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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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戦国大河に思うことあれこれそして『天地人』

先日投稿分で『風林火山』にも触れていますが、この武田-上杉に限らず、織田信長の一連の戦であろうが関ヶ原であろうが、合戦というものは多分に損得勘定であり駆け引きです。戦闘シーンを描けばいいというものでもないし、逆にそれに至るまでのあれやこれやを多めにし、多角的に捉えるのが今の傾向ではあるでしょう。そもそも戦闘シーンそのものも少なくなってはいますし。

『葵 徳川三代』の関ヶ原のような、これぞ合戦というシーンをまたリアルタイムで観たいとも思いますが、予算の関係もありますかね。スポンサーをつければいいのにと、またしても言いたくなってしまいます。無論、それに伴うだけの内容が必要ですが。

また昔の戦国大河と言っても、せいぜい総集編くらいしか観たことがない(完全版がないからすべてを観られない)のも多いのですが、戦国物も作品によっては、合戦+ホームドラマ的な印象の作品もあります。これは昭和の映像作品の多くに言えることではありますし、2009年放送ながら、『天地人』などもその印象が強かったとも言えます。

その『天地人』、『風林火山』の武田家に対抗してか、上杉家が舞台でしたが、謙信ではなく景勝の代で、しかも主人公は直江兼続でした。それはいいのですが、事あるごとに「愛と義」を連呼したのはマイナスでしたね。そもそも「義」だけであればまだわからなくもないのですが、それに直江兼続の兜の「愛」をくっつけるから何だかおかしなことになる。あれは愛染明王の愛のはずなのですが…。

しかし武田信玄も上杉謙信も、後継者には禍根を残してしまいました。武田はそれが一因で勝頼の代で滅びたし、上杉は後継者未定のままだったため、景勝と景虎の間で御館の乱が起きてしまい、しかも景勝は家督を継いだものの、その後柴田勝家の軍に越中まで攻め込まれたこともあって求心力が低下したうえに、新発田重家との戦いに負けたりもしています。

それと思うのですが、天下の覇権を目論む信長の脅威は、彼ら東国の武将も十分感じてはいたでしょう。しかしながら、信長が本能寺で横死した後に、事実上後継者となった秀吉については、得るところは少なかったと思われます。『真田丸』で昌幸が、高梨内記にでしたか、秀吉とはどんな男なのかと問いかけるシーンがありますが、信濃の国衆である彼の許には、そこまで情報も入って来ていなかったでしょうね。そして上杉景勝は、この秀吉に下ったことで会津に転封され、関ヶ原後は石高を減らされて、米沢の藩主となるに至ります。

飲み物-ボトルとコルクとワイン

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[ 2021/09/25 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『どうする家康』キャスト予想2そして『風林火山』

『どうする家康』、未だ松本潤さん以外の出演者が決まっていないため、色々な人が様々な出演者を予想しているようです。ともあれ、この大河の家康はどこか弱々しいところがあるようなので、その主人公を盛り立てて行くような強い脇役が求められてくるでしょう。

ちなみに、脚本の古沢氏のTVドラマをざっと挙げてみると

相棒(特に杉下-亀山時代)
鈴木先生
リーガル・ハイ
デート~恋とはどんなものかしら~
コンフィデンスマンJP
ゴンゾウ 伝説の刑事

このようになります。

これから考えると、『リーガル・ハイ』で主演した堺雅人さんが、こちらの方にに出演する可能性がないとは言い切れません。同じ作品に出演している生瀬勝久さん、里見浩太朗さんなどもあるいは候補になるでしょうか。『相棒』絡みでは寺脇康文さんの出演もありえます。その他に『鈴木先生』『デート~恋とはどんなものかしら~』の長谷川博己さん、『麒麟がくる』から3年で再び大河復帰となりますかどうか。また後者で共演した杏さんも、3度目の大河出演が望めるかも知れません。

あと『ゴンゾウ 伝説の刑事』だと、久々に内野聖陽さん、高橋一生さんの出演も考えられるでしょうし、『コンフィデンスマンJP』だと長澤まさみさん、小日向文世さんが出ていますので、長澤さんがヒロインの線もあるでしょう。皮肉というか、『真田丸』に出た人たちの一部が、来年ではなくこちらの方で再び出演となる可能性もあります。無論これには制作統括の意向、出演者サイドのスケジュールの問題も関わってくるとは思いますが。

