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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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『鎌倉殿の13人』第18回「壇ノ浦で舞った男」あらすじと感想-1

第18回「壇ノ浦で舞った男」前半部分です。


義高の死後、大姫は気鬱になっていた。政子や実衣、そして全成は、義高が大姫の単なる遊び相手でなかったことを思い知る。実衣は、身内を失った子供たちを大勢世話している、八重の許へ大姫を連れて行く。しかし大姫は何事にも関心を示そうとはせず、八重が彼女を笑わせようと、自らの鼻の下に筆で髭を描いても無表情だった。八重は政子たちに、無理やり心の戸を開けようとすると余計閉じこもる、気長に行かなければと忠告する。

一ノ谷で敗戦を喫した平家は四国の屋島へ逃げる。頼朝はこれに対し、義経を四国へ、範頼を九州へやって平家の退路を断とうとする。しかし和田義盛や義時が加わった範頼軍は、九州へ向かうための船がなかなか集まらなかった。範頼軍の本陣周防国松崎天満宮では、兵糧が平家に奪われたという知らせが来ており、しかも義経が平家を抑えられず、義盛はうんざりしていた。

範頼も責任を感じていたが、そこへ三浦義村が現れる。義村は豊後の水軍を味方につけたのである。これで範頼軍は筑前に攻め込むことができた。その一方で摂津では、比企能員や畠山重忠がいる義経軍が、大しけで船を出せずにいた。そして梶原景時は船が逆進できるよう、舳先にも櫓をつけてはどうかと提案していた。しかし義経は、逃げるための道具などどうすると景時の案を一蹴し、あわや2人は対立しかける。

その義経は、今夜出陣という荒っぽい手段を考えていた。周囲は止めようとするが、坂東武者は腰抜けばかりと義経は取り合わない。そんな義経に景時が近づき、先ほどのことを謝って義経案に同意する。この風の中で船を出せば、3日かかる阿波まで半日で到着するのだった。自分のことをよくわかっているのはお前だけだと義経は言い、まず手勢のみを連れて船を出す。慎重を期す重忠は、あれだけの武人をここで失うのかと懸念するが、景時はこう答える。
「九郎義経が神に選ばれた男なら、必ず成し遂げる」

義経は5艘の船で奇襲をかけ、平家方は長門の彦島へと逃れて行った。その知らせを受けた頼朝は、義経が強すぎることを案じ、自分の後継者だと図に乗るのを恐れて、今後の総大将を景時に任せることにする。要は義経を本陣に控えさせるわけだが、義経はそれに応じようとしなかった。自分が戦のやり方を変えると主張する義経だが、景時は物の道理がわからぬ、大将の器ではないと言い、義経が景時につかみかかろうとするのを、三浦義澄が止める。

重忠と能員は義経を推す。結局義経が今まで通り軍を率いることになったが、これは義経を総大将の座に据えておくために、義経と景時が一芝居打ったのだった。この先どうするべきかとの問いに、幼い帝を救い、三種の神器を取り戻すことと景時は答える。戦に勝てば戻って来ると義経は考え、船の漕ぎ手を狙い、平家方の船を立ち往生させるという作戦に出る。そして元暦2年3月24日の朝を迎える。

源平の海戦が始まろうとしていた。範頼や義時らは船には乗らず、逃げて来る敵を捕らえる役目だった。敵軍を十分に引きつけた義経は、計画通りに漕ぎ手をまず射殺する作戦に出た。漕ぎ手は非戦闘員であると忠告されるも、自ら矢を放ち、矢を射ようとしない味方をも射殺しようとする。形勢は源氏に有利となり、義経は船を次々と飛び越えて、平家の兵から御座船の場所を聞き、近づこうとする。

しかしその船からは二位尼をはじめ、三種の神器を捧げた女性たちが登場し、やがて海中へと身を躍らせて行った。彼女たちに続いて、安徳天皇を抱いた按察局もいた。帝は局に抱かれて海中へと沈み、義経は声を上げる。
「嘘だろ…あ、やめろ~」
この様子に源氏の御家人たちは目を背けたり、あるいは手を合わせたりした。陸で見ていた義時も呆然とした表情を浮かべる。

