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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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大河ドラマ雑考-44(奇を衒う演出に対する疑問)

『青天を衝け』の初回視聴率が20パーセントということです。これに関しては、いくつか理由が挙げられます。

  • 基本的に視聴率は関東の数字であり、『青天を衝け』の舞台は関東(深谷、水戸)である
  • 初回、第2回位まではご祝儀的な意味もあって、数字が高く出る
  • 北大路欣也さんや小林薫さんなどのベテラン俳優が目当てで観た人もいる

一方で蚕のCGによる描写が不気味だといった声もあるようですが、これは今後どう影響するのでしょうか。言っては何ですが、あまり奇を衒いすぎた演出は、そのドラマの評価にも関わりかねないかと思います。

この手の奇を衒った演出は、たとえば『おんな城主 直虎』、『いだてん』そして『麒麟がくる』でも見られました。『麒麟がくる』の場合、初回でいきなり「母上に尻をぶたれる」意味で、後ろ向きに屋敷に入るシーンがありましたが、いくら何でもあれはないでしょうね。親に尻を向けるのかと言われるのが落ちではないでしょうか。
『直虎』も例のエクセルまがいの計算や草履投げ、さらにはヒロイン自身の
「女子は血を見慣れておる」
などのセリフは如何なものかと思いました。別に女性の生理を描くなとは言いませんが、あのように直截な言い方をさせる必要もないでしょう。
『いだてん』に至っては冷水浴の「ひゃ~」に始まり、わざわざ主人公に立小便をさせてみたり、バゲットとバケツを間違えさせたりで、こうなるとちょっと痛いなという印象を受けてしまいます。無論、昔の大河も総集編を含めていくつか観た結果、それなりにおかしな部分はありますが。

ところでネットの某女性週刊誌記事で、大河平均視聴率ワースト15なるものをやっていましたが、これは先日投稿したように、最近の大河の低視聴率は、BS先行放送によるところも大きいと思います。かてて加えて、低視聴率でも内容が良ければいいという意見もあるようですが、どれがいいかよくないかは、きわめて主観的なものです。
特に、所謂サブカル層に受ける大河が、そのような評価を受ける傾向が高いようです。これは大河ドラマ雑考-29で、このように書いています。

話が戻りますが、『いだてん』と『おんな城主 直虎』にはどこか似通ったものがあります。出演者も一部ダブっていますが、演出方法がどうも奇を衒いすぎたように見える点です。こういうサブカル好きな層が好みそうな演出方法が、本来の大河視聴者の嗜好とどこか反りが合わないと考えられます。そして『直虎』を支持したコアなファンが、『いだてん』の支持層となっているようにも感じられます。

『平清盛』もそうであると言えるかもしれません。私も清盛は割と好きー但しリアルタイムで観ていないーなのですが、それ以外の『直虎』や『いだてん』などは、やはり馴染めなかったと言えます。要は、サブカル好きな大河というのは、私には今一つで、逆に演出や構成に疑問を持つ大河と言えるのでしょう。
私見ではありますが、こういう大河はしばしばネット上、特にSNSなどで盛り上がる傾向も高いようです。以前はツイッターで、そういうアカウントをフォローしたり、またフォローせずともチェックしたりもしていましたが、最近はそういうこともなくなりました。

その理由として、恐らくは当該作品を盛り上げるためなのでしょう。すべてに於いて肯定的な意見が強く、それが作品への一方的な、しばしば思考停止的な賛美に映ったせいです。無論その作品を好きであれば、それに越したことはないのですが、1年間観ていると当然おかしな点、批判すべき点も出て来て然るべきなのに、それがまず見られない。
また、私にしてみれば奇を衒うような演出が「刺さる」ように感じられもするのでしょう。結果それがエコーチェンバーとなり、特定の好意的な意見が増幅されてしまうと思われます。同調圧力と言うのは不適切かも知れませんが、こういう人たちからは、これだけ支持されていますよということですね。一種のバンドワゴン効果なのかも知れません。

私の場合、『直虎』でツイッターの大河チェックをやめましたが、公式アカウントは『西郷どん』まで続けていました。これは単純に、好きな大河だったということが挙げられます。これも視聴率は高くないものの内容は好きで、この大河の場合、多少奇を衒うような演出もあるにはあったのですが、気になるほどではありませんでした-岩倉具視役の笑福亭鶴瓶さんが、少々アクが強くはありましたが。また、2007年当時の戦国大河としては低視聴率ながら、『風林火山』も好きな作品でした。

そのため「低視聴率でも内容がいい」という意見には同意できます。ただこの表現が、数字はよくないけど、サブカル層に受ける、もっと言えばSNSで話題になる作品のことのみを指すのであれば、それは如何なものかとは思います。何よりも、マスコミや当のNHK自身の評価が、
「ツイッターではこう言っていた」
的な、エコーチェンバーの上澄み部分のみを見ている点が気になります。ツイッターすなわち世論とは必ずしも言えないし、マスコミはともかくNHKはもっと冷静に分析するべきかと思うのですが。

飲み物-アイリッシュコーヒー

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[ 2021/02/16 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『麒麟がくる』が終わって-2

