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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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西郷どんの歴史的背景24-坂本龍馬と亀山社中と薩長同盟

まず、このようなニュースがあります。

坂本龍馬の花押原本、全国初公開 現存は唯一、福井県で9月展示
(福井新聞)

展示期間は9月22日から11月4日までとなっています。お近くにお住まいの方、龍馬の花押を見てみたいという方は是非。

第31回では坂本龍馬が、海軍操練所の閉鎖に伴い薩摩へ行くことになります。これは勝が阿部正外によく思われておらず、また不祥事もあったのが原因でした。勝が謹慎ということから、大体それが察せられます。さて龍馬は薩英戦争の損失を受けて自らのビジネスの話に乗り出し、彼の「カンパニー」亀山社中に、薩摩藩から出資させることになります。ここの長崎での拠点は、『龍馬伝』でお馴染みの、あの小曽根家に置かれていました。『仁ーJINー』では、長崎へ向かった仁が龍馬と会い、武器密輸をしているところを目撃します。長州は朝敵ゆえ、自分たちが武器買い付けを行っていること、亀山社中でペニシリンを扱えないかと仁に頼むところ、そして、仁から健康保険の話を聞いて、それに賛同するシーンなどがあの回で登場します。

長州はこの前年の暮れ、高杉晋作による功山寺決起があり、俗論党政権から再び討幕派が主導権を握るようになっていました。しかし一方でこの時期、薩摩と長州はまだ犬猿の仲でした。よくいわれる「薩奸會賊」、つまり禁門の変で敵対した薩摩と会津をののしる言葉はこの当時流行し、長州ではこの四文字を下駄の底に書いて踏みつけたそうです。そんな中、坂本龍馬と中岡慎太郎という2人の土佐人が、あるいはビジネスとの兼ね合いもあり、この両者を結び付けようとしていました。しかし西郷吉之助は下関に現れず、これで両者の結びつきは遠のいたかに見えました。また孝明天皇が勅許を出さず、長州征伐の危機もひとまずは遠のきます。またその後長州藩から、おおっぴらには購入できないため、薩摩藩名義での武器の発注があり、その代わりに薩摩へ長州から米が送られて、和解への第一歩が踏み出されるに至ります。

ところで薩長同盟は龍馬が斡旋したとなっていますが、薩長同盟を事実上根回ししたのは、大村藩士の渡邊昇とされています。その他にも、実際龍馬がどこまで歴史に関わったかには研究者により様々なようです。そしてこの年の9月には、大久保一蔵が「非義勅命は勅命にあらず」を記した書簡を長州へ送り、これで、長州が再度幕府に攻められても、薩摩は幕府軍を応援しないことが決定しています。そして話が前後しますが、薩長の同盟締結直後、寺田屋に宿泊していた龍馬はお龍から、伏見奉行所の捕り手が来ていると知らせを受け、手を斬られたために薩摩藩邸に助けを求めます。この傷が意外に深く、その年の3月にお龍を伴って再び薩摩を訪れ、霧島温泉で療養します。これが日本最初の新婚旅行といわれていますが、小松帯刀などのように、その前に新婚旅行と呼べる旅をした人もいます。

飲み物ウイスキー
[ 2018/08/26 01:15 ] 大河ドラマ 西郷どん | TB(-) | CM(0)

西郷どん第11回「斉彬暗殺」

篤姫の輿入れが決まりましたが、「不幸になるだろう」と言った斉彬の言葉を吉之助は悟ります。その一方で虎寿丸の不審死、斉彬の重患が続き、また不審な人物が背後にいることを危惧するようになります。

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篤姫は将軍家定への輿入れが決まった。しかしこの家定は話を聞いている最中に、外の木に止まっている烏に手を振ったりするなど、どこか奇妙な態度を見せる人物だった。しかも斉彬は江戸城の廊下で、井伊直弼とでくわす。この井伊直弼は南紀派で、継承者として正統的な血筋である徳川慶福(家茂)を推し、一橋慶喜を推す斉彬や松平慶永とは反目し合っていた。井伊は、外様大名である斉彬が次期将軍の舅となるとは、恐ろしいのは異国の船だけではござらぬと言い、お体お大事にと言い残して去って行く。

