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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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受信料に関するNHKの傲慢さ

昨年、NHKが受信できない装置(イラネッチケー)をTVに付けた女性が、一審ではNHKに勝訴したものの、東京高裁での二審ではその判決が覆りました。当然というか、弁護側は上告を検討するようです。

そもそも装置を取り付けたという時点で、NHKを受信する意志はないと考えられますが、それにもかかわらず受信料徴収に及ぶというのも妙な話です。これならBBC同様、受信を希望しない希望者には電波を止めればいいのですが、それはやりたくないようで、結局はやはり受信料欲しさなのだなと思われます。


NHKの大河にしても朝ドラにしても、看板番組であるのは事実です。中には面白い物もあります。しかし受信料で制作している以上、作らせていただくという謙虚さも必要ではと少し前に書きました。特に大河は何十億も使うと言われている以上、当然その一言があってしかるべきでしょう。

しかし今に至るまで、何らそれらしきセリフを聞いたことがありません。場合によっては、プロデューサーが視聴者の意を汲んでくれることもありますが、それでもNHKトップがこれに類する言葉を口にしたためしはありません。


かてて加えて、大河の中身やフォーマットの改革が、視聴者に対して打診されたためしもありません。朝ドラは40年以上前に半年のフォーマットに代わっていますが(つまりその前は、1年間続いていたということです)、大河はいっかなその姿勢を変えようとせず、言うなれば、そのために視聴者が、たとえNHKが視聴不可能な状況であっても、受信料を払えと言わんばかりの姿勢です。いくら何でもこれはない。聴者がNHKのためにいるのではなく、NHKが視聴者のためにいるのですが。


こういう姿勢を見る限り、NHKは未だTVの全盛期から抜け切れていないのでしょう。そろそろポストTVを考えていいのではないかと思います。そもそもPCやスマホ経由であっても、TVのコンテンツを観ない人も増えているのに、これでは時代錯誤と言うべきです。

大河の1年放送を変えないというのも、「まだ観てくれる」という思い込みがそうさせているのではないでしょうか。確かにまだ観る人はいます。しかしその数は恐らくは減少の一途であり、大河の視聴率が下がっているのはそれも一因でしょう。


受信料はいわば左うちわであり、視聴者の脛かじりであるというのも書いたことがあります。この期に及んで、なぜ受信料の不払いが増えるのか、NHKは真剣に考えたことがあるのでしょうか。かてて加えて、不払い世帯への徴収が、聞くに堪えないような言葉を投げつけているとも言われているのを、どのように考えているのでしょうか。

無論NHKを甘やかして来た我々にも責任はあると思いますし、日本人はもっとNHKに対して怒っていいのではないかと思います。


電波を止めるか、最低限の受信料にして課金制にするか。今の所この2つが選択肢としてあげられます。もう電波を止めるのが、一番手っ取り早い方法であると思われます。

それと前出のBBC、これも5年前に1,000人の職員をリストラしていますが、何かと言えば世界情勢がどうこうと言いたがるNHKは、こういう世界の動向をも見習ってみてはどうでしょうか。大河が面白いものであったとしても、NHKがごねて(と言うべきでしょうか)徴収した受信料で作られているという事実が頭をかすめると、何とも言い難い気分になります。


飲み物-暖炉とウイスキー

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[ 2021/02/25 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-45(大河の予算と合戦シーンの規模)

戦国大河は特にそうですが、幕末・明治大河でも合戦シーンは不可欠です。無論すべての合戦を再現するわけには行かないこともあり、多くはさわりの部分のみが描かれる一方で、その作品に取ってこれは外せないという合戦もあるわけで、その場合はロケも行って、念入りに描かれることになります。しかし昨今の事情を考えると、出演者が密状態になりやすい合戦シーン、戦闘シーンは、今年はどの辺りまで描かれるのでしょうか。