先日の続きです。

まず『麒麟がくる』の最終回、最後の方だけちらりと観たのですが、案の定というか、本能寺の変の後がすべて省略されていました。本来光秀を主人公にするのであれば、本能寺の変の後にもうひとつのドラマがあるわけです。言うまでもなく山崎の戦いです。ただ戦いのみならずそれに至るまでの過程、中国大返しに始まり、細川や筒井順慶の裏切りなどを如何に描くかが脚本家の腕の見せ所でもあるわけですが、その部分が思い切り端折られていましたね。

ならばそのまま終わったかと言うと、さにあらず。これも予想しえたことですが、オリキャラの3人をやはり入れて来ましたか。どうにもこうにもこの大河は、この3人を見せるためのものだったのではないかと、そう邪推したくもなりますし、これが、如何にもファンタジー的に映るわけです。同じ脚本家の『太平記』では、ここまでオリキャラが出て来ることはまずなかったのですが…。『麒麟がくる』が、『太平記』の劣化コピーのようにも感じられる所以です。

あと、これも初めの方から感じてはいたことですが、やはり戦闘場面が取ってつけた感じがあります。これに関しては第2回の『道三の罠』の感想で、こう書いています。

それと思うのですが、殺陣がどうも今一つです。そもそも雑兵の着物はまだしも、甲冑もやけに華々しいイメージがあるのですが、光秀や伝吾、さらにはその雑兵たちがいとも軽々と刀や槍を振り回していたり(そこまで軽いものではないと思いますが)、斬るというよりは刀を当ててみる感じだったり、一斉に矢を放ったところで相手にすべて当たったりと、ちょっとありえないような描かれ方になっています。何やら刀や槍を使ったアトラクション、あるいは懸り太鼓のBGVのようにも見えてしまいます。懸り太鼓や退き鉦などが出て来るのはいいのですが、そういう部分と、この戦闘シーンのいわば軽さとが、どうも噛み合っていない感もあります。ああいうのも、受信料でやっているのですけどね。

この最終回に関しては賞賛の声もありましたが、もちろん批判的な声も見られました。
本能寺後のシーンのカットの是非、内容が薄っぺらい、さらにはプロデューサーと脚本家の自己満足で終わった大河という声もあり、私もこれらの意見に同意です。誰でも今一つ馴染めなかった、好きになれなかった大河の場合は、制作陣の自己満足に終わったという印象を抱きがちですが、この作品はそれに加えて、戦国らしさがあまり感じられませんでした。

尚先日、視聴率についても書いています。
2000年代と比べてみると、戦国大河は5パーセントほど下がっています。余談になりますが、2000年代でもあまり数字を取れていない作品はあり、『風林火山』などはその一例です。私としては、この作品は登場人物のキャラが立っていてかなり面白く、その数字の低さはちょっと意外でしたが、こういう戦国らしさを生々しく感じさせる作品より、多少無難な感じの夫婦大河の方が、やはり数字を取れるのでしょうか。

それとやはり先日ですが、録画がない時代の大河についてこう書いています。

かなり前のは映像そのものが殆どない、またビデオが普及していないなどで、同じ大河をリピートして観ることができず、それも評価に影響しているのではないでしょうか。

要は映像を繰り返し観ていると、素人でもドラマの掘り下げ方がかなり理解できるようになるのですが、録画やVHS、DVDが存在しない時代は、そういう観方は不可能です。その当時を知る人の話によると、その頃は観方ももう少し緩かったようで、史実に関してもそううるさくなかったようです。
無論歴史に詳しい人はその当時もいたと思われますが、恐らく多くの視聴者は、原作となっている小説と照らし合わせていたのでしょう。本来フィクションであるはずの小説、そしてそれをベースにした大河を、ある程度は事実と受け止めていた人もいたのかもしれません。
ちなみに、ガイドブックが登場したのは1970年代後半のようで、その頃から徐々にビデオデッキも普及するようになり、大河を様々な視点から、多角的に捉えるようになったと言えそうです。

それから『青天を衝け』ですが、
『あさが来た』の五代様
『西郷どん』の小松様
この両名の出演が決まりました。
詳しくは明日アップする予定です。
(この項続く)

飲み物-ホットカフェオレ
[ 2021/02/10 00:00 ] 大河ドラマ 麒麟がくる | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-40

先日の『麒麟がくる』で、光秀の丹波攻めかという展開が窺えるという一方で、また駒が出て来て義昭に説教していたらしいです。駒が将軍の側にいるだけでもおかしいのですが、説教するに至っては『江』を思い出してしまいます。恐らくオリキャラは最終回まで出て来るのかもしれませんが、この2人が暗躍(と言うべきでしょうか)するせいで、肝心の光秀の存在感が今一つになっているようにも思えます。

ところでこれも先日、90年代に大河の傾向が変わった一因として、赤穂大河が99年で終わったからと書いています。このせいかどうか知りませんが、最近の40歳以下は、一部を除いて赤穂事件を知らないといった内容のツイを目にしたこともあります。しかし思うのですが、この赤穂事件というのは大河化せずとも、1クールでカバーできるように思えます。『忠臣蔵の恋〜四十八人目の忠臣〜』などというのもありましたが、ああいうやり方でもいいかと思います。ただ若い世代ほどTVを観なくなっていますので、どのような方法を用いるかを検討するべきでしょう。