この大河が、所謂王道大河になるかどうかは無論わかりませんし、脚本の古沢良太氏も、大河はおろか時代劇の経験もない人ですが、出演者によっては意外と「骨太な」戦国大河になる可能性も捨てきれません。と言うより、2000年代に入ってから、私が考える骨太、あるいは男くさいイメージの戦国大河というのが
葵 徳川三代
風林火山
軍師官兵衛
この3作品くらいしかありませんので、そろそろまた、オーソドックスな男性主人公大河を観たいと思います。

しかし、やはり『風林火山』はよかったなと改めて思います。クライマックスが川中島の大河でありながら、武田と上杉のどちらも主人公でなく、山本勘助を持って来たことで、主人公を自由に動かせ、策略に長けた軍師として描けたのは大きかったでしょう。今後も大河が続くのなら、こういう第三者から見た大名たちの争いという構成もまたあるかと思います。と言うかもう、大名たちの合戦メインで描く時代ではなくなって来ているかと。

『風林火山』は、Gacktさん演じるエキセントリックな謙信が、琵琶を弾いていたのも見どころではありました。あのシーンは、流石ミュージシャンと思ったものです。琵琶と言えば、『ゲゲゲの鬼太郎』第6期、2年目の地獄の四将編の最初のEDで、鬼太郎がギターのイントロに被せるように琵琶を弾くシーンがありましたね。

琵琶というのは元々宗教的な側面が強く、その意味であの謙信にも、また鬼太郎の地獄のイメージにも似合っていました。無論琵琶も徐々に俗化して行き、芸能の一部門となって行きます。大河の琵琶では、『西郷どん』で国父様こと島津久光が口ずさんでいた『迷悟もどき』も印象に残っています。

飲み物-ロックグラスカクテル
[ 2021/09/24 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

演技力の基準と『ステラ』休刊

先日の『どうする家康』予想キャスト関連で、キムタクは誰を演じてもキムタクと書いています。ファンの方には悪いのですが-ちなみに私の場合、木村拓哉さんは好きでも嫌いでもありませんー、イメージを損ねないためなのか、私が今まで観た限りでは、あまりにもイメージが変わってしまうような役があまりなく、いつも本人のイメージそのままのような役が多い、そのため本人と役とのギャップがさほどに感じられないためです。

地で演技をする傾向がある人と、役になりきれる人の違いというのは何だろうなと思います。無論今までも、それまでと違う役に挑戦した、殻を破ったと言われた人もいるでしょうが、たとえば香川照之さんが『龍馬伝』で見せた岩崎弥太郎のような役は、誰でもができるわけではありません。『半沢直樹』の大和田暁もそうでしょう。

また内野聖陽さんの『風林火山』の山本勘助、『真田丸』の徳川家康、さらに『きのう何食べた?』の矢吹賢二なども、それぞれ異なった役を演じ分けています。カメレオン役者などという言葉もありますが、私に取って俳優さんの演技力というのは、やはりどのように「化ける」ことができるかが基準となっています。

ところでNHKの『ステラ』が、2022年3月末を以て休刊することになりました。つまり2021年度を以て終わりを迎えるわけです。

NHKウィークリー『ステラ』休刊のお知らせ

やはりこの時が来たかと思います。私としては、もう少し早くてもよかったかと思いますが、定期購読者もいたようですし、なかなか踏み切れなかったのでしょう。やはり紙媒体を購入する人の減少、そして受信料収入の減少なども関係しているのかも知れません。

それにしても「インターネットを利用したきめ細かな情報発信」とありますが、それとは別にツイッターアカウントが多すぎると思われるので、それを整理してしかるべきでしょう。それから大河や朝ドラを看板番組ととらえているのなら、公式サイトをすぐに削除するのはやめた方がいいと思います。大河の場合1年物であることから情報量が多く、それがサーバ負担となり、そのため翌年の1月末の削除を余儀なくされているのでしょうが、ならば1年間の放送そのものを考えてしかるべきではないでしょうか。

それと以前、『ステラ』のページの多くが広告であると書いたかと思いますが、現在手持ちの分を見る限り、そこまで多くの広告は見られなかったので、あるいは他のメディアと勘違いしたのかも知れません。この点はお詫びいたします。ただ広告に所謂レディースアデランスがあったりするのを見ると、やはり年配層向けであり、若者はあまり購入しないのでしょう。ステラのネット版を作るようですが、それと共に内容も再検討し、TVを観ない若年層向けに発想を変えて行く必要がありそうです。

