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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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『鎌倉殿の13人』ガイドブックを見て感じたこと その1

来年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のガイドブックの内容について、思ったことを書いて行きます。主にニッコームック(産経新聞出版)『鎌倉殿の13人 完全読本』の内容をベースにしていますが、一部NHK出版のガイドブックの内容もまた参考にしています。

まずいずれも、出演者の紹介やインタビュー、スタッフの紹介、時代背景、舞台となる地の紹介、あらすじが紹介されており、ニッコームックの場合は、お馴染みの松平定知氏が今年も登場しています。

そしてキャスト関連です。以前から武蔵坊弁慶は誰なのか、あるいは今回は出て来ないのかと思っていたのですが、このガイドブックを見て、佳久創さんが演じることがわかりました。佳久さんといえば、あの『ノーサイド・ゲーム』で、アストロズからサイクロンズに移籍した里村亮太を演じていましたね。そして平維盛が濱正悟さんですが、この人も『ノーサイド・ゲーム』に出演していました。三谷さん、恐らくあのドラマを観ていたのではないかと思われます。

それから今回一番書きたかったのは、三谷さんのインタビューに関してです。このガイドブックの147ページにこのようにあります。

ただ、僕の大河ドラマは、「史実無視で好き放題書いている」と言われがちです。じつは『新選組!』も『真田丸』も、歴史上に起きたとされる出来事は、参考資料に従って、その日付まで忠実に書いていますし、必ず舞台となった場所に足を運んで風景まで眺めています。(中略)史実と史実のあいだを想像で埋めるのが、僕の仕事だと思っています。(中略)大河ドラマは、史実と史実の行間を読んで、史実の裏側に隠れているものに思いをこめることができると思っています。もちろん時代感覚の違う歴史上の人物を、現代目線で描くことの危険性は承知の上です。でも、夏は暑く冬は寒いといった共通認識は変わらないし、(中略)脚本家は人間を書くのが仕事ですから、僕らと共通する部分を見つけなければ、人物を描くことはできません。

三谷大河については前にも書いていますが、どうもふざけているように見えるという批判も多いと思われます。これに関して三谷さんは、史実は参考資料に従って書いている、史実と史実の間を想像で埋めると答えています。この史実と史実の間を想像で埋めるというのは、かつて『花神』の制作統括であった成島庸夫氏のコメントにもありましたが(『花神』大河ドラマストーリーより)、この「想像」の解釈について、何らかの食い違いがあるのではないかと思われます。

またNHK出版のガイドブックでは、三谷さんは史実でない部分は解釈をふくらませるといった意味のことを語っていますが、やはりこの「想像」とか、史実でない部分を自由に書くといった点が、視聴者が考える大河とのギャップとなって表れている感もあります。一例として『真田丸』の史実でないと思われる部分に、信繁と梅の婚礼で、きりがあれこれ信繁の世話を焼くシーンがあります。梅が、きりにそれをやめてほしいと言った時、

「あんた、嫁になったら急に強気になったわね」

と、月9さながらのセリフが飛び出して来ます。他にも、秀吉がいなくなってしまい、片桐勝元があちこちの部屋を探し回っていて、たまたま侍女が着替えをしているのを見てしまう、所謂「ラッキースケベ」のシーンなどが出て来たりしますが、こういう部分に馴染めないという人ももちろんいるでしょう。

何よりも、かつて『風林火山』の脚本を担当した大森寿美男氏のコメントにはこうあります。

何しろ殺戮も略奪も認められていた時代なわけで、彼らのしたことを今の価値観で判断すると、限界が出てくるのは必至です。ですから、善い悪いではなく、今に通じる人間ドラマが描ければそれでいいと考えています。

そもそも三谷さんも、当時の人々の感覚を大事にしたいと以前語っており、その意味では大森氏と共通するものがあるはずなのですが…。さらに三谷さんは、どちらのガイドブックでも、ベースとなる『吾妻鏡』に反することは描かないと言っていますが、結局そういった書き方が、史実に縛られた部分と、史実に縛られない自由な部分のギャップを大きくしているのではないかとも思います。
(この項続く)