それと似たような傾向として、所謂川中島大河(武田VS上杉)も、『風林火山』以降は制作されていません。これに関しては『国盗り物語』に見る明智光秀番外編と川中島大河で書いていますが、こちらもワンパターンになりがちで、ストーリーの展開も限られてくるからでしょう。その点『風林火山』は山本勘助視点で、しかも諏訪御寮人(由布姫)との関係が中心という構成に興味を惹かれました。

その打開策としてポスト川中島、つまり武田と上杉の、それぞれの後継者のサバイバルを描くという方法があります。実際『天地人』の時代背景や舞台設定はそれに近いのですが、この大河は基本的に夫婦大河であり、直江兼続の描かれ方が如何にも物足りなく感じられました。御館の乱にしても、もう少し戦国らしく描けなかったものでしょうか。中でも一番笑ってしまったのは「本能寺爆発」ですが、それはともかくとして、これがもう少し掘り下げられていたら、また新分野を開拓できたのかもしれません。

あとこれは再来年の『鎌倉殿の13人』関連ですが、今まで三谷幸喜氏の大河は「敗者」が主人公でした。新選組しかり、真田信繁しかりです。しかしここに来て、いわば勝者である義時が主人公となっています。義時自身、かなりの葛藤に苦しんだこともあったでしょうが、最終的に源氏直系と一部の御家人を滅亡させ、北条氏の執権体制を作り上げたという見方をすれば、やはり勝者と言えそうです。この大河は恐らくは「ポスト源平」の時代を念入りに描くと思われますし、そうなってほしいものです。

飲み物-ホットカフェオレ
[ 2020/12/22 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

フィクションの中の非現実 その2

まず先日の投稿分、何か所か加筆修正をしていますので、その点についてお断りをしておきます。

その分にも書きましたが、大河ドラマでももちろん主人公無双であるとか、大げさなシーン、非現実的なシーンは登場しますし、女性主人公大河にそれが多いというのは、今までも書いて来ました。しかしながら先日の『麒麟がくる』の場合、主人公でなくオリキャラ無双になってしまっているふしがあります。実際この前の分の録画をざっと観てみたのですが、以下のような点が挙げられます。

  • 駒が光秀に、自分の薬を売っていた14歳の少年が、比叡山に向かって焼き討ちに巻き込まれて死んだと言い、暗に戦に否定的な見解を示す
  • 同じく駒が、公方様の側にいるとこのようなことがわかると口にする
  • その駒は筒井順慶と差しで話している。また、光秀の娘たまにかなり馴れ馴れしい口調で語りかける
  • そのたまは、比叡山の件で市場で石をぶつけられて負傷する。それを駒が助ける。しかしどう見ても石を投げた人物は、信長の家臣の娘と知っていて投げたように見える。そのようなことはあるのだろうか
  • 光秀が順慶と会う時も駒が同席する
  • 光秀が比叡山で命令に背き女子供は助けたと言うが、信長はそれを容認する。(ちなみに『軍師官兵衛』では女子供を助けたのは秀吉)
  • 松永久秀がいる部屋で畳の上にじゅうたんが敷かれている。しかし桶狭間の回でも書いたように、畳の部屋にじゅうたんという和洋折衷は、秀吉が天下を取り、大坂城の部屋で初めて行ったとされている。また階段に手すりがあるが、その当時はこうなっていたのだろうか
  • 全く個人的願望だが、信玄は市川猿之助さんが演じてもよかったかも

ざっとこんな感じでしょうか。まず駒が出て来るシーンですが、野戦病院のような所で負傷者の世話をしており、あたかも『JINー仁ー』の橘咲のようです。実は順慶と差しで話していたのはこの時ですが、普通に考えてこれはないでしょう。かてて加えて、将軍足利義昭の側女?なのか、しょっちゅう一緒にいるようですが、無論これもおかしい。しかも公方様の側にいたらこれこれがわかると言っていますが、公方様は、言っては何ですがどこの馬の骨とも知れない女がいる場所で、色々なことをぺらぺら喋っているのでしょうか。脇が甘いですね、信長に追放されるわけです。

しかも14歳の少年、ぱっと見10歳位に見えます。この当時14歳と言えばもう一人前であり、どこかの店に奉公していてもおかしくないでしょう。子供呼ばわりするのはちょっとおかしいのでは。それで戦がどうのこうの、『真田丸』で信繁の背中を押したきりや、夫の気持ちを汲んでいた『軍師官兵衛』の光とはかなり違いますね。また光秀ですが、『西郷どん』で蛤御門の変の後、戦を云々するふきに、貴女は関係ないと吉之助が一喝しますが、あの位言ってもいいでしょう。

さらに光秀の娘のたまですが、ああいう場所で明智の娘とわかるのでしょうか。それも石を投げるなどというのもどうかと思います。そしてここで、また駒が登場。わざわざ彼女の出番を増やしているように見えます。しかもたまにタメ口で話しかけ、お手玉を披露といった具合です。こういうシーンを入れるのなら、他に入れるべきものがあると思います。その駒は光秀が順慶と会う時も同席。