飲み物-スミスウィックのスタウト
[ 2021/09/23 01:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

三谷大河はなぜ批判されるのか-3

三谷幸喜氏の大河がなぜ批判されるのかについて、先日、先々日と投稿して来ました。これに関しては、以前「三谷大河の問題点」というタイトルで書いたこともあり、内容的には重複している部分もあると思います。しかし、『鎌倉殿の13人』まであと4か月を切り、期待したいとは思うものの、現場から入ってくるコメントに、もやっとしたものを感じたため、改めて書かせていただきました。

それから先日の分で、栗塚旭さんが土方歳三、島田順司さんが沖田総司を演じた作品を、1970年の『燃えよ剣』としていますが、1965年の『新選組血風録』でも、それぞれが同じ役を演じていますので、その旨書き添えています。

本題に戻ります。とどのつまり批判される点としては、
  • 三谷さんのこだわりはわかるが、それが舞台的なコント、大河という言葉の持つ重みに、どこか欠けるのではないかと思われる点の補完とはなりえていない
  • 史実の新解釈を入れたいのはわかるが、それと、ドラマを通して感じられる今風な乗りとはどこかミスマッチである
  • これも舞台出身だからと思われるが、戦闘シーンがよくない。『真田丸』で改善されるかと思ったが、特に天王寺口の戦いのシーンは、戦闘につきものの緊張感が感じられなかった
こうなるかと思います。

『鎌倉殿の13人』でも、恐らくこの路線は基本的に変わらないと思います。「黙れ小童」のように、かつて自分が観た大河の気に入ったセリフを持ってくるかも知れないし、レアなキャスティングをするかも知れない。これはもう三谷さんの独自路線であるため、後はその人に合うか合わないかの問題となるでしょう。

実際『鎌倉殿の13人』の制作発表時の「面白くします」には、それまでの大河2作のように、「暗い世の中を勇気づける」云々といった調子ではないこともあって、期待が持てたのは事実です。ただ三谷さんの「面白くします」には、やはり前出のような舞台的乗り、現代風の雰囲気がつきまとうことにもなります。あと当時の庶民目線も三谷大河の売りですが、たとえば『風林火山』なども雰囲気は全く異なるものの、当時の庶民の生活(勘助とミツの生活など)を描いてもいるわけですし、これはこれでまた、三谷さんの作品にはない面白さもありました。

それに関することでもう一つ。三谷大河の常連と言える山本耕史さん、そして小日向文世さんが『平清盛』に出演していたことを、ご存知の方も多いでしょう。山本さんが悪左府こと藤原頼長で、小日向さんが源為義でしたが、三谷大河を離れ、違った脚本の大河でのお二人の、また異なる一面を観られたのは新たな発見と言っていいでしょうね。

それと来年に限りませんが、TVを観ない、ネットが中心の若年層に対してのアピールをどうすべきかを、NHKは考えているのでしょうか。これはポスト三谷大河の課題となるかも知れません。無論、若者受けする出演者を出せばそれでいいというわけでもないわけですし、またTVに比べるとネットはもっとシビアな世界です。これについてはまた書ければと思っていますが、ネット中心の若者には今までのノウハウでは通じにくい部分があり、それが今の大河の、数字の上での苦戦の一因となっているかとも思われます。

余談ながら、『TOKYO MER ~走る緊急救命室~』が12日に最終回を迎えました。このドラマは割と好きでしたので、近日中に、関連投稿ができたらと考えています。

飲み物-アイスコーヒーブラック

[ 2021/09/14 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

辻さんの訃報と『逃げ上手の若君』

病気で『鎌倉殿の13人』を降板した辻萬長さんが、先日亡くなられました。ご冥福をお祈りします。来年の放送開始まで、生きていていただきたかったですね。

以前『西郷どん』のナレーションが内定していた市原悦子さんも、病気のため降板し、こちらは放送開始の直後に亡くなられました。この市原さんの降板により、西田敏行さんがナレ担当と決まったのですが、西田さんの語り口はよかったと思います。

それから25日放送予定の『英雄たちの選択』で、北条時行が紹介されることは前に書いています。この時、少年ジャンプの『逃げ上手の若君』についても触れていますが、多少この作品に興味を覚えたこともあり、今第1巻を読んでいます。

