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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  青天を衝け

『青天を衝け』第9回に関して

第9回、いよいよ桜田門外の変です。今回の家康公は、この時期の一大思想となった尊王攘夷について。時の帝孝明天皇は外国嫌いで、水戸では将軍よりも斉昭への人望が篤く、ここで井伊は慌てます。

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平岡家を訪れていた橋本左内は、家を出るなり捕縛され、岩瀬、永井は蟄居となる。さらに慶喜も隠居及び蟄居、斉昭は国許での永蟄居となったことで、水戸藩士は憤るが、武田耕雲斎に自重するように窘められる。慶喜は部屋から一歩も出ず、正室美香君は訪ねて来た平岡円四郎に、我が殿にはそのような剛情なところがあると言い、さらにこれでは命を奪われたも同然と怒りをぶつける。

円四郎は、甲府勤番になったことを慶喜に知らせに来たのである。無論円四郎は慶喜に直に会うことはできず、扉の割れ目から物を言わざるを得なかった。円四郎は左内をはじめ、多くの者が処刑されたこと、自分は藤田東湖のような諍臣にはなれなかったが、またいつの日か慶喜に仕えるために、生き延びることを誓う。慶喜は部屋の中に座したまま、そのためには酒を控えよ、長寿の秘訣は乾いていることだと答える。その後円四郎とやすは江戸を去って行く。

血洗島では、栄一と千代が睦まじく野良仕事をしていた。そこへすっかり雰囲気が変わり、顔も広くなった長七郎が戻って来るが、すぐに江戸に帰ると言いつつ、江戸の様子を話して聞かせる。江戸はコロリ(コレラ)のせいで攘夷思想が激化しており、その話とは、江戸では大老井伊が悪いことばかりしており、天子様のお言葉も聞かず、自分の気に入らないやつを次々と血祭りにあげていること、今のままじゃ日の本が危ないこと等々であった。

喜作も江戸へ行きたがっていた。しかし父市郎右衛門は、そんなことは百姓に何の関係もねえと栄一を叱り、長七郎のことも、お武家様にでもなったつもりかと批判する。栄一はかつても、身分制度のある幕藩体制に不満げで「承服できない」と漏らしていた。千代は、その言葉は前にも聞いたことがあると言う。しかし農民に対して偉そうにする代官も、要は岡部の殿様の代弁者でしかなく、栄一は身分制度や幕府がおかしいと千代に話し、話し終わると妙にすっきりするのだった。

同じ頃その幕府の将軍家茂と、皇女和宮との婚儀が進められていた、朝廷としてはこれを切り札に、外国嫌いの孝明天皇の意向を重視し、攘夷を実行するように圧力をかけるつもりだった。一方で尊王攘夷を唱える者たちの行為は、外国人への襲撃に代表されるように過激になって行った。さらに、井伊直弼が孝明天皇を彦根城に押し込め、祐宮(さちのみや、後の明治天皇)を即位させるなどという噂も流れていた。また日本の金が海外に流出していることにも不満を漏らしており、水戸藩士の脱藩が相次いでいた。

家茂は自ら直弼の執務室へ赴いて、一旦大老を辞するように言うが、井伊家は常に将軍家の先鋒を務めていると直弼は耳を貸さず、また自分の狂言『鬼ヶ宿』を上演するつもりであると答える。その年の3月3日、水戸には雪が降り、斉昭はまだ幼い子供たちを相手に遊んでやる。同じ日、江戸城に登城する直弼の行列を、水戸浪士たちが待ち構えていた。守りが手薄で防戦が遅れた供の者たちに次々と斬りかかり、やがて駕籠の中の直弼目がけてピストルが火を吹いた。直弼はしばらくして絶命し、この知らせは慶喜の許に届けられた。

この事件を目の当たりにした長七郎が、血洗島にこの一報をもたらし、栄一や喜作をはじめ、男たちは目の色を変えて政治談議をしていた。しかしていと千代は唖然としていた。そして喜作が江戸に行き、長七郎がいる思誠塾に入ることが決まる。栄一は自分も行きたくてたまらず、市郎右衛門に、春の一時だけでいいから江戸に行かせてくれと頼み込む。

水戸では、斉昭が家臣と共に宴を開いていた。その席で少し酔った斉昭は厠へ発ち、少し水気を控えようと独り言を言う。しかし次の瞬間、斉昭は発作を起こして倒れ、そのまま亡くなった。この知らせは慶喜にもたらされたが、謹慎中であり、父の死に顔を見ることさえもかなわなかった。慶喜は自分は親不孝者であると言い、徳信院と共に涙を流す。

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桜田門外の変が起こります。元々は井伊直弼が、家茂擁立に反対する大名を謹慎させたのが始まりでしたが、やがてその末端的存在とも言うべき、橋本左内や吉田松陰までもが処刑されるに至ります。これに憤りを感じた水戸藩士は脱藩し、井伊を襲う計画に出る一方で、長七郎のような尊王攘夷を掲げる者たちは、次々と過激な行動に走るようになります。栄一はそれを聞き、自分も江戸に行ってみたいと思うようになります。栄一自身、百姓であるため軽く見られる身分制度、さらにはそれのおおもととなっている幕府に疑問を抱いていました。

