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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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免疫物質が引き起こす風邪の諸症状

新型コロナウイルスのワクチン接種が始まりましたが、昨今のこのウイルス関連の報道、特にネットなどの記事でサイトカインという言葉を目にした方もいるでしょう。このサイトカインというのは、いわば免疫物質のことです。ざっと言えば、体内にウイルスが侵入する場合、この免疫物質がそのウイルスを死滅させるための手段を取るわけですが、時によっては暴走し、サイトカインストームという現象を引き起こすことがあります。これによって全身症状が悪化したり、血栓ができて心筋梗塞が起こったりというデメリットもあります。


風邪の場合もサイトカインが働きます。まずウイルスが体内に侵入すると咳やくしゃみ、鼻水が出て、さらにはウイルスを殺すための体温の上昇が起こります。体温の上昇中は寒気を感じますが、これは筋肉が震えることで熱を作り出し、体温を上げているためです。以前『チコちゃんに叱られる』関連でシバリングについて書いたことがありますが、このシバリングは体温を上げるための、所謂悪寒戦慄のことです。そのため風邪の引き始めは暖かくした方がいいと言われるのです。他にもこの免疫物質は、倦怠感や食欲不振を起こします。


風邪の時のあの不快感、熱でだるくて何も食べたくない、横になりたいというのは免疫物質のなせるわざなのですね。ある程度熱が上がると打ち止めとなり、汗が出て眠くなるので、首筋やわきの下を冷やし、薄着をして水分補給をするという流れになります。睡眠は回復には効果があるとされているため、風邪だからと言って無闇に薬を飲まず、数日安静にして、消化のいい物を食べるのが最善の方法と言えるでしょう。無論これもケースバイケースで、会社や学校を休めないとか、熱は下がったけど咳が出るような場合は、その時々に応じて症状に合った薬を飲むのがよさそうです。


飲み物-ラテアート

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[ 2021/02/18 01:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)

NHKの2つの番組にそれぞれ思ったこと

まず朝ドラ関連です。2021年上半期の朝ドラ『おかえりモネ』の放送開始日が、5月17日に決まりました。
しかしちょっと不思議に思うのですが、今放送中の『おちょやん』は5月まで放送されるのですね、色々事情はあるでしょうが、このパターンをどこかで軌道修正して行かないと、

朝ドラとは5月に始まり、11月に終わるもの
(もしくは11月に始まり、5月に終わるもの)

というイメージが定着しないかと思うのですが。
大河は『青天を衝け』を12月で終わらせて、来年の『鎌倉殿の13人』からは通常の放送にする予定なので、朝ドラがあまり変則的な日程を引きずるのは如何かと思います。
尚、脚本担当の安達奈緒子さんのコメントはうなずけます。
少なくとも、昨年今年と大河の脚本家が、今の時代をとかくネガティブに捉えるような発言をしているのに比べると、

自分の理解を超える現象、数秒後に変わってしまう未来、怖いです。ですが人間は不器用ながら「わからないもの」とずっと向き合ってきて、その最たるものが『自然』だろうと考えたとき、描くべき物語が見えたように思いました。

こちらの方が素直に受け入れられます。普段あまり朝ドラを観ない私ですが、これは観てみようかと考えています。何よりも内野さんと西島さんの存在が大きいし、そう言えば『きのう何食べた?』の劇場版公開は、あるいはこの放送期間とかぶるのではないでしょうか。

それとは反対に、同じNHKの番組でちょっと物申したいことが一つ。まあ大河を始め、このブログではNHKに対してあれこれ言って来てはいますが(ところで例の職員、当然ですが実名で報道されましたね)、今回は朝ドラ記事の下、NHKの番組紹介の、黒柳徹子さんの「らじるラボ」関連記事についてです。
黒柳さんは、TVの草創期からNHK放送劇団の一員でTV黎明期の人ということもあり、この記事によれば
「テレビ・ラジオがあることで昔に比べればずっと、政治に関心を持つようになったでしょ」
とのことで、またその少し前に、
「アメリカのNBCのプロデューサー、テッド・アグレッティーさんが、養成期間中にNHKで講演をしてくださいました。『テレビは、今世紀最も大きいメディアになるだろう。テレビを通して世界の風俗や習慣、戦争だって見られるから、永久の平和をもたらすこともできると思う』とおっしゃったんです」
とも語っていますが、この「今世紀」と言うのは20世紀のことですね。
第一NBCの関係者なら、自分の業界をPRしたいわけですから、当然このように言うでしょう。
それに今の時代、この「テレビ」はネットに置き換えるべきではないでしょうか。
そもそもTVもかなり恣意的かつ誤った報道もやっていますし、何よりもTVドラマの黎明期を知っている=TVの恩恵を受けている人が、だからTVは素晴らしいとドヤる、もとい発言をするというのは身びいきもしくは自画自賛にしか見えません。どうもこういうのは苦手ですね、何かずれたものを感じてしまいます。
かてて加えて「テレビを通じて戦争だって見られるから、永久の平和をもたらすこともできる」云々、ぶっ飛んでますね。逆に戦争ビジネスを生み出すように思えるのですが。