その頃芝の薩摩藩邸では、斉彬の嫡男虎寿丸が、吉之助と相撲を取った後に倒れ、その後息を引き取った。これで斉彬は5人の子を失ったことになるが、悲しみに暮れている暇はなかった。慶喜擁立のことで松平や水戸徳川家といった同志と会うことになっていたのである。また産業の近代化を目指す集成館事業を起ち上げ、大砲作りなど軍備の近代化にも余念がなかった。

その一方で藩士たちは、虎寿丸の死はまたも由羅の仕業という噂が流れていたが、吉之助は誰かがそれを聞いていたことに気づく。また、高輪の藩邸で斉興と暮らしていたお由羅も、その噂にうんざりしていた。この件は薩摩に知らされ、藩士たちはやり場のない怒りを覚えるが、大久保正助はまだその時ではないと彼らを諫める。そんな正助は、城内の記録所で、宝島事件の記録を探すように命じられる。

これは文政7(1824)年に、薩摩藩とイギリスの間で起きた紛争で、久光がこれを見たがっていると言う。いざという時に備えてのことだが、正助は久光に虎寿丸急逝と、お由羅騒動の再現を危惧している旨を伝え、これ以上血を流さないために、立ち上がってくれと頼み込む。しかし正助は、自分の名は名乗らず、藩士一同の思いであるとしておいた。

芝の薩摩藩邸では、徳川斉昭・一橋慶喜父子と松平慶永を招いての宴が開かれていた。慶喜を除く三名の間では、慶喜を次期将軍にという暗黙の了解があった。また篤姫は御台所になるものの、家定との間の子は無理であるとされ、吉之助は「不幸になる」の言葉の意味を悟る。しかし慶喜は将軍への思いなどこれっぽちもなく、まして子が亡くなった時に祝杯を上げることにも不快の念を示し、その場を去って磯田屋へ向かってしまう。しかも宴の後斉彬は倒れ、三日間人事不省となる。吉之助は水垢離をするとともに不動明王に祈り、また厨房を覗いて、毒が盛られたのではと疑う。

斉彬は医者から止められていたにもかかわらず、再び事業の近代化のための仕事を再開していた。そこで吉之助は、斉彬の膳から魚の切り身を紙に包んで懐へ入れ、食事に箸をつけないようにと念を押す。そして磯田屋へ向かい、無事に左内と会うことができた吉之助は、その魚の切り身にヒ素が混入されていたことを知る。同席していたヒー様こと慶喜は、このようなこともある、政など数寄者のやることだと言い捨てて去って行く。その時何かの気配を感じた吉之助は襖を開け、面をかぶった男を見つける。酔っぱらっているように見せかけていたが、酒の匂いがしなかった。

吉之助は左内を人質にしようとしたその男を追うが、見失ってしまう。これは斉興の仕業ではないかと思った吉之助は高輪の屋敷へ行くが、証拠が何一つないことから、逆に斉興に出入り禁止を言い渡されてしまい、また、斉彬を憎んでいる者は大勢いるとも言われてしまう。その後藩邸に戻った吉之助は、人払いをした斉彬から大馬鹿者と折檻される。斉彬は吉之助が高輪に行ったことを知っており、自分には命に代えてもやらねばならないことがある、お前も自分と同じ大馬鹿者だからそばに置いた、お前も俺のために命を捨てられるだろうと、吉之助を戒める。

そして彦根藩邸では井伊直弼が、懐刀といえる長野主膳から、斉彬が持ち直したこと、あちこちから命を狙われていることを聞く。また慶喜が磯田屋の上客であることも長野は伝えた。その長野の背後には、磯田屋で面をかぶって左内を襲った、あの男が座っていた。

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磯田屋の件の後、如何にも吉之助らしく、証拠も何もないままいきなり高輪の斉興を訪ねてしまいます。彼にとって斉彬の敵=斉興である以上仕方ないともいえますが、ここで斉興とお由羅に借りを作ってしまった感じです。それにしてもヒ素を入れた件ですが、これはよほど身のまわりにいる人物でないと難しそうです。井伊直弼がその前に、お体お大事にと意味ありげな言葉を口にしていますが、これは後々明らかになるのでしょうか。ちなみにヒ素、あるいは遊郭での医者といえば、かの『JIN-仁-』を思い出させます。