ところで例によって血洗島パートはいいのですが、江戸パートにちょっとおかしな点が見られます。ざっと挙げてみると

  • 橋本左内の捕縛、さらに井伊が目をつけた者の処刑などがあっさりし過ぎ
  • 慶喜が部屋から出て来ず、髭も伸び放題な割に衣紋が崩れていない
  • 慶喜のセリフにやや難あり
  • 和宮の婚儀についてもあっさりし過ぎ
  • 言っては何だが、やはり美香君が側室か侍女に見えてしまう
  • 家茂が直々に直弼のところへ来るのはどうも不自然
  • 狂言『鬼ヶ宿』に乗せる形で桜田門外の変が描かれている。昨年の『麒麟がくる』も能に何らかの意味を込めたと思われるシーンがあったが、こういう描き方は恐らく賛否両論あると思われる


この中で慶喜のセリフと美香君に関しては、キャスティングの問題もあると思います。私としては川栄さんでなく、30代位の女優さんでもよかったかと思うのですが…。草彅さん、元々ちょっとセリフが硬いなと思ったのですが、ああいう状況下で物を言うにしては、体力が衰えていたとも考えられますが、やや声が細いように感じられました。これでどうしても思い出すのが、『西郷どん』のヒー様こと慶喜を演じた松田翔太さんなのですが、寧ろこちらの方が、多少どすが利いた口調で、それはそれで様になったように思えます。


安政の大獄による捕縛があっさりしている件ですが、以前この大河は、朝ドラ風に決まっていると書いたことがあります。朝ドラ風というと、女性主人公の大河の評価に使われることがありますが、この場合は多少事情が異なります。朝ドラは、大河に比べて1つのエピの尺が短い番組の中で物語を展開させることもあり、本来もうちょっと尺を割いていい部分なのに、どこかコンパクトになってしまているという意味です。


また言わでものことですが、水戸藩士の脱藩は藩に迷惑を掛けないためで、栄一が身分制度云々と不満を漏らす幕藩体制の、これもまた一つの側面ではあります。それからコロリの件、これは最初の流行で、まだ仁先生がタイムスリップする前の話ですね。個人的には、こういうのをもう少し詳しく描いてほしいです-無論、それとわかるような描写が、随所に出てくればそれでいいのですが。そして金の流出、これは日本の金が諸外国に比べて安かったためと言われています。この頃は金本位制ですから。そして庶民は、それによる物価高に苦しんだようです。あと徳川斉昭の薨去。これは実際に満月の夜だったそうです。


それと渋沢家の布団、確かに農民ではありますが、『西郷どん』の西郷家よりいい布団ですね。橋本愛さんはこちらの方にも、吉之助の最初の妻の須賀の役で出演しましたが、あの時は嫁入り道具として絹の布団を持って来ていたにもかかわらず、早速質入れしていましたし。しかし農民から見た身分制度と、下級武士から見た身分制度の違いがわかるのは興味深いです。実際、補完的に『西郷どん』も観ています-というか、そろそろまとめの分再開しないといけません。もう1年以上ブランクができていますので。


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[ 2021/04/17 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

三谷大河の問題点その4

まず、『青天を衝け』第9回は明日投稿予定です。

少し前に、所謂三谷大河について書いています。元々三谷氏は、大河では敗者を描きたいと言っていましたが、来年の『鎌倉殿の13人』のみ、敗者と言うよりは寧ろ勝者と言っていい人物が主人公となっています。また過去の作品では、目線を下げるとか、決着をはっきりさせないという方針で脚本を執筆するとも語っていたことがあります。

この場合目線を下げる、たとえば『真田丸』ならいつか誰かが天下を取ったという描き方をせず、当時の武士たちはその日を精一杯生きていたという描き方をするというのは理解できます-ただドラマの方針として、最終的には誰が新しい権力者になるのか、それが明確になった方がわかりやすいというのはあるでしょう。決着云々については、これもドラマの最終回としてはやや微妙と言えなくもありません。

しかしなぜ敗者を描きたいと言っていたのが、ここで修正されたのでしょうか。『真田丸』放送時から、三谷さんは北条を描きたいと話していて、それが実現したともいえますし、NHKも『平清盛』以来、久々の源平物を打ち出したかったとも取れます。前回の主役が敗けた側の平氏なので、今度は源氏→北条氏となったのでしょう。

ただ敗者を描きたいのであれば、その路線を貫いてもよかったのではないかと思います。たとえば南北朝が舞台で、滅びゆく北条氏を描くこともできたはずですし、また昨年の『麒麟がくる』の主人公の明智光秀、これをまかせるという手はなかったのでしょうか。真田信繁同様、光秀もその生涯に於いて不明な部分があり、そこをどのように創作して行くかも期待できたはずです。

そもそも『新選組!』から『真田丸』までが長すぎたと言えます。この間は12年間で、干支が一巡りしてしまっています。たとえばジェームス三木氏の場合、第1作から第2作までが8年間、その後第3作までは5年間でした。これを参考にした場合、2004年の『新選組!』の後、2010年代冒頭に別の作品を持って来て、その後2019年に光秀でもよかったかと思います。