飲み物-エールと暖炉の火
[ 2021/02/18 00:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『きのう何食べた?』シリーズ中の「出会い」その6

これも「出会い」と言うべきでしょう。

賢二がお正月に、史朗の両親に会いに行くシーンです。
出かける前に髭を剃るかどうかで散々悩んだり(結局剃りませんでした)、慣れないスーツとコートに身を包んだ上に、初めて史朗の実家に行くとあって、いつもの賢二らしくなく緊張しまくっており、手土産を渡す仕草もどこかぎこちないものでした。

おせち料理を囲む時も、賢二は気の毒なほど固くなっていました。しかも史朗が、母久栄の唐揚げ作りを手伝うため、席を立ってしまい、賢二は史朗の父悟朗と2人きりになります。
ここでやっと悟朗が、史朗の高校生の時のアルバムでも見るかと、昔史朗が使っていた部屋に賢二を呼び出し、2人は次第に言葉を交わすようになります。悟朗との会話の中で賢二は、史朗が弁護士になったのは、サラリーマンだと上司から結婚を紹介されることを考えたうえの決断で、一匹狼でも、実力があればやって行ける職業を考えたからだろうと言います。またゲイであり、孫の顔を見せてあげられない史朗に取って、それがせめてもの親孝行だったのではないかと賢二は続けます。


きのう何食べた?第12回手土産を渡す賢二


実はここで、賢二は思いもかけぬ質問を悟朗からぶつけられることになります。

しばらくして久栄の唐揚げができあがり、これが大好物だと賢二は美味しそうに口に入れるのですが、それで気持ちがほぐれたのか、思わず「サイコー!」と「地」を出してしまいます。その時悟朗は久栄と共に部屋を出て行き、賢二も、そして史朗も何か気まずさを感じたものの、戻って来た久栄は上機嫌でした。

2人は夜に入って帰宅の途につきますが、その時賢二は、悟朗から言われたことを史朗に打ち明けます。

「君がそういうスーツを着ているということは、家の中で女の格好をしているのは、史朗の方かね」

史朗のお父さんは、ゲイカップルというのは、どちらかが女装しているものだと考えていたようです。久栄を呼んで話をしたのはそのためでした。史朗が女装していないとわかった以上、恐らく今度は賢二が女装していると考えているのかも知れません。
(実際賢二の服は、色はかなり派手目ではありますが)

頭の固い親ですまんと史朗は言いますが、賢二は寧ろ史朗の家に行ったことに満足気で、声をつまらせながら、こう口にします。

「恋人の家に行って、親御さんとご飯食べて、俺にはそういう日が来るなんて永久にないと思ってたもん。
もう俺、ここで死んでもいい」

その後2人は一緒にカフェに行ったり、賢二が史朗の髪をカットしてあげたりで、2019年のシリーズはハッピーエンドとなります。これで、史朗の両親にも賢二は気に入って貰えたようです。

しかし、実はこれには後日談があります(ネタバレ注意)。
この後久栄が体調を崩し、もう正月には賢二を連れず、ひとりで実家に来てほしいという連絡を受け取っていた史朗は、お詫びのしるしに賢二を京都旅行に誘います。
そして旅館で史朗はこの件を切り出し、賢二も納得しますが、その後賢二はやっぱりひどいよね、本当に伴侶だったら、多少気づまりでも来るななんて言えないよねと言い出すのですが、この点では史朗も賢二に同意しており、結局実家に行くのは年末年始以外の時期となり、正月休みは賢二と過ごすようになります。
(画像は公式サイトより)
[ 2021/02/17 01:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)