飲み物-ロックグラスカクテル



[ 2021/12/30 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『黄金の日日』の創作と疑問点 2

先日投稿分の『黄金の日日』第35回放送分、主人公の登場シーンがちょっとうまく行き過ぎではないかと書いていますが、この回は、それ以外にも疑問に思われる部分もあるので、ちょっとピックアップしてみます。

  • 石田三成と小西行長が一緒にいるのは、要は助左衛門をフォローするのが目的であると思われる
  • 秀吉が「大名にしてやる」などと言っているが、いくら何でもこれはない
  • 五右衛門は美緒を堺まで連れて帰ったわけだが、人目につかなかったのだろうか
  • 助左衛門が、美緒を呂宋に連れて行くと考えるのはいいが、何か一時しのぎのようでもあるし、小太郎をそのまま置いて行っていいのかとも思われる。そもそも当時の呂宋はイスパニアの襲撃を受けていたはず
  • 五右衛門が10年近く前に別れた割に、あまり変わっていない
  • 利休に美緒を匿って貰うのはいいが、呂宋行きの船に乗り込むまでの彼女の様子が描かれていない
  • そもそも美緒がいることを誰が三成に垂れ込んでもおかしくない
  • 今井宗薫の放火の件、何かの伏線と思われるが、どこか間が抜けていないか

このすべてとはいわずとも、美緒が匿われたその後の様子とか、助左衛門は彼女をどうしたいのか、その辺りがもう少しはっきり描かれてもよかったかと思います。あとこれは先日も書きましたが、一番割を食っていると思われる桔梗の心の内が、あまり描かれていません。

昔の大河はよかった、脚本が面白かったと思う人もいるでしょう。しかしいざ観てみると、やはりおかしな部分、ちょっと描き足りない部分はあるし、その意味では、大河の問題点というのは、実はこの当時からあまり変わっていないようにも思われます。

しいて言えば、この当時は女性が主人公という大河はなく、いくら創作が多くても、ある程度筋が通ってはいたとはいえるでしょう。ただ主人公の周囲の女性たちの描き方に、やや難ありと感じられる部分はあります。

この大河、美緒を助左衛門がいわば自由に動かせる存在としてではなく、たとえば『風林火山』の勘助と由布姫のように、どこか気を惹かれるものの、自分には何もできない高嶺の花として描く、そういう方法もあったのかと思うのですが。

飲み物-暖炉とウイスキー

[ 2021/12/05 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-54 続き

先日投稿の「大河ドラマ雑考」で、三谷さんの大河にまたしても触れています。この人の大河は、確かにいくつか疑問に思う点がある一方で、特に『真田丸』などでは、あたかも発表会の如く新説が登場し、恐らくは考証にも時間をかけていたと思われます。これは、来年の『鎌倉殿の13人』でも同じでしょう。

しかしながら、その時々の最新の説を盛り込むのと、ドラマとしての面白さはまた別のものではないでしょうか。戦国らしさを盛り込むという意味では、『おんな城主 直虎』の逃散などもそうでしたし、昨年の『麒麟がくる』の、たとえば女性の座り方などもそうであったといえるでしょう。しかしぞれにも関わらず、この2つはやはりドラマとして馴染めないものもあったし、『真田丸』は、昌幸登場回は面白かったものの、時折窺える最新の説に、時に違和感を覚えることもあるにはありました。

これがなぜかというと、最新の説、あるいは今まで登場しなかったものを盛り込んでいるにもかかわらず、「時代劇」としての面白さがやはり感じられなかったこともあります。逆の見方をすれば、時代劇、少なくとも特定の過去の時代を舞台にした映像作品というのは、ただそれまでの路線を変えるとか、あるいは最新の説を取り入れれば、それでいいというものではないということでしょう。