無論三谷さん本人のスケジュール調整などで、おいそれとは行かなかったでしょうし、この時期は隔年で女性主人公大河が作られており、基本的に女性の脚本家であったため、なかなか出番がなかったとも言えます。また戦国が続くというのも、制作側としては若干抵抗があったかも知れません。

それと三谷大河の特徴(来年はやや変更有と思われます)としての敗者の美学は、滅びと再生とはまた違うものです。これも前に書いたように、『新選組!』と『八重の桜』とが違い、また『真田丸』と『真田太平記』(こちらは勝者である信之が主人公なので、その後松代に移るまでが書かれています)が違うように、ひたむきな敗者と、負けという不運に見舞われたものの、その後の時代の地ならしをし、生きて行く人々を描くのとはまた異なります。これが今までの三谷大河の限界といえばまたそう言えるのかもしれません。


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[ 2021/04/16 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』第8回に関して

第8回です。

今回の家康公、井伊の赤備えと共に登場です。赤備えといえば、『真田丸』でも登場していました。高梨内記が、向こうにも赤い甲冑の軍がいると言い、信繁が「あれは井伊だ」と答えて(翌年の大河をPRして)いました。尚こちらは『西郷どん』の、佐野史郎さん演じる井伊直弼ですが、家康公と一緒に登場したのもこの甲冑ですね。
(画像は『西郷どん』公式サイトより)

西郷どん14井伊直弼


この時の井伊の総大将の父親、井伊直政が徳川に尽くしたことから始まり、その子孫で、この時代に大きな影響を与えた井伊直弼と将軍家の跡目争いにに言及。この人物は十四男で家督を継ぐことすら期待されておらず、茶道や歌道、能楽などに明け暮れて、茶歌ポンという渾名をつけられていました。

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栄一は千代に会い、山道で青天に拳を振り上げたことでもやもやが晴れたこと、さらに人は弱い者ばかりでなく強い者もいること、自分はこの世を変えたいといったことを喋り続けた。しかし千代を娶ろうにも、喜作との勝負が先決だった。この試合は接戦となったが、喜作がやや優位ということで、尾高惇忠は喜作の勝ちとし、実戦だったら刺し違えていたと言う。喜作はその場にいた千代に、こいつは大それたことばかり言うので、お前のようなしっかり者の嫁がいい、この先面倒を見てくれと言い、惇忠は2人を祝福する。


一方幕府では、井伊直弼が大老に就任した。安政5(1858)年4月23日のことだった。目付の岩瀬忠震、永井尚志や鵜飼長鋭らは、このような時に、外国を知らない井伊には務まらないと反対するが、老中の久世広周や松平忠固は、将軍が決めたこととその場を去る。慶喜はこの井伊の大老就任を、家柄で言えば妥当と言うものの、平岡円四郎は、諸侯や老中、志士たちまでもが慶喜の将軍就任を望んでいると答える。慶喜は自分には将軍は不向きと考えるものの、円四郎の強い言葉に、将軍になるのもやぶさかでないといった発言をする。


その井伊は、大老であることに重圧を感じ、誰かが自分のことを揶揄しているような悪夢にうなされた。しかし家定の信任を得、さらにその家定から、斉昭が自分の子(慶喜)を将軍にしたがっていること、さらに阿部正弘から蚊帳の外に置かれていたことなどを聞かされ、やがて権力を振りかざすようになる。井伊はまず一橋派を抑え込み、慶喜を世継ぎにするべく建白書を出した川路聖謨や鵜殿を閑職に追いやった。ところが井伊に取っても予想外のことが起こる。下田奉行の井上清直と岩瀬が、日米修好通商条約に調印してしまったのである。


これは朝廷の意向を無視した、完全な違勅だった。しかし2人は井伊の「是非に及ばぬ場合は構わぬ」という言葉に従ったまでと申し開きをし、これを知った斉昭を怒らせてしまう。しかもこのことの報告は、誰かが上洛するわけでもなく、宿継奉書のみだった。慶喜は登城して井伊に会い、井伊も承知したのか、岩瀬たちが勝手にやったことなのかと問いただす。井伊は仕方なくやったことと答えるが、ならば文書のみで報告するべきではない、不敬であると慶喜は井伊を叱る。井伊はひたすら慶喜に謝罪するのみだったが、慶喜も幕府のことを思えばのことだった。


そして世継について、慶喜は紀州の慶福に決まったようだなと言い、少年の割に立派であると慶福を評価した慶喜は、後ろ盾になるように井伊に伝える。また自分は、今後も協力すると言うが、翌日井江戸城で、井伊を待ち受けていた斉昭、水戸藩主慶篤、尾張藩主慶恕(後の慶勝)、松平慶永らに対し、井伊は慶喜も承知したと言って慶福を将軍に推し、ここに慶福を推す南紀派が一橋派に勝利を収めた。その後家定は病を得、病床で、井伊を待ち受ける目的で不時登場をした斉昭、慶永らに処分を下すように命じる。


