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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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NHKに対して色々疑問に思うこと 続き

先日ご紹介した、NHKサイトの「テレビ70年」キャンペーン関連。今、本当にNHKが目を向けなければならない受信料の問題などは棚上げされて、やはり草創期の苦労話とアーカイブに終始し、TVのよさのみを強調して無難にまとめた感があります。見方を変えれば、そういう空気の中だからこそ、大河も朝ドラも、そして紅白も今まで生き残れて来れたし、また大相撲とか高校野球の中継も続けて来られたのでしょう。

NHKにもう少し当事者意識があれば、見直しが図られていると思います。無論廃止などではなく、フォーマット変更や、放送時間帯変更といった形での見直しにはなるでしょう。また課金制度なども提案されていてもおかしくないのですが、生憎というかやはりというか、今までそれがなされたようには見えません。

ところで大河や朝ドラのような連続ドラマを長期間続けていると、最早これは必ずと言っていいのですが、
「昔はよかった、今はよくない」
と言った声が出て来ます。もちろん大河朝ドラに留まらず、民放でも同じようなものです。

しかしエンタメ作品と言うのは、その時代に合わせた形で作られていることが多いものです。ですからリアルタイムで放送された時代を知っている、あるいはその時実際に観ていたというのであれば、面白く感じることはあるでしょう。ただそうでない場合、いくら過去の名作であってもそれほどの実感は湧かないのではないでしょうか。ある種の面白さは発見できるかも知れません。ただそれは、リアルタイムで感じた面白さとは別物という可能性もあります。

また今は面白いとか、特に大河の場合重厚だと言われている作品でも、その当時はそうでなかったということも多いものです。『太平記』なんてトレンディ大河と呼ばれていましたし-ちなみに、私は『太平記』は好きです。それだけに同じ池端氏の『麒麟がくる』には期待していたのですが。

実際今も面白いと思う作品はあるので、昔がいいとは一概に言えません。特に70年代から80年代頃の、比較的お金をかけたと思われる大河(個人的にヴィンテージ大河と呼んでいます)にしても、今はその時に比べて制約は多くなっていると思われ、それと同じような作品を作るのは無理があるのではないでしょうか。これも前に過去美化バイアス、バラ色の回顧という内容で投稿していますが、あまりその当時の基準で今を判断するのも無理があると思います。ならば逆に、今の基準で昔を判断することもまたありでしょう。

私の場合女性主人公物の一部や『いだてん』、前出の『麒麟がくる』などは馴染めなかったり、途中で視聴を止めてしまったりもしています。無論人によっては面白く感じた人もいたでしょうし、それはそれでいいと思います。要はこれは面白い、これはよくないというのは人それぞれと言うことです。先日の投稿にも書きましたが、このテーマなら刺さるという人たちをターゲットに、課金制にすればいいと考えてしまう所以です。


飲み物-パブのカクテル
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[ 2023/04/02 01:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』大河コラムの補足-2

先日投稿した補足分の中で、スクショ添付のツイートに関して、多少わかりづらいと思う部分があったので直しています。

しかし武者さんの場合、

儒学、儒教、中華文明的価値観が好き
幕末の薩長大河や徳川慶喜を肯定的に描く大河が嫌い
近代を舞台にした大河や企業の創業を描いた朝ドラが嫌い

この3点ははっきりしています。
あと三谷幸喜氏をはじめ特定の脚本家や俳優が好き、あるいは嫌いといった点も見受けられます。たとえば竹中直人さんなどはあまり好きとは言えなさそうで、『軍師官兵衛』や『青天を衝け』叩きも、その辺りに一因があるようです。

さらには北海道や沖縄が舞台となると、とにかく肯定するところがあり、北海道大河がないから作れという文章を、何度か目にしたことがあります。しかしそれは、自分で企画を持ち込んでNHKと談判すればいいかと思いますが。それと沖縄を舞台にした『琉球の風』は、観たことがあるのでしょうか。

あと儒学に関しては前から触れてもいましたが、特に『麒麟がくる』以降は、大河に毎年のように登場していることもあり、やけに話題にするようになった気がします。ただ私としては、武者さんが麒麟を好きだったのは、儒学もさることながら、駒に共感したからではないかと思っています。それと『平清盛』については、この脚本を担当した藤本有紀さんが、『カムカムエヴリバディ』の脚本を書いて以来、とみに攻撃するようになったように感じられます。

しかし今回第10回と第11回のコラムを続けて見てみましたが、相変わらずですね。ドラマ本編を見落としているところがあるし、第11回の場合、戦国時代椿がどのように受け入れられたか、団子や栗にどのような意味があるのか、それを調べたようにも見えません。何かこう、録画していたのを早送りにして1度だけ観て、そのうえでコラムを書いたのかとさえ思ってしまいます。
(敢えてそうすることで、報酬が発生しているのかと勘繰りたくなる所以です)

あと家康が『吾妻鏡』を読むシーン、せっかく昨年の最終回のシーン、それもその時は比較的好意的に書いていたシーンが再現されたのだから、その点について触れてあげればいいのに、本の持ち方がよくないとか何とか。それからハッシュタグ付きのツイートにしても、やけに問題視しています。

無論中にはこれはどうかと思われるものもあるようですが、他人がツイートする自由を止めることはできませんし、気に入らなければスルーするなり、ミュートするなりすればいいでしょう。カリギュラ効果と言いますか、見ないでおこうと思ったらかえって見てしまうのでしょうか。

心理ということでもう1つ。あまりこのように言うのは何ですし、決めつけるつもりもありませんが、武者さんの文はやはり考えや対人関係に偏りが見られますし、実際書く内容が曖昧であるとか、自分の意見をオーバーな形で表現する(たとえば脳みそが溶けるなどの表現)点などに強くそれを感じます。

無論真にプロ意識が高いライターなら、仮にそういう考えの偏りがあったとしても、こういうことはまずやらないでしょうが。

今後また見る可能性はありますが、それがいつになるかは未定です。
(2023年3月31日一部修正)

飲み物-2種類のカクテル
[ 2023/03/27 00:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』第11回に関しての武将ジャパンの記事について-3

先日の続きです。今回も引用部分は短めにしていますが、それでも長めになっています。それから先日「刈谷城攻め」と書いていましたが、もちろんこれは鵜殿長照の上ノ郷城攻めの誤りです、訂正しています。

やたらと芝居ががかっていた田鶴が不憫でなりませんでした。
(中略)
しかも回想シーンで、冬なのにペールカラーの着物で話している二人がいる。あれでは寒いとしか思えません。
この田鶴の回想に出てくる場面が、おじさんが考えた若い女設定でさらに辛い。
「若い女はスイーツ食うよね!」
だから、このセンス、もうどうにかしてっての……。

また「ペールカラー」(苦笑)
そして必ず「おじさんが考えた若い女設定」
武者さんのこの固定観念の方こそ、どうにかしてくれと言いたくなります。
で、
「串団子で、はしゃぎながら外食するってどれだけ陳腐な表現方法なんですか。怪我の原因にもなるからやめましょうよ」
くわえて走ったりすれば確かに危ないでしょうが、そういうシーンはありませんよね?
第一この当時、外食するなら団子とか餅とか、そういうのに限られていたと思うのですが。

