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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  青天を衝け

TVに関する雑考

まず『青天を衝け』第3回の投稿はこの次になります。遅れてすみません。

少し前に「ビジネスとしての『昭和』」という投稿をしています。この中で『武田鉄矢の昭和は輝いていた』という、昭和に流行した音楽や映画、TVドラマを紹介する番組に触れていますが、恐らくは高齢者をターゲットにしていると思われます。
またやはりこの中で、「昭和」を手放したくないのは制作サイドではないかとも書いています。TVを観る年齢層は高齢者中心になっており、その年齢層に向けた番組の方が数字を取れるわけで、今現在、TVは高齢者の物と化している印象を拭えません。

しかし40年余りでTVがここまで変わる、もっと言えばネットとの共存で印象が薄くなるとは、かつては誰も思っていなかったでしょうし、昭和半ば頃のTV人気が、未来永劫続くものと考えていた人も多かったでしょう。
しかし最近の民放は、コロナ禍の影響もあって広告枠が売れず、売れない分はACJAPANが買い取っているとも言われています。それ以前に企業がお金を出さなくなり、寧ろネットの方に移行しているため、番組制作はますます困難になっています-例外はNHKのみですが、こちらは受信料未納なら割増などと、かなりの強硬策に出ています。
シリーズが通常1クールで終わる所以でもあるでしょう。無論、それはそれでいいのです。逆に、何がなんでも長期間続けなければならない理由もありませんし。

よく聞かれるのが、最近のTVはつまらなくなったと言うセリフです。しかしこれも何度か書いていますが、つまらない番組と言うのは昔から存在したでしょうし、その当時の番組批判は今のようにネット拡散がされず、人目に触れるのが限られていたせいもあるでしょう。ここ最近のがつまらないと断言するのは、多少的外れに見えます。
また今の動画配信などもTVから受け継がれているから、TVは滅びない、あり方が変わって行くだけだという文章をネット記事で観たことがあります。確かにコンテンツ制作も芸能人も、当初はTVを拠点にすることでヒットを産み、あるいは知名度を上げて来ました。しかしそれを言うのであれば、初期のTVも映画や歌舞伎、舞台の人たちを使ってはいたわけです。

ところで今もそうですが、TVで顔や名前が売れた芸能人の場合は、その当時も多くのファンが付き、ファンクラブも結成されたりしたのだろうと思います。私自身はその手の経験が殆どないので、今一つ実感がわかないのですが、追っかけのファンもいたでしょう。
こういう人たちもまた、今のSNSと同様に、それぞれの集団の中で「推し」の評価や出演番組のことなどを話し合っていたのでしょうか。無論アンチもいたとは思いますが、今でいうエコーチェンバー的な、その人の存在は絶対的という見方もたぶん存在したと思われます。かつてTVしかなかった時代は特に、画面を通してとはいえ、自分に取ってのアイドル的存在と共に過ごす時間は、至福の時だったのでしょう。

飲み物-温かいカフェオレ
[ 2021/03/06 00:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-47(46の続きと『新時代』に思うこと)

先日、今の大河に原作を付けるのは難しいと書きました。もちろん2000年代に入っても、原作付きの大河はあるにはありますが、多くの場合原作なしで脚本のみとなっています。

かなり前に発表された原作であっても、ドラマ化できなくはないかも知れませんが、やはり考証面で手間がかかるでしょうし、かつてその本を読んでいた視聴者から、内容が違うというクレームもつきかねません。かつて『炎立つ』で、原作発表と制作がほぼ同時進行となった結果、原作が間に合わなくなったこともあり、そういったリスクをも避ける目的もあるかと思われます。

ところで「大河新時代」なる言葉があります。昨年の『麒麟がくる』や、今年の『青天を衝け』がこのように呼ばれていますが、どこがどう「新しい」のか、多少わかりかねるところがあります。そもそもこの場合、『鎌倉殿の13人』はどうなるのでしょうか。どうもNHKが謳う「新時代」とは違うように思えますし、新しい新しくないにかかわらず、三谷さんは最初から独自路線を貫く人ではあるのですが。