鎌倉幕府も滅び、父高時をはじめとする一族も悉く亡くなり、行き場を失った時行は諏訪頼重に助けられて、「逃げ」の英雄となります。「逃げ」というと、何だかロードレースの選手を思い出してしまうのですが、それはさておき。

この諏訪頼重が結構メタな発言をする人物で、どうも一筋縄では行かないようです。ちなみにこの人物は、時代が違うから当然ではありますが、『風林火山』に登場する諏訪家の当主の頼重(寅王丸の父)とは別人です。

漫画と言えば、『応天の門』や『はたらく細胞』シリーズ、ここのところお休みしていますので、そろそろ再開しますね。

飲み物-アイスカフェラテ
[ 2021/08/25 00:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

テレビスターとインターネットとトヨタ自動車

俳優の千葉真一さんが、新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなられました。ご冥福をお祈りします。ワクチン接種、しておられなかったのですね。様々なアクション物や時代劇に出演していた方ですが、私としては、『風林火山』の板垣信方の印象が強いです。

ところでテレビスターなる言葉があります。この千葉さんもその一人なのでしょうが、今はあまり使われなくなっているようです。恐らくはTVの普及に合わせて、映画スターに対抗する意味合いで使われたのでしょう。そう言えばこの「スター」なる言葉も、最近はそう使われなくなっていますね。セレブとかアイドルといった言葉の方をよく目にするせいかも。

それはともかくとして、映画とTVとではやはり違いがあると思います。映画は非日常、TVは日常と言えばいいでしょうか。「スター」という、ある意味日常の世界を抜け出した華やかさを連想させる言葉は、非日常の世界にこそふさわしいと言えるかも知れません。一方TVは、以前(または今も)は毎日のように観られたこともあり、この場合の「スター」はよりアイドル的な、映画とは違った意味合いに取れます。

ところで、TVと親和性の高いメディアとして週刊誌があります。どちらも昭和30年代頃に普及し始め、共に仲良く?歳を取って行っているようです。そのせいか、どちらも高齢者向けメディアと化している感もあります。かつてTVに登場するタレントは、出演番組のみならず、週刊誌やそれに類する雑誌メディアの援護射撃を受けて知名度を上げ、ファンを増やして行きました。

その後、若い層がネットの方に関心を向けるようになったため、ネット向け広告が幅を利かせるようになって行きます。これによってCMが減り、番組のための資金が減少するという現象が起きるようになります。ネットの場合はTVに比べるとやや不安定ですが、今後の可能性があり、またTVは視聴者は減少しつつも安定性があるということで、どちらにCMを打つと考える企業も少なくないと思われます。

こう書いていて思い出すのは、トヨタ自動車が、オリンピック向けCMのTV放送を見送った件です。ご存知の方もいるでしょうが、実はトヨタは他にも、商用車の電動化技術開発を手掛ける会社を立ち上げ、いすゞや日野自動車、ダイハツやスズキなどと提携しています。こういう姿勢は如何にも示唆的かつ画期的であり、何やらTVからネットへの流れとだぶるものがあります。
(この項続く)

飲み物-ジョッキのビール

[ 2021/08/21 00:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

『江』に見る大河のバランス感覚の欠如

以前から、大河が面白くなくなり始めたことについて何度か書いています。無論大河初期の頃から、作品にもよりますが、視聴者からのクレームもついたりしたとは思います。そもそも昔の大河(70年代以降)でも面白くない作品はありますし。そして1990年代頃からは、何がしかの路線変更も見られ、それもまた大河そのものの変化のきっかけにはなったでしょう。

しかし実際に観て、何かこれは違うと思うようになったのは、2000年代からです。それまで内容への関心のあるなしは別として、何とか歴史ドラマとして体裁を繕っていた、それなりの形を保とうとしていた大河が、あからさまに現代ドラマ化して行ったと言うべきでしょうか。

最初は『天地人』だったかと思います。大人になってからの兼続が、未だに前髪をつけているのに始まり、演出がそれまでに比べて、何となく安っぽくなった印象がありました。あれはどう考えても、武将である男性主人公の大河ではなく、武将でとその妻をメインにした夫婦大河でした。

