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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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パペットホームズの続編制作そして映画化

井上文太氏のツイートに、パペットホームズの映画化への言及がありました。
確かにこの人形劇は良作だと思いますし、まず続編(三谷幸喜氏は現在来年の大河で忙しいと思われるので、頃合いを見計らって)を何編か放送し、しかる後に映画化という方法もあるかと思われます。
私としては、人形劇版『空家の怪事件』や『ブナ屋敷』も観てみたいので、まず続編希望ですね。アドラー先生がどうなったのかも知りたいものです。

これも井上氏のツイにあるのですが、人形劇というとアナログなイメージがあります。しかしこの作品は、アナログであると同時に、OPにプロジェクションマッピングを駆使しているなど、今の要素を採り入れてもいて、人形劇という昔ながらのよさはある一方で、古臭さはない作品と言えるでしょう。
実際、このまま埋もれさせるには惜しいです。
人形劇といえば、子供向けのイメージがあるかも知れません。しかしホームズベースのこれは、明らかに大人向けであり、元々の原作に描かれた人間関係の複雑さや残酷さが、寄宿学校の少年たちによって表現されているので見ごたえがあります。


Eテレにも、この辺りちょっと真面目に考えてほしいものです。NHKの受信料について色々言われていますが、こういう作品や『昆虫すごいぜ』に使われるのなら納得です-あと総合の『ブラタモリ』、『突撃!カネオくん』、『ガッテン』なども付け加えておきますか。
そう言えば『きのう何食べた?』も続編(2020年正月バージョン)ができ、映画化もされるわけです。こういうのはファンに取っては嬉しいものですし、映画化ともなれば新たにファンがつく可能性もあるので、チャンスは逃すべきではないでしょうね。


飲み物-暖炉とウイスキー
[ 2021/02/08 00:45 ] パペットホームズ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』に北大路欣也さんが出演

『青天を衝け』の新キャスト発表です。
北大路欣也さんが徳川家康役で出演することになりました。

【新たな出演者発表】
北大路欣也さん演じる「徳川家康」が登場します!
(NHK ONLINE)

こうして見ると、流石にベテランの、しかも時代劇俳優としての貫禄が漂います。
最近は『半沢直樹』の中野渡頭取や、『三津屋清左衛門残日録』の主人公清左衛門の役のイメージが強い北大路さん、『花燃ゆ』の毛利敬親以来6年ぶりの大河出演ですね。松本白鷗さんが、かつて『黄金の日日』で呂宋助左衛門を演じ、同じ役で今度は『真田丸』に登場したのを思い出します。
ちなみに『三津屋清左衛門残日録』は、第5作の制作が発表されています。

しかし、なぜ「幕末大河」のはずの『青天を衝け』に、家康が登場するのでしょう。
ご本人のコメントにある、「僕にとってまったく経験したことのない挑戦」とは何なのでしょうか。
まさかのタイムスリップ展開なのか、あるいは、いずれかの将軍(恐らく慶喜)の夢枕に立つとか、そのような設定なのか。
詳しくは観てからのお楽しみということでしょう。

ところで今回も衣装は黒澤さんですが、この人はやはり江戸時代に限定していただきたい。流石にこの時代、特に幕末だと、真っ赤とかショッキングピンクの衣装を目にせずに済みそうです。

あと10日で『青天を衝け』スタートです。

飲み物-冬のティータイム
[ 2021/02/03 23:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-43(『青天を衝け』ガイドブックを見て思ったこととは)

まず、先日の『どうする家康』関係投稿で、徳川家康の嫡男の信康を、信勝としていました。失礼いたしました。訂正しています。

まだ放送にはもう少し間がありますが、「今年の」大河ドラマ『青天を衝け』のガイドブックが書店の店頭に並んでいます。構成としては、まあ従来通りではあります。それとこの大河、やはり過去の幕末大河の出演者が結構多いですね。
ところで『麒麟がくる』もそうでしたが、NHK出版のガイドブックには「大河プレイバック」なるページがあります。『麒麟がくる』のNHK出版の分は、『国盗り物語』が紹介されていました(ちなみにNHK出版の分は前編しか購入していないので、後の2つは生憎見ておりません)。
この大河プレイバック、要するに、その年の大河と同じ時代背景の作品を紹介しているわけで、この前編の分は『獅子の時代』が紹介されています。この他にも大河ドラマ年表などもあり、つまるところプレイバック共々、大河はこれだけ歴史があるのですよと言いたいのかも知れません。