その後義時は、平家の兵の死体や赤旗が打ち上げられた浜辺を歩いていた。そこへ義経が現れる。お見事にございましたと義時が声をかけると、策が当たったなと義経は答え、どことなく沈んだ表情の義時に、これは戦だ、勝たねば意味がない、討ち死にした者たちの命が無駄になると言い、戦死した宗時の命も無駄にならずに済んだぞと平然と言い放つ。

兄がこれを喜ぶかどうかわからないと答える義時に、義経は面白くなさそうだったが、やがて漕ぎ手は丁重に葬れと言い、義仲も平家も滅んでしまったと前置きしてこうも言った。
「この先私は誰と戦えばよいのか」


まず大姫関連のシーン、これは先日も書いていますが、せめて義高と一緒にいるシーンがもう少し紹介されていれば、彼女の喪失感を裏付けるものとして説得力が増したでしょう。それとやはり、八重の所に連れて行くのはちょっと唐突感がありますし、まして7歳なら手習いは既にやっているかと思いますので、なぜここで八重が字を書いてみせるのかということにもなりかねません。

一方範頼軍、義村が豊後の水軍緒方一族を味方につけ、やっと九州へ渡れることになりました。この緒方一族とは緒方惟栄(これよし)の一族と思われます。元々は平家方の宇佐氏と対立しており、そのため源氏軍に加わって、葦屋浦の戦いで平家軍を破っています。

一方で義経はしけの中船を出すという、暴挙とも取られかねない作戦に出るわけですが、これが功を奏して平家軍は屋島を離れ、彦島へ向かいます。しかし頼朝からは、今後は景時を総大将にとの文が届き、義経と景時は一芝居打って、結局義経は総大将のまま壇ノ浦へ乗り込むことになります。勝たなければならないこの戦で義経が提案したのは、兵ではない漕ぎ手を討つことで、源氏方有利に持ち込む作戦でした。

味方有利の中、帝と三種の神器を守るべく、平家の御座船に近づく義経ですが、三種の神器、そして安徳天皇も海中に没してしまいます。これは痛手でした。二位尼でなく、按察局が帝を抱いているのは『吾妻鏡』に基づいているためでしょう。しかし八艘飛びのシーンが出て来る割には、戦そのものの細かい描写はやはりなかったなと思います。尚同じ『吾妻鏡』によれば、平家は田之浦(今の北九州市門司区田野浦)に陣取ったとされています。田野浦といえば、『龍馬伝』の高杉晋作を思い出す方もいるでしょう。

さて義仲も討ち、平家も滅ぼした義経は、この先誰と戦えばよいのかと口にします。恐らく今後の敵は兄の頼朝であり、しかも勝ち目の見えない戦となりそうです。


飲み物-ボトルとコルクとワイン




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[ 2022/05/10 00:30 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』新キャスト第2弾発表

『どうする家康』新キャストの発表です。

【第2弾】2023年 大河ドラマ「どうする家康」新たな出演者発表!「チーム家康」──家康とともに“どうする?”と考え、困難を乗り越える!
(NHK ONLINE)

ベテランの俳優さんもいる一方で、家康の比較的若い時メイン(多分)のせいか、若手の俳優さん、大河が初めてという人もいます。今回発表のキャストは以下の通りです。(敬称略)

坂井忠次-大森南朋
本多忠勝-山田裕貴
榊原康政-杉野遥亮
井伊直政-板垣李光人
鳥居元忠-音尾琢真
大久保忠世-小手伸也
平岩親吉-岡部大
鳥居忠吉-イッセー尾形
於愛の方-広瀬アリス
服部半蔵/正成-山田孝之
石川数正-松重豊

井伊直政は「民部公子様」ですね。「女城主直虎によって大切に育てられた」とありますが、直虎はこの大河も登場するのでしょうか。それはいいのですが、もう草履投げのシーンはなくていいです。無論あれはあの大河の創作ですが、あのシーンのせいもあって、直政登場後は録画視聴になってしまったのですから。あと大森さんはやはり『龍馬伝』、松重さんは『八重の桜』のイメージが未だに強いです。松重さんの戦国大河出演は『毛利元就』以来ですね。

ところで若手中心というと、『花燃ゆ』とか『青天を衝け』のイメージがどうもダブります。ただ『青天を衝け』はいざ観てみるとそこそこ面白かったので、現時点では期待しています。こちらは主人公が家康なので、ナビゲーターとして徳川慶喜が登場するというのはありでしょうか。『葵 徳川三代』では、中村梅雀さんが扮する光圀公が狂言回し的な役どころでしたね。