しかもこの2作品は、現時点では方向性が異なっているように思われます。どちらかと言えば『麒麟がくる』も、美濃を血洗島パート、尾張を江戸パートのように設定して、今回のように少年期からの成長をじっくり描いた方がよかったのではないでしょうか。また、これも現時点での話ではありますが、『青天を衝け』がドラマ的にはおさまりがよく見えるのに対し、『麒麟がくる』は戦国らしさをも出そうとした結果、どこか肩に力が入っているような印象も受けました。

昔から大河を観ている人は、多少趣向が変わっても観続けると言った意味のコメントを、ネット上で目にしたことがあります。しかし実際には、観続けてはいたものの『いだてん』で離脱した人もいますし、昨年の『麒麟がくる』もあまり観ていないという人もいます。私も大河はある程度の年数観てはいますが、一昨年と昨年は途中で止めてしまったことを考えると、過去の一時期を描くという前提であれば、やはり越えてはいけない一線もあるでしょう。


飲み物-華やかなティーカップと紅茶
[ 2021/03/02 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-46

「『国盗り物語』に見る明智光秀」という投稿で、司馬遼太郎氏の原作に描かれた光秀を追っています。昔の大河のように52回で終わらせる予定でしたが、多少オーバーするかも知れません。無論この半分ほどは創作と思われるし、昭和30年代の執筆当時の史料がベースになっていますが、それでも光秀がどのようないきさつで信長に仕え、なぜ反りが合わなくなったかというのが、きちんと描かれているのは評価できます。『国盗り物語』の大河そのものは総集編しか観ていませんが、一応はこの原作に則った描き方をされています。


『麒麟がくる』で、池端氏が何を描きたかったのかはともかくとしても、大河で、しかも光秀の生涯を追うのであれば、この位のストーリーをやはり作るべきだったかなと思います。無論途中休止が入ったため、当初の思惑通りに行かなかったのは認めます。しかしだからと言って、休止のみを言い訳にもできないわけで、それ以前から感じられた「パシリ」的あるいは諜報部員的な光秀の設定はどうにかするべきでした。それとやはり、本能寺後の細川藤孝、筒井順慶は描くべきでしたし、この点は未だに不完全燃焼の感があります。


昔は原作付きが当たり前だった大河ですが、だからと言って今の大河に原作をとなるとこれも難しい。司馬遼太郎、吉川英治、山岡荘八といった大河の常連組の原作は、前述のように古い史料がベースになっているところもあり、脚本執筆時点で考証を新しくする必要に迫られます。場合によっては『功名が辻』のように、原作をかなり改変することにもなりかねません。ほぼ原作通り、あるいは多少創作を交えて大河を制作できたのは、やはり昭和から平成のはじめ頃までだったのかとも思われます。


ところで『青天を衝け』で、渋沢栄一の子供時代を演じた小林優仁(まさひと)君がTVで紹介されていたようです。大河の場合、特に子役さんは大人の俳優さんに雰囲気が似ていて、しかもそれなりに演技ができないといけないため、人選が難しいかと思いますが、反面うまくその役にはまれば、その子役本人の人気が出るということもしばしばあります。『天地人』の加藤清史郎さんは正にその代表でした。


しかしその『青天を衝け』、第1回と第2回が27日の深夜というか28日の未明、『今夜も生でさだまさし』が終わった後に再放送されていたらしいのですが、ちょっと先行放送と再放送が多くないでしょうか。あるいは天災等何らかの事情で再放送ができなかった地域向けなのでしょうか。ならばその地域限定でいいのではないかと思います。


飲み物-アイリッシュコーヒー


[ 2021/02/28 23:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』第2回に関して

今回も、ナビゲーター?家康公からスタートです。そういえば北大路さん、『神様のカルテ』では大狸先生と、まるで家康のような呼ばれ方をされていますね。ちなみに、天皇陛下と同じお誕生日だそうです。