これが所謂安政の大獄の端緒となった。慶喜にも登城の許可が下りなくなり、ここに井伊の一橋派の粛清が完了する。その後家定は亡くなり、井伊の行動は尊王攘夷派の志士たちを刺激した。江戸にいた長七郎も彼らに感化され、次第に井伊への反感が広まるようになる。その頃血洗島では、栄一と千代の祝言が行われた。喜作の妻よしも婚儀の席に顔を出し、無礼講で宴が続く中、すっかり壮士然とした長七郎は村への道を急いでいた。また将軍の望みがなくなった慶喜は、父の望みをかなえられなかったと、身重の妻美賀君に打ち明ける。


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毎度のことですが、江戸の描写が駆け足過ぎのように思えま。今回はかなり尺を取っていて、そのため栄一よりも慶喜の方が主人公のようでしたが、この時代のこの状況、せめて2回に分けて描けなかったものでしょうか。跡目争いの背景、大奥の関与などをもうちょっと掘り下げてほしかったとも思います。無論どこまで描く範囲を広げるかというのもあるでしょうが、日米修好通商条約には朝廷の反発もありましたし、家定の最期もちょっと呆気なかったです。


そういえば「紀行」で、『おんな城主 直虎』のあの龍潭寺が紹介されていましたね。竜宮小僧は結局どうなったのでしょう。


あと徳川慶福、中の人が同じということで、どうしても「ジルベール」こと航を連想してしまいます。


飲み物-華やかなティーカップと紅茶

[ 2021/04/09 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『きのう何見てた?』と『おかえりモネ』の関連性、そして『鎌倉殿の13人』への期待度の変化について

NHK公式サイトに「きのう何みてた?」という番組レビューがあります。今現在、ここで取り上げられているテーマは、東日本大震災関連(第2回のみ『ここは今から倫理です。』)なのですが、何やらこのタイトル、『きのう何食べた?』を捩ったように見えます。

似たようなことを今まで何度か書いてはいますが、震災の被災地の1つである宮城県を舞台にした、『おかえりモネ』の脚本が安達奈緒子さんで、ケンジこと内野聖陽さんと、シロさんの西島秀俊さんが出演というのもやはり関係しているのでしょうか。さらに『青天を衝け』の徳川家茂がジルベールこと井上航で、『鎌倉殿の13人』の三浦義村が大ちゃんこと小日向大策でもありますし。

きのう何みてた?〜NHK番組レビュー〜
(NHK ONLINE)

ところでその『鎌倉殿の13人』、二次キャストがそろそろ発表かと思われます。草刈正雄さんは今回も出演でしょうか。もし出演するとしたら、誰の役なのでしょう。

しかし思うのですが、『青天を衝け』の、徳川家康が出て来て解説をするところなどは、三谷大河にも出て来そうなシーンであるだけに、何か先を越されたようにも見えてしまいます。無論『鎌倉殿』の方も色々とアイデアを練ってはいると思いますし、意表を突いた展開をしてはくるのでしょうが…今までのところ、『青天を衝け』の特に血洗島パートが面白い分、『鎌倉殿』への期待感が、数か月前と比較していくらか変化しつつあります。その意味で、前の2作品-初めての三谷作品という期待感の『新選組!』、『花燃ゆ』の後だからという期待感の『真田丸』-の時とは、ちょっと違って来ていますね。


飲み物-コーヒーとチョコレート
[ 2021/04/07 00:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)

大河ドラマ雑考-51(戦国大河の低迷と今年のアンコール放送)

それとこれも先日書いた、戦国大河の低迷についての続きです。特に2000年代に入ってからは、男性主人公を泥臭く描く作品よりも、夫婦大河の方が視聴率が高いというのは前にも書きました。どちらかと言えば奥さんが旦那さんの背中を推し、内助の功という形で物語を展開した方が、好感を持たれるのかも知れません。またこの場合の男性主人公は、側室を持たなかったとされる人が多く選ばれています。その方が話を作りやすいのでしょう。
無論王道的な大河であっても夫婦関係は描かれるのですが、それがさらに強くなっていったというところでしょうか。特に『利家とまつ』、『功名が辻』そして『天地人』には何かしら似たものがありますが、その中でも『天地人』はちょっと異色過ぎたようです。それとは別に、戦国というのは幕末と違って色々創作を入れられる時代でもあり、それもまた多くの作品制作に踏み切った一因と言えるでしょう。もちろん原作がある場合、その原作自体に既に創作が入ってはいますが。

その戦国大河にもう一つ関することとして、今月から日曜日早朝の大河アンコール放送(BSプレミアム)では、『黄金の日日』をやっています。しかし今年の大河は幕末であり、なぜ戦国?とつい考えてしまいます。時代的に似たような背景なら、本来は『徳川慶喜』辺りの方がふさわしいでしょう。恐らくは今年の主人公が武士でなく農民であり、後に実業家になる人物であることから、敢えてこの作品を選んだとも考えられます。
本放送とアンコールの時代が異なるのは意外と多く、たとえば『西郷どん』の時は『軍師官兵衛』でしたし、『いだてん』放送時も『葵 徳川三代』、『麒麟がくる』の時も『太平記』でした-尤もこの場合は脚本家つながりともいえます。ただ武士でないところは共通していますが、やはり戦国から江戸時代初期と、幕末から近代という2つの時期はかなり異なる点があり、必ずしも共通点を見出せるとは言えないかも知れません。また、この『黄金の日日』もかなり創作は入っていそうです。