しかし見方を変えれば、大河は一部の作品を除けば、かなりの作品が同じような時代に集中しており、同じ時代の同じような人物を何度もなぞって来た経緯があります。戦乱や歴史上の大きな出来事がドラマの中心になるためです。これは一巡目か二巡目まではいいのですが、それ以上になるといくら手法を変えてみても、どことなく似た印象になりがちです。また前の同時代の作品との比較もされるようになります-無論、前の作品の方がいいとは必ずしも言えないでしょうが。それを意識してのことなのか、近現代物を入れたり、放送フォーマットを変えたりという試みもなされましたが、あまりうまく行きませんでした。
そもそも過去を振り返るということ自体、方向性としてあまり前向きとはいえません。逆にこのような企画を始めたということは、やはり大河も、あと何作かで終わらせるのかと思われても不思議ではないでしょう。その場合、今まで描いてない人物や時代を中心にやることも考えられます。

しかしその「歴史のある」大河、その制作を支えてきたのは、言うまでもなく視聴者の受信料です。これも先日の『どうする家康』絡みの投稿で触れましたが、制作統括や脚本がこうしたい、ああしたいと言っていても、とどのつまり、何十億もの受信料があるからこそそれが実現可能なのです。にもかかわらず、NHKの制作サイドは、視聴者の受信料のおかげで大河が作れていますなどと、しおらしいことを言ってくれたためしがありません。
元々公共放送の目的は、一般人を利するための報道であり放送であって、ドラマ制作ではないというのは前にも書きました。今NHKのスリム化、受信料の値下げが叫ばれていますが、公共放送としてやって行くのであれば、1世帯500円程度でいいのではないでしょうか。2020年の日本の世帯数は約5700万ですが、仮に受信料を500円としても285億円は確保できるのです。ニュース、気象と災害のみであればそれで十分でしょうし、それより安くする(職員を減らす)こともできるでしょう。
ドラマはスポンサーを付けて作ればいいだけの話です。もちろんNHKの職員が、スポンサーに頭を下げてお金を出してもらうことになりますし、数字が悪ければ打ち切りの可能性もあります。

数字と言えば、これも以前書いたことではありますが、『独眼竜政宗』と『武田信玄』は双璧です。一方で『独眼竜政宗』、『武田信玄』の舞台は出羽と甲斐という「東国」であり、それも数字に大きく影響しています。一般に公表される視聴率は関東の数字だからです。寧ろこの場合、関西はどの位だったのかを知りたいとも思います。無論『麒麟がくる』も、東海地方であればもう少し高くはあるでしょう。そもそも地元、あるいはそれに近い地域では高く出るからです。
このようなことから、せめて大河は東西の数字を公表するべきではないかと思われます。しかしそうなると、今年の大河は関東ですから、それなりに高い数字が出てしかるべきとはなるわけですが。

飲み物-ワインと暖炉
[ 2021/01/31 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』のコメントに突っ込んでみます その5

突っ込みもいよいよ今日が最後です。今回は主演の松本潤さんに関してですが、関連ページの動画を見る限り、正直言って松本さんのコメントが一番まともに感じられました。
(尚NHKのyoutubeページでは確認できませんでしたので、1つ前の投稿のリンクからアクセスしてください)

このページにはコメントの概要がアップされていますが、それ以外にも1人の人物と向き合うことへの不安などもあり、今後頑張ってやらせてほしいという意気込みが感じられました。
これで思ったのですが、制作発表の場合、主演である松本さんのコメントと動画がメインなのはわかりますが、脚本家と制作統括のコメントはここまで要らないと思います。このページを見る限り、やはり脚本家、そして制作統括が喋り過ぎなのではないでしょうか。