さて栄一は9歳になったとありますが、演じているのは前回と同じ子役さんですね。ともあれ多少は大人になっているわけです。
村祭りが近づいて来ましたが、村の男たちは藩命で人足に駆り出されてしまいます。これでは祭りができません-この「祭りができない」という設定に、何やら昨今の事情とだぶるものがあります。しかし栄一は一計を案じ、父たちが戻って来た後に、自分たちで祭りの獅子舞を披露します。

栄一が踊っている内に、いつの間にか吉沢亮さん演じる青年期の栄一となって行くのですが、子役が出る大河の場合、この子供→大人への移り変わりをどうするか、今まで多くの作品で様々な趣向が凝らされて来たと思います。個人的には『独眼竜政宗』の、部屋に入ったら大人になるシーンとか、『おんな城主 直虎』で、子供と大人のおとわ(次郎法師)がすれ違うシーンなどは面白いなと思いました。

一方七郎麻呂こと慶喜は、水戸から御三卿の一橋家に養子として迎えられますが、本人はどうやら水戸の方がいいようです。尚こちらも能を演じていて、面を外すと草彅剛さん演じる大人の慶喜が現れるのですが、願わくば少年時代の慶喜が舞っていて、面を外すと草彅さんだったという設定にしてほしかったですね。

また役人に対して低姿勢の父に栄一は怒るものの、農民だから仕方ないと諭されますが、『龍馬伝』の上士と下士の関係や『西郷どん』のふきの身売りなど、身分制度に疑問を持つ描写がなされ、それが明治への原動力となるというのは幕末物にありがちですね。

それからこの大河ですが、

いだてん
麒麟がくる

に比べると、まず現時点では時代劇らしさはあります。演出への疑問も、今のところあのCGの蚕のみです。

サブタイも恐らくは「栄一、○○する」といった形でまとめられるのでしょう、過去の映像作品のタイトルを使ったりしないのには好感が持てます。そして、何よりも着物がやたら派手派手しくないのには救われます。栄一が来ている着物には麻の葉の刺繍がされていますが、子供の着物によく使われる図柄ですね。『鬼滅の刃』の禰豆子も、麻の葉模様の着物です。

一方で、江戸の描写が今の所幕府と水戸家、一橋家に限定されているふしがありますが、今後のことを見据えて、薩摩や長州、越前などもそろそろ出していいのではと思います。それと、やはり小松帯刀を出してほしいです。
(2021年2月26日一部加筆修正)

飲み物-冬のティータイム
[ 2021/02/25 23:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河の視聴率について少しばかり

『青天を衝け』関連投稿、今回も週後半になることをまずお断りしておきます。

ところでまた数字の話を出すようで何ですが、『青天を衝け』の第2回の視聴率は16.9パーセントでした。第1回の20パーセントはやはりご祝儀であったと言えるでしょう。無論関東が舞台であるとは言え(つまり地元の数字がそのまま公式発表されるとは言え)、幕末から近代にかけての大河としてはいい方です。しかし、第1回から3.1パーセント落ちたというのは、かなり下げ幅が大きいのではないかと思います。

一応2010年以後の大河を例に取ってみますが、これ以外に第1回と第2回で3パーセント以上の差がついたのは

花燃ゆ(第1回16.7、第2回13.4で-3.3)
いだてん(第1回15.5、第2回12.0で-3.5)

この2つだけです。どうもこの2作の平均視聴率が芳しくなかっただけに、今後がやや心配ですが、無論これからどのようになるかはまだわかりません。(それでも『花燃ゆ』の場合、面白いシーンもいくつかはありました)

また第1回と第2回のギャップだけでなく、最終回とその1つ前との差が大きな作品もあります。
『龍馬伝』、『江』、『八重の桜』、そして昨年の『麒麟がくる』がそれに該当します-ところで『麒麟がくる』の総集編をやっていたようですが、生憎観ていません。

龍馬伝(第47回17.6、第48回21.3で+3.7)
江(第45回15.6、第46回19.1で+3.5)
八重の桜(第49回12.2、第50回16.6で+4.4)
麒麟がくる(第43回13.9、第18.4で+4.5)