ところで『青天を衝け』はツイッターとインスタが開設されていますが、インスタの方はかなりの画像がアップされています。家康公と幕末期の子供のツーショットもあったりでなかなか楽しめます。インスタによる展開はいつからかはわかりませんが、『真田丸』の頃はまだフェイスブックだったように記憶しています。
それにしても思うのが、『麒麟がくる』のインスタの画像の少なさです。全部で20点ほどしかなく、しかも収録の合間を縫っての様々なショットがあまりアップされていませんでした。半分ほどがクランクアップや出演者の誕生日関係にとどまており、本編の展開のみならず、こちらにもちょっと興を削がれました。休止の影響もあったのでしょう。しかしせっかくアカウントを作っている以上、もう少しどうにかならなかったのでしょうか。

飲み物-パブのビール2
[ 2021/04/06 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『青天を衝け』第7回に関して

『青天を衝け』第7回です。今回の徳川家康公は、江戸の文化、武士や豪農が嗜んでいた漢詩についての説明で、その後、尾高惇忠が詩を朗読するシーンに切り替わります。

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尾高家の長七郎が江戸へ武者修行に旅立った。兄惇忠は弟の送別に漢詩を朗読する。その後栄一は、惇忠に喜作が、親が縁談を決めていることを話す。栄一が聞き耳を立てていると、喜作はその縁談に乗り気でなく、千代を欲しいと口にしていた。栄一は喜作を褒めつつも、軽薄なところがあると言い、最終的に2人は取っ組み合いになってしまう。

江戸では、老中首座阿部正弘が急逝した。開国後の困難な問題は山積されたままだった。幕臣川路聖謨は平岡円四郎の長屋を訪ねてそのことを話す。代わって老中首座となったのは、開国派の堀田正睦だった。円四郎は国を開くとなれば、誰が将軍になるかも大事であると言うが、慶喜にその気はなかった。しかも慶喜の父斉昭は朝廷に幕府を非難する建白書を送り、幕府に対して高圧的な態度に出る。

しかしその斉昭も、自分の引き際はわきまえているようだった。慶喜は斉昭の建白書により、京が騒がしくなっていると父に伝える。さらに、京へはもう文を送らないように諫め、斉昭はそれを呑む。

慶喜は「この国は変わろうとしている」という阿部の言葉を思い出していた。そこへ美賀君が現れ、将軍になるつもりはないのかと尋ねる。自分には一橋家でさえ荷が重い、天下を取ったりすれば公儀滅亡だと言う慶喜に、彼女は「それは建前であらしゃりますな」と鋭い言葉を放つ。

栄一の姉、なかが嫁ぐ日が来た。その時栄一は、千代が喜作と一緒になるという噂を耳にする。村の神社へ参った千代は、獅子舞を観ている内に幼い日の光景ががよみがえる。栄一は野良仕事の帰りに千代の家を訪ね、喜作と一緒になるのかと訊く。千代は、自分は家に金がないから、商人に嫁ぐと思っていたが、でも喜作なら安心だ、栄一の近くにもいられると答える。栄一は家に戻るが、その後姿を千代の弟の平九郎が見送り、千代は何か寂しげだった。

松平慶永は慶喜の将軍就任を望んでいた。円四郎が考えた文章を橋本左内がまとめ、次期将軍に関する建白書として幕府に提出された。しかし家定はそれを理解できず、慶喜のような年寄りを養子になど要らぬと言う。慶喜は異人(アメリカ総領事ハリス)に謁見することになっており、これには家定も安堵したようだったが、乳母の歌橋が「異人に会って恥ずかしくないお方」と口にしたため、慶喜への対抗意識をあらわにし、さらに斉昭が慶喜の将軍就任を画策していると聞いて、自分が会うと言い出す。

ハルリス(ハリス)は駕籠に乗り、江戸城へ向かっていた。それを見た真田範之助は長七郎と共に、宇都宮藩の儒者である大橋訥庵の思誠塾へ行く。そこでは過激なまでの攘夷思想が教えられ、長州や薩摩、水戸の藩士がたむろしていた。長七郎が百姓であることを知った彼らは真剣を抜き、その相手に長七郎は木刀で向かうが、その姿勢を訥庵にほめられる。

栄一はまた藍売りの旅に出ることになった。今度は惇忠と一緒で、詩や書を楽しめそうだった。そこに長七郎からの手紙がくる。江戸では尊王攘夷思想が盛んであることに加え、栄一と千代が結婚すると思っていたとも書かれており、さらに、お前の志は何であるかとも付け加えられていた。また栄一は父市郎右衛門から、旅姿が風流人のようだと言われ父は、詩や書にかまけず、商いを忘れないようにと念を押される。

道中栄一は詩をしたためていた。山を登る様子、岩肌、峰をよじ登るのも谷を歩くのも道が険しくなる様子、その中で青天を衝く思いで腕まくりをし、白雲を突き抜けるほどの勢いで進む。