それから記録所での、正助と久光の出会い、恐らくこれが後々意味を持つことになりそうです。正助は吉之助と違い、腹芸が使えたこと、久光といい関係を保てたことなどが、後の人生に大きく影響することになるわけで、また久光は正助を重用したものの、吉之助は嫌っていたというのが、維新後この2人を大きく隔てる一因にもなります。ところでこの宝島事件、現在の十島村で起こったものですが、イギリス兵が牛を盗んで行ったということは、その当時の食糧はまだそこまで缶詰が普及しておらず、動物をそのまま積み込んでいたということでしょう。

しかし、長野主膳役は誰だろうと思っていたのですが、「ピルイーター」でしたか(笑)。『相棒』では特命を監視、こちらでは島津&水戸&越前を監視というわけですね。

[ 2018/03/20 00:30 ] 大河ドラマ 西郷どん | TB(-) | CM(0)

正月時代劇『風雲児たち~蘭学革命(れぼりゅうし)篇~』その1

さて今年の正月時代劇です。90分ドラマで長めですので、2つに分けて投稿します。まず前野良沢が、長崎から『ターフェル・アナトミア』を持ち帰り、腑分けを実際に見て、翻訳作業を行うところまでです。

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寛政4(1792年)11月。杉田玄白は、還暦を迎えた。弟子や医師仲間が杉田邸の祝宴に押し掛けていたが、玄白は一人邸内の洋間に籠り、ポットからカップに茶を注いで啜っていた。玄白は、ある人物が来るのを待ちわびていた。

それより20年ほど前、中津藩藩医の前野良沢は百日の長崎遊学を終え、江戸に戻っていた。久々に会う妻子に土産を渡すが、良沢はそれ以外にも大きな買物をしていた。それは蘭仏辞典であり、さらに『ターフェルアナトミア』であった。今まで見た医学本とはあまりに違う内容であり、事実であるかどうかを確かめるべく、小浜藩藩医杉田玄白と腑分けに立ち会うことにした。杉田玄白もこのターフェルアナトミアを江戸で購入していた。さらに玄白の後輩で、やはり小浜藩藩医の中川淳庵も腑分けに立ち会って、骨ヶ原の刑場へ出かけた3人は、その場でターフェルアナトミアの記述こそが、正しいという事実を思い知らされることになる。

3人はこの本を日本語訳してみることにした。しかし3人ともオランダ語をあまり知らず、玄白に至っては殆ど知らない有様だった。玄白は多才で知られる平賀源内に依頼しようと思い、淳庵を連れて出かけたが、その途中、道端にひれ伏する奇妙な男を見かけた。それは尊王思想を高く掲げる高山彦九郎だった。2人は源内に会うが、この男は天才肌の風変わりな人間で、さらには、オランダ語をさほどに知っているようでもなかった。玄白と淳庵は結局、蘭仏辞典や単語帳、良沢の留学ノート、更にターフェルアナトミアの絵図を手掛かりに、4日に一度前野家に集合して翻訳を進め、わからない単語には轡十文字の印をつけておくことにした。

その後、奥医師で唯一の蘭方医である、桂川甫三の子甫周が参加した。この男は翻訳作業に熱心というよりは、ターフェルアナトミアの女性の裸図に気を取られていたが、時折役に立つことも口にした。彼らは単語を一つ訳するにも試行錯誤を繰り返し、わかった時は大喜びだった。翻訳作業を始めて1年ほど経った頃、良沢の長女富士子が、急な高熱で世を去った。側にいてくれと頼む妻珉子に、死んだ者の対処はできないと答える良沢。しかし途中で別棟の書斎に行き、一人笛(一夜剪)を奏でるのであった。その後も彼らの、試行錯誤状態の翻訳作業は進められていった。

翻訳がある程度進んだ段階で下訳を作り、それを玄白が漢文に直して行くようになった。そしていよいよ最終章の翻訳へ進んで行った。その頃玄白と淳庵は再び源内に街中で会った。源内はこれから秩父の鉱山開発に行くと言い、本のことなら、田沼意次と知り合いだから、口を利いてやってもいいと言い残して去って行った。しかしその当時、『紅毛談』(おらんだばなし)という本が発禁になっっていた。また街中で出会った医師仲間で仙台藩医の工藤平助も、発禁にならないよう気をつけるように言い、自分は北の守りのために、オロシヤ国の話を書くと息巻いていた。そちらの方が危ないのではないかと思う玄白と淳庵。