ただあまり若い家康と家臣団メインだと、これは昨年もそうでしたが、老けメイクを工夫することになるでしょう。それと松平→徳川に絡んでくる他の大名家、側室たち、あるいは石田三成などのキャストはどうなるのでしょう。

あとやはり脚本が古沢氏なので、『ゴンゾウ 伝説の刑事』、『コンフィデンスマンJP』の出演者のキャスティングもありかも知れません。小手さんは、後者の方にレギュラーで出ていましたが。

飲み物-ロックグラスカクテル
[ 2022/04/17 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

武者さんのレビュー雑感と時代劇、そしてNHKのネット配信

『武将ジャパン』の大河コラム、今年は1度だけ休んだもののほぼ毎回見ています。しかしどうもこのコラム、または朝ドラ関連レビューにしても、武者さんが理想とする形にそぐわないものは悉く叩くようです。こういう好き嫌いベースで書かれた文章を、やはりレビューとは言わないでしょう。

これが個人サイトやブログなら、まだしもそれもありかと思います。しかし大河にしても朝ドラにしても、報酬を貰って書いているはすです。しかも往々にしてあるべきシーンを見逃していたり、実際にないシーンが登場したりで、本編をきちんと観ているのかと疑いたくもなります。

あとこれは今年の大河でとみに感じることですが、好きな作品だと言っても、どこか無理があるように見えます。本当に好きではないにせよ、自分の意に沿う描写、たとえば女性が活躍するなどのシーンが多ければ、好きだということにしておきたいのかも知れません-それもどうかなと思いますが。それと『八重の桜』後の、幕末明治大河がよくないと考えているようですが、私にしてみれば当の『八重の桜』も、それ以前の『龍馬伝』や『篤姫』も疑問に思う点はありました。

如何せん、ドラマをはじめとする映像作品、あるいはそれに出演する人たちへの評価はどうしても主観が入りがちです。だからこそ、個人レベルでないドラマ評は中立的な視点が必要なのですが、それどころか主観が入りまくりです。あと漢籍とか、全く本編と関係ない作品(ひところの大河コラムでの『ゲーム・オブ・スローンズ』、あるいは華流ドラマなど)を持ち込んだり、こういうことでマウントを取らない方がいいと思いますけどね。

そんなことをするくらいなら、せめて本放送を観た後録画をチェックして内容を把握し、中立的な視点から文章を書いてほしいものです。それから持論展開のために、大河や朝ドラをいわば出しにしている感もあります。大河コラムの最終ページなどは、正にその感があります。しかし何度も言いますが、個人のサイトやブログではないのですから、作品に無関係なことは控えるべきでしょう。

話が変わりますが、今BSプレミアムで『大岡越前』をやっているので観ています。個人的に『大岡越前』は好きでして、昔の作品をCSで観たこともあります。特に今の『大岡越前』は、中の人が同じということもあり、『刑事7人』の天樹悠を連想してしまいます。あと『鬼平犯科帳』や藤沢周平もの、あるいは『御宿かわせみ』なども好きな作品です。

如何にものメジャーな時代劇よりも、寧ろ私はこういうのが好みといえるかも知れません。ただし『鬼平』は。比較的メジャーと言えるでしょうし、あとこれもメジャー時代劇といえる必殺シリーズのうち、80年代に作られた『新・必殺仕事人』もいいなとは思います。三味線のお師匠さんが、糸で相手を絞め殺すシーンは印象的でした。ああいうのは一種の殺しの美学でしょう。

今時代劇をやらないのは、映画では時々作られてはいるものの、基本的にお金がかかるので、週一のドラマでは難しいのも一因であると言えそうです。それとTV全盛期に色々な時代劇が作られ、ネタが出尽くしたということもあるでしょうか。ただ今の刑事ドラマでもそうですが、捕物はやはり人気がありますし、それをベースにした作品は、今後も何らかの形で作られ続けるかと思われます。ところでこの『大岡越前』、5月から新シリーズが始まるようです。