何だか『江』の二番煎じのようです。しかもあちらはタイトルどおり、江が主人公だったわけです。こちらは一応主人公は光秀なのですが…恐らく実質的な主人公はオリキャラの駒で、光秀は脇役なのでしょう。そうとでも考えないと納得できません。しかししかるべき身分の出身でもなさそうな駒が、どうやって将軍だの、大名だのと同席できるのか不思議です。

それにしても光秀が女子供を助けたと言った時、信長が目こぼしするような態度を取りますが、既にこの時、両者の食い違いが表面化していてもいいかと思います。そしてじゅうたんの敷かれた部屋。これは秀吉の天下になってから後と思われます。また階段の手すりですが、この場合はともかく、少なくとも城などでは敵の襲撃に備えて、わざと手すりを付けず、また角度もかなり急になっていたようです。

大河にも色々ありますが、非現実的、少なくともちょっとこれはないのではという描写は、今までは女性主人公の大河の一部や『いだてん』などでした。男性が主人公の戦国大河で、こういう描写を見せられるのは前代未聞です。

それと猿之助さんですが、武田信玄と言えば、市川亀治郎時代の『風林火山』での信玄役を思い出します。ただ、信長と敵対する設定の信玄に向いているかどうかはいささか不明です。

飲み物-コーヒーと砂糖とミルク
[ 2020/12/03 00:15 ] 大河ドラマ 麒麟がくる | TB(-) | CM(0)

『鎌倉殿の13人』キャスト発表その3と霜月騒動

本日も、『鎌倉殿の13人』キャスト発表関連です。ところで先日、2度目の発表であるにもかかわらずその1としておりました、失礼いたしました。訂正しています。

今日発表されたのは以下の5名(敬称略)です。

三浦義村-山本耕史
和田義盛-横田栄司
伊東祐親-辻萬長
阿波局-宮澤エマ
土肥実平-阿南健治

大本命の1人、山本耕史さんは義時の友人三浦義村です。ただしこの人物は「13人」には入っていません。和田義盛も同様で、一旦は合議に加わるものの、頼朝の死後滅ぼされてしまいます。ちなみに義盛を演じる横田さん、以下のようにコメントしています。

「気は優しくて力持ち。みんなから愛される西郷さんみたいなまっすぐな男。でも抜けているところがあるいじられキャラ」

確かに根っからの武人らしく、愚直なところがある人物ですが、三谷氏はいじられキャラとして描くようですね。しかしここで「西郷さん」が来ましたか。そう言えば『西郷どん』のまとめが延び延びになっていてすみません。それから辻さん、実はこの方のコメントの冒頭に
「久々の大河ドラマ」
とありますが、実は『いだてん』に出演しているので、久々というわけでもないようですが…近現代でない大河という意味であれば、『風林火山』以来ですから久々となります。『ノーサイド・ゲーム』にも森下教授の役で出演しています。

宮澤エマさんは、こちらも三谷作品の映画とウェブドラマに連続して出演です。そして山本さん同様常連と言うべき阿南健治さん、『真田丸』の長曾我部盛親が思い出されますが、今回は長老的存在である土肥実平です。

主役に近い人たちの発表は、後のお楽しみということになりそうです。時政がまさかの草刈正雄さんということはあり得るでしょうか。

しかし、この中で出て来る御家人たちの一部はその後粛清されてしまいます。頼朝の側近である安達盛長も、子孫の泰盛が霜月騒動で一族共々滅ぼされます。元々頼朝の没後、北条氏はかつての源氏恩顧の御家人たちを滅ぼし、御内人と呼ばれる、北条氏の被官を優遇するようになります。つまり
北条とその家臣VS鎌倉幕府創設以来の御家人
という勢力図が出来上がり、最終的に北条の家臣である御内人が幕政に関与するようになります。この霜月騒動は、『太平記』の初回に登場するので、ご存知の人も多いでしょう。ちなみに、かの諏訪氏も御内人です。

それはそうと、この『鎌倉殿の13人』のツイッターアカウントは既にあるのですが、なぜか『青天を衝け』のアカウントがまだのようです。一体どうなっているのでしょう。来年の大河は『青天を衝け』のはずなのですが。

飲み物-バーのラテフロート
[ 2020/11/18 23:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『新・平家物語』第2巻を観て感じたこと

第2巻の感想です。先日の分であらかた書いてはいますが、第1巻つまり上ノ巻にかなり尺を割いたせいで、第2巻が駆け足気味になったように見えます。せっかく栄華を極めたにも関わらず、滋子の入内、日宋貿易、そして厳島神社の社殿造営などの描写がありません(本編でどの位描かれたかはわかりませんが)。また清盛が放った禿とか、頼朝や義経の壇ノ浦後の描写があってもよかったかと思います。金売り吉次が出てこなかったのも、源平物としてはちょっと物足りないです。

脚本の平岩弓枝氏が、所謂ホームドラマ系の脚本家というのも関連しているのか、親子や男女の会話などの雰囲気はそれらしさが出ていますし、一方で後白河法皇と清盛の対立もうまく描けているとは思います。しかしやはり平家の比重が大きく、頼朝旗揚げ後の源氏軍の描写などは、少なくともこの総集編ではかなり限定的だったのが残念です。