ところで来年の『鎌倉殿の13人』の脚本の三谷幸喜氏、今更言うまでもないことですが、合戦シーンが今一つなのが難です。『新選組!』でもそうでしたが、戦国大河である『真田丸』でも、やはりこれはどうかと思われるシーンはありました。無論源平→鎌倉大河も合戦シーンは出て来ます。
それもゲリラ戦、局地戦的な物であればまだいいのですが、平原での戦いとなると、あまりにも人数が少なすぎるし、合戦の勇壮さと言うよりは、その戦場に立たされた人物の心情描写が中心になった感もありました。恐らく三谷氏本人もそれを理解してはいるのでしょう、『真田丸』ではコーエーのマップ上で戦いが終わったり、後藤又兵衛の最期も兜が落ちているだけといった描かれ方で、それが如何にも物足りなく感じられた人も多かったのではと思います。

関ヶ原の戦いがほぼカットされたのも話題になりましたが、これは真田家には関係ないのですから仕方ないと言えます。寧ろ同時期の真田父子の方を重点的に描いたのは理解できました。だからこそ、タイトルにも登場する真田丸の戦いのシーンではわざわざセットを作り、見せ場としたのでしょう。
ただ主人公の信繁は他の戦いにも当然絡むわけですから、この戦いのみを重視するというのも、やや疑問に感じられるところはありました。どちらかと言えば、大坂の陣を大局的に捉えると言うより、信繁に焦点を当てた描き方であり、その辺りが、天王寺口の戦いで矢沢三十郎が敵(信繁)を止めようとしたシーン共々、舞台的かなとも思えます。

合戦シーンでよく引き合いに出されるのは、『葵 徳川三代』の関ヶ原のシーンです。この作品は予算を多く使えたことから、大々的にロケを打ち、またエキストラも大量導入するという、かなり贅沢なものでした。見方を変えれば、合戦シーンというのはそういう状況下でないと、本格的な撮影ができないとも言えるでしょう。
この時の映像は、その後も何度か使い回されています。しかしそろそろ、また別のストック映像を作る段階に入っているかとも思います。あるいは『どうする家康』辺りで、また規模の大きなロケを行うのでしょうか。しかしその場合は、松本潤さんが60歳の家康を演じることになるわけで、何とも想像しがたいものがあります。

ごく普通の大河を毎年作るのでも、それなりに費用が掛かっているのですから、王道戦国大河ともなれば、かなりの予算がなければ難しいでしょう。それを受信料から出すのか(それも限度がありますね)、それとも放送フォーマットを1クール程度に抑えて帳尻を合わせるのか、またはスポンサーをつけるのか。
どうするNHK?

飲み物-カクテルブルー
[ 2021/02/22 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河が内包する矛盾点

先日、黒柳徹子さんの番組について書いています。TVの黎明期にNBCのプロデューサー、アグレッティー氏のコメントを引用したコメントについては、どうにも引いてしまいますが、当時の人々はTVにかなりの夢、過剰ともいえる期待を抱いていたようです。
しかし時は進み、世は移ろいます。TVというシステムが、必ずしも人類の未来への光明たりえていないこと、寧ろそれに逆行しがちであり、健康に悪影響を与えていたり、その結果TV離れが起きるようになっています。なのにTVのメリットのみを声高に言うのは、過去美化バイアスに囚われているように見えて仕方ありません。

ところでそもそも、TV番組と言うのは
「家族で楽しむ」
ことが前提とされていたようです。今時どのくらいの家庭が、家族で同じ番組を楽しんでいるのかはわかりませんが、中にはR12やR15的な番組もあるかと思われます。また年齢が高くなるほどTV視聴時間が長いことから、一部の番組を除き、比較的年配の人向けの番組が多くなってもいます。
朝ドラもかつては家庭の主婦層がターゲットでした。しかし今は女性の就業人口が増えたことから、ヒロインの設定も多少の様変わりをするようにはなっています。では、大河ドラマはどうなのでしょうか。

基本的には、昔から観ている高齢者層がメインターゲットであるかと思われます。しかし必ずしもそうとは言えないようです。
NHKプラスの、『青天を衝け』の見逃し配信関連記事にはこうあります。

NHKプラスでいま配信中のもの、おすすめします!