気づいたことあれこれ 21 NHKの不祥事と視聴率とエコーチェンバー

まず、NHKの職員が16日未明に、酔ってタクシーの運転手に傷害行為に及んだため逮捕との由。

この行為そのものもどうかと思いますが、未明に酔っていたということは、その時間にアルコールを提供する店があったということでしょうか。緊急事態宣言下の折、それもどうかとは思います。

しかも逮捕されたのが、受信料から報酬を得ているNHKの職員の行為となれば、何とも好ましからざる話ではあります。以前もわいせつ行為をしたディレクターがいましたね。これではスクランブルを掛けろという声が出て来ても何ら不思議ではありません。


それから先日の続きの視聴率に関して。やはり視聴率というのは、大河の舞台になっている地域の数字も出すべきでしょう。

それと総合視聴率を発表すればベストです。

逮捕者が出たからというのではありませんが、NHKはどうもその辺りがあまり気が利いているとは言えず、何でもかんでも関東の数字だけで済ませたがります。しかし、舞台になっている地域の数字位把握しているはずですし、場合によっては関東の2倍3倍ということもあるのですが、何か発表できない事情でもあるのでしょうか。


そしてこれも先日触れたエコーチェンバー。ツイッターやフェイスブックの場合、言論人とか、あるいは芸能関係者のような影響力のある人、所謂インフルエンサーに同意する風潮が強く、それが結果的に過激な意見となることもあります。

別に誰をフォローしようが、どのような意見を持とうがそれは個人の自由ですが、その意見が時に暴走してしまうこともあり、一度我が身を振り返ってみることも大事かと思います。

ネットを使う以上、自分の興味がある情報が優先されるのはやむを得ない部分もありますが、それのみに頼っていると、とんでもない方向に行ってしまったり、また、事実ではないけど、そのコミュニティに取って都合のいい情報を掴まされることにもなる可能性もあるので。


飲み物-ホットワイン2

[ 2021/02/17 00:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)

バレンタインデーとレント

2月14日はバレンタインデーです。元々この日はその名が示すように、聖バレンタインの殉教日です。しかし聖人の殉教の日ではあるものの、現在は教会の祝日とはなっていません。

しかしこの日は「愛」にまつわる様々な言い伝えがあるため、現在はコマーシャリズムに先導された、贈り物やカードをやり取りする、イベントとしての盛り上がりが見られます。日本に於けるバレンタインの普及もその一例でしょう。その他には小鳥がつがいになるとか、自分の名前を書いたくじを引いた異性と、1年間恋人になるなどという伝承もあります。

ところで今年は、この14日の次の日である15日がコロップ・マンデーに当たります、この日はシュローブ・マンデーともいわれ、薄切りの肉(通常ハムかベーコン)と卵を食べる日です。その翌日はシュローブ・チューズデイ(懺悔火曜日)で、四旬節(受難節、レント)を前に、様々な動物性の食べ物、お菓子などを食べる日とされています。イギリスではパンケーキを作る家庭が多く、パンケーキ・チューズデイとも呼ばれています。

その次の水曜日はアッシュ・ウェンズデイ(灰の水曜日)で、この日から、復活祭前の物忌みであるレントの時期に入ります。つまり懺悔火曜日のご馳走は、節制の時期を前に、大いに飲み食いをしておこうという意味があるのです。物忌みであるため、節制、自らの信仰生活の振り返り、ひいては結婚式を控えるなどの慣習があり、その意味では待降節、つまりクリスマス前の1か月と似たような意味合いがありますし、教派にもよりますが、礼拝にも共通した点が見られます。

この火曜日は、ベネチアやリオなどのカーニバル(これも物忌み前のどんちゃん騒ぎの1つ)の終盤に当たりますが、今年は観光客不在で行われたり、またカーニバルそのものを中止したりと、かなりコロナ禍の影響も出ているようです。


飲み物-コーヒーとチョコレート
[ 2021/02/13 23:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

ドラマについて思いつくままに

大河に限らず、ドラマというのは元々はフィクションです。

いくらTV(あるいはPC、タブレット、スマホ)で観ているシーンが素晴らしい、感動的であると思っていても、実際の現場には多くのスタッフが周りを取り囲んでいて、あれこれ指示を出しながら、何度もテストを繰り返して撮影しているものです。これはメイキング画像や映像などを見ると一目瞭然です。
しかしフィクションとは思いつつも、あまりにありえない創作が出て来ると、やはりこれは如何なものかと思ってしまうものです。これに関しては、以前「フィクションの中の非現実」というタイトルで何度か投稿しています。