それからNHK関連で1つ。4月22日から期間限定で、ネットで番組を配信する計画がありますが、それに関してこのような記事があります。

NHKのネット配信実証 テレビない世帯への受信料徴収は「現時点では考えていない」と金子総務相
これに関して受信料は、現時点では考えていないということですが、コメント欄には「そういう含んだ言い方するから勘ぐられる」「将来は(受信料徴収は)ありうるのか」などとあり、結局のところNHKが受信料欲しさに新手の策を打ち出した、そのように見られても仕方ないようです。配信を望まない世帯への送信打ち切りをますやり、職員の報酬を引き下げ、それでも足りない分は別の方法で補うのが、本来のやり方であるべきかとは思いますね。

飲み物-ミルクが注がれる紅茶
[ 2022/04/09 01:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河の続きそして『99.9-刑事専門弁護士-』

まず、大阪市のクリニックで起こった放火により、亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

先日から『黄金の日日』関連の投稿をしています。実はこの大河は、1度だけDVD完全版の一部を観た記憶があるのですが、当然ながら毎週連続して1話ずつという形ではなかったので、今回のようにコンスタントに視聴することで、色々見えて来た部分もあります。

この呂宋(納屋)助左衛門を主人公に持って来たのは新鮮ではありますが、やはり市井の人物である以上、半ばフィクション的な手法を採り入れざるを得ず、信長にしても秀吉にしても、彼らが天下人としてやって来たことをかなり端折ったところもあるわけで、その意味ではちょっと物足りなさを感じることもありました。無論、いつもいつも主人公が天下人というのも何なので、目先を変えてみたとも考えられます。

一方で、秀吉を権力欲に目がくらんだような描き方をしたのは、面白いと思います。助左衛門が敵対する相手ということもあり、ヒール的な印象があります、ただ秀吉をこれだけキャラが立つ人物としたのであれば、他の武将たちも、もうちょっと描きようがあるかとは思います。

石田三成の場合はどういう人物であるかが大体見えて来ますが、小西行長、高山右近などは、場合によっては助左衛門の引き立て役のようにも感じられます。元々行長は太田城の戦いで武勲を挙げていますし、彼自身も布教には熱心な人でした。また右近も、実は小田原征伐に参戦したといわれています。それとこれは先日書きましたが、助左衛門の周囲の女性たち、特に美緒や桔梗などの、助左衛門不在時の様子があまり描かれていないのはやはり残念です。

ところで未だ淀殿が出てこないのですが、そろそろ鶴松も生まれて、秀吉の野望がより一層鮮明になると思われます。前回でもちょっと出て来ましたが、唐入りもそろそろかと思われます。確かこれは、大坂の陣よりも前に最終回を迎えたはずなのですが、あと10回ちょっとですから、いくらかテンポを速める必要はあるでしょう。

大河といえば、やはり最近はバトンタッチがなくなりましたね。というか、あれは男女が交互に主人公となっていた、2010年代特有の物だったのでしょう。それ以前にも、それぞれの主役の顔合わせというのはあったようですが、舞台となった地の名産品を交換するのは、2010年代以降、『龍馬伝』の福山雅治さんと、『江~姫たちの戦国~』の上野樹里さんからだったと思います。

それから今日の『金スマ』、松本潤さんがゲストでした。普段この番組はあまり観ないのですが、今回は特別にということで、すべてとは行かないまでも、半分ちょっとほどは観られたのですが、この人は嵐のライブの演出にかなり関わっていたのですね。

あとかつて日曜劇場で放送された、映画『99.9-刑事専門弁護士-』が映画化され、もちろんそちらにも出演です。またその前夜、12月29日には映画公開前夜祭ということで、TBS系列でドラマが放送されます。詳しくは下記リンクをどうぞ。
(映画『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』公式サイト)
(TBSテレビ:『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』)

しかし、香川さんと西島さんといえば、あの『ダブルフェイス』を思い出します。あと西島さんは、最近は『きのう何食べた?』の、シロさんのイメージも強いです。それにしても香川さん、再来年の大河に出て貰えないものでしょうか。


飲み物-温かいカフェオレ
[ 2021/12/18 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

来年の大河は本当に期待できるのでしょうか?