そして記事中に

歴史ある大河ドラマ史上、これほどファンタジックな場面を見たことがあっただろうか! いや、ない(と思う)! 遊び心満載の演出に、今後の期待値がバク上がりしました。
もちろん「これぞ大河!」という場面もきっちり盛り込まれています。特に序盤、草彅 剛さん演じる徳川慶喜を追いかけて、吉沢 亮さん演じる栄一と高良健吾さん演じる喜作がは、大迫力なうえに美しかった〜。吉沢さんの、真っ直ぐでエネルギッシュな視線に、がっちりハートをつかまれました。

とあるのですが、この2つのシーンの違いが、今の大河を象徴しているように見えます。
まず

「歴史ある大河ドラマ史上、これほどファンタジックな場面を見たことがあっただろうか!」 

個人的に、どう見てもこれは受け狙いの要素が強く、つまりはSNSなどで話題になってほしいという気持ちの表れのように見えます。多分、SNSを主に使う層向けのための描写と言っていいかも知れません。
その一方で、

「もちろん『これぞ大河!』という場面もきっちり盛り込まれています」

とあるのを見ると、やはり高齢者層を手放したくはないのだなと思います。
ただ、何もこの2つの相反するシーンだけが問題なのではありません。

少し前にサブカル層関連で取り上げていますが、個人的に面白く観た分も含めて、今までの大河のどこかおかしな演出、場違いと思われる描写というのは、高齢者と若年層両方を相手にするために、八方美人的になっていると言えるのかも知れません。
このどっちつかずな態度が、結局は大河の矛盾を生み出しており、今後前進も後退することもできない、何やら閉塞的な妥協の産物と化しているように見えます。
何せ本来大河が競合するべき民放時代劇も今はなく、なのに未だに、昭和の頃からさほど変わらないシステム(これがあるいは一番の問題)で続けていて、またすべての年齢層を対象にするのはかなり難しくもなっている以上、大河そのものが矛盾を抱え込んでしまっても当然です。
NHKは受信料を貰っている以上(何度も書くようですが)、この状況を打開してしかるべきでしょう。


飲み物-ホットウイスキー
[ 2021/02/19 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

免疫物質が引き起こす風邪の諸症状

新型コロナウイルスのワクチン接種が始まりましたが、昨今のこのウイルス関連の報道、特にネットなどの記事でサイトカインという言葉を目にした方もいるでしょう。このサイトカインというのは、いわば免疫物質のことです。ざっと言えば、体内にウイルスが侵入する場合、この免疫物質がそのウイルスを死滅させるための手段を取るわけですが、時によっては暴走し、サイトカインストームという現象を引き起こすことがあります。これによって全身症状が悪化したり、血栓ができて心筋梗塞が起こったりというデメリットもあります。


風邪の場合もサイトカインが働きます。まずウイルスが体内に侵入すると咳やくしゃみ、鼻水が出て、さらにはウイルスを殺すための体温の上昇が起こります。体温の上昇中は寒気を感じますが、これは筋肉が震えることで熱を作り出し、体温を上げているためです。以前『チコちゃんに叱られる』関連でシバリングについて書いたことがありますが、このシバリングは体温を上げるための、所謂悪寒戦慄のことです。そのため風邪の引き始めは暖かくした方がいいと言われるのです。他にもこの免疫物質は、倦怠感や食欲不振を起こします。


風邪の時のあの不快感、熱でだるくて何も食べたくない、横になりたいというのは免疫物質のなせるわざなのですね。ある程度熱が上がると打ち止めとなり、汗が出て眠くなるので、首筋やわきの下を冷やし、薄着をして水分補給をするという流れになります。睡眠は回復には効果があるとされているため、風邪だからと言って無闇に薬を飲まず、数日安静にして、消化のいい物を食べるのが最善の方法と言えるでしょう。無論これもケースバイケースで、会社や学校を休めないとか、熱は下がったけど咳が出るような場合は、その時々に応じて症状に合った薬を飲むのがよさそうです。


飲み物-ラテアート

[ 2021/02/18 01:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)