それと、総集編とするに当たってやむを得なかったとは言え、麻鳥の登場シーンがやはり少なすぎです。原作だとこの人は伶人(雅楽の奏者)であり、その後御所の水守となって崇徳上皇の配流先へ行き、さらに医師となって、貧しい人々を助けるという設定になっていました。その医師としての生活の中で、平家の興亡や源氏の興隆を、庶民としての立場から目にする存在であり、いっそのこと、麻鳥が主人公のスピンオフでも作ってよかったかと思うほどです。その位、この物語には大事な位置を占めている人物です。

ところでこの麻鳥を演じた緒形拳さん、『峠の群像』ではもちろん大石内蔵助役です。この後も大河には何度も出演しており、特に
『太平記』足利貞氏
『毛利元就』尼子経久
『風林火山』宇佐美定満
この3つは正に好演と言っていいでしょう。
一応『新・平家物語』も終わったので、そろそろ『峠の群像』の、今度は第2巻について投稿予定です。

尚この大河で、頼朝に加勢した北条家の二男で、『鎌倉殿の13人』の主人公でもある小四郎義時を演じたのは、かの西田敏行さんです。西田さんは『おんな太閤記』の秀吉役で有名になりましたが、その4年前に、『花神』の山県狂介(有朋)も演じています。司馬作品には
国盗り物語(弥八)
花神(山県狂介)
翔ぶが如く(西郷吉之助→隆盛)
功名が辻(徳川家康)
と、『竜馬がゆく』以外はすべて出演しています。また私としては、『西郷どん』の菊次郎の印象もかなり強いです。

飲み物-コーヒーと砂糖とミルク
[ 2020/10/22 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『新・平家物語』総集編を観て 2

『新・平家物語』、第1巻の後半です。清盛は義母池ノ禅尼からの銭を麻鳥に渡します。麻鳥は何度も礼をして去って行きます。そして彼はその年の冬密かに讃岐に渡って、崇徳上皇の住居の前で笛を奏で、上皇はそれに聞き入ります。上皇はその8年後に崩御しますが、その間この讃岐に上皇を訪ねたのは麻鳥のみでした。

宮中では、後白河上皇の乳母の夫である信西が権力を握っており、やはり上皇の近臣である藤原信頼と対立していました。そして平家一門が熊野詣に行く隙を狙い、義朝と手を組んで、信西を亡きものにして権力を握ることを企みます。信西はわずかな従者を連れて逃げるものの、義朝の追手が近づいているとの情報から、穴を掘ってその中に入り、芯をくりぬいた竹を地上に出して呼吸をしながら、敵が過ぎ去るのを待ちます。しかしそれを目撃していた百姓がいたため、義朝軍から殺されてしまいます。

熊野詣の途中でそれを知った清盛は、万事休すといった状態でした。ところが家人の家貞が、武器や甲冑を荷駄に入れており、清盛たちは武装して信頼や義朝軍との戦いに臨みます。その頃清盛の館を、源頼政(兵庫頭)が訪ねて来ており、応対に出た時子が、いずれ主が帰ってからと言うのを聞いて、戦場で会うか清盛の招きを受けるかどちらかと、意味深な言葉を残して去って行きます。

両者の対立は避けられなくなっていました。これを受けて後白河上皇は幽閉先を逃げ出して仁和寺へ入り、清盛は二条天皇の脱出を助けます。天皇を迎え入れたことで、打倒信頼・義朝の勅命が下り、平家軍阿は三手に分かれて義朝の軍を攻め立てます。義朝軍には、この日が初陣の三男頼朝もいました。しかし最終的には平家軍に敗れ、中立を保っていた頼政の軍まで敵に回した義朝軍は、なすすべなく落ち延びて行きます。その途中頼朝ははぐれてしまい、また長男義平たちと別れた義朝は、尾張野間で裏切りに遭って暗殺されます。

頼朝はその後、平家の家臣である宗清と出会って六波羅へ赴きます。頼朝は将来出家したいという望みを抱いており、池ノ禅尼も彼の助命を嘆願します。清盛は直に頼朝に会って話を聞き、結局この頼朝と、常盤の子供たちの助命を認めました。これには弟の経盛と教盛が反対しますが、義弟の時忠は清盛に同意します。そして頼朝は、池ノ禅尼の手になる写経を受け取り、流刑地の伊豆へと去って行きます。

子供たち(後の阿野全成、源義円、源義経)と別れた常盤の嘆きはひとしおでした。ところがある日、清盛は源氏の残党である義平に襲われ、常盤がいる伊東景綱の屋敷に身を潜めます。そこで常盤に出会ったことで、逢瀬を重ねるようになり、清盛は、さぞ自分のことを恨んでいるだろうと言うものの、常盤はその清盛に、身をゆだねるようになります。

しかし常盤との密会は、敵の女を我が物にしたと評判が悪く、時忠が出向いて彼女に再婚を勧めます。常盤は、それに従うしかありませんでした。その後常盤は寺に詣で、子供たちの安全を祈願します。その後僧の案内で通された部屋には、清盛が待っていました。一人の男と女として会いたいと口にする清盛に身をまかせ、2人だけの時間を過ごした後、常盤は寺を後にし、この2人が再会することはありませんでした。