私も昨年の秋に、CSで放送された昔のホームドラマ(2クール)などを観ましたが、この手のドラマは「ホーム」だけあって、特定の家庭を中心としたコミュニティの中の人間模様、人々の幸せあるいは悩みなどが描かれているものです。無論トレンディドラマ、その後の時代なども似たようなものです。
もちろん、そのようなジャンルだから仕方ないとも言えますが、あまりにも主人公やその他の登場人物に取って都合のいい展開、お膳立てされ過ぎたような状況は、やはりどこか嘘くささを感じてしまうものです。フィクション=嘘であることは仕方ないにしても、どこまで「嘘くさくなく」描くか、逆にその嘘くささを逆手に取って、『半沢直樹』の半沢と大和田のような関係に持って行くかのどちらかになるのでしょう。尚、個人的に後者の嘘くささは結構好きです。

しかし前出のホームドラマですが、家庭を描いたドラマというのは、昭和でやはり終わったのだろうなと思います。逆の見方をすれば、そのせいで、家庭、特に家族の描写にはどこか昭和のイメージがつきまとうようになります。別に平成の家庭を描いた作品があってもいいのですが、平成になるとドラマの中心が職場をはじめ、家庭を離れた場所に移る傾向が見られるようになったせいでしょうか。
このため家庭や家族の描写が、今なお昭和のドラマにいわば縛られた感もあります-尚ホームドラマというよりも、家族そのものを描いた、たとえば向田邦子さんのスペシャルドラマ的なものは割と好きです。そして言っては何ですが、これが既得権益のようになり、未だに昭和のよさのみが語られるようなふしがあるのには違和感がつきまといます。

このドラマ、楽しんで観ていた方がおられたら申し訳ないのですが、以前『ひよっこ』の本放送(見たい俳優さんが出ていたので)を観たことがあります。高度成長期の東京が舞台でしたが、その当時のレトロでよき昭和のイメージが強すぎた印象があり、そのせいでやはり馴染めませんでした。尚私は、この朝ドラはこの回を含め数回(ウエイトレス編)観た程度です。
同じ昭和でも、『マッサン』や『まんぷく』は、ウイスキーの醸造やラーメンの商品開発などがメインのせいか、そこまでの印象は受けませんでしたし、それより前の『ゲゲゲの女房』や『芋たこなんきん』なども結構面白く観られたので、時代背景がどうこうというより、何を描いているかが、私としては善し悪しの決め手になるようです。特に『芋たこなんきん』の如何にもの大阪らしさは、結構好きでした。

現時点では昭和生まれ、しかも昭和30年代から50年代を知っている人が多いせいか、こういう昭和的描写をありがたがる人も相当数いるようです。しかし、ならばそういう人が『JIN-仁-』や『半沢直樹』をどのように観るのかともまた思うわけで、もしも、比較的高齢でありながらこの手のドラマに関心を示すのならば、時代背景のみに囚われず、ドラマの面白さそのものを観ることができる人なのでしょう。

その一方で、隠れたるヒットメーカーとして健闘しているテレ東には、もっと踏ん張ってほしいところでもあります。何よりも『孤独のグルメ』の、あのドラマとドキュメンタリーのコラボと言った構成は、本来は今後のドラマのお手本になるかとも思うのですが。
『きのう何食べた?』もしかりでしょう。そう言えばこのシリーズの脚本の安達奈緒子さんは、『おかえりモネ』の脚本も書いていますね。西島さんと内野さんが出る以上、これは当然と言うべきでしょうか。

あと以前の大河観連の投稿分から、『いだてん』終了時のNHK木田総局長の、『麒麟がくる』に関するコメントをもう一度ご紹介しておきます。

「『いだてん』とはまったく内容の異なる、正攻法の戦国時代の大河ドラマ。多くの人に楽しんでもらえれば」

実際私もこの時、正攻法で行った方が視聴者が逃げないのにといったことを書いていますが、果たしてこの大河は「正攻法の戦国大河」だったのでしょうか…。演出などは、一部『いだてん』と似通っていたようにも見えたのですが。