NHKの2つの番組にそれぞれ思ったこと

まず朝ドラ関連です。2021年上半期の朝ドラ『おかえりモネ』の放送開始日が、5月17日に決まりました。
しかしちょっと不思議に思うのですが、今放送中の『おちょやん』は5月まで放送されるのですね、色々事情はあるでしょうが、このパターンをどこかで軌道修正して行かないと、

朝ドラとは5月に始まり、11月に終わるもの
(もしくは11月に始まり、5月に終わるもの)

というイメージが定着しないかと思うのですが。
大河は『青天を衝け』を12月で終わらせて、来年の『鎌倉殿の13人』からは通常の放送にする予定なので、朝ドラがあまり変則的な日程を引きずるのは如何かと思います。
尚、脚本担当の安達奈緒子さんのコメントはうなずけます。
少なくとも、昨年今年と大河の脚本家が、今の時代をとかくネガティブに捉えるような発言をしているのに比べると、

自分の理解を超える現象、数秒後に変わってしまう未来、怖いです。ですが人間は不器用ながら「わからないもの」とずっと向き合ってきて、その最たるものが『自然』だろうと考えたとき、描くべき物語が見えたように思いました。

こちらの方が素直に受け入れられます。普段あまり朝ドラを観ない私ですが、これは観てみようかと考えています。何よりも内野さんと西島さんの存在が大きいし、そう言えば『きのう何食べた?』の劇場版公開は、あるいはこの放送期間とかぶるのではないでしょうか。

それとは反対に、同じNHKの番組でちょっと物申したいことが一つ。まあ大河を始め、このブログではNHKに対してあれこれ言って来てはいますが(ところで例の職員、当然ですが実名で報道されましたね)、今回は朝ドラ記事の下、NHKの番組紹介の、黒柳徹子さんの「らじるラボ」関連記事についてです。
黒柳さんは、TVの草創期からNHK放送劇団の一員でTV黎明期の人ということもあり、この記事によれば
「テレビ・ラジオがあることで昔に比べればずっと、政治に関心を持つようになったでしょ」
とのことで、またその少し前に、
「アメリカのNBCのプロデューサー、テッド・アグレッティーさんが、養成期間中にNHKで講演をしてくださいました。『テレビは、今世紀最も大きいメディアになるだろう。テレビを通して世界の風俗や習慣、戦争だって見られるから、永久の平和をもたらすこともできると思う』とおっしゃったんです」
とも語っていますが、この「今世紀」と言うのは20世紀のことですね。
第一NBCの関係者なら、自分の業界をPRしたいわけですから、当然このように言うでしょう。
それに今の時代、この「テレビ」はネットに置き換えるべきではないでしょうか。
そもそもTVもかなり恣意的かつ誤った報道もやっていますし、何よりもTVドラマの黎明期を知っている=TVの恩恵を受けている人が、だからTVは素晴らしいとドヤる、もとい発言をするというのは身びいきもしくは自画自賛にしか見えません。どうもこういうのは苦手ですね、何かずれたものを感じてしまいます。
かてて加えて「テレビを通じて戦争だって見られるから、永久の平和をもたらすこともできる」云々、ぶっ飛んでますね。逆に戦争ビジネスを生み出すように思えるのですが。

飲み物-エールと暖炉の火
[ 2021/02/18 00:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

気づいたことあれこれ 21 NHKの不祥事と視聴率とエコーチェンバー

まず、NHKの職員が16日未明に、酔ってタクシーの運転手に傷害行為に及んだため逮捕との由。

この行為そのものもどうかと思いますが、未明に酔っていたということは、その時間にアルコールを提供する店があったということでしょうか。緊急事態宣言下の折、それもどうかとは思います。

しかも逮捕されたのが、受信料から報酬を得ているNHKの職員の行為となれば、何とも好ましからざる話ではあります。以前もわいせつ行為をしたディレクターがいましたね。これではスクランブルを掛けろという声が出て来ても何ら不思議ではありません。