山頂で栄一は、青空に向けてこぶしを突き出して見せた。これで心のもやもやしが晴れた栄一は、帰るなり駆け出して行って、神社に参っていた千代に会い、こう切り出す。

「お千代、俺は…俺は、お前がほしい」

その頃江戸城の茶会で家定は、松平慶永が大老になるのではという噂を聞くが、家定は慶永を嫌っていた。その時近づいてて来た男がいる。それは、彦根藩主井伊直弼だった。家定は、手作りの菓子を井伊に振舞う。

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千代と結婚したい栄一ですが、喜作に取られそうで気が気ではありません。千代自身に会ってそのことを聞き出しますが、千代も今一つ、その気にはなれないようです。本当は栄一が自分を嫁にほしいと言ってくれる、その時を待っているようにも取れます。その後藍玉売りで登山をした栄一は、青天にこぶしを振り上げ、この時の様子を詩にします。最早栄一に迷いはなく、家に戻るなり千代に会いに行き、自分の嫁になってくれと言い出します。この辺りも、なかなか血の気が多い栄一らしいと言えます。

一方で江戸ですが、慶喜を将軍にという勢力が動き出していました。慶喜は自分にはその気はなく、この一橋家でさえ重荷であると言いますが、正室の美賀君は、慶喜の本心を見抜いていたようです。また家定は慶喜をライバル視し、ついに自分がハルリスに会うと言い出します。家定は松平慶永嫌いでもあり、それを好機と井伊直弼が近づいてきます。ところでこの井伊のシーンなのですが、あれはちょっとないのではないかと。

あと正直言って美香君や篤君(篤姫)より、千代の方が凛として気品があって、お姫様らしく見えるのですが…特に篤姫は、『西郷どん』の北川景子さんのイメージが強いせいかも知れません。上白石さんは西郷従道の奥さんでしたね。

慶喜が自分が将軍になると幕府を潰すと言った件、結果的にはそうなりました。それと過激な行動に出ていた斉昭、烈公と言われた人物だけに、これもむべなるかなと思われますが、最終的には慶喜に諭されたようです。そして江戸でも、かなり過激な思想が徐々に広まりつつありました。

この大河では、戊午の密勅は出て来るのでしょうか。孝明天皇の密勅で、幕府より水戸藩に先に届けられたため、安政の大獄の厳しさに拍車がかかったと言われ、また幕末の水戸藩の混乱を招く遠因となりました。しかし江戸パート、平岡円四郎や幕臣の一部の描き方はそう悪くはないのですが、時代背景に関して、もう少し尺を取って描いてほしくはありますね。


飲み物ーアイスカフェオレ
[ 2021/04/03 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

モラトリアムとしての大河ドラマ

『青天を衝け』第7回に関しての投稿は、次回を予定していますので、悪しからずご了承ください。

ところで『麒麟がくる』の公式サイトは3月31日を以て閉鎖されたようです。尤もこれは『麒麟がくる』のみの特例で、通常は放送終了後の翌月、つまり翌年1月末日を以て閉鎖となります。しかしいつも思うのですが、NHKはあれだけ大河に関して大騒ぎというか、大々的にPRをする割には、放送が終わると早々とサイトを閉じてしまいます。

これは朝ドラも同じですが、看板番組と考えているのであれば、せめて1年ほど置いていいのではないでしょうか。無論コンテンツや画像も多く、サーバの負担になり兼ねないというデメリットもあるのでしょうが、どうも大河の位置づけが中途半端に感じられるのは、こういう点にも原因がありそうです。

同時に、大河がモラトリアム化している印象を受ける所以でもあります。確かにここ10年ほどであっても、面白い作品もありましたし、始まった翌月に視聴を止めた物もあります。しかも大河とはこれこれこういうもので、このような層を対象にしているという明確な方針があるようには見えません。やはり今まで続いてきたからといった、前例踏襲的な印象を少なからず与えます。

受信料で制作している以上、本来はきちんとした方針を打ち出すべきでしょうし、ならば先日の投稿でも触れたように、もうそろそろ大河そのものを終わらせてもいいとさえ思います。こういうことを言うとNHKは反発するでしょうが、なぜ大河を続けるかの明確な理由もなく、次なる手段も打ち出せていないために、現状維持を続けざるを得ない、つまるところそう結論せざるを得ないからです。

飲み物-アイスコーヒー
[ 2021/04/02 01:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『武将ジャパン』と今年の大河 続きのまた続き

『武将ジャパン』についての続きのそのまた続きです(本当は先日で終わるはずだったのですが、追加したいと思ったので)。尚本題に入る前に、大河関係の投稿でやや意味が通りにくいと思われる個所、あるいは、同じような表現の箇所を一部修正していることをお断りしておきます。

このコラム、こういうことも書かれています。

現実逃避。何もしなくともホイホイえっちな展開が起こるところが一致している。あくまで推察ですが、なろう系愛読者層と年齢層が重なるのでは?