無論、大河そのものの意思決定に関わるのはプロデューサーであり、ディレクターでありそして脚本家です。ですから、彼らのコメントもまた無視はできません。
ただ、今までの関連投稿でも書いたように、古沢氏の
「今さら大河ドラマでやるのがちょっと恥ずかしいくらいの超ベタな偉人」
「カリスマでも天才でもなく、天下取りのロマンあふれる野心家でもない」
といったコメントや、制作統括の磯氏の
「ワクワクドキドキするお話」
「ピンチピンチの連続」
「ものすごい強敵たちの登場」
などという表現は、果たして必要なのでしょうか。

先日もちょっと触れましたが、これらの言葉は視聴者に向けられていると言うより、制作サイドがそれに酔いしれ、舞い上がってしまっているような印象を与えかねません。それ故に、こういう人たちには、もう少し言葉を選んでほしいところです。寧ろ松本さんの方が、主演と言うこともあり、言葉を選んでいたように見えます。スタッフも、せめてこの位のコメントができないものでしょうか。

「今までの英雄としての家康とも、タヌキ親父的な家康とも違う、若いであるが故に迷い傷つき、しかし頼れる家臣たちと共に、何が起こるかわからない乱世をチームで切り開いて行く、そういう家康像を松本さんに演じてほしいと思います。最終回間近の『麒麟がくる』に続き、『青天を衝け』、『鎌倉殿の13人』と言った、今後も目が離せない作品が続きますが、そういった作品に負けない大河にしたいと思いますので、どうぞお楽しみに」

それから磯氏のコメントに、「まだ放送は先ですが」とありますが、実際これは再来年の放送であり、それどころか今年の大河もまだ始まっていません。
これが今年の春か夏の放送であれば、新しいフィールドを目指すマツジュンを近日中に見られるわけですが、2年後まで待つというのは、少々つらいものはあります。大河の制作発表はせめて1年前位に持って来られないものでしょうか。

飲み物-シナモン珈琲
[ 2021/01/28 23:14 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』のコメントに突っ込んでみます その4

再び「突っ込み」です。
まずこの紹介ページ(何度も登場しますので、今回は下にリンクを貼っておきます)の最初の、いわばドラマの紹介の部分について今回は触れたいと思います。

2023年大河ドラマ(第62作)
〈古沢良太 × 松本 潤〉令和版 NEW “徳川家康”!
(NHK ONLINE)

まずは竹千代が
「今川家の人質として、ひっそりと生涯を終えると思っていた。しかし──」
という形で始まり、
織田信長、武田信玄という化け物が割拠する乱世に飛び込み、計算違いの連続やガマンの限界が待っていたものの、三河武士の熱意に動かされ、そして
「どうする家康!」となるわけです。
さらに後ろ盾もなく豊かな国もない、いるのは家臣のみ、秀吉、官兵衛、真田昌幸や石田三成など強者たちが現れると続いて行きます。

正直言ってこれだけでは、ストーリー展開がかなり単純に見えて仕方ありません。
確かに突き詰めればそうなるのかも知れません。
そして、後世の我々の目から見れば、家康は確かに若い頃は人質で、岡崎城を取り戻しても不安定で、信長と同盟し、しかしその後も次々と強敵が現れるのは事実です。
しかし何も、そこまでサスペンス風に家康の生涯を追わなくても、家康という人物の普段の生活、戦場を離れて母や妻たち、子供たちのことでの悩みや家臣のことなども描き、その時々で主人公がどのような判断を下すのか、そのような構成でもいいでしょう。
ただそのような描写であれば、本職の俳優さんがふさわしいと思われます。松本潤さんが主演ということであれば、やはりスピーディな展開がいいという結論に達したのかも知れません。
あと「乱世に飛び込み」より、「乱世に生き」の方が正しいかと思うのですが。