お団子食べてはしゃいでいる時間があったら、統治者なり為政者なりの思いでも入れるべきだったのでは?
本作に、とにかくありがちな描写――ぶつ切りにして、臭い感動を入れればいいと思っている。

武者さんに取っては「臭い感動」であったのでしょうが、お田鶴がこの行動に踏み切るためのいわば伏線だったのではないでしょうか。ここで

「どうする家康」田鶴の行動原理は瀬名への「強すぎる愛」 “裏切り者”の声も「うれしかった」
https://mantan-web.jp/article/20230317dog00m200069000c.html
(MANTANWEB)

という記事が紹介されており、
記事でわざわざ解説しなければならないほど、本編の描写が足りていないなどとありますが、ちゃんと観ていればわかることでしょうし、他の大河でもそれは同じと思われます。
そして、

そもそも田鶴の話は、後世の創作とされます。
それをここまで引っ張るばかりか、しょうもないアレンジを効かせて、台無しにしてしまう。

創作と言うよりいくつか説があるため、どれを採るかとなったのではないでしょうか。そして例によって
「しょうもないアレンジ」
どこがしょうもないのでしょうね。彼女が城を守ったこと、城下に赴いたこと、さらに瀬名に手紙を送ろうとして結局送らなかったことなどなど、それなりに意味があると思いますが。

そして「料理初心者ほどわけのわからんアレンジをして、色々ぶち壊しにする状態」なる書き出しで、「レモン味の牛乳」を

三谷幸喜さんならばわざと固めてカッテージチーズ風にできるし、森下佳子さんならばラッシー風にできるし、池端俊策さんなら寒天を入れることで解決する。それが今年は、固まりかけのまずい牛乳だけが残っているんです……飲みたくありません。

何言っているんだ?と言いたくなってしまいます。しかし徹底して好きな脚本家しか出していませんが、山本むつみさんは登場しないのでしょうか。
それと「飲みたくありません」
だったら飲まなければいいのでは?

そして瀬名とお田鶴をクローズアップした、本作の女性描写が酷い、こういう記事があるがどれもこれも脳内妄想女などとあります。失礼ですが、武者さんの方が脳内妄想なのではないかと思いたくもなりますね。
その記事とはこういう記事です。

有村架純&松嶋菜々子&古川琴音ら「どうする家康」のカギを握る女性たち
https://www.cinemacafe.net/article/2023/03/18/84159.html
(シネマカフェ)

女性たちが様々な形で登場するのは、昨年も似たようなものだったと思います。しかし武者さんも叩くためとは言え、色々な記事に目を通してますね。本当はこの大河を好きなのではないかとさえ思ってしまいます。でベクデル・テスト(ジェンダーバイアス測定のためのテスト)がどうこう、ひらパーで岡田准一さんが既視感のある格好で、メリーゴーランドに乗ってどうこう。これには
「どう見ても作り物の馬に乗って、はしゃぐ信長もとい園長て……そんなんお前、むしろ皮肉っとるんやないか?」
遊園地だから当然かと思いますけどね。ちなみに信長ならぬ園長(そのなが)という名で登場したようです。紛争姿はこちらをどうぞ。

https://www.hirakatapark.co.jp/
(ひらかたパーク公式サイト)

さらに
「ま、それはさておき、関西弁ネイティブの岡田准一さん、時代劇もお得意です。
(中略)
バリバリに関西弁を使う役が見たいんですよね。どうですかねえ。楽しみにしております」
関西弁が理由ではない(多分)とは言え、BK朝ドラが嫌いな武者さんにそう言われてもなあ…と思います。

そしてこの回では登場していないお葉の関連記事ですが、彼女のしぐさが『うる星やつら』の場面に似ているという記事をわざわざ持ち出し、こういう記事を引っ張って来て、このアニメは1981年のだから若者向けではないとか何とか。知らないなら知らないなりに楽しめるのではないでしょうか。実は私もこのこと知らなかったのですが、『レジェンド&バタフライ』に似ているとは思いました。
あとお葉の家康に対する仕草に「ムツゴロウさん」という声もあったとのことで、これも80年代だから若者向けではないなどと書いていますね。

そしてこの部分、

面白ければ褒める。
つまらなければ批判する。
レビューというのは当然そうあるべきだと思いますが、つまらない作品についてそう批評していると、私のような末端の者にまで「なぜ褒めないなんだ、馬鹿か!」といった言葉が飛んでくることがあります。

「面白ければ褒め、つまらなければ批判する」は、1つの作品の面白い部分、そうでない部分をそれぞれ批評または批判するものだと思います。しかし武者さんは好き嫌いのみで判断し、嫌いな作品即ちつまらない作品と決めつけるから反発も来るのでしょう。レビューとは本来、もっと客観的な分析が要求されるものではないでしょうか。これが

作品の面白い部分は褒め、つまらない点は批判する。
レビューというのは当然そうあるべきであると思います。仮に作品がつまらないと思われても、描き方や登場人物の動かし方などで見るべき部分はあるでしょう。ただ批判が多くなると反発がくることもやはりあります。

とでも書かれていたら、まだ納得できるのですが。

それからステラのテレビ桟敷談義なる記事ですが、これも一応URLを置いておきます。

家康(松本潤)の側室問題は続く!? 大河で描かれるセクシュアリティーってなんだ? 大河初心者の“見た蔵”とマニアの“同門センパイ”が第10回を大胆レビュー!
https://steranet.jp/articles/-/1623
(ステラnet)

武者さんが公式ポリアンナ(記事)と呼ぶこのステラの記事、戦国期の女性同士の同性愛で、
「ドラマでは、扱い方がセンシティブで難しいんだ。今回は、家康は同性愛について理解を示した、それくらい懐の深い人でした、というのがオチだよね。でも、ドラマからはそれ以上のメッセージは伝わらないように感じたんだ」
そして公式ポリアンナも引いたとあるのですが、別にこの桟敷談義なる記事、武者さんが言うポリアンナ記事ではないように思います。他に大河紹介記事もありますし。

そして『平清盛』はバッシングがひどかったのに、SNSで盛り上がった、ドラマ通は理解できる作品と位置づけできたと決めつけ、本当に必要だったのは、批判の中身を吟味して改善することだったと書かれています。そして家康も反省からの改善がないとか何とか。
確かに清盛は反省すべき点もあったかとは思いますが、後からDVDで観た限りでは癖が強めながら、そんなにひどい作品とも思いませんでした。ならば『麒麟がくる』にも同じようなことが言えるかと思うのですが、その点武者さんはどう考え、どう改善するべきだったと思っているのでしょうか。

そもそもこれ、清盛がどうこう言っていますが、例によって関連ツイのハッシュタグのことを批判したいように見えます。

あとこの漢詩ですが、

項羽作『垓下の歌』より
力抜山兮気蓋世
力は山を抜き、気は世を蓋(おお)う
私の大河愛はめっちゃ素晴らしくて、タイムラインを絶賛で埋め尽くすほどなのに
時不利兮騅不逝
時に利あらず、騅(すい)逝(ゆ)かず
ドラマ通が少ないのか、マスゴミやアンチのせいか、視聴率が低迷してる!
騅不逝兮可奈何
騅(すい)の逝(い)かざるを奈何(いか)にすべき
トレンド一位取ればヒットのはずなのに、それが通じないってどういうこと!?
虞兮虞兮奈若何
虞(ぐ)や虞(ぐ)や若(なんじ)を奈何(いかん)せん
えーん辛いよぉ、推しがヒットしないのどうすればいいのぉ〜!