私自身、2000年以降の戦国大河の総合的な面白さは、『真田丸』よりも『風林火山』の方が上だと思っています。人の心の機微の描写に関しては、こちらの方が優っていると思えるからです。無論これも元は小説で、それにかなり手を加えて脚本ができ上っていますし、特に最初の10回分は全くのオリジナルであるものの、軍師山本勘助の原点ともいえる状況が描かれていて、後々の伏線になっています。

時代劇は史実の裏付けももちろん必要ですが、ストーリー性も負けず劣らずでしょう。前出の直虎、そして麒麟がくるの場合は、ストーリーの部分にいくらか物足りなさを覚えたため、馴染めなかったともいえます。ストーリー自体がありきたり、あるいはその当時ちょっとありえない設定で、なのに大河ということを意識してか、取りあえず戦国的な要素を付け足したような格好になってしまう。『真田丸』は昌幸の登場回は面白かったのですが、それは戦国の世を生き抜くための知恵を身に着けた男が、移りゆく時代のなかで、どのように身を処して来たかの面白さがあったからと思います。

来年がどうなるかは未だ不明ですが、そしてこう言うのは何ですが、新説がやけに目立つ舞台劇のようにならないことを期待しています。

飲み物-白いカップの紅茶

[ 2021/12/02 01:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』登場人物予想

『どうする家康』キャスト発表はまだですが、ここで予想される登場人物をざっとリストアップしておきます。

松平広忠(家康の父)
於大の方(家康の母)

今川義元
太原雪斎
寿桂尼

織田信長
豊臣秀吉

鳥居元忠  榊原康政
本多忠勝  本多正信
石川数正  井伊直政
伊達政宗

築山殿(正室)
旭姫(正室)
西郷局(側室、秀忠の母)
阿茶局(側室)

他にもまだまだいますが、今回はこれまでにしておきます。何せ戦国→織豊政権から大坂の陣までを描くわけですから、かなりの人物が出て来ることになります。また主役の家康が、どちらかといえば弱い存在である以上、彼に敵対する相手を強く、あるいはヒール的に設定する必要があるでしょう。

ところで大坂の陣と書いてはいますが、そこまでやるのでしょうか。無論彼の晩年期に於ける最大の事件でもあり、これを終わらせてしかる後に、幕府の基礎固めができるわけですが、今年の『青天を衝け』同様、晩年期はあまり描かない可能性もあります。

特に序盤の今川家、どのようになるのでしょうか。今川家といえば、『風林火山』の今川家、好きでしたね。あのトリオはなかなか一筋縄で行かないところがありました。藤村志保さんの寿桂尼も、一見上品で穏やかでいながら、とてつもないことを企てたりもしていますし。

それにしても今川や北条(後北条)は、今後もっと大河に出してもいいと思います。

飲み物ーホットワイン
[ 2021/11/07 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

内野聖陽さんが紫綬褒章を受章

11月3日は文化の日、秋の叙勲褒章が行われる日でもあります。

今年は、俳優の内野聖陽さんの紫綬褒章受章が決まりました。おめでとうございます。

紫綬褒章に金メダリストや内野聖陽さんら
(日テレNEWS24)

この内野さん、今まで観た中で、何と言っても圧巻だったのは『風林火山』の山本勘助ですが、『蝉しぐれ』や『スローな武士にしてくれ』も好きでした。現代ドラマも時代劇もできる人なので、今後また大河出演があればとも思います。

ただし『ゴンゾウ 伝説の刑事』は未だ観ておりません。DVDがあるようなので、遅ればせながら観てみようかと思っています。

実はこの11月3日は、偶然ながら、『きのう何食べた?』劇場版の公開日です。よかったね、ケンちゃん。

飲み物-お洒落なランプとウイスキーグラス

[ 2021/11/03 01:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『黄金の日日』「起死回生」と疑問点少々