毎年この時期になると、来年の大河はどうなるのだろうと考えてしまいます。元々私の場合、来年の大河が楽しみというのは意外に少なく、来年はちょっと不安だなとか、最初はあまり観たくないなということの方が、実は多かったのです。『龍馬伝』、『真田丸』あるいは『西郷どん』などはちょっと楽しみでしたが、寧ろこういうケースの方が例外であったと言ってもいいほどです。特に『いだてん』以降は、来年も何となく期待が持てないなという印象の方が強くなっています。

『麒麟がくる』の放送前は、それでもいくらか楽しみはありました。しかし帰蝶役の沢尻エリカさんが麻薬所持で逮捕、収録のやり直し、それによる放送開始の遅れなどから、やや出鼻をくじかれた感があります。そして始まってみると、衣装のあの色遣い、演出にどうも馴染めないなどで、結局コロナ禍での収録休止もあり、途中までで視聴をやめました。

今もその気持ちは変わりません。来年は三谷大河ではあるものの、『真田丸』の放送前のような高揚感がないのは、今年の『青天を衝け』が部分的とはいえ面白かったこと、さらには『真田丸』の終盤が今一つだったことがやはり挙げられます。無論時代設定も主人公も、出演者も違いますが、ああいう負のイメージはなかなか拭い切れないものです。

しかし数字が取れる大河となると、やはり戦国になるのでしょう。再来年、主人公が既に戦国物の常連である徳川家康で(幕末大河の今年でも家康公は登場しました)、主演が未だアイドルのイメージの松本潤さんであっても、戦国大河を準備しておくというのは、あるいは『鎌倉殿の13人』がうまく行かなかった時の保険の意味合いもあるのか、そう考えたくもなります。

また数字が取れた方がいいのか、取れなくても公共放送だから仕方ないと言い張るのか、その辺のNHKの曖昧さに関して過去何度も書いていますが、大河をやりたがる割に、大河に何を求めるべきなのかがはっきりしていません。思い切って、主人公をゲイ設定にするとか、今までやったことのない時代(近代を除く)を創作メインで持ってくるとか、方法はいくらでもあると思いますが。若いファンを取り込みたいけれど、結局高齢者の視聴が多く、中途半端に妥協せざるを得ないのでしょう。

ところで来年の主演の小栗旬さんが、味の素のほんだしのCMに出ていますが、この時の小栗さんの弟を神木隆之介さん、妹を杉咲花さんが演じています。小栗さんと神木さんといえば、どちらも子役の頃に大河である人物の少年時代、その後別の大河で、その人物が成長した姿を演じているという共通点があります。味の素はあるいはそれを意識したのでしょうか。


飲み物-ロックグラスカクテル
[ 2021/12/12 01:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』に足りない部分とは

先日の『青天を衝け』徒然の投稿関連で。主人公がどのような人物であるかによって、描き方が大きく異なるのは事実なのですが、しかしやはり歴史上の大きな事件などは、ドラマの中に盛り込んでしかるべきかと思います。それと連動させずに、主人公のビジネス関連の描写、人間関係ばかりが続くと、ちょっとこれは面白くないなと感じられてしまうものです。

この大河の場合、先日の分に書いたように、平岡円四郎が出て来るところなどは面白く感じられました。今後どのような展開になるか、それが期待されたためです。しかし禁門の変は、正直言ってちょっとおざなりな感がありましたし、大政奉還も、慶喜が誰に向かって話をしているのかがわからずじまいでした。幕末でしかも京が舞台であれば、もう少し描きようがあっただろうというのが偽らざる気持ちです。こういう部分が、どこか手抜きに感じられます。

かてて加えて、こういう歴史関係をドラマに盛り込まずツイッターで説明するのであれば、大河「ドラマ」を作る必要が果たしてあるのか、疑問に感じられます。脚本家がこういう事件、事変をドラマとして描けないのであれば、その人には今後大河を依頼するべきではないと思います。もし制作統括がそのようにさせているのであれば、それも大いに疑問です。

正直言ってこの大河の禁門の変なら、『花燃ゆ』の禁門の変の方が、多少おかしな部分はあったものの、よほど面白く感じられました-無論『花燃ゆ』の場合、主人公の夫の久坂玄瑞が、他の仲間といわば暴走してあの事件に走ったわけですから、ドラマの中に登場するのは当たり前ではありますが、この政変が、どのような経緯で進んで行ったかは一応理解できました。

また栄一の「いい人設定」、主人公は大体そのようになっているものですが、たとえば『西郷どん』の主人公の吉之助(隆盛)などは、民に寄り添う人物という点が重視されながらも、戊辰戦争では戦の鬼と化し、弟の信吾(従道)から非難されるところもあったのです。栄一の場合はそのような人物設定になっておらず、その意味で深みに欠ける嫌いがあります。