飲み物-クリームとココア
[ 2021/02/12 00:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『きのう何食べた?』シリーズ中の「出会い」その5

今回は、史朗と航の出会いについてです。
ドラマだと、第6回がそれに当たりますが、この回では小日向の件とは別に、史朗は女性の司法修習生を預かることになり、しかもこの修習生が自分に好感を持っているようで、気が気ではありません。どうも史朗も少々思い過ごしかではないかと思われますが、何せ賢二が彼女との仲を気にしており、やはり神経をとがらさざるを得ないのです。そこでつい史朗は、彼女に
「彼氏いるの?」
と訊いてしまい、後悔することになります。結局彼女は、若先生こと修の担当となりました。

このようなもやもやがある一方で、小日向からのお誘い攻撃です。史朗は、賢二が飲み会で遅くなる日を選んで小日向に会いますが、やはり賢二への背徳感に囚われていました。そして小日向は、また恋人であるジルベール=航の話を始めます。

「航の仕打ちがひどすぎるので」
と始まった小日向の話は以下のようなものでした。


きのう何食べた?ジルベールと小日向

ある日、2人は海外旅行に出かけようとするものの、航がクリーニング店から服を受け取るのを忘れたと言い出します。そして小日向に取って来るように頼む、というか命じます。しかしまだ午前8時であり、当然クリーニング店が開いているはずはありません。結局服を受け取ることはできず、出発までの間ご機嫌斜めの航を小日向はなだめすかし、どうにか成田エクスプレスに乗ることができました。

史朗は例の金髪の美少年が大いに腹を立て、小日向が謝っているシーンを想像したことでしょう。

さらに小日向は言います。

「もう限界かなと思う時があるんですよ」

「初めて会った日を覚えていますか。
筧さんにはすんなりと航の悪口を言えたんです」


きのう何食べた?第6回小日向

史朗は、小日向がどうやら恋人との仲を相談するという体で、自分を口説こうとしているのではないかと考えます。
さらに小日向が、どうしても筧さんに会って…と口にした時、史朗は

「俺、今一緒に住んでる奴がいるんです」

と叫ぶように言います。

その時向こうから声がします。

「大ちゃーん!」

実は小日向には、史朗を口説くつもりなどありませんでした。彼は、同居しているジルベールこと航を紹介したかったのです。航は至ってあっけらかんと自己紹介をします。

「航でーす」

その容姿が、例の金髪の美少年とあまりに違った、普通の青年であることに史朗は驚き、小日向にそれを尋ねます。小日向は言います。

「僕に取ってのジルベールという意味です」

また
「限界です」
というのは、
航の要望を100パーセントかなえるには、体力的に限界があるということでした。


きのう何食べた?第6回航を史朗に紹介する小日向

「紛らわしい、あのテンションで来られたら、こっちは誘われてんのかと思うだろ」
史朗は内心そう思います。
またレストランであるにもかかわらず、Tシャツ姿でやって来る、しかもごく当たり前の、人のよさそうな雰囲気の航を見て、さらにこう考えます。
「その普段着で一体どんな服をクリーニングに出してるんだ」
「その善人顔で本当にあんな仕打ちをしているのか」

史朗は航に年齢を訪ねます。航は無邪気にこう答えます。

「30になったばっかでーす」

「そもそも美少年設定無理だろ!」
と、史朗はまたしても思うのでした。

それからほどなくして、帰りに半額でゲットできた鶏手羽先で水炊きを作っていた史朗は、小日向の件や修習生の件が脳裏を掠め、かなり鬱屈してしまうのですが、その後賢二と一緒に夕食を摂っているうちに、不思議とすっきりした気分になります。

史朗が賢二に小日向のことを話したところ、幸いにというか、賢二は史朗と小日向の食事よりも、航に興味を示し、さらに「針ネズミ」、ネズミが針を持っている柄のTシャツの件で大笑いして、一度会いたいと言います。こうして史朗と賢二は、もう一組のゲイカップル、小日向と航に新宿2丁目で会うことになります。

(画像は公式サイトより)


[ 2021/02/08 00:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『きのう何食べた?』シリーズ中の「出会い」その4