良沢は、そのようなことを恐れて何ができると言った。また玄白は漢方の多い奥医師に妨害されないよう、桂川甫周の父甫三にも根回しをしておいたが、甫周は周囲に流されやすい父に不安を抱いていた。案の定、奥医師が差し向けたと思われる刺客が二人を襲ったが、そこへ剣の腕が立つ武士が現れ、峰打ちですべてを倒した。この武士は仙台藩士林子平で、後に海防の大事さを説いた『海国兵談』をものすることになる。

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全体としては面白いドラマでした。まず冒頭に、これは大河ドラマではないので、時代考証がいい加減という「おことわり」が出て来ますが、大河も果たして時代考証がきちんと出来ているのかどうか、結構怪しい物もあります。

それにしてもきちんとした辞書なしでの、しかも専門書の翻訳というのは、かなり難しいというか、かなり無謀にも見えますし、そういう作業の中だからこそ、かの(事実ではない)フルヘッヘンドの話が生まれた可能性もあります。無論単語の意味を辿るので、四苦八苦したのは事実のようです。桂川甫周が、何かといえば女性の裸体画に目が行きがちなのに笑いましたが、おかげで思わぬ発見をした辺り、なかなか侮れないようです。

ところでその桂川甫周の父、甫三ですが、奥医師唯一の蘭方医でした。奥医師は漢方中心であるため、必然的に漢方VS蘭方の対立が起きやすくもありました。江戸で種痘の普及が遅れたのは、奥医師が妨害したともいわれています。しかし医学館に関しての描写が、何も出て来なかったのが惜しい。かの『JIN-仁-』にも登場したあの医学館ですから、時間的制約があったとはいえ、その辺も出してほしかったものです。

このドラマというか原作というか、平賀源内や杉田玄白、前野良沢を描いていることもあり、かつてNHKで「〇曜時代劇」(現・土曜時代ドラマ)枠で放送された『天下御免』『天下堂々』を思わせるという声もあります。そもそも後者が前者の続編的な意味合いもあり、『風雲児たち』でいえば、この蘭学革命篇と、蛮社の獄の巻のような関係です。というかこの2つ、DVDもなくじっくり観られないため、どのような共通項があるかは、どうもわかりづらいのです。

ところでこの2つの時代劇ですが、ウィキを見ていて発見したことがありました。どちらのサブタイも「北西に進路を取れ」、「それでも地球は動いてる」(天下御免)とか、あるいは「闇の男は二度死ぬ」、「襟裳の春は何もない」、「誰がために太鼓はなる」(天下堂々)などなど、かの『おんな城主 直虎』のサブタイを彷彿とさせるものがあります。興味のある方は一度ウィキにアクセスしてみてください。無論こちらの2作品の方は、内容とかなり関わりがあったのかもしれませんが。

[ 2018/01/03 08:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)

真田丸あれこれ その10

それでは今回も、『真田丸』のあれこれについて書きたいと思います。まずOPですが、今回から撮影協力のクレジットに「岡山県高梁市」が追加されています。これはなぜかといいますと、タイトルバックに登場するお城、あれが岡山にある高梁城だからです。中世の城の様子をとどめているということで、採用が決まったらしいです。尚六連銭の紋はCG処理、門と内部の様子は松代城のものです。

そして北条氏政を演じている高嶋政伸さんに関して、こういう記事がありました。

『真田丸』での怪演も話題 “好青年”イメージ覆した高嶋政伸の境地

実際この北条氏政には、他の大河作品の氏政に比べると、どこか怪しくて悪そうな雰囲気が漂っています。そもそも他の主要キャラもひとくせありそうな雰囲気(上杉景勝は除いていいかも)ですから、それに負けず劣らずのこの曲者風な描き方がなかなかよろしい。

ところで北条氏政といえば、いつも高価そうなお菓子を食べています。その中の1つに金平糖があります。この金平糖を、機嫌がよくない時にはわしづかみにして、ばりばり音を立てて食べていますが、その様子が『相棒』のピルイーター、大河内監察官を連想させてしまいます。これは、氏政の側近の板部岡江雪斎を演じているのが、「ヒマ課長」の山西惇さんということもあるのでしょう。