それから先日の続きの視聴率に関して。やはり視聴率というのは、大河の舞台になっている地域の数字も出すべきでしょう。

それと総合視聴率を発表すればベストです。

逮捕者が出たからというのではありませんが、NHKはどうもその辺りがあまり気が利いているとは言えず、何でもかんでも関東の数字だけで済ませたがります。しかし、舞台になっている地域の数字位把握しているはずですし、場合によっては関東の2倍3倍ということもあるのですが、何か発表できない事情でもあるのでしょうか。


そしてこれも先日触れたエコーチェンバー。ツイッターやフェイスブックの場合、言論人とか、あるいは芸能関係者のような影響力のある人、所謂インフルエンサーに同意する風潮が強く、それが結果的に過激な意見となることもあります。

別に誰をフォローしようが、どのような意見を持とうがそれは個人の自由ですが、その意見が時に暴走してしまうこともあり、一度我が身を振り返ってみることも大事かと思います。

ネットを使う以上、自分の興味がある情報が優先されるのはやむを得ない部分もありますが、それのみに頼っていると、とんでもない方向に行ってしまったり、また、事実ではないけど、そのコミュニティに取って都合のいい情報を掴まされることにもなる可能性もあるので。


飲み物-ホットワイン2

[ 2021/02/17 00:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-44(奇を衒う演出に対する疑問)

『青天を衝け』の初回視聴率が20パーセントということです。これに関しては、いくつか理由が挙げられます。

  • 基本的に視聴率は関東の数字であり、『青天を衝け』の舞台は関東(深谷、水戸)である
  • 初回、第2回位まではご祝儀的な意味もあって、数字が高く出る
  • 北大路欣也さんや小林薫さんなどのベテラン俳優が目当てで観た人もいる

一方で蚕のCGによる描写が不気味だといった声もあるようですが、これは今後どう影響するのでしょうか。言っては何ですが、あまり奇を衒いすぎた演出は、そのドラマの評価にも関わりかねないかと思います。

この手の奇を衒った演出は、たとえば『おんな城主 直虎』、『いだてん』そして『麒麟がくる』でも見られました。『麒麟がくる』の場合、初回でいきなり「母上に尻をぶたれる」意味で、後ろ向きに屋敷に入るシーンがありましたが、いくら何でもあれはないでしょうね。親に尻を向けるのかと言われるのが落ちではないでしょうか。
『直虎』も例のエクセルまがいの計算や草履投げ、さらにはヒロイン自身の
「女子は血を見慣れておる」
などのセリフは如何なものかと思いました。別に女性の生理を描くなとは言いませんが、あのように直截な言い方をさせる必要もないでしょう。
『いだてん』に至っては冷水浴の「ひゃ~」に始まり、わざわざ主人公に立小便をさせてみたり、バゲットとバケツを間違えさせたりで、こうなるとちょっと痛いなという印象を受けてしまいます。無論、昔の大河も総集編を含めていくつか観た結果、それなりにおかしな部分はありますが。

ところでネットの某女性週刊誌記事で、大河平均視聴率ワースト15なるものをやっていましたが、これは先日投稿したように、最近の大河の低視聴率は、BS先行放送によるところも大きいと思います。かてて加えて、低視聴率でも内容が良ければいいという意見もあるようですが、どれがいいかよくないかは、きわめて主観的なものです。
特に、所謂サブカル層に受ける大河が、そのような評価を受ける傾向が高いようです。これは大河ドラマ雑考-29で、このように書いています。

話が戻りますが、『いだてん』と『おんな城主 直虎』にはどこか似通ったものがあります。出演者も一部ダブっていますが、演出方法がどうも奇を衒いすぎたように見える点です。こういうサブカル好きな層が好みそうな演出方法が、本来の大河視聴者の嗜好とどこか反りが合わないと考えられます。そして『直虎』を支持したコアなファンが、『いだてん』の支持層となっているようにも感じられます。

『平清盛』もそうであると言えるかもしれません。私も清盛は割と好きー但しリアルタイムで観ていないーなのですが、それ以外の『直虎』や『いだてん』などは、やはり馴染めなかったと言えます。要は、サブカル好きな大河というのは、私には今一つで、逆に演出や構成に疑問を持つ大河と言えるのでしょう。
私見ではありますが、こういう大河はしばしばネット上、特にSNSなどで盛り上がる傾向も高いようです。以前はツイッターで、そういうアカウントをフォローしたり、またフォローせずともチェックしたりもしていましたが、最近はそういうこともなくなりました。