史朗と富永家の人々の出会いについて。

元々2人でスイカを分け合い、史朗に一切れをご馳走した佳代子でしたが、史朗の態度に不気味さを感じ、疑心暗鬼にかられます。その後史朗はティッシュペーパーを取ろうとして、ケースの中が空っぽなのに気づき、ティッシュはと声をかけるのですが、佳代子の恐怖心は頂点に達し、大きな悲鳴をあげます。史朗は戸惑います。彼女に何と言うべきか、うろたえつつも最初に口を突いて出たのは、この一言でした。

「私はゲイです」

そして財布から名刺を取り出し、

「弁護士をしております、筧史朗と申します」

きのう何食べた?第2回史朗を恐れる佳代子

佳代子はこれでやっと静かになり、これがもとで2人は打ち解けます。そして昼食にツナとトマトのぶっかけそうめんを振舞い、その後もしばしば連絡を取って、自分の家だけでは多すぎる野菜や果物を分けてくれるようになります。
ある日、中村屋で安売りをしていたキャベツを2人で分けたものの、1つをどうしても消費し切れそうになく、それでコールスローを一緒に作ることにします。史朗はその前に実家に帰っており、両親はやはりゲイをよく思っていませんでした。ゲイである自分を受け入れてくれる佳代子に、史朗は言います。

「うちの母も、佳代子さんくらいの距離感で接してくれたら」

しかし佳代子はこう答えます。

「筧さん、私に取っては他人じゃない。家族とは違うもん」

きのう何食べた?第3回コールスローを作る史朗と佳代子


つまり第三者の立場なのだから当然であり、佳代子も娘が同性愛だったらそれは困るようです。そのような話をしていると、佳代子の夫富永が仲間を連れて帰宅し、その内の1人でやはりゲイの小日向大策を紹介します。

「噂の筧さんね」

どうやら富永は、史朗がゲイであることを小日向に話していたようです。ゲイ同士仲良くと富永は言い、その後ピザとビールで飲み会が始まります。

きのう何食べた?第3回小日向との出会い

小日向は、富永さんが言ったことはあんまりですねと言いつつ、史朗にビールを注ぎ、「悲しい話」を聞いてくれと言って、同居している井上航のことを話し始めます。ビジュアルはジルベールのような美少年と小日向は言いますが、そもそもジルベールの何たるかを知らない史朗は、スマホでこっそり検索し、『風と木の詩』の主人公の、金髪の少年であることがわかります。
ジルベールこと航は、小日向の帰りが遅く、しかもメールすら送ってこなかったことで、玄関をロックしてチェーンを下ろしてしまい、本来のこの家の主である小日向を入れようとせず、コンビニでアイスクリームを買って来させるのですが、それを聞いた史朗はこう言います。

「あなた、今長々と2人の楽しいプレイの話を聞かせましたね。今日会ったばかりの人間に。今のは完全にのろけと受け取っていいですよね」

そこへ富永が来て、ゲイ同士楽しくやっているかと訊き、2人は声を揃えて
「ええ、とても」
と答えます。

その後史朗は、自分がゲイであることを相手は知っているため、富永家にはさほど構えずに行くようになります。桃を貰った時には、ゲイカップルならではの悩み、努力も打ち明けます。普通の主婦である佳代子は、それにうなずいたり驚いたりしてみせます。

そして玉ねぎを貰いに行った時、これはクリスマスの直前でした。史朗は紙袋に何個もの玉ねぎを受け取るのですが、この時初めて佳代子は、家族のことを史朗に打ち明けます。
佳代子と夫の間にはミチルという一人娘がいます。このミチルが8年も好きな男性と同棲していながら、結婚する意志がないことを2人は嘆きます。史朗もその前また実家に行っており、賢二を連れて帰るように言われていました。

きのう何食べた?第11回玉ねぎを受け取る史朗

史朗は内心こうつぶやきます。

「何だ、親の悩みは、ゲイでもノンケでも変わらないじゃないか」

佳代子はその気持ちを知ってか知らずか、こう言います。

「親って変な生き物でしょう」

この言葉が背中を押したのか、史朗は小日向と航を呼んでのパーティーの時には、既に賢二を連れて帰ることを決心したのでした。

あと2020年の正月スペシャルで、再び史朗は佳代子と顔を合わせますが、これはまたスペシャルについて改めて投稿する予定ですので、その時に。

それから先日分で、史朗のセリフが一部違っていたので直しています。きちんと映像を観ず勘に頼るとダメですね。
(画像は公式サイト及びDVDより)

[ 2021/02/07 00:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『きのう何食べた?』シリーズ中の「出会い」番外編