しかも同じ夫婦大河にしても、『利家とまつ』や『功名が辻』といった、同じ2000年代に放送された夫婦大河とはまた違った印象でした。その反動か、『龍馬伝』は『天地人』に比べると、いくらか突っ込みどころはあったにせよ、そこまで不自然な演出はありませんでした。

これが再び蘇るのが『江~姫たちの戦国~』です。実は私はこれと翌年の『平清盛』はリアルタイムで観ていないので、後でDVDで観ています-正確に言えば、『平清盛』は途中で1,2回観ているので、全く観ていないという訳ではありません。しかし『江』の場合、事前の予告などを観てあまり食指を動かされず、大河としては2度目(最初は『武蔵 MUSASHI』の0話切りとなりました。

最終的には面白くなかった大河であっても、最初の方は面白く感じられるものです。『花燃ゆ』しかり、『おんな城主 直虎』しかりです。『麒麟がくる』も第1回時点で、衣装に違和感ありでしたが、戦国で男性主人公(実質的に駒も主人公)であったため、何とか折り返しの回までは観たわけです。

しかし『江』の場合、最初から引いてしまうシーンが続出で、リアルタイムで観ていても途中で切っただろうなと思います。最初から違和感を覚えたのは、これと『いだてん』位でしょう。ここで以前投稿した分に書いた、DVD第一巻でのおかしな部分をいくつか挙げておきます。この他でも、長政に隠し事をするなとお市が詰め寄ったりしますし、何と言っても例の伊賀越えも後で出て来るし、不自然なシーンが多すぎです。

  • お市と長政が婚礼前なのに2人きりで話している
  • 信長が小谷城に来た時、お市が意見しまくる
  • 物見櫓にお市が灯りを持って上って来る
  • 足利義昭が小谷城にいるという設定だが、あまりにもお馬鹿すぎ
  • お市がお腹の子(実はそれが江)を流そうとしているのを茶々が知っている。しかもそのための薬を飲もうとしている時に、茶々が初や侍女たちと部屋に入って来てそれを制し、さらに赤ん坊を流すのなら、自分も初も死ぬと言って妹の首に刀を押し当てる
  • 江が生まれた時点で、父の長政が江を抱いて物見櫓に上る。その時織田と浅井の両軍に赤ん坊の声が聞こえ、自然に休戦状態になる
  • 第2話で、幼い江が秀吉に突っかかるシーンが出て来る。しかし童女ならともかく、既に大人の女優が演じているため、痴話喧嘩に見えてしまう
  • いくら戦国時代、しかも織田信長の城といえども、信長が畳にいきなり刀を突き刺したり、また突然槍が突き刺さったりする

よくこういうのを作ったなと思います。この頃からどこかバランスが狂って行った感もありますが、2010年代には比較的まともな大河もあったわけですから、NHK内部に何らかの思惑があり、それがこのような形で露呈されたしまったようにも見えます。

しかしこのようなやり方は、看板番組であるはずの大河から、みすみす視聴者を遠ざけているとも言えるのですが、内部の人はどう思っているのでしょうね。ちなみに、この大河の平均視聴率は17.7パーセントで、それまで低いとされていた『風林火山』を、さらに下回りました。

飲み物-ビールと夜景
[ 2021/08/14 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-49(大河の中の創作そして三谷大河)

このところアンコール放送中の『黄金の日日』について、気づいたこと、特に創作部分について書いています。主人公の呂宋助左衛門は、経歴があまりはっきりしないし、ドラマ化する以上は創作も必要なのはやむを得ないことです。

ただこの場合、主人公が商人ということで、他の武士、特に武将たちとの関わりをどのようにするかも問題となります。そのため織田信長、木下藤吉郎(羽柴秀吉)や石田三成との出会いなどは、いくらか設定に無理があるようにも見えますが、そこはやはりあのようにせざるを得ないのでしょう。

これで思い出すのが『風林火山』です。これは元々小説が原作ですが、最初の10話ほどは、その小説にすら出てこない、脚本家の大森寿美男氏によるフィクションです。

しかしながら牢人とはいえ、元々武士である主人公が、しかも戦国時代に、多くの大名に必要とされていた軍師-尤も、当時この言葉はなかったと言われていますが-となって出世するというのは、比較的わかりやすいし、創作としても無理がないと言えるでしょう。実際最初の方の海ノ口城の守りの描写とか、信虎追放などはかなり面白かったと言えます。