その理由として、恐らくは当該作品を盛り上げるためなのでしょう。すべてに於いて肯定的な意見が強く、それが作品への一方的な、しばしば思考停止的な賛美に映ったせいです。無論その作品を好きであれば、それに越したことはないのですが、1年間観ていると当然おかしな点、批判すべき点も出て来て然るべきなのに、それがまず見られない。
また、私にしてみれば奇を衒うような演出が「刺さる」ように感じられもするのでしょう。結果それがエコーチェンバーとなり、特定の好意的な意見が増幅されてしまうと思われます。同調圧力と言うのは不適切かも知れませんが、こういう人たちからは、これだけ支持されていますよということですね。一種のバンドワゴン効果なのかも知れません。

私の場合、『直虎』でツイッターの大河チェックをやめましたが、公式アカウントは『西郷どん』まで続けていました。これは単純に、好きな大河だったということが挙げられます。これも視聴率は高くないものの内容は好きで、この大河の場合、多少奇を衒うような演出もあるにはあったのですが、気になるほどではありませんでした-岩倉具視役の笑福亭鶴瓶さんが、少々アクが強くはありましたが。また、2007年当時の戦国大河としては低視聴率ながら、『風林火山』も好きな作品でした。

そのため「低視聴率でも内容がいい」という意見には同意できます。ただこの表現が、数字はよくないけど、サブカル層に受ける、もっと言えばSNSで話題になる作品のことのみを指すのであれば、それは如何なものかとは思います。何よりも、マスコミや当のNHK自身の評価が、
「ツイッターではこう言っていた」
的な、エコーチェンバーの上澄み部分のみを見ている点が気になります。ツイッターすなわち世論とは必ずしも言えないし、マスコミはともかくNHKはもっと冷静に分析するべきかと思うのですが。

飲み物-アイリッシュコーヒー

[ 2021/02/16 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』ニッコームックのガイドブックを読んでみて 続き

まず、地震の被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。
そして先日の続きです。

先日の続きといっても、『青天を衝け』のストーリー展開についてです。
このニッコームックのガイドブックを見る限り、「その後の渋沢栄一」として掲載されている後編の展開(編集部独自の構成)では、明治30年頃までの栄一の功績が描かれた後はかなりあっさりめで、昭和6(1931)年に没することのみが記されています。
また制作統括の菓子浩プロデューサーによれば、

渋沢栄一の「青春記」をしっかり描く今作

となっており、その意味でもドラマのメインは、青年期から壮年期頃まででしょう。後の時代は出て来たとしても、ナレーション中心の展開となることも考えられます。老けメークをするにも限度があるかとは思いますので。
しかも今年の大河は、『麒麟がくる』が2月にまでずれ込んだことに加え、オリンピック放送による回数削減などで、全体のエピ数はかなり少なめになっています。かてて加えてドラマの第16回で、長州藩士の暴走と池田屋事件が描かれるようで、これでは恐らく半分近くが幕末に割かれることになりそうです。

ところで第1回を、序盤と後半部分中心に観た感想としては

のっけから北大路欣也さんの家康が出て来てびっくり
竹中直人さんはやはり竹中直人さん
小林薫さんが子供たちの父親というより祖父
高島秋帆役の玉木宏さんのぼろぼろの格好は、『功名が辻』と『篤姫』を思わせる
牢のシーンが『西郷どん』のジョン万次郎の投獄シーンに似ている

こういうところでしょうか。

一応最初の方はあらすじと感想の投稿を予定しています。
しかし、一昨年昨年と途中でやめてしまったこともあり、今年も展開次第ではどうなるか不明です。

飲み物-カクテルとオイルランプ
[ 2021/02/15 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『麒麟がくる』が終わって-2