最後の「虞や虞や汝を奈何にせん」は有名ですね。それはともかく、皮肉ろうとしてどうも「おじさん構文」同様滑っているような感があります。何か1人で感傷に浸っているように見えると言うか、単なる自己満足のように見えますが。
このコラムが「レビュー」たりえないのは、こういう点も一因かと。


飲み物ウイスキー

[ 2023/03/25 01:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』第11回に関しての武将ジャパンの記事について-2

先日の続きです。
先日同様、引用部分は少なめにしています。

それにしたって道端でひょっこり……って、なんなんですか?
「信玄はきちんと護衛を付けていた!」というのでしたら、家康サイドのセキュリティがあまりに脆弱だ。

そして『麒麟がくる』の道三だったら、家康も信玄も信長も氏真も毒殺三昧でしょう、戦国大河で求められるのは謀略だなどと書いていますが、この大河は上ノ郷城攻めでも瀬名奪還でも、謀略が出て来ているのですが。そして
「謀略がない戦国大河など意味がない。真面目に作り直して、毒殺謀殺しまくるようにしてください」
だそうです。
真面目に作り直してと要請するのではなく、武者さんが「真面目に観直す」べきだと思います。

と、そういう冗談はさておき、戦国時代って、山道を歩くだけでも命懸けなんですよ。
『麒麟がくる』では道を歩いているだけの光秀が、危険な目に遭う場面が相当ありました。
なのに今年は、遠足に来た小学五年生みたいなノリ。
ものを拾ったり採取して食べるにせよ、有毒か無毒か、その見極めは大事です。そういう危険性を何も考慮してませんよね。

「戦国時代って、山道を歩くだけでも命懸けなんですよ」
とありますが、そのために徳川は兵を連れて来ていますよね。酒井忠次が彼らに気づかれないように合図を送っていますし。それと家康が探しているのは、その辺りに落ちている栗なのですが、これも有毒か無毒か見極めろと言うのでしょうか。しかもそれ、ここで食べるのではなく、瀬名に持って帰ろうとしているのですよね。

信玄が「ズべべべべべ……」ってお茶を飲むシーンが辛すぎました。
阿部寛さんを使ってまで、なぜ、あんな汚らしい茶の飲み方をさせるのか。
『麒麟がくる』の茶道の場面では、出演者の皆さんが相当練習したようで、今井宗久役の陣内孝則さんも苦労したことを語られていました。
あるいは光秀が背筋を伸ばして茶を飲んでいた美しさも印象的でした。

外で如何にもカジュアルな雰囲気のなかで茶を飲んでいる以上、それもありではないかと思います。茶室で飲んでいるのではないのですから。

そして
「当時の茶は、経済的にも、禅宗的にも重要です」
だの、
「『鎌倉殿の13人』では、茶の導入が丁寧に描かれていたのに、今回のような雑な扱いでは、今後の本作では全く期待できませんね」
と、またも鎌倉殿との比較。茶の導入と、こういう己の身分を隠して外で茶を啜るのと、どのような関係があるのでしょうか。思いつきで書いているのかなと思う所以です。

で、茶についてあれこれ書かれていますが、ドラマと直接関係ないのでここでは省きます。

それよりとにかく見ていて頭を抱えたのは、茶碗を片手で持っていることでした。
抹茶用の茶碗は大きいから、両手を添えて飲みます。
それなのにあの信玄はどうしたことか。やはりバーベキューでビールジョッキを持つおじさんのように描きたいと思ったのですかね?
本当にどこが時代劇なのでしょう。

武者さん、また頭を抱えているようです。これやはり何かテンプレでもあるのかと思ってしまいます。すぐおじさんに結び付けるのも、武者さんらしいですね。
しかし片手で茶碗を持つのは他の大河でも見た覚えがありますし、それにあの信玄のような巨漢なら特に、片手持ちもうなずけます。逆に作法通りに両手で茶碗を持っている家康たちがそれを見て、こいつただならぬ者だと気づいたようにも取れます。

そして駿府の武田軍。

・統制が取れていない
→サッカーを応援するフーリガンのように怒鳴り散らす軍勢ってチンピラ集団ですか?

「怒鳴り散らす軍勢」て何ですか?駿府で暴れ回っている兵のことですか?あの当時は乱取りなどもあったから、あのような状況になるのも当然でしょう。逆に怒鳴り散らすことがない戦場など、この当時あるのでしょうか。

・目立ちすぎる信玄
→「俺、信玄! ここにいます!」と堂々と立つということは、狙ってくれとアピールしているようなものです

あの周辺には赤備えの兵がいますし、駿府があらかた落ちたから様子を見に来たのでは?

・甲冑はいつ装着するか?
→甲冑は重い。ゆえに移動する間はつけておらず、戦う前につけます。あんな意味なく高いところに甲冑をつけて立って、何をしたいんですか?
ほんと『47 RONIN』の方がよっぽど本格的時代劇に思えてきましたよ。

戦場では甲冑を着けますよね?あの時の駿府は武田に取って戦場ではないのですか?
それから『47 RONIN』が面白いのなら、大河など観ずにそちらの方を観ていた方がいいのではないのですか?

雪が降っていて寒いはずなのに、開けっぱなしの部屋。
同じく寒いはずなのに、夏場と変わらないペールカラーの服ではしゃいでいる瀬名と田鶴。
雪が降っているのに、太陽光が強すぎて、まるで初夏のように見える駿府の街中。
最低限の季節感すら出さないって、一体どういうことですか?

あの当時廊下には戸がないはずです。確かに寒いですが、それが普通だったようですね。
それとペールカラーて…こういう言葉を使いたがるのが武者さんらしくはあります。ただ今までの大河でも、夏と冬とで同じような色調、あるいは同じ着物を着ている例はかなりあったと言うか、寧ろそちらの方が多いでしょう。『真田丸』のきりも、同じ着物を何年も着ていたかと思いますが。

それと雪が降るシーンは空も曇っています。積雪の白さで明るく見えているとは思いますが。それに季節感は「椿」で十分表現されていないでしょうか。

あと瀬名の着物が、岡崎では恐らく麻を着ていますが、駿府では絹ですね。寧ろこの辺りの違いにこそ、言及してほしいものです。

田鶴たちは、降伏するように告げてきた者たちを本気で撃ちました。
(中略)
当時だって最低限のルールはあり、まっとうな大名家は使者殺しを禁じています。

これ寧ろ威嚇射撃ではないでしょうか。退却した元忠に対して、それ以上銃は向けていません。

でこの後に
「軍事のことを真面目に考え、あえてそうしたのなら、それに至る背景や説明が必要ではありませんか。
結局、ノリだけでそう描かれてるとしか思えず、苦しくなってくるのです」
軍事のことを真面目に考えたから、相手を殺さなかったのではないのですか。そして頭を抱える、苦しくなる、そしてこの前は、脳みそが溶けかけていた。ならばますます、この大河は観ない方がいいでしょう。

このドラマと並行して華流時代劇を見ていると、色彩感覚が目に染みるほど美しく思えます。
伝統を踏まえつつ、現代的にアレンジしているのです。

「ドラマと並行して」比較するために観ているというのがわかりますね。
そして昨年もよかったと言い、それなのに今年は…という例のパターンです。

女性の衣装がペールカラーだらけだし、武田の赤備えはうっすらと汚らしいし。
信玄のふさふさも、穴山梅雪の頭巾も、不潔に見えてしまいます。
信玄の衣装が特におかしい。
肉襦袢のようなものを衣装の下に入れているのが、なんとなくわかってしまうと言いますか。どうして衣装すらまともに作れませんか?