その頃時子は弟の時忠と外出していました。車を止めたその場所で、時忠は、御簾を上げるようにと言い、時子も外を眺めます。そこは西八条で、いずれここに平家の屋敷ができると得意げな時忠に、時子は、自分が欲しいのはそのようなものではないと言い、御簾を下ろしてしまいます。(第1巻後半終わり)

麻鳥の登場から平治の乱を経て、いよいよ清盛が名実ともに権力者になるまでが描かれます。この総集編では、崇徳上皇の狂気に満ちた振る舞いはありません。麻鳥が上皇を慕って、讃岐にやって来るまでが描かれています。そして、信西が我が物顔に政治を仕切るのを快く思わない信頼は、平家一門が留守の間に、信西を亡きものにしようと企み、これがもとで平治の乱が起こります。

しかし清盛が上皇と天皇を匿っている以上、信頼や義朝は朝敵にならざるをえませんでした。さらに、義朝の三男頼朝はこの平治の乱が初陣でした。『平清盛』とは違い、この大河ではセットでの撮影とはいえ、一応雪景色となっています。その雪を見つめる頼朝を見ながら、義朝はこう口にします。
「合戦と言っても雪合戦をしたい年ごろだなのに、その雪を血に染める合戦である」
後に頼朝がはぐれた後、八幡神に無事を祈る姿共々、義朝の父親としての愛情が窺えます。

しかしこの藤原信頼、如何にも小物臭のする人物で、自ら甲冑をつけて戦場に出向いたはいいものの、清盛の息子重盛から、烏帽子を射抜かれてしまいます。しかも平家一門が熊野に向かうのを、窓越しに眺めてにやにやしたりと、如何にもこの辺りは勢力争いに絡みたがる公家の姿です。しかしこの窓越しのシーン、何か既視感があると思っていたのですが、『国盗り物語』と『麒麟がくる』で、斉藤道三が信長一行を待ち受けていたその時に、当の信長のあられもない姿を見て仰天するシーン、あれにちょっと似ています。

清盛は一同に檄を飛ばす際、平治に、平安の都で平家が…と頭韻を踏んだ言い方をしています。そして戦は短時間で決着がつき、義朝一行は落ち延びて行く最中で、居眠りをしていた頼朝とはぐれます。その後義朝は暗殺されますが、頼朝は自分を狙っている者たちに気づき、無我夢中で刀を抜いて馬を走らせます。その後の様子が端折られていますが、恐らくは郎党と共に六波羅に行こうとしていたところを、平家の家臣に見つかり、その郎党が斬られてしまいます。平宗清が馬上からものを尋ねたため、自分はそのような身分ではないと、毅然として答える頼朝です。

平家の棟梁である清盛は、この頼朝、そして常盤の子供たちをどうするか悩んでいましたが、池ノ禅尼の要請もあり、助命することに決めました。これが後々禍根を残すことになります。頼朝が挙兵した後、自分を裏切った義仲の子義高を手にかけたのは、これが一因でした。ともかく頼朝は池ノ禅尼から、将来は出家するように言われてうなずきますが、一方で、別の人物から出家を思いとどまるように言われており、それにも同意していました。『草燃える』関連でちょっと触れていますが、頼朝という人物の二面性が、この時既に芽生えていたようです。

常盤は寂しさもあり、清盛に身をまかせるようになって行きます。しかし正室である時子は、それが面白くありません。時忠から西八条の屋敷の計画を聞かされても、そのようなものは欲しくないとにべもない態度を取ります。しかしその時忠は、義兄の体面も考えて常盤に再婚を勧めてはいるのですが…なお、この大河では2人の間に子供はできていません。

しかし仲代達矢さん、私としては『風林火山』の武田信虎のイメージが強いせいか、かなりお若いですね。無論、他の出演者も同様です。

飲み物-チューリップグラスのビール
[ 2020/10/10 01:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

明智光秀番外編続きと『おかえりモネ』

『国盗り物語』に見る明智光秀番外編と川中島大河という投稿で、過去の大河で明智光秀を演じた俳優さんのキャラ設定について書いていますが、この中で書き洩らしていた人たちがいます。『太閤記』の佐藤慶さん、それから『軍師官兵衛』の春風亭小朝さんです。

佐藤さんは、『太閤記』で大河ドラマ初の光秀を演じています。とはいえ、この作品について私は殆ど知らず、一度BSでの特番か何かで映像を見たきりで、しかもドラマと言うよりは昔の時代劇映画といった感じでした。そのため、本来この大河で初お目見えした、緒形拳さんの秀吉と高橋幸治さんの信長は、2度目の登場作品である『黄金の日日』のイメージしかありません。

佐藤さんと言えば、私としては『炎立つ』の源頼義、そして『風林火山』の僧清胤を思い出します。『炎立つ』では、藤原経清の斬首の際に、わざわざ刀を岩に打ち付け、刃こぼれさせて切れ味を悪くしてから処刑に臨むという、何ともいやらしいシーンがありました。『風林火山』では、高野山ですわ斬り合いになろうとした勘助と上杉政虎(謙信)を諫め、曼荼羅を見せて諭す役でしたね。