一方真田父子は囲炉裏端で胡桃を割って食するという、実に質素な生活を送っています。質素といえば、真田家は普段の食事には木の食器を使っています。これも、北条や徳川が如何にも高価そうな漆器を使っているのとは、かなりの違いがありますが、しかしその方が真田らしい印象があります。またその真田が、遥かに自分よりも上の存在である徳川を口説いて、対徳川の城を築いたというのは結構痛快な話でもあります。

きりと梅については先日の分で触れましたが、結構きりも何だかんだと言いつつ、堀田家の飲み会に加わっていますし、また祝言の席も無礼講のような感じで、「一緒に飲もうよ」と誘われたりもしています。尤もあの時外に出たばかりに、大変なものを見る破目になってしまうのですが。しかしやはり彼女は不思議ちゃんというか、異端児的な存在ではあるようです。『JIN ー仁ー』で、幕末にタイムスリップした仁が、その時代に何とか合わせようとして、どこかぎこちなく振舞いますが、あのぎこちなさに何かしら似たものを彼女に見ることができます。

この祝言の宴席で、新郎新婦から酒をついでもらっているとり=婆様がウインクをするところが印象的です。これもパペットホームズに似たようなシーンがありました。また、義姉上が雁金踊りをしている時、それに合わせて上半身を動かしているのも何だかかわいらしい。

そして今回のもう1つのハイライトの、室賀正武暗殺シーン。「暗殺請負人」出浦昌相の、隙のない動きもまた注目に値するものでした。室賀さんの「ラストこわっぱ」を聞いてみたかった気もしますが、この人の「こわっぱ」は、確たるものがある時にのみ出るもので、既に信幸に鰻=浜松の話を振られた、つまり隠し事がそれとなく発覚した時点で無しでしたから、今回はちょっと望めないかなと思いました。信幸の回想か何かで出て来るといいのですが。

次回は徳川四人衆と上杉主従がまた登場しますね。この面々がこの時点で出て来ると、いよいよ上田合戦です。
飲み物-お洒落なランプとウイスキーグラス
[ 2016/03/27 00:55 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)

昔の大河ドラマを観てみると 続き

前回の続きですが、CSの時代劇専門チャンネルで、1974年の『勝海舟』の総集編を放送していました。生憎第一部を観損ねたのですが、第二部は録画でどうにか観ることができました。画面は結構きれいなので、リマスターされているのかもしれません。

これもまた如何にも70年代の大河で、勝海舟に松方弘樹さん、坂本龍馬が藤岡弘さん(当時はまだ「、」はついていませんでした)です。しかし本多平八郎若いなあ(笑)。この当時藤岡さんは28位でしょうか。そして岡田以蔵役は萩原健一さん、西郷隆盛に中村富十郎さん、徳川慶喜に津川雅彦さんです。

この大河は子母沢寛著『勝海舟』が原作になっています。OPの勇壮な音楽は冨田勲さんの手になるものです。そして脚本は倉本聡さんですが、原作の時点で多少アレンジがあるようで、龍馬や以蔵がかなり勝家に出入りしているという設定ですが、とりわけ勝の江戸弁と、龍馬の土佐弁の掛け合いがなかなかよろしい。

そして龍馬が適度に汚れた感じなのもいいです。『JIN -仁-』の内野さんの龍馬に近いものがあります。考えてみれば今回はその内野さんが徳川家康で、藤岡さんが本多平八郎忠勝ですから、龍馬を演じたことのある俳優さん同士が、主従の役になっています。それに『龍馬伝』で容堂公を演じた近藤正臣さんが絡むのも面白い。

他にも創作部分も結構あって、たとえばこの龍馬が暗殺された時にピストルをぶっ放すなどという展開になっていますし、また勝家の女性たちと脱藩浪人たちがやり取りしていたり、後の新選組が雪の中を京に向かうシーンも出て来ます。結構昔のものでも、というか、昔の作品は特に原作の縛りを受けることもあって、予想外に創作と思しき部分がありますし、またそれが無ければドラマとしては成り立たないでしょう。そして大政奉還という言葉がかなり早くから登場しています。これは勝や、松平春嶽などの一部開明派の大名によって唱えられていましたが、実現するのはかなり後になります。

それと勝の愛人、久もよく顔を見せます。この久を演じているのが大原麗子さんです。70年代当時はスタジオ撮影が中心でしたが、幕末の江戸の様子はかなり再現されていて、追いつめられる幕府、無血開城に至るまでのいきさつと勝の苦悩も描かれています。この幕末描写路線が、3年後の『花神』にもつながっていると思われます。