ところで先日の放送では、視聴率が14パーセントだったそうですが、これは以前にも書いたように、関東が舞台である以上当然だと思います。それでもやや低いかとは思われますが。いつも思うこととして、大河の主人公は出身地や活躍した場所が様々であるにも関わらず、すべて東京の視聴率しか発表されないのはなぜでしょうか。せめて関東と関西それぞれの数字、また主人公ゆかりの地の数字などを公表してしかるべきでしょう。

たとえば前出『西郷どん』は鹿児島では30パーセント、『軍師官兵衛』は福岡では25パーセント近い平均視聴率があったのですが、なぜそういう数字を公表しないのか甚だ疑問です。東京では数字が低めの幕末維新大河の場合でも、福島県に於ける『八重の桜』、高知県に於ける『龍馬伝』、山口県に於ける『花燃ゆ』の数字などは公表すべきだったのではないでしょうか。無論その一方で、東京が舞台でありながら、平均視聴率が一桁だった『いだてん』もあります。しかし、これはやはり特殊な例でしょう。

それから最近、投稿したもののどこか意味が通じず、後になって付け足しをしたり、書き直している部分もあります。悪しからずご了承ください。

飲み物-エールと暖炉の火

[ 2021/11/14 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『黄金の日日』「安土炎上」その他

『黄金の日日』の「安土炎上」、一応この回では中国大返しの後半、そして山崎の合戦に至るまでも描かれています。しかしやはりどちらかと言えば、商い関連に尺が割かれてはいます。これは仕方ないでしょう。さらに、細川や筒井順慶も明智に味方するなどと話していますが、ご存知のようにこの両者は味方していません。細川忠興は髻を落とした姿で、妻のたまの前に現れ、彼女を味土野へ遣ってしまいます。『功名が辻』なら、ここで山内康豊と出会うことになるのですけどね。

ともかく明智光秀。山崎の合戦で敗北し、落ち延びて行く途中で農民の竹槍に突かれ、落命する点では『国盗り物語』と同じです。また信長を革命家のように描いた点でも、この両者は似ています。当時の歴史考証が、そもそもそうであったとも言えます。無論『黄金の日日』では、信長が、最初から天下統一を目論む人物として登場しているため、干し柿を盗んだりするシーンや、「悪ガキ」としての描写はありません。

その後安土も明智軍が押し寄せますが、ここで助左がかつての主、今井宗久から貰った銃を突きつけます。何やら助左無双といった感じであると同時に、この大河も結局は創作が多く、その結果、こういう形で主人公の出番を作ることになるのだなと改めて感じます。それはさておき、安土城が崩れ、信長の時代が終わった後その宗久は呂宋へ向かいますが、その船が目的地に着くことはありませんでした。

ところでこの『黄金の日日』でも、商人である主人公と権力者が登場します。ある意味W主人公なのですが、『青天を衝け』でも似たような構造になっています。しかし主人公とそれに準ずる存在2人を出すのは、『青天を衝け』関連でも書いていますが、主軸とする人物から見たその時代のそれぞれの光景が、当然ながら異なってくるためです。逆に主人公たちの在り方が似ている『翔ぶが如く』や、『龍馬伝』ではそこまでの違いは観られません。

もちろん例外もあります。例えば父から子へ主人公が変わるパターン、つまり前半の主人公から、後半の主人公へのバトンタッチが行われる作品です。前出『国盗り物語』と言い、『花神』の吉田松陰から、高杉晋作をはじめとする、松下村塾生と言い、司馬遼太郎作品をベースにした、大野靖子氏脚本の大河では、この手の描写が見られます。勿論他の作品でも似たようなケースはありますが、『いだてん』の場合は時代も行き来するため、余計複雑化してしまいましたね。

飲み物-ワインのデキャンタとグラス

[ 2021/10/15 01:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

演技力の基準と『ステラ』休刊

先日の『どうする家康』予想キャスト関連で、キムタクは誰を演じてもキムタクと書いています。ファンの方には悪いのですが-ちなみに私の場合、木村拓哉さんは好きでも嫌いでもありませんー、イメージを損ねないためなのか、私が今まで観た限りでは、あまりにもイメージが変わってしまうような役があまりなく、いつも本人のイメージそのままのような役が多い、そのため本人と役とのギャップがさほどに感じられないためです。