先日の続きです。

まず『麒麟がくる』の最終回、最後の方だけちらりと観たのですが、案の定というか、本能寺の変の後がすべて省略されていました。本来光秀を主人公にするのであれば、本能寺の変の後にもうひとつのドラマがあるわけです。言うまでもなく山崎の戦いです。ただ戦いのみならずそれに至るまでの過程、中国大返しに始まり、細川や筒井順慶の裏切りなどを如何に描くかが脚本家の腕の見せ所でもあるわけですが、その部分が思い切り端折られていましたね。

ならばそのまま終わったかと言うと、さにあらず。これも予想しえたことですが、オリキャラの3人をやはり入れて来ましたか。どうにもこうにもこの大河は、この3人を見せるためのものだったのではないかと、そう邪推したくもなりますし、これが、如何にもファンタジー的に映るわけです。同じ脚本家の『太平記』では、ここまでオリキャラが出て来ることはまずなかったのですが…。『麒麟がくる』が、『太平記』の劣化コピーのようにも感じられる所以です。

あと、これも初めの方から感じてはいたことですが、やはり戦闘場面が取ってつけた感じがあります。これに関しては第2回の『道三の罠』の感想で、こう書いています。

それと思うのですが、殺陣がどうも今一つです。そもそも雑兵の着物はまだしも、甲冑もやけに華々しいイメージがあるのですが、光秀や伝吾、さらにはその雑兵たちがいとも軽々と刀や槍を振り回していたり(そこまで軽いものではないと思いますが)、斬るというよりは刀を当ててみる感じだったり、一斉に矢を放ったところで相手にすべて当たったりと、ちょっとありえないような描かれ方になっています。何やら刀や槍を使ったアトラクション、あるいは懸り太鼓のBGVのようにも見えてしまいます。懸り太鼓や退き鉦などが出て来るのはいいのですが、そういう部分と、この戦闘シーンのいわば軽さとが、どうも噛み合っていない感もあります。ああいうのも、受信料でやっているのですけどね。

この最終回に関しては賞賛の声もありましたが、もちろん批判的な声も見られました。
本能寺後のシーンのカットの是非、内容が薄っぺらい、さらにはプロデューサーと脚本家の自己満足で終わった大河という声もあり、私もこれらの意見に同意です。誰でも今一つ馴染めなかった、好きになれなかった大河の場合は、制作陣の自己満足に終わったという印象を抱きがちですが、この作品はそれに加えて、戦国らしさがあまり感じられませんでした。

尚先日、視聴率についても書いています。
2000年代と比べてみると、戦国大河は5パーセントほど下がっています。余談になりますが、2000年代でもあまり数字を取れていない作品はあり、『風林火山』などはその一例です。私としては、この作品は登場人物のキャラが立っていてかなり面白く、その数字の低さはちょっと意外でしたが、こういう戦国らしさを生々しく感じさせる作品より、多少無難な感じの夫婦大河の方が、やはり数字を取れるのでしょうか。

それとやはり先日ですが、録画がない時代の大河についてこう書いています。

かなり前のは映像そのものが殆どない、またビデオが普及していないなどで、同じ大河をリピートして観ることができず、それも評価に影響しているのではないでしょうか。

要は映像を繰り返し観ていると、素人でもドラマの掘り下げ方がかなり理解できるようになるのですが、録画やVHS、DVDが存在しない時代は、そういう観方は不可能です。その当時を知る人の話によると、その頃は観方ももう少し緩かったようで、史実に関してもそううるさくなかったようです。
無論歴史に詳しい人はその当時もいたと思われますが、恐らく多くの視聴者は、原作となっている小説と照らし合わせていたのでしょう。本来フィクションであるはずの小説、そしてそれをベースにした大河を、ある程度は事実と受け止めていた人もいたのかもしれません。
ちなみに、ガイドブックが登場したのは1970年代後半のようで、その頃から徐々にビデオデッキも普及するようになり、大河を様々な視点から、多角的に捉えるようになったと言えそうです。

それから『青天を衝け』ですが、
『あさが来た』の五代様
『西郷どん』の小松様
この両名の出演が決まりました。
詳しくは明日アップする予定です。
(この項続く)