飲み物-赤ワイン
 
[ 2016/03/04 01:25 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『風林火山』と北条氏と貨幣制度

さて、『花燃ゆ』とは違って「男の大河」である『風林火山』、DVDを観続けていよいよ終盤の川中島まで来ました。この大河では、最後の3話がこの川中島エピソードです。無論この一連の川中島の戦いは歴史に残るものとなり、騎馬戦にも採り入れられたのですが、これがあったがために、武田信玄はついに天下人とはなれませんでした。「越後の龍」がいなければ、あっさり今川も織田も下して、京に上ることも夢ではなかったはずです。ただし今日に上ったら上ったで、朝廷や公家への働きかけ、また琵琶湖の水上利権などで色々あったでしょうし、織田信長のような斬新な方法で天下を取ることも恐らくはなかったでしょうが。

ところで信玄は今川、(後)北条と三国同盟を結んでいました。この同盟も不安定なもので、後に駿河が武田領になるに及んで消滅しています。後に甲信越の国々でいくつか同盟が結ばれましたが、北条氏はそれには関与せずに関東一円を切り従え、八王子にも支城を持つ大大名となりました。しかし、天正17年(1589年)の、真田氏の城である名胡桃(なぐるみ)城占領により豊臣秀吉の介入を招き、いわゆる小田原攻めが行われます。これによって戦国大名としての北条氏の権威は失墜しますが、後に江戸幕府で大名として復活します。この名胡桃城攻めは『真田太平記』でも登場しましたし、恐らく『真田丸』でも描かれるでしょう。ちなみに『風林火山』の頃、北条氏は河越城の戦いにも参戦し、この戦いが後に長尾景虎に上杉の名跡を継がせるに至ります。川(河)越というと、『JIN -仁-』で、藩主の奥方の手術をしたというエピソードがありますが、この時は松平家の統治下にありました。

『風林火山』の論功行賞では、金子を受け取る場面が登場します。その当時は規格も決まっておらず、金の小さな塊を沢山もらっているという表現がぴったりくるのですが、個人的に、パペットホームズ「愉快な四人組の冒険」で、ワトソンが、パイクに塗り薬の代金として支払った金貨を思い出してしまいます。また江戸時代の貨幣は両-分-朱-糸目の四進法制度ですが、これは武田氏の貨幣制度が採用されています。糸目はその後「金に糸目をつけない」のもととなりました。

飲み物-バーのラテフロート 
[ 2015/12/09 01:10 ] 大河ドラマ 風林火山 | TB(-) | CM(0)

花燃ゆ-21 短すぎる「池田屋事件」

池田屋事件を売り物にしていた第24回ですが、実際観たところ、これが正味1分間あるかないかでがっかりです。なにゆえここまで殺陣や戦闘シーンを嫌うのでしょうか。その理由を知りたいものです。本来幕末とくれば、戦闘シーン目白押しのはず、なのですが…。しかも宮部鼎蔵の階段からの落下(池田屋の描写でのお約束)なし、新選組に向かって「いずれ君たちの時代も終わる」と説くところもなし。何よりも、吉田稔麿は本来早い時間に斬られていたはずなのですが、一旦藩邸に行こうとしたという設定で、かなり後で斬られている始末。ついでながら、沖田総司の喀血もなし、まさにないないづくしの感がありました。

というよりも、本来10分ほどかけて描かれるべき池田屋事件を、1分そこそこで描く方が無理があるといわざるをえないのです。ちなみにこの大河では、あれだけ松陰を前面に出した割には、宮部と松陰の交流、特に奥羽への旅が描かれていませんでした。そして高杉晋作が、脱藩の罪で野山獄に入れられます。しかし「先生を慕うてようやく野山獄」の句はまだ披露されていません。何よりも不思議なのは、まず高須久子が現れ、次に文が手紙を持ってくることです。こういう場合、奥さんが一番最初に来るのではないかと思うのですが。身重の雅夫人が現れるのは、文が手紙を渡した後です。