また「ペールカラー」(苦笑)
「淡色」くらい書けないものでしょうかね。

武田の赤備えが汚い、信玄のふさふさ(笑、諏訪法性兜のヤクの毛ですね)、穴山信君(ドラマでは梅雪でなく信君)の頭巾が不潔。こういうのはすべて武者さんの主観だと思いますが、今までこれでやって来ているからか、少しも改まらないどころか、エスカレートしまくりです。あと肉襦袢のようなものではなく、下の着物が地厚なせいでそう見えているのでは?

このドラマは画面写真を見ているだけで気分が落ち込みます。
なぜか?
日本の伝統色彩色パレットを無視しているように思えるからです。

「日本の伝統色彩色パレットを無視」
どのように「無視」しているのでしょうか。瀬名やお田鶴の着物の色などは、日本の伝統色の薄紅色や淡黄色ではないのでしょうか。
それにこんなことで気分が落ち込むなら、ますますもって観ない方がいいですよ。
あれが悪い、これが嫌だ、頭を抱えたくなる、苦しい、気分が落ちこむ。
毎度、このパターンのような気がします。無論共感はしませんが。


飲み物-バーのカクテル
[ 2023/03/24 07:00 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』第11回に関しての武将ジャパンの記事について-1

もう止めようかなと思いましたが、今回まで一応やっておきます。ただ前回もいくらか端折ったものの、結局6まで行くことになったことので、今回は引用部分を少なめにしようと考えています。

で、また例によって滑り気味な印象があるおじさん構文あらすじ。しかしこれを毎週のように持ってくるということは、武者さんこの手のおじさん構文好きなのかも知れませんね。少なくとも親和性は高いのかも。ところでOPでも「瀬名」としか出て来ないのに、武者さんは相変わらず「築山殿」と書いていますね。この人の目にはそう見えているのでしょうね。

一応URLだけ置いておきます。
『どうする家康』感想あらすじレビュー第11回「信玄との密約」 - BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)
https://bushoojapan.com/taiga/ieyasu/2023/03/20/173921

今週も、何も心に響かないテーマ曲から。
大河ドラマのオープニングって、それなりの見どころがあるということを思い出したんですよ。
何も褒めるところがなかった作品、2015年大河の『花燃ゆ』ですら、オープニングだけはここ10年でもトップクラスの要素がありました。

今年のOP(暁の空)私好きですけどね。大河らしいなと思います。ピアノソロもいいし。
あと『花燃ゆ』、個人的にあまり馴染めず、主人公サイドはどうにかならないかと思いましたが、男性パートで面白いと思われる部分はありました。武者さんが褒めたくなかったのは、長州大河だからでしょうね。無論あのOPもよかったです-秋以降、雷のSEが入るようになったのはちょっと疑問でしたが。

『鎌倉殿の13人』では、官位による格式が描写されていて、プロットにうまく練り込まれていました。
ああいう描き方をしたからこそ、官位が高い北条政子が実質的に将軍であったことが理解できる。
同じく叙任をないがしろにする描写にしても、本作は『麒麟がくる』の織田信長と大違い。
足利義輝が官位をあげると言い出したら、サッサと小走りに去って行きましたが、ああいう描写になったからこそ、型破りな信長の性格が上手に表現されていました。
しかし本作の場合、所作指導のせいでみんな動きがラフなため、全員だらしなく見えて終わっています。

動きがラフとのことですが、実際宮中でもなく将軍の御所でもなく、岡崎城で家康が家臣と話しているシーンだからそれは当然でしょう。
それと
「官位による格式」
だの、
「叙任をないがしろにする」
だの、このシーンと全く関係ないのですけど。
まず政子が実質的に将軍だったのと(あの従三位のシーンのことでしょうか)、この時点でまだ官位を貰っておらず、寧ろ貰うことよりそれにかかる費用と、源氏の血を引いているかどうかを気にするシーンとどう関係があるのでしょうか。
無論麒麟の信長のように、叙任をないがしろにしてもいません。本人にその気はなかったけれど、家臣たちから勧められて、不承不承その気になってはいます。それを考えると、何だか妙な比較の仕方ですね。元々このコラム、比較対象がおかしいとは前にも書いていますが、やはりと言うか思いつきで書いてしまったのでしょうか。

「冬に咲くのは椿だけ」って、何が言いたいんだ?
「厳寒三友」という言葉を知りませんか。
松竹梅のことで、冬でも枯れない、あるいは咲く植物を高潔な精神性に重ねているのです。
田鶴が椿が好きだと描くにせよ、なぜ余計な会話を入れてしまったのか。
(中略)
椿を武士が嫌ったという話は俗説ですが、ともかく梅を忘れたような会話には、色々と嫌になってきます。
やはり本作は、日本の歴史ドラマを描く上で必須となる東洋史教養が抜けているんですね。

武者さんご存知ないのでしょうか。梅も確かに冬に咲く花ではありますが、日本では室町時代中期から椿が工芸品の意匠に使われるようになっていますし、その後茶の湯が浸透するにつれて、茶花として欠かせない存在となって行きます。
そのようないわれがある以上、将軍家と共に室町文化の担い手とも言える今川家に縁のあるお田鶴が、椿をほめてもそう不思議ではないでしょう。
また『古事記』では椿が霊木として描かれてもいます。

それと
「色々と嫌になってきます」
色々嫌なものがあります、とでも書きたいのでしょうか。あと東洋史「的」教養でしょうね。それはともかく、東洋史云々より『麒麟がくる』でも描かれていた室町文化、それも足利義政の東山文化から後の文化と椿の関係について、もう少し触れられないものでしょうか。

しかしこの「厳寒三友」、武者さん昨年のこのコラムで
「松竹梅です。今では酒か、弁当の等級のように思えますが、由来は風流です」
などと書いていましたね。

瀬名が好きなものを持ち帰ると言い出す家康。
本作は『鎌倉殿の13人』をうっすらなぞったような描写が多く感じるのですが、今回は義時の「おなごはきのこが好き」を踏襲していませんか?
『鎌倉殿の13人』だけでもないのでしょう。
田鶴のことを「女城主」と喧伝するあたりも、『おんな城主 直虎』を連想させたい気がしてなりません。
ならばなぜ、女戦国大名として知られる寿桂尼を出さないのか。