地で演技をする傾向がある人と、役になりきれる人の違いというのは何だろうなと思います。無論今までも、それまでと違う役に挑戦した、殻を破ったと言われた人もいるでしょうが、たとえば香川照之さんが『龍馬伝』で見せた岩崎弥太郎のような役は、誰でもができるわけではありません。『半沢直樹』の大和田暁もそうでしょう。

また内野聖陽さんの『風林火山』の山本勘助、『真田丸』の徳川家康、さらに『きのう何食べた?』の矢吹賢二なども、それぞれ異なった役を演じ分けています。カメレオン役者などという言葉もありますが、私に取って俳優さんの演技力というのは、やはりどのように「化ける」ことができるかが基準となっています。

ところでNHKの『ステラ』が、2022年3月末を以て休刊することになりました。つまり2021年度を以て終わりを迎えるわけです。

NHKウィークリー『ステラ』休刊のお知らせ

やはりこの時が来たかと思います。私としては、もう少し早くてもよかったかと思いますが、定期購読者もいたようですし、なかなか踏み切れなかったのでしょう。やはり紙媒体を購入する人の減少、そして受信料収入の減少なども関係しているのかも知れません。

それにしても「インターネットを利用したきめ細かな情報発信」とありますが、それとは別にツイッターアカウントが多すぎると思われるので、それを整理してしかるべきでしょう。それから大河や朝ドラを看板番組ととらえているのなら、公式サイトをすぐに削除するのはやめた方がいいと思います。大河の場合1年物であることから情報量が多く、それがサーバ負担となり、そのため翌年の1月末の削除を余儀なくされているのでしょうが、ならば1年間の放送そのものを考えてしかるべきではないでしょうか。

それと以前、『ステラ』のページの多くが広告であると書いたかと思いますが、現在手持ちの分を見る限り、そこまで多くの広告は見られなかったので、あるいは他のメディアと勘違いしたのかも知れません。この点はお詫びいたします。ただ広告に所謂レディースアデランスがあったりするのを見ると、やはり年配層向けであり、若者はあまり購入しないのでしょう。ステラのネット版を作るようですが、それと共に内容も再検討し、TVを観ない若年層向けに発想を変えて行く必要がありそうです。

飲み物-スミスウィックのスタウト
[ 2021/09/23 01:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

今後の大河の舞台予想と主演俳優の出演CM

ここのところ『鎌倉殿の13人』関連でいくつか投稿をして来ましたが、その翌年放送予定の『どうする家康』も、そろそろメインキャストが決まるのではないかと思います。しかし年明けと同時に2年後の作品を発表するというのは、この後も続くのでしょうか。私としては、その前年の年明けか、2年前の秋頃で十分かと思うのですが。

『青天を衝け』と『鎌倉殿の13人』が関東、そして『どうする家康』は東海メインになると考えられますので、2024年以降は、そろそろまた西日本か東北が舞台となるのではないでしょうか。それこそ南北朝なんて、近畿地方が主な舞台となるわけですし。また個人的に、東北か九州が舞台のを観てみたいものです。東北だと『八重の桜』以来、九州だと『軍師官兵衛』以来です。

ところで吉沢亮さんが、ロッテガーナのCMに出ているのはご存知でしょう。また来年の主演の小栗旬さんが味の素、再来年の主演の松本潤さんが、キッコーマンのCMにそれぞれ出演しているというのは、前にお知らせしていますが、チョコレートに関して言えば、松本さんも明治のCMに出演していますね。こうなると、吉沢さんか松本さんが、小栗さんのプレモルに対抗する形で、ビールのCMに出ても不思議ではありません。

と言うより、『龍馬伝』後に限れば、男性主人公の大河の主役を演じた俳優さんで、ビールのCMに出演した人は結構います。岡田准一さんと堺雅人さんは発泡酒ですが、あとは福山雅治さんも鈴木亮平さんも、そして長谷川博己さんも、出演中または出演後の違いこそあれ、ビールのCMに出ています。しかし吉沢さんとか松本さんの場合、あまりビールの印象ではないのですよね-松本さんは以前、嵐のメンバーとして出演したことはありましたが。

しかしこうなればなおさらのこと、受信料を使うのではなく、彼らが出演中のCMの企業に頭を下げて、スポンサー付きで大河を作るべきかとも思ってしまいます。問題は、人に頭を下げられるだけの腰の低さと交渉力とを、NHKが持ち合わせているか否かですが-難しいでしょうかね。