『黄金の日日』第29回「起死回生」です。信長亡き後の山崎の合戦で明智光秀は敗退、そして農民から竹槍で刺殺されます。その後の天下を誰が統べるのかで、清須会議が開かれるという、これまたお約束の展開です。もちろん三谷さんの『清須会議』とは違いますので、皆が走ったりするようなことはありません。ただこの大河らしく、やはりここでも助左の出番があり、南蛮の珍しい物を持参するようにと言われた助左は、
オルゴール
ビスケット
金平糖
を携えて、石田左吉の許を訪れます。これで信長の孫、三法師をいわば手なずけた秀吉は、三法師を擁して自分が後見人となるものの、最早誰の目にも、秀吉が次の天下人であることは明らかでした。

結局柴田勝家との間で、賤ケ岳の戦いとなり、その一方で助左は再び呂宋へ向かいます。この辺りは武将が主人公でない分、かなりシンプルに描かれています。そんな助左に秀吉は、もう宗久はいない、自分に仕えないかと言うのですが…この時期、秀吉を取るか呂宋へ向かうかで迷いつつ、助左は旅立って、呂宋に残して来た美緒と会います。美緒さん、すっかり呂宋の女性のようになっています。そして自分が不在の間の様々なことを聞かされ、堺へ戻ることを決意します。

しかし堺が近づいた時海がしけ、助左は自分の体を帆柱に括りつけます。その目には宗久の姿が映ります。恐らく、呂宋へ向かう途中に船の難破か何かで亡くなったであろう宗久が、しきりに助左を呼ぶのですが、美緒は行ってはならぬと、助左に縋り付きます。このシーンといい、また呂宋での生活といい、どう見ても助左と美緒が夫婦のように見えてしまいます。

一方で雪深い味土野にいるたまの許を訪れた武士がいます。その人物は表から上がろうとせず、庭に片膝をつき、しかもキリシタン関連の書物をたまに届けていました。訝るたまに、その武士は笠を取り、かつて近江で出会った若武者であったことを告げます。思わぬ再会ですが、いくら何でも創作でしょうね。しかし『功名が辻』のたまと侍女は、もっとつましい暮らしをしていたはずなのですが、この中のたまと左吉はまるで、『風林火山』の由布姫と勘助のようです。あと、この侍女を演じていたのが塩沢ときさんとは驚きでした。

ところで前出オルゴールですが、あの当時まだああいう形のオルゴールはなかったとされています。そもそもまだ、その原型も出て来ていなかったかも知れません。それからビスケットですが、これも元々は平戸に伝えられたのが最初と言われています。それにしてもあのキリシタン関連書物、どうやって手に入れたのでしょうか。また三法師の後見人的存在の秀吉を、執権となった北条義時のようだと柴田勝家が口にしますが、何やら来年の大河を連想させます。


飲み物-ボトルとコルクとワイン


[ 2021/10/21 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』新キャスト発表と来年大河の弁慶その他

『青天を衝け』の新キャスト(恐らくこれが最後)発表です。

渋沢栄一、最後の変身!
(NHK ONLINE)

正直言ってあまり知らない俳優さんもいますし、名前は知っていても、出演作を観たことがない人もいます。ただ泉澤祐希さんと忍成修吾さんは、『西郷どん』に出演していましたね。あと菅野莉央さんも、『風林火山』の海ノ口城主の娘で、後に小山田信有の側室となる美瑠姫の少女時代を演じています。
それにしても「最後の変身」とは何ぞや。まるで特撮物のようです-確かに、吉沢亮さんは『仮面ライダーフォーゼ』に出演していましたが。

それから先日、緒形拳さんと大河について書いていますが、この方は『源義経』と『新・平家物語』の、2つの源平物にも出演しています。特に『源義経』では武蔵坊弁慶という、準主役的な役どころで2年連続での大河出演でした。