まずここでは築山殿ではなく「瀬名」となっていますね。
家康は一人岡崎城に戻った後、瀬名がミカンが好きだと言ったことを口にしていますね。今回もそれの延長線上にあるものでしょうし、第一義時のようにごっそり持ち帰るようにも見えないし、何個か拾えればいいと思っていたのでしょう。
それと「女城主」はこのお田鶴だけでなく、おつやの方にも立花誾千代にも当てはまると、以前『おんな城主 直虎』のガイドブックにありました。「女城主」だから直虎をパクったと、多分本人は言いたくてたまらないのかも知れませんが、こいう粗探し的なことやめたらいいのにと思います。尤も武者さんがそういう人であれば、こういうコラムにはなっていないとは思いますが。

あと寿桂尼にやけにこだわっているようですが、わざとこう書いているのならともかく、ここまでこのドラマを観て来て、なぜ彼女が登場しないかが理解できないのなら、連続ドラマ(含朝ドラ)を観るのはやめた方がいいと思います。

それと立花誾千代ですが、地元柳川市では、この人と夫宗茂を大河の主人公に推していますね。

本作は、瀬名が東洋医学に詳しいという設定ですが、ハーブやサプリが好きな女性でもイメージしていませんか?
東洋医学は政治と関わりが深い。

これですが、この回を観直しても瀬名が東洋医学に詳しいという描写など出て来ません。駒とごっちゃになっていないでしょうか?
飲んべえ殿こと本多忠真が、飲み過ぎで体調が悪いと聞いた家康が、
「瀬名によい薬を聞いてみよう。薬草に凝っておってな」
とだけ言っています。そして信玄が野ブドウが効くと言っているのですが、実際この成分は焼酎漬けにして飲むと、肝臓病に効果があることが証明されています。

田鶴のキンキン声は演出上の狙いでしょうか。
田鶴だけでなく、家康以下、全員無茶苦茶ですので、何かと台無しです。
すぐに怒鳴るばかりか、極端に情感に訴えるネトっとした発声にする。

お田鶴はいくらか高めの声ですが、聞いていて気になるほどのキンキン声ではありません。そして
「家康以下、全員無茶苦茶ですので、何かと台無しです」
何を言いたいのでしょうね。全員何が無茶苦茶で、何が台無しになるのですか?
あとすぐに怒鳴るのは誰で、情感に訴える声を出すのは誰ですか?その辺がすべて省かれていて、わけのわからない文章になっているのですが。


飲み物-カクテルブルー
[ 2023/03/23 01:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』第10回に関しての武将ジャパンの記事について-5

先日の続きです、
それから前回投稿分の信玄のバーベキューを楽しんだような顔、少し前でネットスラング的になったかと思いますが、バーベキューをして騒ぎまくるような粗野な振舞いのことでしょうか。しかしわざわざこの期に及んで持ち出す必要もないのでは。

そして例によって、同性愛がくだらない、『鎌倉殿の13人』の時とは違ったとあれこれ。違うのは当たり前でしょう。片や鎌倉殿、片や鵜殿家出身とはいえ岡崎城の下女で、家康の側室ですから。

かなり長いので部分的にご紹介します。

源実朝の場合、「自分に原因があって世継ぎはできない」と語り残しているため、男性しか愛せないか、あるいは、そういった欲求のないアセクシャルという解釈ができなくもありません。
実際、劇中ではそこを踏まえて、配慮しながら描かれていると思えました。
一方、本作はどうか。
家康は側室が多い方ですが、まさか全員が今回ぐらいの尺を取れるわけじゃありませんよね?
はっきり言えば、お葉こと西郡局をこうも大きく取り上げる意味がわかりません。
彼女は北条氏直の正室である督姫一人しか産んでいないのです。

まず実朝の同性愛には理由があるとしつつ、お葉の同性愛の理由が考察されたふしがありません。その辺がまずおかしいうえに、
「家康は側室が多い方ですが、まさか全員が今回ぐらいの尺を取れるわけじゃありませんよね?」
「はっきり言えば、お葉こと西郡局をこうも大きく取り上げる意味がわかりません。彼女は北条氏直の正室である督姫一人しか産んでいないのです」
西郡局がどういう人物か、ご存じないのでしょうか。あるいは知らないふりなのかよくわかりませんが、彼女は江戸に下った家康に付き従い、かつて焼き払われた長応寺を江戸に再建した人です。ドラマの中でも、
「陰ながら末永く君をお支えいたしました」
というナレがありますが、無視しているのでしょうか。

それと督姫は和睦の条件として北条氏に嫁ぎ、その後池田輝政に嫁いで7人の子を儲けています。この輝政公は言うまでもなく、姫路城を改築して今のような姿にした人物です。この2つ、そして西郡局が家康の最初の側室であることを関上げると、それなりに尺を取ってもいいのではないでしょうか。
しかし武者さんによれば

「女性の重要性は、産んだ子の活躍によって決まるもの――それが封建制での扱いです。話としても全く面白くありませんし、大きく取り上げる意味もわからない」

西郡局が産んだおふうは、和睦のうえで、そして後に大名の正室となった点で家康に貢献していると思いますが。何よりも、あれだけフェミニズムを他作品の叩き棒にしたがる武者さんが、嫌いな大河だとそれなりの役目を果たした女性たちであるにも関わらず、それと全く反対のことをやっているように見えます。

さらに男女それぞれの同性愛に関して

同性愛といっても、男性同士と女性同士では異なります。
近代以前は、男性同士の同性愛が性的なバリエーションとして認められる一方、女性同士の同性愛はないものとして扱われることもしばしばありました。
今回は、ウケ狙いでちょろっと入れたとしか思えない。ありとあらゆる意味でバカにしている。

「女性同士の同性愛はないものとして扱われることもしばしばありました」
その裏付けがほしいですね。しかし武者さん、こういうことこそ女性を馬鹿にしていると怒らないのでしょうか。
そして「ちょろっと入れた」のではなく、お葉とお美代が互いに助け合おうとしているシーン、またはお葉が猪を仕留めたり、寝所で「教えられた通りに」振舞った結果、家康をさらに怖気づかせることになったり、色々それらしき描写はあるのですが。

そして視聴率。

『鎌倉殿の13人』も、ワールドカップと重なった回は落ち込みましたので、今回もWBCの影響は少なからずあるでしょう。
しかし、問題はそこではないのです。
以降、回復しないこと――。
一回見逃してどうでも良くなり、来週以降もずっとチャンネルを回さなくなる。本作は、そうなる可能性が高いのでは?
視聴率は数字そのものより、推移に注目ですね。

なお数字ですが、

2022年11月27日『鎌倉殿の13人』
世帯視聴率6.2パーセント、個人視聴率3.5パーセント
2023年3月12日『どうする家康』
世帯視聴率7.2パーセント、個人視聴率4.1パーセント
で、『どうする家康』の方がやや上回っています。

「以降、回復しないこと――」
「そうなる可能性が高いのでは?」
希望的観測ですね。
私としては、この三河平定後、信長の浅井・朝倉攻めに加わるようになった家康が登場した時、数字がどのようになるだろうと思ってはいます。

しかし「チャンネルを回さなくなる」て、武者さん意外と年配の方なのでしょうか。

どれだけ駄作に見えるドラマでも、無理に褒めるポイントを探し出してPV(アクセス数)を狙うポリアンナ記事。
甘い論調のメディアはどんなときでもその手の記事を送り出します。