詳しくは明日投稿予定ですが、『きのう何食べた?』には富永佳代子という人物が登場します。第2回で史朗がスイカを買おうとして、この佳代子と出会い、買ったスイカを家まで運んで行って、お礼にスイカをご馳走になるのですが、何せ史朗のことですから、


どうすればゲイに見られないか


これで悩むのですね。その態度を佳代子は不気味に思い、そばにあったトレーでバストを隠し、大声で叫びます。史朗はうろたえますが、その時このような言葉が口を突いて出ます。


「私はゲイです」


然る後に財布から名刺を出して、自分は弁護士だと紹介するのですが、史朗はこの時ゲイであることをカミングアウトしたせいで、その後富永家とは自然体で付き合えるようになります。その後佳代子とは、野菜や果物を分け合う仲となり、ある日1つ余ったキャベツでコールスローを作っていた時、佳代子の夫の富(名前不詳)が、クラブの仲間を連れてテニスから戻って来ます。史朗はこの時、富永のテニス仲間の一人である小日向大策を紹介されます。


富永家に桃を分けて貰いに行った件については、先日触れました。この時はテツさんとヨシくんの登場回で、いつまでもゲイであることにこだわっている自分を、史朗は責めることになります。その後玉ねぎを受け取りに行った時は、富永夫妻の娘のミチルが、結婚のことで両親と対立する様子が描かれ、しかもその後はクリスマスのホームパーティーに小日向と航を呼んでいて、その時に賢二を実家の両親に会わせることを史朗は宣言します。


このシリーズ自体、毎回ちょっとした出来事が起きているわけですが、史朗が富永家を訪れた時は誰かに出会ったり、その後一大決心をしたりという傾向があるようです。尚この富永家の人々はあくまでも史朗の知人であり、賢二との接点はありません。


ところでこの富永家で分けて(ちゃんとお金は払っています)貰っている、4種類の野菜または果物ですが

スイカ

キャベツ

玉ねぎ

桃と玉ねぎは共通点があり、どちらも魔除けや吉兆のシンボルとされています。キャベツは恋占いに使われたともいわれ、これが転じてキャベツ畑から赤ちゃんが来るとい伝説も生まれています。


しかし問題はスイカです。喉の渇きをいやす効果は確かにあるのですが(もちろんこれら4種類の野菜果実、すべて薬効はあります)、スイカに関しての伝承といったものに関しては、生憎私はよく知りません。スイカと揚げ物が食べ合わせであるというのは聞きますが。


どうも推理物を読みかつ観ることが多いせいか、この組み合わせは何かを示唆しているのではないかと、ついつい思ってしまいます。実際ドラマを何度も観返したり、原作を繰り返し読み進めていたりすると、それまで気づかなかった発見というのもありそうで、現時点で原作はまだ一巡目である私としては、今後が楽しみです。尚ドラマは録画またはDVDで、既に何度も観ています。


飲み物-華やかなティーカップと紅茶

[ 2021/02/06 00:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『きのう何食べた?』シリーズ中の「出会い」その3

まず「出会い」先日投稿分について、少々加筆しております。
それから今回は「出会い」と言うより1回のみの登場であり、小日向&航ほどディープに絡むわけではありませんが、ともかくもう一組のゲイカップルとの話です。

賢二の友人のカップル、本田鉄郎(テツさん)と長島義之(ヨシくん)と会食をするのですが、場所が新宿2丁目ではなく、ゲイカップル同士の食事であることが、周囲には何となくわかっているようです。それが史朗には気になって仕方ありません。
そのため賢二に、はじめから店選べよと腹を立ててしまいます。賢二は、事前に言っておかなかったのが悪かったと済まなさそうに謝りますが、その賢二が謝るのにも史朗は腹を立ててしまいます。

きのう何食べた?第8回レストラン

その翌日、家で改めて会食しようということになりますが、その前に史朗は、富永佳代子の家に桃を受け取りに行っていました。12個買ったので半分こしようというわけです。その時佳代子は、史朗がクールで賢二はやきもち焼きとばかり思っていたけど、実はそうでもないと言い、それに対して史朗はこう答えます。