ところで弁慶と言えば、未だに来年の『鎌倉殿の13人』の弁慶役が発表されていないようですが、弁慶抜きで行くのでしょうか。過去にも『草燃える』などは、確か弁慶は出ていませんでしたが、出さないのであれば
奥州藤原氏の登場するシーン、特に衣川の戦いが描かれない
義経主従が藤原氏を訪ねて落ち延びるシーンがない
といった、明らかに弁慶が出て来てしかるべきシーンを出さないのが前提になります。

三谷さんのことですから、色々それなりにひねっては来るのでしょう。しかし今までの大河は、幕末や戦国といった、多くの視聴者がいくらか予備知識のある時代が舞台でした。今回はそこまで時代背景や人物、とりわけ坂東武者たちが多くの人々に周知されているかと言えば、必ずしもそうではありません。

まして、弁慶が出てこないのは何故だと思う人も少なくないでしょう。その疑問に十分答えられますかどうか。

10月ももう半ばです。前出の『鎌倉殿の13人』のキャスト発表は11月16日から行われましたが、『どうする家康』の出演者のオファー、そしてキャスト発表の準備は、着々と進んでいるのでしょうか。

飲み物-グラスに入ったビール

[ 2021/10/18 23:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

緒形拳さんと大河ドラマ

それからこれも少し前、『風林火山』関連で投稿した時に、Gacktさんの謙信がビジュアル系と紹介されたことに触れていますが、実際反発もあったようです。しかし宇佐美定満役の緒形拳さんが、演技について色々指導してくれ、それがGacktさんが今なお役者を続けている所以ともなっているようです。しかもこの時緒形さんは、既に体調を崩していたのですが。

ところで大河俳優と言えば、人によって思い浮かべる俳優さんは様々でしょうが、私の場合真っ先に頭に浮かぶのは、西田敏行さんとこの緒形拳さんです。主役も脇役もできて―生憎、緒形さん主演の『太閤記』は観たことがありませんが―、その役に難なく溶け込んでいる、役になりきれているという点では、どちらも共通していると言っていいでしょう。

緒形さんの場合、特に印象深いのは『峠の群像』、『太平記』、『毛利元就』そして『風林火山』の4作品です(今アンコール放送中の『黄金の日日』も含めていいかとは思います)。赤穂関連大河で一番面白かった『峠の群像』の、中間管理職的な大石内蔵助が悩むシーンは、それらしき味わいがありましたし、また『太平記』の足利尊氏の父親の貞氏の、ちょっと人を食ったところ、『毛利元就』の尼子経久の老練さ、『風林火山』の宇佐美定満の、これまた曲者ぽい、あの勘助でさえたじろがせるようなオーラなどなど、この方以外ではちょっと考えられないものでした。あと5年はまだ現役を続けてほしかったです。

それから「一番搾り」のCM、これも覚えています。猫がサンマに近づいて来るやつが好きでしたが、その他にも、日常生活の中にありがちな何気ない光景を背景に、ビールと肴を如何にも美味しそうに口にする姿は印象的でした。主に中年より上の男性が対象であったと思われますが、その層に正にアピールできたのではないでしょうか。

それと、緒形さんが亡くなる年に、実写映画『ゲゲゲの鬼太郎 千年の呪い』で、ぬらりひょんを演じています。実写版は実はどれも観ていないのですが、どのような雰囲気だったのか観てみたいと思います。ぬらりひょんと言えば、何と言ってもあの頭が独特ですね。

飲み物-スノーアンドテル

[ 2021/10/18 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河ドラマに於けるキャラ設定の意外性とその効果

まず、先日の『ルパン三世』についての記述で、次元大介の声を井上真樹夫さんとしていましたが、正しくは小林清志さんです。失礼いたしました、訂正しています。しかしその小林さんも、大塚明夫さんにバトンタッチしましたね。

そして大河関連ですが、『風林火山』のみならず、他の戦国大河でもキャラが立ったと言うか、それまでのイメージを多少覆すような人物は登場しています。『真田丸』の登場人物などもそういう人は多かったですし、『天地人』で小栗旬さんが演じた石田三成もそうでしょう。