こたつ記事と呼んでいたと思われる記事が、いつの間にかポリアンナ記事などという呼び方に変わっています。しかしこれ、
「無理に褒めるポイントを探し出す」
と言うよりは、「目の前の現実のいい部分だけを見る」ものだと思います。自分が好きな大河の時は、全く逆のことを書く武者さん、次の部分ですが、これはポリアンナ症候群とは言わずとも、ある意味認知バイアスではあるでしょう。

東庵とセットで、未だに駒のことを「たかが町娘がwww」と腐す意見も見かけますが、ドラマの描写を把握していないからこそ。
当時、最先端だった明由来の医学を身につけた、トップクラスの医者でした。東洋医学では医者が政治的な見立てをすることもあります。
そういう知識抜きにして、先入観でバカにしていると、色々見失ってしまう好例でしょう。

駒はトップクラスの医者だった、当時は政治的な見立てもする、だからあの描き方は悪くないということで、彼女が将軍の側女になったり、細川家に出入りしたりするという、いささか不自然に思えることをも肯定してしまう。
先入観でバカにしているのではなく、普通に見てあれはおかしい、越権行為ではないかと思われるのですが。

でその後ですが、好きな大河なら決して出さないであろう「芸能裏話系」の記事まで持ち出しています。『レジェンド&バタフライ』は赤字である、そもそもは古沢氏が低予算で撮れるラブコメを描こうとしたが監督がダメ出しをした、戦国でラブコメを描くセンスがどうだこうだと。いやそれなら、武者さんが好きな戦国大河でもラブコメ的なシーンは過去にあったのですが…。

映画でやるのはご自由ですが、大河にまでよくわからない世界観を持ち込まれると、致命傷になりそうで怖いのです。

×よくわからない
〇武者さんがわかっていない、あるいはわからないふりをしている

飲み物ー暖炉とお酒
[ 2023/03/18 00:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』第10回に関しての武将ジャパンの記事について-4

先日の続きです。
尚「築山殿」関連ですが、於大の方が口にした以外は、この名称は第10回には登場しておらず、OPのクレジットも「瀬名」だけとなっていました。なぜか武者さんは「築山殿」を使いたがりますね。

で、信長は「無駄に」武芸を披露しているそうです。

織田信長は、毎回無駄に武芸を披露しています。
あの無造作に矢を連射していた弓の時間――矢は全て的を捉えていて、思わず本気で頭を抱えてしまいました。

美濃攻めをしようかと言う時に、なぜ「無駄に」武芸を披露なのでしょうね。そのための鍛錬とは武者さんは思わないのでしょうか。しかも
「矢はすべて的を捉えていて」
とありますが、それだけ武芸に通じていると見るべきでは?

そして藤吉郎ですが、この人のことも武者さん、正しい役名である木下藤吉郎ではなく、後の名である豊臣秀吉の名前にしています。羽柴秀吉ですらないのですね。

今週の豊臣秀吉ほど、気持ち悪い存在は無かったでしょう。
あのお市のことについて、書くのも嫌になる下劣な台詞が出てきた。
「いっぺんやっとけばよかった」って……絶句するしかないですよ。
(中略)
下劣極まりない秀吉像でした。
なぜあんな描写になるのか。秀吉をバカにするにも程がありましょう。

藤吉郎はこの回に限らず、瀬名を奪還した後も似たようなことを言っていますね。この人物のキャラ設定として、こう言うのを平気で言わせることになっているからでしょう。家康もあいつは嫌いじゃと言っていますし。

それに
「秀吉をバカにするにも程がありましょう」
て…どの秀吉と言うか藤吉郎と比較しているのでしょうか。大河の秀吉像など実に様々なのですが。それよりもここは、例の草履を懐で温めていたという美談、あれを覆してしまっていて、その辺もこの藤吉郎らしいと思います。
あと浅井長政の名前が出て来ますが、武者さんその辺りは関心はないのでしょうか。

武田信玄は、またもやバーベキューを楽しんでいそうな雰囲気で登場しました。
(中略)
穴山梅雪と山県昌景だけでなく、軍議の場に千代が一緒にいるあたりもどうしようもない。彼女は隠密ですよね? どういう状況ですか?
そしてこれみよがしに金を握る様が、見ていて恥ずかしくなってくる……。
家臣の前で、あんなバカげた真似をしますか?
(中略)
見ているだけで脳みそが溶けそうなシーンでした。

「バーベキューを楽しんでいそうな雰囲気」
具体的にどのような雰囲気なのでしょうね。
それとここでは穴山梅雪ではなく、穴山信君ですね。
それと千代は「武田の」間者ですね。今川調略に一役買うことになるのでしょう。

そして金、あれ『風林火山』にも出て来ましたがそれはともかく、あれだけの資金があるから、西へ目を向けたということでしょう。なのに金を握るなら、真田昌幸のように胡桃でも握っていろなどとあります。
信玄が金を握るのはきわめて象徴的な描写で、昌幸とは全然違うと思いますが。そう言えばこの頃は、昌幸の父幸隆が信玄に従っていた頃ですね。

「見ているだけで脳みそが溶けそうなシーンでした」
頭痛がしたと思ったら今度は脳みそが溶けるのですか、武者さんも色々と大変なことで。

裏切り者は許さんと飯尾義龍に迫る――今川氏真は、なぜいつもスモークの中を歩いているのか?
このドラマはCGだけでなく、画面の効果が無茶苦茶。ドライアイスを豪快にぶちまけたようで、何がしたいのでしょう。

あれはスモークと言うか、朝もやか何かを表現しているのではないでしょうか。
それとドライアイスをぶちまけたら、もっと白い煙がもくもく立つと思いますけどね。
詳しく説明したくないからなのか、何でもかんでも無茶苦茶で済ませてしまっていますね。

41分ほどのドラマで、39分くらいが側室ドタバタ。
その後ちょろっと、政治背景の描写でした。
13代将軍・足利義輝の死ですら、ササっと済ませるのですから、歴史を表現しようなんて考えてないのかもしれません。
「フィクションの大河ドラマに何を期待してんだよwww」ってことでしょうか?
いや、もうわけがわからなくなってきました。

嫌いな大河の側室はドタバタで済ませ、好きな大河(おんな城主直虎)の側室騒ぎは素晴らしいとほめる。ダブスタですね。
そして
「13代将軍・足利義輝の死ですら、ササっと済ませるのですから、歴史を表現しようなんて考えてないのかもしれません」
この大河の場合、義輝の横死はそれほど重要ではありませんから。では『麒麟が来る』で山崎の合戦がなかったこと、あれも
「歴史を表現しようなんて考えてない」
と取られてもしかたないのではないでしょうか?