小朝さんの方は、正直言って当初あまり光秀のイメージは感じられず、どちらかと言えば織田家譜代の家臣のイメージでした。何度か観ている内に段々慣れて来て、本能寺の変の回でかなりすんなり受け入れられるようになりましたが、やはり多少の違和感がつきまとったものです。近藤正臣さんの光秀を基準にしていると、どうしてもこうなってしまうのでしょう。

『おんな城主 直虎』では、光石研さんが光秀を演じていました。この大河では登場シーンはさほど多くなかったのですが、「金柑頭」ではなく、白髪の光秀だったため珍しく感じられたものです。「魔王」信長を相手に気苦労の多そうな役どころでしたが、この時はTBS系列で『陸王』が放送されており、私自身は、このドラマでスポーツ店のオーナーを演じていた光石さんの方を思い出してしまいます。

ところで前出の『風林火山』で、勘助を演じていた内野聖陽さんですが、来年春からの朝ドラ『おかえりモネ』に、主人公の父親役で出演です。このシリーズには西島秀俊さんも出演予定ですので、『きのう何食べた?』をついつい思い出します。また主人公の母親役が、三谷大河の常連の鈴木京香さんなので、この中から何名か『鎌倉殿の13人』に出演するのではないでしょうか。『真田丸』にも、『まれ』の出演者が何人か出ていましたし。
『おかえりモネ』出演者発表
(百音が登米で出会う人々編)
(NHK ONLINE)


飲み物-チューリップグラスのビール
[ 2020/10/03 23:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

昔のドラマや大河についてよしなしごとをあれこれと

タイトルにあるように、ドラマについて取り留めもなく書いて行きたいと思います。

以前70年代のホームドラマについて書いたことがありますが、やはりドラマというのは、放送された当時の社会や世相を反映するものです。それゆえ年月が経ってから観ると、タイムカプセル的であり、その当時はこうだったのかと再認識、あるいは発見する手段とはなるでしょう。ただ如何せん、その当時とは物事の発想であるとか、生活様式、通信手段などがかなり異なっているためー特に、ここ何十年かはそれが顕著であるためー、同じ価値観を共有しにくいともいえます。

実を言うと私の場合、意外とホームドラマを観ていません(まったく観なかったというわけでもありません)。どうもワンパターンになりがちな嫌いがあり、むしろ80年代頃はドラマよりも、まだ民放で放送されていた時代劇、あるいはクイズとか紀行番組を主に観ていました。そのため『北の国から』も、『渡る世間は鬼ばかり』も大して観ていません。またこの2作ではないものの、ある時話題になっていたドラマの話を振られたことがあり、生憎それを観ていなかったため、どうにか取り繕った記憶があります。

話が戻りますが、制作当時の状況については、大河でも似たようなことが言えます。大河は時代劇ですから、その当時の社会を反映しているわけではないにせよ、制作技術がその当時のものであるため、カツラの継ぎ目がはっきりわかったり、ロケもしてはいるものの、スタジオ撮影の比重が高かったり、果てはCGがなかったりといった点が挙げられます。他にも登場人物を紹介する字幕がないといった点、また個人的にはあまり同意しませんが、女性主人公大河なども時代の風潮と捉えるべきでしょう。その意味では、こちらもそれぞれの時代を感じ取ることができます。

ここから大河関連です。先日川中島大河も最近は作られていないと書きましたが、元々20年に1度くらいの割合でしか作られておらず、今後その可能性がないとは言い切れません。これからも大河が続くのであれば、少なくとも赤穂義士物よりは制作される可能性が高いです。一番最近の作品は『風林火山』ですが、これは所謂上杉、武田の両雄を主人公としたものではなく、山本勘助が主人公で、主君の側室由布姫を慕うという設定になっているため、所謂川中島物とは一味違っています。

無論ラストの3話は川中島三部作となってはいます。ただしこれも信玄や謙信(政虎)、その他武将が出てはくるものの、勘助がメインとなっています。見様によっては、それぞれの大将ではなく家臣が主人公であり、主人公自身が戦場を駆け回り、敵将を狙う描き方になっているため、こちらの方が馴染みやすい部分もあります。またこの大河の最初の10話は原作にもないオリジナルですが、あれを入れたのは確かによかったです。

一番最初の川中島大河は1969年の『天と地と』ですが、これは生憎殆ど知りません。私としては、寧ろ1990年の映画を真っ先に思い出します。主役の渡辺謙さんが病気降板し、榎木孝明さんに白羽の矢が立ったあれです。大河の方は子役の演技がよかったらしいのですが、『天地人』も子役が注目を集めていますから、上杉が主人公の大河は子役が脚光を浴びる傾向があるようです。ちなみにウィキによれば平均視聴率は25パーセントで、実はこれは『半沢直樹』の第8回放送分とあまり変わりません。それを考えると、『独眼竜政宗』と『武田信玄』の視聴率30パーセント代後半はやはりかなりの物です。少なくとも80年代後半の方が家庭用ビデオは普及していたはずで、今でいうタイムシフト視聴率もそこそこあったと思われますが、それでもあの数字でした。あと『太平記』の平均視聴率が26パーセントです。