それにしても
豊臣秀吉
黒田官兵衛
真田昌幸
石田三成
というのは、2010年代の戦国大河に出て来たお馴染みの名前なのですが…要はわかりやすい名前を列挙してみたということでしょうか。
家康は他にも一向一揆を相手にしてもいますし、信長と共にではあるものの、甲州征伐で勝頼とも戦い、また築山殿と信康の悲劇もあったのですが、そういうのがここでは出て来ませんね。

ちなみにこの紹介分の後の方には

希代のストーリーテラー・古沢良太の手による、
ハラハラドキドキ、スピード感あふれる波乱万丈のエンターテインメント

とありますが、何だか必要以上にテンションが高くなっている感があります。

そして締めくくりが
「一週間の始まりにふさわしい、夢と希望にあふれた第62作大河ドラマ」
とあります。
以前佐怒賀氏のコラムに関してという投稿で、昭和48(1973)年当時の『グラフNHK』で、この方のコラムをご紹介したことがありました。そのコラム本文によれば

土曜の午後から始まった解放感が、ずっと続いて、それもようやく終わりに近づこうとしている。さあ!あすからまた仕事だ!と日常性への予備運動を開始するのが、日曜日の夜の一般家庭の姿だろう。いうならば解放感と緊張感の谷間に於けるもっとも充足した生活時間といえる。

とあります。
尚こちらのコラムの方では、土曜日から日曜日に続く、つまり日曜日がしめくくり的な形で書かれているのですが、この『どうする家康』の紹介分では、日曜日は
「一週間の始まりにふさわしい」
とあります。
どちらが正しいかはさておくとしても、昭和48年当時ならいざ知らず、今の時代、大河視聴とは別の方法で日曜日の夜を過ごす人も多いでしょうね。それに1週間の始まりと言えば、やはり月曜日から始まるレギュラー番組の方を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
それと「夢と希望にあふれた」などとありますが、これがまたどうも具体性を欠いています。と言うか、表現の仕方がどうも通り一辺ですし、全体的に自分たちだけで盛り上がっていると言っては言いすぎでしょうか。

飲み物-コーヒーとチョコレート
[ 2021/01/28 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』のコメントに突っ込んでみます その3

『どうする家康』への突っ込みその3です-毎日似たような内容ですみません。それから、先日投稿分のタイトルで、「コメントへの突っ込み」の「コメント」の部分が落ちていました。失礼いたしました。

今回は脚本担当の古沢良太氏に関してです。この人は『リーガル・ハイ』や『相棒』シリーズ、そして松本潤さん主演の『花より男子』など数多くの作品を手がけています。ですから、脚本家としてのキャリアはそこそこであるはずなのですが、今回のコメントに関しては、やはりこれはどうかと首をかしげたくなる点もあるので、該当部分をいくつかご紹介しておきます。

1. 今さら大河ドラマでやるのがちょっと恥ずかしいくらいの超ベタな偉人。なのに信長や秀吉に比べてなぜか人気がないような。ずるがしこく立ち回ったあげく棚ぼたで天下が転がり込んできたイメージだから?

「大河ドラマでやるのがちょっと恥ずかしいくらい」なら、もうやらない方がいいのではないかと思います。無論NHKの意向としては、先日も書いたように
「新時代を切り開いた人物だからやりたい」
ということなのでしょうが。
また、「というイメージだから?」と一言断っているとはいえ、
「ずるがしこく立ち回ったあげく棚ぼたで天下が転がり込んできた」
とは如何なものかと思います。この人は秀吉没後、大名たちを自分の側に引き付けるのにかなり苦労しているでしょうし、関ヶ原で勝ちはしたものの、その後がまた大変だったはずです。家康という人物への敬意があまり感じられませんね。

2. カリスマでも天才でもなく、天下取りのロマンあふれる野心家でもない、ひとりの弱く繊細な若者が、ただ大名の子に生まれついた宿命ゆえに、いやが応にも心に鎧よろいをまとわされ、必死に悩み、もがき(中略)命からがら乱世を生き延びてゆく。それこそ誰もが共感しうる現代的なヒーローなのではないか。