尚『龍馬伝』と『江』は、12月に『坂の上の雲』が放送されたため放送日程は短く、また『江』は3月13日の放送が休止となったので、さらに短くなっています。『麒麟がくる』は最早言うまでもありません。

これらの作品の数字を見て思うのは、最終回の少し前まではやや落ちていたのが、恐らくは最終回だからということもあって、数字が跳ね上がっていることです。特に『龍馬伝』や『麒麟がくる』は、最終回の内容はほぼわかっているわけですから、この時だけリアルタイムで視聴した人もいるでしょう。ただし『龍馬伝』で、テロップでニュースが流れたのは興ざめでした。

大体において最終回の数字は高めに出るものですが、『花燃ゆ』や『真田丸』の場合は低くなっています。特に『真田丸』は、第49回と第50回が14パーセント台となっています。明らかに昌幸が退場してから数字が落ちた印象があり、その意味であれはやはり『大河真田昌幸』でした。

飲み物-ホットワイン2
[ 2021/02/24 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』第1回に関して少々

『青天を衝け』、第1回のあらすじと感想を書くべきかで迷いましたが、今回は手短に、それも部分的な感想だけ書いておきます。

まず例の「蚕のダンス」ですが、あれは無理やり感がありますね。そもそも桑の葉をやっているシーンだけでいいはずなのですが…先日書いたように、話題作りというか受け狙い的な意味合いがあったのかも知れませんが、どうも見当違いのように思えます。それなら他にも話題性を盛り込むことはできるでしょう。

それと最後の方で、千代の櫛が川に流されて栄一が拾ってあげようとします。しかも流れが速くてついて行けず、危ないからよせと言われるのですが、そこで櫛を拾ってくれていたのが、先ほど見た「罪人」の高島秋帆でした。こういう人物と子供時代の主人公を会わせるのは、過去の大河でももちろんありました。

しかし子供たちが牢を覗きに行って当の罪人と出会うのは、かなり大胆だなと思います。『西郷どん』で、吉之助が牢にぶち込まれてジョン万次郎と出会うシーンがありますが、あれは殿の差し金でしたからね。

それにしても秋帆先生、牢の中でオランダ語を唱えるところが、何やら野山獄の吉田松陰のようです。

あとこの大河は深谷(血洗島)と江戸または水戸パートに分かれているわけですが、江戸の描写がいささか端折り過ぎなように見えます、もう少し詳しく描けないものでしょうか。

飲み物-ロックグラスカクテル

[ 2021/02/21 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

大河が内包する矛盾点

先日、黒柳徹子さんの番組について書いています。TVの黎明期にNBCのプロデューサー、アグレッティー氏のコメントを引用したコメントについては、どうにも引いてしまいますが、当時の人々はTVにかなりの夢、過剰ともいえる期待を抱いていたようです。
しかし時は進み、世は移ろいます。TVというシステムが、必ずしも人類の未来への光明たりえていないこと、寧ろそれに逆行しがちであり、健康に悪影響を与えていたり、その結果TV離れが起きるようになっています。なのにTVのメリットのみを声高に言うのは、過去美化バイアスに囚われているように見えて仕方ありません。

ところでそもそも、TV番組と言うのは
「家族で楽しむ」
ことが前提とされていたようです。今時どのくらいの家庭が、家族で同じ番組を楽しんでいるのかはわかりませんが、中にはR12やR15的な番組もあるかと思われます。また年齢が高くなるほどTV視聴時間が長いことから、一部の番組を除き、比較的年配の人向けの番組が多くなってもいます。
朝ドラもかつては家庭の主婦層がターゲットでした。しかし今は女性の就業人口が増えたことから、ヒロインの設定も多少の様変わりをするようにはなっています。では、大河ドラマはどうなのでしょうか。

基本的には、昔から観ている高齢者層がメインターゲットであるかと思われます。しかし必ずしもそうとは言えないようです。
NHKプラスの、『青天を衝け』の見逃し配信関連記事にはこうあります。

NHKプラスでいま配信中のもの、おすすめします!