しかしこの原作ですが、主人公の謙信(景虎)が生涯不犯の誓いを立てたにも関わらず、宇佐美定行の娘乃美を正室に迎える設定になっています。尤もこの乃美はその後正室になる前に亡くなり、結局謙信はその後も独身を貫いています。とはいえ実際は宇佐美に娘はおらず、架空のキャラです。そして宇佐美も軍師となるわけですが、この人の経歴も諸説あり、軍師となってその後政景を暗殺したというのは、北越軍談によるものです。元々この定行なる人物は、琵琶島城主である宇佐美定満と同一人物とされています。

ちなみに『風林火山』では、定行ではなく定満となっています。また乃美ではなく、「浪」が直江景綱の娘として登場します。直江景綱の娘といえば、『天地人』のお船が有名ですが、もう一人養女?がいたとされていますので、少なくともこの作品では、その人物を浪と設定しているようです。ともあれ、この浪も侍女として城に上がり、景虎の夜伽を務めようとするも拒絶され、代わりに仏典を渡されて読むように勧められます。こちらは、景虎が正室に迎えるということはなく、家臣の内輪もめに嫌気がさした景虎が高野山に出奔した際に、城を出て出家することになります。

ところでその『風林火山』で、主人公の勘助を演じた内野聖陽さんですが、2019年に西島秀俊さんと主演した『きのう何食べた?』が、映画化されることになりました。公開は2021年の予定で、キャストは殆ど変わらず、かの妄想ジルベールこと井上航も登場するようです。

飲み物ウイスキー
[ 2020/09/26 00:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『国盗り物語』に見る明智光秀番外編と川中島大河

『国盗り物語』の明智光秀関連の投稿をしていて思ったのですが、美濃時代、そして越前にいた頃に比べると、光秀の物の考えが明らかに変化しつつあります。これは織田家の家臣という、安定した地位を得たことによって、不遇をかこっていた牢人時代や朝倉家の客分の頃よりも、自分の力を発揮できる環境にいることがまず一因でしょう。無論濃姫に目通りして、昔のままの十兵衛として見られることに反発した、いわば強がりのようなものもあると思われます。自分は濃姫と結婚できず、どころかその夫となった人物に仕えることになり、何とかして一目置かせたいという気持ちも少なからずあるのでしょう。

ところで過去の大河での明智光秀のキャラ設定は、大きく分けて2通りあるかと思われます。ごく大ざっぱではありますが、
陰のある、いわば敵役としての光秀
二枚目の要素が強い光秀
この2つのタイプでしょうか。たとえば『利家とまつ』の光秀は前者と思われますし、逆に『信長 KING OF ZIPANGU』や『秀吉』の場合は後者の雰囲気が強いようです。それとは別に、陰のある二枚目という設定の光秀も存在し、この『国盗り物語』や『功名が辻』で坂東三津五郎さん(十代目)が演じた光秀像がこれに該当します。いずれも司馬作品であり、司馬さんの描く光秀というのが、すなわちこういう人物であると言えます。この三津五郎さんもそうですが、近藤正臣さんの光秀が嵌っていると思われるのは、この『国盗り物語』の、謹直である一方でどこか屈折した光秀を、かなり再現できているせいもあります。

そもそも大河の主人公や主要人物の場合、その人に取って一番インパクトの大きな作品で描かれる人物像が、すなわちその人物を代表する傾向があるようです。例えば私の場合、今では徳川家康は内野聖陽さんか西田敏行さん、上杉謙信はGacktさんの印象が強くなっています。これはあくまでも推測ですが、大河の初期の頃に描かれた主人公は初登場ということもあり、よくも悪くも正統派主人公として、英雄として描かれることが多いものの、2作目や3作目辺りになると、最新の研究によって設定が変わったり、また場合によっては、マイナスの面を強調されたりするようになるからでしょう。

謙信と言えば、川中島物も最近は作られなくなりました。私の場合『武田信玄』以後の作品しか知りませんが、江戸時代物と同じで、登場人物やストーリー展開が似たような感じになるせいでしょうか。ならば上杉景勝、伊達政宗、最上義光の三者を描く方法もあります。これは寧ろ『天地人』でやってほしかったところです。その『天地人』では阿部寛さんが謙信を演じていましたが、甚だ失礼ながらどうも阿部さんより、『風林火山』のGacktさんの印象の方がやはり強いです。逆に阿部さんは『テルマエ・ロマエ』のイメージです。『風林火山』の場合、周囲が如何にもといった戦国武将たちの中で、ああいう独自の雰囲気の謙信を配したのが、功を奏したと言うべきでしょうか。

しかし武田信玄は、武力も軍才も持ちながら、あと一歩のところで織田信長に及ばず、さらに嫡男勝頼の地位を危うくした人物でもあるのですが、上杉謙信は「義」を掲げたこと、関東管領の上杉家を継いだことなどの影響もあり、その意味で信玄とは一線を画しています。しかしこの人も後継者をはっきりさせないまま急死し、それが御館の乱のもととなったのですから、その意味では禍根を残したとも言えます。前出『天地人』で御館の乱が登場しますが、どうも今一つな感があるため、今度大河化するのであれば、もう少し非情なイメージで描いてくれないかと思います。

飲み物-ホーセズネック
[ 2020/09/19 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、BSで再放送中の『太平記』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも再来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出しました。これを機に、今後さらに上を目指してほしいものです。そのためにも、国内のラグビーの変化に期待したいと思います。

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