まず、先日の小檜山氏のnote記事に関する補足です。
「五島転地療法も一ヶ月とちょっとで終わるわけですが、あくまで祥子とめぐみの判断であって、原因や医学的根拠がないのですね」
どちらかと言えば、常に五島での舞の生活を見て来た祥子の判断でしょうね。めぐみはもう大丈夫だと聞かされて迎えに行くわけですし、やはり親子をあまり離しておくのはよくないと、祥子が実体験を踏まえて考えたせいもあるでしょう。
ところでこの転地療養の件ですが、
「原因や医学的根拠がない」とありますが、これは舞を東大阪に帰すことに関して、医学的根拠がないと言うことでしょうか。私は個人的に舞をなぜ五島に行かせたか、その医学的根拠だと思って先日医師の言葉を引用しておりました。勘違いだったようです、失礼いたしました。しかしこの五島への転地療養、結構大事だと思うのですが、小檜山氏はあまりきちんと書いていないようです。それについては後述します。
で、この『舞いあがれ』、12週間分10話まで放送されましたが、これに関してのnote記事に関して、疑問と思われる部分を見て行くことにします。
https://note.com/54seikobi85/n/n75e669a0db94
『舞いあがれ』第1回 舞は走ることもできない
とりあえず時系列として、近鉄バファローズがなくなること。のみならず震災前夜であること。そこも注目したい。
近鉄バファローズがなくなるのは2005年で、2000年前後には、いてまえ打線などで話題をさらったりもしていたのですが…。
https://note.com/54seikobi85/n/nc729f1347d6e
『舞いあがれ』第2回 妻として、母としての限界
舞は入院することになりました。浩太は可哀想で見てられないのだと。ここで医者が環境を変えることを提案します。
ここで「環境を変える」が出て来るのですが、かなりあっさりしています。それとあの時の舞は「入院」していたのでしょうか。具合が悪いから病院のベッドに寝ていたと思われますし、あの後浩太とめぐみが家に連れて帰って、自室で休ませたはずなのですが。
https://note.com/54seikobi85/n/nbbf1e4c057d8
『舞いあがれ』第4回 舞はどうしたい?
そこへ一太が土産にガアッパと呼んでいるひょうたんを持ってきます。この間の「ガアッパ」にみつかるという遊びは、ひょうたんを使った鬼ごっこですかね。
ガアッパは河童だと一太が言っていましたね。そしてひょうたんは河童除けですね。
https://note.com/54seikobi85/n/n275c377a6daa
『舞いあがれ』第5回 五島で、自分の心と向き合う
オコゼって踏むと足切断だの、死亡だのあるんだな……。
だから長靴を履かねばならないと。舞は怯えてしまいます。人一倍繊細だから、怖くなっちゃうのね。
舞が長靴をはいたのは、先生がそう注意したからでしょう。実際彼女は先生の言葉を聞いて慌てて長靴をはいたものの、つまずいて転んでしまいます。
https://note.com/54seikobi85/n/nb350addd5d52
『舞いあがれ』第6回 自分のことは自分でやりなさい
これだけすべて有料になっています。なぜでしょうね。
https://note.com/54seikobi85/n/n6b01bb0158e6
『舞いあがれ』第7回 失敗を恐れないで
舞はびわを取るのもおっかびっくり。『ちむどんどん』の暢子のようにいきなりジャンプしたりはしない。性格の違いです。でも、ばんばに支えてもらって取ります。
ビワの木はものにもよりますが、場合によっては10メートルくらいの高さになりますし、ドラマ中の木も割と大きめですから、小学3年生の舞がジャンプして取るのは難しいでしょう。そしてビワは小さな実がまとまってつくので、一瞬でもぎ取ることもできません。だから脚立を使って、ばんばに脚立を支えて貰って少しずつもいでいるのですね。
それとこの当時、手作りジャムを販売する許可は各自治体にまかされていました。全国的に届け出または許可が必要になったのは、意外と最近で、令和3年6月からです。
舞はあまり器用でも要領がよいわけでもないようです。
まだ小学3年生で、どちらかと言えば引っ込み思案な子ですから、失敗もするしうまくできないこともあるでしょう。それと「器用でない」のなら、言っては何ですか前作のヒロインは、料理人でありながら包丁さばきが危なっかしく、お世辞にも器用とは言えませんでした。
舞は帰り道で一太の家族にあい、教会のミサについて行きます。ここで祥子の方を振り返って「行ってみんね」と言われるところがいいですね。
「帰り道で一太の家族にあい」
ではなく、家に戻って来て車から降りたところで、一太とその家族に会ったのですね。
https://note.com/54seikobi85/n/nb3a1bdb63a77
『舞いあがれ』第8回 ばんばでも失敗する
舞は気付きます。船の名前は「めぐみ丸」。長女の名前をつけると縁起がいいってさ。
これも不思議な話で、「丸」って男児につけるもの。それが転用されているもの。なので「長女」に「丸」っておかしいんですね。でも、これがいいのかもしれない。
船の名前には丸をつけることは慣習化しています。元々は男子の幼名に親愛の情を込めてつけていたのですが、その後船の愛称となります。
でその後シスターフッド、女系継承がどうこうとあり(前作でもそう言っていました)、
でも、ばらもん凧にしたってそうなんです。これは鬼に侍が立ち向かう絵柄だと説明されます。男児向けですよね。男児は強いお侍を目指せというのが日本の伝統。そういう男児向けの風習をさらっと女児が継承しています。
ばらもん凧と言うのは男児(この場合は慶太)の誕生を祝い、初節句に揚げたため、こういう勇壮な意匠になるのも無理からぬことです。そして本当は一太が揚げるはずでしたが、一太は大事な凧だからこそ舞にまかせたいと言ったのですね。
このあと、舞は学校で貝殻の飾り、ウインドチャイムを作ります。舞は一年から三年まで勉強する環境がいいかもしれない。年下の子と学ぶことで、自分の成長がわかるから。
一年から三年まででなく、一年と三年ですね。それとウィンドチャイムと小檜山氏は書いていますが、公式の表現では「貝殻風鈴」となっており、私も風鈴と書いています。
この続きは改めて。
あと第3回と第4回でめぐみが「ひとみ」となっており、直されていないようです。
それと小檜山氏のツイートですが、
https://twitter.com/Sei_Kobeee/status/1580812236779491330
歴史ドラマ、陰謀なんかしているもので思ったこと全部喋るとすごくアホくさいのでちょっと…今年の三浦義村くらいわけわかんないのがいいのよ。
以前武将ジャパンのコラムで
「これはあくまで私見ですが、義村は本作随一のわかりやすい思考回路で、こいつならこうするだろうとピンと来る。
もし自分が同じ立場ならというときの思考が一致していて、すんなり合点がゆく」
とあるのですが…矛盾していますね。
https://twitter.com/Sei_Kobeee/status/1580008234760667136
大丈夫。舞が成長してアンチが増えたら「お約束を無視して」といいだす。しまいにはちむどんを褒め出すかもしれない。誰が、とはいわんけど。
結局小檜山氏は、舞にアンチが増えることを望んでいるのでしょうかね。今後の朝ドラ記事の内容がかなり変化しそうです。
https://twitter.com/Sei_Kobeee/status/1579626031539163136
メソジストにワイン飲ませた花子とアンさぁ…。
以前も書いたことがありますが、『花子とアン』の花子はメソジストの東洋英和で学んでいましたが、彼女自身はあのドラマでは受洗しておらず、従ってワインで酔っぱらっても問題はないでしょう。とは言え洗礼を受けていてもお酒を飲む人はいますが。