そして記事中に

歴史ある大河ドラマ史上、これほどファンタジックな場面を見たことがあっただろうか! いや、ない(と思う)! 遊び心満載の演出に、今後の期待値がバク上がりしました。
もちろん「これぞ大河!」という場面もきっちり盛り込まれています。特に序盤、草彅 剛さん演じる徳川慶喜を追いかけて、吉沢 亮さん演じる栄一と高良健吾さん演じる喜作がは、大迫力なうえに美しかった〜。吉沢さんの、真っ直ぐでエネルギッシュな視線に、がっちりハートをつかまれました。

とあるのですが、この2つのシーンの違いが、今の大河を象徴しているように見えます。
まず

「歴史ある大河ドラマ史上、これほどファンタジックな場面を見たことがあっただろうか!」 

個人的に、どう見てもこれは受け狙いの要素が強く、つまりはSNSなどで話題になってほしいという気持ちの表れのように見えます。多分、SNSを主に使う層向けのための描写と言っていいかも知れません。
その一方で、

「もちろん『これぞ大河!』という場面もきっちり盛り込まれています」

とあるのを見ると、やはり高齢者層を手放したくはないのだなと思います。
ただ、何もこの2つの相反するシーンだけが問題なのではありません。

少し前にサブカル層関連で取り上げていますが、個人的に面白く観た分も含めて、今までの大河のどこかおかしな演出、場違いと思われる描写というのは、高齢者と若年層両方を相手にするために、八方美人的になっていると言えるのかも知れません。
このどっちつかずな態度が、結局は大河の矛盾を生み出しており、今後前進も後退することもできない、何やら閉塞的な妥協の産物と化しているように見えます。
何せ本来大河が競合するべき民放時代劇も今はなく、なのに未だに、昭和の頃からさほど変わらないシステム(これがあるいは一番の問題)で続けていて、またすべての年齢層を対象にするのはかなり難しくもなっている以上、大河そのものが矛盾を抱え込んでしまっても当然です。
NHKは受信料を貰っている以上(何度も書くようですが)、この状況を打開してしかるべきでしょう。


飲み物-ホットウイスキー
[ 2021/02/19 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

NHKの2つの番組にそれぞれ思ったこと

まず朝ドラ関連です。2021年上半期の朝ドラ『おかえりモネ』の放送開始日が、5月17日に決まりました。
しかしちょっと不思議に思うのですが、今放送中の『おちょやん』は5月まで放送されるのですね、色々事情はあるでしょうが、このパターンをどこかで軌道修正して行かないと、

朝ドラとは5月に始まり、11月に終わるもの
(もしくは11月に始まり、5月に終わるもの)

というイメージが定着しないかと思うのですが。
大河は『青天を衝け』を12月で終わらせて、来年の『鎌倉殿の13人』からは通常の放送にする予定なので、朝ドラがあまり変則的な日程を引きずるのは如何かと思います。
尚、脚本担当の安達奈緒子さんのコメントはうなずけます。
少なくとも、昨年今年と大河の脚本家が、今の時代をとかくネガティブに捉えるような発言をしているのに比べると、

自分の理解を超える現象、数秒後に変わってしまう未来、怖いです。ですが人間は不器用ながら「わからないもの」とずっと向き合ってきて、その最たるものが『自然』だろうと考えたとき、描くべき物語が見えたように思いました。

こちらの方が素直に受け入れられます。普段あまり朝ドラを観ない私ですが、これは観てみようかと考えています。何よりも内野さんと西島さんの存在が大きいし、そう言えば『きのう何食べた?』の劇場版公開は、あるいはこの放送期間とかぶるのではないでしょうか。