まず気になるのは、
「カリスマでも天才でもなく」
「天下取りのロマンあふれる野心家でもない」
などと、のっけから過去の家康像の否定に入っていることです。
無論家康という人物に対しては、人それぞれの考えがあり、古沢氏にも古沢氏なりの発想があるでしょう。しかし家康は、本当にカリスマでも天才でもないのでしょうか。戦国時代のサバイバルから天下取り、さらには徳川体制のおおもとを作り上げるに至っては、ある程度の才能と、運をチャンスに変える力がないとできないのではないかと思いますし、カリスマであるか、天才であるかは別としても(信長は天才肌だと思いますが)、無能で凡庸な人間であるのなら、江戸幕府を築くなどはっきり言って無理でしょう。
また
「天下取りのロマンあふれる野心家でもない」
と言うよりは、家康も最初から天下を取ろうと思っていたかどうか疑問ですし、『真田丸』の時の三谷氏(すみません、また引き合いに出させていただきます)によれば、「『天下取り』とは実は後付け理論で、武将たちは参日を必死に生きていた」などとも言われているのです。
それから「誰もが共感しうる現代的なヒーロー」などとありますが、乱世を生き延びるのは「現代的な」ヒーローなのでしょうかね…無理やり現代にリンクさせている印象をぬぐい切れません。

3. 主演の松本 潤さんは、華やかさと親しみやすさを持ち合わせ、私の描きたい主人公像「ナイーブで頼りないプリンス」にまさにピッタリ。

この箇所を見ていると、あの『花燃ゆ』の
「幕末男子の育て方」ならぬ、
「戦国男子の育て方」というフレーズが頭に浮かんできます。
何かこう、お花畑な大河になりはしないか、それが気になりますね。
私としては、そのナイーブで頼りない家康に、オリキャラの女性があれこれ絡む、そのような展開をつい思い描いてしまいますし、同時に『麒麟がくる』で母親の許へ戻りたがっていた、ピンクの水干を着た竹千代を思い出します。あの竹千代は子供というのを差し引いても、農民である菊丸と農民に扮した光秀に気軽に口を利いたり、あまりそれらしくない雰囲気でした。
この大河、まだどちらも始まっていないのにこう書くのも何ですが、何か『青天を衝け』と相通じる物があるように見えますし、一方で戦国という時代背景が共通するせいもあってか、『麒麟がくる』ともどこか似ているようです。

飲み物-ホットカフェオレ
[ 2021/01/26 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』のコメントに突っ込んでみます その2

突っ込みその2です。再び磯智明氏のコメントからです。

単独主役では1983年 滝田 栄さん主演「徳川家康」以来40年ぶり、家康役は「麒麟がくる」まで多くの方が演じています。タヌキ親父とか策略家、最近ではボスキャラとしての登場が多い家康ですが(後略)

この滝田さんの家康はいわば「きれいな家康」であり、その17年後、『葵 徳川三代』で津川雅彦さんが演じた主人公の一人である家康は、如何にも策士でタヌキ親父といったイメージでした。ですからこの次の家康像は、この2つのイメージからは外すことになるわけで、だからこそ
「若くて頼りなくて信長に兄事する家康」
が、松本潤さん主演で描かれるのでしょう。
しかし思うのですが、「多くの方が演じている」家康であり、しかも『麒麟がくる』にまで登場しているわけですから、また家康かとうんざりする人も多いのではないでしょうか。

戦国大河の主人公になりそうな人物は、他にも大勢います。島津義久や長宗我部元親、加藤清正などでも十分主人公たり得るでしょう。また以前に大河化された『独眼竜政宗』や『天地人』をアレンジし、戦国期の東北地方を描いてもいいのです-この場合、最上義光や堀直政を是非加えてほしいところです。なのになぜまたもや家康なのでしょうか。