飲み物-ホットカフェオレ
[ 2021/02/10 00:00 ] 大河ドラマ 麒麟がくる | TB(-) | CM(0)

『麒麟がくる』が終わって-1

ここのところ『きのう何食べた?』関連投稿がメインになっていますが、今回は『麒麟がくる』が終わったばかりということで、大河関連です。

まず数字の話になりますが、この『麒麟がくる』、最終回はリアルタイム視聴率が18.4パーセントでしたが、年間平均視聴率は14.35パーセントとなっています。
これまでは『軍師官兵衛』が男性主人公の戦国大河のワーストでしたが、それを1パーセント以上下回り、戦国大河ワースト2位、男性が主人公の戦国大河ではワースト記録となりました。

歴代大河視聴率ワースト10、()内は放送年と関東地方の平均視聴率。
視聴率は小数点以下0切り捨て、2000年以前の作品は小数点一桁まで。

  1. いだてん(2019、8.17)
  2. 花燃ゆ(2015、12.00)
  3. 平清盛(2012、12.01)
  4. 西郷どん(2018、12.72)
  5. おんな城主 直虎(2017、12.8)
  6. 花の乱(1994、14.1)
  7. 麒麟がくる(2020-21、14.35)
  8. 竜馬がゆく(1968、14.5)
  9. 八重の桜(2013、14.58)
  10. 軍師官兵衛(2014、15.84)

放送開始が遅れたこと、コロナ禍で放送が休止の時期があったことも災いしたのでしょうが、それだけとは言えない事情もあります。何よりも、近年とみにリアルタイム視聴率は下がっています。これには以下のような理由がありそうです。

まずBSで先行放送されるようになったため、そちらを先に観て、本放送時には民放を観たり、TV視聴以外のことをしていたりするというケースが挙げられます。
元々BS放送は本放送後だったのですが、『江~姫たちの戦国~』が放送された2011年の4月からBS放送先行となり、2010年代からリアルタイム視聴率が下がった一因となったと思われます。固定ファンがつきそうな、三谷幸喜氏の『真田丸』のみ何とか数字を取れましたが、それでも『江』よりも低かったのです。NHKも視聴率を考えるのであれば、みすみすリアルタイムの数字を下げるような先行放送はやめるべきでしょう。また視聴率がいい時は嬉しそうにする一方で、悪い時は公共放送だからと言ってみたり、これではダブスタもいいところです。

それから、やはり大河を昔から観ている、TVを観ているという人々が減って来ており、それが数字に響いているのは否定できません。
尚内容に関してですが、今の方が一概に悪いとも言えないかと思います。昔も今もいい作品もあれば、そうでない作品もあったと取るべきですが、昔はネットがないため、評価を可視化できる手段が少なく、そのため大河はすべてよかったとされていた感がなきにしもあらずです。
またかなり前のは映像そのものが殆どない、またビデオが普及していないなどで、同じ大河をリピートして観ることができず、それも評価に影響しているのではないでしょうか。

尚制作統括の落合プロデューサーですが、
「全ての回を制作・放送することができて感無量の思いです」
とコメントしています。しかしながら、このコメントには肝心な点が抜け落ちています。今回はコロナ禍により、例外的に休止期間を挟んで、2年間にわたっての放送となりました。
ならば、休止後に再開された後も観続けた視聴者に対して、何か一言あってしかるべきだったのではないでしょうか。くどいようですが、大河はその視聴者の受信料で作られているのです。このコメントは、単に制作サイドとしての意見でしかありません。

あとメディアによっては「『いだてん』から好転」とありますが、いくら何でも男性主人公の戦国大河と『いだてん』を同列に論じるのは噴飯物です。

しかし先日の放送分、最後のところだけ観たのですが、あれではまるでファンタジーです。内容に関してはまた改めて。
(この項続く)

飲み物-エールと暖炉の火
[ 2021/02/09 00:00 ] 大河ドラマ 麒麟がくる | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、BSで再放送中の『太平記』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも再来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出しました。これを機に、今後さらに上を目指してほしいものです。そのためにも、国内のラグビーの変化に期待したいと思います。

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