一般社会では相手にされない大人が、子供の遊び場に乱入して俺TUEEEEをしているみたい。

で、主人公補正だ何だと書かれているのですが、それを言うならすべての大河がそうですし、『真田丸』も『麒麟がくる』もかなり主人公補正をしていると思います。この後で、先日も触れた『麒麟がくる』の麒麟=仁政がこれにはないなどと書かれています。つまり仁政のような高邁な理想が、この大河にはないと言いたいのでしょうね。しかし実際は、自分が嫌いだと決めつけた大河だから、主人公が何かにつけて褒められるのが気に入らない、そういうところなのでしょう。それにしても、文章が下卑ているなと感じるのは私だけでしょうか。

あとその前のページで

そうそう、「尊王攘夷」って中国由来なんですね。

などとありますが、何だか今更感があります。元々は周王朝の天子を尊ぶ意味の言葉ですね。

それから先日も触れましたが、武者さんは自分は諫議大夫的存在であり、ダメ出しをしないと大河が消えてしまう、それでは多くの人が困るなどと書いています、しかし私は、大河は終わる時が来たら終わっていいかと思います。それを決めるのはNHKのトップですし、視聴者の声もいくらか後押しをする可能性はあるでしょう。ちょっと続き過ぎたのは事実です。無論発展的解消でもいいでしょう。

大河がなくなって一番困るのは、武者さんをはじめ、大河で生計を立てている人たちだと思います。しかしその割には、作品に対する建設的な意見があまり見られません。大河のためを思って言っているのですよとご本人は言いたいのでしょうが、肝心の作品をけなすかほめるかどちらかしかないのでは、本当の意味で大河のためになってはいないでしょう。

それと武者さんの『麒麟がくる』に対する評価、すべてではありませんが、ネット上某所でいくらか情報を得たことをお断りしておきます。(以前、その関連情報を投稿したことがあります)

飲み物-白いカップの紅茶

[ 2021/03/30 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『武将ジャパン』と今年の大河 続き

『武将ジャパン』の、『青天を衝け』第6回のレビューに関しての第2弾です。

木刀で殴り合う道場破りは恐ろしいものがありました。

から始まり、危険だから竹刀が発明されただの、あんな殺人じみた稽古を放送して問題はないのかだの。それでは、戦国大河の戦闘シーンなど、皆アウトになるのではないでしょうか。

そもそも、木刀を使う剣道の稽古というものは存在します。ですからこの場合特に問題はありません。そして当然ですが、指導の人がちゃんと付いていますよね。あと長七郎の前髪についても言及していますが、そこまで髪が邪魔になるようには見えませんでした。

そして美賀君が短刀を振り回すシーン、

あんな短刀の持ち方では相手は死なない。殺意がない。狂言見え見えでどうしたものでしょう。

などと書かれていますが、美賀君はこのシーンで、人を殺すなどとは一言も言っていません。慶喜か徳信院か、あるいはその両者への恨みがあるのはわかりますが。あとあのシーンでの短刀を逆手に持つ方法、人を狙うのは難しいのですが、組み伏せた相手を突くのにはああいう持ち方が有利です(その方が殺傷能力も高いです)。『はたらく細胞』の白血球(好中球)が、ダガーをあんな感じで持っていたと思います。

あとハリスの牛乳に関するセリフ、ここでも出て来ています。先日書いたように、徳川斉昭が牛乳を飲んでいたというエピソードに引っ掛けたという可能性もあるでしょう。なのにそういう考察もなく、

船から降りた直後に牛乳を飲みたいと思います?
(中略)
船に揺られたショックがまだ残っていて、気持ち悪くなりかねません。

だそうですが、ハリスはそこまで気持ちが悪そうでもありませんでした。これとの比較なのでしょうか、成田に降り立ったアメリカのビジネスマンが、ミルクを飲みたいなどと言うかといった意味のことが書かれていますが、その当時と今では事情が違い過ぎて比較にならないでしょう。日本で食料が確保できるかと訊きたかったのかも知れません。

そしてここで『西郷どん』を引き合いに出して、

「人と人が出会わないと歴史イベントが盛り上がらない」という思考に陥っている
映像にしない部分を如何に表現するか-という視点が肝要になる

とあります。しかし武者さんの好きな『麒麟がくる』にしても、『おんな城主 直虎』にしても、人と人が会ってばかりだったし、余談ですが、この2作品の奇妙な点として、無位無官の人物が将軍なり大名なりに差しで会ったりしているのですが、こういう点はおかしいとは思わないのでしょうか。

それから

お国言葉は必須

とのことで、美賀君は京都の言葉でないと不自然とありますが、この当時の大河で将軍家や御三卿の家へ入った奥方は、割と普通の言葉を使っているようです。また篤君(篤姫)も島津斉彬の養女ではありますが、それ以前に近衛家の養女としての輿入れである以上、薩摩弁丸出しというのはちょっと不可解です。

ちなみにこの美賀君もこの当時は延君と呼ばれており、関白一条忠香の養女でした。あと美賀君が慶喜より年上ということが、これから理解できたかなどともありますが、それがこのドラマ的にどれほど重要なのでしょうか。その説明がまるでありません。