無論『黄金の日日』もいい作品だとは思いますが、一方で主人公が武士でないことのデメリットもまた存在します。以前、大河の主人公は武士であってほしいと書いたことがありますが、それは今も変わっていません。

あと、これはちょっと付け足しのようになりますが、来年の『鎌倉殿の13人』、三谷さんの脚本だと、やはりどのようになるのかついつい考えてしまいます。

三谷大河である以上、従来の源平大河のようにはならないだろうとは今までも書いています。新説も出て来るかも知れませんし、その意味では、ちょっとわくわくします。

しかし三谷大河は、どう考えても王道大河にはならず、寧ろその逆を行くパターンになりがちです。こういう点が『新選組!』と『八重の桜』、『真田丸』と『真田太平記』のように、本来は全く別の作品ではありながら、その違いについ目をやってしまう一因ともなっています。逆に、わざと外すという方法もあるかとは思いますが。

飲み物-アイスコーヒーブラック
[ 2021/08/10 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『黄金の日日』に思うこと

『黄金の日日』のアンコール放送については、以前も明智光秀関連で書いたことがあります。商人が主人公で、その意味では今年の『青天を衝け』と似た部分があります。とはいえ時代背景も、また主人公の境遇も大きく異なりますので、同列には論じるのは難しいでしょう。

この大河が面白いと感じる人はかなりいるようです-三谷幸喜氏もそう語っています。実際キャストも豪華だなと思いますし、その当時としては珍しく海外ロケも行われており、予算もかなりの額ではなかったかと思われます。またそれまで武士の視点からだった大河を、商人の視点からにしたという斬新さもあるでしょう。ただそこまで面白い大河であるかと言われると、正直な話何とも言えません。描写やキャラ設定などはいいと思います。

ただ私としては、同じ戦国時代を舞台にした『風林火山』、あるいは『独眼竜政宗』などの方が、題材としてはオーソドックスながら、かなり面白い大河であるかと思います。確かに1978年当時は、かなり攻めた大河ではあったのでしょう。しかし2021年の今観た場合、面白くはあるけれど、ずば抜けて面白いかと言うと、残念ながらそうでもない。少なくとも私はそう感じてはいます。

飲み物-黄金色のビール
[ 2021/07/15 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

幕末大河に求められる人物とは-3

先日も書いた「幕末大河に求められる人物」ですが、大河ドラマの場合、元々は主人公と直接関係ある人物とでドラマを組み立ててしかるべきかとは思います。特に原作付きだった頃は、多分に原作に沿った人物が出て来ていたのではないでしょうか。ただ主人公が無名である場合、今回のように武士でない場合は、それのみと言う訳にも行かないので、その時々に権力の中枢にいた人物、その家来などが関わってくることになります。

しかし著名な人物をすべて挙げて行くと、登場人物が多すぎで、何の功績があったのかよくわからないまま退場ということにもなりかねません。ある程度の絞り込みは必要でしょう。実際『青天を衝け』の場合、血洗島関連は比較的まとまっているものの、幕府関係、あるいは水戸藩関係の人物がやはりちょっと多くないかとは思います。

幕末大河のみならず、戦国大河でもまた然りです。実際今再放送されている『黄金の日日』も似たようなところがあります。こちらも主人公は堺の商人で、商人仲間や堺の人々が関わってくる一方で、時の天下人である信長や秀吉、あるいはその家臣の大名たちとのつながりもできることになりますが、こちらの方は現時点では、権力者サイドはまだ気になるほど多くはありません。

また戦国大河でも、埋もれていた人材の発掘はあります。ここ20年ほどで言えば、『風林火山』の主人公の山本勘助(『武田信玄』でも登場していましたが、設定がかなり異なります)や、同じ作品での今川義元の描き方などは注目してしかるべきでしょう。何よりもこの大河では、義元だけでなく太原雪斎、寿桂尼もなかなかキャラが立っており、今川家のシーンを観るのも楽しみの一つと言えます。

また『天地人』の直江兼続も、スポットライトを当てたという点は評価できますが、描き方にやや難ありでした。兼続は、やはり『真田丸』がよかったですね。『おんな城主 直虎』の小野政次もまた然りで、それまで知られていなかった人物を出したという点は評価できるのですが、ドラマに途中から馴染めなくなったのが残念です。


飲み物-冷えたビール2杯

[ 2021/06/16 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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