それとは反対に、同じNHKの番組でちょっと物申したいことが一つ。まあ大河を始め、このブログではNHKに対してあれこれ言って来てはいますが(ところで例の職員、当然ですが実名で報道されましたね)、今回は朝ドラ記事の下、NHKの番組紹介の、黒柳徹子さんの「らじるラボ」関連記事についてです。
黒柳さんは、TVの草創期からNHK放送劇団の一員でTV黎明期の人ということもあり、この記事によれば
「テレビ・ラジオがあることで昔に比べればずっと、政治に関心を持つようになったでしょ」
とのことで、またその少し前に、
「アメリカのNBCのプロデューサー、テッド・アグレッティーさんが、養成期間中にNHKで講演をしてくださいました。『テレビは、今世紀最も大きいメディアになるだろう。テレビを通して世界の風俗や習慣、戦争だって見られるから、永久の平和をもたらすこともできると思う』とおっしゃったんです」
とも語っていますが、この「今世紀」と言うのは20世紀のことですね。
第一NBCの関係者なら、自分の業界をPRしたいわけですから、当然このように言うでしょう。
それに今の時代、この「テレビ」はネットに置き換えるべきではないでしょうか。
そもそもTVもかなり恣意的かつ誤った報道もやっていますし、何よりもTVドラマの黎明期を知っている=TVの恩恵を受けている人が、だからTVは素晴らしいとドヤる、もとい発言をするというのは身びいきもしくは自画自賛にしか見えません。どうもこういうのは苦手ですね、何かずれたものを感じてしまいます。
かてて加えて「テレビを通じて戦争だって見られるから、永久の平和をもたらすこともできる」云々、ぶっ飛んでますね。逆に戦争ビジネスを生み出すように思えるのですが。

飲み物-エールと暖炉の火
[ 2021/02/18 00:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-44(奇を衒う演出に対する疑問)

『青天を衝け』の初回視聴率が20パーセントということです。これに関しては、いくつか理由が挙げられます。

  • 基本的に視聴率は関東の数字であり、『青天を衝け』の舞台は関東(深谷、水戸)である
  • 初回、第2回位まではご祝儀的な意味もあって、数字が高く出る
  • 北大路欣也さんや小林薫さんなどのベテラン俳優が目当てで観た人もいる

一方で蚕のCGによる描写が不気味だといった声もあるようですが、これは今後どう影響するのでしょうか。言っては何ですが、あまり奇を衒いすぎた演出は、そのドラマの評価にも関わりかねないかと思います。

この手の奇を衒った演出は、たとえば『おんな城主 直虎』、『いだてん』そして『麒麟がくる』でも見られました。『麒麟がくる』の場合、初回でいきなり「母上に尻をぶたれる」意味で、後ろ向きに屋敷に入るシーンがありましたが、いくら何でもあれはないでしょうね。親に尻を向けるのかと言われるのが落ちではないでしょうか。
『直虎』も例のエクセルまがいの計算や草履投げ、さらにはヒロイン自身の
「女子は血を見慣れておる」
などのセリフは如何なものかと思いました。別に女性の生理を描くなとは言いませんが、あのように直截な言い方をさせる必要もないでしょう。
『いだてん』に至っては冷水浴の「ひゃ~」に始まり、わざわざ主人公に立小便をさせてみたり、バゲットとバケツを間違えさせたりで、こうなるとちょっと痛いなという印象を受けてしまいます。無論、昔の大河も総集編を含めていくつか観た結果、それなりにおかしな部分はありますが。

ところでネットの某女性週刊誌記事で、大河平均視聴率ワースト15なるものをやっていましたが、これは先日投稿したように、最近の大河の低視聴率は、BS先行放送によるところも大きいと思います。かてて加えて、低視聴率でも内容が良ければいいという意見もあるようですが、どれがいいかよくないかは、きわめて主観的なものです。
特に、所謂サブカル層に受ける大河が、そのような評価を受ける傾向が高いようです。これは大河ドラマ雑考-29で、このように書いています。

話が戻りますが、『いだてん』と『おんな城主 直虎』にはどこか似通ったものがあります。出演者も一部ダブっていますが、演出方法がどうも奇を衒いすぎたように見える点です。こういうサブカル好きな層が好みそうな演出方法が、本来の大河視聴者の嗜好とどこか反りが合わないと考えられます。そして『直虎』を支持したコアなファンが、『いだてん』の支持層となっているようにも感じられます。