さらに

『麒麟がくる』は最初から普通の言葉で一貫していた、でも栄一たちは訛っているのに京の公家出身者が京言葉を使っていない

これも戦国物は最初から普通の言葉でやり、幕末の諸藩の藩士や農民は方言を使うのが当たり前になっているからなのですけどね。
そして栄一はステータスが低い、徳川家定はオヤツむしゃむしゃでステータスが低い(『西郷どん』の慶福=家茂にも同じようなことを言っていました)、麒麟には仁政があったなどなど。何のことはない、『麒麟』に比べると『青天』は駄作だという印象を植え付けたくて、必死になっているようにしか見えません。こういうのを大河レビューと呼ぶべきなのでしょうか。

その次のページ、

栄一は武士と百姓の中間層である

とのことですが、その当時の身分制度は士農工商であり、いくら豪農でも栄一は百姓です。だからこそ、御用金を払った時に、言いようのない空しさを覚えたわけでしょう。そしてその次はと言えば、『三国志~趙雲伝~』との比較とか、果ては、自分の役割は中国の諫議大夫(天子を諫める役)であるとか何とか。
要はNHK大河にダメ出しをする人物が必要だ、自分はそうであると言いたいのでしょうが、ならば昨年の大河についても、ダメ出しをするべきところはきちんとしていただきたいものです。嫌いな作品でのダメ出しなど、小学生にでもできるでしょう。

しかしそんなに中国が好きならば、中国ドラマのレビューでもなさった方がいいのではないでしょうか。相変わらず『ゲーム・オブ・スローンズ』の話も出て来ますし。それにしても文章、特になぜここでこれなのかと言うのがわかりづらく、○○の裏にでも書いてほしいと思うほどです。つまるところ、この大河が何を言いたいかというのを理解しようともせず、批判らしきことを言い、他の大河だの外国物だのと比較するだけの姿勢が、またも証明されたようです。


飲み物-ランプと水とウイスキー



[ 2021/03/29 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)

『武将ジャパン』と今年の大河

『麒麟がくる』第1回放送後以来、アクセスしていなかった『武将ジャパン』を、久々に覗いてみました。特に行ってみたいとも思っていなかったのですが、『青天を衝け』に関しては昨年からよく言われておらず、どのようになっているのだろうと直近回(第6回)の分だけ見てみたところ、やはり批判的な言葉が並んでいました。ただ『西郷どん』の頃に比べるとやや元気がない印象も受けました。

元々このコラム的には、
舞台が東日本である
徳川方である
ということで、所謂西国雄藩とは違い、いくらか共感する部分もあるはずなのですが、どうも水戸の尊王攘夷思想がお気に召さないようです。加えて栄一の描写にも批判的です。そもそも
「最初に批判ありき」
的なところが強いため、何を見ても批判になってしまう。以前からそうですが、その傾向がかなり強くなっていますね。

いくつかピックアップしてみます。

『花燃ゆ』では大奥と言いつつ、なんちゃって大奥となるパートがありましたが、こちらは本物です。

まず、直近の幕末大河は『花燃ゆ』ではなくて『西郷どん』であり、この大河にはちゃんと本物の大奥が出て来ます。好き嫌いにかかわらず、そちらと本来は比較するべきだと思うのですが。それと『花燃ゆ』の萩城の「大奥」、外様大名であっても大奥と呼ぶケースもあったらしいので、全くの間違いとは言えないようです。
しかし男性主人公で幕末が舞台なら、やはり比較するべきは
『龍馬伝』
『西郷どん』
になるのではないでしょうか。尤もこのコラムは、放送から10年以上経った大河は参考にしないらしいので、『龍馬伝』は使えませんが。しかしそれだと、何かにつけて引き合いに出している『八重の桜』(女性大河の中では一番好きです)も、そろそろ使えなくなるかとは思います。

それから下田でハリスが牛乳を所望した件で

乳製品に馴染みのない幕末を表現したのか

とありますが、徳川斉昭は乳牛を飼育し、牛乳を飲んでいたという説もありますので、それに引っ掛けたのではないでしょうか。

その後の部分で『麒麟がくる』関連の記述。足利義輝は暴虎馮河(血気にはやって無謀なことをするというたとえ)という言葉を使ったという出だしで、

水戸学は皇国史観の源流で、取扱注意です。

などと書かれていますが、別に水戸学の何たるかを出す程度なら構わないと思うのですが。そもそも幕末という時代とも深く関わっていますし。そして

松平春嶽をドジっ子みたいにするそうで、歴史への敬愛が感じられません。なぜ大河でそんなことをするのでしょうか。

これも不満のようですが、ならば武者さんが持ち上げていた『麒麟がくる』の光秀のパシリ的描写は何だったのでしょうか。何かこの文章、ブーメランに見えて仕方ありません。

そして

「女性ファンはイケメンの裸とラブコメがあればバク釣りですよwww」とか思ってませんか?

武者さんが『いだてん』を持ち上げていた頃もイケメンの裸はあったかと思うのですが、それに関しては如何。無論あの中にもラブコメと思しきものはありましたし、『麒麟がくる』も然りでしょう。美濃へ向かう途中の駒とのシーンなども、かなりそれに近かったのではないでしょうかね。
(この項続く)

飲み物-タンブラーの白ビール

[ 2021/03/28 01:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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