NHK公式サイトの紹介ページでは「ねらい」としてこうあります。

乱世を生きる運命を受け入れ、未来を切り開いた男・徳川家康。
彼の生涯を、脚本家・古沢良太の手により、歴史ファンから少年少女まで、幅広い世代が楽しめるエンターテインメント大作として、令和の時代によみがえらせます。
家康が生きたのは戦乱の世、まさに予期せぬことが次々に起きる時代。
彼はリーダーとして、たくさんの「どうする?」を突き付けられました。
戦場で「どうする?」、家族から「どうする?」、民衆から「どうする?」
判断ミスで苦杯をなめ、ピンチも招きましたが、決して逃げず、答えを出し続け、乱世を終わらせました。
先行きの見えないのは現代も同じ。家康を現代に通ずるリーダー像として描いていきます。

乱世を終わらせたから、とNHKは言いたいのかもしれません。
しかし日本史に於いて、乱世を終わらせることができた人など限られています。そういう人を何度も出すよりは、今まで大河化すらされていなかった人物の方が、新鮮味があるのではないでしょうか。それよりも、なぜ今この時点で
「乱世を終わらせた」人物でなければならないのか。問題はそこでしょう。
「先行きが見えないのは現代も同じ」だからと言いたいのかもしれません。
しかしこれも前に書きましたが、現代も同じだからという前提のもと、新時代を切り開いた人物を主人公にした大河ばかりが企画されている感は否めません。
NHKも受信料で大河を作っているのなら、もう少し考えてみてはどうでしょうか。この意味では『鎌倉殿の13人』も新時代の幕開けではあるのですが、
  • 制作側がその点を強調しない
  • 鎌倉幕府の要人でいながら、実際には執権としての北条氏を打ち立てた人物が主人公
ということで、多少趣が異なっています。
というか、2020年以降の大河の制作統括や脚本家の中で、本当に歴史が好きなのは、三谷氏だけではないかと思います。でなければ、13人の合議制をメインに持ってくることなどないでしょうから。

あとこの「どうする家康」なるタイトルもちょっと抵抗があります。
大河のシリーズとしてのタイトルと言うよりは、1つのエピにつけられるサブタイのようです。何らかの理由で家康が窮地に陥った放送回のサブタイ、そのような印象を受けるのですね。もう少し工夫できなかったのでしょうか。尚、上記の引用部分に

彼はリーダーとして、たくさんの「どうする?」を突き付けられました。
戦場で「どうする?」、家族から「どうする?」、民衆から「どうする?」

とありますが、これもくどいというか、そうまでしてこのタイトルにしたかったのかと、何やら疑問ばかりが湧いてきてしまうのです。

次は、脚本家の古沢氏について書きたいと思います。

(この項続く)

飲み物-お洒落なランプとウイスキーグラス
[ 2021/01/25 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』のコメントに突っ込んでみます その1

先日ご紹介した『どうする家康』に関して、少々突っ込ませていただきます。まず制作統括の磯智明氏のコメントから。(いずれもNHK ONLINEより)

1.  令和版へアップデートした、新たな家康像になると思います。

2.  それは暗いニュースが多い中、久しぶりに聞いたワクワクドキドキするお話でした。そこには、教科書にある鎮座するような家康ではなく、ピンチピンチの連続、ものすごい強敵たちの登場、すでに「どうする家康」のドラマがありました。

3.  そんなどん底でもセンターとしてチームをまとめた家康は、負けても大胆に笑みを浮かべている、逆境に負けない明るい人物なのかもしれません。松本さんならきっと乱世を終わらせ、東京の基礎をつくった、エネルギッシュな家康を演じていただけると確信しています。

まず1ですが、
「令和版へアップデートした」
歴史上の人物というのは、そう簡単にアップデートできるものなのでしょうか。要は、今の大河を観ていない層にアピールすべく、今までにない家康像を模索したいということなのでしょうが、ならばそう言えばよさそうなものです。大河ファンがこのように話しているのであれば、まだしも納得できるのですが、制作統括という責任ある立場であり、視聴者になぜこの主人公であるかを詳しく説明すべきはずの人物のコメントとしては、どうも安直な印象を免れません。

