒木が、自分をゆすろうとした宮坂を撲殺してしまいます。筋立てはかなり違いますが、この両者にもやはりいくつかの共通点が見られます。

  1. 被害者が高い所から落とされている
  2. ボクサーの関係者が事件に絡んでいる
  3. 真実を知るためまたは捜査のために、登場人物がジムに入門する
  4. チケットが渡されるシーンがある
  5. 熱いコーヒーをこぼすシーンがある

まず1ですが、『相棒』ではマンションから飛び降り自殺という設定になっています。実はこの時、犯人が逃げた時に部屋に風が入り込み、カーテンが揺れるのを甲斐が目撃しています。さらに2、『シャーロック』ではジムの会長が犯人でした。そして『相棒』でも、荒井のトレーナー石堂が、スポーツ賭博に関係していた柳田を殺しています。そして3、『シャーロック』では梶山の息子、『相棒』では甲斐亨がジムに入門する設定です。また4ですが、『シャーロック』では梶山の息子が、最後に見に来てくれとチケットを渡すのですが、『相棒』は荒木が甲斐にチケットを渡すものの、その時本人は既に死を覚悟しており、その意味で切ないものがあります。あと5の熱い物をこぼすシーン、これは『シャーロック』では毎回のように出て来ますが、『相棒』では石堂が、当初右手の包帯を見とがめられるものの、熱いコーヒーをこぼしたと言い、実際に火傷の跡を見せます。

一方先週の『相棒』は、シーズンに1回はある子供、または10代の少年少女がメインの展開となっています。恋人を失った男と、妹を母親に殺されている少女が、ひょんなことから行動を共にするわけですが、そもそもの発端が、益子鑑識官の猫が失踪したということになっています。益子さん、猫を飼っていたのですね。この益子+青木年男体制になって既に4シーズン目、早いものです。

尚次回はそれぞれパワハラと「過重労働撲滅特別対策班」がメインとなっています。『相棒』はまた週刊フォトスの風間楓子が登場です。前シリーズの最終回にも出て来ていましたが、今シーズンはこの人物が色々と絡みそうです。

ところで『シャーロック』では江藤刑事が、何かと若宮の部屋に来てはコーヒーをくれと言い、若宮からここはカフェじゃないと言われていますが、あれもちょっと「暇課長」を思い起こさせます。考えて見れば、特命係のコーヒーメーカーは、元々亀山薫がコーヒーを淹れるための物でしたが、その後の杉下右京の相棒たちが誰もコーヒーメーカーを利用しなくなり、最早暇課長こと角田課長のための物となっていますね。

飲み物-バーのラテフロート
[ 2019/10/29 23:15 ] ドラマ | TB(-) | CM(0)

シャーロックそして相棒3

またも『シャーロック』と『相棒』に関して。先日の『シャーロック』は、『オレンジの種五つ』に登場するタンカービル・クラブの醜聞がモチーフになっていました。それと守谷なる人物は、どうもモリアーティと思われます。それからダイイング・メッセージ、これもよく刑事ドラマでは登場しますが、モールス信号ということ、そして捜査二課の女性刑事が、護身術でその男を殺害しようとしたことが、どうも先週の『相棒』を思わせますね-無論、偶然ではあるでしょうが。あとこの女性刑事、市川利枝子を演じた伊藤歩さんが、個人的な意見ながら、どうも被害に遭っている女性といった印象がありました。

そして『相棒』。天礼島で公民館に軟禁された杉下と冠城ですが、その場を脱出し、元陸将補の岩田純の仕業とされる連続殺人の真相を突き止めにかかります。そして「信頼と友好の館」で暮らしていた岩田の娘のミナと、同居していた者たちはかつて難民支援団体にいて、武器輸出を阻もうとしていたことが発覚します。この館の中の『週刊フォトス』には、軍需産業に意欲的な片山雛子の記事が掲載されていました。実際雛子は、この島での防衛関係の会議に出席する予定だったのですが、彼女の許へミナらが訪れ、「玉手箱」を手渡します。

その箱の中身は未臨界状態のプルトニウムで、蓋を開けると臨界状態に達するようになっていました。杉下たちが館に忍び込んだ時、灯りをつけたため、ミナたちがいると沖のロシア戦が勘違いし、ロシア語のモールス信号を送ったわけです。ロシア語に関しては、これは専門というべき社美禰子に尋ねた杉下と冠城ですが、杉下はこの島に来た時、アザラシの死骸があったのを不審に思っていました。それはロシアと取り引きするための「バゲージ」だったのです。そのせいで杉下は館に監禁される破目になったのですが、最終的に護身術を教えた娘が暴走するのを恐れた岩田は、自分で娘を手に掛けます。

しかしロシア語のモールス信号だのプルトニウムといい、何やらいわくありげな展開になっています。ちなみに「信頼と友好の館」の主催者である甘村井、その他数名の若者たちを殺したのは岩田ではなく、娘のミナでした。ミナは、自らが殺戮兵器と呼ぶ岩田のせいにすることを持ちかけていたわけです。そのため連続殺人が起こった後の証言との食い違いが、後ではっきりして来ます。またプルトニウムの箱は遠隔操作で開閉するようになっていましたが、これも岩田がそのリモコンを取り上げてしまっており、また会議の会場には通信妨害のためのジャマーがあって、箱を開けないようになっていました。

そして例によって例の如く、青木年男までが天礼島にやって来ます。無論衣笠副総監の意向でもあるのですが、最後に特命の2人は副総監から謝礼があると大河内監察官から聞かされ、驚きます。今回この副総監と特命とがどう絡んで行くのでしょうか。それと片山雛子の右腕的存在というべき役を演じている村上新悟さん、今後も雛子が登場する時は出て来るのでしょうか。ちょっと不穏な空気を漂わせた人物ですが、新たなレギュラーとなるのであれば、なかなか楽しみではあります。

飲み物-ミルクティ2
[ 2019/10/24 00:15 ] ドラマ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

TopNTagCloud