ただ『真田丸』の場合、三谷さんの脚本が癖が強めということもありますし、逆に言えば三谷作品だから、これこれこういうキャラにしたのだろうという暗黙の了解が、視聴者の中にもあったかと思います。無論これは、三谷大河の長所でもあり短所でもあります。

それと小栗さんの三成ですが、これが『天地人』でなく、もう少し骨太な感じの大河であれば、あれでよかったのかも知れません。しかし『天地人』自体が夫婦大河的で、しかも女性キャラの描き方がどこか朝ドラ的なところもあり、その中であの雰囲気では、どこか浮わついた印象を免れませんでした。あの髪型は正直ないだろうと思ったものです。兼続が成人しても前髪をつけていたのも妙なものでしたが、それを遥かに上回る奇妙さではありました。

無論制作サイドとしても、いくらか不思議キャラ的な印象を出そうとしたのは事実のようです。実際あの格好で景勝の家臣たちに会った際、彼等から不思議そうな視線を向けられていますが、その意外性がどうもうまく活かされていなかったようにも思われます。

逆の見方をすれば、夫婦大河でなければ出せないキャラと言うのも中にはいるものです。たとえば『功名が辻』、この時の山内一豊は、夫婦大河ならではの愛すべきキャラでした。これがもっと男性的な大河であれば、また描き方も違っていたでしょう。土佐入りしてからは、長宗我部の一領具足たちを追い払うため、キャラが豹変した感はありましたが。

戦国武将が主役のため、もう少し男性的な路線かと思ったのですが、どちらかと言えば千代が主役レベルの大河になっています。『利家とまつ』もしかりですが、この2つは少なくとも『天地人』よりは、夫婦大河としてまとまってはいたかと思います-ただ『功名が辻』の方が、個人的には好きです。武田鉄矢さんが演じた、一豊の家臣である五藤吉兵衛なども、夫婦大河だからこそあれでよかったのだろうと思います。

大河で武田さんが演じる役は、どこか『金八先生』的なイメージがあるのですが、特に『太平記』の楠木正成とこの時の吉兵衛にはそれを強く感じました。祖父江新右衛門の子供への注意などは、生徒に対する先生の口調でしたし。あとこの中で、家でくさっていた一豊に、母親の法秀尼が厳しく詰め寄るところをはじめ、千代とよね(よね亡き後の拾→湘南)や、大政所と秀吉の関係など、母と子の存在も強く打ち出されており、これも夫婦大河ならではと言えるでしょうか。

飲み物-ブランデーグラスのビール

[ 2021/10/13 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

なぜ『風林火山』はビジュアル系謙信でもよかったのか

以前『どうする家康』のキャスト関連で、Gacktさん演じる『風林火山』の上杉謙信の琵琶について、流石ミュージシャンと書いていますが、のみならず実にエキセントリックでもあり、またその姿の斬新さから、この年のお正月の大河関連特番-最近はそういうのもなくなり、バラエティで採り上げられるのみになりました-で、「ビジュアル系」と紹介されていたのを覚えています。しかしなぜ「ビジュアル系」でも収まりがよかったのでしょう。

それはやはり、この『風林火山』が骨太な、寧ろ泥臭いイメージの大河であったこととも関係しています。策略に次ぐ策略、そして戦が根幹をなす大河だったからこそ、あれだけ攻めた謙信像でもよかったわけです。これが夫婦大河とか、あるいは女性主人公大河などであったら、このイメージでは変に甘ったるく見えたことでしょう。

また、主人公である勘助から見た二人の武将の一人である以上、それぞれの特徴を際立たせる必要があったと思います。側室を何人も持つ、如何にもこの時代の武将らしい主君の信玄と、中性的キャラの謙信とではかなり対照的であり、それゆえにかなりのインパクトを視聴者に与えたのではないでしょうか。

飲み物-グラスに注がれたエール
[ 2021/10/12 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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