『平清盛』もそうであると言えるかもしれません。私も清盛は割と好きー但しリアルタイムで観ていないーなのですが、それ以外の『直虎』や『いだてん』などは、やはり馴染めなかったと言えます。要は、サブカル好きな大河というのは、私には今一つで、逆に演出や構成に疑問を持つ大河と言えるのでしょう。
私見ではありますが、こういう大河はしばしばネット上、特にSNSなどで盛り上がる傾向も高いようです。以前はツイッターで、そういうアカウントをフォローしたり、またフォローせずともチェックしたりもしていましたが、最近はそういうこともなくなりました。

その理由として、恐らくは当該作品を盛り上げるためなのでしょう。すべてに於いて肯定的な意見が強く、それが作品への一方的な、しばしば思考停止的な賛美に映ったせいです。無論その作品を好きであれば、それに越したことはないのですが、1年間観ていると当然おかしな点、批判すべき点も出て来て然るべきなのに、それがまず見られない。
また、私にしてみれば奇を衒うような演出が「刺さる」ように感じられもするのでしょう。結果それがエコーチェンバーとなり、特定の好意的な意見が増幅されてしまうと思われます。同調圧力と言うのは不適切かも知れませんが、こういう人たちからは、これだけ支持されていますよということですね。一種のバンドワゴン効果なのかも知れません。

私の場合、『直虎』でツイッターの大河チェックをやめましたが、公式アカウントは『西郷どん』まで続けていました。これは単純に、好きな大河だったということが挙げられます。これも視聴率は高くないものの内容は好きで、この大河の場合、多少奇を衒うような演出もあるにはあったのですが、気になるほどではありませんでした-岩倉具視役の笑福亭鶴瓶さんが、少々アクが強くはありましたが。また、2007年当時の戦国大河としては低視聴率ながら、『風林火山』も好きな作品でした。

そのため「低視聴率でも内容がいい」という意見には同意できます。ただこの表現が、数字はよくないけど、サブカル層に受ける、もっと言えばSNSで話題になる作品のことのみを指すのであれば、それは如何なものかとは思います。何よりも、マスコミや当のNHK自身の評価が、
「ツイッターではこう言っていた」
的な、エコーチェンバーの上澄み部分のみを見ている点が気になります。ツイッターすなわち世論とは必ずしも言えないし、マスコミはともかくNHKはもっと冷静に分析するべきかと思うのですが。

飲み物-アイリッシュコーヒー

[ 2021/02/16 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』ニッコームックのガイドブックを読んでみて 続き

まず、地震の被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。
そして先日の続きです。

先日の続きといっても、『青天を衝け』のストーリー展開についてです。
このニッコームックのガイドブックを見る限り、「その後の渋沢栄一」として掲載されている後編の展開(編集部独自の構成)では、明治30年頃までの栄一の功績が描かれた後はかなりあっさりめで、昭和6(1931)年に没することのみが記されています。
また制作統括の菓子浩プロデューサーによれば、

渋沢栄一の「青春記」をしっかり描く今作

となっており、その意味でもドラマのメインは、青年期から壮年期頃まででしょう。後の時代は出て来たとしても、ナレーション中心の展開となることも考えられます。老けメークをするにも限度があるかとは思いますので。
しかも今年の大河は、『麒麟がくる』が2月にまでずれ込んだことに加え、オリンピック放送による回数削減などで、全体のエピ数はかなり少なめになっています。かてて加えてドラマの第16回で、長州藩士の暴走と池田屋事件が描かれるようで、これでは恐らく半分近くが幕末に割かれることになりそうです。

ところで第1回を、序盤と後半部分中心に観た感想としては

のっけから北大路欣也さんの家康が出て来てびっくり
竹中直人さんはやはり竹中直人さん
小林薫さんが子供たちの父親というより祖父
高島秋帆役の玉木宏さんのぼろぼろの格好は、『功名が辻』と『篤姫』を思わせる
牢のシーンが『西郷どん』のジョン万次郎の投獄シーンに似ている

こういうところでしょうか。

一応最初の方はあらすじと感想の投稿を予定しています。
しかし、一昨年昨年と途中でやめてしまったこともあり、今年も展開次第ではどうなるか不明です。

飲み物-カクテルとオイルランプ
[ 2021/02/15 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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