今賢二と別れたら、自分の方がダメ―ジが大きいこと。
賢二の方が情が深く、今別れたら当分泣き暮らすのは賢二の方だが、それだけ惚れっぽいということでもあり、やがて新しい相手を見つけるであろうこと。
しかしもし別れたら、自分は一から新しい相手を見つけなければならなず正直面倒くさい。
また桃は賢二の大好物で、賢二を喜ばせたい。
そもそもゲイ同士の同居(事実婚?)には制約も責任もなく、別れないための努力が必要である。

この史朗の言葉に、佳代子はそれは素敵なことだ、夫婦にはそんなのはないと言います。

きのう何食べた?第8回2人の訪問

このようなやりとりをして帰る途中、史朗は賢二からのメールを受け取ります。
賢二も先日の店選びは、史朗の気持ちを理解していなかったと思っており、先日できなかった話があると言うテツさんとヨシくんを、今日夕食に呼びたいと言って来たのでした。
史朗は当初、飲食店のオーナーで、店でもオーガニック食材の料理を出すテツさんのことを考え、その手の食材の専門店に足を運びますが、あまりの値段の高さに驚きます。それと同時に、何で自分はこんな見栄を張っているのだろうと思い、いつものめんつゆと顆粒だしの味付けの料理を出すことにしました。
結局
鮭と卵ときゅうりのお寿司
筑前煮
なすとパプリカの炒め煮
ブロッコリーの梅わさマヨネーズ
かぶの海老しいたけあんかけ
などを作った史朗は、賢二と共にやって来た2人を迎えます。しかしこの会食の目的は別なところにありました。
このテツさんの両親は健在でしたが、本人は財産を身内にではなく、ヨシくんに遺したいと考えていたのです。そのためには、養子縁組を汲む必要がありました。それについて、本当は弁護士である史朗に相談したかったわけで、史朗は事務所で会う約束をします。
ただ史朗はゲイであることを事務所でカミングアウトしておらず、いきなりゲイカップルが訪ねて行くわけにも行かないと2人は考えていたのでした。

きのう何食べた?第8回テツさんとヨシくん

2人が帰った後、「はじめから言えよ」と、史朗はこの間と同じような苛立ちを賢二にぶつけます。
賢二はしょげます。自分と史朗は考えが違う、そして自分は学習しないと言いつつ、ごみを持って降りて行きます。
しかし史朗は、実は賢二に対して怒っているというよりは、店の件と言い、テツさんとヨシくんが事務所を訪ねる件と言い、自分がゲイであることを隠そうとしてうじうじする、その器の小ささに腹が立っていたのです。このまま賢二が戻って来なかったらという思いが頭をかすめますが、賢二は部屋の方へ戻って行きます。

翌朝、史朗は賢二の朝食の支度をして家を出ます。
そこへ賢二が起きて来て、今日の夕食にシロさんの、玉ねぎを炒めないハンバーグを食べたいと言います。
何気ない言葉のように聞こえますが、これは仲直りを意味していました。こういうことをさりげなく言えるのは史朗の美点であると、史朗は改めて思います。

一方冷蔵庫の中に桃を発見した賢二は朝食にそれを食べ、如何にも幸せそうでした。

きのう何食べた?第8回賢二と桃2個

賢二が予約した普通の店で、もう一組のゲイカップルであるテツさん&ヨシくんと会食をしますが、史朗は周囲をかなり気にします。またテツさんとヨシくんが、ゲイであることをカミングアウトしていない事務所に行くのをためらっていたことを知ります。
どちらにしても、史朗ははじめから言えよと賢二に腹を立てますが、しかし見方を変えれば、ゲイであることをカミングアウトせず、常に迷っている史朗自身にも原因があります。この件と言い、無理してオーガニック食材を使おうとする件と言い、史朗は常にハムレットの如く迷った挙句、後悔してしまうところがあります。

この回のセリフは-この回以外でもそうですが-なかなか刺さるものがあります。
史朗も結局は賢二がいるからこそ救われている部分もあるし、物語が進むにつれ変化しては行っています。この先どこまで変貌するのでしょうか。
一方で賢二ですが、史朗と仲直りし、朝食に大好きな桃を食べるシーンはこれ以上ないほど幸せそうです。

きのう何食べた?第8回桃
(画像は公式サイト及びDVD映像より)

[ 2021/02/05 01:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)
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aK

Author:aK
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、BSで再放送中の『太平記』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも再来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出しました。これを機に、今後さらに上を目指してほしいものです。そのためにも、国内のラグビーの変化に期待したいと思います。

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