飲み物ーアイスカフェオレ


[ 2021/09/11 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『江』に見る大河のバランス感覚の欠如

以前から、大河が面白くなくなり始めたことについて何度か書いています。無論大河初期の頃から、作品にもよりますが、視聴者からのクレームもついたりしたとは思います。そもそも昔の大河(70年代以降)でも面白くない作品はありますし。そして1990年代頃からは、何がしかの路線変更も見られ、それもまた大河そのものの変化のきっかけにはなったでしょう。

しかし実際に観て、何かこれは違うと思うようになったのは、2000年代からです。それまで内容への関心のあるなしは別として、何とか歴史ドラマとして体裁を繕っていた、それなりの形を保とうとしていた大河が、あからさまに現代ドラマ化して行ったと言うべきでしょうか。

最初は『天地人』だったかと思います。大人になってからの兼続が、未だに前髪をつけているのに始まり、演出がそれまでに比べて、何となく安っぽくなった印象がありました。あれはどう考えても、武将である男性主人公の大河ではなく、武将でとその妻をメインにした夫婦大河でした。

しかも同じ夫婦大河にしても、『利家とまつ』や『功名が辻』といった、同じ2000年代に放送された夫婦大河とはまた違った印象でした。その反動か、『龍馬伝』は『天地人』に比べると、いくらか突っ込みどころはあったにせよ、そこまで不自然な演出はありませんでした。

これが再び蘇るのが『江~姫たちの戦国~』です。実は私はこれと翌年の『平清盛』はリアルタイムで観ていないので、後でDVDで観ています-正確に言えば、『平清盛』は途中で1,2回観ているので、全く観ていないという訳ではありません。しかし『江』の場合、事前の予告などを観てあまり食指を動かされず、大河としては2度目(最初は『武蔵 MUSASHI』の0話切りとなりました。

最終的には面白くなかった大河であっても、最初の方は面白く感じられるものです。『花燃ゆ』しかり、『おんな城主 直虎』しかりです。『麒麟がくる』も第1回時点で、衣装に違和感ありでしたが、戦国で男性主人公(実質的に駒も主人公)であったため、何とか折り返しの回までは観たわけです。

しかし『江』の場合、最初から引いてしまうシーンが続出で、リアルタイムで観ていても途中で切っただろうなと思います。最初から違和感を覚えたのは、これと『いだてん』位でしょう。ここで以前投稿した分に書いた、DVD第一巻でのおかしな部分をいくつか挙げておきます。この他でも、長政に隠し事をするなとお市が詰め寄ったりしますし、何と言っても例の伊賀越えも後で出て来るし、不自然なシーンが多すぎです。

  • お市と長政が婚礼前なのに2人きりで話している
  • 信長が小谷城に来た時、お市が意見しまくる
  • 物見櫓にお市が灯りを持って上って来る
  • 足利義昭が小谷城にいるという設定だが、あまりにもお馬鹿すぎ
  • お市がお腹の子(実はそれが江)を流そうとしているのを茶々が知っている。しかもそのための薬を飲もうとしている時に、茶々が初や侍女たちと部屋に入って来てそれを制し、さらに赤ん坊を流すのなら、自分も初も死ぬと言って妹の首に刀を押し当てる
  • 江が生まれた時点で、父の長政が江を抱いて物見櫓に上る。その時織田と浅井の両軍に赤ん坊の声が聞こえ、自然に休戦状態になる
  • 第2話で、幼い江が秀吉に突っかかるシーンが出て来る。しかし童女ならともかく、既に大人の女優が演じているため、痴話喧嘩に見えてしまう
  • いくら戦国時代、しかも織田信長の城といえども、信長が畳にいきなり刀を突き刺したり、また突然槍が突き刺さったりする

よくこういうのを作ったなと思います。この頃からどこかバランスが狂って行った感もありますが、2010年代には比較的まともな大河もあったわけですから、NHK内部に何らかの思惑があり、それがこのような形で露呈されたしまったようにも見えます。

しかしこのようなやり方は、看板番組であるはずの大河から、みすみす視聴者を遠ざけているとも言えるのですが、内部の人はどう思っているのでしょうね。ちなみに、この大河の平均視聴率は17.7パーセントで、それまで低いとされていた『風林火山』を、さらに下回りました。

飲み物-ビールと夜景
[ 2021/08/14 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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