そして2。
「暗いニュースが多い中」
『麒麟がくる』、『青天を衝け』の制作統括と似たようなコメントが、ここでも繰り返されています。しかも
「ワクワクドキドキするお話」
「ピンチピンチの連続」
「ものすごい強敵たちの登場」
というのは、具体的にどのようなものであり、またどのような人物なのでしょうか。何とも能天気な印象を受けてしまいます。以前、『おんな城主 直虎』の脚本担当の森下洋子さんが、ガイドブックのコメントで似たような表現をしていましたが、どうもその時のイメージがダブるのですね。
そもそも「教科書通り」の家康像など、今までの大河でどの位描かれたかは不明ですが、要はこの人物も最初から盤石であったわけではなく、寧ろ人質としての幼少期、信長との同盟、三方ヶ原の戦いでの敗戦、本能寺の変での伊賀越え、秀吉との確執など様々なエピソードがあるわけで、これもまた、こういうエピソードをふんだんに盛り込みたいと思います位に言っておけば済む話です。
しかも上記のような、いわば人間臭い家康像は、伊賀越え以降であれば『真田丸』でかなり目にしており、そのためこの期に及んでこういう家康像を描きますと言われても、さほど目新しい印象を受けないのです。逆に、『真田丸』の焼き直しのようになるのではないかとさえ思えて来ます。

それから3。
「負けても大胆に笑みを浮かべている、逆境に負けない明るい人物なのかもしれません。松本さんならきっと乱世を終わらせ、東京の基礎をつくった、エネルギッシュな家康を演じていただけると確信しています」
大胆に笑みを浮かべていたかどうかは不明ですが、それによって心身共に鍛えられたとは言えるかも知れません。しかしそのエネルギッシュな家康像を、なぜ
「松本さんなら」
演じられるのかどうか、その辺りがどうつながるのかこれも不明。こういった点をきちんと説明せず、イメージ重視で行っている感が強いため、これも如何かと思われます。
それと東京の基礎(『江戸の基礎』の方がより正しいかとは思いますが)を作った云々と言うのなら、まずススキの生い茂る武蔵国に行かされ、そこで基礎固めから始めたこともはっきりさせた方がいいのではないでしょうか。

それにしても、最近の大河の制作統括のコメントに見られる違和感を、昨年の『鎌倉殿の13人』には殆ど感じなかっただけに、この磯プロデューサーのコメントにはちょっとがっかりです。これがこの作品への印象につながりかねないだけに、制作トップには慎重に言葉選びをしてほしいなと思います。

いずれにしてもこういう形で持ってくるということは、恐らく所謂王道大河ではないと思われます。しかし前年の三谷さんも、王道大河の人ではないだけに、似たような路線が2年続くというのも如何なものでしょうね。無論三谷さんと古沢さんはまた違うかとは思いますが。

(この項続く)

飲み物-カクテルとオイルランプ
[ 2021/01/24 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『麒麟がくる』は『太平記』の戦国版なのか

大河の制作統括とそのコメントについて、先日から何やらぐだぐだと書いております。特に『麒麟がくる』に関して、新しさが強調された結果、いたずらに今までの戦国大河を否定する方向に走ったと書いていますが、無論それまでにも、新説の登場などでそれまでとは違った描写というのはありました。また時代により戦国大河の描き方も様々で、たとえば私が映像を観たことのある「最古の」大河、『国盗り物語』と今回とでは、似たような時代ながら主人公が異なるせいもあり、かなり違った描写になっています。しかし男性の主人公であれば、もっと本人が前面に出て来てもいいはずです。

池端俊策氏脚本のこの大河は、どう見ても『太平記』を戦国大河化したものに見えます。架空の人物の関わり方、公家や大名の関わり方、そして帝が介入してくるところなどはそっくりです。但し『太平記』でも、架空の人物はここまで出て来ることはなかったし、仮に出て来たとしても、花夜叉などは楠木正成の妹という設定だったので、それはそれで納得が行きました。ちなみに今回の信長と光秀の関係は、正成と高氏のそれをいくらか思わせるものがあります。また公家や大名の描かれ方も、私としては『太平記』の方がまだ受け入れられましたし、後醍醐帝の介入は、南北朝時代であれば当然のものでした。