飲み物-グラスに注がれたエール
[ 2023/03/17 01:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』第10回に関しての武将ジャパンの記事について-3

先日の続きです。それから先日分、あるいはそれ以外にも最近の投稿で、誤り、変換ミスなどがあったので、修正しています。

ところで『大奥』関連の記事、yahoo!にもありました。尚この記事のコメント(所謂ヤフコメ)ですが、自分は『大奥』が好きだと言う人もいる(ただし殊更に大河と比較はしていない)一方で、やはりと言うか、夜10時台のドラマだからこれでいいのであって、これを大河にするべきではない、あるいは両方とも楽しんでいるなどなど。

そして本の読み方も『大奥』と比較したいようです。ここの箇所、要点だけピックアップしておきますが、
「和綴の本や漢籍を読む時の手つきがおかしい、所作指導の問題だ、『大奥』ではきちんとしていた」だの、
「読書を嫌う人がドラマを作っているのではと思う」だの、
挙句の果ては「読書中に肩揉みだの、お色気サービスだの」だそうです。
そしてここでも『大奥』はストイックだったと。

まず、本を読むシチュエーションが異なると思われます。『大奥』は観ていないので何とも言えませんが、恐らくもっと真面目な雰囲気なのでしょう。しかしこの家康は、明らかにリラックスした印象です。しかも「お色気サービス」なんてあのシーンに出て来ませんが…。
肩を揉まれて家康がいい気持ちになっていたところで、お葉は突然申し訳ございませんでしたと言い、怪訝そうな顔の家康に向かって
「殿がお気に召すおなごでなくて」
「どうかおいとまを下さいませ」
と言って、立ち去って行こうとしてはいますが。

しかも武者さん、『鎌倉殿の13人』でこの家康が登場して『吾妻鏡』を読むシーンがありましたが、その時は何も言っていなかったと思いますが。どころか、武士が本を読んでいるのを評価しているようにさえ見えましたが。
ちなみにこの時「家康が割とラフにお茶を飲んでいる」と武者さんは書いていますが、もちろんこれは白湯ですね。

家康は側室に着替えだのなんだの用意してもらい、デレデレしています。
このケアワークの内容が、昭和のダメ親父が喜びそうなサービスなんですね。
家康の小姓はいないんですか?

側室は使用人ですから、身辺の世話をしても、この場合そうおかしくないとは思いますが。
それに「着替えだのなんだの用意してもらい」
ではなく、
「喉が渇くと湯が出て来て」「汗をかいたと思うと着替えが置いてある」
ですね。
このシーンでは、そういう気が利く存在としてのお葉を家康が気に入ってはいますが、さてデレデレしているでしょうかね。先ほどの「お色気サービス」つながりなのでしょうか。そして自分が嫌いな「昭和のダメ親父」に強引に結び付けていますね。

さらに「女性に衣食住の面倒を見てもらうという考え方がもう絶望的に古い」のだそうですが、これ戦国時代の、それも陣中ではなく城での話ですよね。それならば下女たちは全員首だし、そもそも『麒麟』や『鎌倉殿』はどうだったのでしょうか。

女性が関与した外交。文書作成。そうした役割が今見直されているのに何なのでしょう。
『おんな城主 直虎』でも、『鎌倉殿の13人』でも、そういった中世女性像が出てきました。

お葉は鵜殿家の娘ですが側室、もっと言えば下女ですから、この場合直虎や政子?と比較はできないでしょう。一体全体武者さんは、彼女にどの機会に、どうやって外交や文書作成をさせろと言うのでしょうか。

家康と側室の関係も、ただただ驚きました。
「側室をやめたい」と語った相手に怒鳴り散らすって、男性としての魅力がゼロを通り越してマイナスですよね。
嫌がったら手討ちにするって、何を考えているのか。

昨年も、それ以前にも同じものを感じましたが、どうも本編をちゃんと観ていないようですね。
まず
お葉「これにて側室のつとめ、終わりにさせていただきとうございまする」
家康「え…。えっ?」
お葉「このおつとめは、もう…」
家康「えっと…何故じゃ?」
  「訳を申せ」
お葉「では、正直に申し上げます。好きなお相手が出来ましてございます」
家康「何じゃと…わしの側室でありながら…よう、そんなことを…」
お葉「申し訳ございません」
となる、その後家康がかっとなって怒鳴ってしまうわけです。
つまり側室をやめたがっているから怒鳴るのではなく、自分の側室なのに好きな相手ができたから、けしからんと言っているのですね。あと嫌がったら手討ち云々も、実際は

家康「謝って済むことではない、これは大罪であるぞ」
お葉「覚悟しております!どうぞ、お手討ちにしてくださいませ」

と言う訳で、別に「嫌がる」シーン、それを表すセリフなどは出て来ません。その後でお葉がお美代を連れて来て、互いにすべての責任は自分にある、自分をお手討ちにと言うシーンがありますが、この時も嫌がるような描写は出て来ませんね。
この前も書いていますが、武者さんが観ている『どうする家康』は、何か別の描き方をされているのかとさえ思います。

しかし漢籍好きだと自ら言うのであれば、せめて怒鳴るだけで済まさず、「喑噁叱咤」の熟語くらい紹介してほしいですね。そしてまた『麒麟がくる』ではどうのこうのとありますが、関係ないのでここでは飛ばします。

こんな暴君DV予備軍野郎が天下泰平を築くって?
いやいやいや、無理無理。

この家康を見ても、全く「暴君DV予備軍野郎」には見えませんが、やはり武者さんには違う世界が見えているのでしょうか。

史実における築山殿と家康は、このころ既に仲が良くなかったと推察されますが、それを表現したいなら納得できますね。
こんなバカ殿、腹が立つだけ。なぜ築山殿の前で、わざわざ側室のことを話すのか? 本人の前では「やはりあなたが素晴らしい」の一言ぐらい出せませんか?

「なぜ築山殿の前で、わざわざ側室のことを話すのか」
も何も、このお葉を勧めたのは瀬名と於大なのですが。
そしてあの女はよかったと言うのは、いわば勧めてくれた瀬名への誉め言葉とも取れなくもありません。

あと瀬名の
「残念でございましたなあ、殿。あのようなおなごはもうおらぬでしょうに。
ああ、残念」
と言い、かつては薬湯を進んで飲んでいた家康が、その薬湯を口にして
「苦い」
と言うシーン。何か示唆するものがあると思います。

それとやけに「築山殿」という表現が出て来ますが、この回の最初の方で築山を訪ねて来た於大が
「これからは築山殿とお呼びせねばならぬかのう」
と言い、それに対して瀬名は
「瀬名で結構でございます」
と言っていますし、この回で「築山殿」という言葉は他に使われてはいないのですが。

それこそ『大奥』の家光はそうでした。
『鎌倉殿の13人』随一のチャラ男・三浦義村も、遊ぶにせよ女の前では全力を尽くす!と真剣に語りました。それが本当のモテる男でしょうよ。

だから『大奥』の家光だの『鎌倉殿』の義村だの、あまり共通点がないと思われる人物をなぜわざわざ持って来て比較したがるのでしょうね。

妻に対してこんな無神経なくせに、それでも築山殿を愛しているなど笑止千万。
イケメンがエッチなことをヘラヘラ言っていればいいって?
そんなわけないでしょ。

何か「無神経」でしょうか。ならば於大の「子を産まなくなったら御用済み」の方が無神経に思えるのですが、無論これは彼女なりの策があってのことです。
あと何か、「エッチなこと」言いましたっけ?お葉を呼んでもいいかと家康が言ってはいますが。


飲み物-グラスに入った黒ビール
[ 2023/03/16 01:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』第10回に関しての武将ジャパンの記事について-2

先日の続きです。
ところであの側室選び、中には「みそ作りなら誰にも負けない」と言う人もいて、この当時の側室は使用人であることを窺わせもしています。武者さんが書いているような「愛人」ではないのです。
それと飯尾連龍をモブ扱いしていましたが、これで思い出すのが、『鎌倉殿の13人』です。この時武者さんは、第7回に登場する亀の前の夫の権三に、やけにこだわっていたことがありました。妻が寝取られたことに反撃して殺される人物ですが、この時は