なぜこうも文があちこちに出没するのかもよくわからないのですが、さらにわからないのが、小田村伊之助がトーマス・グラバーに会うという設定になっていることです。当たり前ですが、実際の小田村伊之助はこのようなことはしていません。(「仁先生」は会って、おまけに手術までしていますが)これで話が盛り上がるのならそれでもよしとするのですが、どうにも無理やり感が拭えません。ところで桂小五郎がやっと登場しましたが、これも申分程度です。本来高杉、久坂と同じくらいの登場回数があっていいはずなのですが。

しかも、久坂と文がよもやま話をする場面だけは相変わらず長いです。養子にしたもののなかなか懐いてくれない久米次郎と、ようやく親子3人水入らずの場面はまだわかりますが、こういう夫婦の会話的な部分に時間が割かれすぎです。池田屋を端折ってまで、こういうのを流すべきなのでしょうか。しかも久坂が「握り飯を握って、つつがのう暮らせるような…」などというのはどうにも苦笑物です。何とかして「お握り」出したいのでしょうが、如何にも話が小さすぎて、これが幕末の、そのうねりの中にある情景とはとても信じがたいのです。

これは、脚本家の方々には悪いのですが、どう見ても脚本担当の人選ミスの感があります。あと文が、武家育ちとは思えないほどすぐ泣く。そのため、物語がそこでリセットされている感があり、それもどこか流れが寸断されている一因でしょう。それと参預会議、これがまたあっけない終わり方でした。こういうのを丁寧に描かないというのも、脚本、ひいては制作サイドの未熟さが感じられます。どぶろっくの2人が出ていたのはここの場面ですが、率直な話、やはり殿様という感じではありませんね。

しかしここまで殺陣軽視だと、蛤御門の変がどの程度描かれるのか、ちょっと心配です。

画像

[ 2015/06/22 21:13 ] 大河ドラマ 花燃ゆ | TB(-) | CM(0)

花燃ゆ番外編10-高橋英樹さんの番組

先日放送された、高橋英樹さんの井伊直弼に関する特別番組を再放送していたので、録画して観ました。高橋さんが、横浜、彦根、教徒と直弼ゆかりの地を回るというのが中心で、これは結構楽しめました。直弼直筆の恋文なども紹介されており、またそもそも、吉田松陰はこの人物を君主の鑑と尊敬していたことにも言及されていました。ただ正直に言ってしまえば、この番組で紹介されている内容は、本来はドラマそのものに盛り込まれるべきだったかと思われます。それとは別に、高橋さんの紀行番組を作るという方法でもよかったかと思います。彦根の井伊家御用達の和菓子店なども紹介されていて、ドラマの舞台を知るにはうってつけの番組であったのは事実です。

その一方で以前にも書きましたが、安政の大獄には将軍の跡目争いも絡んでいますが、それについて触れられていないのはやはり残念です。またドラマ本編の、直弼と松陰が差し向かいで話す場面も番組中に登場しましたが、これはやはりちょっと違和感があります。特にここで松陰は、直弼が自分に敵対する人物を拷問や死罪にしたことに不満を漏らしますが、これはやむを得ないことでもあったでしょう。実際、水戸や薩摩の工作で幕府は権威をないがしろにされ、しかも水戸藩士の鵜飼吉左衛門の書簡には、直弼暗殺をほのめかす記述があったことから、やはり死罪に処せられます。松陰も間部暗殺計画を黙っていれば、死罪は免れたかもしれなかったのですが。ところで松陰役の伊勢谷友介さんによれば、井伊直弼は「ゴジラ」とのこと。まあ、確かに威圧感はありそうです。

来週からは高杉晋作登場、そして坂本竜馬も登場で、いよいよ動乱期へと突入します。それに合わせて、もう少し動きのあるドラマ進行でいいのではないかとも思います。それからこの『花燃ゆ』で、小田村伊之助を演じている大沢たかおさん主演の映画『風に立つライオン』についても先日書きました。実はこれを観てから、『JIN -仁-』が頭から離れなくなり、DVDで見直すことにしました。実はこれ、リアルタイムで観たのは3回くらいですので、始めからちゃんと観るといった方が正しいでしょう。しかしこれも幕末が舞台ですが、手術という概念がまだ一般に普及していないため、一から教えなければならない一方で、自分が如何に先人の遺したものの恩恵を受けていたかを思う仁先生、なかなかいいですね。

飲み物-コーヒー

[ 2015/04/30 01:08 ] 大河ドラマ 花燃ゆ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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