今までも複数の大河の脚本を手掛け、似たような描写が多い人はいました。ジェームス三木氏なども独特の描き方をしており、当然ながらどこか共通点が見られはするものの、1つの大河を、異なる時代に置き換えるようなやり方はしなかったと思います。『太平記』と『麒麟がくる』の関係は、こう例えては何ですが、『篤姫』と『江~姫たちの戦国~』の関係にどこか似ています。同じ脚本家であることに加え、一方が原作付きであり、さらに『江』も『篤姫』の大奥的世界を採り入れた感がありましたが、生憎こちらは『篤姫』ほどにはぱっとしなかったというのも、やはりどこか似ていると言わざるを得ないのです。

飲み物-温かいカフェオレ
[ 2021/01/19 23:30 ] 大河ドラマ 麒麟がくる | TB(-) | CM(0)

『麒麟がくる』の最終回は本能寺の変

『麒麟がくる』の最終回絡みの記事に、
「最終回は本能寺の変」
という内容のものがありました。しかし一般に知られている限りでは、光秀は本能寺で生涯を閉じたのではなく、その後わずかの間天下人となった後、羽柴秀吉との戦いに負け、落ち延びる途中で小栗栖の辺りで土民に殺されたとも、自刃したとも言われています。最終回が本能寺の変だと、その後の光秀の行動と死は付け足し程度になりそうです。また信長が殺されたという大事件であるだけに、他の戦国武将にも大きな影響を与えているはずなのですが、これだと秀吉の中国大返しも、家康の伊賀越えも描かれないのでしょうか。

無論主人公が織田信長であれば、本能寺の変で最終回というも納得できます。しかし光秀の場合は、やはりその続きがあるのです。私としては、1月31日が本能寺の変、そして2月7日の最終回が山崎の戦いであると予想していただけに、いささか腑に落ちません。信長が主人公であったはずの『国盗り物語』の総集編でさえ、その後秀吉と一戦交える描写が出て来ます。ちなみに制作統括の落合プロデューサーは、このようにコメントしています。

「光秀と信長、二人三脚の大きな国づくりは、成し遂げられることなく、悲劇的な結末を迎えます。その先に光秀が何を見据えたのか、信長は何を思うのか…。『麒麟がくる』版の本能寺の変がどのように描かれるのか楽しみにしていてください」
(スポーツ報知)

無論制作側もそれなりに考えてはいるのかも知れませんが、どことなく曖昧模糊とした言葉です。まず二人三脚の国づくり(と、この大河ではなっています)がうまく行かない、これはいいでしょう。しかし悲劇的な結末を迎えるというのは初めからわかった話ですし、その先に何を見据えたのかなどという表現もまた、ありきたりな感じです。最終回をPRしたいのであれば、
「本能寺の変を楽しむには、この先決して見落としのないように!」
位言ってもいいのではと思いますが(三谷氏ならそう言うでしょう)。無論コロナ禍により、戦闘シーンが思うように描けなかったのも、最終回に本能寺を持って来る一因かも知れません。しかし、それならそうだと明言するべきですね。

先日に続いて、制作統括への疑問をまたもぶつけた形となりました。またこの最終回に関して、主演の長谷川博己さんも
「これも新しい形の『本能寺の変』なんじゃないかなと…」
と語っています。無論主演としては、そう言わざるを得ないでしょう。しかしこの大河、どうも制作側が「大河新時代」と銘打っている割には、「新時代」らしい高揚感があまり感じられず、逆に「新しさ」が強調された結果、いたずらに今までの戦国大河を否定する方向に走ってしまい、その結果、戦国大河としてどことなくずれたイメージをもまた受けてしまうのです。

飲み物-クリームとココア
[ 2021/01/19 00:15 ] 大河ドラマ 麒麟がくる | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、BSで再放送中の『太平記』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも再来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出しました。これを機に、今後さらに上を目指してほしいものです。そのためにも、国内のラグビーの変化に期待したいと思います。

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