「それよりも気になったことは、あの悲惨な場面をお笑いにする空気が蔓延していることが驚きでした。権三には何の罪もないのに……。」

とあり、それをお笑いにするとは視聴者も、中世的価値観に片足突っ込んでいるといったことを書いています(少々まわりくどい表現ですが、だから鎌倉殿は素晴らしいのだと言っているようにも見えます)。
しかし私に言わせれば、この権三こそモブキャラに見えます。そもそもが、殺されるために出て来たようなものですし、登場時間もかなり短めでした。それに比べると連龍は実在の人物で引間城城主であり、家康と同盟関係を結びたいと言い出すなど、この時代の国衆らしきこともやっています。それをお田鶴が氏真に知らせたためあのような結果となったわけなのですが。

で側室に関して、今度はまた『大奥』との比較。

性格のよさとか、ルックスとか、そういうことではなく、身元が保証できるかどうか。
その点が重要で、戦国時代までは女系の血統も重視されます。
生まれ順ではなく、母親の身分や格式も大事なんですね。
そういう当時の価値観ではなく、昭和平成のエロ全開で行くからおかしい。フィクションだからって、そこを間違えていたら、別に時代劇でなくてもいいでしょう。
そんなデタラメばかりのドラマなのに、合間合間でつまみ食い的に最新の説を入れて、うまくやっているふりをするからタチが悪い。
NHKドラマ10枠の男女逆転版『大奥』では、きっちり表現されていました。

まず、江戸時代と戦国時代を単純比較する方が無理があると思うのですが…そしてこの当時家康は天下人でも将軍でもなく、まだ国衆に毛が生えた程度に過ぎません。江戸幕府成立後の、将軍の大奥と比べるべきでしょうか。
それと
「その点が重要で、戦国時代までは女系の血統も重視されます。
生まれ順ではなく、母親の身分や格式も大事なんですね」
江戸時代でもそうではないかと思うのですが。それに大河と夜10時台のドラマの比較もどうかと思います。

それから家康という人は、実に多くの女性に子供を産ませています。中には身分が低い人もいました。松平忠輝の生母、茶阿局は身分がかなり低く、確か女中として城に上がっています。

「そういう当時の価値観ではなく、昭和平成のエロ全開で行くからおかしい。フィクションだからって、そこを間違えていたら、別に時代劇でなくてもいいでしょう」

この間も似たようなことを書いていましたね。フィクションだからと言ってそれはよくない云々。だったら『麒麟がくる』の駒の描写は何だと言いたくもなるのですが。

「そんなデタラメばかりのドラマなのに、合間合間でつまみ食い的に最新の説を入れて、うまくやっているふりをするからタチが悪い」

先日も書きましたが、必死だなと思ってしまいます。藤吉郎ではありませんが、物言いがあけすけですね。それと
「合間合間に入れる最新の説」
とは何でしょうか、三河一向一揆のことでしょうか。ならばこんなこと書かずに
「三河一向一揆の最新説を入れるのはいいが、フィクションにちょっと馴染めない」
程度にしておけばいいのに。「うまくやっているふり」以降は余計だと思いますが、ここまでネガティブなことを書かなければならない事情があるのでしょうか。

あと
「「大奥」に“大河超え”の声続出 NHK初のインティマシー・コーディネーター導入で型を破れるか」
なる記事がリンクされていますが、予想通り日刊ゲンダイの記事でした。無論このドラマ、面白くないと言う人もいるのですが…。

本作の関連ニュースを見ていると「髷姿」が出てきます。
髷になっていません。ポニーテールです。
まるで雑な戦国乙女ゲームのよう。

あの当時髪を束ね、後ろに垂らしただけのポニーテールに似たたぶさ髪というスタイルがありますので、これはあながち間違ってはいないと思います。

そしてまた
「『大奥』は髷の美男が大勢出ています。本作の場合、甘えではありませんか?」
「何に対する」甘えなのかが不明ですし、実際にあったとされる髪型をさせても特に悪いとは思いませんが。
何でもかんでも自分の推しを引っ張り出して来て、きちんと観ているようにも思えない大河を揶揄する武者さんの方が如何にも子供じみていて、甘えていないでしょうか?

それと推しの番組では美男が出ていると書く一方で、たとえば『青天を衝け』では、イケメンに対する批判ばかり並べていたように思います。

今回はちょっと最初の方が長めなので、あともう1つご紹介しておきます。
「どうする小道具」なる小見出しで

草履が真新しく、とても履き慣れているように見えない。
おろしたてにせよ、質感がつい先ほどホームセンターから買ってきたように見える。
本当に藁でできているんですか?
小道具作りの時間もないようですが、大丈夫でしょうか?

草履とは、例の鼻緒が切れたやつでしょうか。私が見る限りいくらか擦り切れた感はありました。
あと「履き慣れている」より、この場合「履き古した」の方がいいかと。
しかしこれ、小道具担当にちょっと失礼かと思いますね。これじゃ粗さがしでしょう。
あと武者さん、ホームセンター好きですね。この間の本證寺の閂の時もそう書いていましたね。

飲み物-ロックグラスカクテル
[ 2023/03/15 01:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)

『武将ジャパン』の大河コラムと時代劇専門チャンネル

まず今回は『武将ジャパン』関連はお休みです。ただ『どうする家康』の次回が側室関連なので、来週は武者さんのコラムをのぞいてみようかと一応考えてはいます。

ところであのコラムの中で、大河こそ時代劇あるいは歴史劇のような表現を目にしたことがあります。だから大河には頑張って貰わないとと言った、ぱっと見激励とも取れることが書かれているのですが、結局それが、自分が理想とする大河との比較となっている感があります。

今年と『麒麟がくる』しかり、『青天を衝け』と『八重の桜』しかりです。『八重の桜』は私も好きでしたから、『青天を衝け』叩きに使われるのには、何とも忍びないものを感じます。

あの手の比較、好きな大河を叩き棒にしたがる姿勢もどうにかならないかと思いますが、あるいはそれこそが、あのコラムの本来のテーマなのかも知れません。ならば大河コラムではなく、たとえば「武者震之助の独り言」などとでもすれば、まだわからなくもないのですが。

それに今時、時代劇や歴史劇は映画でもやっていますし、時代劇専門チャンネルでも時代劇は作られています。あのチャンネルは特に、藤沢周平作品を映像化したオリジナルを作っていますので、何も大河やNHKの時代劇だけが時代劇あるいは歴史劇なのではありません。武者さんがそれを観ているかどうかはよくわかりませんが。

ご参考までに、今月の時代劇専門チャンネルのリンクを貼っておきます。そう言えば「小河ドラマ」もこのチャンネルでしたね。

ところでそろそろ、三河一向一揆について書く予定です。大河では本證寺のみが描かれていますが、それ以外の寺、上宮寺や勝曼寺についても、書けたら書こうと考えています。

またこれに関しては、投稿が不定期になるかも知れませんので、そのことをあらかじめお断りしておきます。


飲み物-カクテルブルー
[ 2023/03/10 01:15 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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